JP3494600B2 - 容器口部の欠陥検査装置 - Google Patents

容器口部の欠陥検査装置

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JP3494600B2 JP28795499A JP28795499A JP3494600B2 JP 3494600 B2 JP3494600 B2 JP 3494600B2 JP 28795499 A JP28795499 A JP 28795499A JP 28795499 A JP28795499 A JP 28795499A JP 3494600 B2 JP3494600 B2 JP 3494600B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の口部を光学
的方法で検査する容器口部の欠陥検査装置に関し、特に
容器の本体部が変形した容器の口部を光学的方法で検査
する容器口部の欠陥検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】容器を製造する際に、容器の口部にビ
リ、変形、出不良、泡、カケ、キズ等の欠陥が生ずるこ
とがあり、この品質不良品を早期に除去するために、製
造ライン内の搬送コンベアに欠陥検査装置を設置して、
搬送コンベア上を搬送される容器の口部を光学的に検査
する方法が採られている。同様に、一度使用された容器
に液体を再度充填する際にも、容器の口部における前記
したビリ、変形、出不良、泡、カケ、キズ等の欠陥の検
査が行われる。例えば、製造ラインに設置される容器、
具体的には壜口部の欠陥検査装置に関して、特許公報第
2759231号公報などに記載されている技術があ
る。
【0003】図13は、このような壜口部の欠陥検査装
置の一例を示す要部平面図であり、欠陥検査装置は、ガ
ラス壜Bを矢印F方向に搬送するベルトコンベア型式の
搬送コンベアCの一方の側に設置される。前記欠陥検査
装置は、搬送コンベアC上のガラス壜Bを取り出して壜
検査位置Pに送り、壜検査位置P上で回転させながら、
投光器と受光器を有する検査治具ヘッド10でガラス壜
Bの口部を光学的に検査し、検査の済んだガラス壜Bを
再び搬送コンベアC上に戻す装置である。
【0004】この欠陥検査装置の主要部の構造と、搬送
コンベアC上のガラス壜Bの流れを簡単に説明すると、
搬送コンベアCは図13において矢印F方向に走行し、
ガラス壜Bは搬送コンベアCの両側に設けられたガイド
板1に案内されながら同方向に搬送されるが、ガラス壜
Bは、次に述べるインフィードホイール2に当たって、
搬送コンベアC上に1列に配列された状態となる。
【0005】前記インフィードホイール2は、回転軸3
を回転中心として図13において反時計方向に回転し、
外周に設けられた複数の壜収容凹部4に、搬送コンベア
C上のガラス壜Bが先頭から順番に1個づつ収容され
る。また、インフィードホイール2の外側には、ガイド
板1に接続する湾曲ガイド板5が設けられ、ガラス壜B
が壜収容凹部4から脱落することを防止している。そし
て、壜収容凹部4に収容されたガラス壜Bは次に述べる
スターホイール6に移載される。
【0006】スターホイール6は回転軸7を回転中心と
して図13において時計方向に間欠回転し、外周面を複
数に等分する位置に設けられた壜収容凹部8がインフィ
ードホイール2の壜収容凹部4と相対したときに、壜収
容凹部4内のガラス壜Bが壜収容凹部8に移載される。
なお、前記スターホイール6は、図示しないが、ベル
ト、電磁クラッチ、減速機構、回転軸等を介して、間欠
回転するように構成されている。
【0007】また、このスターホイール6の外側には、
ガラス壜Bが壜収容凹部8から脱落するのを防止する湾
曲ガイド板9が設けられ、壜収容凹部8に収容されたガ
ラス壜Bが壜検査位置Pに間欠的に停止したときに、壜
収容凹部8に収容されたガラス壜Bの底面はターンテー
ブル(図示しない)に載置され、ガラス壜Bがターンテ
ーブルと一体となって回転するとき、ガラス壜Bの上方
にある検査治具ヘッド10により光学的に検査される。
【0008】この検査治具ヘッド10には、ガラス壜B
の口部を照射する複数の投光器と、口部で反射した光を
受ける複数の受光器とを有し、受光器の検知データは演
算・処理装置(図示しない)によって演算処理され、ガ
ラス壜Bの口部にビリ等の欠陥が有るかどうかが判断さ
れ、ガラス壜Bの良否が判定される。そして、検査され
たガラス壜Bは壜収容凹部8に収容されたまま間欠回転
して、テイクアウトホイール11の壜収容凹部12に移
載される。
【0009】また、テイクアウトホイール11は支軸1
3を回転中心として反時計方向に回動し、テイクアウト
ホイール11の壜収容凹部12がスターホイール6の壜
収容凹部8と相対したときに、壜収容凹部8のガラス壜
Bがテイクアウトホイール11に移載される。なお、こ
のテイクアウトホイール11の外側には、ガラス壜Bの
移載方向に案内する湾曲ガイド板14が設けられる。以
上のようにして、搬送コンベアC上を走行中のガラス壜
Bは、途中でスターホイール6に移載されて壜検査位置
Pで検査された後に、再び搬送コンベアCに戻され、搬
送コンベアC上を走行する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の壜口
部の欠陥検査装置は、ガラス壜の本体部の断面形状が円
形のものを検査対象とし、ガラス壜の本体部の断面形状
が円形以外のガラス壜の口部の検査を行うことができな
かった。即ち、インフィードホイールの壜収容凹部、ス
ターホイールの壜収容凹部、テイクアウトホイールの壜
収容凹部は、略半円形状を有しているため、検査される
ガラス壜の本体部が、例えば化粧品のガラス壜のように
楕円形状等の変形したガラス壜を、搬送することができ
ないという技術的課題があった。
【0011】また、従来の欠陥検査装置は、スターホイ
ールの壜収容凹部にガラス壜を収容した状態で、ターン
テーブル(図示しない)を回転させることにより、ガラ
ス壜を回転させ、ガラス壜の上方にある検査治具ヘッド
によって口部を光学的に検査するように構成されてい
る。したがって、従来の欠陥検査装置にあっては、スタ
ーホイールの壜収容凹部に収容した状態において、前記
したような本体部が変形したガラス壜を回転させること
はできず、そのため口部の検査を行うことができないと
いう技術的課題があった。
【0012】本発明はかかる技術的課題を解決すること
を目的とし、本体部が変形した容器を、搬送コンベアか
ら検査位置まで搬送でき、かつ前記容器を回転させるこ
とができ、その容器口部の検査を行うことができる容器
口部の欠陥検査装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、容器の口部を光学的方法で検査する容器口部の欠陥
検査装置において、架台と、該架台に設けられ、間欠回
動することによって、前記搬送コンベア上の容器を収容
して、円弧状搬送路に沿って間欠移動させる容器移動手
段と、容器移動手段の回転板に所定の間隔をもって配置
された容器を把持する把持機構とを備え、前記把持機構
は、容器を把持する一対の把持部と、前記一対の把持部
を開閉する開閉手段とから構成され、前記把持部は、容
器と共に回転する内輪部と、内輪部を回転可能に保持す
ると共に容器移動手段に対して固定状態におかれる外輪
部とから構成されていることを特徴とする。
【0014】このように構成されているため、本体部が
変形した容器は、一対の把持部が閉じることにより把持
される。しかも、前記一対の把持部を構成する内輪部は
外輪部によって回転可能に保持されているため、例え、
容器の本体部が変形した容器であっても回転させること
ができ、容器口部の検査を行うことができる。
【0015】ここで、前記内輪部の内側に容器を把持す
る接触部が設けられ、前記接触部には、把持する容器の
本体部の外形形状に対応した凹部が形成されていること
が望ましい。このように容器外形形状に対応した凹部が
形成された接触部が設けられているため、本体部が変形
した容器をしっかりと把持することができる。また、容
器を把持する位置がずれたとしても、容器は前記凹部に
倣いながら移動し、容器の正規な位置を把持することが
できる。好ましくは、前記接触部には、把持する容器の
本体部と当接する突起部が形成されていることが望まし
い。
【0016】また、前記内輪部と外輪部との間に、内輪
部を外輪部に対して回転可能になす樹脂軸受け部材が設
けられていることが望ましい。また、前記内輪部と外輪
部との間に、内輪部を外輪部に対して回転可能になすベ
アリング部材が設けられていることが望ましい。
【0017】更に、前記外輪部に対する内輪部の回転を
阻止するロック手段が設けられ、少なくとも検査位置に
おいて、前記ロック手段が解除され、内輪部が外輪部に
対して回転可能状態におかれることが望ましい。このよ
うに、前記内輪部を外輪部に対して固定するロック手段
が設けられているため、内輪部を一定の位置に固定する
ことができる。その結果、接触部の凹部を容器の搬入方
向と一致させることができ、容器を支障なく収容、把持
することができる。また検査が終了した変形した容器を
搬出コンベアに対して、一定方向に向けて搬出すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施形態を図1乃至
図9に基づいて説明する。なお、図1は本発明の容器口
部の欠陥検査装置をコンベアの上流側から見た側面図で
あり、図2は図1の平面図である。また、図3は容器導
入ユニットの上部を示す一部破断側面図である。図4は
容器移動手段、把持機構の側面図であり、図5は容器移
動手段、把持機構の平面図である。図6は、把持機構が
開いた状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図であり、図7は把持機構が閉じた状態を示す図
であって、(a)は本体部背面図、(b)は平面図であ
る。図8は容器検査位置における動作を示す一部破断側
面図である。図9は容器口部の欠陥検査装置の要部を示
す側面図である。
【0019】容器口部の欠陥検査装置Aは、容器導入ユ
ニットA1と容器検査ユニットA2との2つのユニット
により構成される(図1参照)。搬送コンベアCの構造
は、図1に示すように、水平方向に伸びるコンベアフレ
ーム20の下面に適当な間隔で脚部(図示しない)が垂
下され、脚部の下端が床面Gに固定され、コンベアフレ
ーム20の上層部には長手方向に沿ってローラ(図示し
ない)が配列して設けられ、ローラにはコンベアベルト
21が走行可能に巻回される。容器口部の欠陥検査装置
Aは、コンベアフレーム20の脚部に干渉しない位置に
据え付けられる。
【0020】容器導入ユニットA1の最下部を構成する
架台22の下面にキャスタ23とジャッキ24aが設け
られ、ジャッキ24aの先端を床面Gよりも高くしたと
きには、キャスタ23が床面Gに接触し、容器導入ユニ
ットA1が搬送可能になる。容器導入ユニットA1を設
置位置に位置決めした後に、ジャッキ24aの先端を床
面Gに押しつけると、キャスタ23が床面Gより離れて
容器導入ユニットA1が移動不能になる。
【0021】架台22が設置される位置は、図1に示す
ように、搬送コンベアCの一側(図1において左側)か
ら搬送コンベアCの下方を占める範囲であり、架台22
の上面には、搬送コンベアCに干渉しない幅を有するベ
ッド25が固着されている。またこのベッド25の上面
には、コラム26が立設され、コラム26の側面に支持
アーム27の一端がねじ28で締着され、支持アーム2
5の他端の下面には2条のガイド部材29が垂設され
る。このガイド部材29は、搬送コンベアC上を搬送さ
れるガラス壜Bを一列に整列するように搬送案内するも
のである。
【0022】前記ベッド25の上面に立設されたガイド
バー31の上端部には、水平方向に突出する支持腕30
が固着されている。また、前記ガイドバー31に平行な
ねじ軸32は、上端部と下端部に円柱状の軸部を有し、
上端部の軸部および下端部の軸部は支持腕30およびベ
ッド25に回転可能に支承されている。そしてまた、支
持腕30よりも上にあるねじ軸32の上端にハンドル3
3が固着される。
【0023】ガイドバー31に沿って昇降可能な昇降ヘ
ッド34には、ねじ軸32の雄ねじに螺合するナット3
5が設けられる。従って、ハンドル33を回動操作する
と、昇降ヘッド34がガイドバー30に沿って昇降し、
次に述べる容器移動手段60の高さを調整することがで
きる。
【0024】また、昇降ヘッド34に固着されたモータ
37の出力軸には、カプリング38を介して回転検出機
構39が設けられた軸の一端部が接続され、また回転検
出機構39が設けられた軸39aの他端部には、ロータ
リージョイント56を介して、容器移動手段60が着脱
自在に装着される(図3、図4参照)。即ち、容器移動
手段60は、モータ37によりベルト等を介することな
く、いわゆるデイレクト駆動されるように構成されてい
る。また前記モ−タ37は、回転検出機構39から得ら
れた回転角度デ−タによって、サ−ボコントロ−ルさ
れ、所定の角度で回転が停止するように構成されてい
る。更に、前記ロータリージョイント56は、後に詳し
く述べる容器移動手段60に設けられた容器把持機構の
開閉を行う空気の導入、排出を行うエアー配管が接続さ
れている。なお、前記回転検出機構39として、一般的
なロ−タリ−エンコ−ダ等を用いることができる。
【0025】このように昇降ヘッド34に固着されたモ
ータ37にダイレクト駆動可能に容器移動手段60が取
り付けられているため、昇降ヘッド34を上下動させる
ことにより、容器移動手段60の高さを調整することが
できる。その結果、検査不要な場合には前記容器移動手
段60を上昇させ、容器Bを検査することなく検査装置
を通過させることができる。また、前記容器移動手段6
0を上下動させることによって、容器Bの最適的位置に
容器移動手段60を配置することができる。更に、容器
Bのサイズ変更に伴って、後に述する把持機構63の変
更の際にも、前記容器移動手段60を上下動させること
によって、その交換作業を容易に行うことができる。
【0026】また、容器移動手段60が、サ−ボコント
ロ−ルされるモ−タによってダイレクトに駆動されるた
め、容器移動手段(回転板62)の回転停止の位置精度
の向上が図られ、検査を円滑に行うことができる。ま
た、従来の欠陥検査装置のような、ベルト、電磁クラッ
チの機構部材を設ける必要がないため、欠陥検査装置全
体が大型化することなく、また重量が増大することもな
い。
【0027】容器移動手段60は、図4に示すように、
回転検出機構39が設けられた軸39aの先端のフラン
ジ39bにねじ39c止めされるボス部61と、前記ボ
ス部61を略中心部分に有する回転板62とにより構成
される。そしてまた、回転板62の外周部には、図4、
5に示すように、等分する位置に、容器を把持機構63
が4個設けられる。
【0028】次に、把持機構63について、図5乃至図
7に基づいて説明する。この把持機構63は容器移動手
段60の外周部に90度の等間隔をもって、4つ配置さ
れている。そしてまた、前記把持機構63は、容器Bを
把持するために開閉可能に構成された一対の把持部64
と、前記一対の把持部64を開閉する開閉手段65とか
ら構成されている。
【0029】前記把持部64は、図6に示すように容器
Bを直接把持する合成樹脂などからなる接触部66と、
前記接触部66をねじ67によって固定し、前記接触部
66と一体となって回転する内輪部68と、前記内輪部
68の脱落を防止し、内輪部68を回転可能に保持する
ガイド部69aを有する外輪部69と、前記内輪部68
と外輪部69との間に介在し、前記内輪部68を外輪部
69に対して、円滑に回転させる樹脂軸受け部材70
と、前記樹脂軸受け部材70を外輪部69に固定するね
じ等の固定手段71と、前記外輪部69の外側側壁から
突出して形成されたベース部72とから構成されてい
る。
【0030】前記接触部66の内壁は、容器Bの本体部
の外形形状に対応した凹部66aが形成されている。例
えば、容器B本体部の断面形状が楕円形状を有している
場合には、その凹部66aは半楕円形状に形成され、一
対の把持部64が閉じた状態において、前記一対の凹部
66aが容器Bの本体の外形形状になるように形成され
ている。このように、前記凹部66aが容器Bの本体部
の外形形状に対応した形状に形成されているため、容器
Bを把持する位置が多少ずれたとしても、容器Bが前記
凹部66aに倣いながら移動し、正規の位置で把持され
ることになる。したがって、容器Bの口部は把持部64
に対して、正規な位置に把持される。また、接触部66
は容器Bを直接把持するために、好ましくは合成ゴム等
弾性体によって形成されるのが望ましい。
【0031】また、外輪部69に設けられたガイド部6
9aは、内輪部68の外側側壁に設けられた凹部68a
に収納されている。このガイド部69aは内輪部68の
脱落を防止するものであって、ガイド部69aは、は上
下方向、側方方向にわずかに移動可能可能なクリアラン
スをもって、凹部68aに収納されている。なお、前記
内輪部68の上下方向、側方方向の位置規制は、樹脂軸
受け部材70の上部70aと、内側面70bによってな
される。
【0032】また、前記した樹脂軸受け部材70は、半
円筒状の合成樹脂等から構成され、一対の把持部64が
閉じた状態において、前記一対の樹脂軸受け部材70は
円筒形状となり、内輪部68を回転可能に保持するよう
に形成されている。なお、樹脂軸受け部材は、耐摩耗性
がある合成樹脂等から構成され、わずかな油、グリース
によって優れた摺動性能を示すものであって、例えばオ
イレス工業製、アラミドMシリーズのオイレスベアリン
グを挙げることができる。
【0033】また、一対の把持部64を開閉する開閉手
段65は、前記容器移動手段60に固定される一対のシ
リンダ(図示せず)を内部に有する本体部73と、前記
ベース部72と一体に形成された摺動部74と、前記摺
動部74が先端部分に固定され、本体部73のシリンダ
内部の圧力により伸縮するロッド75と、前記摺動部7
4の移動をガイドするガイド棒76とから構成されてい
る。
【0034】また、前記本体部73の背面側(把持部6
4の反対側)には、図7に示すように前記本体部73の
シリンダ内部に空圧を導入する第1の導入口77と、第
2の導入口78とが形成れている。この第1、2の導入
口77、78にはエアー配管(図示せず)の一端部が接
続され、前記エアー配管の他端部は、前記ロータリージ
ョイント56に接続される。またロータリージョイント
56には、外部に設置された空圧源(図示せず)に接続
された別のエアー配管が接続される。このように、第
1、2の導入口77、78は、ロータリージョイント5
6を介して、空圧源に接続されているため、容器移動手
段60が回転しても、本体部73のシリンダによってロ
ッド75を支障なく伸縮させることができる。
【0035】上記したように把持機構63が構成されて
いるため、容器移動手段60が回転して、把持機構63
が所定の位置(例えば図2におけるP3 位置)に移動す
ると、前記本体部73のシリンダ内部に空気が第1の導
入口77から導入される。これに伴いロッド75が伸
び、一対の摺動部74はガイド棒76に案内されながら
移動する。この摺動部74はベース部72と一体に形成
されているため、前記摺動部74の移動に伴いベース部
72が移動し、一対の把持部64は開かれる。
【0036】そしてまた、一対の把持部64を閉じる場
合(例えば図2におけるP1 位置)には、第1の導入口
77に接続されているエアー配管を大気開放するとと共
に、本体部73のシリンダ内部に第2の導入口78から
空気を導入する。これに伴いロッド75は縮み、一対の
摺動部74は移動する。その結果、一対の把持部64は
閉じられる。尚、図2におけるP4 位置では前位置のP
3 位置における状態が維持され、P2 位置では前位置の
1 位置における状態が維持される。また図2における
回転板62に示された矢印は回転板の回転方向を示し、
1 位置は容器を搬入把持する位置、P2 位置は検査位
置、P3 位置は搬送コンベア上に容器を搬出する位置、
4 はP3 位置からP1 位置へ移行する位置を示してい
る。
【0037】次に、容器検査ユニットA2の構成につい
て説明する。容器検査ユニットA2は、図1に示すよう
に、検査台47の一側部下面にはジャッキ24bが設け
られ、他側部は容器導入ユニットA1の架台22の側端
部に載置するように構成されている。なお、検査台47
の下面の四隅に、容器導入ユニットA1の架台22と同
様のキャスタおよびジャッキを設け、可搬構造とするの
が好ましい。
【0038】また、図1、図8に示すように、検査台4
7には、基体41を介してピストンシリンダ42が取り
付けられている。このピストンシリンダ42のロッド4
3の先端部分には、モータ44が取り付けられたモータ
取付けベース44aが固定されている。また、前記モー
タ44の回転軸44bに先端部分は回転板45が取り付
けられている。したがって、前記ピストンシリンダ42
のロッド43が伸縮することによって、前記回転板45
を上下動させることができる。
【0039】また、検査台47の検査位置には、開口部
47aが設けられており、通常、蓋体46によって開口
部47は閉塞している。そのため、把持機構63によっ
て把持された容器が容器移動手段60によって、検査位
置まで搬送されると、容器Bが蓋体46上に位置する。
その後、ピストンシリンダ42によって、前記回転板4
5が上昇し、前記回転板45は蓋体46に圧接する。こ
のとき、内輪部68の上面は樹脂軸受け部材70に押付
けられ、位置規制される。したがって、前記モータ44
が回転し回転板45が回転すると、前記回転板45と一
体となって、蓋体46が回転する。一方、容器Bを保持
している内輪部68は外輪部69及び樹脂軸受け部材7
0に対して、回転自在に設けられているため、蓋体46
が回転することによって、容器Bは回転する。
【0040】なお、前記回転板45と蓋体46とは圧接
状態にあるため、何らかの事故により、容器Bの回転が
阻止された場合、容器Bと蓋体46との間、あるいは回
転板45と蓋体46との間で、スリップが発生し、モー
タ等の機構部品を破損することはない。
【0041】更に、検査台47の上面に支柱48が立設
され、支柱48の中間部に支持部材49が上下位置調整
可能に嵌着され、支持部材49の端部に検査治具ヘッド
50が取り付けられる。検査治具ヘッド50は、登録実
用新案公報第3039500号に記載のものと同様であ
り、半球状のヘッド壁51に設けられた複数個の投光器
および複数個の受光器により、容器Bの口部の欠陥を検
査するものである。
【0042】前記半球状のヘッド壁51の上部に設けら
れる雄ねじ52が支持部材49の貫通孔53に挿通さ
れ、支持部材48の両面に当接する2つのナット54、
55が雄ねじ52に螺合する(図9参照)。従って、検
査治具ヘッド50の高さはナット54、55によって微
調整可能である。また、支柱48には、モニタ56と、
受光器の信号により容器Bの口部の傷の有無を判定する
演算・制御装置57が固着される。
【0043】そして、前記した容器検査ユニットA2で
検査が終了すると、前記したピストンシリンダ42のロ
ッド43が縮み、前記回転板45を下降させる。その結
果、回転板45と蓋体46の係合は解かれ、蓋体46に
よって開口部47は閉塞され、容器Bは容器移動手段6
0によって排出位置に搬送される。
【0044】次に、外輪部に対する内輪部の回転を阻止
するロック手段について説明する。尚、図10中、前記
した実施形態の部材と同一又は相当する部材は同一符号
を付する。図に示すように、容器移動手段60の回転過
程ににおいて内輪部68が外輪部69に対して移動(回
転)しないように、ロック手段として、ロックピン80
が設けられている。このロックピン80の一端部にはテ
ーパ状のカム部81が設けられ、モータ取付けベースに
設けられた移動棒82の上下動によって、ロックピン8
0が内輪部68から離脱するように形成されている。な
お、ロックピン80と外輪部69との間には、スプリン
グ83が設けられ、前記ロックピン80が内輪部68と
係合する方向に付勢している。
【0045】したがって、移動棒82が上下動する検査
位置においてのみ、ロックピン80が内輪部68から離
脱し、内輪部68は回転可能となりそのほかの位置では
ロックピン80が内輪部68と係合し、内輪部68、接
触部66の回転が阻止されている。その結果、容器Bの
把持位置(P1 位置)においては、接触部66を一定方
向に向いて位置させることができ、確実に容器を把持す
ることができる。また、容器の排出位置位置において
は、接触部66を一定方向に向いて位置させることがで
きるため、容器を一定方向に向けて、搬送コンベアC上
に排出することができる。
【0046】次に他の実施形態について説明する。図1
1に示した実施形態は、前記した樹脂軸受け部材70の
代わりにボールベアリング84を用いたものであり、こ
のようにボールベアリング84を用いて内輪部68を外
輪部69に対して、回転可能に形成してもよい。図11
中、前記した実施形態の部材と同一又は相当する部材は
同一符号を付する。更に、接触部66の形状を容器Bの
外形形状に対応した形状に、必ずしもする必要はなく、
図11に示すように接触部85に内方に延設された突起
部85aを設け、前記突起部85aによって、容器Bの
本体部を把持しても良い。
【0047】また、図12に示した実施形態は、外輪部
に対する内輪部の回転を阻止するロック手段として、内
輪部の底板87に形成された開穴部87aに係止するフ
ック86を用いたものである。図12中、前記した実施
形態の部材と同一又は相当する部材は同一符号を付す
る。この実施形態にあっては、図に示すように、内輪部
底面には、開穴部87aを有する底板87が取り付けら
れている。また、外輪部69の外周部には、一端が軸支
されたフック86が取り付けられている。前記フック8
6は自重によって開穴部87aに係止するように構成さ
れている。即ち、モータ取り付けベース44aに設けら
れた移動棒82が上昇し、前記フック86を押上げるこ
とによって、フック86と開穴部87aとの係止を解除
し、内輪部は回転可能な状態になされる。その結果、容
器Bの把持位置(P1 位置)においては、接触部66を
一定方向に向いて位置させることができ、確実に容器を
把持することができる。また、容器の排出位置位置にお
いては、接触部66を一定方向に向いて位置させること
ができるため、容器を一定方向に向けて、搬送コンベア
C上に排出することができる。
【0048】また、図12に示した実施形態は、モータ
44の回転軸に取り付けられた回転板45の上面に摩擦
部材88を取り付け、前記摩擦部材88を介して、内輪
部68の底板87を回転するようにしたものである。な
お、前記摩擦部材88と底板87とは圧接状態におか
れ、何らかの事故により、容器Bの回転が阻止された場
合、摩擦部材88と底板87との間で、スリップが発生
し、モータ等の機構部品を破損することはない。
【0049】上記実施形態の容器の材質は特に限定され
るものではなく、本発明は、ガラス、樹脂、PET、テ
ーブルウエア容器等の検査装置としても用いることがで
き、広く容器全般に適用することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明にかかる容器口部の欠陥検査装置
は、本体部が変形した容器を検査位置まで搬送すること
でき、しかも検査位置において前記容器を回転させるこ
とができる。その結果、本体部が円形でない容器の容器
口部の検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器口部の欠陥検査装置をコンベアの
上流側から見た側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】容器導入ユニットの上部を示す一部破断側面図
である。
【図4】容器移動手段、把持機構の側面図である。
【図5】容器移動手段、把持機構の平面図である。
【図6】把持機構が開いた状態を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図7】把持機構が閉じた状態を示す図であって、
(a)は本体部背面図、(b)は平面図である。
【図8】容器検査位置における動作を示す一部破断側面
図である。
【図9】容器口部の欠陥検査装置の要部を示す側面図で
ある。
【図10】ロックピンの形態を示す要部断面図である。
【図11】他の実施形態を示す平面図である。
【図12】他の実施形態を示すす要部断面図である。
【図13】従来の容器口部の欠陥検査装置の要部を示す
平面図である。
【符号の説明】
A 容器口部の欠陥検査装置 A1 容器導入ユニット A2 容器検査ユニット B 容器(ガラス壜) C 搬送コンベア P(P1 ) 容器検査位置 21 コンベアベルト 22 架台 23 キャスタ 24a、24bジャッキ 25 ベッド 26 コラム 27 支持アーム 29 ガイド部材 31 ガイドバー 32 ねじ軸 33 ハンドル 34 昇降ヘッド 41 基体 42 ピストンシリンダ 43 ロッド 44 モータ 45 回転板 46 蓋体 47 検査台 47a 開口部 48 支柱 49 支持部材 50 検査治具ヘッド 56 ロータリージョイント 60 容器移動手段 62 回転板 63 把持機構 64 把持部 65 開閉手段 66 接触部 68 内輪部 69 外輪部 70 樹脂軸受け部材 73 本体部 74 摺動部 75 ロッド 76 ガイド棒 80 ロックピン 86 フック 87 底板 87a 開口部 88 摩擦板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 B65G 47/68 - 47/96

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口部を光学的方法で検査する容器
    口部の欠陥検査装置において、架台と、該架台に設けら
    れ、間欠回動することによって、前記搬送コンベア上の
    容器を収容して、円弧状搬送路に沿って間欠移動させる
    容器移動手段と、容器移動手段の回転板に所定の間隔を
    もって配置された容器を把持する把持機構とを備え、 前記把持機構は、容器を把持する一対の把持部と、前記
    一対の把持部を開閉する開閉手段とから構成され、 前記把持部は、容器と共に回転する内輪部と、内輪部を
    回転可能に保持すると共に容器移動手段に対して固定状
    態におかれる外輪部とから構成されていることを特徴と
    する容器口部の欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 前記内輪部の内側に容器を把持する接触
    部が設けられ、前記接触部には、把持する容器の本体部
    の外形形状に対応した凹部が形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載された容器口部の欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】 前記接触部には、把持する容器の本体部
    と当接する突起部が形成されていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載された容器口部の欠陥検査
    装置。
  4. 【請求項4】 前記内輪部と外輪部との間に、内輪部を
    外輪部に対して回転可能になす樹脂軸受け部材が設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載された容器口部の欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】 前記内輪部と外輪部との間に、内輪部を
    外輪部に対して回転可能になすベアリング部材が設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載された容器口部の欠陥検査装置。
  6. 【請求項6】 前記外輪部に対する内輪部の回転を阻止
    するロック手段が設けられ、少なくとも検査位置におい
    て、前記ロック手段が解除され、内輪部が外輪部に対し
    て回転可能状態におかれることを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載された容器口部の欠陥検査
    装置。
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