JP3494239B2 - 車体フレーム構造 - Google Patents

車体フレーム構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動車等車両の車体フ
レーム構造に関する。 【0002】 【従来技術】自動車の車体下方を略前後方向に指向して
左右一対の車体フレームが走っており、この車体フレー
ムは追突等の衝突時に車体の剛性を保って簡単に座屈し
ないようにすると同時に座屈する時には衝突による衝撃
エネルギーを吸収して車室内の空間を維持するよう働く
ことが望ましい。そこで通常車体フレームは断面コ字状
または閉断面をなしており、従来剛性を高め座屈を防止
するため車体フレーム内に略垂直に前後方向に指向した
縦型のバルクヘッドを介装した例がある。 【0003】また車体フレームの端部およびその近傍に
おけるフレーム内に複数のブラケットを適宜間隔をおい
て配設し剛性の高い部分と低い部分とを交互に形成した
例(特開昭49−38316号公報)があり、同例では
衝突時に座屈が生じると剛性の低い部分と高い部分とが
交互の周期をもって壁面座屈を起こし衝撃エネルギーを
吸収するようにしている。 【0004】 【解決しようとする課題】しかし前者の例では縦型のバ
ルクヘッドにより座屈するまでの強度は非常に高いが、
一旦座屈し始めると、縦側壁の倒れ込もうとするのを阻
止する力が殆ど作用せず急激に座屈してしまい座屈荷重
を均一にできない。また後者の例では複数のブラケット
を車体フレーム内に配設することで車体重量が増加する
欠点があるととともに衝突時に車体フレームに加わる衝
撃力を分散して座屈量の減少を図る工夫はない。 【0005】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は衝突時の車体フレームの座屈を緩慢
なものとし車体フレーム全体の座屈量の減少を図り車体
重量を殆ど増加させることがない車体フレーム構造を供
する点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、サイドフレームとフロアフレ
ームとが連結して構成されダッシュボードおよびフロア
パネルの下方を略前後方向に指向して配設される左右対
をなす車体フレームが底壁と左右縦側壁とで断面コ字状
をなし、同各車体フレームから車体幅方向外側に延設し
てサイドシル等を支持するアウトリガーが設けられた自
動車等車両の車体構造において、前記車体フレームの前
記アウトリガーが延設された部分と車体前後方向同位置
の該車体フレームの左右縦側壁間に前記アウトリガーに
向けて左右方向に指向した溝状のリブが形成されたバル
クヘッドを前記左右縦側壁の中間の高さ位置に略水平に
架設した車体フレーム構造とした。 【0007】 衝突時車体フレームの左右縦側壁が座屈
するのを水平に架設されたバルクヘッドが押さえる働き
をし、かつ車体フレームのアウトリガーの延設された部
分と車体前後方向同位置にバルクヘッドが左右縦側壁の
中間の高さ位置に略水平に架設され、かつアウトリガー
に向けて左右方向に指向した溝状のリブが形成されて
性を高くしており、衝突時の同部分での座屈は阻止され
アウトリガーからサイドシルへと衝撃力の分散が図れ座
屈量の減少と緩やかな座屈により衝撃エネルギーを吸収
することができる。 【0008】 【実施例】以下図1ないし図3に図示した本発明の一実
施例について説明する。図1は本実施例に係る自動車1
の全体の車体フレーム構造の概要を示す図であり、モノ
コック構造のボディ2を仮想線で示している。車体前部
の左右にサイドフレーム5が前後方向に指向して平行に
配設され、ダッシュボード3からフロアパネル4にかけ
ての付近で前記サイドフレーム5の斜めに下降した後部
にフロアフレーム6が連結されて同フロアフレーム6は
フロアパネル4の下方を後方へ延びて車体後部において
フロアクロスメンバー7を介してリヤフレーム8に連結
されて車体フレーム構造を構成している。 【0009】サイドフレーム5の後部から車体幅方向外
側にアウトリガー9が延設され、その端部にサイドシル
10の前端が連結支持されており、車体の側方を前後方向
に指向した同サイドシル10の後端は前記フロアクロスメ
ンバー7の左右端部に支持されている。 【0010】図2は左側車体フレームのアウトリガー9
の近傍を示した斜視図であり、サイドフレーム5は後部
において斜め下向きに傾斜した後屈曲して若干の水平後
端部をなし、この水平後端部にフロアパネル4の下を走
るフロアフレーム6の前端が連結されており、このサイ
ドフレーム5の傾斜部から水平部にかけて外側縦側壁5
bから外方へアウトリガー9が延設されている。 【0011】サイドフレーム5の後部とフロアフレーム
6は上向きを開口とした断面コ字状をなし、底壁5a,
6aとその左右縦側壁5b,5c,6b,6cおよびそ
の上端縁の折曲されたフランジ5d,6dを形成してい
る。アウトリガー9も概ね断面コ字状をなしている。 【0012】そしてサイドフレーム5の水平後端部にお
いて、その左右縦側壁5b,5c間に水平バルクヘッド
12が架設されている。水平バルクヘッド12は左右方向に
指向した溝状のリブが形成された板状のもので、その左
右端縁は上方へ折曲されてサイドフレーム5の左右縦側
壁5b,5cの内面にそれぞれ溶接されて略水平姿勢で
適当な高さ位置に架設されている。この水平バルクヘッ
ド12とアウトリガー9とはサイドフレーム5の外側縦側
壁5bを挟んだ前後方向同位置にある。 【0013】フロアパネル4はフロアフレーム6の上端
フランジ6dに支持されるとともに、一部サイドフレー
ム5の水平後端部のフランジ5dにも掛かり支持され
る。水平バルクヘッド12の位置する箇所で切断した断面
を示すと図3のようであり、サイドフレーム5の上端フ
ランジ6dにフロアパネル4が水平に支持され、サイド
フレーム5内において底壁5aとフロアパネル4との間
のフロアパネル4寄りの高さ位置に水平バルクヘッド12
がフロアパネル4と平行に架設されていて、外側縦側壁
5bを隔てて外側にアウトリガー9が配設されている。 【0014】本実施例の車体フレームは以上のような構
造をしているので、水平バルクヘッド12がサイドフレー
ム5の左右縦側壁5b,5cを連結して、それぞれの縦
側壁5b,5cが外力を受けて倒れ込もうとするのを水
平バルクヘッド12を介して互いに支え合う形となり、衝
突時の座屈強度が増加している。また水平バルクヘッド
12がサイドフレーム5の左右縦側壁5b,5cの中間の
高さ位置に架設され、座屈し易い縦側壁5b,5cの平
坦部面積を上下2分割しているので一層座屈強度が高い
構造となっていて、座屈の仕方も急激でなく緩やかなも
のとなる。 【0015】さらにかかる水平バルクヘッド12が存在し
剛性の高い部分にアウトリガー9が位置しているので、
衝突時の衝撃力は同部分からアウトリガー9,サイドシ
ルへと分散が図れ座屈量を減少できるとともに座屈を緩
やかに進行させて衝撃エネルギーを吸収することができ
る。なお水平バルクヘッド12は左右車体フレームに一枚
ずつ配設すればよく多数枚必要としないので車体重量の
増加は少なくてすむ。 【0016】以上の実施例ではサイドフレーム5に水平
バルクヘッド12を配設したが、アウトリガー9と前後方
向位置が重なる位置ならばフロアフレーム6に水平バル
クヘッドを配設してもよい。 【0017】 【発明の効果】本発明は、衝突時車体フレームの縦側壁
が座屈するのを左右縦側壁間に水平に架設されたバルク
ヘッドが押さえる働きをし、かつ車体フレームのアウト
リガーの延設された部分にバルクヘッド部材が架設され
て剛性を高くしており、衝突時の同部分での座屈は阻止
されアウトリガーからサイドシルへと衝撃力の分散が図
れ座屈量の減少と緩やかな座屈により衝撃エネルギーを
吸収することができる。また車体重量の増加は極めて僅
かですむ。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る自動車の全体の車体フ
レーム構造の概要を示す斜視図である。 【図2】左側車体フレームのアウトリガーの近傍を示し
た斜視図である。 【図3】要部縦断面図である。 【符号の説明】 1…自動車、2…ボディ、3…ダッシュボード、4…フ
ロアパネル、5…サイドフレーム、6…フロアフレー
ム、7…フロアクロスメンバー、8…リヤフレーム、9
…アウトリガー、10…サイドシル、12…水平バルクヘッ
ド。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/00 B62D 21/15 B62D 25/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 サイドフレームとフロアフレームとが連
    結して構成されダッシュボードおよびフロアパネルの下
    方を略前後方向に指向して配設される左右対をなす車体
    フレームが底壁と左右縦側壁とで断面コ字状をなし、同
    各車体フレームから車体幅方向外側に延設してサイドシ
    ル等を支持するアウトリガーが設けられた自動車等車両
    の車体構造において、 前記車体フレームの前記アウトリガーが延設された部分
    車体前後方向同位置の該車体フレームの左右縦側壁間
    前記アウトリガーに向けて左右方向に指向した溝状の
    リブが形成されたバルクヘッドを前記左右縦側壁の中間
    の高さ位置に略水平に架設したことを特徴とする車体フ
    レーム構造。
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