JP3494229B2 - 新規ポリシロキサンとその製造法 - Google Patents

新規ポリシロキサンとその製造法

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【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規オルガノポリシロキサンと
その製造法に関する。本発明のオルガノポリシロキサン
は、多種類の有機溶媒に可溶で広範な用途を有する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、シランカップリング
剤はガラス強化FRP用途に1947頃より実用化され
ダウコニング社のプルードマン(E.P.Pluedd
emane)等により応用展開がはかられたシラン化合
物である。現在でも主として熱硬化樹脂とフィーラ間に
作用して耐熱水強度向上や電気特性のダウンを抑えるバ
インダーとして広く使用されている。最近では、強度向
上目的以外に繊維処理剤としてヌメリ感や反発弾性を与
える薬剤としての使い方やプラスチックマグネット製造
時に添加されて配向性と強度向上目的で使われている。
またビニルシランカップリング剤ではポリエチレンの簡
便な架橋剤として電線被覆に適応されている。3−クロ
ロプロピル基を有するシランカップリング剤はシーラン
ト等に添加して使用されているが、もっぱらジアミノシ
ランの原料としての使用が大半である。SCAの加水分
解物として、テトラメトキシシランと3−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシランの共加水分解物が試作され
ているが、本発明とは異なってアルコキシ基を相当量残
した極低粘度のオイルである。これは、いわゆるポリマ
ー化シランカップリング剤としての展開を模索するもの
であり、構造的にも機能的にも全く似て否なるものであ
る。ポリメチルシロキサン主鎖にペンダントとしてアル
コキシ基を持たせたものも提案されているが、いずれも
有機樹脂との相溶性の問題が大きなネックとなり応用展
開がはかられないままである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、以上の問
題を解決すべく鋭意研究を行った。その結果、後述
〔化1〕で示されるオルガノポリシロキサンをテトラア
ルコキシシランと3−クロロプロピルアルキルジアルコ
キシシランとの共加水分解ならびに縮合反応によって製
造することにより、得られるオルガノポリシロキサン
有機樹脂との相溶性が良好なことを見出し、この知見に
基づいて本発明を完成した。本発明では従来より提案
されてきた残留アルコキシ基を利用するのでなく、架橋
性、反応性に富み、かつ常温では安定なシラノール基を
含み三次元構造を含む3−クロロプロピル基官能性の
ルガノポリシロキサンを提供する。以上の説明から明ら
かなように本発明の目的は、上記の物性を有するオルガ
ポリシロキサンとその製造法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記(1)〜
(4)の構成を有する。 (1)一般式Si(OR14 で示されるテトラアルコ
キシシランと一般式RSi(OR22 ・C36 −C
lで示される3−クロロプロピルアルキルジアルコキシ
シランを親水溶剤中酸触媒の存在下、シラン総モルに
し3〜4倍量の水を加えて共加水分解ならびに縮合反応
せしめることを特徴とする下記〔化3〕で示されるオル
ガノポリシロキサンの製造法
【化3】 (ここでR,R1 ,R2 はそれぞれ炭素数1〜8のアル
キル基であり、Xは0.1〜1、n,mはそれぞれ3以
上の正の整数である) (2)テトラアルコキシシランがテトラメトキシシラン
もしくはテトラエトキシシランであり、3−クロロプロ
ピルアルキルアルコキシシランが3−クロロプロピル
メチルジメトキシシランもしくは3−クロロプロピル
チルジエトキシシランである前記第1項に記載の製造
法。 (3)テトラアルコキシシランと3−クロロプロピルア
ルキルジアルコキシシランとをモル比1〜1/3で反応
させる前記第1項に記載の製造法。 (4)一般式〔化4〕で示されるオルガノポリシロキサ
【化4】 (ここでRは炭素数1〜8のアルキル基であり、Xは
0.1〜1、n,mはそれぞれ3以上の正の整数であ
る)。
【0005】本発明の構成と効果につき以下に詳述す
る。本発明は、一般式
【化5】 で示される3−クロロプロピル基と常温で安定なシラノ
ール基を一ユニット当たり1.0〜0.1個含むオルガ
ノポリシロキサンの製造方法に関するものである。本発
明の構成成分であるテトラアルコキシシランと3−クロ
ロプロピルアルキルジアルコキシシランの仕込モル比が
一対一以下、一対三以上の場合には生成したオルガノポ
リシロキサンは常温で単離するとオイル状態を呈し、一
対一以上では常温で水飴状高粘性オイルであり、加熱に
より樹脂状固体物になる。テトラアルコキシシランとし
てはテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テ
トラn−プロポキシシラン等が挙げられるが加水分解速
度とSi含有率から判断してテトラメトキシシランある
いはテトラエトキシシランが有利に使用される。すなわ
ち、テトラエトキシシラン(多摩化学社製正珪酸エチ
ル)等の市販品が利用出来る。
【0006】他方、3−クロロプロピル基を含むジアル
コキシのシランカップリング剤ではアルキル基RはC
1 〜C8飽和炭化水素基が適応されるが、特に好適に
はC1 〜C2飽和炭化水素基が使用出来る。2つのア
ルコキシ基もC1〜C8 の飽和アルコールより製造した
ものが適当で、特に好適にはその加水分解速度よりメト
キシ基あるいはエトキシ基が挙げられる。すなわち3−
クロロプロピルメチルジメトキシシラン(チッソ株式会
社製サイラエースS610)や3−クロロプロピルメチ
ルジエトキシシラン等が利用出来る。
【0007】次に加水分解触媒としての酸であるが、触
媒量の酸があればよく酸濃度は特に規定しない。例えば
希釈した酸を規定量の水の分だけ添加する方法もある。
酸の種類としては酢酸等の有機酸や塩酸、硫酸等の無機
酸あるいは強酸性イオン交換樹脂のいずれも使用出来る
が好ましくは加水分解速度の早い無機酸が推奨される。
加水分解を充分行わせる為の水の量はシラン総モルに対
して3〜4倍モル、好ましくは3.5倍モル以上の添加
が必要である。
【0008】反応溶媒としては親水性溶媒単独でもよい
が、親水性溶媒の混合溶媒や親油性と親水溶媒の混合溶
媒も適応出来る。例えば、メタノール、エタノール、ア
セトン、ターシャリブタノール、ジアセトンアルコール
等の親水性溶媒、あるいはキシレン/アルコール、トル
エン/アルコール等の混合溶媒も使用できる。本発明で
はその原料である正珪酸エチルとS610等を一括仕込
にて加水分解縮合反応させた。正珪酸エチルの酸触媒下
でのモノマー及びオリゴマー消失をガスクロマトグラフ
ィー(GC)にて追試すると常温で20分以内に消失す
る。他方S610の酸加水分解では、同じくGC追試で
1時間以内にモノマー及びオリゴマーの消失が起こる早
さであった。より加水分解速度の早い正珪酸エチルを加
水分解後にS610を加えて加水分解縮合反応させる二
段加水分解縮合反応も試みたが得られたオルガノポリシ
ロキサンの粘度、赤外吸収スペクトル、NMRではほと
んど差が見られなかった。再現性のあるブロックコポリ
マーを得る為には二段加水分解縮合法も望ましい方法の
一つである。しかしながら、製造方法の簡便さと経済性
から本発明の実施例では一括仕込法がより有益と考えて
取り上げたが、これに限定されるものではない。
【0009】本発明では共加水分解縮合反応させたオル
ガノポリシロキサンを常温にて安定なシラノール基を有
し、仕込モル相当のクロロプロピル基を持つ新規化合物
を単離する事に成功した。単離には使用した有機溶媒を
低温で親水性溶媒、中温で親油性溶媒及びこれら溶媒の
水共沸混合物として留去せしめる。残った水を除くため
にバス温140〜150℃で加熱乾燥する。
【0010】本発明で得られたオルガノポリシロキサン
オイルの溶解性の測定はガラスサンプル管に本発明のシ
リコーンオイルサンプル100mgを採り、これに1m
lの各溶媒を加えて肉眼観察により溶け易さを判定する
方法で行った。その結果は易溶、溶解、微溶(微白
濁)、難溶(白濁)、不溶の5段階表示で行った。本発
明によるオロガノポリシロキサンオイルはトルエン、ア
ルコール等の多くの溶剤に溶ける。この特性はメチル系
シリコーンオイルに無い性質である。
【0011】本発明のオルガノポリシロキサンは一般に
次の(a)〜(c)の様な手段で上記一般式で示される
ものであることを確認出来る。 (a)赤外吸収スペクトル(IR)の解析 3450cm-1付近のSi−OHの特徴的吸収、300
0〜2900cm-1付近のCH結合に基づく数本の吸
収、1100〜1000cm-1付近のSi−O−Siの
ブロードな吸収が現れる。3450cm-1付近の吸収ピ
ークと2940cm-1付近の吸収ピークとの吸光度(l
ogI0 /I)比はシラノール基含有率の相対値の指標
となる。すなわち、この値が1.0以下であれば常温で
安定なシラノール基を有したオイルである。この値が
1.0以上では数十℃の加熱で樹脂状態の固体を呈する
オルガノポリシロキサンポリマーである。 (b) 1H−核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR) 本発明のオルガノポリシロキサン中の水素原子の個数や
結合様式、更に重水素置換により(Si)−OHである
確認、水素原子の比から(Si)−OHの個数を知る
が出来る。実施例1で得られたオルガノポリシロキサ
の構造式とシグナルの関係は下記〔化6〕の如くであ
る。
【0012】
【化6】
【0013】
【表1】
【0014】(c)炭素、水素(CH)、塩素の元素分
析 ミクロ元素分析法により炭素、水素、塩素含有率を知る
ことが出来る。
【0015】粘度データーの測定は東京計器(株)製回
転粘度計‘VISCONIC’を用いて25℃恒温で行
った。本発明の実施例1〜実施例2のオルガノポリシロ
キサンでは粘度は約200cp〜10000cpの範囲
でS610/正珪酸エチルのモル比に比例的に変化し
た。すなわち正珪酸エチルのモル比が高い程粘度が高く
なる。赤外吸収(IR)でシラノールに基づく3450
cm-1吸収ピークとCHに基づく2950cm-1吸収ピ
ークの強度につきlogI0 /I吸光光度で両ピークの
比をとってモル比との関係をみると、正珪酸エチル/S
610=2/1〜3/1では0.6前後、4/1〜8/
1では0.9前後となり、S610相対モル比の増加が
シラノール量が多くなる結果を示した。これは三次元の
立体構造性の正珪酸エチル成分が比較的多い領域では、
そのポリマーは高度に正珪酸エチルとS610成分がブ
ロック的に結合している事が想定される。これとは逆に
線状ポリマー成分であるS610成分が相対的に多くな
ると遊離のS610ホモポリマーが生じて、正珪酸エチ
ルのシラノール基が多くなると想定される。
【0016】本発明のオルガノポリシロキサン中の3−
クロロプロピル基に例えばエチレンジアミンの過剰モル
で反応させるとアミノエチルアミノプロピル基を持った
ジアミノシロキサンに変換出来るので、これらアミノシ
ロキサン製造原料としても有用である。本発明のオルガ
ノポリシロキサンのシラノール基はメチル系ポリマーと
の縮重合やポリシロキサン架橋による硬化物を得ること
も可能である。含有するクロロプロピル基は勿論通常シ
ランで行われているアミノ化反応をさせることが出来る
ので、本発明のオルガノポリシロキサンよりクロロプロ
ピル基を例えばアミノエチルアミノプロピル基に変換反
応が可能である。クロロプロピル基はハロゲン含有樹脂
との良相溶性から従来のオルガノポリシロキサンでは出
来なかった均質なポリマー化が出来るので新たな需要を
創設可能である。
【0017】本発明を更に具体的に説明する為に以下実
施例をあげて説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。 実施例1 シラノール基含有ポリシロキサン−3−クロロプロピル
メチルポリシロキサン共重合オイルの合成S610/正
珪酸エチル=2/1(モル) 多摩化学社製正珪酸エチルの1.04gとチッソ社製S
610の1.83g混合原料にトルエン/メタノール=
60/40の混合溶媒50ml、10分の1規定塩酸溶
液0.95ml(シラン総モル数の3.5倍量)を室温
下で混合する。約3時間静置後、GCにて両シランモノ
マーとオリゴマー消失確認する。溶剤溶液の反応液に乾
燥窒素ガスをバブリングさせて大半の溶剤成分を揮散せ
しめる。その後、乾燥窒素気流中にて更に乾燥させてか
ら120℃オーブン中にて1時間以上加熱乾燥させる。
こうして得られた油状オルガノポリシロキサンは淡黄褐
色透明粘性液体であり、粘度は9900センチポイズ
(25℃)であった。IRチャート及びNMRチャート
を図1、図2に示した。なおNMRでメチレン基に重な
った1.86ppmのシグナルがメチレンにプラスした
OHに基づくことの証明は図3に示した重水素置換によ
り確認した。前記、3450cm-1付近の吸収ピークと
2940cm-1付近の吸収ピークとの吸光度(logI
0 /I)比は0.59であった。本発明のオルガノポリ
シロキサンは、後述した実施例において証明されている
如く、ポリマー中に常温にて安定なシラノール基をテト
ラアルコキシシランと3−クロロプロピルアルキルジア
ルコキシシランの仕込みモル比に応じて一ユニット当た
り0.1個から1.0個有している。また3−クロロプ
ロピルアルキルジアルコキシシランの仕込みモル比分の
3−クロロプロピル基を有機官能基として有している。
大抵のメチル系ポリシロキサンが有機溶媒や有機樹脂に
溶解ないし親和性を持っていないのに対して本発明のオ
ルガノポリシロキサンは多種類の有機溶媒に溶解する。
また多種類の有機樹脂に親和性を示す。これら特徴より
変性シリコーンオイルとしての用途は勿論、その他離型
剤、剥離紙用シリコーン、パーソナルケア用シリコー
ン、塗料添加剤、シリコーン粘着剤、接着シール材、変
性シリコーンシラント他広範囲の用途に展開出来る有用
ものである。また、クロロプロピル基とアミンを反応
させてアミノ変性シリコーンオイルとして利用すること
も可能でその分野の応用も期待出来る。
【0018】実施例2 シラノール基含有ポリシロキサン−3−クロロプロピル
メチルポリシロキサン共重合オイルの合成S610/正
珪酸エチル=3/1(モル) 1Lの三口フラスコに多摩化学社製の正珪酸エチル3
1.2gとチッソ社製S610の82.3gを採り、反
応溶剤としてトルエン/メタノール=60/40の混合
溶媒500mlを加える。加水分解触媒として塩酸を触
媒量と3.5倍モルの水37.8mlを加えて常温にて
3時間攪拌反応せしめる。ガスクロマトグラフィー(G
C)にて正珪酸エチル及びS610のモノマーとオリゴ
マーピークの消失を確認する。ウオーターバスにて加温
し強攪拌下でメタノール及び共沸溶剤を留去する。残留
液を300mlフラスコに移し、オイルバスにて加温し
強攪拌下で残留トルエン及び塩酸を含む水を留去せしめ
る。こうして得られた油状オルガノポリシロキサンは7
0.6gで理論収率の99%、微黄褐色透明粘性液体、
塩素含有23.0%、C30.0%、H6.2%であっ
た。構造式[Si(OH) 0.4 1.8 ・[Cl
Si(CH )O] 、実験式C1230l3
5 Si4 に対する計算値である塩素22.5%、C
30.4%,H6.3%によく一致した。粘度は340
センチポイズ(25℃)であった。IRチャート及びN
MRチャートを図4、図5に示した。なおNMRで1.
62ppmのシグナルがOHに基づくことの証明は重水
素置換により確認した。肉眼観察による溶け易さの判定
結果は、トルエン、クロロホルム、アセトンに易溶、メ
タノール、酢酸エチル、メチルエチルケトン、エタノー
ルに溶解、イソプロパノールに微溶、n−ヘキサン(白
濁)、水に不溶であった。前記、3450cm-1付近の
吸収ピークと2940cm-1付近の吸収ピークとの吸光
度(logI0 /I)比は0.59であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のIRチャート
【図2】実施例1のNMRチャート
【図3】実施例1のメチレン基に係るNMRチャート
【図4】実施例2のIRチャート
【図5】実施例2のNMRチャート
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 77/00 - 77/62 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式Si(OR14 で示されるテト
    ラアルコキシシランと一般式RSi(OR22 ・C3
    6 −Clで示される3−クロロプロピルアルキルジア
    ルコキシシランを親水溶剤中酸触媒の存在下、シラン総
    モルに対し3〜4倍量の水を加えて共加水分解ならびに
    縮合反応せしめることを特徴とする下記〔化1〕で示さ
    れるオルガノポリシロキサンの製造法 【化1】 (ここでR,R1 ,R2 はそれぞれ炭素数1〜8のアル
    キル基であり、Xは0.1〜1、n,mはそれぞれ3以
    上の正の整数である)
  2. 【請求項2】 テトラアルコキシシランがテトラメトキ
    シシランもしくはテトラエトキシシランであり、3−ク
    ロロプロピルアルキルアルコキシシランが3−クロロ
    プロピルメチルジメトキシシランもしくは3−クロロプ
    ロピルメチルジエトキシシランである請求項1に記載の
    製造法。
  3. 【請求項3】 テトラアルコキシシランと3−クロロプ
    ロピルアルキルジアルコキシシランとをモル比1〜1/
    3で反応させる請求項1に記載の製造法。
  4. 【請求項4】 一般式〔化2〕で示されるオルガノポリ
    シロキサン 【化2】 (ここでRは炭素数1〜8のアルキル基であり、Xは
    0.1〜1、n,mはそれぞれ3以上の正の整数であ
    る)。
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