JP3494155B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP3494155B2
JP3494155B2 JP2001073725A JP2001073725A JP3494155B2 JP 3494155 B2 JP3494155 B2 JP 3494155B2 JP 2001073725 A JP2001073725 A JP 2001073725A JP 2001073725 A JP2001073725 A JP 2001073725A JP 3494155 B2 JP3494155 B2 JP 3494155B2
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭等で使用
される食器洗浄機や食器洗い乾燥機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の食器洗浄機には、特開昭
50−26356号公報に記載されているようなものが
ある。この装置は図16に示すような構成であり、食器
等の被洗浄物を洗浄槽に収納し、本体1に設けた開口部
2を2個の扉体3a、3bにより閉塞してから、洗浄ポ
ンプが洗浄水を噴射することにより、被洗浄物の洗浄お
よびすすぎ工程を行うようになっていた。2個の扉体3
a、3bは、上下方向に各々回動して洗浄槽の開口部2
を開閉する構成であり、連動リンク4によって両扉体3
a、3bは連結されている。このため、一方の扉体を開
放すれば、同時に他方の扉体も開放するようになってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
食器洗浄機では、2個の扉体3a、3bは連動リンク4
によって回動自在に連結されているため、一方の扉体の
開閉動作に対して、他方の扉体は一意的に動作する。理
想通りの寸法で加工、組立てが行われていれば問題はな
いが、実際には、加工や成型等に伴う部品の誤差や組立
て時の組立て誤差等が必ず存在するため、理想通りには
組み上がらない。このため、個々の扉体3a、3b単体
で開閉する場合の防水は確保されていたとしても、連動
リンク4に関わる部分に加工誤差や組立て誤差等が存在
すれば、シール可能な正しい位置に扉体3a、3bを閉
塞することができなくなる。つまり、扉体3a、3b単
独での防水が確保されていた場合でも、複数の扉体を一
意的に連動させることで、閉塞時に隙間を生じ、洗浄中
に水漏れが発生するという課題を有していた。また、誤
差が大きくなると閉塞操作が重くなったり、あるいは不
可能になるという可能性も有していた。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、部品の加工誤差や組立て誤差等が存在した場合で
も、シール可能な正しい位置に扉体を閉塞させ、水漏れ
を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の食器洗浄機は、複数の扉体のうち
の扉体開閉したときに他の扉体連動させるように
連結した連動リンクを備え、前記連動リンクと前記扉体
あるいは前記支持手段との接続部は、少なくとも1つを
枢軸とこの枢軸を摺動自在に受ける穴部を有した移動枢
軸とし、前記扉体の1つを開閉させたときに他の扉体が
これと連動しない動作領域を構成するとともに、前記扉
体の1つを常時閉塞方向へ付勢する弾性体を設けたもの
である。
【0006】これにより、扉体の開放時に従属移動の扉
体が慣性などにより枢軸と穴部の隙間内を不用意に移動
することを防止し、この移動による振動や衝撃等の発生
を防ぐとともに、扉体の内面や洗浄槽に付着した水滴が
洗浄槽外に飛散することを防止し、乾燥後の食器に水滴
が落下することを防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、洗浄槽
と、前記洗浄槽に設けた開口部と、前記開口部を閉塞す
る複数の扉体と、前記扉体を開閉自在に支持する支持手
段と、前記扉体のうち1つの扉体開閉したときに他の
扉体連動させるように連結した連動リンクとを備え、
前記連動リンクと前記扉体あるいは前記支持手段との接
続部は、少なくとも1つを枢軸とこの枢軸を摺動自在に
受ける穴部を有した移動枢軸とし、前記扉体の1つを開
閉させたときに他の扉体がこれと連動しない動作領域を
構成するとともに、前記扉体の1つを常時閉塞方向へ付
勢する弾性体を設けたものであり、扉体の開放時に従属
移動の扉体が慣性などにより枢軸と穴部の隙間内を不用
意に移動することを防止し、この移動による振動や衝撃
等の発生を防ぐとともに、扉体の内面や洗浄槽に付着し
た水滴が洗浄槽外に飛散することを防止し、乾燥後の食
器に水滴が落下することを防止できる。
【0008】扉体を複数個設けることで、1個の扉体が
小さくなり、扉体の開閉に必要な空間が小さく済み、狭
い日本の厨房においても食器洗浄機を設置できる可能性
が高くなる。また、複数個の扉体を連動させる連動リン
クを設置することで、1個の扉体を開放すれば他の扉体
も従属して同時に開放でき、1回の開閉操作で一気に開
口部を開閉できることから、使い勝手が飛躍的に向上す
る。また、穴部が枢軸に対して半径方向に移動可能とす
ることで、連動手段によって連動しない領域が発生する
ため、扉体の閉塞位置およびその近傍で扉体同士が連動
しない構成とすれば、閉塞位置で各々の扉体は独立して
存在することとなり、各扉体をシール可能な正しい位置
に閉塞でき、個々の扉体単独開閉時の防水が確保されて
いれば、扉体を連動させた場合でも、水漏れを確実に防
止できる。また、扉体の開放状態で、扉体を連動しない
構成としておけば、開放後に一部の扉体をさらに開放す
ることができ、洗浄槽の開口部をより広く開放できるこ
とから、食器等の被洗浄物の出し入れが容易に行える。
【0009】また、請求項に記載の発明は、弾性体
は、接続部間の距離が短くなる方向に付勢したものであ
り、穴部は枢軸の半径方向に移動可能ではあるが、1個
の扉体を持って複数個の扉体を連動開閉する時には、常
に扉体同士の距離が最短となる位置関係で連動すること
となる。この状態で扉体を閉塞する場合、1個の扉体に
対して閉塞操作を行えば、他の扉体が先に正規の閉塞位
置まで閉塞し、最後に操作している扉体を所定位置まで
閉塞すれば閉塞操作は完了する過程をとる。このため、
閉塞操作する1個の扉体が先に閉塞してしまい、他の扉
体が開放した状態で残ることはなく、どの扉体に対して
閉塞操作を行っても、1回の操作で全ての扉体を閉塞位
置まで閉塞することができる。なお、上下開放、左右開
放などいかなる開閉構成であっても、上記作用により、
同様に1回の操作で全ての扉体を閉塞することができ
る。
【0010】また、請求項に記載の発明は、扉体は、
上下に各々開閉する上扉体および下扉体を有し、前記上
扉体を常時閉塞方向へ付勢する構成としたものであり、
下扉体に対して開閉操作を行う場合には、扉体の閉塞位
置での開放開始時と閉塞完了時以外の連動開閉時には、
常に連動リンクにより連結した扉体同士の距離が最短と
なる位置で連動動作が行われるため、上扉体が開閉位置
によって枢軸と穴部の可動範囲内を瞬時に移動し、衝撃
や異音の発生を防止して、良好な開閉操作が行える。
【0011】また、請求項に記載の発明は、扉体は
上下に各々開閉する上扉体および下扉体を有し、前記
扉体の最大開放位置を規制する上扉体用ストッパーを設
けたものであり、扉体の開放位置で上扉体が単独で移動
しない構成としたり、上扉体の単独での最大開放範囲を
規制するなど、任意の位置に上扉体の最大開放位置を設
定できる。扉体の開放位置で上扉体が単独で移動しない
構成とした場合には、開放状態では上扉体が自由に動か
ないため、作業者が接触するなど不用意に上扉体が移動
してしまい、その衝撃で扉体や洗浄僧に付着した水滴が
落下することを防止する。また、上扉体用ストッパーを
設けることで、下扉体には停止位置を規制するストッパ
ーを設置しなくとも、上下の扉体を正規位置に停止させ
ることができる。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、扉体は、
上下に各々開閉する上扉体および下扉体を有し、前記上
扉体および下扉体の開成時に、前記上扉体のみを開成位
置からさらに上方へ移動可能に構成したものであり、洗
浄槽の開口部をより広く開放できることから、食器等の
被洗浄物の確認や出し入れが容易に行える。また、洗浄
かごを引き出す構成としておけば、より被洗浄物の出し
入れが容易となる。
【0013】また、請求項に記載の発明は、扉体の開
閉操作を行うハンドル部を下扉体に設けたものであり、
上下に各々扉体を開閉する場合、上に開放される上扉体
はその自重により閉塞位置近傍では自然に閉塞されるた
め、下扉体に対して開閉操作を行えば、閉塞時には上扉
体が先に閉塞してから下扉体が閉塞するという順序とな
る。つまり、下扉体に対して操作して扉体を連動開閉す
る場合には、1回の操作で両方の扉体の開放および閉塞
させることができる。下扉体にハンドル部を設けること
で、作業者は間違えることなく下扉体を操作することに
なる。また、上扉体を先に開放すれば、水滴が装置外に
落下してしまうが、その防止効果も得られる。
【0014】また、請求項に記載の発明は、扉体の閉
塞状態において下扉体の一部は上扉体の外側より重な
り合う構成としたものであり、下扉体に対して閉塞操作
を行う場合は、下扉体は最後に閉塞するため、閉塞位置
で下扉体のみをシール可能な正規の位置に閉塞すれば、
下扉体との重合によって上扉体も規定の位置に閉塞でき
る。また、扉体を閉塞位置で固定するロック手段は下扉
体のみに設置すればよく、構成の簡素化が図れる。ま
た、扉体同士のシール面を重合させることで、扉体間の
シールを容易に、かつ確実に行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0016】(実施例1) 図1、図2は本発明の実施例1の食器洗浄機の側面図お
よび断面図である。図において、本体1内に設けた洗浄
槽5があり、食器等の被洗浄物6は洗浄かご7にセット
され、洗浄槽5内に収納されている。洗浄槽5に洗浄水
を供給する給水弁8、洗浄水を加圧する洗浄ポンプ9が
あり、洗浄水を噴射する洗浄ノズル10には噴射孔が複
数個設けられている。また、洗浄槽5内には残菜を収集
するフィルタ11と加熱用の発熱体12があり、洗浄槽
の温度を検知する温度センサ13を備えている。また、
洗浄水を排出する排水ポンプ14と、洗浄槽5に空気を
送る送風機15を備えており、送風機15により送風さ
れた空気を洗浄槽5に導く送風経路16を設け、その排
気を排出する排気口17を扉体18に設けている。
【0017】また、洗浄槽5の開口部2を閉塞する2個
の扉体18(下扉体19と上扉体20)を設けており、
下扉体19は枢軸21で本体1に回動自在に枢支され、
上扉体20は支持手段として設けた2本の回転アーム2
2、23を用いて、枢軸24、25で上扉体20に、枢
軸26、27で本体1側に枢支されている。そして、上
下の扉体19、20を連動する連動手段として連動リン
ク28を設けており、その一端側は下扉体19と一体で
構成した枢軸29に枢支され、他端側は上扉体20の支
持手段である回転アーム22上の枢軸30に枢支されて
いる。ここで、枢軸30と係合する連動リンク28の穴
部31は、枢軸30の半径方向、すなわち回転軸と垂直
な方向に移動可能とするために、長穴形状としており、
枢軸30と穴部31には遊びを有する構成となってい
る。また、枢軸や回転アーム等の支持手段および連動リ
ンクは、扉体18の左右両側に設けており、扉体18の
開閉操作を行うハンドル部32は下扉体19に設置し、
下扉体の開放位置を規制する下扉体用ストッパー33を
備えている。
【0018】また、上扉体20の支持手段は、上扉体2
0の自重によって上扉体20単体には常に閉塞方向への
力が作用する構成としている。
【0019】次に動作、作用について説明するが、まず
食器洗浄機の基本動作について説明すると、食器等の被
洗浄物6を洗浄かご7にセットしてから洗浄槽5に収納
し、洗剤を投入した後、扉体18により本体1の開口部
2を閉塞し、装置の運転を開始する。被洗浄物6の汚れ
を落とす洗浄工程、付着した洗剤や残菜を流すすすぎ工
程、そして被洗浄物6に付着している水適を乾燥させる
乾燥工程の順に実行される。まず、給水弁8が動作して
所定量の洗浄水を洗浄槽5に供給し、続いて洗浄ポンプ
9が洗浄水を加圧し、洗浄ノズル10から噴射する。こ
の際、洗浄槽5内に設けたシーズヒータ等の発熱体12
に通電しており、洗浄水を加温しながら洗浄工程は行わ
れる。また、温度センサ13は洗浄槽5の温度を検知し
ており、所定温度以上になると発熱体12への通電を停
止するようになっている。
【0020】所定時間の洗浄工程を終えると、汚れを含
む洗浄水は排水ポンプ14により機外に排出され、新た
に洗浄水が供給される。洗浄ポンプ9を運転し、洗浄ノ
ズル10から再び洗浄水を噴射して、洗剤や残菜等の付
着した被洗浄物6のすすぎを行う。所定時間運転した
後、洗浄水を排出し、再び洗浄水を供給するという動作
を繰り返し、このすすぎ工程は連続して3回程度行う。
最後に、洗浄水を機外に排出して、すすぎ工程は終了す
る。
【0021】続いて乾燥工程が行われ、送風機15を動
作させることにより、送風経路16を通って外気が洗浄
槽5内に送風され、排気口17から排出される。この
際、発熱体12には通電されており、送風と温度の両方
の効果によって被洗浄物6に付着した水滴の蒸発は促進
される。所定時間これらの乾燥工程を行い、運転を終了
する。
【0022】次に、扉体18に関して説明すると、2個
に分割した扉体19、20は上下に各々開閉する構成で
あり、枢軸21の回転によって下扉体19は下方に回動
し、2本の回転アーム22、23の回動によって上扉体
20は本体1の上方空間に移動する。この際、回転アー
ム22と23の長さは異なっており、上扉体20は回転
しながら移動する。また、連動手段である連動リンク2
8は下扉体19と上扉体20を支持する回転アーム22
とを連結しており、一方の扉体を移動させると、他方の
扉体も連動して移動する。このため、2個の扉体19、
20を各々開放操作する必要はなく、1回の操作で2個
の扉体19、20を一気に開放でき、使い勝手が飛躍的
に向上する。
【0023】そして、連動リンク28の接続部の1つで
ある枢軸30は、回転自在であると同時に、穴部31は
長穴形状であることから、穴部31は枢軸30の半径方
向にも移動可能となり、連動リンク28によって連動し
ない領域を生み出す。図3は、下扉体19のハンドル部
32を引き出した場合の途中段階図であり、図3の位置
まで下扉体19を移動させても、枢軸30と長穴31の
遊びによって枢軸30部は軸の半径方向に移動するた
め、上扉体20は全く移動しない。次に、それ以上、下
扉体19を引き出せば、連結リンク28の作用により、
上下の扉体19と20は連動し、下扉体19が下扉体用
ストッパー33に当接する図4の位置まで上下の扉体1
8は同時に開放される。図4に示した、aは下扉体19
の回動可能範囲であり、bの範囲はそのうち上下の扉体
18が連動する範囲である。また、図3のように、下扉
体19が先に開放してから、次に上扉体20が開くた
め、上扉体20に付着した水滴や汚れ等が装置外に落下
することを防止できる。
【0024】また、上扉体20単体はその移動可能範囲
内で、上扉体20および回転アーム22、23の重量に
より作用する合力の水平分力がゼロとなる点(真上の
点)を通過しない構成であるため、上扉体20単独で
は、その自重によって常に閉塞方向への力(モーメン
ト)が作用している。このため、図3から図4の位置ま
で開放する過程で、連動リンクの穴部31と枢軸30と
の関係は、常に一定であり、扉体同士の距離が最短とな
る状態で保たれ、円滑な開閉動作が行える。また、水平
分力がゼロとなる点を通過する場合、枢軸30が穴部3
1との隙間を瞬時に移動することで、衝撃や騒音を発生
するが、本構成ではその恐れはなく、衝撃等により扉体
18の内面や洗浄槽に付着した水滴が洗浄槽5外に飛散
することを防止したり、乾燥後の食器6に水滴が落下
し、性能を悪化させることを防止できる。
【0025】さらに、開放状態である図4の位置から、
連動リンク28の長穴31の範囲内で、上扉体20は下
扉体19とは連動せずに移動させることができ、図5の
ように上扉体20のみをさらに上方に移動することも可
能である。これにより、洗浄槽5の開口部2をより広く
開放できることから、食器等の被洗浄物6の確認や出し
入れが容易に行える。また、図のように洗浄かごを引き
出す構成としておけば、より被洗浄物の出し入れが容易
となる。
【0026】また、長穴31の長さや形状を変更するこ
とで、連動しない領域を増加させることもでき、例えば
設置場所の高さが低い場合には、図4の状態で使用し、
設置高さの高い場合にはさらに上扉体20のみを上方に
開放させて使用する等の使い方も可能である。
【0027】また、長穴31の遊び量を調節可能とする
ことで、扉体18開放時の最大高さを調節でき、実際の
設置場所の高さに応じた高さまで上扉体20を開放する
ことで、設置高さを十分に生かした使用状態を得ること
ができる。なお、連動リンク28の穴部を長穴31とす
る本実施例以外の連動手段においても、連動しない領域
を調節することは可能であり、設置高さを最大限に生か
すことができる。
【0028】次に、図4の開放位置から扉体18を閉塞
する時には、下扉体19を操作して、まず図3の位置ま
で移動する。穴部31と枢軸30との間には遊びを有
し、上扉体20の動きには自由が存在するにもかかわら
ず、上扉体20の自重によって上扉体20には閉塞方向
に力が作用するため、下扉体が図3の時点では、すでに
上扉体20は、ほぼ閉塞位置まで移動する。そして、さ
らに下扉体19を押し戻せば、上下の扉体19、20の
連動は長穴31と枢軸30との関係により解除され、下
扉体19のみが動作して、下扉体19に対する閉塞操作
を行うだけで図1の閉塞位置まで一気に閉塞できる。し
たがって、操作する下扉体19のみが先に閉塞してしま
い、従属移動する上扉体20が半開きの状態で残留し、
別途閉塞操作を必要とすることはない。また、図4の開
放位置から図3の位置まで移動する過程で、連動リンク
28の穴部31と枢軸30との関係は、常に一定であ
り、扉体同士の距離が最短となる状態で保たれることか
ら、枢軸30が穴部31との遊び内を瞬時に移動するこ
で、衝撃や騒音が発生する恐れはなく、円滑な開閉動
作が行える。
【0029】なお、図1の閉塞位置では、上下の扉体1
9、20は連動しておらず、単独の扉体として存在して
おり、個々の扉体19、20単独での防水が確保されて
いれば、確実に開口部2を水密的に閉塞できる。1個の
扉体で開閉するタイプは、すでに種々存在し、比較的容
易に防水を行える。しかし、複数の扉体18を連動さ
せ、従来のように連動手段による連動が完全に一意的に
行われる場合には、理想通りの寸法で加工、組立てが行
われていれば問題なく、防水が保たれる位置に両扉体を
閉塞できるが、実際には、加工や成型等に伴う部品の誤
差や組立て時の組立て誤差等が必ず存在するため、理想
通りには組み上がらない。部品の誤差に組立て誤差等が
掛け合されると、最終的な誤差は非常に増大される可能
性が有り、連動が一意的な場合には、防水が不完全とな
ってしまう。例えば図6のように、枢軸30の位置がわ
ずかにずれていた場合、上扉体20は完全に閉塞し切れ
ずに、cの部分が浮いた状態で停止する。このため、上
扉体20のシールは不完全となり、洗浄中に水漏れを発
生する。また、図6とは逆に、上扉体20の方が過多に
閉塞してしまう際には、操作する下扉体が閉まり切らず
に、閉塞操作が重くなったり、顕著な場合には、閉塞が
不可能となったり、破損したりする恐れがある。
【0030】したがって、閉塞位置近傍で扉体19、2
0同士を連動しない構成とすることで、各扉体19、2
0をシール可能な位置に閉塞することができ、上下の扉
体19、20を連動しているにもかかわらず、確実に水
漏れを防止できる。上下の扉体19、20に各々ロック
装置を設ければ、各々の所定位置で確実にロックさせる
ことができる。また、上下の扉体19、20同士の一部
を重合した場合には、外側の扉体19で、他方の扉体2
0を押さえ込むことができ、1個の扉体を閉塞位置で位
置決めすれば、他方の位置決めができ、ロック手段も1
個の扉体に対して用いればすべての扉体を固定できる。
【0031】なお、扉体19、20と開口部2との間お
よび扉体同士の分割部に弾性を有するシール部材を設け
ることで、よりシール性を高め、強固に水漏れを防止で
きる。
【0032】また、回転アーム22、23や連動リンク
28は、扉体18の相対向する側に各々設けており、扉
体には左右均等に連動リンク28の作動力が作用するた
め、従属の扉体がよじれることを防止し、扉体の開閉動
作が円滑に行える。
【0033】なお、本実施例は、扉体同士を連動しない
領域を設けるために、枢軸30を軸の半径方向への移動
を可能とし、具体的には枢軸30部分の穴部31を長穴
形状としたが、これ以外にも、楕円形状であったり、円
形形状で遊びを大きくしたものであったり、あるいは軸
形状を楕円等の非円形状としたり、軸形状と穴形状とを
違えるなど、種々の構成が考えられ、いずれにおいても
同様の効果が得られる。
【0034】また、穴部31の形状や角度等によって連
動しない範囲を設定でき、扉体18の開閉位置における
連動しない範囲を違えることも可能となる。例えば、扉
体18の閉塞位置では連動しないが、図4の状態から上
扉体20は、ほとんど自由に移動しない状態とすること
も可能であり、開放時の慣性で従属移動の上扉体20が
不用意に移動し衝撃等を発生することで、扉体の内面に
付着した水滴が洗浄槽5外に飛散することを防止した
り、乾燥後の食器6に水滴が落下することを防止でき
る。
【0035】また、本実施例とは逆に、連動リンク28
に枢軸30を設け、回転アーム22に枢軸30と係合す
る長穴31を設けた場合(図7)でも同様の作用、効果
が得られる。また、枢軸30とは反対側の枢軸29の穴
部を長穴形状とするなど半径方向に移動可能な構成とし
た場合でも同様である。
【0036】また、扉体18の開閉方式を限定するもの
ではなく、図7のように、上扉体20は上扉体20に固
定された1個の支持手段34を枢軸35まわりに回動す
る方式や、図8のように上扉体20の上端部分を枢軸3
6で回動自在に支持した方式など、いかなる構成であっ
ても防水に関しては同様の効果が得られる。開閉方向が
左右開きであったり、扉体の個数が3個以上であって
も、同様である。
【0037】また、連動リンク28は、扉体18ないし
扉体18を移動自在に支持する支持手段に接続して設け
たが、扉体18の開閉とともに移動する場所に設置すれ
ばよく、図1や図7、図8などの位置に接続場所を限定
するものではない。
【0038】また、扉体や支持手段を本体1に設置する
枢軸21、26、27を、同一部材に設置する構成とす
れば、扉体19と20との間の誤差が小さくなる。
【0039】また、図1等では、枢軸や回転アーム等
は、分かりやすいように壁面の外側にある如くに図示し
たが、本体1の壁面内部に収めることが可能であり、洗
浄槽内5および装置外とは設置領域を区別することで、
錆や劣化等を防止できるなど耐久性が向上し、かつ回転
アーム等が外部に露出しない良好な外観が得られる。
【0040】また、開口部2は本体1の前面としたが、
天面や側面であったり、あるいは複数の面に開口部を有
する構成であっても同様である。また、卓上設置型のみ
でなくビルトイン型の食器洗浄機の扉体にも適応でき
る。
【0041】また、複数個の扉体を連動させる連動手段
は連動リンク28としたが、これと同様の作用を成す他
の手段を用いてもよく、ワイヤで連結したり、歯車やベ
ルト、チェーン等で連動させるなど、他の構成であって
も同様の効果が得られる。
【0042】なお、本発明は扉体18の開閉構造に関す
るものであり、洗浄や乾燥の方式や構成、運転モード等
を限定するものではない。実施例では、乾燥機能を有す
る食器洗い乾燥機の例を示したが、乾燥機能を伴わない
食器洗浄機や乾燥のみを行なう食器乾燥機、あるいは収
納装置等の他の機器にも、本発明の扉構造を利用でき
る。他の実施例についても同様である。
【0043】図9は本発明の実施例2の食器洗浄機の側
面図であり、図1に示した実施例1と同じ構成要素には
同一の符号を付与している。図9に示すように、上扉体
20の可動範囲内で、上扉体20および支持手段34の
重量により作用する合力の水平分力がゼロとなる点(真
上の点)を通過する構成であり、かつ上下の扉体19、
20同士の距離が最短となる方向に付勢する弾性体とし
て引っ張りばね37を連動リンク28と枢軸30(連動
手段34)との間に設置している。
【0044】本構成では、上扉体20が大きく上方に開
放するため、被洗浄物の出し入れや洗浄槽内の確認を容
易に行える利点を有するが、引っ張りばね37が存在し
ない場合には、開放操作時に上扉体20の位置が図10
の破線の位置を超えると、上扉体20がその自重で長穴
31を移動してしまい、下扉体19の開閉動作とは連動
せずに、単独で移動してしまう。この場合、上扉体20
には衝撃が発生するため、上扉体20の内面に付着した
水滴が装置天面に落下したり、あるいは乾燥後の食器等
に落下するなどの不都合を生じる。また、衝撃により開
閉操作が不円滑となるとともに、装置の耐久性が低下す
る。また、閉塞操作時も同様に、操作途中で上扉体20
が連動せず、不連続に移動することで、衝撃を発生し、
操作性が悪化する。
【0045】しかし、引っ張りばね37を設置すること
で、上扉体20は常に閉塞方向に力が作用するため、図
9のように、閉塞位置を除く開閉操作の途中段階では、
常に枢軸30と穴部31の関係は一定となり、実施例1
に示した常に上扉体の自重が閉塞方向に作用する場合と
同様の如く動作し、不連続を生じることなく、円滑に開
閉操作を行うことができる。
【0046】なお、自重により常に閉塞方向に力を作用
させる場合には、従属移動の扉体は上方に開放している
必要があるが、ばね等の別手段を用いることで、下方に
開放する扉体を従属移動の扉体としたり、あるいは左右
開放など重力の作用しない方向への開閉構成にも対応で
きる。また、この手段はばね材の使用に限定するもので
はなく、他の弾性体や磁力、重量バランサ等の他の手段
であっても達成できる。
【0047】また、図11は、上扉体20を開閉操作す
る扉体とし、下扉体19を従属移動する扉体とした場合
の例であるが、従属移動する扉体19が閉塞する方向に
付勢する引張りばね37を設けており、上記と同様の効
果があり、上下左右いかなる扉体の開閉方向、構成であ
っても、常に連続して円滑に扉体を連動開閉することが
できる。前述の実施例では、下扉体19を操作する対象
とし、上扉体20を従属移動する扉体としたが、図11
のように従属移動する扉体19が常に閉塞する方向に力
が作用する構成とすることで、上扉体20にハンドル部
32を設け、上扉体20に対して開閉操作を行う場合に
おいても、閉塞時には、従属移動の下扉体19が先に閉
塞し、最後に操作する扉体20が閉塞するという順序と
なり、扉体同士が連動しない領域が存在するにもかかわ
らず、一定順序で確実に扉体を閉塞できる。また、扉閉
塞の順序が不確定となることで、扉体同士が接触して破
損すること等を防止し、全ての扉体を確実に閉塞できる
ことから、シール性を確保できる。
【0048】(実施例3) 図12(a)、(b)は、本発明の実施例3の食器洗浄
機の部分詳細図および同詳細部分の側面図であり、図1
に示した実施例1と同じ構成要素には同一の符号を付与
している。
【0049】図12は、連動リンク28を回転アーム2
2に接続する枢軸30部分の詳細を示しており、回転ア
ーム22に設けた枢軸30と係合する穴部31の形状は
略円形形状で、穴部31と枢軸30の最大隙間dは、6
mm程度としており、枢軸30と穴部31との最大隙間
は0.1mm以上、枢軸30が穴部31から抜けること
を防止する抜止部38から枢軸30が脱落する隙間未満
としたものである。
【0050】穴部31は、略円形形状であっても、枢軸
30と穴部31には隙間を有するため、穴部31は枢軸
30の半径方向に移動可能であり、上下の扉体19、2
0が連動しない領域を発生することから、実施例1と同
様の作用、効果が得られる。
【0051】枢軸30と穴部31は回動自在に係合して
いるため、最小限の隙間は必要となる。本発明とは逆
に、精度よく上下の扉体を連動させたい場合には、この
隙間をより小さくすることが望ましく、0.02mm程
度とすればよいが、一般摺動部でやや大きい隙間を有す
る場合の穴と軸のはめあいは、穴はH7、軸はe7程度
とされており(日本設計製図学会の資料より)、軸径に
より異なるが、6mm程度の軸の場合だと、許容される
最大隙間は0.059mmとなり、0.06mm以上あ
れば、容易に回動できることから、それ以上の隙間であ
れば、枢軸30の半径方向に移動するとみなすことがで
きる。ただし、量産性を考慮し、穴部31は板材の打ち
抜きにより製造する場合、打ち抜き精度はJISでは径
6mm以下のA等級で±0.05mmとされており、最
大0.1mmの隙間が発生することから、それ以下であ
れば回転に必要な隙間とみなすこともできる。また、連
動リンク28にも同程度の誤差が最小限想定できること
から、実用上は0.1mm以上の隙間があれば、連動リ
ンク28の設置に伴う誤差を吸収し、シール可能な位置
に全ての扉体18を同時に閉塞させることができる。な
お、同B等級レベルでは±0.1であり、0.2mmの
隙間以上となる。この場合、穴部31は、最も単純な円
形でよく、穴径を適当な値に設定するという非常に簡単
な方法で、有効な効果が得られる。
【0052】また、隙間の最大値は、枢軸30が穴部3
1から抜けることを防止する抜止部38から枢軸30が
脱落する隙間未満としたが、抜止部38によらず他の方
法で抜けを防止したり、枢軸30と穴部31以外の別部
材で抜けを防止した場合等にはこの限りではなく、昇降
手段や連動リンク等に形成可能な穴部寸法であであれば
よい。
【0053】(実施例4) 図13は本発明の実施例4の食器洗浄機の部分詳細図で
あり、図1に示した実施例1と同じ構成要素には同一の
符号を付与している。図13は、連動リンク28を回転
アーム22に接続する枢軸30部分の詳細を示してお
り、回転アーム22に設けた枢軸30の形状は楕円形状
としており、枢軸30の半径方向、すなわち回転軸方向
とは垂直の方向に穴部31は移動可能なことから、実施
例1と同様の効果が得られる。
【0054】なお、枢軸30や穴部31の形状は、長穴
や楕円、矩形等に関わらず、枢軸30と穴部31の形状
が異なっていればよく、移動量等を適切に設定すること
で、同様の効果が得られる。
【0055】(実施例5) 図14は本発明の実施例5の食器洗浄機の側面図であ
り、図1に示した実施例1と同じ構成要素には同一の符
号を付与している。図14に示すように、本実施例は、
図1の構成に加えて上扉体の最大開閉位置を規制する上
扉体用ストッパー39を設けたものである。
【0056】扉開閉に関する基本的な作用、効果は、実
施例1と同様であるが、図に示す扉体の開放位置が上扉
体20の最大開放位置となり、実施例1に示した図4の
位置まで上扉体20を開放することはできなくなる。つ
まり、開放状態では上扉体20は固定されてしまい、実
施例1で示したような、さらに上扉体20を開放して使
用する効果得られないが、安定した扉体18の開放状態
が得られる。このため、作業者が接触するなど不用意に
上扉体20が移動してしまい、危険を生じたり、その衝
撃で扉体18や洗浄僧5に付着した水滴が落下すること
を防止する。
【0057】また、上扉体20を完全に移動不能とする
だけではなく、移動可能とするが、その可動量を最適に
設定することもできる。
【0058】なお、上扉体用ストッパー39を設けるこ
とで、下扉体19には停止位置を規制するストッパー3
3を設置しなくとも、上下の扉体18を正規位置に停止
させることができ、装置の簡素化につながる。
【0059】(実施例6) 図15は本発明の実施例6の食器洗浄機の側面図であ
り、図1に示した実施例1と同じ構成要素には同一の符
号を付与している。図15に示すように、基本的には実
施例1と同様であるが、閉塞位置で下扉体19は上扉体
20の一部に重合した構成としており、扉体18と開口
部2および扉体19、20同士の重合部40にはシール
部材41を設置している。また、扉体18の開閉操作を
行うハンドル部32を下扉体に設けており、扉体18と
本体1と固定するロック手段42を下扉体19と本体1
との間に設けている。
【0060】下扉体にハンドル部を設けたため、扉体1
8の開閉に関する基本的な作用、効果は実施例1と同様
であるが、上下の扉体19、20の一部を重合した構成
としており、閉塞位置では、下扉体19で上扉体20を
押さえ込む形となり、閉塞位置では連動していないにも
かかわらず、最外部に位置する下扉体19のみを閉塞状
態で位置決めすれば、上扉体20も所定位置に保つこと
ができる。さらに、ロック手段42を最外部に位置する
下扉体19にのみ設置すれば、全ての扉体18をロック
することが可能であり、装置の簡素化につながる。
【0061】また、扉体19、20の同士の接合面は重
合しているため、外部に水が漏洩しにくいことから、シ
ール性が向上する。また、シール部材41を用いること
で、より確実にシールできるとともに、多少の誤差を吸
収し、シール状態を確保できる。
【0062】なお、扉体同士の一部を重合するというこ
とは、扉体そのものを重合する他に、扉体に設けたシー
ル部材等を重合する構成であっても、同様の効果が得ら
れる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の扉
体の開閉動作を連動させた場合においても、確実にシー
を行うことができるとともに、扉体の開閉操作を良好
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の食器洗浄機の側面図
【図2】同実施例1の食器洗浄機の断面図
【図3】同実施例1における扉体開閉操作の途中段階の
側面図
【図4】同実施例1における扉体開放状態の側面図
【図5】同実施例1における扉体開放状態の側面図
【図6】同実施例1における寸法誤差を含む場合の扉体
閉塞状態の側面図
【図7】同実施例1における他の支持手段を用いた場合
の側面図
【図8】同実施例1における他の支持手段を用いた場合
の側面図
【図9】同実施例2の食器洗浄機の断面図
【図10】同実施例2における引っ張りばねを用いなか
った場合の側面図
【図11】同実施例2における他の食器洗浄機の断面図
【図12】(a)同実施例3の食器洗浄機の部分詳細図 (b)同詳細部分の側面図
【図13】同実施例4の食器洗浄機の断面図
【図14】同実施例5の食器洗浄機の断面図
【図15】同実施例6の食器洗浄機の断面図
【図16】従来の食器洗浄機の側面図
【符号の説明】
2 開口部 5 洗浄槽 18 扉体 19 下扉体 20 上扉体 22、23 回転アーム(支持手段) 28 連動リンク(連動手段) 29、30 枢軸(接続部) 31 穴部 32 ハンドル部 34 支持手段 35、36 枢軸(支持手段) 38 抜止部 39 上扉体用ストッパー 40 重合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−142027(JP,A) 特開 平7−174132(JP,A) 特開 平9−164102(JP,A) 特開 昭50−26356(JP,A) 特公 昭57−55608(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42 E05D 15/46 F16C 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、前記洗浄槽に設けた開口部
    と、前記開口部を閉塞する複数の扉体と、前記扉体を開
    閉自在に支持する支持手段と、前記扉体のうち1つの扉
    開閉したときに他の扉体連動させるように連結し
    た連動リンクとを備え、前記連動リンクと前記扉体ある
    いは前記支持手段との接続部は、少なくとも1つを枢軸
    この枢軸を摺動自在に受ける穴部を有した移動枢軸と
    し、前記扉体の1つを開閉させたときに他の扉体がこれ
    と連動しない動作領域を構成するとともに、前記扉体の
    1つを常時閉塞方向へ付勢する弾性体を設けた食器洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 弾性体は、接続部間の距離が短くなる方
    向に付勢した請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 扉体は上下に各々開閉する上扉体およ
    び下扉体を有し、前記上扉体を常時閉塞方向へ付勢する
    構成とした請求項1または2記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 扉体は上下に各々開閉する上扉体およ
    び下扉体を有し、前記上扉体の最大開放位置を規制する
    上扉体用ストッパーを設けた請求項1〜のいずれか1
    記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 扉体は、上下に各々開閉する上扉体およ
    び下扉体を有し、前記上扉体および下扉体の開成時に、
    前記上扉体のみを開成位置からさらに上方へ移動可能に
    構成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗浄
    機。
  6. 【請求項6】 体の開閉操作を行うハンドル部を下扉
    体に設けた請求項1〜のいずれか1項記載の食器洗
    浄機。
  7. 【請求項7】 扉体の閉塞状態において下扉体の一部
    は上扉体の外側より重なり合う構成とした請求項1〜
    のいずれか1項記載の食器洗浄機。
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