JP3491935B2 - ガラスレンズの成形装置 - Google Patents

ガラスレンズの成形装置

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JP3491935B2
JP3491935B2 JP26953093A JP26953093A JP3491935B2 JP 3491935 B2 JP3491935 B2 JP 3491935B2 JP 26953093 A JP26953093 A JP 26953093A JP 26953093 A JP26953093 A JP 26953093A JP 3491935 B2 JP3491935 B2 JP 3491935B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はガラスレンズの成形装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】図3および図4は特公平3−64453
号公報に記載された従来装置を示す。この従来装置は上
・下の成形型100、110を装備した成形本体部12
0と、成形後のガラスレンズを上・下の成形型100、
110から離型させるための離型リング130の駆動部
140と、マガジン150上に載置された光学ガラス素
材160を予備加熱炉170、本加熱炉180及び成形
室190内の成形ポイント200に搬送するための搬送
アーム駆動部210と、これらが上面に配設される架台
220とにより構成されている。 【0003】上型100は、上板230の内面に取り付
けられたホルダー240に取付リング250を介して固
定されており、下型110は、架台220上のテーブル
260に設けられた軸受270を介して上・下動自在に
支承された保持軸280に取付リング290を介して取
り付けられている。上・下の成形型100、110は、
それぞれのヒータ300、310により加熱されガラス
光学素材160は搬送アーム320に載置され、予備加
熱炉170、本加熱炉180によって加熱された後、ヒ
ータ300、310による加熱状態の上・下の成形型1
00、110によって押圧されてガラスレンズに成形さ
れる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来装置にお
いては、ガラス光学素子160を加熱して成形するた
め、ガラス光学素子材160を予備加熱炉170及び本
加熱炉180によって加熱した後、上・下の成形型10
0、110のヒータ300、310により加熱してい
る。このような構成では、テーブル260の上面に予備
加熱炉170、本加熱炉180が設置されているため、
これらの加熱炉170、180からの熱がテーブル26
0に伝導し、これにより、テーブル260に不均一な温
度分布が生じる。すなわちテーブル260は温度の高い
部分が伸び始め、テーブル260に設けられた軸受27
0の位置が変位する。これにより保持軸280の中心軸
に対して、その軸に平行な方向に、さらには軸が傾く方
向に変位する。このため、従来装置ではプレスされたガ
ラスレンズの偏芯にズレが生じる問題があった。 【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、加熱による保持軸の変位を防止することによ
り、プレスされるガラスレンズの偏芯精度を安定させる
ことが可能なガラスレンズの成形装置を提供することを
目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため本発明は、可動側の金型を支持する保持軸が
摺動可能に挿入されるハウジングと、このハウジングを
架台に取り付けるためのベース部材と、前記架台上に配
置され光学ガラス素材を加熱する少なくとも1以上の加
熱炉とを備えており、前記ベース部材が熱膨張係数の小
さな材質により形成されると共に、当該ベース部材に冷
却部材が配置されていることを特徴とする。 【0007】図1は本発明の基本構成を示し、上型2お
よび下型1が対向状態で配置されている。上型2は固定
的に取り付けられる一方、下型1は上下動する保持軸5
に取り付けられて可動側の金型となっている。保持軸5
は軸受7を介してハウジング4内に上下動可能に挿入さ
れ、ハウジング4は架台6に取り付けられたベース部材
3に固定された状態で垂下している。9は加熱炉であ
り、光学ガラス素材(図示省略)を加熱する。加熱され
た光学ガラス素材は上型2および下型1間に搬送されて
ガラスレンズにプレス成形される。このような構成にお
いて、ハウジング4を固定するベース部材3は熱膨張係
数の小さな材質により形成されると共に、このベース部
材3上には冷却部材10が設けられている。 【0008】上記構成では上型2、下型1および光学ガ
ラス素材は成形型の周辺に配置されているヒータ(図示
省略)および加熱炉9により加熱される。この場合、加
熱炉9は保持軸5の軸芯に対して、対称に設置されてい
ないので、加熱炉9の熱がベース部材3等に伝導し、ベ
ース部材3に不均一な湿度分布が生じるが、ベース部材
3には冷却部材10が配置されて冷却されると共に、熱
膨張係数が小さい材質により形成されているため、熱に
よる変位がベース部材3にほとんど生じない。このた
め、ベース部材3に固定されているハウジング4の変位
も少なくなるので、保持軸5も変位することなく、安定
して上下方向に摺動でき、ガラスレンズの偏芯精度が安
定する。 【0009】 【実施例】図2は本発明の一実施例を示し、図1と同一
の要素は同一の符号を付すことにより対応させてある。
この実施例では、架台6の上側に長方形状をなす下ベー
ス部材11が固定されており、下ベース部材11の上面
には下冷却部材12が固定されている。下ベース部材1
1の下側には円筒形状のハウジング4が固定されてお
り、下型1を保持する保持軸5は軸受7を介してハウジ
ング4に上下動可能に保持されている。下ベース部材1
1の材質としてはタングステンを主成分し、ニッケルと
クロムが含有された合金が選択され、この合金の熱膨張
係数は4.5×10-6mm/℃と小さくなっている。上
型2は円柱状の型支持体21に当接され、型押さえ20
を介して保持される。型支持体21と型押さえ20はね
じなどの螺合部材により結合されている。この場合、型
支持体21は上ベース部材14に嵌合により固定されて
おり、この型支持体21の外周には円筒状のヒータ19
が取り付けられている。 【0010】下型1も上型2と略同様に構成されてお
り、型支持体21が保持軸5に嵌合により固定され、こ
の型支持体21の周囲にヒータ19が設けられている。
下ベース部材11及び下冷却部材12の上側には上型
2、下型1を囲むカバー8が設けられ、このカバー8の
外側には本加熱炉22、予備加熱炉16が配設されてい
る。 【0011】本実施例において、本加熱炉22は電気炉
が使用される一方、予備加熱炉16は内部に配設された
赤外線ヒータ17により、光学ガラス素材(図示省略)
を加熱する。なお、上ベース部材14は下ベース部材1
1から立設された4本の支柱13により保持され、上ベ
ース部材14の上面には上冷却部材15が取り付けられ
ている。そして、上冷却部材15および下冷却部材12
には20℃に温調された冷却水が循環している。 【0012】上記構成では上型2、下型1の外周に配設
されたヒータ19、本加熱炉22および予備加熱炉16
により、上型2、下型1および光学ガラス素材が加熱さ
れる。図示例においては、本加熱炉22および予備加熱
炉16は保持軸5に対して、非対称な位置に設けられて
いるので、加熱時に生じる熱が伝導し、下ベース部材1
1に不均一な湿度分布が生じる。 【0013】表1は図2の矢印Aで示す測定点におい
て、各態様での温度と変位を測定した結果を示す。同表
において、態様1は熱膨張係数の小さな下ベース部材に
下冷却部材を取り付けたもの、態様2は熱膨張係数の小
さな下ベース部材だけを使用したもの、態様3は下冷却
部材だけを用いたものである。同表から明らかなよう
に、本実施例である態様1は態様2、3に比べ、ハウジ
ング4の変位量が1/2以下の10μmとなっている。 【0014】 【表1】 【0015】このようにハウジングの変位量が小さい場
合においては、成形するガラスレンズの精度が20〜3
0%程度向上する。また、下ベース部材11の最高温度
も40℃程度であるので作業上の安全性も確保すること
ができる。 【0016】なお、図示例では、下ベース部材11の上
面に下冷却部材12を設けているが、下ベース部材11
の内部に冷却水を供給しても良く、これによっても同様
の効果が得られる。さらには、熱膨張係数の小さい材質
を下ベース部材11のみでなく、支柱13、上ベース部
材14、ハウジング4の使用することにより、ハウジン
グ4の変位をさらに少なくでき、成形されるガラスレン
ズの精度がより向上する。 【0017】また、下ベース部材11としてサイアロン
を使用しても良い。このサイアロンは熱膨張係数が3×
10-6mm/℃と小さく、ハウジング4の変位が0〜7
μm程度となり、レンズの精度をさらに10%程度、向
上させることができる。 【0018】 【発明の効果】以上のとおり本発明は、可動する金型を
支持するハウジングの変位が小さくなるため、ガラスレ
ンズの精度を向上させることができ、しかも温度の上昇
を抑制できるため、作業上、安全となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の基本構成の断面図。 【図2】本発明の実施例を示す断面図。 【図3】従来装置の斜視図。 【図4】従来装置の断面図。 【符号の説明】 1 下型 2 上型 3 ベース部材 4 ハウジング 5 保持軸 6 架台 7 軸受 9 加熱炉 10 冷却部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−17170(JP,A) 特開 平1−105713(JP,A) 特開 平6−56441(JP,A) 実開 平7−101738(JP,U) 特公 平3−64453(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 11/12 C03B 11/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 可動側の金型を支持する保持軸が摺動可
    能に挿入されるハウジングと、このハウジングを架台に
    取り付けるためのベース部材と、前記架台上に配置され
    光学ガラス素材を加熱する少なくとも1以上の加熱炉と
    を備えており、前記ベース部材が熱膨張係数の小さな材
    質により形成されると共に、当該ベース部材に冷却部材
    が配置されていることを特徴とするガラスレンズの成形
    装置。
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