JP3491719B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3491719B2
JP3491719B2 JP32575595A JP32575595A JP3491719B2 JP 3491719 B2 JP3491719 B2 JP 3491719B2 JP 32575595 A JP32575595 A JP 32575595A JP 32575595 A JP32575595 A JP 32575595A JP 3491719 B2 JP3491719 B2 JP 3491719B2
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
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    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
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  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
外部へ出力する信号を駆動するための出力バッファを有
する出力回路部分の電源供給経路の、半導体集積回路の
パッケージに設けられた電源ピンあるいはグランドピン
の少なくとも一部が、主として論理演算を行う内部回路
部分の電源供給経路に対して独立して設けられた半導体
集積回路に係り、特に、半導体集積回路のテスト等の特
殊状態ではない通常状態での半導体集積回路の性能低下
を抑えると共に、同時に、このような特殊状態で用いる
信号や、新たに追加する機能に用いる信号等に利用す
る、半導体集積回路のパッケージに設けられるピンを削
減し、これによって、半導体集積回路のコスト削減を図
ることができる半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI(large scale integrated circu
it)等の半導体集積回路では、高集積化、多機能化が進
んでおり、これらに伴って製造された集積回路が正しく
動作するか否かのテストの労力やコストが益々増大され
ている。このような半導体集積回路のテストを行うため
には、テストに用いる独特の信号を備えるのが一般的で
ある。例えば、半導体集積回路のテストの便宜を図るた
め、テストモードに切り換えるモード切換信号を入力す
るためのピンや、半導体集積回路外部から何らかのテス
ト用の信号を入力すめためのピン、あるいは、テスト中
の半導体集積回路内部の信号を該半導体集積回路外部へ
モニタのために出力するためのピンが必要となる。
【0003】このような半導体集積回路のテストに用い
られるピンは、本来の目的のテストが終了すれば、該半
導体集積回路の実際の使用時(通常動作モード)では不
要となる。又、該通常動作モードで不要となるピンが多
いと、様々な問題が生じ、例えば半導体集積回路パッケ
ージの小型化が困難となってしまったりする。
【0004】ここで、本発明は、対象とする半導体集積
回路テストを具体的に限定するものではない。又、文字
通りの半導体集積回路テストに限定するものではなく、
テスト状態と類似した特殊状態に関するものでもよい。
ここで、一般的な半導体集積回路テストでは、何等かの
テスト信号を入力や出力、あるいは双方向で入出力する
ためのピンを必要とする。
【0005】例えば、LSI等の半導体集積回路の試験
方法として、スタンバイ電流測定がある。このスタンバ
イ電流測定は、測定対象となる半導体集積回路に入力さ
れる論理状態や、出力される論理状態、又場合によって
はその内部の論理状態を定常状態とし、その時の電源電
流を測定するというものである。CMOS(complement
ary metal oxide semiconductor )型の半導体集積回路
では、これに用いられるMOS(metal oxide semicond
uctor )トランジスタのオフ時のリーク電流を測定する
ことができ、これによって劣化又は故障してしまってい
るMOSトランジスタの有無を判定することができる。
【0006】半導体集積回路の欠陥の発生については、
例えば、製造過程において洗浄が不十分であったり異物
が付着してしまっていると、その半導体集積回路の動作
特性が低下してしまったり、更には後日完全な不良状態
となってしまう場合がある。このように表面に異物が付
着してしまったものでは、例えば前記スタンバイ電流測
定方法によって、リーク電流を検出することで不良判定
を行うことができる。このようにリーク電流検出するこ
とで、動作特性が低下してしまったり、あるいは動作特
性が低下する恐れがあるもの等について、その不良判定
を行う。
【0007】このようなスタンバイ電流測定方法は、I
DDQ テストあるいは定常電流IDDQ測定テスト等とも呼
ばれる。又、このようなテストに採用される評価用のテ
ストパターンは、例えば、ユーザが作成した多数の機能
テスト用のテストパターンから選択されるものである。
しかしながら、このような評価用テストパターンのう
ち、後述するように例えばプルアップ抵抗へ流れてしま
う電流等、何等かの原因で前述のようなリーク電流に比
べて大きな電流が流れる場合、この大きな電流に埋もれ
るリーク電流を十分検出することができない。又、プル
ダウン抵抗を用いたものも、このプルダウン抵抗に電流
が流れる場合、前述のようなリーク電流を十分検出する
ことができない。従って、このように大きな電流が流れ
てしまうテストパターンや、回路の動作が不安定になっ
てしまう回路パターンは用いることができない。
【0008】即ち、プルアップ抵抗を用いる回路では、
プルアップされている箇所の論理状態をH状態としなが
ら、前述のようなスタンバイ電流測定を行わなければな
らない。あるいは、プルダウン抵抗を用いる回路では、
そのプルダウンされている箇所の論理状態をL状態とし
ながら、前述のようなスタンバイ電流測定を行わなけれ
ばならない。このため、このようなスタンバイ電流測定
に用いるテストパターンを作成することは非常に困難で
ある。
【0009】更に、スタンバイ電流測定によってトラン
ジスタ等の劣化や故障をより確実に見出すためには、各
ノードをH状態にもL状態にも設定しながら、静的電流
を測定できることが望ましい。しかしながら、このよう
にH状態やL状態とした場合に、前述のようにプルアッ
プ抵抗に電流が流れてしまうと、このために静的電流を
測定することができなくなってしまう。
【0010】このため、特開平4−152714では、
このようなスタンバイ電流測定の際に、前記プルアップ
抵抗や前記プルダウン抵抗に電流が流れてしまうことを
防止するため、これらプルアップ抵抗あるいはプルダウ
ン抵抗を前記スタンバイ電流測定の際に切り離すよう制
御する制御用信号端子を設けるという技術が開示されて
いる。該特開平4−152714では、前記制御用信号
端子へ入力される信号に従ってオンオフする、例えばP
チャネルMOSトランジスタやNチャネルMOSトラン
ジスタにて、前記スタンバイ電流測定の際に前記プルア
ップ抵抗や前記プルダウン抵抗を切り離すようにしてい
る。このため、前記スタンバイ電流測定の際、これらプ
ルアップ抵抗やプルダウン抵抗に電流が流れてしまうこ
とがないため、より自由なテストパターンの選択が可能
となっている。
【0011】一方、従来から、LSI等の半導体集積回
路のテストを容易化するために、スキャンパス方式と呼
ばれる方式が用いられている。これは、回路中の全ての
フリップフロップを、テスト時に通常の回路接続から切
り離して、1つの長大なシフトレジスタに切り換えると
いうものである。又、この方式では、テスト中の各フリ
ップフロップへのアクセスは、全てのフリップフロップ
を1つのシフトレジスタとして動作させながら行う。
【0012】例えば、全てのフリップフロップを1つの
シフトレジスタとして動作させながら、所望のテストパ
ターンをシリアルに入力する。あるいは、それぞれのフ
リップフロップの論理状態を読み出す際には、全てのフ
リップフロップを1つのシフトレジスタとして動作させ
ながら、それぞれの論理状態を順次シフトさせながら読
み出す。
【0013】一般的に、論理回路は、フリップフロップ
やカウンタ等の順序回路と、ゲート等の組合せ回路とに
分けることができる。このようなスキャンパステスト法
では、テスト対象となる論理回路を、このような順序回
路の部分と、組合せ回路の部分とに分けてテストするこ
とができる。
【0014】一方、従来から行われているLSI等の半
導体集積回路のテスト方法として、いわゆるバウンダリ
スキャンレジスタを用いたものがある。
【0015】これは、ユーザ回路等のテスト対象となる
論理回路の入力あるいは出力、更にはその内部に、バウ
ンダリスキャンレジスタを予め接続しておくというもの
である。又、このようなテスト対象の論理回路の入力や
出力等の論理状態の設定、あるいはその論理状態の読み
出しの際には、前記バウンダリスキャンレジスタを介し
てアクセスする。
【0016】一般的な前記バウンダリスキャンレジスタ
は、主として、フリップフロップとマルチプレクサとに
より構成される。又、論理状態の設定の際には、個々の
バウンダリスキャンレジスタ内のマルチプレクサを切り
換えることによって、多数のバウンダリスキャンレジス
タを、1つの長大なシフトレジスタに構成する。従っ
て、このようなシフトレジスタとして構成されたものに
対して、シリアルなデータパターンを順次シフトしなが
ら入力することにより、個々のバウンダリスキャンレジ
スタの論理状態の設定を行うことができる。
【0017】一方、個々の前記バウンダリスキャンレジ
スタの論理状態を読み出す際には、内部のマルチプレク
サを切り換えることによって、同様に、多数のバウンダ
リスキャンレジスタを1つの長大なシフトレジスタとし
て構成する。又、このようにシフトレジスタとして構成
されたものから、シリアルにデータを順次シフトさせな
がら、個々の前記バウンダリスキャンレジスタの論理状
態を順次半導体集積回路の外部へ読み出す。
【0018】以上、LSI等の半導体集積回路のテスト
方法として、前記スタンバイ電流測定方法と、スキャン
パス方式と、バウンダリスキャンレジスタを用いたテス
ト法とについて言及した。本発明はこれらのものに限定
されるものではないが、これらを含め、大抵の半導体集
積回路のテスト方法では、テスト中には独特の信号を用
いるものである。
【0019】例えば、前記スキャンパス方式にあって
は、前述のように被テスト対象となる回路中の全てのフ
リップフロップを長大なシフトレジスタに切り換えるた
めの信号が少なくとも必要である。又、前記バウンダリ
スキャンレジスタを用いるテスト方法では、バウンダリ
スキャンレジスタが有する前記マルチプレクサを切り換
えるための信号が必要となる。又、前記スタンバイ電流
測定においても、一般的には、例えば前述した特開平4
−152714のように、テストのために専用の信号が
必要となるものである。
【0020】ここで、特開平6−77330では、図1
に示すような回路によって、半導体集積回路のテストに
用いる信号のピンを削減するという技術が開示されてい
る。
【0021】この特開平6−77330では、まず、所
定の回路動作を行う動作モードとテスト用の回路動作を
行うテストモードとを切り換えるモード切換ピンΦと、
所定の電位が印加される電源ピンVDD及びグランドピ
ンGNDとを備える。該特開平6−77330では、こ
れらのピンに加えて、更に、前記動作モードにおいて前
記電源ピンもしくはグランドピンと並列的に前記所定電
位が印加される(図1ではVDD/TINであり、電源
ピンVDDと並列)と共に、前記テストモードにおいて
スイッチ回路22によって前記電源ピンもしくはグラン
ドピンとは切り離されてテスト用信号が入力若しくは出
力される電源/テストピン16を備えている。
【0022】なお、この図1において、符号24は電源
ラインである。又、符号20は2つのダイオードで構成
される保護回路である。符号26はテストモードで内部
回路へ信号を供給するためのゲート回路である。
【0023】このように特開平6−77330では、電
源ライン24やグランドラインと電源/テストピン16
との間にスイッチ回路22(テスト切換スイッチ)を設
置し、テストモードでは、電源/テストピン16をテス
ト入力端子へ切り換える。一方、通常動作モードでは、
該電源/テストピン16を電源を供給するための電源ピ
ンやグランドピンに切り換えるようにしている。このた
め、半導体集積回路のテスト等の特殊状態で用いるピン
は通常動作モードでも電源供給に活用されるため、結果
として通常動作モード時に不要となるピンを削減するこ
とが可能となっている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平6−77330では通常動作モードにおいて、電源
/テストピン16が電源供給のピンに用いられるもの
の、この電源供給経路にスイッチ回路22が挿入されて
しまっている。例えオン状態であったとしても、このよ
うなスイッチ回路22には何等かのオン抵抗が存在し、
電圧降下によって電源供給のレギュレーションが低下し
てしまうという問題がある。又、このようなスイッチ回
路22に、図1に示される如くPチャネルMOSトラン
ジスタとNチャネルMOSトランジスタとをソース及び
ドレインで互いに並列接続したものを用いた場合、ソー
ス及びドレイン間でMOSトランジスタ特有の電圧降下
が生じてしまい、十分な電源供給が行われなくなってし
まうという問題がある。
【0025】このように、従来、半導体集積回路のテス
ト等の特殊状態で用いる信号や、新たに追加する機能に
用いる信号等に利用する、半導体集積回路のパッケージ
に設けられるピンを、このような特殊状態ではない通常
状態での電源供給等に利用する場合、半導体集積回路の
何等かの性能低下が生じてしまうものであった。
【0026】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、半導体集積回路のテスト等の特殊状
態ではない通常状態での半導体集積回路の性能低下を抑
えると共に、同時に、このような特殊状態で用いる信号
や、新たに追加する機能に用いる信号等に利用する、半
導体集積回路のパッケージに設けられるピンを削減し、
これによって、半導体集積回路のコスト削減等を図るこ
とができる半導体集積回路を提供することを目的とす
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、部へ出力す
る信号を駆動するための出力バッファ電源供給経路
接続される、パッケージに設けられた電源ピンあるいは
グランドピンの少なくとも一部が、部回路部分の電源
供給経路に対して独立して設けられた半導体集積回路に
おいて、これら独立した電源ピンあるいはグランドピン
の少なくとも一部を、通常動作モードではないテストモ
ードで、前記内部回路に対する信号入出力ピンとして用
いるようにしたことにより、前記課題を解決したもので
ある。又、前記半導体集積回路において、前記信号入出
力ピンとして用いられる電源ピンあるいはグランドピン
が電源供給経路となる出力バッファを、通常動作モード
ではないテストモードで、前記内部回路からの信号の出
力端子として用いるようにしたことにより、同じく前記
課題を解決したものである。
【0028】 又、前記半導体集積回路において、前記
出力バッファが、通常動作モードで内部信号に従って、
H状態を出力する場合には出力駆動のPチャネルMOS
トランジスタがオン状態となり、一方、L状態を出力す
る場合には出力駆動のNチャネルMOSトランジスタが
オン状態となるCMOS論理ゲートであり、又、通常動
作モードではないテストモードであるか否かの信号を入
力するテストモード入力ピンを備え、前記テストモード
の場合には、前記CMOS論理ゲートの前記Pチャネル
MOSトランジスタ又は前記NチャネルMOSトランジ
スタの一方を、前記内部信号にかかわらず常時オフ状態
とする電源供給停止回路を備え、前記テストモードの場
合は、前記CMOS論理ゲートを用いた出力バッファの
出力をオープンドレイン方式とするようにしたことによ
り、同じく前記課題を解決したものである。
【0029】 更に、前記半導体集積回路において、
テストモードの場合に、前記内部信号にかかわらず常
時オフ状態とされる、前記CMOS論理ゲートの前記P
チャネルMOSトランジスタ又は前記NチャネルMOS
トランジスタの動作を補うための、他経路から電源が供
給されるMOSトランジスタを備えるようにしたことに
より、まず前記課題を解決すると共に、更にテストモー
ドでの前記出力バッファの出力を、オープンドレイン方
式ではない、通常のL状態又はH状態を出力する一般的
な方式の出力としたものである。
【0030】以下、本発明の作用について簡単に説明す
る。
【0031】近年の半導体集積回路では、主として論理
演算を行う内部回路部分の電源供給経路(以降、内部回
路電源供給経路と称する)に対して、半導体集積回路の
外部へ出力する信号を駆動するための出力バッファを有
する出力回路部分の電源供給経路(以降、出力回路電源
供給経路と称する)の少なくとも一部が独立されてい
る。例えば、半導体集積回路パッケージに備えられた共
通の電源ピン及びグランドピンを用い、半導体集積回路
のチップに設けられた共通の電源パッド及びグランドパ
ッドを用いるものの、該チップ上の配線では内部回路電
源供給経路と出力回路電源供給経路とは独立した配線を
用いるものもある。特に、本発明では、半導体集積回路
パッケージの電源ピンについても、又これ以降のチップ
のパッドや配線についても、内部回路電源供給経路と出
力回路電源供給経路とを独立して設けた半導体集積回路
を対象としている。このように内部回路電源供給経路と
出力回路電源供給経路とを少なくとも一部独立して設け
るのは、これら内部回路電源供給経路及び出力回路電源
供給経路間でノイズ等の相互干渉の悪影響が生じてしま
う恐れがあるためである。
【0032】ここで、従来技術として幾つか言及したも
の等、半導体集積回路のテストには、通常動作時と同様
の高速動作が求められるものと、これに対して、通常の
動作時より遅い動作速度に下げても特に問題とならない
ものに分けられることに本発明は着目している。これ
は、内部回路部分は実際の速度で動作させることが一般
的にテストの重要な要件であるものの、大半の素子の故
障検出には、特に速い動作速度が求められることはな
く、別途、遅い動作速度でも可能なテストでよいことに
よる。
【0033】内部回路電源供給経路専用の電源ピン及び
グランドピンに対して、出力回路電源供給経路の電源ピ
ン及びグランドピンが独立して設けられる場合、一般的
には、このような出力回路電源供給経路の電源ピン及び
グランドピンはそれぞれ複数設けられている。これは、
このように複数設けた方が電源供給のレギュレーション
が向上されるためであり、出力回路部分の出力バッファ
が半導体集積回路の外部の配線を駆動するための能力を
維持して、所定の出力遅延を維持するためであり、求め
られる仕様の遅延時間以内に出力値をH状態やL状態に
確定させるためである。
【0034】従って、上述のようにテスト時に出力回路
部分の動作を速くする必要が無い場合、又、例えばテス
ト時の出力回路の負荷が軽い場合、このように複数設け
られている、出力回路電源供給経路の電源ピンやグラン
ドピンの数を削減することもできる。本発明はこのよう
な点に想到することにより完成されたものである。
【0035】本発明においては、出力回路電源供給経路
の一部となる、半導体集積回路のパッケージに設けられ
た電源ピンあるいはグランドピンの少なくとも一部を、
テスト信号ピン、即ち、テスト信号入力ピンやテスト信
号出力ピン、更には双方向のテスト信号入出力ピンとし
て、通常動作モードではないテストモードで用いるよう
にしている。
【0036】これにより、テストモードで必要なテスト
信号ピンを提供することができると共に、通常動作モー
ドでは不要となるテスト信号ピンを出力回路電源供給経
路として用いることができ、通常動作モードで不必要な
ピンが生じてしまうことがない。又、テストモードでは
出力回路電源供給経路の電源ピンあるいはグランドピン
の少なくとも一方の数が減少されるものの、前述のよう
に動作速度が多少低下しても、特に問題とはならない場
合が多く、又、出力負荷が軽く動作速度低下の心配が無
い場合が多い。又、後述する実施例の如くテストモード
では出力バッファの出力をオープンドレイン方式とすれ
ば、このような出力回路の電源が不要となってしまうた
め、出力回路電源供給経路の電源ピンやグランドピンを
全てテスト信号ピンに用いることも考えることができ
る。
【0037】このように、本発明によれば、半導体集積
回路のテスト等の特殊状態ではない通常状態での半導体
集積回路の性能低下を抑えると共に、同時に、このよう
な特殊状態で用いる信号や、新たに追加する機能に用い
る信号等に利用する、半導体集積回路のパッケージに設
けられるピンを削減し、これによって、半導体集積回路
のコスト削減等を図ることができるという優れた効果を
得ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を詳細に説明する。
【0039】まず、図2は、本発明が適用された第1実
施形態の半導体集積回路の発明適用部分を中心とした論
理回路図である。
【0040】この図2においては、テストモードである
か否かの信号を入力するためのテストモード入力ピンΦ
が備えられている。又、テストモードではない通常動作
モードでは、出力回路部分5の電源供給経路、即ち、出
力回路電源供給経路の一部となり、一方、テストモード
では、テストに関する何等かの信号を入力するために用
いられる出力回路電源/テスト信号入力ピンOVDD/
TINが備えられている。更に、内部回路部分3から入
力された信号に基づき、出力回路部分5が半導体集積回
路の外部へ信号を出力するための出力ピンUが備えられ
ている。
【0041】又、この図2では、主として論理演算を行
う内部回路部分3が示されている。更に、半導体集積回
路の外部へ出力する信号を駆動するための出力バッファ
を有する出力回路部分5が示されている。この図2で
は、該出力回路部分5には、バッファゲートI1と、O
R論理ゲートG1と、PチャネルMOSトランジスタT
P1と、NチャネルMOSトランジスタTN1とにより
構成される、便宜上、1つの出力バッファが示されてい
る。該出力回路部分5には、図示されない他の出力バッ
ファも備えられている。
【0042】ここで、図2に示される前述の出力バッフ
ァの動作について説明する。
【0043】まず、テストモードではない通常動作モー
ドでは、テストモード入力ピンΦから入力される信号S
1はL状態である。又、このような通常動作モードで
は、出力回路電源/テスト信号入力ピンOVDD/TI
Nからは、出力回路部分5のための電源が供給される。
【0044】又、内部回路部分3からの信号S11に従
って、出力バッファは出力ピンUに対する信号S14を
駆動し、出力する。ここで、信号S11がL状態であれ
ば、信号S12はH状態となり、PチャネルMOSトラ
ンジスタTP1はオフ状態となり、NチャネルMOSト
ランジスタTN1はオン状態となり、信号S14はL状
態となる。一方、信号S11がH状態データあれば、信
号S12はL状態となり、PチャネルMOSトランジス
タTP1はオン状態となり、NチャネルMOSトランジ
スタTN1はオフ状態となり、信号S14はH状態とな
る。このように、本実施形態の通常動作モードでは、P
チャネルMOSトランジスタTP1及びNチャネルMO
SトランジスタTN1はCMOS論理ゲートとして動作
する。
【0045】次に、このような出力バッファにおいてテ
ストモードであれば、テストモード入力ピンΦから入力
される信号S1はH状態となる。このとき、出力回路電
源/テスト信号入力ピンOVDD/TINからは、テス
トに用いる信号S2が内部回路部分3へ入力される。こ
のようなテストモードでは、信号S1がH状態であるた
め、OR論理ゲートG1が出力する信号S13もH状態
となり、PチャネルMOSトランジスタTP1は常時オ
フ状態となる。即ち、該PチャネルMOSトランジスタ
TP1は、内部回路部分3が出力する信号S11にかか
わらず、常時オフ状態となる。このようにオフ状態であ
るため、通常動作モードでは出力回路部分5の電源供給
に用いられていたものの、このテストモードでは、信号
S2の入力に用いられている出力回路電源/テスト信号
入力ピンOVDD/TINからの、該信号S2による影
響は、出力回路部分5の出力バッファに対して無くな
る。
【0046】テストモードではこのようにPチャネルM
OSトランジスタTP1は常時オフ状態であるものの、
NチャネルMOSトランジスタTN1については、信号
S11がL状態であればオン状態となり、信号S11が
H状態であればオフ状態となる。従って、このようなテ
ストモードでは、この出力バッファはオープンドレイン
方式で動作する。
【0047】以上説明した通り、本実施形態によれば、
まず通常動作モードでは、出力回路電源/テスト信号入
力ピンOVDD/TINから出力回路部分5の電源を供
給しながら、該出力回路部分5の出力バッファを経て、
内部回路部分3からの信号S11を出力ピンUから半導
体集積回路の外部へ出力することができる。一方、テス
トモードでは、出力回路電源/テスト信号入力ピンOV
DD/TINから内部回路部分3へと、信号S2を半導
体集積回路外部から入力することができ、テストモード
で必要となる信号を入力するためのピンを提供すること
ができる。
【0048】なお、このようなテストモードでも、内部
回路部分3の信号S11はオープンドレイン方式で動作
する出力バッファを経て出力ピンUから出力することが
でき、論理状態の外部からのモニタという点では、何等
差し障りがない。このようにオープンドレイン方式の出
力であっても、テスト時に用いる集積回路テスタ側でこ
れに対応すれば、一般的には、通常の出力バッファを用
いた場合同様に内部回路の故障を検出することができ
る。
【0049】このように、本実施形態によれば、半導体
集積回路のテスト等の特殊状態ではない通常状態での半
導体集積回路の性能低下を抑えると共に、同時に、この
ような特殊状態で用いる信号や、新たに追加する機能に
用いる信号等に利用する、半導体集積回路のパッケージ
に設けられるピンを削減し、これによって、半導体集積
回路のコスト削減等を図ることができるという優れた効
果を得ることができる。
【0050】次に、図3は、本発明が適用された第2実
施形態の半導体集積回路の特に本発明適用部分を中心と
した論理回路図である。
【0051】この図3においては、まず、前述の第1実
施形態と同様のテストモード入力ピンΦ及び出力ピンU
が備えられている。Φ1はテストモードであるか否かの
信号S1を入力するものであり、出力ピンUは出力バッ
ファからの信号を出力するものである。又、この第2実
施形態では、テストモード入力ピンΦの信号S1がL状
態である通常動作モードにおいて、出力回路部分6の電
源を供給するための経路、即ち出力回路電源供給経路の
一部となるグランドピンとして用いられ、一方、テスト
モード入力ピンΦの信号S1がH状態となるテストモー
ドにおいて、テストに用いる信号を入力するために用い
られる、出力回路グランド/テスト信号入力ピンOGN
D/TINが示されている。
【0052】又、この図3では、主として論理演算を行
う内部回路部分3と、該内部回路部分3からの信号に従
って半導体集積回路外部への信号を駆動し出力する出力
バッファを備える出力回路部分6とが示されている。な
お、該出力回路部分6については、この図では便宜上1
つの出力バッファが示されている。該出力バッファは、
バッファゲートI1と、AND論理ゲートG2と、Pチ
ャネルMOSトランジスタTP1と、NチャネルMOS
トランジスタTN1とにより構成されている。
【0053】この図3において、まず通常動作モードで
は、テストモード入力ピンΦから入力される信号S1が
L状態となる。又、このような通常動作モードでは、出
力回路グランド/テスト信号入力ピンOGND/TIN
からは、出力回路部分6の出力バッファに対して電源が
供給される。該出力回路グランド/テスト信号入力ピン
OGND/TINは、このように電源を供給するための
グランドピンとなる。
【0054】又、このような通常動作モードにおいて、
内部回路部分3が出力する信号S21がL状態となる
と、バッファゲートI1が出力する信号S22はH状態
となり、PチャネルMOSトランジスタTP1はオフ状
態となり、AND論理ゲートG2が出力する信号S23
はH状態となり、NチャネルMOSトランジスタTN1
はオン状態となり、出力ピンUからはL状態の信号S2
4が出力される。一方、内部回路部分3から出力される
信号S21がH状態となると、信号S22はL状態とな
り、PチャネルMOSトランジスタTP1はオン状態と
なり、信号S23はL状態となり、NチャネルMOSト
ランジスタTN1はオフ状態となり、従って出力ピンU
からはH状態の信号S24が出力される。このように、
本実施形態の通常動作モードでは、PチャネルMOSト
ランジスタTP1及びNチャネルMOSトランジスタT
N1はCMOS論理ゲートとして動作する。
【0055】一方、テストモード入力ピンΦからの信号
S1がH状態となるテストモードの場合、出力回路グラ
ンド/テスト信号入力ピンOGND/TINは、テスト
モードで用いる信号の入力のピンとして用いられ、半導
体集積回路外部から内部回路部分3へ信号S3が入力さ
れる。又、このようなテストモードでは、テストモード
入力ピンΦの信号S1がH状態であるため、AND論理
ゲートG2が出力する信号S23はL状態となり、Nチ
ャネルMOSトランジスタTN1は常時オフ状態とな
る。即ち、内部回路部分3が出力する信号S21にかか
わらず、該NチャネルMOSトランジスタTN1は常時
オフ状態となる。又、このようなテストモードにおいて
も、PチャネルMOSトランジスタTP1は信号S21
に従ってオンオフし、信号S21がL状態であればオフ
状態となり、信号S21がH状態であればオン状態とな
る。このように、本実施形態においてテストモードで
は、内部回路部分3の信号S21は、PチャネルMOS
トランジスタTP1によるオープンドレイン方式の出力
バッファによって、出力ピンUへと出力される。
【0056】以上説明した通り、本実施形態について
も、テストモード時に用いる信号S3は、通常動作モー
ドで出力回路部分6の電源供給に用いるピンを、信号入
力ピンに共用して用いることができる。又、テストモー
ドでは信号S21を出力するための出力バッファがオー
プンドレイン方式となるものの、集積回路テスタでこれ
に対応するようにすれば何等問題を生じることもない。
従って、本実施形態によれば、半導体集積回路のテスト
等の特殊状態ではない通常状態での半導体集積回路の性
能低下を抑えると共に、同時に、このような特殊状態で
用いる信号や、新たに追加する機能に用いる信号等に利
用する、半導体集積回路のパッケージに設けられるピン
を削減し、これによって、半導体集積回路のコスト削減
等を図ることができるという優れた効果を得ることがで
きる。
【0057】図4は、本発明が適用された第3実施形態
の半導体集積回路の本発明適用部分を中心とした論理回
路図である。
【0058】本実施形態の出力回路部分5Aのこの図4
に示される出力バッファは、前述の図2の第1実施形態
の出力回路部分5の出力バッファに対して、OR論理ゲ
ートG2及びPチャネルMOSトランジスタTP2を更
に備えるようにしたものである。PチャネルMOSトラ
ンジスタTP2のドレインは、図示されるように内部回
路部分3が用いている電源VDDに接続したり、あるい
は、他の出力バッファでテストモード時にも電源が外部
から供給される出力回路用の電源OVDDへと接続され
る。
【0059】本実施形態では、テストモード入力ピンΦ
の信号S1がH状態となるテストモード時においては、
OR論理ゲートG2は単なるバッファゲートになる。
【0060】又、このようなテストモード時には、内部
回路部分3が出力する信号S11がL状態であれば、バ
ッファゲートI1が出力する信号S12がH状態とな
り、PチャネルMOSトランジスタTP2はオフ状態と
なる。このとき、NチャネルMOSトランジスタTN1
がオン状態となり、信号S14はL状態となる。
【0061】一方、信号S11がH状態となると、信号
S12はL状態となり、PチャネルMOSトランジスタ
TP2はオン状態となり、これに対してNチャネルMO
SトランジスタTN1はオフ状態となり、従って、信号
S14はH状態となる。
【0062】このように、本実施形態においては、出力
回路電源/テスト信号入力ピンOVDD/TINから通
常動作モードで電源を供給されていた出力バッファの電
源は、テストモードでは他の電源から供給される。従っ
て、テストモード時にも、該出力バッファはCMOS論
理ゲートとして動作するため、オープンドレイン方式と
はならない。
【0063】なお、通常はPチャネルMOSトランジス
タTP2をPチャネルMOSトランジスタTP1に比べ
小さいトランジスタにすることにより、テスト時の出力
バッファの動作速度は低下する。しかしながら、テスト
モード時に全体の動作速度を遅くしたり、出力回路部分
5Aの出力負荷を軽くすれば、該出力回路部分5Aの動
作速度が低下してしまったとしても、何等差し障りがな
い。あるいは、その低下を抑えることができる。
【0064】又、前述のようにテストモード時には出力
バッファが他の電源を用いるため、電源のレギュレーシ
ョンが若干低下することも考えられる。しかしながら、
テスト時にこの点を考慮することもでき、従って何等問
題を生じることもない。
【0065】図5は、本発明が適用された第4実施形態
の半導体集積回路回路の本発明適用部分を中心とした論
理回路図である。
【0066】本実施形態の出力回路部分5Bの出力バッ
ファは、前述の図4の第3実施形態のOR論理ゲートG
2及びPチャネルMOSトランジスタTP2を、ダイオ
ードD1に置き換えたものである。このような本第4実
施形態についても、前述の第3実施形態と同様、テスト
モード時にも出力バッファをオープンドレイン方式とし
て動作させることなく、一般的なCMOS論理ゲートと
して用いることができる。
【0067】図6は、本発明が適用された第5実施形態
の半導体集積回路の本発明適用部分を中心とした論理回
路図である。
【0068】この図6の本実施形態は、図2の前述した
第1実施形態の出力回路電源/テスト信号入力ピンOV
DD/TINを、出力回路電源/テスト信号出力ピンO
VDD/TOUTとしている。即ち、本実施形態におい
て、まず通常動作モードでは、出力回路電源/テスト信
号出力ピンOVDD/TOUTから出力回路部分5の電
源を供給している。一方、テストモード時には、出力回
路電源/テスト信号出力ピンOVDD/TOUTは、内
部回路部分3Aから出力される信号S31をトライステ
ートバッファゲートB1を経て半導体集積回路外部へ出
力するために用いられている。又、該トライステートバ
ッファゲートB1を含む出力バッファ12は、特にテス
トモード時に用いられるものである。
【0069】このように、本実施形態によれば、通常動
作モードでは出力回路部分5の電源供給に用いられてい
るピンを、テストモードでテストに用いる信号の出力に
利用することができる。従って、本実施形態について
も、半導体集積回路のテスト等の特殊状態ではない通常
状態での半導体集積回路の性能低下を抑えると共に、同
時に、このような特殊状態で用いる信号や、新たに追加
する機能に用いる信号等に利用する、半導体集積回路の
パッケージに設けられるピンを削減し、これによって、
半導体集積回路のコスト削減等を図ることができるとい
う優れた効果を得ることができる。
【0070】図7は、本発明が適用された第6実施形態
の半導体集積回路の本発明適用部分を中心とした論理回
路図である。
【0071】本実施形態の出力回路電源/テスト信号入
力出力ピンOVDD/TESTは、図2の前述の第1実
施形態の出力回路電源/テスト信号入力ピンOVDD/
TINに相当し、又図6の前述の第5実施形態の出力回
路電源/テスト信号出力ピンOVDD/TOUTに相当
する。本実施形態の出力回路電源/テスト信号入力出力
ピンOVDD/TESTは、まず通常動作モードでは、
第1実施形態の出力回路電源/テスト信号入力ピンOV
DD/TIN及び第5実施形態の出力回路電源/テスト
信号出力ピンOVDD/TOUTと同様、出力回路部分
5の電源供給に用いられる。又、本実施形態の出力回路
電源/テスト信号入力出力ピンOVDD/TESTは、
テストモード時には、出力バッファ13のバッファゲー
トBBによって内部回路部分3Bへ信号S43を入力す
るために用いられ、この点で第1実施形態の出力回路電
源/テスト信号入力ピンOVDD/TINと類似してい
る。又、本実施形態ではテストモード時に、出力バッフ
ァ13のトライステートバッファゲートBA及びOR論
理ゲートG2を、内部回路部分3Bの信号S42を出力
するために用いる。又、この信号S42の出力の有効/
無効は、内部回路分3Bが出力する信号S41によって
制御される。
【0072】以上説明した通り、本実施形態によれば、
テストモード時に双方向で信号を入力したり出力するピ
ンとして、通常動作モードで出力回路部分5の電源供給
に用いているピンを利用することができる。従って、本
実施形態についても、半導体集積回路のテスト等の特殊
状態ではない通常状態での半導体集積回路の性能低下を
抑えると共に、同時に、このような特殊状態で用いる信
号や、新たに追加する機能に用いる信号等に利用する、
半導体集積回路のパッケージに設けられるピンを削減
し、これによって、半導体集積回路のコスト削減等を図
ることができるという優れた効果をえることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、半
導体集積回路のテスト等の特殊状態ではない通常状態で
の半導体集積回路の性能低下を抑えると共に、同時に、
このような特殊状態で用いる信号や、新たに追加する機
能に用いる信号等に利用する、半導体集積回路のパッケ
ージに設けられるピンを削減し、これによって、半導体
集積回路のコスト削減等を図ることができるという優れ
た効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパッケージに設けられるピンを通常動作
モードでは電源供給にテストモードではテスト信号入力
に用いる半導体集積回路の要部の論理回路図
【図2】本発明が適用された第1実施形態の半導体集積
回路の本発明適用部分を中心とした論理回路図
【図3】本発明が適用された第2実施形態の半導体集積
回路の本発明適用部分を中心とした論理回路図
【図4】本発明が適用された第3実施形態の半導体集積
回路の本発明適用部分を中心とした論理回路図
【図5】本発明が適用された第4実施形態の半導体集積
回路の本発明適用部分を中心とした論理回路図
【図6】本発明が適用された第5実施形態の半導体集積
回路の本発明適用部分を中心とした論理回路図
【図7】本発明が適用された第6実施形態の半導体集積
回路の本発明適用部分を中心とした論理回路図
【符号の説明】
3、3A、3B…内部回路部分 5、5A、5B、6…出力回路部分 12、13…出力バッファ 16…電源/テストピン 20…保護回路 22…スイッチ回路 24…電源ライン 26…ゲート回路 TP1、TP2…PチャネルMOSトランジスタ TN1、TN2…NチャネルMOSトランジスタ G1…OR論理ゲート G2…AND論理ゲート I1…バッファゲート D1…ダイオード B1、BA…トライステートバッファゲート BB…バッファゲート VDD…電源(あるいは内部回路部分の電源) OVDD…電源(出力回路部分のもの) GND…グランド(あるいは内部回路部分のグランド) OGND…グランド(出力回路部分のもの) Φ…テストモード入力ピン OVDD/TIN…出力回路電源/テスト信号入力ピン OGND/TIN…出力回路グランド/テスト信号入力
ピン OVDD/TOUT…出力回路電源/テスト信号出力ピ
ン OVDD/TEST…出力回路電源/テスト信号入出力
ピン U…出力ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部へ出力する信号を駆動するための出力
    バッファ電源供給経路が接続される、パッケージに設
    けられた電源ピンあるいはグランドピンの少なくとも一
    部が、部回路部分の電源供給経路に対して独立して設
    けられた半導体集積回路において、 これら独立した電源ピンあるいはグランドピンの少なく
    とも一部を、通常動作モードではないテストモードで、
    前記内部回路に対する信号入出力ピンとして用いるよう
    にしたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記信号入出力ピンと
    して用いられる電源ピンあるいはグランドピンが電源供
    給経路となる出力バッファを、通常動作モードではない
    テストモードで、前記内部回路からの信号の出力端子と
    して用いるようにしたことを特徴とする半導体集積回
    路。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記出力バッファが、通常動作モードで内部信号に従っ
    て、H状態を出力する場合には出力駆動のPチャネルM
    OSトランジスタがオン状態となり、一方、L状態を出
    力する場合には出力駆動のNチャネルMOSトランジス
    タがオン状態となるCMOS論理ゲートであり、 又、通常動作モードではないテストモードであるか否か
    の信号を入力するテストモード入力ピンを備え、前記 テストモードの場合には、前記CMOS論理ゲート
    の前記PチャネルMOSトランジスタ又は前記Nチャネ
    ルMOSトランジスタの一方を、前記内部信号にかかわ
    らず常時オフ状態とする電源供給停止回路を備え、前記 テストモードの場合は、前記CMOS論理ゲートを
    用いた出力バッファの出力をオープンドレイン方式とす
    るようにしたことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】請求項において、前記 テストモードの場合に、前記内部信号にかかわらず
    常時オフ状態とされる、前記CMOS論理ゲートの前記
    PチャネルMOSトランジスタ又は前記NチャネルMO
    Sトランジスタの動作を補うための、他経路から電源が
    供給されるMOSトランジスタを備えるようにしたこと
    を特徴とする半導体集積回路。
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