JP3491248B2 - 2体型の映像表示装置 - Google Patents
2体型の映像表示装置Info
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- JP3491248B2 JP3491248B2 JP8931196A JP8931196A JP3491248B2 JP 3491248 B2 JP3491248 B2 JP 3491248B2 JP 8931196 A JP8931196 A JP 8931196A JP 8931196 A JP8931196 A JP 8931196A JP 3491248 B2 JP3491248 B2 JP 3491248B2
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号処理/電源
部と画像表示部の2体を、接続ケーブルで接続してなる
2体型の映像表示装置に関する。さらに詳しくは壁掛け
テレビまたはディスプレイのように画像表示部と映像信
号処理/電源部が別体になっているテレビジョン受像機
やディスプレイ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、ディスプレイ分野での技術革新は
めざましく、壁掛けテレビなどの実現のために様々な薄
型デバイスが開発されてきており、例えば、プラズマデ
ィスプレイや液晶ディスプレイなどがあげられる。しか
し、画像表示部分が薄型化されることにより、従来のブ
ラウン管式テレビジョン受像機のようにテレビジョン受
像機本体の筐体内に、電源部や偏向回路や信号処理回路
等の多くの回路をすべて納めることができず、それらの
回路を薄型の画像表示部本体とは別に用意した筐体内に
納め、互いに接続ケーブルなどで接続する構成をとるこ
とが多い。 【0003】図4は従来の2体型のテレビジョン受像機
の構成を示すブロック図である。図4において、1は映
像信号処理/電源部、2は画像表示部、3は前記映像信
号処理/電源部1と画像表示部2とを結ぶRGB接続ケ
ーブルである。また、前記映像信号処理/電源部1は、
いくつかの入力から所望の入力信号を選択する入力信号
切換回路11と、前記入力信号切換回路11で切り換え
られた複合映像信号を輝度信号Yと色信号Cに分離する
Y/C分離回路12と、前記Y/C分離回路12で分離
された輝度信号Yと色信号Cに基づいてRGB信号に復
調し、かつ、輝度およびコントラストの調整を行ってR
GB接続ケーブル3へ映像信号を出力する映像同期処理
回路(VCJ:ビデオクロマジャングル)13と、これ
ら各回路の電源14とから構成されている。 【0004】また、画像表示部2は、入力バッファ21
と表示装置22とから構成されている。 【0005】上記構成において、映像信号処理/電源部
1と画像表示部2とはRGB接続ケーブル3で結ばれて
おり、画像表示部2を、例えば壁等に設置し、映像信号
処理/電源部1から送られてくる映像を表示することに
より使用者に視聴させるものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4で
説明した画像表示部2と映像信号処理/電源部1とを結
線して使用する場合、特にRGB接続ケーブル3で接続
する場合は、互いに多芯のケーブルで接続することにな
る。一般的に壁掛けテレビの場合は、画像表示部2を壁
に設置し、映像信号処理/電源部1を少し離れた使用者
が操作しやすい場所、または美観上どこかに隠して設置
する場合が多い。このため設置の条件によって、画像表
示部2と映像信号処理/電源部1を互いに結ぶRGB接
続ケーブル3の長さが様々に変わることになる。RGB
接続ケーブル3には固有の特性インピーダンスがあり、
その長さにより中を通る信号の損失も変化する。 【0007】この場合、RGB信号が通り、RGB接続
ケーブル3の長さにより輝度およびコントラストが変化
することになるため、設置の際、RGB接続ケーブル3
の長さにより変化する輝度およびコントラストを補正す
る必要がある。すなわち、RGB接続ケーブル3の長さ
に応じて輝度およびコントラストを工場で組み立て時や
出荷する際に調整するか、または設置の場所で再調整を
する必要があり、かなり面倒であった。 【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、画像表示部と映像信号処理/電源部とが別体になっ
ていて相互に接続ケーブルで結線するテレビジョン受像
機またはディスプレイ装置において、設置の状態によっ
て変化する接続ケーブルの長さによる輝度およびコント
ラストの変化を補償し、設置の条件の差による再調整を
する手間を省くことを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、RGB信号を出力する映像信号処理/電源部
と、前記映像信号処理/電源部から送られるRGB信号
を受けて画像を表示する画像表示部とを有し、前記映像
信号処理/電源部と前記画像表示部とを接続ケーブルで
結線してなる2体型の映像表示装置において、前記映像
信号処理/電源部は、RGB信号の垂直帰線期間にRG
B信号の輝度およびコントラストの基準信号を重畳する
とともに、前記接続ケーブルを介して前記画像表示部に
伝送するように構成し、かつ画像表示部は、前記伝送さ
れたRGB信号の輝度およびコントラストの基準信号を
前記接続ケーブルを介して前記映像信号処理/電源部に
返送するように構成し、前記返送された基準信号を前記
接続ケーブルでのRGB信号の減衰の度合いを示す情報
とし、前記情報により前記映像信号処理/電源部が前記
画像表示部に伝送するRGB信号の輝度およびコントラ
ストを調整するように構成したことを特徴とし、前記接
続ケーブルによるRGB信号の損失を前記基準信号から
読み取り、接続ケーブルでのRGB信号の減衰による損
失を補償するものである。 【0010】すなわち、本発明によれば、接続ケーブル
のインピーダンスによりRGB信号が減衰したときに、
その帰線期間に重畳された基準信号も同じように減衰す
ることになり、その基準信号を再び映像信号処理/電源
部へ返送してやり、この返送された信号を接続ケーブル
でのRGB信号の減衰の度合いを表す情報として輝度お
よびコントラストを調整することにより、接続ケーブル
でのRGB信号の減衰による損失を補償することができ
る。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、映像信号
処理/電源部と画像表示部の2体を結ぶRGB接続ケー
ブルのうち、RGB信号伝送のRGB接続ケーブルの
他、前記RGB接続ケーブルで減衰した基準信号を再び
画像表示部から映像信号処理/電源部へ返送する第2の
RGB接続ケーブルを有し、もとの基準信号と比較して
RGB信号伝送のRGB接続ケーブルでの減衰による損
失を映像信号処理/電源部で検出し、その減衰による損
失を補償するように輝度およびコントラストを調整する
構成としている。 【0012】(実施の形態) 図1は本発明の実施の形態における2体型の映像表示装
置の構成を示すブロック図であり、これは2体型のテレ
ビジョン受像機に実施した場合である。図1において、
前記従来例の図4に示す同じ機能のブロックには同じ符
号を付し、その説明を省略する。 【0013】ここで、4は第2のRGB接続ケーブル
で、RGB信号を伝送するRGB接続ケーブル3で減衰
した基準信号を画像表示部2から映像信号処理/電源部
1へ返送するケーブルである。 【0014】次に図1の動作を説明すると、いくつかの
入力から所望の入力信号を選択する入力信号切換回路1
1で切り換えられた複合映像信号は、Y/C分離回路1
2で輝度信号Yと色信号Cに分離される。その後映像同
期処理回路13でRGB信号に復調され輝度およびコン
トラストの調整を行った後、RGB接続ケーブル3を介
して先に述べた画像表示部2へ送られる。 【0015】この画像表示部2では、入力バッファ21
でRGB信号を受ける。そして表示装置22へと送ら
れ、画像が表示される。表示装置22は液晶,プラズマ
ディスプレイ,CRT等いずれでもよく、どのような表
示装置を使用するかは本発明の主旨には関係しない。 【0016】次に画像表示部2の入力バッファ21では
同時に映像信号処理/電源部1へ返す信号を出力する。
つまり、基準信号を含んだ映像信号は、再び第2のRG
B接続ケーブル4を通って映像信号処理/電源部1に返
送される。この返送された信号の垂直帰線期間に重畳さ
れた基準信号の振幅と映像同期処理回路13内部の基準
電圧を比較し、その差がなくなるように映像同期処理回
路13においてコントラストおよび輝度を調整する。 【0017】以下、更に詳しく本発明の主旨である黒レ
ベルおよび白レベルの検出回路について動作を図2の黒
および白レベル検出回路、および図3の黒および白の基
準信号の一例を示す図を用いて説明する。 【0018】図2において、映像信号処理/電源部1に
おける映像同期処理回路13において、13−1はゲイ
ンコントロール回路、13−2は黒レベル調整回路、1
3−3は黒レベルフィードバック回路、13−4は白レ
ベルフィードバック回路、13−5は基準電圧である。 【0019】また、図3において、31は垂直ブランキ
ング信号、32は黒基準信号、33は白基準信号、34
は映像信号、35は水平ブランキング信号を示し、黒お
よび白基準信号32,33は図1の映像同期処理回路1
3のRGB出力段で加算され、また黒および白基準信号
は図3で、RGB出力段で付加される垂直ブランキング
信号31の後の1水平期間に重畳される黒基準信号32
と白基準信号33とからなる。 【0020】本発明では、RGB信号で取り扱う基準信
号は、RGB信号すべてに重畳する必要はなく、RGB
接続ケーブル3での減衰量がわかればよいので、例えば
G信号のみに重畳するだけで構わない。 【0021】次に図2の動作を説明すると、黒レベル調
整基準信号が重畳されたRGB信号は、ゲインコントロ
ール回路13−1でコントラストが調整されるととも
に、黒レベル調整回路13−2でクランプされ、輝度が
調整されて出力される。RGB接続ケーブル3を通った
RGB信号は、画像表示部2の入力バッファ21でイン
ピーダンス変換され、表示装置22に出力される。一
方、入力バッファ21に入力するRGB信号はRGB接
続ケーブル3での減衰分を含んでいるので、この信号は
第2のRGB接続ケーブル4を介して再び映像信号処理
/電源部1に返送され、そして黒レベルフィードバック
回路13−3と白レベルフィードバック回路13−4に
入力される。 【0022】黒レベルフィードバック回路13−3で
は、画像表示部2から返送される基準信号と基準電圧1
3−5とが比較され、その出力が黒レベル調整回路13
−2に送られて黒レベルが調整され、RGB接続ケーブ
ル3での減衰分を補償する。このとき黒レベルフィード
バック回路13−3の出力は、黒サンプルホールド信号
(黒S/H)により制御され、先に図3で述べた、黒基
準信号32の期間のみ、画像表示部2から返送された基
準信号と基準電圧13−5との比較を行い、それ以外の
期間は前の値を保持する。画像表示部2から返送される
基準信号と基準電圧13−5との差がなくなるまで黒レ
ベルフィードバック回路13−3は、黒レベルを調整す
る。 【0023】白レベルフィードバック回路13−4でも
白サンプルホールド信号(白S/H)により制御され、
黒レベルフィードバック回路13−3と同様に、画像表
示部2から返送された基準信号と基準電圧13−5とを
比較し、その出力をゲインコントロール回路13−1で
のコントラストの調整に使用する。すなわち、画像表示
部2から返送された信号の振幅が基準電圧と同じになる
までゲインコントロール回路13−1のゲインを上げ
る。この時、先の図3で述べた、白基準信号33の期間
のみ、画像表示部2から返送された基準信号と基準電圧
13−5との比較を行い、それ以外の期間は前の値を保
持する。 【0024】このように2体型のテレビジョン受像機ま
たはディスプレイ装置において、RGB信号に基準信号
を重畳し、RGB接続ケーブルを通った後の信号のレベ
ルと比較することでRGB接続ケーブルでの減衰量を知
り、これをもとに輝度およびコントラストを補償する構
成としており、設置の際に、設置条件の差で生じるRG
B接続ケーブルの長さの違いによる輝度およびコントラ
ストの差を調整することができ、RGB接続ケーブルの
長さの違いによる輝度およびコントラストの再調整の必
要がなくなる。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、映像信
号処理/電源部と画像表示部との2体型に分かれ、各々
をRGB接続ケーブルで結線するテレビジョン受像機ま
たはディスプレイ装置において、そのRGB信号の垂直
帰線期間に基準信号を重畳し、RGB接続ケーブルを通
った後の信号のレベルを基準値と比較することでRGB
接続ケーブルでの減衰量を知り、これをもとに輝度およ
びコントラストを調整してRGB接続ケーブルでの減衰
量を補償することができる構成としたもので、設置条件
の差で生じるRGB接続ケーブルの長さの違いによる輝
度およびコントラストの再調整の手間を省くことができ
る。
部と画像表示部の2体を、接続ケーブルで接続してなる
2体型の映像表示装置に関する。さらに詳しくは壁掛け
テレビまたはディスプレイのように画像表示部と映像信
号処理/電源部が別体になっているテレビジョン受像機
やディスプレイ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、ディスプレイ分野での技術革新は
めざましく、壁掛けテレビなどの実現のために様々な薄
型デバイスが開発されてきており、例えば、プラズマデ
ィスプレイや液晶ディスプレイなどがあげられる。しか
し、画像表示部分が薄型化されることにより、従来のブ
ラウン管式テレビジョン受像機のようにテレビジョン受
像機本体の筐体内に、電源部や偏向回路や信号処理回路
等の多くの回路をすべて納めることができず、それらの
回路を薄型の画像表示部本体とは別に用意した筐体内に
納め、互いに接続ケーブルなどで接続する構成をとるこ
とが多い。 【0003】図4は従来の2体型のテレビジョン受像機
の構成を示すブロック図である。図4において、1は映
像信号処理/電源部、2は画像表示部、3は前記映像信
号処理/電源部1と画像表示部2とを結ぶRGB接続ケ
ーブルである。また、前記映像信号処理/電源部1は、
いくつかの入力から所望の入力信号を選択する入力信号
切換回路11と、前記入力信号切換回路11で切り換え
られた複合映像信号を輝度信号Yと色信号Cに分離する
Y/C分離回路12と、前記Y/C分離回路12で分離
された輝度信号Yと色信号Cに基づいてRGB信号に復
調し、かつ、輝度およびコントラストの調整を行ってR
GB接続ケーブル3へ映像信号を出力する映像同期処理
回路(VCJ:ビデオクロマジャングル)13と、これ
ら各回路の電源14とから構成されている。 【0004】また、画像表示部2は、入力バッファ21
と表示装置22とから構成されている。 【0005】上記構成において、映像信号処理/電源部
1と画像表示部2とはRGB接続ケーブル3で結ばれて
おり、画像表示部2を、例えば壁等に設置し、映像信号
処理/電源部1から送られてくる映像を表示することに
より使用者に視聴させるものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4で
説明した画像表示部2と映像信号処理/電源部1とを結
線して使用する場合、特にRGB接続ケーブル3で接続
する場合は、互いに多芯のケーブルで接続することにな
る。一般的に壁掛けテレビの場合は、画像表示部2を壁
に設置し、映像信号処理/電源部1を少し離れた使用者
が操作しやすい場所、または美観上どこかに隠して設置
する場合が多い。このため設置の条件によって、画像表
示部2と映像信号処理/電源部1を互いに結ぶRGB接
続ケーブル3の長さが様々に変わることになる。RGB
接続ケーブル3には固有の特性インピーダンスがあり、
その長さにより中を通る信号の損失も変化する。 【0007】この場合、RGB信号が通り、RGB接続
ケーブル3の長さにより輝度およびコントラストが変化
することになるため、設置の際、RGB接続ケーブル3
の長さにより変化する輝度およびコントラストを補正す
る必要がある。すなわち、RGB接続ケーブル3の長さ
に応じて輝度およびコントラストを工場で組み立て時や
出荷する際に調整するか、または設置の場所で再調整を
する必要があり、かなり面倒であった。 【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、画像表示部と映像信号処理/電源部とが別体になっ
ていて相互に接続ケーブルで結線するテレビジョン受像
機またはディスプレイ装置において、設置の状態によっ
て変化する接続ケーブルの長さによる輝度およびコント
ラストの変化を補償し、設置の条件の差による再調整を
する手間を省くことを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、RGB信号を出力する映像信号処理/電源部
と、前記映像信号処理/電源部から送られるRGB信号
を受けて画像を表示する画像表示部とを有し、前記映像
信号処理/電源部と前記画像表示部とを接続ケーブルで
結線してなる2体型の映像表示装置において、前記映像
信号処理/電源部は、RGB信号の垂直帰線期間にRG
B信号の輝度およびコントラストの基準信号を重畳する
とともに、前記接続ケーブルを介して前記画像表示部に
伝送するように構成し、かつ画像表示部は、前記伝送さ
れたRGB信号の輝度およびコントラストの基準信号を
前記接続ケーブルを介して前記映像信号処理/電源部に
返送するように構成し、前記返送された基準信号を前記
接続ケーブルでのRGB信号の減衰の度合いを示す情報
とし、前記情報により前記映像信号処理/電源部が前記
画像表示部に伝送するRGB信号の輝度およびコントラ
ストを調整するように構成したことを特徴とし、前記接
続ケーブルによるRGB信号の損失を前記基準信号から
読み取り、接続ケーブルでのRGB信号の減衰による損
失を補償するものである。 【0010】すなわち、本発明によれば、接続ケーブル
のインピーダンスによりRGB信号が減衰したときに、
その帰線期間に重畳された基準信号も同じように減衰す
ることになり、その基準信号を再び映像信号処理/電源
部へ返送してやり、この返送された信号を接続ケーブル
でのRGB信号の減衰の度合いを表す情報として輝度お
よびコントラストを調整することにより、接続ケーブル
でのRGB信号の減衰による損失を補償することができ
る。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、映像信号
処理/電源部と画像表示部の2体を結ぶRGB接続ケー
ブルのうち、RGB信号伝送のRGB接続ケーブルの
他、前記RGB接続ケーブルで減衰した基準信号を再び
画像表示部から映像信号処理/電源部へ返送する第2の
RGB接続ケーブルを有し、もとの基準信号と比較して
RGB信号伝送のRGB接続ケーブルでの減衰による損
失を映像信号処理/電源部で検出し、その減衰による損
失を補償するように輝度およびコントラストを調整する
構成としている。 【0012】(実施の形態) 図1は本発明の実施の形態における2体型の映像表示装
置の構成を示すブロック図であり、これは2体型のテレ
ビジョン受像機に実施した場合である。図1において、
前記従来例の図4に示す同じ機能のブロックには同じ符
号を付し、その説明を省略する。 【0013】ここで、4は第2のRGB接続ケーブル
で、RGB信号を伝送するRGB接続ケーブル3で減衰
した基準信号を画像表示部2から映像信号処理/電源部
1へ返送するケーブルである。 【0014】次に図1の動作を説明すると、いくつかの
入力から所望の入力信号を選択する入力信号切換回路1
1で切り換えられた複合映像信号は、Y/C分離回路1
2で輝度信号Yと色信号Cに分離される。その後映像同
期処理回路13でRGB信号に復調され輝度およびコン
トラストの調整を行った後、RGB接続ケーブル3を介
して先に述べた画像表示部2へ送られる。 【0015】この画像表示部2では、入力バッファ21
でRGB信号を受ける。そして表示装置22へと送ら
れ、画像が表示される。表示装置22は液晶,プラズマ
ディスプレイ,CRT等いずれでもよく、どのような表
示装置を使用するかは本発明の主旨には関係しない。 【0016】次に画像表示部2の入力バッファ21では
同時に映像信号処理/電源部1へ返す信号を出力する。
つまり、基準信号を含んだ映像信号は、再び第2のRG
B接続ケーブル4を通って映像信号処理/電源部1に返
送される。この返送された信号の垂直帰線期間に重畳さ
れた基準信号の振幅と映像同期処理回路13内部の基準
電圧を比較し、その差がなくなるように映像同期処理回
路13においてコントラストおよび輝度を調整する。 【0017】以下、更に詳しく本発明の主旨である黒レ
ベルおよび白レベルの検出回路について動作を図2の黒
および白レベル検出回路、および図3の黒および白の基
準信号の一例を示す図を用いて説明する。 【0018】図2において、映像信号処理/電源部1に
おける映像同期処理回路13において、13−1はゲイ
ンコントロール回路、13−2は黒レベル調整回路、1
3−3は黒レベルフィードバック回路、13−4は白レ
ベルフィードバック回路、13−5は基準電圧である。 【0019】また、図3において、31は垂直ブランキ
ング信号、32は黒基準信号、33は白基準信号、34
は映像信号、35は水平ブランキング信号を示し、黒お
よび白基準信号32,33は図1の映像同期処理回路1
3のRGB出力段で加算され、また黒および白基準信号
は図3で、RGB出力段で付加される垂直ブランキング
信号31の後の1水平期間に重畳される黒基準信号32
と白基準信号33とからなる。 【0020】本発明では、RGB信号で取り扱う基準信
号は、RGB信号すべてに重畳する必要はなく、RGB
接続ケーブル3での減衰量がわかればよいので、例えば
G信号のみに重畳するだけで構わない。 【0021】次に図2の動作を説明すると、黒レベル調
整基準信号が重畳されたRGB信号は、ゲインコントロ
ール回路13−1でコントラストが調整されるととも
に、黒レベル調整回路13−2でクランプされ、輝度が
調整されて出力される。RGB接続ケーブル3を通った
RGB信号は、画像表示部2の入力バッファ21でイン
ピーダンス変換され、表示装置22に出力される。一
方、入力バッファ21に入力するRGB信号はRGB接
続ケーブル3での減衰分を含んでいるので、この信号は
第2のRGB接続ケーブル4を介して再び映像信号処理
/電源部1に返送され、そして黒レベルフィードバック
回路13−3と白レベルフィードバック回路13−4に
入力される。 【0022】黒レベルフィードバック回路13−3で
は、画像表示部2から返送される基準信号と基準電圧1
3−5とが比較され、その出力が黒レベル調整回路13
−2に送られて黒レベルが調整され、RGB接続ケーブ
ル3での減衰分を補償する。このとき黒レベルフィード
バック回路13−3の出力は、黒サンプルホールド信号
(黒S/H)により制御され、先に図3で述べた、黒基
準信号32の期間のみ、画像表示部2から返送された基
準信号と基準電圧13−5との比較を行い、それ以外の
期間は前の値を保持する。画像表示部2から返送される
基準信号と基準電圧13−5との差がなくなるまで黒レ
ベルフィードバック回路13−3は、黒レベルを調整す
る。 【0023】白レベルフィードバック回路13−4でも
白サンプルホールド信号(白S/H)により制御され、
黒レベルフィードバック回路13−3と同様に、画像表
示部2から返送された基準信号と基準電圧13−5とを
比較し、その出力をゲインコントロール回路13−1で
のコントラストの調整に使用する。すなわち、画像表示
部2から返送された信号の振幅が基準電圧と同じになる
までゲインコントロール回路13−1のゲインを上げ
る。この時、先の図3で述べた、白基準信号33の期間
のみ、画像表示部2から返送された基準信号と基準電圧
13−5との比較を行い、それ以外の期間は前の値を保
持する。 【0024】このように2体型のテレビジョン受像機ま
たはディスプレイ装置において、RGB信号に基準信号
を重畳し、RGB接続ケーブルを通った後の信号のレベ
ルと比較することでRGB接続ケーブルでの減衰量を知
り、これをもとに輝度およびコントラストを補償する構
成としており、設置の際に、設置条件の差で生じるRG
B接続ケーブルの長さの違いによる輝度およびコントラ
ストの差を調整することができ、RGB接続ケーブルの
長さの違いによる輝度およびコントラストの再調整の必
要がなくなる。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、映像信
号処理/電源部と画像表示部との2体型に分かれ、各々
をRGB接続ケーブルで結線するテレビジョン受像機ま
たはディスプレイ装置において、そのRGB信号の垂直
帰線期間に基準信号を重畳し、RGB接続ケーブルを通
った後の信号のレベルを基準値と比較することでRGB
接続ケーブルでの減衰量を知り、これをもとに輝度およ
びコントラストを調整してRGB接続ケーブルでの減衰
量を補償することができる構成としたもので、設置条件
の差で生じるRGB接続ケーブルの長さの違いによる輝
度およびコントラストの再調整の手間を省くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における2体型の映像表示
装置の構成を示すブロック図である。 【図2】図1の黒および白レベル検出回路図である。 【図3】本発明の実施の形態における黒および白基準信
号を示す図である。 【図4】従来の2体型のテレビジョン受像機の構成を示
すブロック図である。 【符号の説明】 1…映像信号処理/電源部、 2…画像表示部、 3…
RGB接続ケーブル、4…第2のRGB接続ケーブル、
11…入力信号切換回路、 12…Y/C分離回路、
13…映像同期処理回路、 13−1…ゲインコント
ロール回路、13−2…黒レベル調整回路、 13−3
…黒レベルフィードバック回路、 13−4…白レベル
フィードバック回路、 13−5…基準電圧、 14…
電源、21…入力バッファ、 22…表示装置、 31
…垂直ブランキング信号、32…黒基準信号、 33…
白基準信号、 34…映像信号、 35…水平ブランキ
ング信号。
装置の構成を示すブロック図である。 【図2】図1の黒および白レベル検出回路図である。 【図3】本発明の実施の形態における黒および白基準信
号を示す図である。 【図4】従来の2体型のテレビジョン受像機の構成を示
すブロック図である。 【符号の説明】 1…映像信号処理/電源部、 2…画像表示部、 3…
RGB接続ケーブル、4…第2のRGB接続ケーブル、
11…入力信号切換回路、 12…Y/C分離回路、
13…映像同期処理回路、 13−1…ゲインコント
ロール回路、13−2…黒レベル調整回路、 13−3
…黒レベルフィードバック回路、 13−4…白レベル
フィードバック回路、 13−5…基準電圧、 14…
電源、21…入力バッファ、 22…表示装置、 31
…垂直ブランキング信号、32…黒基準信号、 33…
白基準信号、 34…映像信号、 35…水平ブランキ
ング信号。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 RGB信号を出力する映像信号処理/電
源部と、前記映像信号処理/電源部から送られるRGB
信号を受けて画像を表示する画像表示部とを有し、前記
映像信号処理/電源部と前記画像表示部とを接続ケーブ
ルで結線してなる2体型の映像表示装置において、 前記映像信号処理/電源部は、RGB信号の垂直帰線期
間にRGB信号の輝度およびコントラストの基準信号を
重畳するとともに、前記接続ケーブルを介して前記画像
表示部に伝送するように構成し、かつ画像表示部は、前
記伝送されたRGB信号の輝度およびコントラストの基
準信号を前記接続ケーブルを介して前記映像信号処理/
電源部に返送するように構成し、前記返送された基準信
号を前記接続ケーブルでのRGB信号の減衰の度合いを
示す情報とし、前記情報により前記映像信号処理/電源
部が前記画像表示部に伝送するRGB信号の輝度および
コントラストを調整するように構成したことを特徴とす
る2体型の映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8931196A JP3491248B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 2体型の映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8931196A JP3491248B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 2体型の映像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09284600A JPH09284600A (ja) | 1997-10-31 |
JP3491248B2 true JP3491248B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=13967132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8931196A Expired - Fee Related JP3491248B2 (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 2体型の映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3491248B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080106643A1 (en) * | 2006-11-08 | 2008-05-08 | Rgb Systems, Inc. | Method and apparatus for video transmission over long distances using twisted pair cables |
-
1996
- 1996-04-11 JP JP8931196A patent/JP3491248B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09284600A (ja) | 1997-10-31 |
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