JP3491157B2 - ランプユニット、プロジェクタ、および光源ランプとリフレクタとの固定方法、並びにランプユニットの組立方法 - Google Patents
ランプユニット、プロジェクタ、および光源ランプとリフレクタとの固定方法、並びにランプユニットの組立方法Info
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- JP3491157B2 JP3491157B2 JP2001390404A JP2001390404A JP3491157B2 JP 3491157 B2 JP3491157 B2 JP 3491157B2 JP 2001390404 A JP2001390404 A JP 2001390404A JP 2001390404 A JP2001390404 A JP 2001390404A JP 3491157 B2 JP3491157 B2 JP 3491157B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプユニット、
プロジェクタ、および光源ランプとリフレクタとの固定
方法、並びにランプユニットの組立方法に係り、詳しく
は、光源ランプと、この光源ランプからの光線を反射す
るリフレクタとを備えたランプユニット、このランプユ
ニットを備えたプロジェクタ、および光源ランプとリフ
レクタとの固定方法、並びにこの固定方法を用いて組み
立てられるランプユニットの組立方法に関する。
プロジェクタ、および光源ランプとリフレクタとの固定
方法、並びにランプユニットの組立方法に係り、詳しく
は、光源ランプと、この光源ランプからの光線を反射す
るリフレクタとを備えたランプユニット、このランプユ
ニットを備えたプロジェクタ、および光源ランプとリフ
レクタとの固定方法、並びにこの固定方法を用いて組み
立てられるランプユニットの組立方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、会議、学会、展示会等でのプレ
ゼンテーションにプロジェクタを用いることが知られて
いる。このようなプロジェクタでは、ランプユニットか
ら出射した光束を、画像情報に応じて変調して光学像を
形成し、当該光学像を拡大投写している。ここで、ラン
プユニットは、光線を放射する発光部を有した光源ラン
プと、この発光部からの光線を反射する略錐体状(カッ
プ状)のリフレクタとを含んで構成されている。光源ラ
ンプは、発光部がリフレクタの焦点と略同位置に配置さ
れた状態で、セメント等によってリフレクタの底部分に
直接固定され、光源ランプの発光部および発光部近傍部
分がリフレクタ内に納まっている。
ゼンテーションにプロジェクタを用いることが知られて
いる。このようなプロジェクタでは、ランプユニットか
ら出射した光束を、画像情報に応じて変調して光学像を
形成し、当該光学像を拡大投写している。ここで、ラン
プユニットは、光線を放射する発光部を有した光源ラン
プと、この発光部からの光線を反射する略錐体状(カッ
プ状)のリフレクタとを含んで構成されている。光源ラ
ンプは、発光部がリフレクタの焦点と略同位置に配置さ
れた状態で、セメント等によってリフレクタの底部分に
直接固定され、光源ランプの発光部および発光部近傍部
分がリフレクタ内に納まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなランプユニットでは、リフレクタには光源ラン
プを取付固定するための取付部を底部分に形成する必要
があるので、リフレクタの形状が複雑となり、反射面の
精度向上が図りにくくなるという問題がある。また、光
学部品であるリフレクタに取付部を形成しているため、
リフレクタの反射面等の精度を考慮すると、光源ランプ
の支持・固定に最適な形状等を有した取付部、つまり複
雑な形状等を有した取付部を形成することができず、光
源ランプを良好な状態で支持できない可能性がある。
たようなランプユニットでは、リフレクタには光源ラン
プを取付固定するための取付部を底部分に形成する必要
があるので、リフレクタの形状が複雑となり、反射面の
精度向上が図りにくくなるという問題がある。また、光
学部品であるリフレクタに取付部を形成しているため、
リフレクタの反射面等の精度を考慮すると、光源ランプ
の支持・固定に最適な形状等を有した取付部、つまり複
雑な形状等を有した取付部を形成することができず、光
源ランプを良好な状態で支持できない可能性がある。
【0004】本発明の目的は、リフレクタの精度向上が
図りやすくなり、かつ、光源ランプを良好な状態で支持
できるランプユニット、プロジェクタ、および光源ラン
プとリフレクタとの固定方法、並びにランプユニットの
組立方法を提供することにある。
図りやすくなり、かつ、光源ランプを良好な状態で支持
できるランプユニット、プロジェクタ、および光源ラン
プとリフレクタとの固定方法、並びにランプユニットの
組立方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のランプユニット
は、上記目的を達成するために、以下の構成を備える。
本発明のランプユニットは、発光部を有した光源ランプ
と、この光源ランプの発光部が内部に配置されて当該発
光部から放射された構成を反射するリフレクタと、前記
光源ランプおよび前記リフレクタが固定される固定用部
材とを備えたランプユニットであって、前記固定用部材
には、前記光源ランプおよび前記リフレクタが互いに独
立した状態でそれぞれ固定され、前記光源ランプの前記
固定用部材に固定するための固定部と、前記発光部との
間の部分は、前記リフレクタの外部に露出しており、前
記リフレクタの光出射側には、複数に分割された光透過
部材が設けられ、前記光透過部材には、前記光源ランプ
の端部が貫通する貫通孔が形成されていることを特徴と
するものである。ここで、固定用部材は、一体ものとし
て形成されていてもよく、または複数に分割されていて
もよい。
は、上記目的を達成するために、以下の構成を備える。
本発明のランプユニットは、発光部を有した光源ランプ
と、この光源ランプの発光部が内部に配置されて当該発
光部から放射された構成を反射するリフレクタと、前記
光源ランプおよび前記リフレクタが固定される固定用部
材とを備えたランプユニットであって、前記固定用部材
には、前記光源ランプおよび前記リフレクタが互いに独
立した状態でそれぞれ固定され、前記光源ランプの前記
固定用部材に固定するための固定部と、前記発光部との
間の部分は、前記リフレクタの外部に露出しており、前
記リフレクタの光出射側には、複数に分割された光透過
部材が設けられ、前記光透過部材には、前記光源ランプ
の端部が貫通する貫通孔が形成されていることを特徴と
するものである。ここで、固定用部材は、一体ものとし
て形成されていてもよく、または複数に分割されていて
もよい。
【0006】この発明によれば、光源ランプおよびリフ
レクタが互いに独立した状態で固定用部材にそれぞれ固
定されているから、光学部品であるリフレクタに、背景
技術で述べたような光源ランプを取付固定するための取
付部を形成する必要がない。これにより、リフレクタ形
状を簡単にでき、反射面の精度向上が図りやすくなっ
て、ランプユニットの照度を高めることができる。そし
て、固定用部材に光源ランプを取り付けるので、リフレ
クタの精度を考慮しながら取付部の形状等を決定せざる
を得なかった従来と異なり、光源ランプの支持・固定に
最適な形状等を有した取付構造(従来のリフレクタの取
付部に相当する構造)を固定用部材に設けることで、光
源ランプを良好な状態で支持できる。
レクタが互いに独立した状態で固定用部材にそれぞれ固
定されているから、光学部品であるリフレクタに、背景
技術で述べたような光源ランプを取付固定するための取
付部を形成する必要がない。これにより、リフレクタ形
状を簡単にでき、反射面の精度向上が図りやすくなっ
て、ランプユニットの照度を高めることができる。そし
て、固定用部材に光源ランプを取り付けるので、リフレ
クタの精度を考慮しながら取付部の形状等を決定せざる
を得なかった従来と異なり、光源ランプの支持・固定に
最適な形状等を有した取付構造(従来のリフレクタの取
付部に相当する構造)を固定用部材に設けることで、光
源ランプを良好な状態で支持できる。
【0007】また、光源ランプにおいて、発光部と固定
部との間の部分、すなわち発光部近傍に配置されて点灯
時に温度上昇しやすい部分がリフレクタの外部に露出さ
れているので、当該部分から熱が逃げやすくなる。この
ため、当該部分を冷却することができて発光部が高温に
なりにくくなり、光源ランプの長寿命化が図れる。な
お、従来では、上述したように光源ランプの発光部およ
び発光部近傍部分がリフレクタ内に納まっているため、
点灯時には光源ランプが高温になりやすくなり、光源ラ
ンプの寿命を縮めてしまうおそれがある。これに対し、
本発明では、光源ランプを固定用部材に固定するように
したので発光部から離れた部分(固定部)を支持固定す
るとともに、発光部と固定部との間の部分をリフレクタ
外部に露出できるようになっている。
部との間の部分、すなわち発光部近傍に配置されて点灯
時に温度上昇しやすい部分がリフレクタの外部に露出さ
れているので、当該部分から熱が逃げやすくなる。この
ため、当該部分を冷却することができて発光部が高温に
なりにくくなり、光源ランプの長寿命化が図れる。な
お、従来では、上述したように光源ランプの発光部およ
び発光部近傍部分がリフレクタ内に納まっているため、
点灯時には光源ランプが高温になりやすくなり、光源ラ
ンプの寿命を縮めてしまうおそれがある。これに対し、
本発明では、光源ランプを固定用部材に固定するように
したので発光部から離れた部分(固定部)を支持固定す
るとともに、発光部と固定部との間の部分をリフレクタ
外部に露出できるようになっている。
【0008】 さらに、光源ランプにおいて、リフレク
タの光出射側が光透過部材で覆われているので、光源ラ
ンプが万一破裂したとしても破片がリフレクタ外部に飛
び散ることを防止できる。
タの光出射側が光透過部材で覆われているので、光源ラ
ンプが万一破裂したとしても破片がリフレクタ外部に飛
び散ることを防止できる。
【0009】 さらにまた、光透過部材は、複数に予め
分割されて、たとえば複数枚の小ガラス板等から構成さ
れている。これにより、点灯時、光源ランプの温度上昇
に伴ってリフレクタ内部の温度が上昇した際、熱変形に
よる光透過部材のひび割れや、光透過部材に貫通孔を加
工する際に生じた亀裂等の原因による光透過部材のひび
割れを防止できる。
分割されて、たとえば複数枚の小ガラス板等から構成さ
れている。これにより、点灯時、光源ランプの温度上昇
に伴ってリフレクタ内部の温度が上昇した際、熱変形に
よる光透過部材のひび割れや、光透過部材に貫通孔を加
工する際に生じた亀裂等の原因による光透過部材のひび
割れを防止できる。
【0010】本発明のランプユニットでは、前記光透過
部材が前記固定用部材に固定されていることが好まし
い。この発明によれば、光透過部材を固定用部材に固定
しているので、リフレクタに取り付けた場合と異なって
取付作業を容易にできる。特に、請求項3に記載の分割
型の光透過部材を用いた場合には、たとえば近接配置さ
れる小ガラス板等を1つ1つ取り付ける必要があって取
付作業が煩雑となるから、このような分割型光透過部材
を固定用部材に取り付ければ作業性が向上する。
部材が前記固定用部材に固定されていることが好まし
い。この発明によれば、光透過部材を固定用部材に固定
しているので、リフレクタに取り付けた場合と異なって
取付作業を容易にできる。特に、請求項3に記載の分割
型の光透過部材を用いた場合には、たとえば近接配置さ
れる小ガラス板等を1つ1つ取り付ける必要があって取
付作業が煩雑となるから、このような分割型光透過部材
を固定用部材に取り付ければ作業性が向上する。
【0011】本発明のランプユニットでは、前記固定用
部材の前記光源ランプの固定部が固定・保持される保持
部には、当該保持部を貫通する空気流通路が形成されて
いることが望ましい。この発明によれば、固定用部材の
保持部に空気流通路を形成するから、当該保持部に固定
・保持される光源ランプの固定部を効率よく冷却でき、
光源ランプの長寿命化が図れる。また、固定用部材の保
持部に空気流通路を形成しているため、リフレクタの形
状が複雑にならずにすみ、かつ空気流通路の形成も容易
となる。
部材の前記光源ランプの固定部が固定・保持される保持
部には、当該保持部を貫通する空気流通路が形成されて
いることが望ましい。この発明によれば、固定用部材の
保持部に空気流通路を形成するから、当該保持部に固定
・保持される光源ランプの固定部を効率よく冷却でき、
光源ランプの長寿命化が図れる。また、固定用部材の保
持部に空気流通路を形成しているため、リフレクタの形
状が複雑にならずにすみ、かつ空気流通路の形成も容易
となる。
【0012】本発明のプロジェクタは、上記目的を達成
するために、以下の構成を備える。本発明のプロジェク
タは、前述したいずれかのランプユニットを備えている
ことを特徴とするものである。この発明では、上述した
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のランプユニ
ットをプロジェクタに装着しており、このようなプロジ
ェクタによれば、上記と同様な作用効果が得られる。
するために、以下の構成を備える。本発明のプロジェク
タは、前述したいずれかのランプユニットを備えている
ことを特徴とするものである。この発明では、上述した
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のランプユニ
ットをプロジェクタに装着しており、このようなプロジ
ェクタによれば、上記と同様な作用効果が得られる。
【0013】 一方、本発明の光源ランプとリフレクタ
との固定方法は、上記目的を達成するために、以下の方
法を採用する。本発明の光源ランプとリフレクタとの固
定方法は、複数に分割されるとともに、光線を放射する
光源ランプの端部が貫通する貫通孔が形成され、前記光
源ランプからの光線を反射するリフレクタの光出射側に
設けられる光透過部材を固定用部材に固定する工程と、
前記光源ランプと前記リフレクタとのうち、いずれか一
方を前記固定用部材に固定する工程と、前記他方を、前
記一方に対して独立した状態で、前記固定用部材に固定
する工程とを備えることを特徴とするものである。
との固定方法は、上記目的を達成するために、以下の方
法を採用する。本発明の光源ランプとリフレクタとの固
定方法は、複数に分割されるとともに、光線を放射する
光源ランプの端部が貫通する貫通孔が形成され、前記光
源ランプからの光線を反射するリフレクタの光出射側に
設けられる光透過部材を固定用部材に固定する工程と、
前記光源ランプと前記リフレクタとのうち、いずれか一
方を前記固定用部材に固定する工程と、前記他方を、前
記一方に対して独立した状態で、前記固定用部材に固定
する工程とを備えることを特徴とするものである。
【0014】 他方、本発明のランプユニットの組立方
法は、上記目的を達成するために、以下の方法を採用す
る。本発明のランプユニットの組立方法は、光線を放射
する光源ランプと、この光源ランプからの光線を反射す
るリフレクタと、を備えたランプユニットの組立方法で
あって、複数に分割されるとともに、前記光源ランプの
端部が貫通する貫通孔が形成され、前記リフレクタの光
出射側に設けられる光透過部材を固定用部材に固定する
工程と、前記光源ランプと前記リフレクタとのうち、い
ずれか一方を前記固定用部材に固定する工程と、前記光
源ランプと前記リフレクタとのうち、他方を前記一方に
対して位置決めする工程と、前記他方を、前記一方に対
して独立した状態で、前記固定用部材に固定する工程と
を備えることを特徴とするものである。
法は、上記目的を達成するために、以下の方法を採用す
る。本発明のランプユニットの組立方法は、光線を放射
する光源ランプと、この光源ランプからの光線を反射す
るリフレクタと、を備えたランプユニットの組立方法で
あって、複数に分割されるとともに、前記光源ランプの
端部が貫通する貫通孔が形成され、前記リフレクタの光
出射側に設けられる光透過部材を固定用部材に固定する
工程と、前記光源ランプと前記リフレクタとのうち、い
ずれか一方を前記固定用部材に固定する工程と、前記光
源ランプと前記リフレクタとのうち、他方を前記一方に
対して位置決めする工程と、前記他方を、前記一方に対
して独立した状態で、前記固定用部材に固定する工程と
を備えることを特徴とするものである。
【0015】これらの固定方法および組立方法に係る発
明では、光源ランプおよびリフレクタが互いに独立した
状態で固定用部材にそれぞれ固定されるから、光学部品
であるリフレクタに、背景技術で述べたような光源ラン
プを取付固定するための取付部を形成する必要がない。
これにより、リフレクタ形状を簡単にでき、反射面の精
度向上が図りやすくなって、ランプユニットの照度を高
めることができる。そして、固定用部材に光源ランプを
固定するので、リフレクタの精度を考慮しながら取付部
の形状等を決定せざるを得なかった従来と異なり、光源
ランプの支持・固定に最適な形状等を有した取付構造
(従来のリフレクタの取付部に相当する構造)を固定用
部材に設けることで、光源ランプを良好な状態で支持で
きる。また、光源ランプおよびリフレクタをそれぞれ固
定用部材に対して位置決めしているため、光源ランプを
リフレクタに一体的に取り付けた従来のランプユニット
と異なって、各々の位置決めの自由度が高められ、ラン
プユニットの照度が高め易くなる。
明では、光源ランプおよびリフレクタが互いに独立した
状態で固定用部材にそれぞれ固定されるから、光学部品
であるリフレクタに、背景技術で述べたような光源ラン
プを取付固定するための取付部を形成する必要がない。
これにより、リフレクタ形状を簡単にでき、反射面の精
度向上が図りやすくなって、ランプユニットの照度を高
めることができる。そして、固定用部材に光源ランプを
固定するので、リフレクタの精度を考慮しながら取付部
の形状等を決定せざるを得なかった従来と異なり、光源
ランプの支持・固定に最適な形状等を有した取付構造
(従来のリフレクタの取付部に相当する構造)を固定用
部材に設けることで、光源ランプを良好な状態で支持で
きる。また、光源ランプおよびリフレクタをそれぞれ固
定用部材に対して位置決めしているため、光源ランプを
リフレクタに一体的に取り付けた従来のランプユニット
と異なって、各々の位置決めの自由度が高められ、ラン
プユニットの照度が高め易くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔1.プロジェクタにおける光学ユニットの全体説明〕
図1には、本発明の一実施形態に係るプロジェクタ1に
用いられる光学ユニット4が模式的に示されている。光
学ユニット4は、光源から出射された光束を、光学的に
処理して画像情報に対応した光学像を形成するユニット
であり、インテグレータ照明光学系41、色分離光学系
42、リレー光学系43、電気光学装置44、クロスダ
イクロイックプリズム45、および投写レンズ46を備
えている。
に基づいて説明する。 〔1.プロジェクタにおける光学ユニットの全体説明〕
図1には、本発明の一実施形態に係るプロジェクタ1に
用いられる光学ユニット4が模式的に示されている。光
学ユニット4は、光源から出射された光束を、光学的に
処理して画像情報に対応した光学像を形成するユニット
であり、インテグレータ照明光学系41、色分離光学系
42、リレー光学系43、電気光学装置44、クロスダ
イクロイックプリズム45、および投写レンズ46を備
えている。
【0017】インテグレータ照明光学系41は、電気光
学装置44を構成する3枚の液晶パネル441(色光毎
に液晶パネル441R,441G,441Bと示す)の
画像形成領域に光束を供給するための光学系であり、ラ
ンプユニット10と、UVフィルタ418と、平行化レ
ンズ413と、第1レンズアレイ414と、第2レンズ
アレイ416と、偏光変換素子415と、重畳レンズ4
19と、反射ミラー424とを備えている。
学装置44を構成する3枚の液晶パネル441(色光毎
に液晶パネル441R,441G,441Bと示す)の
画像形成領域に光束を供給するための光学系であり、ラ
ンプユニット10と、UVフィルタ418と、平行化レ
ンズ413と、第1レンズアレイ414と、第2レンズ
アレイ416と、偏光変換素子415と、重畳レンズ4
19と、反射ミラー424とを備えている。
【0018】このうちのランプユニット10は、放射状
の光線を出射する放射光源としての光源ランプ11と、
この光源ランプ11から出射された放射光を反射するリ
フレクタ12と、後述する固定用部材としてのランプハ
ウジング13(図2以下参照)とを有する。光源ランプ
11としては、ハロゲンランプやメタルハライドラン
プ、または高圧水銀ランプが用いられることが多い。リ
フレクタ12としては、楕円面鏡が用いられている。な
お、このようなランプユニット10の構造については、
後に詳細に説明する。
の光線を出射する放射光源としての光源ランプ11と、
この光源ランプ11から出射された放射光を反射するリ
フレクタ12と、後述する固定用部材としてのランプハ
ウジング13(図2以下参照)とを有する。光源ランプ
11としては、ハロゲンランプやメタルハライドラン
プ、または高圧水銀ランプが用いられることが多い。リ
フレクタ12としては、楕円面鏡が用いられている。な
お、このようなランプユニット10の構造については、
後に詳細に説明する。
【0019】第1レンズアレイ414は、光軸方向から
見て略矩形状の輪郭を有する小レンズ414Aがマトリ
クス状に配列された構成を有している。各小レンズ41
4Aは、光源ランプ11から出射されてUVフィルタ4
18および平行化レンズ413を通る光束を、複数の部
分光束に分割している。各小レンズ414Aの輪郭形状
は、液晶パネル441の画像形成領域の形状と略相似形
をなすように設定されている。たとえば、液晶パネル4
41の画像形成領域のアスペクト比(横と縦の寸法の比
率)が4:3であるならば、各小レンズ414Aのアス
ペクト比も4:3に設定する。
見て略矩形状の輪郭を有する小レンズ414Aがマトリ
クス状に配列された構成を有している。各小レンズ41
4Aは、光源ランプ11から出射されてUVフィルタ4
18および平行化レンズ413を通る光束を、複数の部
分光束に分割している。各小レンズ414Aの輪郭形状
は、液晶パネル441の画像形成領域の形状と略相似形
をなすように設定されている。たとえば、液晶パネル4
41の画像形成領域のアスペクト比(横と縦の寸法の比
率)が4:3であるならば、各小レンズ414Aのアス
ペクト比も4:3に設定する。
【0020】第2レンズアレイ416は、第1レンズア
レイ414と略同様な構成を有しており、小レンズ41
6Aがマトリクス状に配列された構成を有している。こ
の第2レンズアレイ416は、重畳レンズ419ととも
に、第1レンズアレイ414の各小レンズ414Aの像
を液晶パネル441上に結像させる機能を有している。
レイ414と略同様な構成を有しており、小レンズ41
6Aがマトリクス状に配列された構成を有している。こ
の第2レンズアレイ416は、重畳レンズ419ととも
に、第1レンズアレイ414の各小レンズ414Aの像
を液晶パネル441上に結像させる機能を有している。
【0021】偏光変換素子415は、第2レンズアレイ
416と重畳レンズ419との間に配置されるととも
に、第2レンズアレイ416からの光を1種類の偏光光
に変換するものであり、これにより、電気光学装置44
での光の利用効率が高められている。具体的に、偏光変
換素子415によって1種類の偏光光に変換された各部
分光は、重畳レンズ419によって電気光学装置44の
液晶パネル441R,441G,441B上にほぼ重畳
される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル441を
用いた本実施形態のプロジェクタ1(電気光学装置4
4)では、1種類の偏光光しか利用できないため、他種
類のランダムな偏光光を発する光源ランプ11からの光
のほぼ半分が利用されない。そこで、偏光変換素子41
5を用いることにより、光源ランプ11からの出射光を
全て1種類の偏光光に変換し、電気光学装置44での光
の利用効率を高めている。なお、このような偏光変換素
子415は、たとえば特開平8−304739号公報等
に紹介されている。
416と重畳レンズ419との間に配置されるととも
に、第2レンズアレイ416からの光を1種類の偏光光
に変換するものであり、これにより、電気光学装置44
での光の利用効率が高められている。具体的に、偏光変
換素子415によって1種類の偏光光に変換された各部
分光は、重畳レンズ419によって電気光学装置44の
液晶パネル441R,441G,441B上にほぼ重畳
される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル441を
用いた本実施形態のプロジェクタ1(電気光学装置4
4)では、1種類の偏光光しか利用できないため、他種
類のランダムな偏光光を発する光源ランプ11からの光
のほぼ半分が利用されない。そこで、偏光変換素子41
5を用いることにより、光源ランプ11からの出射光を
全て1種類の偏光光に変換し、電気光学装置44での光
の利用効率を高めている。なお、このような偏光変換素
子415は、たとえば特開平8−304739号公報等
に紹介されている。
【0022】色分離光学系42は、2枚のダイクロイッ
クミラー421,422と、反射ミラー423とを備
え、これらのダイクロイックミラー421,422によ
りインテグレータ照明光学系41から出射された複数の
部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有
している。
クミラー421,422と、反射ミラー423とを備
え、これらのダイクロイックミラー421,422によ
りインテグレータ照明光学系41から出射された複数の
部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有
している。
【0023】リレー光学系43は、入射側レンズ43
1、リレーレンズ433、および反射ミラー432,4
34を備え、色分離光学系42で分離された色光のう
ち、青色光を液晶パネル441Bまで導く機能を有して
いる。
1、リレーレンズ433、および反射ミラー432,4
34を備え、色分離光学系42で分離された色光のう
ち、青色光を液晶パネル441Bまで導く機能を有して
いる。
【0024】ここで、色分離光学系42のダイクロイッ
クミラー421では、インテグレータ照明光学系41か
ら出射された光束の青色光と緑色光とが反射するととも
に、赤色光が透過する。ダイクロイックミラー421に
よって透過した赤色光は、反射ミラー423で反射し、
フィールドレンズ417を通って赤色用の液晶パネル4
41Rに達する。このフィールドレンズ417は、第2
レンズアレイ416から出射された各部分光束をその中
心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液
晶パネル441G、441Bの前に設けられたフィール
ドレンズ417も同様である。
クミラー421では、インテグレータ照明光学系41か
ら出射された光束の青色光と緑色光とが反射するととも
に、赤色光が透過する。ダイクロイックミラー421に
よって透過した赤色光は、反射ミラー423で反射し、
フィールドレンズ417を通って赤色用の液晶パネル4
41Rに達する。このフィールドレンズ417は、第2
レンズアレイ416から出射された各部分光束をその中
心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液
晶パネル441G、441Bの前に設けられたフィール
ドレンズ417も同様である。
【0025】ダイクロイックミラー421で反射した青
色光と緑色光のうちで、緑色光はダイクロイックミラー
422によって反射し、フィールドレンズ417を通っ
て緑色用の液晶パネル441Gに達する。一方、青色光
はダイクロイックミラー422を透過してリレー光学系
43を通り、さらにフィールドレンズ417を通って青
色光用の液晶パネル441Bに達する。なお、青色光に
リレー光学系43が用いられているのは、青色光の光路
の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の拡散
等による光の利用効率の低下を防止するためである。す
なわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をその
まま、フィールドレンズ417に伝えるためである。
色光と緑色光のうちで、緑色光はダイクロイックミラー
422によって反射し、フィールドレンズ417を通っ
て緑色用の液晶パネル441Gに達する。一方、青色光
はダイクロイックミラー422を透過してリレー光学系
43を通り、さらにフィールドレンズ417を通って青
色光用の液晶パネル441Bに達する。なお、青色光に
リレー光学系43が用いられているのは、青色光の光路
の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の拡散
等による光の利用効率の低下を防止するためである。す
なわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をその
まま、フィールドレンズ417に伝えるためである。
【0026】電気光学装置44は、3枚の光変調装置と
なる液晶パネル441R,441G,441Bを備え、
これらは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング
素子として用いたものであり、色分離光学系42で分離
された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R,4
41G,441Bによって、画像情報に応じて変調され
て光学像を形成する。
なる液晶パネル441R,441G,441Bを備え、
これらは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング
素子として用いたものであり、色分離光学系42で分離
された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R,4
41G,441Bによって、画像情報に応じて変調され
て光学像を形成する。
【0027】クロスダイクロイックプリズム45は、3
枚の液晶パネル441R,441G,441Bから出射
された各色光ごとに変調された画像を合成してカラー画
像を形成するものである。なお、プリズム45には、赤
色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体
多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字
状に形成され、これらの誘電体多層膜によって3つの色
光が合成される。そして、プリズム45で合成されたカ
ラー画像は、投写レンズ46から出射され、スクリーン
上に拡大投写される。
枚の液晶パネル441R,441G,441Bから出射
された各色光ごとに変調された画像を合成してカラー画
像を形成するものである。なお、プリズム45には、赤
色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体
多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字
状に形成され、これらの誘電体多層膜によって3つの色
光が合成される。そして、プリズム45で合成されたカ
ラー画像は、投写レンズ46から出射され、スクリーン
上に拡大投写される。
【0028】〔2.ランプユニットの構造〕図2には前
述したランプユニット10の平面図、図3にはその側面
図、図4にはその縦断面図、図5にはその正面図、図6
にはその背面図、図7にはその分解斜視図がそれぞれ示
されている。このランプユニット10は、プロジェクタ
1の図示しない筐体内部に収納されており、光源ランプ
11と、この光源ランプ11から放射された光線を揃え
て出射するリフレクタ12と、これら光源ランプ11お
よびリフレクタ12が互いに独立した状態でそれぞれ固
定された固定用部材としてのランプハウジング13とを
含んで構成されている。
述したランプユニット10の平面図、図3にはその側面
図、図4にはその縦断面図、図5にはその正面図、図6
にはその背面図、図7にはその分解斜視図がそれぞれ示
されている。このランプユニット10は、プロジェクタ
1の図示しない筐体内部に収納されており、光源ランプ
11と、この光源ランプ11から放射された光線を揃え
て出射するリフレクタ12と、これら光源ランプ11お
よびリフレクタ12が互いに独立した状態でそれぞれ固
定された固定用部材としてのランプハウジング13とを
含んで構成されている。
【0029】光源ランプ11は、たとえば高圧水銀ラン
プであり、ガラス製の発光管111と、この発光管11
1の内部に収納された図示しない一対の電極とを備えて
いる。発光管111の中央部分である発光部111A
は、当該発光部111Aを挟んだ両側部分111B,1
11Cと比べると膨らんでいる。一対の電極は、ちょう
どこの発光部111Aの内部で対向しており、一対の電
極間の放電によって光源ランプ11が点灯するようにな
っている。
プであり、ガラス製の発光管111と、この発光管11
1の内部に収納された図示しない一対の電極とを備えて
いる。発光管111の中央部分である発光部111A
は、当該発光部111Aを挟んだ両側部分111B,1
11Cと比べると膨らんでいる。一対の電極は、ちょう
どこの発光部111Aの内部で対向しており、一対の電
極間の放電によって光源ランプ11が点灯するようにな
っている。
【0030】また、発光管111の両側部分111B,
111Cのうち、図4中左側に配置された一側部分11
1Bの端部は、後述する光透過部材としての保護ガラス
板14を貫通している。一方、図4中右側に配置された
他側部分111Cには、固定部111Dが形成され、こ
の固定部111Dを介して発光管111がランプハウジ
ング13に支持固定されている。
111Cのうち、図4中左側に配置された一側部分11
1Bの端部は、後述する光透過部材としての保護ガラス
板14を貫通している。一方、図4中右側に配置された
他側部分111Cには、固定部111Dが形成され、こ
の固定部111Dを介して発光管111がランプハウジ
ング13に支持固定されている。
【0031】リフレクタ12は、カップ状(略錐体状)
に形成され、図4に示すように内面が楕円面状に形成さ
れて反射面121とされている。このようなリフレクタ
12は、図中左側(光出射側)に開口しており、図中右
側に底部分が配置されている。リフレクタ12の開口の
周縁部分には、当該リフレクタ12をランプハウジング
13に取り付けるためのフランジ122が形成されてい
る。リフレクタ12の底部分の中央には、光源ランプ1
1を挿通するための挿通孔123が形成されている。
に形成され、図4に示すように内面が楕円面状に形成さ
れて反射面121とされている。このようなリフレクタ
12は、図中左側(光出射側)に開口しており、図中右
側に底部分が配置されている。リフレクタ12の開口の
周縁部分には、当該リフレクタ12をランプハウジング
13に取り付けるためのフランジ122が形成されてい
る。リフレクタ12の底部分の中央には、光源ランプ1
1を挿通するための挿通孔123が形成されている。
【0032】このようなリフレクタ12では、発光管1
11の発光部111Aがリフレクタ12内に配置された
状態で、発光管111の他側部分111Cが挿通孔12
3に挿通されている。ここで、発光部111A内におけ
る発光の中心点がリフレクタ12の焦点位置に配置され
るように、発光管111およびリフレクタ12の配置が
調整されている。なお、発光の中心点とは、発光管11
1内の一対の電極間で生じる放電経路の略中心の位置の
ことである。
11の発光部111Aがリフレクタ12内に配置された
状態で、発光管111の他側部分111Cが挿通孔12
3に挿通されている。ここで、発光部111A内におけ
る発光の中心点がリフレクタ12の焦点位置に配置され
るように、発光管111およびリフレクタ12の配置が
調整されている。なお、発光の中心点とは、発光管11
1内の一対の電極間で生じる放電経路の略中心の位置の
ことである。
【0033】ランプハウジング13は、プロジェクタ1
の図示しない筐体に取り付けられる基台部131と、こ
の基台部131上に対向してそれぞれ立設配置されたリ
フレクタ保持部132および本発明の保持部としての光
源ランプ保持部133とを備えており、これら基台部1
31、リフレクタ保持部132、および光源ランプ保持
部133は一体的に形成されている。
の図示しない筐体に取り付けられる基台部131と、こ
の基台部131上に対向してそれぞれ立設配置されたリ
フレクタ保持部132および本発明の保持部としての光
源ランプ保持部133とを備えており、これら基台部1
31、リフレクタ保持部132、および光源ランプ保持
部133は一体的に形成されている。
【0034】リフレクタ保持部132は、略四角枠状
(図5)に形成された本体部132Aと、この本体部1
32Aを補強するために当該本体部132Aの両側面に
立設されかつ略三角枠状に形成された2つの補強部13
2Bとを備えている。リフレクタ保持部132を構成す
る本体部132Aの枠体の背面側には、保護ガラス板1
4が配置されている。保護ガラス板14は、複数に分割
されており、たとえば、本実施形態では4枚の略矩形状
の小ガラス板141から構成されている。このような保
護ガラス板14の中央には、貫通孔14Aが形成され、
この貫通孔14Aには、発光管111の一側部分111
Bの端部が貫通されている。
(図5)に形成された本体部132Aと、この本体部1
32Aを補強するために当該本体部132Aの両側面に
立設されかつ略三角枠状に形成された2つの補強部13
2Bとを備えている。リフレクタ保持部132を構成す
る本体部132Aの枠体の背面側には、保護ガラス板1
4が配置されている。保護ガラス板14は、複数に分割
されており、たとえば、本実施形態では4枚の略矩形状
の小ガラス板141から構成されている。このような保
護ガラス板14の中央には、貫通孔14Aが形成され、
この貫通孔14Aには、発光管111の一側部分111
Bの端部が貫通されている。
【0035】リフレクタ保持部132の本体部132A
が取り付けられない保護ガラス板14の背面側には、リ
フレクタ12の開口の周縁部分が当接されており、リフ
レクタ保持部132の本体部132A、保護ガラス板1
4、およびリフレクタ12のフランジ122を挟むクリ
ップ15によって、リフレクタ12のフランジ122お
よび保護ガラス板14がリフレクタ保持部132の本体
部132A側に押しつけられ、リフレクタ12およびリ
フレクタ保持部132がランプハウジング13に固定さ
れている。なお、クリップ15は、図5に示すように、
本実施形態では2つ用いられており、保護ガラス板14
の対角線上にそれぞれ配置されている。また、保護ガラ
ス板14を、適宜接着剤を用いてリフレクタ保持部13
2に固定してもよい。これによって、リフレクタ12の
光出射側が保護ガラス板14によって覆われることとな
り、発光管111が万一破裂しても破片がリフレクタ1
2の外部に飛び散らないようになっている。
が取り付けられない保護ガラス板14の背面側には、リ
フレクタ12の開口の周縁部分が当接されており、リフ
レクタ保持部132の本体部132A、保護ガラス板1
4、およびリフレクタ12のフランジ122を挟むクリ
ップ15によって、リフレクタ12のフランジ122お
よび保護ガラス板14がリフレクタ保持部132の本体
部132A側に押しつけられ、リフレクタ12およびリ
フレクタ保持部132がランプハウジング13に固定さ
れている。なお、クリップ15は、図5に示すように、
本実施形態では2つ用いられており、保護ガラス板14
の対角線上にそれぞれ配置されている。また、保護ガラ
ス板14を、適宜接着剤を用いてリフレクタ保持部13
2に固定してもよい。これによって、リフレクタ12の
光出射側が保護ガラス板14によって覆われることとな
り、発光管111が万一破裂しても破片がリフレクタ1
2の外部に飛び散らないようになっている。
【0036】光源ランプ保持部133は、平面略コ字状
(図2)に形成されており、リフレクタ保持部132に
取り付けられたリフレクタ12の底部分から、発光管1
11の長手方向に沿って所定間隔離れた位置に配置され
ている。これにより、リフレクタ12内部に配置された
発光管111の発光部111Aと、光源ランプ保持部1
33に支持される発光管111の固定部111Dとの間
の部分をリフレクタ12外部に露出されることとなり、
当該部分から光源ランプ11で発生した熱が逃げやすく
なっているとともに、冷却空気をあてて冷却できるよう
になっている。
(図2)に形成されており、リフレクタ保持部132に
取り付けられたリフレクタ12の底部分から、発光管1
11の長手方向に沿って所定間隔離れた位置に配置され
ている。これにより、リフレクタ12内部に配置された
発光管111の発光部111Aと、光源ランプ保持部1
33に支持される発光管111の固定部111Dとの間
の部分をリフレクタ12外部に露出されることとなり、
当該部分から光源ランプ11で発生した熱が逃げやすく
なっているとともに、冷却空気をあてて冷却できるよう
になっている。
【0037】光源ランプ保持部133の上部略中央に
は、発光管111の固定部111Dが挿通・固定される
保持用孔134(図6参照)が形成されている。保持用
孔134は、発光管111の固定部111Dが挿通され
る略円形状の挿通孔134Aと、この挿通孔134Aに
連続して形成されかつセメント等の接着剤134C(図
4参照)が充填される2つの略扇形の接着剤充填孔13
4Bとから構成されている。ここで、挿通孔134Aと
接着剤充填孔134Bとは、挿通孔134Aへの発光管
111の挿入方向と略直交する方向に連続して形成され
ている。また、2つの接着剤充填孔134Bは、挿通孔
134Aを挟んで対向配置されている。
は、発光管111の固定部111Dが挿通・固定される
保持用孔134(図6参照)が形成されている。保持用
孔134は、発光管111の固定部111Dが挿通され
る略円形状の挿通孔134Aと、この挿通孔134Aに
連続して形成されかつセメント等の接着剤134C(図
4参照)が充填される2つの略扇形の接着剤充填孔13
4Bとから構成されている。ここで、挿通孔134Aと
接着剤充填孔134Bとは、挿通孔134Aへの発光管
111の挿入方向と略直交する方向に連続して形成され
ている。また、2つの接着剤充填孔134Bは、挿通孔
134Aを挟んで対向配置されている。
【0038】光源ランプ保持部133において、保持用
孔134の挿通孔134Aの近傍には、2つの略扇形の
空気流通用孔135が形成されている。これら2つの空
気流通用孔135は、2つの接着剤充填孔134Bと同
様に、挿通孔134Aを挟んで対向配置されているが、
接着剤充填孔134Bと異なって挿通孔134Aとは連
続していない。このように、発光管111が保持される
挿通孔134Aの近傍に空気流通用孔135を形成して
おくことで、発光管111の固定部111D周囲での冷
却空気の流れが良好になる。つまり、発光管111の固
定部111D周囲に空気流通路を形成できるから、固定
部111Dを効率よく冷却できるようになる。
孔134の挿通孔134Aの近傍には、2つの略扇形の
空気流通用孔135が形成されている。これら2つの空
気流通用孔135は、2つの接着剤充填孔134Bと同
様に、挿通孔134Aを挟んで対向配置されているが、
接着剤充填孔134Bと異なって挿通孔134Aとは連
続していない。このように、発光管111が保持される
挿通孔134Aの近傍に空気流通用孔135を形成して
おくことで、発光管111の固定部111D周囲での冷
却空気の流れが良好になる。つまり、発光管111の固
定部111D周囲に空気流通路を形成できるから、固定
部111Dを効率よく冷却できるようになる。
【0039】次に、本実施形態における光源ランプ11
とリフレクタ12との固定方法、およびこの固定方法を
用いたランプユニット10の組立方法を説明する。ま
ず、ランプハウジング13のリフレクタ保持部132に
保護ガラス板14を接着等により取り付ける。次に、リ
フレクタ12を、その開口が保護ガラス板14に面する
ように配置し、リフレクタ12とリフレクタ保持部13
2とで保護ガラス板14を挟んだ状態で、クリップ15
によってリフレクタ12をリフレクタ保持部132に固
定する。なお、保護ガラス板14をリフレクタ保持部1
32に接着固定しなくとも、クリップ15により、保護
ガラス板14をリフレクタ保持部132の本体部132
Aとリフレクタ12のフランジ122とで挟み込むよう
に保持することで、保護ガラス板14をリフレクタ保持
部132に固定してもよい。保護ガラス板14およびリ
フレクタ12をランプハウジング13に取り付けた後、
光源ランプ11を光源ランプ保持部133の挿通孔13
4A、リフレクタ12の挿通孔12Aに順に挿通する。
そして、光源ランプ11の発光の中心点をリフレクタ1
2の焦点位置に合わせてリフレクタ12に対する光源ラ
ンプ11の位置決めを行った後、光源ランプ保持部13
3の接着剤充填孔134Bに接着剤134Cを充填し
て、光源ランプ11を光源ランプ保持部133に固着す
る。
とリフレクタ12との固定方法、およびこの固定方法を
用いたランプユニット10の組立方法を説明する。ま
ず、ランプハウジング13のリフレクタ保持部132に
保護ガラス板14を接着等により取り付ける。次に、リ
フレクタ12を、その開口が保護ガラス板14に面する
ように配置し、リフレクタ12とリフレクタ保持部13
2とで保護ガラス板14を挟んだ状態で、クリップ15
によってリフレクタ12をリフレクタ保持部132に固
定する。なお、保護ガラス板14をリフレクタ保持部1
32に接着固定しなくとも、クリップ15により、保護
ガラス板14をリフレクタ保持部132の本体部132
Aとリフレクタ12のフランジ122とで挟み込むよう
に保持することで、保護ガラス板14をリフレクタ保持
部132に固定してもよい。保護ガラス板14およびリ
フレクタ12をランプハウジング13に取り付けた後、
光源ランプ11を光源ランプ保持部133の挿通孔13
4A、リフレクタ12の挿通孔12Aに順に挿通する。
そして、光源ランプ11の発光の中心点をリフレクタ1
2の焦点位置に合わせてリフレクタ12に対する光源ラ
ンプ11の位置決めを行った後、光源ランプ保持部13
3の接着剤充填孔134Bに接着剤134Cを充填し
て、光源ランプ11を光源ランプ保持部133に固着す
る。
【0040】上述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。 (1)ランプユニット10において、光源ランプ11およ
びリフレクタ12を互いに独立した状態でそれぞれラン
プハウジング13に固定したから、光学部品であるリフ
レクタ12に、光源ランプ11を取付固定するための取
付部を形成しなくて済む。このため、リフレクタ12の
形状を簡単にでき、反射面121(特に反射面121の
底部分)の精度向上を図りやすくすることができてラン
プユニット10の照度を高めることができる。
うな効果がある。 (1)ランプユニット10において、光源ランプ11およ
びリフレクタ12を互いに独立した状態でそれぞれラン
プハウジング13に固定したから、光学部品であるリフ
レクタ12に、光源ランプ11を取付固定するための取
付部を形成しなくて済む。このため、リフレクタ12の
形状を簡単にでき、反射面121(特に反射面121の
底部分)の精度向上を図りやすくすることができてラン
プユニット10の照度を高めることができる。
【0041】(2)ランプハウジング13に光源ランプ1
1を取り付けているので、光源ランプ11の支持・固定
に最適な形状を有した保持用孔134を、その形状の複
雑さに関係なく容易に形成でき、光源ランプ11を良好
な状態で支持できる。
1を取り付けているので、光源ランプ11の支持・固定
に最適な形状を有した保持用孔134を、その形状の複
雑さに関係なく容易に形成でき、光源ランプ11を良好
な状態で支持できる。
【0042】(3)光源ランプ11において、発光部11
1Aと固定部111Dとの間の部分、すなわち発光部1
11A近傍に配置されて点灯時に温度上昇しやすい部分
をリフレクタ12の外部に露出させたので、当該部分か
ら熱を逃げやすくすることができる。このことにより、
当該部分を冷却が可能となるから、発光部111Aが高
温になりにくくなって、光源ランプ11の長寿命化を図
ることができる。また、光源ランプ11の冷却効率が向
上するから、たとえばプロジェクタ1の図示しない冷却
ファン等の冷却機能による光源ランプ11の温度制御が
容易となり、光源ランプの11再点灯性の向上を図るこ
とができる。
1Aと固定部111Dとの間の部分、すなわち発光部1
11A近傍に配置されて点灯時に温度上昇しやすい部分
をリフレクタ12の外部に露出させたので、当該部分か
ら熱を逃げやすくすることができる。このことにより、
当該部分を冷却が可能となるから、発光部111Aが高
温になりにくくなって、光源ランプ11の長寿命化を図
ることができる。また、光源ランプ11の冷却効率が向
上するから、たとえばプロジェクタ1の図示しない冷却
ファン等の冷却機能による光源ランプ11の温度制御が
容易となり、光源ランプの11再点灯性の向上を図るこ
とができる。
【0043】(4)リフレクタ12の光出射側が保護ガラ
ス板14で覆われているから、光源ランプ11の発光管
111が寿命により万一破裂したとしても破片がリフレ
クタ12外部に飛び散ることを防止できる。
ス板14で覆われているから、光源ランプ11の発光管
111が寿命により万一破裂したとしても破片がリフレ
クタ12外部に飛び散ることを防止できる。
【0044】(5)保護ガラス板14は、4枚の小ガラス
板141から構成されているため、点灯時の光源ランプ
11の温度上昇に伴ってリフレクタ12内部が温度上昇
した際、熱変形による保護ガラス板14のひび割れを防
止できる。
板141から構成されているため、点灯時の光源ランプ
11の温度上昇に伴ってリフレクタ12内部が温度上昇
した際、熱変形による保護ガラス板14のひび割れを防
止できる。
【0045】(6)保護ガラス板14をランプハウジング
13のリフレクタ保持部132に固定あるいは保持して
いるので、リフレクタ12の開口に取り付けた場合と異
なって取付作業を容易にできる。特に、本実施形態では
分割型の保護ガラス板14を用いているから、小ガラス
板141を1つ1つ取り付けるという煩雑な作業を伴う
が、ランプハウジング13に取り付けることでその作業
性が向上する。
13のリフレクタ保持部132に固定あるいは保持して
いるので、リフレクタ12の開口に取り付けた場合と異
なって取付作業を容易にできる。特に、本実施形態では
分割型の保護ガラス板14を用いているから、小ガラス
板141を1つ1つ取り付けるという煩雑な作業を伴う
が、ランプハウジング13に取り付けることでその作業
性が向上する。
【0046】(7)ランプハウジング13の光源ランプ保
持部133に、光源ランプ11の固定部111Dの周囲
に空気流通路を形成する空気流通用孔135を設けたか
ら、固定部111Dを効率よく冷却でき、光源ランプ1
1の長寿命化を図ることができる。
持部133に、光源ランプ11の固定部111Dの周囲
に空気流通路を形成する空気流通用孔135を設けたか
ら、固定部111Dを効率よく冷却でき、光源ランプ1
1の長寿命化を図ることができる。
【0047】(8)また、ランプハウジング13の光源ラ
ンプ保持部133で光源ランプ11を保持するととも
に、当該光源ランプ保持部133に空気流通用孔135
を形成したため、リフレクタ12の形状が複雑にならず
にすみ、かつ空気流通用孔135の形成も容易にでき
る。
ンプ保持部133で光源ランプ11を保持するととも
に、当該光源ランプ保持部133に空気流通用孔135
を形成したため、リフレクタ12の形状が複雑にならず
にすみ、かつ空気流通用孔135の形成も容易にでき
る。
【0048】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。たとえば、
前記実施形態では、光源ランプ保持部133に空気流通
用孔135を設けることで光源ランプ11の固定部11
1D近傍に空気流通路を形成したが、このような空気流
通路は必ずしも設けられる必要はなく、設けられない場
合も本発明に含まれる。しかし、空気流通路を設けた方
が光源ランプ11をより効率よく冷却できる。
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良は、本発明に含まれるものである。たとえば、
前記実施形態では、光源ランプ保持部133に空気流通
用孔135を設けることで光源ランプ11の固定部11
1D近傍に空気流通路を形成したが、このような空気流
通路は必ずしも設けられる必要はなく、設けられない場
合も本発明に含まれる。しかし、空気流通路を設けた方
が光源ランプ11をより効率よく冷却できる。
【0049】前記実施形態では、保護ガラス板14をラ
ンプハウジング13に固定したが、従来と同様にリフレ
クタの開口部分に直接固定してもよい。また、保護ガラ
ス板14は、前記実施形態のように分割型のものであっ
てもよく、一体ものとして形成されていてもよい。な
お、分割型の保護ガラス板としては、4つに分割したも
のに限らず、2つ、3つ、あるいは5つ以上に分割した
ものも含まれる。また、前記実施形態では、分割型の保
護ガラス板14の貫通孔14Aが略円形状に形成されて
いるが、たとえば、各4枚の小ガラス板141の一角を
それぞれ三角形状に切り欠き、これら切り欠き部分を中
央に集中させるようにして4枚の小ガラス板141を組
み合わせることで保護ガラス板14の中央に略四角形状
の貫通孔14Aを形成してもよい。このような場合に
は、保護ガラス板14への貫通孔14Aの形成が容易に
なり、貫通孔14Aの加工時における亀裂の発生を防止
できる。
ンプハウジング13に固定したが、従来と同様にリフレ
クタの開口部分に直接固定してもよい。また、保護ガラ
ス板14は、前記実施形態のように分割型のものであっ
てもよく、一体ものとして形成されていてもよい。な
お、分割型の保護ガラス板としては、4つに分割したも
のに限らず、2つ、3つ、あるいは5つ以上に分割した
ものも含まれる。また、前記実施形態では、分割型の保
護ガラス板14の貫通孔14Aが略円形状に形成されて
いるが、たとえば、各4枚の小ガラス板141の一角を
それぞれ三角形状に切り欠き、これら切り欠き部分を中
央に集中させるようにして4枚の小ガラス板141を組
み合わせることで保護ガラス板14の中央に略四角形状
の貫通孔14Aを形成してもよい。このような場合に
は、保護ガラス板14への貫通孔14Aの形成が容易に
なり、貫通孔14Aの加工時における亀裂の発生を防止
できる。
【0050】前記実施形態では、リフレクタ12の光射
出側を覆う保護ガラス板14を設けたが、本発明に係る
ランプユニットはこれに限定されるものではなく、保護
ガラス板を備えないものであってもよい。
出側を覆う保護ガラス板14を設けたが、本発明に係る
ランプユニットはこれに限定されるものではなく、保護
ガラス板を備えないものであってもよい。
【0051】前記実施形態では、基台部131、リフレ
クタ保持部132、および光源ランプ保持部133が一
体的に形成されたランプハウジング13を用いたが、基
台部131、リフレクタ保持部132、および光源ラン
プ保持部133がそれぞれ独立したパーツからなる分割
型のランプハウジングを用いてもよい。
クタ保持部132、および光源ランプ保持部133が一
体的に形成されたランプハウジング13を用いたが、基
台部131、リフレクタ保持部132、および光源ラン
プ保持部133がそれぞれ独立したパーツからなる分割
型のランプハウジングを用いてもよい。
【0052】このようにすれば、基台部131から光源
ランプ11を光源ランプ保持部133ごと取り外した
り、リフレクタ12をリフレクタ保持部132ごと取り
外したりすることで、ランプユニット10を組み立てた
後にも光源ランプ11とリフレクタ12とを分割できる
ようになる。そして、分割可能とすることで、光源ラン
プ11に寿命がきた場合には、光源ランプ11のみの交
換ができるようになる。さらに、光源ランプ11におい
て、固定部111Dを不要にでき、このような場合には
一側部分111Cを固定部とすればよい。
ランプ11を光源ランプ保持部133ごと取り外した
り、リフレクタ12をリフレクタ保持部132ごと取り
外したりすることで、ランプユニット10を組み立てた
後にも光源ランプ11とリフレクタ12とを分割できる
ようになる。そして、分割可能とすることで、光源ラン
プ11に寿命がきた場合には、光源ランプ11のみの交
換ができるようになる。さらに、光源ランプ11におい
て、固定部111Dを不要にでき、このような場合には
一側部分111Cを固定部とすればよい。
【0053】一方、ランプユニット10組立後におい
て、万一照度具合が悪かった場合には、まず、光源ラン
プ11およびリフレクタ12のうちの一方、たとえば光
源ランプ11を光源ランプ保持部133ごと基台部13
1から取り外し、新たな光源ランプ保持部133を基台
部131に取り付ける。次に、光源ランプ保持部133
の保持用孔134に新たな光源ランプ11を挿通してリ
フレクタ12に対して位置決めした後にセメント等で固
定する。このようにすることで、ランプユニット10組
立後においても、光源ランプ11およびリフレクタ12
の相互の位置調整(アライメント調整)が可能となり、
光源ランプ11およびリフレクタ12のうちの一方を交
換することで照度を向上させることができる。従って、
ランプユニット10に上述したような不具合が生じた場
合には、光源ランプ11およびリフレクタ12のうちの
いずれか一方のみを保持部133,132ごと基台部1
31から取り外して交換を行えばよいから経済的であ
る。
て、万一照度具合が悪かった場合には、まず、光源ラン
プ11およびリフレクタ12のうちの一方、たとえば光
源ランプ11を光源ランプ保持部133ごと基台部13
1から取り外し、新たな光源ランプ保持部133を基台
部131に取り付ける。次に、光源ランプ保持部133
の保持用孔134に新たな光源ランプ11を挿通してリ
フレクタ12に対して位置決めした後にセメント等で固
定する。このようにすることで、ランプユニット10組
立後においても、光源ランプ11およびリフレクタ12
の相互の位置調整(アライメント調整)が可能となり、
光源ランプ11およびリフレクタ12のうちの一方を交
換することで照度を向上させることができる。従って、
ランプユニット10に上述したような不具合が生じた場
合には、光源ランプ11およびリフレクタ12のうちの
いずれか一方のみを保持部133,132ごと基台部1
31から取り外して交換を行えばよいから経済的であ
る。
【0054】本発明のプロジェクタとしては、光変調装
置として液晶パネルを用いたものに限らず、例えば、プ
ラズマ素子や、マイクロミラーを用いた光変調装置を備
えたものや、入射した光を反射しつつ変調して出射する
反射型の光変調装置を備えたものや、単板式、二枚式、
リアタイプのものが採用できる。要するに、光源ランプ
から出射された光束を、画像情報に応じて変調して光学
像を形成し、該光学像を拡大投写するプロジェクタであ
れば、この構成等は、実施に当たって適宜決めればよ
い。
置として液晶パネルを用いたものに限らず、例えば、プ
ラズマ素子や、マイクロミラーを用いた光変調装置を備
えたものや、入射した光を反射しつつ変調して出射する
反射型の光変調装置を備えたものや、単板式、二枚式、
リアタイプのものが採用できる。要するに、光源ランプ
から出射された光束を、画像情報に応じて変調して光学
像を形成し、該光学像を拡大投写するプロジェクタであ
れば、この構成等は、実施に当たって適宜決めればよ
い。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、リフレクタの精度向上
が図りやすくなり、かつ、光源ランプを良好な状態で支
持できるという効果がある。
が図りやすくなり、かつ、光源ランプを良好な状態で支
持できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係るプロジェクタの光学
系を模式的に示す平面図である。
系を模式的に示す平面図である。
【図2】前記実施形態におけるランプユニットを示す平
面図である。
面図である。
【図3】前記実施形態におけるランプユニットを示す側
面図である。
面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】前記実施形態におけるランプユニットを示す正
面図である。
面図である。
【図6】前記実施形態におけるランプユニットを示す背
面図である。
面図である。
【図7】前記実施形態におけるランプユニットを示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
1 プロジェクタ
10 ランプユニット
11 光源ランプ
12 リフレクタ
13 固定用部材であるランプハウジング
14 光透過部材である保護ガラス板
111A 発光部
111D 固定部
133 保持部である光源ランプ保持部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
// F21Y 101:00
(56)参考文献 特開 平8−136882(JP,A)
特開2000−194069(JP,A)
特開2000−292859(JP,A)
特開2002−25305(JP,A)
実開 昭62−149160(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03B 21/00 - 21/30
Claims (6)
- 【請求項1】発光部を有した光源ランプと、この光源ラ
ンプの発光部が内部に配置されて当該発光部から放射さ
れた光線を反射するリフレクタと、前記光源ランプおよ
び前記リフレクタが固定される固定用部材とを備えたラ
ンプユニットであって、 前記固定用部材には、前記光源ランプおよび前記リフレ
クタが互いに独立した状態でそれぞれ固定され、 前記光源ランプの前記固定用部材に固定するための固定
部と、前記発光部との間の部分は、前記リフレクタの外
部に露出しており、 前記リフレクタの光出射側には、複数に分割された光透
過部材が設けられ、 前記光透過部材には、前記光源ランプの端部が貫通する
貫通孔が形成されている ことを特徴とするランプユニッ
ト。 - 【請求項2】請求項1に記載のランプユニットにおい
て、 前記光透過部材が前記固定用部材に固定されていること
を特徴とするランプユニット。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のランプユ
ニットにおいて、 前記固定用部材の前記光源ランプの固定部が固定・保持
される保持部には、当該保持部を貫通する空気流通路が
形成されていることを特徴とするランプユニット。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
のランプユニットを備えていることを特徴とするプロジ
ェクタ。 - 【請求項5】複数に分割されるとともに、光線を放射す
る光源ランプの端部が貫通する貫通孔が形成され、前記
光源ランプからの光線を反射するリフレクタの光出射側
に設けられる光透過部材を固定用部材に固定する工程
と、 前記 光源ランプと前記リフレクタとのうち、いずれか一
方を前記固定用部材に固定する工程と、 前記他方を、前記一方に対して独立した状態で、前記固
定用部材に固定する工程とを備えることを特徴とする光
源ランプとリフレクタとの固定方法。 - 【請求項6】光線を放射する光源ランプと、この光源ラ
ンプからの光線を反射するリフレクタと、を備えたラン
プユニットの組立方法であって、複数に分割されるとともに、前記光源ランプの端部が貫
通する貫通孔が形成され、前記リフレクタの光出射側に
設けられる光透過部材を固定用部材に固定する工程と、 前記光源ランプと前記リフレクタとのうち、いずれか一
方を前記固定用部材に固定する工程と、 前記光源ランプと前記リフレクタとのうち、他方を前記
一方に対して位置決めする工程と、 前記他方を、前記一方に対して独立した状態で、前記固
定用部材に固定する工程とを備えることを特徴とするラ
ンプユニットの組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001390404A JP3491157B2 (ja) | 2000-12-25 | 2001-12-21 | ランプユニット、プロジェクタ、および光源ランプとリフレクタとの固定方法、並びにランプユニットの組立方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-392688 | 2000-12-25 | ||
JP2000392688 | 2000-12-25 | ||
JP2001390404A JP3491157B2 (ja) | 2000-12-25 | 2001-12-21 | ランプユニット、プロジェクタ、および光源ランプとリフレクタとの固定方法、並びにランプユニットの組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002258404A JP2002258404A (ja) | 2002-09-11 |
JP3491157B2 true JP3491157B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=26606522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001390404A Expired - Fee Related JP3491157B2 (ja) | 2000-12-25 | 2001-12-21 | ランプユニット、プロジェクタ、および光源ランプとリフレクタとの固定方法、並びにランプユニットの組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3491157B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7188959B2 (en) * | 2004-08-02 | 2007-03-13 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Lamp receiver for use in projector systems |
US7350939B2 (en) * | 2005-05-20 | 2008-04-01 | Infocus Corporation | Alignment structure for use with a light source and/or a light gathering reflector |
JP4682896B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2011-05-11 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクタ |
-
2001
- 2001-12-21 JP JP2001390404A patent/JP3491157B2/ja not_active Expired - Fee Related
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