JP3490750B2 - フォトンモード光記録媒体の記録方法 - Google Patents

フォトンモード光記録媒体の記録方法

Info

Publication number
JP3490750B2
JP3490750B2 JP26002193A JP26002193A JP3490750B2 JP 3490750 B2 JP3490750 B2 JP 3490750B2 JP 26002193 A JP26002193 A JP 26002193A JP 26002193 A JP26002193 A JP 26002193A JP 3490750 B2 JP3490750 B2 JP 3490750B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
pulse
medium
photon mode
reflectance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26002193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06203386A (ja
Inventor
強 辻岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP26002193A priority Critical patent/JP3490750B2/ja
Publication of JPH06203386A publication Critical patent/JPH06203386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3490750B2 publication Critical patent/JP3490750B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度記録が可能なフ
ォトンモード光記録媒体の記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年書き換え可能な光記録媒体としてフ
ォトンモード(光化学反応)を記録に利用するフォトク
ロミック光記録の研究が活発に行われている。フォトク
ロミック材料は所定波長の光を照射すると光化学反応に
より分子の構造が変化し、これに伴って特定波長の光に
対する吸光度や屈折率等の光学的特性変化が生じ、また
他の波長の光や熱を加えることで変化した分子構造が元
に戻るという性質を有している。従って、フォトクロミ
ック光記録媒体の記録は特定波長の光照射による分子構
造変化によって行われ、再生はこれに伴う光学的特性変
化、特に吸光度の変化を検出することにより実行され
る。
【0003】このようにフォトンモード光記録の大きな
特徴は、異なる吸収を有する複数の材料を混合または積
層して記録層を構成し、対応する複数個の相異なる波長
のレーザを照射することで波長多重記録が実現でき、従
来の光磁気ディスクや相変化型光ディスク等のヒートモ
ード光記録よりも高密度記録が可能となるところにあ
る。
【0004】またフォトンモード光記録の他の特徴とし
て、記録に熱が関与しないため熱拡散の影響による記録
マーク形状の変動がないということが挙げられる。以
下、ヒートモード記録における熱拡散と記録マーク形状
の形、及び記録マーク形状を最適化するために従来行わ
れてきた対策等について説明し、フォトンモード光記録
における利用可能性について検討する。
【0005】(i)ヒートモード記録において記録マーク
変動と記録条件との関係については「光ディスクの測定
・評価技術」久保高啓監修、日本工業技術センター発行
(1988)、181頁〜183頁に開示されているも
のがある。これには図16に示されるように再生信号の
2次歪みを極小にする最適記録パワーの存在が示唆され
ている。そして記録パルスのデューティを50%とし、
記録レーザパワーを変化させると図17(a)〜(c)
に示すように記録マークの大きさが変化し、最適記録パ
ワーにおいて記録マークの大きさが最適化され、再生デ
ューティが50%に最も近くなることがわかる。これと
同様のことは光メモリシンポジウム’90論文集73頁
〜74頁「相変化型光ディスクにおけるピットエッジ記
録の検討」にも開示されている。
【0006】記録パワーが最適記録パワー(図16の丸
付2)より大きく(図16の丸付3)あるいは小さく
(図16の丸付1)ても記録マークが熱により形成され
る限り、記録マークの大きさが図17のように変化し
て、この結果再生デューティ比が50%からずれる。こ
のことはデジタル情報の記録を行う場合のいわゆるアイ
パターンの劣化をもらたし、エラーレートの増大につな
がるのでは望ましくない。従って、ヒートモード記録で
は記録パワーを調整することにより再生デューティの改
善が行われる。
【0007】ところでフォトンモード記録においては上
述したような熱による記録マークの拡大は当然存在しな
いからヒートモード記録におけるような最適記録パワー
は存在しないと思われるが、これまでのところこれを裏
付ける報告はなされていない。
【0008】(ii)さてヒートモード媒体、特に相変化型
媒体では低速記録時に記録マークが図18(b)にて示
されるように涙粒形状に歪むという現象が知られてい
る。これは例えば記録パルスが図18(a)のように一
定パワーで照射されると、マーク形成時の初端よりも終
端の方がエネルギーの蓄積による温度上昇が大きく、従
って、熱拡散が強く起こってマークが拡がるためであ
る。このことは再生時に波形歪みとなって現れ、やはり
エラーレートの増大等をもたらす原因となる。
【0009】この問題点に関しては、例えば光メモリシ
ンポジウム’90論文集77頁〜78頁「マルチパルス
記録方式による相変化光ディスクのPWM記録」に開示
されているように記録レーザパルスの後半部をマルチパ
ルス化し、熱の蓄積を防止するというような手法が用い
られる。図19(a),(b)はかかるマルチパルスの
記録パルスの波形と対応マーク形状を示す。フォトンモ
ード記録においては熱拡散の影響がないので当然このよ
うな記録マークの変形は起こらない。
【0010】(iii) ヒートモード記録では光が熱に変換
されて記録が行われる。従って、媒体の熱的バックグラ
ウンドに依存してマーク形状(マークエッジ)が変動
し、再生波形に歪みが生じることが例えば光メモリシン
ポジウム’92論文集61頁〜62頁「光磁気ディスク
のマーク長記録における再生信号処理方式の検討」で指
摘されている。ここで熱的バックグラウンドとは環境温
度や、高密度記録時に生じる隣接マークによる熱干渉を
示す。これに対しては同論文集において複雑な再生補償
回路を設けることで対応がなされている。
【0011】さらに光メモリシンポジウム’90論文集
21頁〜22頁「光ディスクの記録過程へのフィードバ
ック制御」ではかかるマーク形状(マークエッジ)変動
に対し記録パルスのエッジ位置と記録パワーをフィード
バック制御する方法にて対応がなされている。この論文
にはかかるエッジ変動は記録パルスの長さやパルス間隔
により変化するのでフィードバック調整は極めて複雑で
ある点が指摘されている。図20に記録パルス補償前後
の信号の様子及び記録マークと再生パルス波形とを示
す。同図からパルス幅、パルス間隔に応じて補償の様子
(特にパルスエッジ位置)が異なることがわかる。
【0012】ところでフォトンモード記録ではこのよう
な熱的バックグラウンド、特に隣接パルス間の熱干渉の
影響を受けないので当然上で述べたような記録パルスの
補償は不要であると考えられていた。従って、フォトン
モード記録に関するこのような記録パルスの補償はこれ
まで全くなされていなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、フォトン
モード記録に関する理論的・実験的研究を行った結果、
従来存在しないと思われていた再生波形の2次歪みが比
較的大きく存在すること、及びその原因がヒートモード
記録時のような熱拡散ではなく、低光学濃度媒体では記
録レーザスポットにおける光強度の拡がりであり、高光
学濃度媒体では照射光量に対する反射率の非線形的変化
であることを見出した。フォトンモード記録で発生する
この波形歪みは、原因がヒートモードの場合と全く異な
っているため、従来のように記録パワーの最適化で低減
することができないという問題点があった。
【0014】そこで、本発明はこのようなフォトンモー
ド記録特有の原因で生じる波形歪みを簡単な方法で低減
することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の記録方法では、
フォトンモード光記録媒体の反射率が約0.3以上であ
る低光学濃度の場合と、フォトンモード光記録媒体の反
射率が約0.3以下である高光学濃度の場合とで、異な
る記録方法を採用しており、前者の場合には信号パルス
のパルス幅が時間幅τだけ短くなるように補償信号パル
スを作成し、この補償信号パルスによって光源を駆動し
ている。また後者の場合には、時間幅τだけ信号パルス
のパルス幅を長くして補償信号パルスを作成し、この補
償信号パルスによって光源を駆動している。
【0016】すなわち、本発明の記録方法に従う第1の
局面は、反射率が約0.3以上であるフォトンモード光
記録媒体に対し、信号パルスにより光源を駆動して記録
用ビームを集光して照射し情報を記録する方法であり、
該信号パルスのパルス幅を、光源のスポット径をφ(c
m)、光記録媒体の光源に対する相対速度をv(cm/
sec)するとき、
【0017】
【数4】
【0018】によって定義される一律の時間幅τ(se
c)だけ短くして補償信号パルスを作成し、この補償信
号パルスによって前記光源を駆動することを特徴として
いる。この場合において、上記時間幅τは、
【0019】
【数5】
【0020】を満足することが望ましい。また、本発明
の記録方法の第2の局面は、反射率が約0.3以下であ
るフォトンモード光記録媒体に対し、信号パルスにより
光源を駆動して記録用ビームを集光して照射し情報を記
録する方法であり、該信号パルスのパルス幅を、0以上
の時間幅τだけ長くして補償信号パルスを作成し、この
補償信号パルスによって光源を駆動することを特徴とし
ている。この場合において、上記時間幅τは、光源のス
ポット径をφ(cm)、光記録媒体の光源に対する相対
速度をv(cm/sec)するとき、
【0021】
【数6】
【0022】を満足することが好ましい。
【0023】
【作用】反射率が約0.3以上である光学濃度が低いフ
ォトンモード光記録媒体においては、記録レーザスポッ
トにおける光強度の拡がりにより、記録マークエッジが
時間軸上で前後に拡がる。本発明では、このような記録
マークエッジの拡がりを補償するため、時間幅τだけ信
号パルスのパルス幅を短くしており、これによってフォ
トンモード記録で発生する再生波形の歪みを低減するこ
とができる。
【0024】また反射率が0.3以下である光学濃度が
高いフォトンモード光記録媒体においては、照射光量に
対する反射率の非線形的変化により記録マークエッジが
時間軸上で前後に狭くなる。本発明では、信号パルスの
パルス幅を時間幅τだけ長くし、これによりフォトンモ
ードで発生する特有の再生波形歪みを低減している。
【0025】
【実施例】以下、本発明のフォトンモード光記録媒体の
記録方法及び記録装置の実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0026】低光学濃度媒体に対する本発明の適用 まず、反射率が約0.3以上であるフォトンモード光記
録媒体、すなわち光学濃度の低いフォトンモード光記録
媒体の記録方法及び記録装置について説明する。
【0027】低光学濃度の場合、フォトンモードにおけ
る2次歪みは記録スポットの拡がりによって生じる。例
えば図1(a)に示すようにデューティ50%の記録パ
ルスで記録を行うと同図(b)で示すようなスポットの
拡がりによって同図(c)で示すように記録パルスがO
FFの部分に対応する媒体上のエリアにも光が照射さ
れ、フォトンモードによってフォトクロミック分子が反
応し、記録マークエッジが時間軸上で前後に拡がる。こ
の拡がりが再生波形歪みの原因となる。そしてこのマー
クエッジの変動の大きさは明らかに前端部及び後端部で
スポット径φの1/2程度またはそれ以下であり、しか
もその大きさはフォトンモードであるが故にマーク長、
すなわち記録パルス幅によらず一定である。
【0028】次に(d)で示すようにパルス幅を一律τ
だけ短くするという補償を行うと、マークエッジ変動が
同様に発生する結果、(e)に示すように再生波として
に2次歪みの小さい良好なものを得ることができる。ま
たこの時間τは以下の理由により明らかなように0より
大きくかつφ/v程度以下である(ただしφはスポット
径、vは媒体のレーザスポットに対する相対速度であ
る)必要がある。
【0029】まず、τが0のときは記録補償を行わない
ということであるから上記の構成により効果は存在しな
い。次にτがφ/vより大きいときは記録マークの長さ
はスポットの拡がり分を加えたとしても本来望ましいマ
ーク長よりも短くなってしまう。さらに後述する理由に
よってτを(0.2〜0.4)×φ/vとすれば2次歪
みが最も小さい良好な波形を得ることが可能となる。
【0030】記録用光源としてのレーザのスポットのパ
ワー分布が例えば図2(a)(縦軸にパワー密度F
(x,y)、横軸にx,yを取る)に示すようにガウス
型分布を有するものとする。通常このような過程は光デ
ィスク記録において良い近似を与えることが知られてい
る。
【0031】ここでスポット中心のレーザパワー密度を
0 とすると、スポット中心を原点とする座標系におい
てレーザパワー分布F(x,y)は数7で表される。
【0032】
【数7】
【0033】ただし、aはスポットの大きさに対応する
長さの次元を有するパラメータであり、レーザパワー密
度が中心部のe-2倍となる条件でスポット径φを定義す
ると
【0034】
【数8】
【0035】の関係を有する。また全記録パワーPrec
(W)は、
【0036】
【数9】
【0037】の関係を有する。このようにして定義され
たレーザを用いてフォトクロミック材料分子を初期濃度
0 (mol/l)で含む光記録媒体に照射し、フォト
ンモード反応で消色反応(すなわち、フォトクロミック
分子濃度を低下させ、言い換えれば反射率を向上させる
こと)により記録を行うことを考える。フォトクロミッ
ク媒体とレーザスポットの相対速度をv(cm/s)、
フォトクロミック材料の分子吸光係数をε、反応の量子
収率をκ、記録光波長をλ(m)、定数α=1.9×1
4 (Jm/mol)とすると、記録後のフォトクロミ
ック分子濃度分布C(X,Y)は、
【0038】
【数10】
【0039】で表される。ただしt1 はレーザがONと
なった時刻、t2 はOFFとなった時刻であり、X,Y
は媒体上に固定された座標系で記録トラック方向をX
軸、トラック幅方向をY軸とし、Y=yである。
【0040】上記数式及び条件から記録マークのトラッ
ク幅方向におけるフォトクロミック分子濃度を計算によ
って求めることができる。図2(b)〜(d)は記録パ
ワーPrec を3種に変化させたときの様子をそれぞれ示
している。ただし、図2ではPrec の代わりにβPrec
を変化させており、
【0041】
【数11】
【0042】である。図2(a)のレーザスポットパワ
ー分布とこれら(b)〜(d)の濃度分布と対比させれ
ばわかるようにスポット中心部だけでなく、周辺のレー
ザパワー密度が低いところでもフォトンモード反応が進
みフォトクロミック分子濃度が変化している。
【0043】ところで媒体の反射率R(X,Y)の記録
層の厚み寸法を1(cm)、反射層の反射率を1とする
と、
【0044】
【数12】
【0045】で与えられ、媒体からの反射光パワーは、
【0046】
【数13】
【0047】となる。ここでFrep は再生レーザパワー
密度で、記録レーザと同様の形で次のように定義され
る。
【0048】
【数14】
【0049】上記各数式から記録パワーPrec と再生信
号レベルとの関係を計算により導くと図3のような特性
曲線が描かれる。すなわち、フォトンモード記録におい
ては出力が完全に緩和(図3中の0dBに相当)するに
は原理的に無限大の記録パワーが必要となり、実際には
飽和レベルが−3dB以下になるようにPrec を設定す
ることが効率的であることがわかる。この条件は同図の
特性曲線からβPrec≦2ということになる。これはβ
rec ≦2ではPrec の増大とともに急激に再生信号レ
ベルは向上するが、βPrec >2ではPrec を大幅に増
大しても再生信号レベルの向上はごく僅かであるいう理
由による。
【0050】さて記録ビームスポットを媒体上に走査し
ながらデューティ比50%で強度変調して記録した時の
C(X,Y)を考える。前記数10を一般化すると、
【0051】
【数15】
【0052】となる。ただし2t0 がパルス幅を表す。
この数15を用いてトラック中心Y=0におけるC
(X,Y)をβPrec をパラメータとして求めると図4
(a)〜(d)の特性図が得られる。ただし記録波長=
2×スポット径となるように相対速度vとパルス幅が設
定してあるものとする。しかも同図において縦軸はC
(X,Y)を表し、横軸は媒体上のトラック方向の座標
でaで規格化した値を表している。同図を見るとデュー
ティ比50%で記録を行うとβPrec =2の程度では2
次歪みが大きく出ること、そしてこの2次歪みはPrec
を小さくすると相対的に小さくなる反面、再生信号レベ
ルも大幅に低下するという不都合が生じることがわか
る。これからデューティ比50%で記録を行う限り、ヒ
ートモードのときのように記録パワー調整で2次歪みを
小さくできないということになる。
【0053】そこで、本発明のポイントである記録パル
スをτだけ短くする場合を考える。これは周波数一定の
場合はデューティを50%より小さくすることに対応
し、前記数15は次のように修正された形となる。
【0054】
【数16】
【0055】次に、トラック中心Y=0におけるC
(X,Y)をQ(すなわち、τ)をパラメータとし、β
rec =2で一定として求めてプロットしたものが図5
(a)〜(d)である。ここで記録波長=2×スポット
径であり,横軸をaで規格化している。そして各C
(X,Y)分布の上部に示した大小幅の異なる水平矢印
は記録パルスの時間幅に対応する長さを示し、縦軸に平
行して示した点線の間隔は記録波長の半分に対応してい
る。これらの図を見ると、(a)のQ=1、すなわちデ
ューティ50%(τ=0)のときは明らかに波形歪みが
生じ、(b)のQ=0.8または(c)のQ=0.6で
歪みは改善されるが(d)のQ=0.4になると再び波
形歪みが大きくなることがわかる。従って、最も好まし
い条件としてはQ=0.6〜0.8程度ということにな
る。
【0056】またQと時間幅τとの関係はこの場合スポ
ット径がφ=2t0 vだからτ=2(1−Q)to の関
係式を用いて、
【0057】
【数17】
【0058】という形で求められる。従って、Q=0.
6〜0.8はτ=(0.2〜0.4)×φ/vという条
件になる。上記の場合は記録波長=2×スポット径とい
う条件でτの値の範囲を求めたものであるが、このよう
な波形歪みはレーザスポットの拡がりによってもたらさ
れ、原因となる記録マークエッジシフト量は記録波長
(=相対速度/記録周波数)に存在しないことを考慮す
れば、明らかに記録パルス補償としてパルス長、パルス
間隔によらず、一律の時間幅τだけ短くすれば良いとい
うことがわかる。
【0059】次にこのようなフォトクロミック材料を用
いた波形歪み低減の検証結果について説明する。フォト
クロミック材料としては図6で分子構造と吸収スペクト
ルが示されたジアリールエテン誘導体を用いた。これは
他にもスピロピラン等のフォトクロミック材料が知られ
ているが、これらは記録時に熱による反応の割合が大き
く本発明の効果を確認することが難しいからである。こ
れに対しジアリールエテン誘導体は熱による反応を含ま
ず記録がフォトンモードだけで起こるので本発明の効果
を確認するのに好適である。
【0060】ジアリールエテン誘導体は青色光を照射す
ると図6の破線の状態から実線で示される吸収スペクト
ルへと変化し、波長550〜700nmの光によって再
び破線状態へと変化する。従って、あらかじめ実線状態
にした上で例えば波長λ=633nmのHeNeレーザ
を高パワーで照射することで記録が行え、同レーザを低
パワーで照射して反射率変化を検出することで再生が実
行できる。
【0061】さて検証にはこの材料を用いたフォトンモ
ード光記録媒体を次のようにして作成した。すなわち、
前記材料をポリスチレン樹脂と混合し、シクロヘキサノ
ンに溶解して厚み寸法が1.2mmのガラスディスク基
板上にスピンコートし、乾燥して膜厚0.3μmの記録
層を形成した。次にこの上からAgを真空蒸着して反射
層とした。従って記録・再生用のレーザはガラス基板を
透過して記録層へと照射されることになる。
【0062】かかるフォトンモード記録媒体を相対速度
120cm/secとなるように回転させ、記録パワー
を変化させて一定周波数90kHzの信号を記録・再生
し、信号レベル(C)の2次歪みレベル(C2 )とを測
定した。なお再生パワーは6μWの一定値とした。
【0063】まずτ=0μS(デューティ50%)、す
なわち記録パルスの補償をしない場合の結果を図7に示
す。この図においてCレベルは再生出力の大きさをdB
mでそのまま示し、C2 レベルはCレベルとの比C2
CをdBで示している。また記録パワーPrec =2.6
mWが前記図3で説明したβPrec =2(飽和レベル−
3dB)に略対応している。そして前記図4で理論的に
予想されたように記録パワーを低くしていくに従ってC
2 /Cは単調に低下するがCレベル自身の低下が著し
く、低記録パワー化による2次歪みの低減はC/Nの低
下をもたらす理由により好ましくないことが立証され
た。
【0064】次にτ=0.2μs、0.4μs、0.6
μsと変化させてそれぞれを同様に測定した場合の結果
を図8〜10に示す。特に図7と図8とを比較するとC
レベルとして比較的高い値が得られるPrec =2.6m
Wにおいてτ=0μsから0.2μsへとわずかに小さ
くするだけでC2 /Cは−22dBから−31dBへ9
dBも改善されていることがわかる。またこの改善効果
はPrec の広い範囲で得られていることもこの比較によ
り明らかである。この事実からも一律時間幅τを0<τ
とすることの効果が確認できる。
【0065】またτ=0.4μsに対する結果を図9よ
り考察すると、Prec =2.6mWに対し、−43dB
と最も2次歪みの低減効果が高いということがわかる。
このときは別途測定されたレーザスポット径φ=1.6
×10-4(cm)と相対速度v=120cm/sからτ
=0.3×φ/vという関係が得られるが、これは先に
述べたように理論的に予想された最も効果が高いとされ
るτ=(0.2〜0.4)×φ/vに含まれている。
【0066】さらに、τ=0.6μsに対しても、P
rec =2.6mWで−28dBとC2/Cがτ=0μs
よりも6dB改善されているのが図10から明らかであ
る。次に種々のパルス幅、パルス間隔によって2次歪み
を低減する時間幅τが変化するかどうかを調べるため、
v=120cm/s、Prec =2.6mWと一定にし、
記録周波数を変化させてC2 /Cのτ依存性を調べた。
その結果を図11に示す。同図を見れば明らかなように
記録周波数を200、90、40kHzと変化させても
τ=0.4μsで2次歪みは極小値(−40dB以下)
になることが示されている。従って、実際に媒体への情
報記録を行う時のように種々のパルス幅が記録信号に含
まれている場合であっても、一律にτだけ記録信号パル
スを短くすれば効果が生まれることがわかる。
【0067】一方フォトンモード記録装置について以下
に説明する。図12は当該装置の基本構成を示し、記録
用光源3と、記録用光源3から放射された光をフォトン
モード記録媒体1へと集光するレンズ系2と、前記光源
3からの放射光強度を補償後の記録信号に応じて強度変
調を行う光源駆動回路系4と、記録チャンネルビットに
対応した信号パルス(補償前の記録信号)に対し、記録
パルス幅を、パルス幅、パルス間隔によらず一律一定の
時間τだけ短くなるように補償された記録信号を発生す
る記録補償回路系5とにより構成されている。
【0068】図13は、前記記録補償回路系5の具体的
な構成例を示したものであり、単一のモノマルチバイブ
レータ(HC123)と、単一のフリップフロップ(H
C74)とからなる極めて簡単な構成でできる。
【0069】また図14(a)〜(c)は補償前の信号
パルス(a)と補償後の信号パルス(c)との波形を比
較したものであり、モノマルチバイブレータ(HC12
3)に付随するコンデンサC1、抵抗R1の値を調整す
ることによって時間幅τを記録信号パルス幅、パルス間
隔によらず一律になるように設定することができる。
【0070】図15は、EFM信号を用いた記録信号に
対して本発明を適用した時のタイミング図を示してい
る。EFM信号は周知のように16ビットのデータビッ
ト(a)を8ビットに分解し、この8ビットの信号
(b)を変換テーブルによって14ビット+3マージン
ビット=17ビットのチャンネルビット(c)へと割当
て、対応する補償前の記録信号(d)はチャンネルが1
の位置で反転するようになっている。この信号(d)に
対しての上記実施例で説明したような方法により記録信
号補償を行うことにより、記録パルス幅、パルス間隔に
よらず一律に時間幅τだけ短くなった記録信号(e)を
得ることができる。この記録信号(e)により光源3を
駆動し、フォトンモード媒体への記録を実行することに
なる。もちろんこのようなEFM(Eight to
Fourteen Modulation)信号の場合
のみではなく他の光ディスク記録に用いられているデジ
タル変調方式、例えば(2,7)変調、MFM(Mod
ified FrequencyModulatio
n)、Miller2 (Miller square)
等(詳細はラジオ技術社、平成2年4月10日第3版発
行「光ディスク技術」尾上守夫他著182頁〜335頁
を参照)へも本発明は容易に適用可能である。
【0071】高光学濃度媒体に対する本発明の適用 次に、反射率が約0.3以下である、すなわち光学濃度
が高いフォトンモード光記録媒体に対する本発明の記録
方法及び記録装置について説明する。
【0072】図21は、上述の反射率が約0.3以上で
ある、すなわち光学濃度が低いフォトンモード光記録媒
体に対し、デューティ50%の記録パルスにより走査し
た場合の媒体の反射率を示す図である。上述のように、
低光学濃度の場合には、ビームスポットの周辺での拡が
りの影響により、記録マークのエッジが拡がり2次歪み
を発生している。
【0073】図22は、反射率が約0.3以下である、
すなわち高光学濃度のフォトンモード光記録媒体に対
し、デューティ50%の記録パルスで走査した場合の媒
体の反射率を示す図である。図22(b´)に示される
ように、媒体上の記録マークの中心B部分の照射光量が
高くなり、パルスのON及びOFFに相当するA部分及
びC部分では照射光量がB部分の約半分程度になってい
る。これは、図23に示すように、反射率が照射光量に
対し非線形的に変化することが原因していると考えられ
る。すなわち、図23に示されるように、照射光量が1
の近傍であれば、反射率変化量は5%程度であるのに対
し、照射光量が2になれば照射率変化量は30%以上に
急激に高くなる。また、記録マークのエッジ部であるA
部分及びC部分においては照射光量は低く、記録マーク
の中心部であるB部分では照射光量が高くなる。従っ
て、このようなことから媒体の反射率は図22(c)に
示すような分布となり、記録マーク部が狭くなるものと
思われる。従って、反射率が約0.3以下の高光学濃度
の場合には、反射率が約0.3以上の低光学濃度と逆
に、記録マークエッジが時間軸上で前後に狭くなること
となる。
【0074】以上のようなことから、高光学濃度の場合
は、信号パルスのパルス幅を0以上の時間幅τだけ長く
した補償信号パルスを作成し、この補償信号パルスによ
って記録光を制御することにより拡がった照射光量分布
を得ることができ、その結果2次歪みのない記録マーク
を形成させることができる。
【0075】図24は、高光学濃度の場合のこのような
記録方法を示す図である。図24(a)で示されるよう
な信号パルスに対し、同図(a´)で示されるようなト
ラック方向座標の前後にτ/2の時間幅だけ長くしたよ
うな補償信号パルスを作成すると、同図(b)に示すよ
うにトラック方向に拡がった照射光量分布が得られ、こ
の結果、同図(c)示すような反射率が得られ、2次歪
みのない記録マークを形成することができる。
【0076】次に、フォトンモード光記録媒体の光学記
録材料として代表的なフォトクロミック材料である次式
に示すような構造式を有するジアリールエテン誘導体を
用いて行った実験結果について述べる。
【0077】
【化1】
【0078】上記ジアリールエテン誘導体は、インドー
ル環に長鎖アルキル基が付加しており、これによって低
ノイズ化が図られたものである。この材料をポリスチレ
ン樹脂に対し、濃度を変えて混合し、シクロヘキサン溶
媒でガラスディスク基板上にスピンコートし、さらにそ
の上に銀反射膜を形成して光学記録媒体を作成した。媒
体としては、上記材料を比較的少量配合して低光学濃度
とした媒体と、上記材料を比較的多量に配合し高光学濃
度とした媒体の2種類を作成した。
【0079】以上にして得られた媒体の分光反射率特性
を図25に示す。これらの媒体に対し、λ=633nm
の波長を有するHeNeレーザー光を用いて記録・再生
を行った。図25に示されるように、波長λ=633n
mに対し、低光学濃度の媒体は60%、高光学濃度の媒
体は15%の反射率を有していることがわかる。
【0080】これらの2つの媒体に対して、相対速度
1.5m/sec、記録パワー1.7mWの条件で、1
00kHzの信号を時間幅τだけそのパルス幅を短くま
たは長くして変化させて記録・再生し、それぞれの場合
の2次歪みの大きさを測定した。測定結果を図26に示
す。
【0081】図26に示されるように、低光学濃度の媒
体(反射率R=0.6)においては、記録パルスを0.
5μsec短く補正した場合に2次歪みが最も小さくな
ることがわかる。また、高光学濃度の媒体(反射率R=
0.15)では、逆に0.2μsec長く補正した場合
に2次歪みが最も小さくなることがわかる。
【0082】さらに、上記と同様にして種々の光学濃度
の媒体を作成し、2次歪みが極小値となる記録パルス補
正量τを測定したところ、τ>0、すなわちパルス幅を
長くする補正が必要となるのは、初期反射率が0.3以
下であることがわかった。さらに、τ=0となる場合、
すなわち記録パルス信号の補正が必要でない場合も存在
しており、これは記録パワー等の記録条件に依存する
が、反射率が0.2〜0.3の範囲内であるときに、補
正が必要でない場合が存在することがわかった。
【0083】なお、高光学濃度の記録媒体において信号
パルスのパルス幅を時間幅τだけ長くする場合の記録装
置としては、基本的には図2に示すのと同様の装置を用
いることができ、記録補償回路5としては、例えば図2
7に示すような回路のものを用いることができる。図2
7に示す回路は、図13に示す回路にインバータ(HC
04)を加えたものである。従って、この場合にも極め
て簡単な構成で記録補償回路とすることができる。
【0084】当然のことながら高光学濃度の媒体の場合
にも、その記録信号は特に限定されるものではなく、上
述のようなEFM信号のみならず他の光記録ディスク記
録に用いられているデジタル変調方式にも適用され得る
ものである。
【0085】以上本発明を実施例に則して説明したが、
個々に記載した実施例以外にも種々本発明を適用でき
る。例えば、スピロピラン記録にヒートモードの割合が
高く本発明の対象から外れるということを説明したが、
フォトンモードの比率が高くなれば本発明を適用し得る
材料となる。また他のフォトクロミック材料(例えばフ
ルギドやアゾベンゼン等)もフォトンモード記録されて
いるならば本発明の対象とされるばかりではなく、PH
B(Photochemical Hole Burn
ing)等にも本発明を適用することが可能となる。も
ちろん本発明は波長多重記録や偏光多重記録方式へも容
易に適用することが可能である。
【0086】
【発明の効果】本発明に従えば、フォトンモード記録で
発生する特有の再生波形歪みを低減でき、その結果良好
な再生信号品質(例えば、デジタル記録なら低いエラー
レート)を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は低光学濃度媒体におけるフォ
トンモード記録特有の波形歪みの発生原因とこれを低減
するための本発明の原理を示す模式図である。
【図2】(a)〜(d)はフォトンモード記録において
レーザスポットの拡がりによる反応でフォトクロミック
分子の分布を示す理論計算結果を示す図である。
【図3】フォトンモード記録における記録パワーと再生
信号レベルとの関係を示す理論計算結果を示す図であ
る。
【図4】(a)〜(d)は記録パワーを変化させてフォ
トンモード記録媒体にデューティ50%で変調記録を行
った時のフォトクロミック分子濃度を示す理論計算結果
を示す図である。
【図5】(a)〜(d)は記録パルス補償により時間幅
τ(またはデューティ)を変化させて変調記録を行った
時のフォトクロミック分子濃度を示す理論計算結果を示
す図である。
【図6】検証実験で用いたフォトクロミック材料の分子
構造と吸収スペクトルを示す図である。
【図7】τ=0μsのときのCレベルとC2 /Cレベル
との関係を示す図である。
【図8】τ=0.2μsのときのCレベルとC2 /Cレ
ベルとの関係を示す図である。
【図9】τ=0.4μsのときのCレベルとC2 /Cレ
ベルとの関係を示す図である。
【図10】τ=0.6μsのときのCレベルとC2 /C
レベルとの関係を示す図である。
【図11】記録パルス幅によらずτ=0.4μsで2次
歪みが極小になることを示す実験結果を示す図である。
【図12】本発明を実現するための装置の基本構成を示
す図である。
【図13】低光学濃度媒体に対する記録補償回路系の構
成を示す図である。
【図14】上記図13の回部の入出力波形を示す図であ
る。
【図15】本発明をEFM信号に適用した時の記録信号
パルスの変化を示す図である。
【図16】ヒートモード記録特有の熱拡散による2次歪
みの発生と最適記録パワーの存在を示す図である。
【図17】(a)〜(c)は異なる記録パワーによる記
録マークの変化を示す図である。
【図18】(a)、(b)は従来の記録パルスに対する
記録マーク形状を示す図である。
【図19】(a)、(b)は従来の補償方法による記録
パルスに対する記録マーク形状を示す図である。
【図20】ヒートモード記録に特有の熱拡散によってパ
ルス幅、パルス間隔に依存して起こる記録マークエッジ
変動を防止するための複雑な記録パルス補償方法を説明
する図である。
【図21】低光学濃度媒体における記録パルスと媒体の
反射率との関係を示す図である。
【図22】高光学濃度媒体における記録パルスと媒体の
反射率との関係を示す図である。
【図23】高光学濃度媒体の照射光量に対する反射率変
化を示す図である。
【図24】(a)〜(c)は、高光学濃度媒体における
フォトンモード記録における本発明の原理を示す模式図
である。
【図25】高光学濃度媒体及び低光学濃度媒体の分光反
射率を示す図である。
【図26】高光学濃度媒体及び低光学濃度媒体における
記録パルス補正量と2次歪みとの関係を示す図である。
【図27】高光学濃度媒体における記録補償回路系の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1…フォトンモード光記録媒体 2…集光レンズ系 3…光源 4…光源駆動回路系 5…記録補償回路系
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−157627(JP,A) 特開 平1−137431(JP,A) 特開 平5−62194(JP,A) 特開 平6−215376(JP,A) 入江正浩,新機能フォトクロミック化 合物 高耐性・熱不可逆機能をもつフォ トクロミック化合物の開発,日本の科学 と技術,日本,1991年,Vol. 32, No. 261,pp. 34−39 入江正浩、外3名,フォトクロミック 光記録媒体−非破壊読みだしの試み,光 メモリシンポジウム論文集,日本,1992 年 7月13日,pp. 45−46 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射率が約0.3以上であるフォトンモ
    ード光記録媒体に対し、信号パルスにより光源を駆動し
    て記録用ビームを集光して照射し情報を記録する方法で
    あって、 前記信号パルスのパルス幅を、光源のスポット径をφ
    (cm)、前記光記録媒体の光源に対する相対速度をv
    (cm/sec)とするとき、 【数1】 によって、定義される一律の時間幅τ(sec)だけ短
    くして補償信号パルスを作成し、この補償信号パルスに
    よって前記光源を駆動することを特徴とするフォトンモ
    ード光記録媒体の記録方法。
  2. 【請求項2】 前記時間幅τが、 【数2】 を満足することを特徴とする請求項1に記載のフォトン
    モード光記録媒体の記録方法。
  3. 【請求項3】 反射率が約0.3以下であるフォトンモ
    ード光記録媒体に対し、信号パルスにより光源を駆動し
    て記録用ビームを集光して照射し情報を記録する方法で
    あって、 前記信号パルスのパルス幅を0以上の時間幅τだけ長く
    して補償信号パルスを作成し、この補償信号パルスによ
    って前記光源を駆動することを特徴とするフォトンモー
    ド光記録媒体の記録方法。
  4. 【請求項4】 前記時間幅τが、光源のスポット径をφ
    (cm)、前記光記録媒体の光源に対する相対速度をv
    (cm/sec)とするとき、 【数3】 を満足することを特徴とする請求項3に記載のフォトン
    モード光記録媒体の記録方法。
JP26002193A 1992-10-30 1993-10-18 フォトンモード光記録媒体の記録方法 Expired - Fee Related JP3490750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26002193A JP3490750B2 (ja) 1992-10-30 1993-10-18 フォトンモード光記録媒体の記録方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29341592 1992-10-30
JP4-293415 1992-10-30
JP26002193A JP3490750B2 (ja) 1992-10-30 1993-10-18 フォトンモード光記録媒体の記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06203386A JPH06203386A (ja) 1994-07-22
JP3490750B2 true JP3490750B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=26544403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26002193A Expired - Fee Related JP3490750B2 (ja) 1992-10-30 1993-10-18 フォトンモード光記録媒体の記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3490750B2 (ja)

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
入江正浩,新機能フォトクロミック化合物 高耐性・熱不可逆機能をもつフォトクロミック化合物の開発,日本の科学と技術,日本,1991年,Vol. 32, No. 261,pp. 34−39
入江正浩、外3名,フォトクロミック光記録媒体−非破壊読みだしの試み,光メモリシンポジウム論文集,日本,1992年 7月13日,pp. 45−46

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06203386A (ja) 1994-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0865035A2 (en) Signal recording method, phase difference detecting circuit, and information storage apparatus
US5604002A (en) Optical recording medium and reproducing method therefor
JP4419285B2 (ja) 光ディスク記録装置及び光ディスク記録方法
US6996047B2 (en) Optical disc recording method and apparatus
EP0996123B1 (en) Optical recording medium and optical recording method
US6487152B1 (en) Method of recording information in phase-change recording medium and recording medium for use in the method
JPH07169057A (ja) 光記録媒体及びその記録再生方法
JP3490750B2 (ja) フォトンモード光記録媒体の記録方法
JPH0640161A (ja) 光記録媒体
RU2321078C2 (ru) Способ и устройство для записи данных на оптический носитель записи
US20080062841A1 (en) Recording/Reproduction Method for Optical Recording Medium, Recording Condition Determining Method, Recording Method Optical Disk Apparatus, Program, and Recording Medium Thereof
JP3490749B2 (ja) 光記録媒体の情報記録方法
JP3866598B2 (ja) 光情報記録方法および媒体
JP2007335075A (ja) 光記録担体記録方法及び記録装置
JPH0538879A (ja) 光記録媒体
JPH10340486A (ja) 光ディスク及び光ディスクの原盤製造装置並びに光ディスク製造方法
JP3006645B2 (ja) 光ディスク装置
JPH1173679A (ja) 光情報記録媒体
JP2823152B2 (ja) 情報の記録再生方法
JP3490728B2 (ja) 光記録方法
JP3048761B2 (ja) 光記録媒体の記録情報消去方法
JP3268880B2 (ja) 光記録方法
JPS62271238A (ja) 記録・再生・消去方法
JPH07320301A (ja) 光記録媒体及びその再生方法
JPH08235636A (ja) 光記録媒体とその再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees