JP3490712B2 - モデムの送信電力を制御するための装置および方法 - Google Patents

モデムの送信電力を制御するための装置および方法

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    • H04L25/00Baseband systems
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本願は、モデムの如きデータ通信装置に関する。特
に、本発明は、使用される送信技術とは独立的なデータ
通信装置の性能を改善するための方法および装置に関す
る。
(背景技術) チャンネルにおけるデータの送信において、システム
性能は異なる障害により低下させられる。符号間干渉
(ISI)、位相ジッタなどの如き障害は、当技術におい
て周知の如き特定の手順および処理を適正にもちいるこ
とにより取除くことができる。異なる状態および程度で
性能に影響を及ぼし得る他の障害は、取除くことができ
ない。このような他の障害には、とりわけ、ガウス雑
音、衝撃雑音および相互変調歪み(IMD)が含まれる。
チャンネルの障害においては、システムの信号対雑音
比を増加することが望ましい。信号対雑音比の増加は、
19.2Kビット/秒のモデムの如き高速モデムにおいて更
に一層重要となる。あるものが2線式全2重モデム(V.
fast)に対する規格として現在提案されている信号対雑
音比を増加するための更に技術的に進歩した技術の内に
は、トレリス(Trellis)整形法(例えば、G.D.Forney,
Jr.著「トレリス整形法(Trellis Shaping)」(IEEE
Infomation Theory Workshop;CCITT Study Group
XVII & Working Parties,Geneva 1990年10月15
〜23日−Temporary Document 211−E)参照)、トレ
リス予備コーディング法(例えば、G.D.Forney,Jr.著
「トレリス予備コーディング法:符号間干渉チャンネル
に対する予備コーディングおよび整形法の組合わせコー
ディング法(Trellis Precoding:Combined Coding,Pr
ecoding and Shaping for Intersymbol Interfere
nce Channels)」(IEEE Information Theory Work
shop;CCITT Study Group XVII & Working Parti
es,Geneva 1990年10月15〜23日−Temporary Document
212−E)参照)、50パーセント・リニア等化法(例
えば、CCITT,Question 3/XVII,WP XVII/1「予備的テ
スト結果−V.fastに対するAT&Tの提案候補(Prelimin
ary Test Rersults−AT&T's Candidate Proposal
for V.fast)」および「V.fastに対するDFE対プリエ
ンファシス(DFE versus Preemphasis for V.fas
t)」(COM−XVII− −E、1991年4月)参照)、およ
びTrellisによらない整形法(例えば、本願の譲受人に
譲渡されたColeの米国特許出願第07/651,563号参照)が
ある。実際に、提案された諸技術の異なる組合わせをも
ちいることが可能である。提案された技術を除けばにも
拘わらず、チャンネルにより送信され運ばれる信号をで
きるだけ大きくする(即ち、典型的には0±0.5dBm)こ
とにより信号対雑音比が可能な限り大きくすることを保
証することは一般的な方法である。
Trellis整形法、Trellis予備的コーディング法および
Trellis技術によらない整形法の機能は、平均電力の諸
制限下の配置の送信点間の距離(n次空間における)を
有効に最大化することである。点間の距離を有効に増加
することにより、信号対雑音比は増加する。50パーセン
ト等化法の機能は、リニア等化器のノイズ強調を減少さ
せることにより信号対雑音比を改善することである。50
パーセント・リニア等化法を用いることを示唆する、上
記の論文「予備的テスト結果−V.fastに対するAT&Tの
提案候補(Preliminary Test Results−AT&T's Can
didate Proposal for V.fast)」および「V.fastに
対するDFE対プリエンファシス(DFE versus Preempha
sis for V.fast)」に開示されるように、信号対雑音
比が改善されるのみでなく、相互変調歪みの衝撃も低下
する。その結果、全誤り率が減少する。しかし、相互変
調歪みの衝撃における低下の理由は理解されなかった。
V.fastに対して提案された技術はそれ自体の利点と欠
点とを有するが、モデム性能を提案技術を越えて増強す
ることは明らかに有利である。
(発明の概要) 従って、本発明の目的は、使用される他の技術に拘わ
らず、モデム性能を改善するための方法および装置の提
供にある。
本発明の別の目的は、モデムの送信電力を制御するこ
とによりモデム性能を改善するための方法および装置の
提供にある。
本発明の更に別の目的は、モデムの送信電力を減少す
ることによりモデム性能を最適化するための方法および
装置の提供にある。
本発明の目的によれば、モデム性能を広く改善するた
めの方法は、チャンネルに送出される信号に関する信号
対雑音比およびIMDを測定し、データ送信の誤り率を低
減するため測定に応答して送信信号の電力を最大許容電
力以下に調整することを含み、前記誤り率は信号対雑音
比およびIMDの双方の関数である。理論的には、第1の
関数による信号対雑音比により電力の低下が誤り率を増
加させるが、第2の関数によるIMDにより誤り率を低下
させるため、電力を最適レベルに調整することができ
る。
最終的な電力レベルがあるべきレベルを決定する多く
の方式のどれでも使用することができる。第1の望まし
い方式は、使用する技術(例えば、Trellis予備コーデ
ィング法など)によりモデムを較正して、前記モデムに
対する索引テーブルを用いて測定された信号対雑音比と
測定されたIMDに基いて所要の電力レベルを識別するこ
とである。第2の望ましい方式は、仕様に従って信号電
力を低減することである。望ましい仕様は、信号対雑音
比が30dBより大きければ信号を[(42−x)/2]dBに低
減し、信号対雑音比が29乃至30dB間にあるならば信号を
[(42−x)/4]に低減し、信号対雑音比が29dBより低
ければ何もしないことであり、ここでxはIMDの第3調
波であることが望ましい。電力レベルを低減する第3の
方式は、異なる電力レベルの信号を送って誤り率に関し
て測定を行うことである。3つの全ての方式において、
所要の電力レベルあるいは正しい信号は送信側のモデム
へ戻されることになる。第4の方式は、配置点の品質を
測定して、電力の調整のため正しい信号を返送し、閾値
に達するか最適状態が見出されるまで反復することであ
る。他の多くの有効な方式については、当業者には明ら
かであろう。
信号対雑音比およびIMDの測定は、多くの周知の技法
により同様に行われる。望ましい技法は、IMDを測定す
るための標準的な4トーン法を用い、信号対雑音比の測
定のため単節トーンを用いることを含む。他の技法は、
単一トーンを用いてIMDに対する第2および第3の調波
を測定し、4トーン信号を用いて4つのトーンのスペク
トル線とこのスペクトル線における信号電力との間のノ
イズ電力を測定して信号対雑音比を見出すことを含む。
IMDおよび信号対雑音比の測定は、プローブ操作中に生
じ得、あるいはデータの初期手続きおよび(または)転
送中の他の時点で生じ得る。実際には、適合システムに
対して測定は連続的であり得る。同様に、使用される特
定のチャンネル上で動作するための適当な電力レベルを
表示するための受信側のモデムから送出(送信)側のモ
デムへの情報の転送は、プローブ中あるいはデータの初
期手続きおよび(または)転送中の他の時点において生
じ得る。
本発明の装置は典型的には、モデムの受信セクション
と関連して既に存在するマイクロプロセッサおよびメモ
リーと、マイクロプロセッサの送信セクションに典型的
に存在する減衰器とを含み、受信側のマイクロプロセッ
サから受信する情報に応答して減衰器は送信側のマイク
ロプロセッサの送信電力を適当に調整する。マイクロプ
ロセッサは、IMDおよび信号対雑音比を測定するように
適正にプログラムされなければならない(既にそのよう
にプログラムされていなければ)。最終電力を決定する
ため用いられる方式に応じて、マイクロプロセッサは算
術および論理演算を行わねばならず、メモリーに記憶さ
れた索引チャートをアドレス指定しねばならず、あるい
は異なる誤り率情報を比較しなければならない。
本発明の方法および装置は、誤り率に対するモデム性
能を改善するのみならず、反響消去装置の性能をも改善
する。また、本発明の方法は、何故50パーセント・リニ
ア等化法がIMDにおける低下を生じたかについての質疑
に対する回答が、50パーセント・リニア等化法が非リニ
ア性が存在する場所におけるエネルギの減少を生じるこ
とであることを示唆する。
本発明の更なる目的および利点については、当業者は
添付図面に関して詳細な記述を参照すれば明らかになる
であろう。
(図面の簡単な説明) 図1は、チャンネルに送られる本発明による2個の全
2重モデムの高レベルブロック図、 図2Aおよび図2Bは、減衰がアナログ方式およびディジ
タル方式でそれぞれ行われるモデムの送信側を示すブロ
ック図、 図3Aは、36/34dBのIMDの存在時に信号減衰が0、1、
2、3、4および5dBであるトレリス予備的コーディン
グ(Trellis precoding)のためのブロック誤り率と信
号対雑音比の関係を示すグラフ、 図3Bは、36/34dBのIMDの存在時に信号減衰が0、1、
2および3dBである50パーセント・リニア等化法のため
のブロック誤り率と信号対雑音比の関係を示すグラフ、 図3Cは、36/34dBのIMDの存在時に信号減衰が0、1、
2、3および4dBである50パーセント・リニア等化法に
よるトレリス予備的コーディング法のためのブロック誤
り率と信号対雑音比の関係を示すグラフ、 図4は、信号減衰がない時およびIMDが存在しない
時、および44/42dB、42/40dBおよび36/34dBのIMDの存在
時の、トレリス予備的コーディング法、50パーセント・
リニア等化法、および50パーセント・リニア時法による
トレリス予備的コーディング法のためのブロック誤り率
と信号対雑音比の関係を示すグラフ、 図5は、IMDが36/34dB、36/50dBおよび50/34dBである
トレリス予備的コーディング法のためのブロック誤り率
と信号対雑音比の関係を示すグラフである。
(実施例) 図1において、チャンネル25で通信する2個の2線式
全2重モデム20aおよび20bの高レベル図が示される。チ
ャンネル25は、どんな媒体でもよく、ワイヤに限定され
ることはない。モデム20aおよび20bは、それぞれ、付随
プログラムおよびデータ・メモリー32a、32b、送信セク
ション装置34a、34b、受信セクション装置38a、38bを有
するマイクロプロセッサ装置30a、30bと、ハイブリッド
回路(2/4および4/2ワイヤ・スプリッタ)41a、41bとを
含むことが望ましい。更に、本発明によれば、前記モデ
ムはそれぞれ、以下において更に詳細に述べるようにモ
デム性能を改善するため慎重に制御される減衰装置40
a、40bを含んでいる。減衰装置40が送信装置34の一部で
あり、あるいは図2Aおよび図2Bに関して更に詳細に述べ
るように、マイクロプロセッサ装置30において実現され
る故に、図1の減衰装置は仮想的に示される。
モデムを通るデータ(信号)の流れは、典型的には下
記の如くである。モデム20a(モデム1)からモデム20b
(モデム2)へチャンネル25を介して送られる、便宜上
データ1と呼ばれるデータは、データ・ソースからモデ
ム20aにより受取られ、D/Aコンバータを含むマイクロプ
ロセッサ装置30aにより処理(例えば、整形、および
(または)予備的コード化、および(または)予備的等
化など、および変調)され、送信機34aへ送られ、40aで
減衰されて、ハイブリッド回路41aを介してアナログ・
データとしてチャンネル25に送られる。典型的な従来技
術のモデムにおいては、減衰器40aにおける減衰は信号
をできるだけ大きくさせるように構成される。以下本文
において詳細に述べるように、本発明によれば、減衰は
チャンネル25のノイズおよびIMDの関数となるように制
御される。
チャンネル25にある間、データはノイズおよびIMDに
曝される。モデム20bで受信されると、データ1はハイ
ブリッド回路41bにより受信機38bへ送られ、この受信機
は更にこのデータを復調、必要に応じて復号などのため
マイクロプロセッサ30bへ送る。結果として得るデータ
は、ディジタル形態でデータ1としてその宛て先へ送ら
れる。
モデム20bからチャンネル25を介してモデム20aへ送ら
れる便宜上データ2と呼ばれるデータ(信号)のデータ
流は、データ1の流れと全く同じである。データ・ソー
スからモデム20bにより受取られるデータ2は、D/Aコン
バータを含むマイクロプロセッサ30bにより処理され、
送信機34bへ送られ、40bにおいて適当に減衰され、ハイ
ブリッド回路41bを介してアナログ・データとしてチャ
ンネル25へ送られる。両方のチャンネルが図1にチャン
ネル25として示されていても、データ2を運ぶチャンネ
ルはデータ1を運ぶチャンネルとは(少なくとも一部
が)異なることを知るべきである。チャンネル25にある
間、データ2はノイズとIMDに曝される。データ2に対
するチャンネルがデータ1に対するチャンネルとは異な
る故に、データ2が受けるノイズおよびIMDは、データ
1が受けるノイズおよびIMDとは異なる。モデム20aにお
いて受信されると、データ2はハイブリッド回路41aに
より受信機38aへ送られ、この受信機は更にデータを変
調、必要に応じて復号などのためマイクロプロセッサ30
aへ送る。結果として生じるデータは、ディジタル形態
でデータ2としてその宛て先へ送られる。
先に述べたように、チャンネルへの送出に先立つデー
タの制御される減衰は、本発明の重要な特質である。本
文において用いられる用語「減衰」とは、エネルギにお
ける増加とエネルギにおける減少の両方を含むよう意図
される。図2Aおよび図2Bに示されるように、減衰は、デ
ータがディジタル形態あるいはアナログ形態にある間に
行われる。特に、図2Aに示されるように、ディジタル・
データは変調器51aにより変調され、ディジタル形態か
らアナログ形態へD/Aコンバータ53aにより変換され、次
いで減衰器55により減衰される。図2Aの減衰器55は、多
数の公知形態のいずれを取ってもよい。制御可能なアナ
ログ減衰器に対する標準的なテキストブック形態は、一
連の抵抗およびスイッチである。
図2Bに示されるように、信号の減衰はディジタル形態
でも同様に行われる。図2Bにおいて、データは変調器51
bにより変調され、減衰器57により減衰され、次いでア
ナログ形態からディジタル形態へD/Aコンバータ53bによ
り変換される。図2Bの減衰器57は、多くの公知形態のい
ずれを取ってもよい。制御可能なディジタル減衰器に対
する標準的テキストブック形態は、乗算器である。
減衰はディジタル形態あるいはアナログ形態で多くの
方法のどれかで行うことができるため、当業者には、減
衰が異なる回路により行われることが理解されよう。例
えば、特に減衰がディジタルである場合、マイクロプロ
セッサが簡単な乗算プロセスにより減衰の実施によく適
する。しかし、当技術の多くのモデムではモデムの送信
機が既に減衰器を備えているため、制御される減衰を送
信機において容易に行われることが理解されよう。
どんな回路により減衰が行われるかの詳細はさてお
き、本発明によれば、減衰量は通信チャンネルのノイズ
とIMDの関数に従って制御されるべきである。このた
め、望ましい実施態様によれば、訓練、探索および(ま
たは)初期手続き(ハンドシェーキング:handshaking)
において、受信側のモデム(例えば、モデム20aからデ
ータ1を受取るモデム20b)は、チャンネル25に送られ
る信号(データ1)に関して信号対雑音比およびIMDを
測定する。以下本文に述べるように、信号対雑音比およ
びIMDの測定方法はどんな方法でも用いることができ
る。信号対雑音比およびIMDの測定がモデム20bのマイク
ロプロセッサ30bにより行われる間、このような測定が
受信側のモデムにおける適当な回路により行うことがで
きることも理解されよう。測定された信号対雑音比およ
びIMDに基いて、種々の方式のどれか、以下に述べる少
数の望ましい方式を用いて、受信側のモデム20bは送信
側のモデム20aへ制御情報を通信する。この制御情報に
基いて、送信側のモデム20aは送信される信号の電力を
調整即ち制御する。以下に述べるように、理論的には、
電力における低下が第1の関数による信号対雑音比によ
って誤り率を増加するが第2の関数によるIMDによって
誤り率を減少するため、電力は誤りを最小限に低減する
最適のレベルに調整することができる。
最終的な電力レベルが何であるかを判定するための多
くの方式のどれかを用いることができる。第1の望まし
い方式は、使用する技術(例えば、トレリスの予備的コ
ーディング法(Trellis precoding)、など)によりモ
デムを較正すること、およびこのモデムに対して索引テ
ーブル(32の如きメモリーにプログラムされる)を用い
て測定信号対雑音比および測定IMDに基いて所要の電力
レベルを識別することである。モデムの較正は、図3A乃
至図3Cおよび図4に関して示される。図3Aに示されるよ
うに、トレリス予備的コーディング法を用いるモデムの
場合、および36/34dBの測定IMDをもつチャンネルの場合
は、送信される信号の電力がその最大許容レベル(例え
ば、0dB降下)に維持されるならば、送信に対するブロ
ック誤り率は、信号対雑音比の如何に拘わらず1とな
る、即ち、送信は良好に行われ得ない。送信される信号
の電力が1dBまたは2dBだけ降下するならば、図3Aに示さ
れるように、信号対雑音比が非常に大きくない(例え
ば、36dB以上)ならば、ブロック誤り率は依然として非
常に大きい。しかし、送信信号の電力が3dBだけ降下す
るならば、信号対雑音比は3dBだけ低下するが、IMDは著
しく減少することになる。このため、図3Aに示されるよ
うに、全電力信号対雑音比が例えば34dBならば、送信信
号の電力を3dBだけ降下することにより、ブロックの誤
り率は1から7.5×10-2に減少する。全電力信号対雑音
比が32dBであったならば、3dBの電力降下はブロックの
誤り率を1から約1.2×10-1に減少する。29dBの全電力
信号対雑音レベルにおいても、ブロックの誤り率は1か
ら約0.38へ減少する。
図3Aに示されるように、トレリス予備的コーディング
・モデムにおける更に4dBの電力低下は、全電力におけ
る信号対雑音レベルが29.5dBより大きいものとして、3d
Bの電力低下よりも更に有効であることになる。例え
ば、34dBにおいて、4dBの電力レベルの低下は、3dBの低
下に対する7.5×10-2の場合とは対照的に、約3.6×10-2
のブロック誤り率を生じる結果となる。しかし、29dBに
おいては、5dBの電力低下が約0.68のブロック誤り率を
生じる結果となり、これは電力が3dBだけ低下した時に
示されるブロック誤り率よりも悪い。同様に、36/34dB
のIMDを持つトレリス予備コーディング・モデムにおけ
る5dBの電力の低下は、全電力において信号対雑音レベ
ルが約30.7dBより大きいものとして、4dBの電力低下よ
りも更に有効となる。例えば、34dBの信号対雑音比にお
いて、5dBの電力レベルの低下は、4dBに対する3.6×10
-2の場合とは対照的に、約1.5×10-2のブロック誤り率
を生じる結果となる。しかし、29dBでは、5dBの電力低
下は1のブロック誤り率を生じる結果となり、これは電
力が4dBまたは3dBだけ低下する時に生じるブロック誤り
率よりも悪い。
別のカーブが図3Aには示されないが、当業者には、ト
レリス予備コーディング・モデムのブロック誤り率がど
のような粒子性(granularity)が要求されようとも異
なる電力低下においてテストできることが理解されよ
う。結果として生じるカーブは、索引テーブルの生成を
可能にする情報を提供することになろう。例えば、図3A
の1dB、2dB、3dB、4dBおよび5dBの低下の情報を用い
て、モデムの索引テーブルは下記の情報を記憶すること
ができる、即ち、IMDが36/34dBであるならば、全電力に
おける信号対雑音比が30.7dBより大きい場合は、5dBの
低下となり、全電力における信号対雑音比が29.5dBと3
0.7dBの間にある場合は、4dBの低下となり、さもなけれ
ば3dBの低下となる。索引テーブルの実際の構成は、各I
MDレベルに対する信号対雑音比の各レベルに対するdB単
位の降下値(例えば、4dBの降下)あるいは所要の電力
レベル(例えば、−4dBmでの送信)を含む。他のdB降下
に対して別の情報が提供される場合は、索引テーブルの
情報は別の値を含み得る。
送信信号の電力を減少させることにより改善された性
能を得る能力は、(例え利得量が技術に多少依存する場
合でも)データの送信に用いられるコーディング手法に
は依存しないことを理解すべきである。例えば、図3Bに
示されるように、36/34dBのIMDを有するチャンネルに対
して50パーセント・リニア等化法が用いられる場合、常
に改善された性能が得られる。送信信号の電力を低下さ
せることなく、29、32、34および40dBの信号対雑音比に
おいて0.24、0.12、0.1および0.08ブロック誤り率がそ
れぞれ得られる。送信信号の電力における1dBの電力低
下では、同様な全電力信号対雑音比においてブロックの
誤り率は0.18、0.05、0.036および0.025まで低下する。
下記のブロック誤り率チャートは、30dB点が補間された
36/34dBのIMDを持つ50パーセント・リニア等化法モデム
に対する0、1、2および3dBの低下を更に比較したも
のを示している。即ち、 このような構成により、索引チャートが用いられるなら
ば、この索引チャートは(アンダーラインによりチャー
トに示されるように)30dB以上の信号対雑音比において
3dBの低下を用いねばならないこと、さもなければ、1dB
のdB低下を用いねばならないことを示す。無論、より良
好な最適化が要求されるならば、3dBの低下から1dBの低
下への切換えが30dBではなく約29.6dBの全電力信号対雑
音比において生じるように粒子性は変化し得る。また、
異なるdB低下に関する別の情報によれば、より微小な解
像度を得ることができることが理解されよう。
図3Cにおいて、再び50パーセント・リニア等化法を用
いるトレリス予備コード化法モデムに対する異なる電力
低下において生じるブロック誤り率が示される。この場
合もまた、チャート形態においてブロック誤り率が下記
の如き生じる。即ち、 提示されたチャートによれば、性能を最大化するため
に、32dB以上の全電力の信号対雑音比において、送信さ
れる信号電力が4dBだけ減少されねばならないことが判
る。30dBと32dBとの間では、信号電力は3dBだけ減少さ
れねばならない。29dBと30dBとの間では、信号電力は2d
Bだけ減少されねばならない。図3Cにおいては、より微
小な粒子性により3dBの減少から4dBの減少への切換えが
32dBではなく約30.5dBで最もよく生じることが判る。同
様に、2dBの減少から3dBの減少への切換えは、30dBでは
なく約29.5dBで最もよく生じる。
図4において、トレリス予備コーディング法、50パー
セント・リニア等化法、およびトレリス予備コーディン
グ法および50パーセント・リニア等化法を用いるモデム
の誤り率は、最大電力であるが異なるIMDレベルで示さ
れる。T36/34、F36/34およびTF36/34により示されるカ
ーブは、それぞれ図3A、図3Bおよび図3CのゼロdBの減少
カーブの複写であり、ここでIMDは36/34dBに存在する。
TNOIMD、T44/42 T42/40、FNOIMD,F44/42、F42/40およ
びTFNOIMD、TF44/42およびTF42/40により示されるカー
ブは、トレリス予備コーディング法(T)、50パーセン
ト・リニア等化法(F)、および50パーセント・リニア
等化法によるトレリス予備コーディング法(TF)による
モデムに対する誤りを示しており、この場合それぞれ44
/42dBおよび42/40dBではIMDは存在しない(NOIMD)。図
4を詳細に見ると、44/42dBのIMDでは、異なるタイプの
コーディング法に対するブロック誤り率が、IMDが存在
しなければ得られるブロック誤り率と非常によく似てい
ることが判る。従って、典型的には、44/42dBのIMDにお
いて、信号対雑音比における減少によるブロックの誤り
率が減少したにおけるによる利得を相殺するに止まらな
いため、送信される信号の電力を減少する誘因は存在し
ない。しかし、40/40dBのIMDにおいては、ある信号/雑
音範囲における何らかの改善が可能でありまた望まし
い。このため、各IMDの組合わせ、および各コーディン
グ手法(トレリス予備コーディング法、50パーセント・
リニア等化法、など)に対して一連の較正テストを行う
ことができ、これが各IMDにおける図3A乃至図3Cと似た
一連のグラフを生成する。グラフからは、特定の信号対
雑音比を生じた送信信号の電力をどれだけ低下させるか
について判定を行うことができる。このような判定情報
は、図3A乃至図3Cに関して先に示唆した如く、索引テー
ブル・メモリーに記憶することができる。
図3A乃至図3Cおよび図4のグラフは特定のIMDに関す
るものであり、選択されたIMDは第2および第3調波が2
dBだけ分離され、第3調波が第2調波よりも大きい(即
ち、「大きい」とは受入れられる定義に従ってdB単位で
小さい、例えば、36/34、42/40)IMDであるが、全シリ
ーズの較正を全て異なるIMD(例えば、39/37dB、42/35d
B、38/41dBなど)により行うことができることが理解さ
れよう。しかし、第3調波が最も重要であり、第2調波
は精度をそれほど失うことなく無視し得るものと考えら
れる。第2調波がほとんど無視し得ることは、3つの異
なるIMD、即ち、36/34dB、50/34dBおよび36/50dBによる
トレリス予備コーディング法モデムに対する信号対雑音
比に対してブロック誤り率が示される図5に関して示さ
れる。図5を調べれば、36乃至50dBのIMDの第2調波
が、34dB乃至50dBのIMDの第3調波の大きい運動ほどに
はブロック誤り率に影響を及ぼさないことが示される。
このように、索引テーブルに記憶される情報量を減少す
る方法は、索引テーブルをIMDの第2調波と関連付ける
のみである。
所要の送信信号の電力レベルを見出すための第2の望
ましい方式によれば、索引テーブルは全く必要でない。
その代わり、信号は、IMDおよび信号対雑音比に依存す
るアルゴリズムにより電力が低下させられる。望ましい
アルゴリズムは、信号対雑音比が30dBより大きければ、
最大電力を[「(42−x)/2]dBだけ減じ、信号対雑言
比が29乃至30dB間にあるならば、信号を「(42−x)/
4」dBだけ減じ、信号対雑音比が29dBより低ければ、電
力0dBだけ減じる(即ち、最大許容電力で送信)ことで
あり、ここでxはIMDの第3調波であることが望まし
い。このアルゴリズムは、第1に、図4から得られる構
成により生成され、42dB以下(例えば、43dB)の第3調
波のIMDにおいて、送信されるエネルギにおける減少がI
MDによりブロック誤り率をほとんど減じることがなく
(従って、42−x)、第2に、図3A乃至図3Cから得られ
る構成により生成され、約30dBの信号対雑音比におい
て、送信される電力における大きなdB低下がほとんど有
効であり(従って、2で除算)、第3に、29dBと30dB間
では送信される電力におけるより小さなdB低下でより良
好な結果が得られる(従って、4で除算)構成により生
成される。29dB以下では、このアルゴリズムは電力の低
下を示唆しないが、当業者は、努力の如何に拘わらず、
モデム性能は受入れ難いものとなることを認識しよう。
このため、送信電力を変化させることは実質的に無益で
ある。
索引テーブルの助けなしに送信エネルギを自動的に減
少させるための特定のアルゴリズムを示唆したが、更に
複雑なアルゴリズムおよび(または)より微細な粒子性
を持つアルゴリズムを含む他の有効なアルゴリズムが当
業者には明らかであろう。
また、索引チャートを使用する時、あるいは電力を減
じるためIMDおよび信号対雑音比に基くアルゴリズムを
用いる時、(−3dBmで伝達される)所要の電力レベルあ
るいは(例えば、最大値から4dBだけ減じられた)訂正
信号が送信側のモデムへ受信側のモデムにより返送され
ねばならないことも理解されよう。当業者は、用いられ
る特定のチャンネル上で動作するための適当な電力レベ
ルを表示するため受信側のモデムから送出(送信)側の
モデムへの情報の転送は、種々の方法で行うことがで
き、またプローブ操作中あるいはデータの初期手続きお
よび(または)転送中の他の時点に生じることができ
る。実際に、データ転送中間隔をおいてあるいは連続的
に測定が行われ、また適当な情報が送信側のモデムへ返
送されるならば、システムはデータ転送中に生じるチャ
ンネルの変更に供することができる。
モデム性能を改善するため電力レベルを調整するため
の第3の方式は、送信側のモデムに異なる電力レベルの
信号を送出させること、および受信送信側のモデムに各
電力レベルに対する誤り率と関連する測定を行わせるこ
とである。異なる電力レベルの信号を自動的に送出する
ことにより、索引テーブルをアドレス指定しあるいは種
々の測定に基く数学的演算を実施させることの必要が取
除かれる。その代わり、要求されることは、各々の異な
る電力レベルにおける誤り率が決定されること、および
誤り率が比較されることが全てである。比較が受信側の
モデムに生じるならば、最適の電力レベルに関する情報
は送信側のモデムへ返送することができる。あるいはま
た、受信側のモデムが異なる電力レベルにおける誤り率
に関する情報を返送するならば、送信側のモデムは前記
比較を行ってその送信機の電力レベルを然るべく調整す
ることができる。
モデム性能を改善するため電力レベルを調整するため
の第4の方式は、配置点の品質または電力レベルに対す
る誤り率を測定することである。この測定および判定量
および(または)閾値の決定に基いて、訂正信号が受信
側のモデムから送信側のモデムへ送られて電力の調整を
行う。調整された電力により、配置点の品質または誤り
率に関して別の測定が行われ、判定量および(または)
閾値の決定が反復される。次に、第2の訂正信号が送ら
れる。この手順は、閾値に遭遇するかあるいは最適値が
見出されるまで繰返される。
当業者には、モデム性能を改善するため電力レベルを
調整するための他の多くの有効な方式が明らかであるこ
とが理解されよう。
モデム性能を改善するための望ましい方法および装置
は、信号対雑音比の測定およびIMDの測定を必要とす
る。これらの測定は、多くの周知の手法のいずれかによ
り行われる。望ましい手法は、IMD測定のための標準的
な4トーン法を用い、信号対雑音比を測定するための単
節トーンを用いることを含み、その双方とも、参考のた
め本文に援用される「アナログ音声周波数回路の送信特
性を測定するためのIEEEの標準的方法および装置(IEEE
Standard Mehods and Equipment for Measuring
the Transmission Characteristics of Analog
Voice Frequency Circuits)」(IEEE Standard 74
3−1984)に開示されている。IMDを測定するための他の
手法は、単一トーンを用いて、第3調波が図5に関して
先に述べたように最も重要であるため、第2および第3
の調波あるいは第3調波のみのいずれかを測定すること
を含む。信号対雑音比を測定するための別の手法は、4
トーン信号を使用する。この手法は、4トーン・スペク
トル線間に存在するノイズ信号を二乗して積分すること
により、これらスペクトル線間のノイズの電力を測定
し、同様に二乗し積分することによりスペクトル線にお
ける信号の電力を測定するとを含む。次いで、これら2
つの比が信号対雑音比を提供する。
当業者には、IMDの測定および信号対雑音比の測定が
プローブ操作中あるいはデータの初期手続きおよび(ま
たは)転送中の他の時点において生じ得ることが理解さ
れよう。実際に、測定は適合システムを許容するため実
質的に連続的にすることができる。
本発明の装置は、方法の発明と密接に関連しており、
実質的に先に述べたように、モデムの受信セクションと
関連して既に存在するマイクロプロセッサとメモリー
と、典型的にはモデムの送信セクションに存在する減衰
器とを含み、この場合減衰器は、(典型的には、マイク
ロプロセッサ指令を介して)受信側のモデムから受取る
情報に応答して送信側のモデムの送信電力を適当に調整
する。マイクロプロセッサは、IMDおよび信号対雑音比
を測定するように周知の方法で適正にプログラムされね
ばならない(同じことを行うように既にプログラムされ
ていなければ)。最終電力を決定するため用いられる方
式に従って、マイクロプロセッサは、算術演算および論
理演算のいずれかを行い、メモリーに記憶された索引チ
ャートをアドレス指定し、異なる誤り率の情報を比較
し、あるいは必要に応じて他の動作を行うことになる。
本発明の教示により要求されるタスクを適当に実施する
ようにマイクロプロセッサおよびメモリーをプログラム
することは、当業者の充分に知るところである。
モデムの送信電力を制御することによりモデム性能を
改善するための方法、およびこれら方法を実現するモデ
ムについて本文に述べ記した。本発明の特定の実施形態
について記載したが、本発明をこれにより限定すること
を意図するものではなく、本発明を技術が許す限り広い
範囲とすることを意図するものである。このため、当業
者には、本発明が特定のモデム(19.2Kビット/秒の2
線式全2重)に関して記載されが、本発明は全てのモデ
ムに適応する。同様に、本発明については、マイクロプ
ロセッサ、メモリーなどを有するモデムに関して記載し
たが、測定を行う専用の回路を持つ記載したモデムおよ
び方法が使用できることが理解されよう。更に、電力レ
ベルを調整するための特定の方式、アルゴリズムおよび
回路について記載したが、他の多くの方式、アルゴリズ
ムおよび回路が本発明の方法の実施のため有効に利用し
得ることが理解されよう。また、特定の手法を用いるモ
デムに対する特定のグラフが望ましい実施態様に関して
提示されたが、他の手法を用いるモデムに関する同様な
グラフを生成して用いることができることが理解されよ
う。実際に、提示されたグラフは、典型的に5dB以上の
減少は望ましくないが、より広い範囲の送信機電力の減
少(5dBを越える)を呈するように拡張することも可能
である。同様に、提示されたグラフは、これにより得ら
れる実際のブロック誤り率は更に小さくなるが、(例え
ば、0.5dBあるいは0.25dBの逓減により)送信機の電力
減少のより微小な粒子性を呈するように拡張することも
可能である。また、測定された誤りは「ブロックの誤り
率」に照らして論述されが、どんな誤り率も測定可能で
あることが理解されよう。最後に、信号の誤り率につい
て主として信号対雑音比およびIMDの関数として記載し
たが、誤り率の決定のため誤り率の他の標識を使用し測
定できること、また送信される信号の電力における変化
により他の障害が生じ得ることが理解されよう。従っ
て、本発明は、誤り率に関する他の測定(即ち、誤り率
標識)を包含することを意図するものである。従って、
当業者には、請求範囲に記載の本発明の趣旨および範囲
から逸脱することなく更に他の修正が可能であることが
理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−171763(JP,A) 特開 平1−99327(JP,A) 特開 昭62−157427(JP,A) 特開 平3−89726(JP,A) 特開 昭58−143635(JP,A) 特表 昭62−502932(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 25/03 H04L 1/20

Claims (42)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のモデムが、データの送信誤り率に関
    する測定を行う第2のモデムに対しチャンネルを介して
    信号を送る通信システムの性能を改善する方法におい
    て、 前記第1のモデムから前記チャンネルを介するデータ送
    信の誤り率を低減するため、データ送信誤り率に関する
    測定に応答して前記第1のモデムの送信電力を最大許容
    レベルより低く調整することから成り、 前記データ送信誤り率に関する測定が、信号対雑音比の
    測定と前記チャネルを介して送信された前記信号の相互
    変調歪み(IMD)とを含み、前記データ伝送誤り率が少
    なくとも前記信号対雑音比および前記相互歪みの双方の
    関数である該方法。
  2. 【請求項2】前記送信電力が実質的に最適のレベルに調
    整される請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】前記第1および第2のモデムの少なくとも
    一方を較正することを更に含み、該較正ステップが前記
    調整ステップにおいて用いられる請求の範囲第1項記載
    の方法。
  4. 【請求項4】前記較正ステップが、送信電力における調
    整、あるいは前記測定された信号対雑音比および前記相
    互変調歪み(IMD)に対する所要の送信電力に関するテ
    ーブルを生成することを含む請求の範囲第3項記載の方
    法。
  5. 【請求項5】前記テーブル生成ステップが、 異なるレベルと異なる信号対雑音比とを有するチャンネ
    ルを介して異なる電力レベルで較正される前記モデムと
    実質的に類似するモデムをテストし、 前記異なる電力レベルにおいて前記チャンネルの各々に
    対して得られる誤り率を比較し、 複数の電力レベル標識または電力低下標識のいずれかを
    割当てて記憶することを含み、電力レベル標識または電
    力低下標識の各々が、相互変調歪み(IMD)レベルと信
    号音比との特定の組合わせを呈するチャンネルに対する
    望ましい送信電力と関連する請求の範囲第4項記載の方
    法。
  6. 【請求項6】前記調整ステップが、前記送信電力を、前
    記最大許容電力から前記相互変調歪み(IMD)の関数に
    より定義される電力を差引いたものに等しい電力レベル
    に調整することを含む請求の範囲第1項記載の方法。
  7. 【請求項7】前記相互変調歪み(IMD)の前記関数が
    [(42−x)/2]dBであり、xは前記相互変調歪み(IM
    D)の第3調波である請求の範囲第6項記載の方法。
  8. 【請求項8】前記相互変調歪み(IMD)の前記関数が、
    前記測定された信号対雑音比に基いて変化する請求の範
    囲第6項記載の方法。
  9. 【請求項9】前記信号対雑音比が約30dBより大きい時
    は、前記相互変調歪み(IMD)の前記関数が[(42−
    x)/2]dBであり、前記信号対雑音比が約30dBより小さ
    い時は、前記相互変調歪み(IMD)の前記関数が[(42
    −x)/4]dBであり、xは前記相互変調歪み(IMD)の
    第3調波である請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 【請求項10】第1のモデムがチャンネルを介して第2
    のモデムと通信する通信システムの性能を改善する方法
    において、 a)前記第1のモデムから前記チャンネルを介して前記
    第2のモデムへ信号を送出し、 b)データ送信誤り率の少なくとも1つの標識を前記第
    2のモデムにおいて測定し、 c)少なくとも1つの測定された誤り率標識に応答し
    て、前記第2のモデムから前記第1のモデムへ送信電力
    制御情報を送出し、 d)前記チャンネルにおける前記第1のモデムのデータ
    送信誤り率を低減するため、前記送信電力制御情報に応
    答して前記第1のモデムの送信電力を最大許容レベルよ
    り低く調整すること、 を含み、 少なくとも1つの前記標識が、前記信号対雑音比および
    前記チャンネルを介して送られる前記信号の前記相互変
    調歪み(IMD)から成り、前記信号送信誤り率が前記信
    号対雑音比及び前記相互変調歪み(IMD)の少なくとも
    2つの関数である、 該方法。
  11. 【請求項11】前記送信電力が実質的に最適なレベルに
    調整される請求の範囲第10項記載の方法。
  12. 【請求項12】e)前記第1および第2のモデムの少な
    くとも一方を較正することを更に含み、該較正ステップ
    が前記調整ステップにおいて用いられる請求の範囲第10
    項記載の方法。
  13. 【請求項13】前記較正ステップが、送信電力における
    調整または前記測定された信号対雑音比および前記相互
    変調歪み(IMD)に対する所要の送信電力に関するテー
    ブルを生成することを含む請求の範囲第11項記載の方
    法。
  14. 【請求項14】前記テーブル生成ステップが、 異なる相互変調歪み(IMD)レベルと異なる信号対雑音
    比とを有するチャンネルにおける異なる電力レベルにお
    いて較正される前記モデムと実質的に類似するモデムを
    テストし、 前記異なる電力レベルにおいて前記チャンネルの各々に
    対して得られる誤り率を比較し、 複数の電力レベル標識または電力低下標識のいずれかを
    割当てて記憶することを含み、電力レベル標識または電
    力低下標識の各々が、相互変調歪み(IMD)レベルおよ
    び信号対雑音比の特定の組合わせを呈するチャンネルに
    対する望ましい送信電力と関連する請求の範囲第12項記
    載の方法。
  15. 【請求項15】前記調整ステップが、前記送信電力を、
    前記最大許容電力から前記相互変調歪み(IMD)の関数
    により定義される電力を差引いたものに等しい電力レベ
    ルに調整することを含む請求の範囲第10項記載の方法。
  16. 【請求項16】前記相互変調歪み(IMD)の前記関数が
    [(42−x)/2]dBであり、xが前記相互変調歪み(IM
    D)の第3調波である請求の範囲第15項記載の方法。
  17. 【請求項17】前記相互変調歪み(IMD)の前記関数
    が、前記測定された信号対雑音比に基いて変化する請求
    の範囲第15項記載の方法。
  18. 【請求項18】前記信号対雑音比が約30dBより大きい時
    は、前記相互変調歪み(IMD)の前記関数が[(42−
    x)/2]dBであり、前記信号対雑音比が約30dBより小さ
    い時は、前記相互変調歪み(IMD)の前記関数が[(42
    −x)/4]dBであり、xは前記相互変調歪み(IMD)の
    第3調波である請求の範囲第17項記載の方法。
  19. 【請求項19】前記測定ステップが、プローブ処理およ
    びハンドシェーキング処理の少なくとも一方において行
    われる請求の範囲第10項記載の方法。
  20. 【請求項20】前記測定ステップが更に、前記第1のモ
    デムから前記第2のモデムへのデータの送信中に行われ
    る請求の範囲第19項記載の方法。
  21. 【請求項21】チャンネル上を第2のモデムへ通信する
    第1のモデムを有する通信システムの性能を改善する方
    法において、 a)前記第1のモデムから前記チャンネルを介して前記
    第2のモデムに対して第1の信号を第1の電力レベルで
    送出し、 b)前記第1のモデムから前記チャンネルを介して前記
    第2のモデムに対して第2の信号を第2の電力レベルで
    送出し、 c)前記第2のモデムにおいて、前記チャンネルにおい
    て送出される前記第1および第2の信号に関するデータ
    送信誤り率を測定し、 d)前記データ送信誤り率を相互に比較し、 e)前記チャンネルにおける前記第1のモデムのデータ
    送信誤り率を低減するため、前記比較に応答して、前記
    第1のモデムの送信電力を最大許容レベルより低く調整
    し、低いデータ送信誤り率を有する信号の電力レベルに
    調整すること、 を含む該方法。
  22. 【請求項22】前記比較ステップが、前記第2のモデム
    において完成され、前記第2のモデムが情報を前記第1
    のモデムに送信し、前記第1および第2の電力レベルの
    どちらが好ましいかを示す請求の範囲第21項記載の方
    法。
  23. 【請求項23】前記第2のモデムが、前記第1および第
    2の誤り率に関する情報を前記第1のモデムに送信し、 前記第1のモデムにおいて前記誤り率情報を比較し、前
    記第1および第2の電力レベルのどちらが好ましいかを
    決定することを含む請求の範囲第21項記載の方法。
  24. 【請求項24】前記第1のモデムから前記チャンネルを
    介して前記第2のモデムに対して第3の電力レベルで第
    3の信号を送出し、 前記第2のモデムにおいて、前記チャンネルに送出され
    る前記第3の信号に関するデータ送信誤り率を測定する
    ことを更に含み、 前記比較ステップが、前記第3の信号に関連する前記デ
    ータ送信誤り率と前記第1及び第2の信号に関連する前
    記データ送信誤り率とを比較することを含む請求の範囲
    第21項記載の方法。
  25. 【請求項25】前記第2のモデムにおいて、前記比較ス
    テップが完成し、前記第2のモデムが前記第1のモデム
    に対して情報を送出し、該情報が前記第1、第2および
    第3の電力レベルのどれが好ましいかを示す請求の範囲
    第24項記載の方法。
  26. 【請求項26】前記第2のモデムが前記第1のモデムに
    対して、前記第1、第2および第3の誤り率に関する情
    報を送信し、 前記第1のモデムが、前記誤り率情報を比較し、前記第
    1、第2および第3の電力レベルのどちらが好ましいか
    を決定することを含む請求の範囲第24項記載の方法。
  27. 【請求項27】チャンネルを介して第2のモデムに通信
    する第1のモデムを有する通信システムの性能を改善す
    る方法において、 a)前記第1のモデムから前記チャンネルを介して前記
    第2のモデムに対して信号を特定の電力レベルで送出
    し、 b)前記第2のモデムにおいて、前記チャンネルを介し
    て送出される前記信号に関するデータ送信誤り率の1つ
    と、前記第1の信号が表わす配置点の品質とを測定し、 c)前記測定された誤り率と前記品質との1つに応答し
    て、制御情報を前記第2のモデムから前記第1のモデム
    に対して送出し、 d)前記情報に応答して、前記第1のモデムの送信電力
    を最大許容レベルより低く調整し、 e)前記チャンネルにおける前記第1のモデムのデータ
    送信誤り率を低減するため、ステップa)乃至d)を反
    復し、前記送信レベルの調整中に、前記データ送信誤り
    率を減少するために、測定された誤り率の増加に応答し
    て前記電力が増加または減少するように調整される、 該方法。
  28. 【請求項28】ステップa)乃至d)が、受入れ得る誤
    り率の閾値が満たされるか、あるいは最適の送信電力が
    見出されるまで反復される請求の範囲第27項記載の方
    法。
  29. 【請求項29】チャンネルを介して送信された前記信号
    に関するデータ送信誤り率と関連する測定を行うための
    測定手段を有する第2のモデムに対して前記チャンネル
    を介して信号を送信するための送信手段を含む第1のモ
    デムにおいて、 前記第1のモデムから前記チャンネルを介するデータ送
    信の誤り率を低減するため、前記送信手段と接続され
    て、前記第2のモデムの前記測定手段により行われる測
    定に応答して前記送信手段の送信電力を最大許容レベル
    より低く調整する減衰手段を設け、 前記誤り率に関連する測定が、前記チャンネルを介して
    送信された前記信号の相互変調歪み(IMD)と信号対雑
    音比の測定を含み、前記誤り率が少なくとも前記信号対
    雑音比および前記相互変調歪み(IMD)の双方の関数で
    あることを特徴とする第1のモデム。
  30. 【請求項30】前記第1のモデムがデータ信号を変調す
    るためのディジタル処理手段を更に含み、前記減衰手段
    が、前記変調されたデータ信号の電力を調整するように
    前記変調されたデータ信号を乗じるディジタル乗算器を
    含み、前記第1のモデムは、前記変調されたデータ信号
    をアナログ・データ信号に変換するディジタル/アナロ
    グ・コンバータが設けられる請求の範囲第29項記載の第
    1のモデム。
  31. 【請求項31】前記第1のモデムが、変調されたディジ
    タル信号をアナログ信号に変換するディジタル/アナロ
    グ・コンバータを更に含み、前記減衰手段が、前記アナ
    ログ信号の電力を調整するアナログ回路手段を含む請求
    の範囲第29項記載の第1のモデム。
  32. 【請求項32】前記第1のモデムが、該第1のモデムの
    前記送信手段が前記チャンネルを介して前記第2のモデ
    ムに対してデータを送信すべき所要の電力に関する制御
    信号を前記第2のモデムから受取る受信手段を更に含む
    請求の範囲第29項記載の第1のモデム。
  33. 【請求項33】前記第1のモデムが前記受信手段から前
    記制御信号を受取り、かつ前記送信手段の送信電力を調
    整する前記減衰手段へ情報を送出する処理手段を更に含
    む請求の範囲第32項記載の第1のモデム。
  34. 【請求項34】誤り率に関する前記測定が、前記チャン
    ネルを介して送信された前記信号の信号対雑音比と相互
    変調歪み(IMD)との測定を含み、前記誤り率は少なく
    とも前記信号対雑音比と前記相互変調歪み(IMD)との
    少なくとも双方の関数であり、 前記第1のモデムが、第2のチャンネルを介して送信さ
    れた第2の信号の信号対雑音比と相互変調歪み(IMD)
    とを測定する測定手段と、送信電力における調整または
    前記第2の信号の前記測定された信号対雑音比および前
    記相互変調歪み(IMD)に対する所要の送信電力に関す
    るテーブルを記憶するための記憶手段とを更に含む請求
    の範囲第33項記載の第1のモデム。
  35. 【請求項35】前記第1のモデムが、第2のチャンネル
    を介して送信された第2の信号の信号対雑音比および相
    互変調歪み(IMD)を測定するための測定手段を更に含
    み、前記処理手段が、送信電力の調整を計算するための
    計算手段を更に含む請求の範囲第34項記載の第1のモデ
    ム。
  36. 【請求項36】前記送信電力の調整が前記相互変調歪み
    (IMD)の関数に従って計算される請求の範囲第35項記
    載の第1のモデム。
  37. 【請求項37】前記相互変調歪み(IMD)の関数が[(4
    2−x)/2]dBであり、xが前記相互変調歪み(IMD)の
    第3調波である請求の範囲第36項記載の第1のモデム。
  38. 【請求項38】前記相互変調歪み(IMD)の前記関数
    が、前記測定された信号対雑音比に基づいて変化する請
    求の範囲第36項記載の第1のモデム。
  39. 【請求項39】送信手段と受信手段とを有する第1のモ
    デムであって、該送信手段は、チャンネルを介して、該
    チャンネルに送信された前記信号と関連するデータ送信
    誤り率を測定するための手段を有する第2のモデムに対
    して信号を送信するためのものであり、前記受信手段が
    前記第2のモデムから信号を受取るためのものである該
    第1のモデムにおいて、 前記受信手段と前記送信手段とに接続されて、前記送信
    手段の送信電力を前記第2のモデムに対する異なる電力
    レベルの第1および第2の信号に調整する減衰手段であ
    って、前記第2のモデムが前記第1及び第2信号に関す
    る第1及び第2のデータ送信誤り率を測定し、前記第お
    よび第2のモデムの一方のモデムが前記データ送信誤り
    率を相互に比較して、低いデータ送信誤り率を有する電
    力レベルを見出す該減衰手段と、 前記チャンネルを介しての前記第1のモデムからのデー
    タ送信の誤り率を低減するため、前記低いデータ送信誤
    り率を有する該信号の電力レベルに応答して、前記送信
    手段の送信電力を最大許容レベルより低く調整するため
    の調整手段と、 を備えた第1のモデム。
  40. 【請求項40】前記第2のモデムが、前記第1および第
    2のデータ送信誤り率を比較する比較手段を含み、前記
    第2のモデムが前記第1のモデムへ前記第1および第2
    の電力レベルのどれが好ましいかを示す情報を送出する
    請求の範囲第39項記載の第1のモデム。
  41. 【請求項41】前記第2のモデムが前記第1のモデムへ
    前記第1および第2のデータ送信誤り率に関する情報を
    送出し、 前記第2のモデムが、前記データ送信誤り率情報を比較
    するための比較手段を含む請求の範囲第39項記載の第1
    のモデム。
  42. 【請求項42】送信手段と受信手段とを有する第1のモ
    デムであって、該送信手段が、チャンネルを介して送信
    された信号と関連するデータ送信誤り率と、前記信号が
    表わす配置点の品質との少なくとも一方について測定す
    るための手段を有する第2のモデムに対してチャンネル
    を介して信号を送信するためのものであり、前記受信手
    段は、前記第2のモデムから信号を受取るためのもので
    ある該第1のモデムにおいて、 前記受信手段および前記送信手段に接続されて、前記第
    1のモデムの前記受信手段により受取られる前記第2の
    モデムからの制御信号に応答して、前記送信手段の送信
    電力を前記第2のモデムに異なる電力レベルの信号を送
    出するように調整する減衰手段を設け、前記第2のモデ
    ムが、前記信号と関連するデータ送信誤り率と前記配置
    点の品質との一方を測定して、前記第1のモデムに対し
    て前記制御情報を送出して前記送信手段の送信電力を最
    大許容レベルより低く調整し、前記送信手段の電力が第
    2の電力レベルで第2の信号を送出するように調整され
    た後、前記第2のモデムが、前記第2の信号と関連する
    第2のデータ送信誤り率と、前記配置点の第2の品質と
    の一方を測定して、前記送信手段の送信電力を前記最大
    許容レベルより低く更に調整する第2の制御信号を送出
    し、該データ送信誤り率を減少させる為に送信電力の調
    整において、該電力が測定された誤り率の増加に応答し
    て増加または減少に調整される、 ことを特徴とする第1のモデム。
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