JP3489647B2 - 車両の車高調整装置 - Google Patents

車両の車高調整装置

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JP3489647B2 JP30168096A JP30168096A JP3489647B2 JP 3489647 B2 JP3489647 B2 JP 3489647B2 JP 30168096 A JP30168096 A JP 30168096A JP 30168096 A JP30168096 A JP 30168096A JP 3489647 B2 JP3489647 B2 JP 3489647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、特に通常乗
降性を向上するために車高を低くして走行し、踏切や急
勾配の坂道等の悪路を走行するときに車高を高くする路
線バスに適した車高調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、4輪駆動車の前輪の車軸に取付ら
れたリーフスプリングの一端がフロントスプリングブラ
ケットを介してシャシフレームに取付けられ、上記リー
フスプリングの他端がシャックルを介してクランクアー
ムの一方のアームに枢着され、このクランクアームの略
中央がシャシフレームにブラケットを介して枢着され、
更にクランクアームの他方のアームがシャシフレームに
固定された油圧シリンダのピストンロッドに枢着された
車高調整機能付リーフスプリング式サスペンションが開
示されている(特開平7−251622)。このリーフ
スプリング式サスペンションでは、上記油圧シリンダに
油圧切換バルブを介して油圧ポンプが接続され、油圧切
換バルブは運転席に設けられた車高切換スイッチにより
切換わるように構成される。
【0003】このリーフスプリング式サスペンションで
は、悪路走行時に車高切換スイッチをオンすると、油圧
切換バルブが切換わって油圧ポンプからの圧油が油圧シ
リンダに供給される。油圧シリンダへの圧油の供給によ
りピストンロッドが突出し、クランクアームの一方のア
ームがシャックルを介してリーフスプリングの他端を押
し下げるので、車軸とシャシフレームとの上下方向の間
隔が大きくなり、シャシフレームの地上高が高くなる。
この結果、悪路の走破性が向上するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の車
高調整機能付リーフスプリング式サスペンションでは、
リーフスプリングの他端を上下動することにより車高を
調整するため、車高をリーフスプリングの他端の上下動
距離の略半分の距離しか調整できない不具合があった。
この点を解消するためにクランクアームの一方のアーム
を長くすると、車高を高くしたときにリーフスプリング
が比較的大きな角度で後ろ下がりに傾斜してしまい、リ
ーフスプリングの本来の機能を損なう恐れがあった。ま
た、上記従来の車高調整機能付リーフスプリング式サス
ペンションでは、新たに油圧ポンプを搭載しなければな
らず、部品点数及び組付工数を増大する問題点があっ
た。本発明の目的は、通常の走行時には車高を低くして
おき、必要なときに簡単な操作で素早く車高を高くする
ことができ、また僅かな部品点数及び組付工数の増大
で、リーフスプリングの機能を損なわずに効率良く車高
を調整できる車両の車高調整装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図3に示すように、車軸11とシャシフレーム
12との間に介装されシャシフレーム12を懸架するリ
ーフスプリング13と、車軸11とシャシフレーム12
との間に介装されリーフスプリング12の振動を抑える
ショックアブソーバ14とを備えた車両の改良である。
その特徴ある構成は、ショックアブソーバ14が、シャ
シフレーム12又は車軸11に一端が枢着された外筒1
7と、一端が車軸11又はシャシフレーム12に枢着さ
れ他端が外筒17に摺動可能に挿入されかつ内部に第1
液体26が封入された内筒19と、外筒17に摺動可能
に挿入された第1ピストン21と、内筒19に摺動可能
に挿入された第2ピストン22と、第1ピストン21及
び第2ピストン22を連結し軸心に沿って挿通孔23a
が形成されたピストンロッド23と、外筒17の内端面
と第1ピストン21の頂面との間に形成された第1液室
31に第2液体29を給排可能な液体給排手段24と、
内筒19内にそれぞれ形成され第2ピストン22により
内筒19の一端側及び他端側にそれぞれ区画された第2
及び第3液室32,33と、ピストンロッド23の側面
に第2ピストン22に近接して形成され第2及び第3液
室32,33を連通するオリフィス23bと、第1ピス
トン21の頂面に形成された凹部21aに摺動可能に挿
入された弁体34と、弁体34と一体的に形成され弁体
34の凹部21a内での摺動とともに挿通孔23a内を
摺動することによりオリフィス23bを開閉可能な弁体
用ロッド36と、弁体34と凹部21a底面との間に介
装され弁体34を凹部21a底面から離す方向に付勢し
かつ第1液室31に供給される第2液体29の圧力によ
る弁体34の押下げ力より小さい弾性力を有する弾性体
41とを備え、運転者が車高を昇降させるために切換え
る車高切換スイッチ51が運転席に設けられ、車高切換
スイッチ51を切換えることにより液体給排手段24を
介して第1液室31に第2液体29を給排するように構
成されたところにある。
【0006】この請求項1に係る車両の車高調整装置で
は、通常、車両はショックアブソーバ14の第1ピスト
ン21が外筒17の内端面に当接した状態、即ち車高を
低くした状態で、平坦な舗装された道路を走行するた
め、車両への乗降が容易になる。またこのときオリフィ
ス23bが開放されているので、内筒19内の第1液体
26が小さなオリフィス23bを通過することが第2ピ
ストン22の内筒19に対する相対的な上下動の抵抗と
なるため、リーフスプリング13の振動を抑えることが
できる。車両が悪路を走行するときには、車高切換スイ
ッチ51を切換えることにより液体給排手段24が第2
液体29を第1液室31に供給する。第1液室31に供
給された第2液体29は弁体34を介して弁体用ロッド
36を弾性体41の弾性力に抗して押下げることにより
オリフィス23bを閉止し、更に第1ピストン21を外
筒17に対して下降させるので、車高が高くなり、車両
は悪路をスムーズに走行することができる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1に示すように、第1液室31に給
排される第2液体29が油であって、液体給排手段24
がパワーステアリングギヤに第2液体29を給排する油
圧ポンプ37とこの油圧ポンプ37及び第1液室31を
接続する管路38に設けられた切換バルブ39とを有
し、車高切換スイッチ51を切換えることにより切換バ
ルブ39を切換えて第1液室31に第2液体29が給排
されるように構成されたことを特徴とする。この請求項
2に係る車両の車高調整装置では、液体給排手段24と
して既設のパワーステアリング用の油圧ポンプ37を用
いることができるので、僅かな部品点数及び組付工数の
増大で済む。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図4に示すように、第1ピスト
ン81が外筒17の内端面に当接したときに第1ピスト
ン81を外筒17に固定する第1ピストン固定手段71
と、第1ピストン81の位置を検出する第1ピストン位
置センサ91a,91bと、第1ピストンセンサ91
a,91b及び車高切換スイッチ51の各検出出力に基
づいて第1ピストン固定手段71を制御するコントロー
ラ78とを備えたことを特徴とする。この請求項3に係
る車両の車高調整装置では、第1ピストン位置センサ9
1aが第1ピストン81が外筒17の内端面に当接した
ことを検出すると、コントローラ78はこのセンサ91
aの検出出力に基づいて第1ピストン固定手段71を作
動させ、第1ピストン81を外筒17に固定する。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
に係る発明であって、更に図1又は図4に示すように、
第1液室31にアキュームレータ28が接続されたこと
を特徴とする。この請求項4に係る車両の車高調整装置
では、車高を高くした状態でも、アキュームレータ28
内の気体30が圧縮及び膨張を繰返すことにより、外筒
17に対して第1ピストン21又は81が相対運動す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて詳しく説明する。図1〜図3に示すよう
に、路線バスの前輪の車軸11とシャシフレーム12の
サイドメンバ12aとの間にはシャシフレーム12を懸
架するリーフスプリング13が介装され、車軸11とサ
イドメンバ12aとの間にはリーフスプリング13の振
動を抑えるショックアブソーバ14が介装される。ショ
ックアブソーバ14は上端がシャフト16を介してサイ
ドメンバ12aに枢着された外筒17と、下端がシャフ
ト18を介して車軸11に枢着され内部に第1液体であ
る油26が封入された内筒19と、外筒17に摺動可能
に挿入された第1ピストン21と、内筒19に摺動可能
に挿入された第2ピストン22と、第1及び第2ピスト
ン21,22を連結するピストンロッド23と、外筒1
7内に形成された第1液室31に第2液体である油29
を給排可能な液体給排手段24とを備える。
【0011】外筒17は上端が上壁17aにより閉塞さ
れ下端が開放された円筒状に形成され、内筒19は両端
が上壁19a及び下壁19bにより閉塞された円筒状に
形成される(図1及び図2)。内筒19の上端は外筒1
7にその下端から摺動可能に挿入され、内筒19の内部
には上記油26の他に少量の窒素ガス等の気体27が封
入される。内筒19内の気体27は内筒19が外筒17
に対して上下動できるようにするために封入される。即
ち内筒19が外筒17に対して上昇すると相対的にピス
トンロッド23が内筒19に挿入されるが、この内筒1
9に挿入されるピストンロッド23の体積分の油26の
逃げ場を上記気体27を圧縮することにより確保し、ま
た内筒19が外筒17に対して下降すると相対的にピス
トンロッド23が内筒19から離脱するが、この内筒1
9から離脱するピストンロッド23の体積分の油26を
上記気体27が膨張することにより上記逃げ場から流入
させるために、気体27が内筒19に封入される。ピス
トンロッド23にはこのロッド23の軸心に沿って挿通
孔23aが形成される。第1液室31は外筒17の上壁
17a下面と第1ピストン21の頂面との間に形成さ
れ、この第1液室31には上部に窒素ガス等の気体30
が封入されかつ下部に第1液室31内の油29と同一の
油29が封入されたアキュームレータ28が接続され
る。また外筒17の上壁17aには第1液室31に油2
9を給排するための給排ポート17bが形成される。
【0012】内筒19内は第2ピストン22により上側
の第2液室32と下側の第3液室33とに区画され、ピ
ストンロッド23の側面には第2ピストン22に近接し
て第2及び第3液室32,33を連通するオリフィス2
3bが形成される。また第1ピストン21の頂面には凹
部21aが形成され、この凹部21aには弁体34が摺
動可能に挿入される。弁体34の下面中央には弁体用ロ
ッド36の上端が接続され、このロッド36は挿通孔2
3aに摺動可能に挿入される。弁体用ロッド36は弁体
34の凹部21a内での摺動とともに挿通孔23a内を
摺動することによりオリフィス23bを開閉するように
構成される。また弁体34と凹部21a底面との間には
本発明の弾性体である第1圧縮コイルばね41が介装さ
れる。このばね41は弁体34を凹部21a底面から離
す方向に付勢し、かつ第1液室31に供給される油29
の圧力による弁体34の押下げ力より小さい弾性力を有
する。図1及び図2中の符号42は第1ピストン21と
外筒17内部に形成された段付部17cとの間に介装さ
れた第2圧縮コイルばねであり、このばね42は第1ピ
ストン21を上方に押上げるように付勢する。即ち、第
1液室31内の油29の圧力が小さくなったときに、第
2圧縮コイルばね42が第1ピストン21を上方に押上
げることにより第1ピストン21が外筒17の内端面に
当接し、かつ第1圧縮コイルばね41が弁体34を押上
げることによりオリフィス23bが開かれて第2及び第
3液室32,33が連通する。これによりショックアブ
ソーバ14が振動を減衰する役目を果たす。
【0013】液体給排手段24はパワーステアリングギ
ヤ(図示せず)に油29を給排する油圧ポンプ37と、
この油圧ポンプ37及び第1液室31を接続する管路3
8に設けられた切換バルブ39とを有する。パワーステ
アリングギヤはギヤボックス43に収納され、このギヤ
ボックス43には上端にステアリングホイール44が固
着されたステアリングシャフト46の下端が挿入され
る。油圧ポンプ37の吐出口37はフィードパイプ48
を介してギヤボックス43に接続され、油圧ポンプ37
の吸入口37bはリターンパイプ49を介してギヤボッ
クス43に接続される。またリターンパイプ49には図
示しないが油29を貯留する油タンクが設けられる。
【0014】切換バルブ39は3ポート3位置切換えの
電磁弁であり、中央に単一の第1スライド室39aが形
成され両端に一対の第2スライド室39b,39bが形
成されたケース39cと、第1スライド室39aに摺動
可能に挿入されたバルブ本体39dと、このバルブ本体
39dの両端に一端がそれぞれ接続された一対のバルブ
用ロッド39e,39eと、これらの用ロッド39e,
39eの他端にそれぞれ接続され上記一対の第2スライ
ド室39b,39bに摺動可能にそれぞれ挿入された一
対の第3ピストン39f,39fと、ケース39c内の
うち第1スライド室39aと一対の第2スライド室39
b,39bとの間にそれぞれ設けられた一対のコイル3
9g,39gとを有する。
【0015】一対の第2スライド室39b,39bには
同一のばね特性を有する一対の第3圧縮コイルばね39
h,39hが収納され、これらのばね39h,39hは
第3ピストン39f,39f及びバルブ用ロッド39
e,39eを介してバルブ本体39dを第1スライド室
39aの中央に位置するように付勢する。またケース3
9cには第1スライド室39aの右端近傍に連通する第
1ポート39iと、第1スライド室39aの左端近傍に
連通する第2ポート39jと、第1スライド室39aの
中央に連通する第3ポート39kとが形成される。油圧
ポンプ37及び第1液室31を接続する管路38は、第
1ポート39iとフィードパイプ48とを接続する第1
管路38aと、第2ポート39jとリターンパイプ49
とを接続する第2管路38b、第3ポート39kと外筒
17の給排ポート17bとを接続する第3管路38cと
からなる。
【0016】一対のコイル39g,39gは運転席(図
示せず)に設けられた車高切換スイッチ51を介してバ
ッテリ52に電気的に接続される。このスイッチ51は
手動操作自動復帰の3位置切換えの常開スイッチであ
り、このスイッチ51の切換接点bは左側のコイル39
gに電気的に接続され、切換接点cは右側のコイル39
gに電気的に接続され、共通接点aはバッテリ52に接
続される。このスイッチ51を切換接点bに接続する
と、左側のコイル39gに電流が流れて左側のバルブ用
ロッド39eに左向きの吸引力が働き、バルブ本体39
dが第1スライド室39aの左端に移動して第1ポート
39iと第3ポート39kを連通するように構成され
る。またスイッチ51を切換接点cに接続すると、右側
のコイル39gに電流が流れて右側のバルブ用ロッド3
9eに右向きの吸引力が働き、バルブ本体39dが第1
スライド室39aの右端に移動して第2ポート39jと
第3ポート39kを連通するように構成される。
【0017】なお、この実施の形態では、車両として路
線バスを挙げたが、これは一例であって観光バス又はそ
の他の車両でもよい。また車軸は前輪用の車軸ではな
く、後輪用の車軸でもよい。また、この実施の形態で
は、外筒の一端をシャシフレームに枢着し、内筒の一端
を車軸に枢着したが、これに限らず外筒の一端を車軸に
枢着し、内筒の一端をシャシフレームに枢着してもよ
い。また、この実施の形態では、第1〜第3液室に油を
供給又は封入したが油以外の液体でもよい。更に、この
実施の形態では、内筒内に油以外に少量の窒素ガス等の
気体を封入することにより、内筒内にピストンロッドを
挿入又は離脱可能に構成したが、内筒内を油で満たし、
内筒に油及び気体を封入したアキュームレータを接続し
てもよい。
【0018】このように構成された車両の車高調整装置
の動作を説明する。通常、路線バス(図示せず)はショ
ックアブソーバ14の第1ピストン21が外筒17の内
端面に当接した状態(図1)、即ち車高を低くした状態
で、平坦な舗装された道路を走行するので、停留所で停
車して乗客(図示せず)が乗降するときに路面からステ
ップ(図示せず)までの高さが比較的低く、乗降し易く
なる。またこのとき弁体34が弁体用ロッド36ととも
に第1圧縮コイルばね41の弾性力により最も上昇した
位置にある。この結果、オリフィス23bが開放されて
いるので、内筒19内の油26が小さなオリフィス23
bを通過することが第2ピストン22の内筒19に対す
る相対的な上下動の抵抗となるため、リーフスプリング
13の振動を抑えることができる。
【0019】路線バスが踏切や急勾配の坂道等の悪路に
差し掛かると、運転者(図示せず)は車高切換スイッチ
51を切換接点bに接続する(図2)。このスイッチ5
1の操作により切換バルブ39の左側のコイル39gに
電流が流れ、バルブ本体39dが第1スライド室39a
の左端に移動し(図2)、第1ポート39iと第3ポー
ト39kとが連通する。油圧ポンプ37の吐出口37a
から吐出された油29がフィードパイプ48、第1管路
38a、第1ポート39i、第1スライド室39a、第
3ポート39k、第3管路38c及び給排ポート17b
を通って第1液室31に供給される。第1液室31に供
給された油29は先ず弁体34を第1圧縮コイルばね4
1の弾性力に抗して押下げることにより、弁体用ロッド
36を押下げてオリフィス23bを閉止する(図2)。
油29が更に第1液室31に供給されると、第1ピスト
ン21が外筒17に対して下降し、ショックアブソーバ
14の上端のシャフト16と下端のシャフト18との間
隔が大きくなる(図2)。この結果、車高が高くなるの
で、バスは踏切や急勾配の坂道等の悪路をスムーズに走
行することができる。
【0020】また車高切換スイッチ51は手を離すと自
動的に切換接点bから離れるので、運転者がこのスイッ
チ51を切換接点bに接続している間のみ第1液室31
に油29が供給され、所望の車高に調整できる。車高を
下げるときには上記スイッチ51を切換接点cに接続す
ればよい。このとき切換バルブ39の右側のコイル39
gに電流が流れ、バルブ本体39dが第1スライド室3
9aの右端に移動するので、第1液室31の油29は給
排ポート17b、第3管路38c、第3ポート39k、
第1スライド室39a、第2ポート39j、第2管路3
8bを通ってリターンパイプ49に戻り、第1液室31
内の圧力は小さくなって、第2圧縮コイルばね42の弾
性力により上昇し、第1ピストン21は外筒17の内端
面に当接する。また第1液室31内の圧力は小さくなる
ので、弁体34が弁体用ロッド36とともに第1圧縮コ
イルばね41の弾性力により上昇し、オリフィス23b
が開放される。更に車高を高くしているときには弁体用
ロッド36がオリフィス23bを閉止しているので、内
筒19に対して第2ピストン22が相対運動しないが、
その代わりにアキュームレータ28内の気体27が圧縮
及び膨張を繰返すことにより、外筒17に対して第1ピ
ストン21が相対運動するので、ショックアブソーバ1
4は若干の緩衝機能を果たす。
【0021】図4及び図5は本発明の第2の実施の形態
を示す。図4及び図5において図1と同一符号は同一部
品を示す。この実施の形態では、ショックアブソーバ7
4の第1ピストン81が外筒17の内端面に当接した状
態で第1ピストン81を外筒17に固定する第1ピスト
ン固定手段71が外筒17の外周面に取付けられ、第1
ピストン81の位置を検出する一対の第1ピストン位置
センサ91a,91bが外筒17の外周面に取付けられ
る。第1ピストン固定手段71は外筒17の外周面に取
付けられたケース71aと、このケース71aから外筒
17内に臨みかつケース71aに出没可能に設けられた
プランジャ71bと、ケース71aに内蔵されプランジ
ャ71bをケース71aから突出する方向に付勢する第
4圧縮コイルばね(図示せず)と、ケース71aに内蔵
され通電時にプランジャ71bを第4圧縮コイルばねの
弾性力に抗してケース71a内に引込むコイル(図示せ
ず)とを有する。第1ピストン81の外周面には第1ピ
ストン81が外筒17の内端面に当接したときに上記プ
ランジャ71bが挿入可能なリング状の凹溝81bが形
成される。
【0022】一対の第1ピストン位置センサ91a,9
1bのうちの一方のセンサ91aは外筒17の上端近傍
の外周面に取付けられ、他方のセンサ91bは外筒17
の外周面のうち上記一方のセンサ91aより所定の距離
だけ下方に取付けられる。これらのセンサ91a,91
bは検出素子としてリードスイッチ、ホール素子・磁気
抵抗素子又は磁気コイルなどが用いられる磁気形近接ス
イッチである。また第1ピストン81の外周面には第1
ピストン81が外筒17の内端面に当接したときに一方
のセンサ91aに対向してリング状のマグネット72が
埋設され、このマグネット72は第1ピストン81が外
筒17に対して最も下降したときに他方のセンサ91b
に対向するように構成される。第1ピストン81及び外
筒17は上記マグネット72により磁化されないように
オーステナイト系ステンレス鋼等の非磁性金属材料によ
り形成される。また運転席(図示せず)には車高アップ
ランプ76と車高ダウンランプ77とが設けられる。
【0023】一対の第1ピストン位置センサ91a,9
1b及び車高切換スイッチ51の切換接点b,cはコン
トローラ78の制御入力に接続され、コントローラ78
の制御出力には第1ピストン固定手段71のコイル、車
高アップランプ76、車高ダウンランプ77及び切換バ
ルブ39の一対のコイル39g,39gにそれぞれ接続
される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成され
る。なお、この実施の形態では、第1ピストン位置セン
サとして磁気形近接スイッチを用いたが、高周波近接ス
イッチ、容量形近接スイッチ又はその他の位置検出セン
サを用いてもよい。
【0024】このように構成された車両の車高調整装置
の動作を説明する。路線バス(図示せず)が車高を低く
して走行しているときには、第1ピストン81が外筒1
7の内端面に当接し(図4)、マグネット72が一方の
第1ピストン位置センサ91aに対向しているため(図
4)、コントローラ78はこのセンサ91aの検出出力
に基づいて第1ピストン固定手段71を不作動にする。
この結果、プランジャ71bが第4圧縮コイルばねの弾
性力によりケース71aから突出し、第1ピストン81
の凹溝81bに挿入されるので、第1ピストン81を外
筒17の内端面に当接した状態で確実に固定できる。ま
たコントローラ78は上記センサ91aの検出出力に基
づいて車高ダウンランプ77を点灯する。
【0025】路線バスが踏切や急勾配の坂道等の悪路に
差し掛かると、運転者(図示せず)は車高切換スイッチ
51を切換接点bに接続して(図5)直ぐに手を離す。
コントローラ78は上記スイッチ51が切換接点bに一
旦接続されたことを検出し、先ず第1ピストン固定手段
71のコイル(図示せず)に電流を流してプランジャ7
1bをケース71a内に引込む。この結果、第1ピスト
ン81の凹溝81bからプランジャ71bが離脱し、第
1ピストン81は外筒17に対して摺動可能になる。次
にコントローラ78は切換バルブ39の左側のコイル3
9gに電流を流す。これによりバルブ本体39dが第1
スライド室39aの左端に移動して(図5)第1ポート
39iと第3ポート39kとが連通し、油圧ポンプ37
の吐出口37aから吐出された油29が第1液室31に
供給され、この油29は弁体34を押下げオリフィス2
3bを閉じた後、第1ピストン81を外筒17に対して
下降させる。
【0026】このときマグネット72が一方の第1ピス
トン位置センサ91aから離れるので、コントローラ7
8はこの検出出力に基づいて車高ダウンランプ77を消
灯する。第1ピストン81が外筒17の内端面から最も
離れると、マグネット72が他方の第1ピストン位置セ
ンサ91bに対向するので(図5)、コントローラ78
はこのセンサ91bの検出出力に基づいて車高アップラ
ンプ76を点灯し、かつ切換バルブ39の左側のコイル
39gへの通電を停止して油29の第1液室31への供
給を停止する。また車高を低くするときには車高切換ス
イッチ51を切換接点cに接続すればよい。このように
運転者は切換スイッチ51を瞬間的に切換接点b又はc
に接続するだけで、車高を所定の高さまで高く又は低く
することができる。また車高アップランプ76又は車高
ダウンランプ77の点灯を視認するだけで、運転者はバ
スが今車高が高い状態か或いは低い状態かを確認するこ
とができる。上記以外の動作は上記第1の実施の形態と
略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、外
筒の一端をシャシフレーム又は車軸に枢着し、内筒の一
端を車軸又はシャシフレームに枢着し、内筒の他端を外
筒に挿入しかつ内部に第1液体を封入し、挿通孔を有す
るピストンロッドにより連結された第1及び第2ピスト
ンを外筒及び内筒に挿入し、内筒内の第2及び第3液室
を連通するオリフィスをピストンロッドに形成し、第1
ピストンの頂面の凹部に挿入された弁体と一体の弁体用
ロッドを挿通孔にオリフィスを開閉可能に挿入し、弾性
体が弁体を凹部底面から離す方向に付勢し、更に運転席
の車高切換スイッチを切換えることにより液体給排手段
が外筒の第1液室に第2液体を給排するように構成した
ので、平坦な舗装された道路を走行するときには車高を
低くして乗降性を向上させることができ、かつ開放され
たオリフィスに内筒内の第1液体を通過させることによ
りショックアブソーバにこのアブソーバ本来の機能であ
るリーフスプリングの制振機能を与えることができる。
【0028】また車両が悪路を走行するときには、車高
切換スイッチを切換えれば、液体給排手段により第2液
体が第1液室に供給され、この供給された第2液体が弁
体を弾性体の弾性力に抗して押下げてオリフィスを弁体
用ロッドにより閉止し、更に第1ピストンを外筒に対し
て下降させる。この結果、簡単な操作で素早く車高を高
くでき、車両は悪路をスムーズに走行することができ
る。また第1液室に給排される第2液体が油であって、
液体給排手段がパワーステアリングギヤに第2液体を給
排する油圧ポンプとこの油圧ポンプ及び第1液室を接続
する管路に設けられた切換バルブとを有し、車高切換ス
イッチを切換えることにより切換バルブを切換えて第1
液室に第2液体を給排するように構成すれば、液体給排
手段として既設のパワーステアリング用の油圧ポンプを
用いることができるので、僅かな部品点数及び組付工数
の増大で済む。
【0029】またリーフスプリングの他端を上下動する
ことにより車高を調整するため、車高をリーフスプリン
グの他端の上下動距離の略半分の距離しか調整できない
従来の車高調整機能付リーフスプリング式サスペンショ
ンと比較して、本発明では第1ピストンが外筒の内端面
から離れた分だけ車高が高くなるので、効率よく車高を
調整できる。また従来の車高調整機能付リーフスプリン
グ式サスペンションを改善して、クランクアームの一方
のアームを長くすると、車高を高くしたときにリーフス
プリングが比較的大きな角度で後ろ下がりに傾斜し、リ
ーフスプリングの本来の機能を損なう恐れがあったが、
本発明ではリーフスプリングの機能を殆ど損なうことは
ない。
【0030】また本発明の車高調整装置が、第1ピスト
ンの外筒内端面への当接時に第1ピストンを外筒に固定
する第1ピストン固定手段と、第1ピストンの位置を検
出する第1ピストン位置センサと、第1ピストンセンサ
及び車高切換スイッチの各検出出力に基づいて第1ピス
トン固定手段を制御するコントローラとを備えれば、第
1ピストン位置センサが第1ピストンが外筒の内端面に
当接したことを検出すると、コントローラはこのセンサ
の検出出力に基づいて第1ピストン固定手段を作動さ
せ、第1ピストンを外筒に固定する。この結果、車高を
低くした状態を確実に保持できる。更に第1液室にアキ
ュームレータを接続すれば、車高を高くした状態でも、
アキュームレータ内の気体が圧縮及び膨張を繰返すこと
により、外筒に対して第1ピストンが相対運動する。こ
の結果、オリフィスが閉止されていても、ショックアブ
ソーバが緩衝装置として機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車高調整装置により車
高を低くした状態を示す断面構成図。
【図2】その車高調整装置により車高を高くした状態を
示す図1に対応する断面構成図。
【図3】その車高調整装置を含む車両の要部断面図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する断
面構成図。
【図5】その車高調整装置により車高を高くした状態を
示す図4に対応する断面構成図。
【符号の説明】
11 車軸 12 シャシフレーム 13 リーフスプリング 14,74 ショックアブソーバ 17 外筒 19 内筒 21,81 第1ピストン 21a 凹部 22 第2ピストン 23 ピストンロッド 23a 挿通孔 23b オリフィス 24 液体給排手段 26 油(第1液体) 28 アキュームレータ 29 油(第2液体) 31 第1液室 32 第2液室 33 第3液室 34 弁体 36 弁体用ロッド 37 油圧ポンプ 38 管路 39 切換バルブ 41 第1圧縮コイルばね(弾性体) 51 車高切換スイッチ 71 第1ピストン固定手段 78 コントローラ 91a,91b 第1ピストン位置センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 1/00 - 25/00 F16F 9/00 - 9/54

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸(11)とシャシフレーム(12)との間に
    介装され前記シャシフレーム(12)を懸架するリーフスプ
    リング(13)と、前記車軸(11)と前記シャシフレーム(12)
    との間に介装され前記リーフスプリング(13)の振動を抑
    えるショックアブソーバ(14)とを備えた車両において、 前記ショックアブソーバ(14)が、 シャシフレーム(12)又は車軸(11)に一端が枢着された外
    筒(17)と、 一端が車軸(11)又はシャシフレーム(12)に枢着され他端
    が前記外筒(17)に摺動可能に挿入されかつ内部に第1液
    体(26)が封入された内筒(19)と、 前記外筒(17)に摺動可能に挿入された第1ピストン(21,
    81)と、 前記内筒(19)に摺動可能に挿入された第2ピストン(22)
    と、 前記第1ピストン(21,81)及び前記第2ピストン(22)を
    連結し軸心に沿って挿通孔(23a)が形成されたピストン
    ロッド(23)と、 前記外筒(17)の内端面と前記第1ピストン(21,81)の頂
    面との間に形成された第1液室(31)に第2液体(29)を給
    排可能な液体給排手段(24)と、 前記内筒(19)内にそれぞれ形成され前記第2ピストン(2
    2)により前記内筒(19)の一端側及び他端側にそれぞれ区
    画された第2及び第3液室(32,33)と、 前記ピストンロッド(23)の側面に前記第2ピストン(22)
    に近接して形成され前記第2及び前記第3液室(32,33)
    を連通するオリフィス(23b)と、 前記第1ピストン(21,81)の頂面に形成された凹部(21a)
    に摺動可能に挿入された弁体(34)と、 前記弁体(34)と一体的に形成され前記弁体(34)の前記凹
    部(21a)内での摺動とともに前記挿通孔(23a)内を摺動す
    ることにより前記オリフィス(23b)を開閉可能な弁体用
    ロッド(36)と、 前記弁体(34)と前記凹部(21a)底面との間に介装され前
    記弁体(34)を前記凹部(21a)底面から離す方向に付勢し
    かつ前記第1液室(31)に供給される第2液体(29)の圧力
    による弁体(34)の押下げ力より小さい弾性力を有する弾
    性体(41)とを備え、 運転者が車高を昇降させるために切換える車高切換スイ
    ッチ(51)が運転席に設けられ、 前記車高切換スイッチ(51)を切換えることにより前記液
    体給排手段(24)を介して前記第1液室(31)に第2液体(2
    9)を給排するように構成されたことを特徴とする車両の
    車高調整装置。
  2. 【請求項2】 第1液室(31)に給排される第2液体(29)
    が油であって、 液体給排手段(24)がパワーステアリングギヤに前記第2
    液体(29)を給排する油圧ポンプ(37)とこの油圧ポンプ(3
    7)及び前記第1液室(31)を接続する管路(38)に設けられ
    た切換バルブ(39)とを有し、 車高切換スイッチ(51)を切換えることにより前記切換バ
    ルブ(39)を切換えて前記第1液室(31)に前記第2液体(2
    9)が給排されるように構成された請求項1記載の車両の
    車高調整装置。
  3. 【請求項3】 第1ピストン(81)が外筒(17)の内端面に
    当接したときに前記第1ピストン(81)を前記外筒(17)に
    固定する第1ピストン固定手段(71)と、 前記第1ピストン(81)の位置を検出する第1ピストン位
    置センサ(91a,91b)と、 前記第1ピストンセンサ(91a,91b)及び車高切換スイッ
    チ(51)の各検出出力に基づいて前記第1ピストン固定手
    段(71)を制御するコントローラ(78)とを備えた請求項1
    又は2記載の車両の車高調整装置。
  4. 【請求項4】第1液室(31)にアキュームレータ(28)が接
    続された請求項1ないし3いずれか1項に記載の車両の
    車高調整装置
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