JP3489480B2 - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体を構成する
支持体本体の側部を好適に化粧できるようにした椅子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における椅子の種類の一つとして、
支持体を構成する支持体本体の前縁又は後縁の少なくと
も一方に縁部カバーを装着し、その支持体本体の側部を
被覆する側部カバーの前縁又は後縁の少なくとも一方を
前記縁部カバーに支持させて取付けるようにしたものが
考えられている。このような椅子において、デザインの
変更やユーザーの嗜好に応じて側部カバーの巾等を変更
する必要が生じた場合には、変更しようとする側部カバ
ーの仕様に合わせて縁部カバーも作り直すようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものであると、側部カバーの仕様毎に縁部カバーにまで
対応した仕様を揃えなければならず、極めて不経済であ
るという不具合がある。逆に、縁部カバーの変更の経済
性を考慮してこれを変更しないとすると、ユーザー等の
要求に十分応えることができないという問題が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
不具合に鑑みて、縁部カバーを取り替えることなく、現
場やユーザーの好みに応じて側部カバーに因る椅子の意
匠的外観を容易に変更し得る構成を採用することとし
た。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の椅子は、支持
体本体の側部に、前後方向に対をなして取付部を形成
し、これらの取付部の間に亘って側部カバーを取付ける
ことにより支持体を構成するようにしたものであって、
前記取付部を、前記支持体本体の前縁又は後縁の少なく
とも一方に上下反転可能に装着される縁部カバーを利用
して形成し、該縁部カバーの上下反転の前後で前記取付
部の位置が変化し得るようにしていることを特徴とす
る。
【0006】このようにすれば、縁部カバーの少なくと
も一方を上下反転させるだけで側部カバーに対する取付
部の位置を変更することができるので、共通の縁部カバ
ーを用いて仕様の異なる側部カバーを取付けることがで
き、これにより、側部カバーに因る椅子の意匠的外観を
無理なく多様化して、現場やユーザーの希望に容易に応
じることができる。すなわち、側部カバーの変更に伴う
縁部カバーの変更を要しないので、迅速、簡単に仕様変
更に対応できる他、コスト面でも非常に優れたものとな
る。
【0007】このような構成において、椅子の意匠的外
観をさらに多様化し、縁部カバーによっても支持体本体
の前後の縁部をも化粧できるようにするためには、縁部
カバーを、前記取付部を形成した前カバー及び後カバー
として、これら前カバー又は後カバーの少なくとも一方
を、上下反転可能なものとすることが望ましい。このよ
うな構成は、前記側部カバーが少なくとも端部に配置さ
れる支持体の外側面を構成しているような椅子において
特に有効となる。
【0008】具体的態様として、異なる前後巾の側部カ
バーを選択的に取付けるようにしたい場合には、前記上
下反転の前後で、前記支持体本体の外側面に位置する取
付部が、前後方向に変化するようにしておくことが望ま
しい。さらにまた、側部カバーのみならず、前記上下反
転可能な縁部カバーの側面をも意匠的外観として利用し
たり、逆に該側面を隠す等して支持体の側面の外観を多
様化するためには、上下反転可能な縁部カバーの両側部
において、取付部のうちの一方を該縁部カバーの前端部
に形成し、他方を後端部に形成して、選択的に該カバー
が側部カバーによって表出/目隠しされるようにしてお
くことが好ましい。
【0009】また、側部カバーを容易且つ確実に取付け
得るような取付部の具体的構成としては、前記縁部カバ
ーを、押出し材により一体成形し、前記取付部を、その
押出し方向に沿って延びる係合溝とすることが有効であ
る。この場合、前記縁部カバーの支持体本体への着脱を
容易なものとして、上下反転を簡単に行い得るようにす
るためには、縁部カバーと支持体本体との間に係合部を
形成し、該係合部を介して支持体本体を左右から抱くよ
うにして該縁部カバーを押出し方向に沿って支持体本体
にスライド挿入するようにしておくことが、より一層効
果的である。
【0010】以上のような構成の椅子は、多数の椅子の
外観を変更する必要が生じるような、前記支持体を移動
観覧席の段床に配設するものに適用する場合に特に効果
的なものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この椅子1は、図1及び図2に示すように、
劇場やホールあるいはスタジアム等で使用される移動観
覧席Aに適用されるものである。図1及び図2は、それ
ぞれ展開状態P及び収納状態Qにある移動観覧席Aを幅
方向中央部付近で破断して概略を示す全体右断面図であ
る。この移動観覧席Aは、互いに高さの異なる段床2を
それぞれ前後移動可能な複数の脚構造体3により支持し
てなるもので、これら各段床2を図1に示すように前方
に進出させて雛段状に展開した使用位置Pと、図2に示
すように後方に退避させて重合状態で収納するようにし
た収納位置Qとの間で伸縮可能に構成してなるものであ
る。しかして、各段床2には、ベース4上に並設された
複数の支持体5と、隣接する支持体5の間に支持させた
椅子本体8とからなる椅子1が配設されている。
【0012】支持体5は、図8に示すように、所定間隔
で離間して立設されるもので、特に、端部に配置される
端部支持体5Aは、図3〜図8に示すように、支持体本
体6と、支持体本体6の前縁及び後縁を被覆する縁部カ
バーたる前後カバー71、72と、端部支持体5Aの外
側面を構成する側部カバー73Aとを具備している。ま
た、端部支持体5A以外の支持体5は、前記と同様の支
持体本体6と、前カバー74及び図示しない後カバーと
を具備するものである。
【0013】支持体本体6は、図4〜図6に示すよう
に、概略板状の鉛直起立壁61と、この鉛直起立壁61
の前縁61a及び後縁61bに沿って延び鉛直起立壁6
1と略直交する厚肉の前壁62及び後壁63とを具備す
るアルミダイカスト製のものである。支持体本体6の前
縁部たる前壁62及び後縁部たる後壁63には、それぞ
れ左右両側部に上下に連続する係合凹部62a、63a
を形成している。また、図3に示すように、鉛直起立壁
61の下端61cをベース4に回動可能に枢支してお
り、この枢支点nを支点として回動することにより支持
体本体6を図2に示す倒伏姿勢X又は図1に示す使用姿
勢Yに保持し得るようにしている。
【0014】また、端部支持体5Aの支持体本体6に装
着される前カバー71は、図3〜図7に示すように、支
持体本体6の前壁62よりも若干巾広で前端部71aを
前方に向けて湾曲させ、後端部71bの内側寄りの位置
に後方に向かって突出する係合突部71cを形成してい
る。さらに、この後端部71bには、側縁に沿って延び
後方に向かって開口する係合溝71xを左右対称となる
位置に形成している。この係合溝71xは、側部カバー
73の取付部を構成するものである。一方、端部支持体
5Aの支持体本体6に装着される後カバー72は、図3
〜図6に示すように、支持体本体6の後壁62よりも若
干巾広で複数の溝72dを形成するように後端部72b
をフィン72eとして延出させ、前端部72aにおいて
両側部の内側寄りの位置に前方に向かって突出する係合
突部72cを形成している。また、前記両側部におい
て、後端部72bの一側部(図3〜図6では右側部)に
沿って延び前方に向かって開口する係合溝72xを形成
するとともに、前端部72aの他方側の側部(同、左側
部)に前記係合溝72xと同様の係合溝72yを形成し
ている。これら係合溝72x、72yも、側部カバー7
3の取付部を構成するものである。すなわち、これら前
カバー71及び後カバー72は、これらの構成をアルミ
押出成形によりその押出し方向に一体に形成したもので
ある。そして、これら前カバー71及び後カバー72
を、図5に矢印で示すように、支持体本体6に対して長
手方向に沿ってスライド挿入し、それら係合突部71
c、72cと係合凹部62a、63aとを凹凸係合させ
ることによって、当該係合部Kを介して支持体本体6の
前壁62及び後壁63に左右から抱くような姿勢で装着
している。また、これら前カバー71及び後カバー72
は、上下反転させても前記係合部Kを介して支持体本体
6に装着し得るものであり、特に、後カバー72は、図
6に示す右端部に配置される端部支持体5Aと、図7に
示す左端部に配置される端部支持体5Aとでは、上下反
転させて取付けられる。具体的に、図示例では、前記係
合溝72xがともに外側に位置し、係合溝72yがとも
に内側に位置する関係で取付けられている。なお、端部
支持体5A以外の支持体5の支持体本体6に装着される
前カバー74(図8参照)及び後カバー(図示せず)
は、詳細を図示しないが、前記前カバー71及び後カバ
ー72と略同様の構成のものである。
【0015】ここで、側部カバー73Aは、図4、図6
及び図7に示すように、端部支持体5Aの外側面を構成
する薄板状の化粧板で、左右の端部支持体5Aにおい
て、いずれもその後縁73Abを後カバー72の係合溝
72xに、また、前縁73Aaを対応する前カバー71
の係合溝71xに、それぞれ同時にスライドして係合す
ることにより、前後カバー71、72に装着している。
【0016】ところで、この実施例の椅子本体8は、図
1〜図3及び図8〜図10に示すように、座81と、背
もたれ82と、肘掛け83とから構成されている。座8
1は、支持体本体6の鉛直起立壁61の略中間高さ位置
に設けた座枢支部64に回動可能に枢支され、同図に実
線で示す略水平な位置と、想像線で示す略垂直な位置と
の間でライジングするように回動付勢されており、使用
時に略水平な位置に回動するようにしている。肘掛け8
3は、下方に向けて図示しない開口を有しその開口に支
持体本体6の鉛直起立壁61の上端61dを挿入した位
置で該上端61dに設けた肘掛け枢支部65に枢支され
ているものである。背もたれ82は、下端82aをベー
ス4に設けた図示しないリンク機構にリンクされ、上端
82bを支持体5の斜め後方に延出するもので、その中
間高さ位置を肘掛け83の後端83aに枢結している。
このようにして椅子本体8は、支持体5とともに座8
1、背もたれ82及び肘掛け83を畳み込んだ図2に示
す倒伏姿勢X又はそれらを展開した図1に示す使用姿勢
Yに保持されるように構成されている。そして、肘掛け
83の後端83aにフィン83bを形成し、椅子1を倒
伏姿勢Xに畳み込む際に、支持体5の後カバー72のフ
ィン72eと噛み合うようにして支持体5と肘掛け83
とが相互に干渉することを防止している。このように肘
掛け83と支持体5とを噛み合い構造にしている理由
は、支持体5を前後巾の大きいものにしても肘掛け83
と好適に重合して折り畳めるようにして、折り畳み機能
を損なうことなく支持体5の視覚的な安定感を高めるた
めである。そして、その巾広化した支持体5の前後略全
域を側部カバー73Aで化粧するか、或いは前後の一部
を側部カバー73Aで化粧するかは、目的・用途に応じ
てユーザーから要求されるものであり、本実施例の椅子
1はこのような要求に好適に対応できるようにしている
ものである。
【0017】すなわち、本実施例の椅子1は、先ず、椅
子本体8を支持する支持体5のうち端部に配置される端
部支持体5Aが、支持体本体6にその前後方向の縁部た
る前壁62及び後壁63を被覆する縁部カバーである前
後カバー71、72を装着し、これら前後カバー71、
72間に亘って側部カバー73Aを着脱可能に取付ける
ようにしたものであって、少なくとも後カバー72を上
下反転して支持体本体6に装着可能にしたものである。
そして、その際に、前記上下反転の前後で側部カバー7
3Aを取付ける取付部たる係合溝72x、72yの位置
が変化するようにしているので、端部支持体5Aの外側
面の意匠的外観を変更する場合には、図9及び図10に
右端部に配置される端部支持体5Aを示すように、後カ
バー72の前端部72aに形成した係合溝72yが外側
に位置するように該後カバー72を図3〜図8に示すも
のから上下反転させて支持体本体6に装着し、この係合
溝72yと前カバー71の外側に位置する係合溝71x
との間の距離に対応した側部カバー73Bを前記側部カ
バー73Aと同様にして取付ければ、目的の意匠変更を
簡単に行うことができる。この場合には、後カバー72
の側面が表出することになるので、その側面をも意匠的
外観として利用することができることとなる。また、上
述のように、縁部カバーとして前カバー71と後カバー
72の両方を用いているので、支持体本体6の前縁及び
後縁をも化粧することができる。そして、このような異
なる前後巾の側部カバー73A、73Bを選択的に取付
けられるようにした構成を左右の端部支持体5Aに適用
することで、上述のように両端部における椅子1の意匠
的外観を統一したり、或いは異なるものにしたりするこ
とができるので、側部カバー72A、72Bに因る椅子
1の意匠的外観を無理なく多様化することができる。さ
らに、このような構成は、端部支持体5Aの外側面を意
匠変更する際に、前後カバー71、72を作り直す必要
がないので、ユーザー等の要求に簡単且つ迅速に対応で
き、また、コスト面でも特に優れたものである。
【0018】また、後カバー72の上下反転の前後で、
支持体本体6の外側面に位置する係合溝72x、72y
が、前後方向に変化するようしているので、側部カバー
73A、73Bの前後巾を互いに異なるものとするだけ
で、目的の意匠変更を実現することができる。さらに、
上述のように、上下反転可能な後カバー72の両側部の
係合溝72x、72yのうち、一方を前端部72aに形
成し、他方を後端部72bに形成しているので、側部カ
バー73A、73Bのみならず、後カバー72の側面を
も意匠的外観として利用したり、逆にその側面を隠すこ
とにより、選択的に後カバー72を表出/目隠しして、
端部支持体5Aの側面の意匠的外観を多様化することが
可能である。
【0019】また、前記前後カバー71、72を、押出
し材によりそれぞれ一体成形し、取付部をその押出し方
向に沿って延びる係合溝71x、72x、72yとして
いるので、側部カバー73A、73Bの取付けを極めて
簡便且つ確実なものとすることができる。さらに、前後
カバー71、72と支持体本体6との間に形成した係合
部Kを介して支持体本体6を左右から抱くように前後カ
バー71、72を押出し方向に沿って支持体本体6にス
ライド挿入するようにしているので、前記前後カバー7
1、72の着脱や上下反転を容易に行うことができる。
【0020】以上のような構成からなる本実施例の椅子
1は、移動観覧席Aの段床2に配設したものに適用して
いるので、多数の椅子1の外観を変更する必要が生じて
も、その変更に低コストで容易且つ迅速に対応すること
ができる極めて優れたものである。なお、前記取付部
は、前カバーを上下反転した場合にもその位置が変化す
るようにすれば、さらに多様な意匠の変更にも対応する
ことができる。また、端部支持体の内側面や、端部支持
体以外の支持体にも側部カバーを取付けるようにしても
良いのは勿論である。さらに、取付部は、支持体本体と
縁部カバーとの間に形成したものであっても、上記実施
例と同様の効果を奏することができる。その他にも、支
持体本体に一方の取付部を形成し、その取付部と対をな
す取付部を縁部カバーに形成してもよい。その場合に
は、支持体本体の取付部を形成した縁部に縁部カバーを
取付けるようにしたものであれば、外観を向上すること
ができる。その他、各部の具体的構成は、上記実施例に
限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形が可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明の椅子は、支持体本体の側部に形成した前後
方向に対をなす取付部に側部カバーを取付けるに際し、
その取付部を支持体本体の前縁又は後縁の少なくとも一
方に装着した縁部カバーに形成したものであって、縁部
カバーのうち少なくとも一方を上下反転して支持体本体
に装着し得るようにして、その上下反転の前後で側部カ
バーの取付部の位置が変化するように構成しているの
で、縁部カバーの少なくとも一方を上下反転する作業だ
けで前記取付部の位置を容易に変更することができる。
したがって、共通の縁部カバーを用いて仕様の異なる側
部カバーを取付けることができることとなり、側部カバ
ーに因る椅子の意匠的外観を多様化して、現場やユーザ
ーの希望に迅速且つ簡単に対応することができ、また、
側部カバーの変更に伴う縁部カバーの変更を要しないの
で、コストを抑制することもできる。
【0022】また、縁部カバーとして、上記のような取
付部を形成した前後カバーを使用し、その前後カバーの
うちの少なくとも一方が上下反転可能なものとしている
場合には、側部カバーの仕様をさらに多様化することが
できるとともに、支持体本体の前縁及び後縁をも効果的
に化粧することができる。このようにして取付けられる
側部カバーが、少なくとも端部に配置される支持体の外
側面を構成するものである場合には、外部に露出し易い
支持体の外側面の意匠的外観を変更する際に、特に適し
たものとすることができる。
【0023】また、上下反転可能な縁部カバーを上下反
転させる前後で、前記取付部の位置が前後方向に変化す
るようしている場合には、ユーザー等の要求により異な
る前後巾の側部カバーを選択的に取付けることができ
る。さらに、上下反転可能な縁部カバーの両側部におい
て、取付部の一方をその縁部カバーの前端部に、他方を
後端部にそれぞれ形成すれば、該縁部カバーの側面を選
択的に表出/目隠しすることができ、該カバーの側面を
も意匠的外観として利用することも可能であり、側部カ
バーに因る椅子の意匠的外観をさらに多様化することが
できる。
【0024】また、縁部カバーを、押出し材により一体
成形し、取付部をその押出し方向に沿って延びる係合溝
とする場合には、縁部カバーの作製を容易なものとする
だけでなく、側部カバーの取付けも極めて簡便且つ確実
なものとすることができる。この場合、縁部カバーと支
持体本体との間に形成した係合部を介して、支持体本体
を左右から抱くように縁部カバーをその押出し方向に沿
って支持体本体にスライド挿入するように構成すれば、
前記縁部カバーの上下反転作業や着脱を極めて容易に行
うことができる。
【0025】特に、以上のような構成からなる本発明の
椅子を、多数の椅子を配設する必要がある移動観覧席に
適用すると、支持体の側面の外観を変更する場合に低コ
ストで容易に行うことができ、極めて有用なものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を移動観覧席に適用した一実施例の使用
状態を示す一部を省略した側断面図。
【図2】図1に対応した収納状態を示す側断面図。
【図3】同実施例を示す右側面図。
【図4】同実施例の要部を拡大して示す斜視図。
【図5】図4に対応し側部カバーを省略して示す分解斜
視図。
【図6】同実施例の右端部に配設した端部支持体の横断
面図。
【図7】同実施例の左端部に配設した端部支持体の横断
面図。
【図8】図1における一段床に配設された椅子を一部を
省略して示す正面図。
【図9】同実施例の側部カバーを変更したものを示す図
3に対応する右側面図。
【図10】同図6に対応する横断面図。
【符号の説明】
1…椅子 2…段床 5(5A)…支持体(端部支持体) 6…支持体本体 61c…下端 62…前縁部(前壁) 63…後縁部(後壁) 71…縁部カバー(前カバー) 72…縁部カバー(後カバー) 71x、72x、72y…取付部(係合溝) 73A、73B…側部カバー A…移動観覧席 K…係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−155680(JP,A) 特開 平9−10070(JP,A) 実公 昭40−35933(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/121 A47C 7/54

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体本体の側部に、前後方向に対をなし
    て取付部を形成し、これらの取付部の間に亘って側部カ
    バーを取付けることにより支持体を構成するようにした
    ものであって、 前記取付部を、前記支持体本体の前縁又は後縁の少なく
    とも一方に上下反転可能に装着される縁部カバーを利用
    して形成し、該縁部カバーの上下反転の前後で前記取付
    部の位置が変化し得るようにしていることを特徴とする
    椅子。
  2. 【請求項2】前記縁部カバーが、前記取付部を形成した
    前カバー及び後カバーであって、前カバー又は後カバー
    の少なくとも一方が、上下反転可能なものであることを
    特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 【請求項3】前記側部カバーが、少なくとも端部に配置
    される支持体の外側面を構成していることを特徴とする
    請求項1又は2記載の椅子。
  4. 【請求項4】前記上下反転の前後で、前記支持体本体の
    外側面に位置する取付部が、前後方向に変化するように
    していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の椅
    子。
  5. 【請求項5】前記上下反転可能な縁部カバーの両側部に
    おいて、取付部のうちの一方を該カバーの前端部に形成
    し、他方を後端部に形成していることを特徴とする請求
    項4記載の椅子。
  6. 【請求項6】前記縁部カバーを、押出し材により一体成
    形し、前記取付部を、その押出し方向に沿って延びる係
    合溝としていることを特徴とする請求項1、2、3、4
    又は5記載の椅子。
  7. 【請求項7】前記縁部カバーと支持体本体との間に係合
    部を形成し、該係合部を介して支持体本体を左右から抱
    くようにして該縁部カバーを押出し方向に沿って支持体
    本体にスライド挿入していることを特徴とする請求項6
    記載の椅子。
  8. 【請求項8】前記支持体が、移動観覧席の段床に配設さ
    れていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6又は7記載の椅子。
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