JP3487453B2 - 射出ブロー成形用ポリエーテルエステルブロック共重合体組成物 - Google Patents

射出ブロー成形用ポリエーテルエステルブロック共重合体組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は射出ブロー成形用ポリエ
ーテルエステルブロック共重合体組成物に関し、さらに
詳しくは自動車用ラック&ピニオンステアリングブー
ツ、等速ジョイントブーツなどの射出ブロー成形に好適
な、耐屈曲疲労性に優れるポリエーテルエステルブロッ
ク共重合体組成物に関するものである。 【0002】 【従来の技術】特開昭50−117845号には、ポリ
エーテルエステルブロック共重合体に線状脂肪族カルボ
ン酸のナトリウム塩を配合することにより、変形後の高
回復性及び高衝撃性を有し、連続成型性に優れるポリエ
ーテルエステルブロック共重合体組成物が得られること
が記載されている。この組成物で得られた成形品は上記
の優れた特性を有するものの、耐屈曲疲労性に劣ってい
る。また、射出ブロー成形性については一切の記載がな
い。 【0003】特開昭57−28151号には、ポリエー
テルエステルブロック共重合体にダイマー酸のナトリウ
ム塩を配合することにより、溶融粘度の高いポリエーテ
ルエステルブロック共重合体組成物が得られることが記
載されている。しかしながら、この組成物で得られた成
形品も耐屈曲疲労性に劣り、改善が望まれている。ま
た、射出ブロー成形性については一切の記載がない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ポリエーテルエステル
ブロック共重合体のみでは射出ブロー成形性は悪く、そ
のためポリエーテルエステルブロック共重合体に、炭素
数10〜20の脂肪族飽和モノあるいはジカルボン酸の
ナトリウム塩を配合すると、射出ブロー成形性は改善さ
れる方向にあるが、耐屈曲疲労性に劣るという問題があ
る。一方、ポリエーテルエステルブロック共重合体に酸
化防止剤を配合すると、耐熱老化性が向上し、耐屈曲疲
労性についても改良される傾向にあるが、射出ブロー成
形性が損なわれるという問題がある。 【0005】本発明はかかる従来技術の現状に鑑み創案
されたものであり、その目的とするところは耐屈曲疲労
性と射出ブロー成形性がともに優れたポリエーテルエス
テルブロック共重合体組成物を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究した結果、遂に本発明の完成に到
達した。 【0007】即ち、本発明は (A) ジカルボン酸成分の60モル%以上がテレフタル
酸、低分子量グリコール成分の60モル%以上が1,4
−ブタンジオールであり、ソフトセグメントとして分子
量600〜4000のポリオキシアルキレングリコール
を全共重合体重量当り10〜80重量%含有するポリエ
ーテルエステルブロック共重合体100重量部に対し、
(B) 炭素数10〜40の脂肪族モノあるいはポリカル
ボン酸ナトリウム0.02〜5重量部、(C) ジフェニ
ルアミン系化合物0.01〜5重量部及び(D) ヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤0.01〜5重量部を配合
した組成物であり、かつ該組成物の融点(Tm)と降温
結晶化温度(Tc2 )との温度差(Tm−Tc2 )が1
5〜40℃であることを特徴とする射出ブロー成形用ポ
リエーテルエステルブロック共重合体組成物を要旨とす
るものである。 【0008】本発明の組成物における(A) 成分はジカル
ボン酸成分の60モル%以上がテレフタル酸、低分子量
グリコール成分の60モル%以上が1,4−ブタンジオ
ールであり、ソフトセグメントとしてポリオキシアルキ
レングリコールを含有するポリエーテルエステルブロッ
ク共重合体である。上記(A) 成分のポリエーテルエステ
ルブロック共重合体を構成するジカルボン酸成分は、テ
レフタル酸が60モル%以上であり、好ましくは70モ
ル%以上である。テレフタル酸以外に、全酸成分の40
モル%以下、好ましくは30モル%以下のジカルボン
酸、例えばイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸などのジカルボン酸を共
重合成分とすることができる。また、低分子量グリコー
ル成分は1,4−ブタンジオールが60モル%以上であ
るが、1,4−ブタンジオール以外に、全グリコール成
分の30モル%以下、好ましくは20モル%以下のジオ
ール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、シクロヘキサンジメタ
ノールなどのジオールを共重合成分とすることができ
る。 【0009】また、ポリオキシアルキレングリコール成
分は、ポリオキシテトラメチレングリコールを主たる成
分とするが、その一部を他のポリオキシアルキレングリ
コール、例えばポリオキシエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコールなどのポリオキシアルキレングリコ
ールで置き換えることができる。更にこれらグリコール
の共重合物で置き換えても良い。上記のポリオキシアル
キレングリコール成分は分子量600〜4000であ
り、ソフトセグメントとして該成分をポリエーテルエス
テルブロック共重合体の全重量に対して10〜80重量
%、好ましくは25〜80重量%含有する。前記各成分
よりなる(A) ポリエーテルエステルブロック共重合体
は、当業者に公知の方法で製造することができる。 【0010】本発明の組成物の(B) 成分である炭素数1
0〜40の脂肪族飽和モノあるいはポリカルボン酸のナ
トリウム塩としては、例えばデカノイック酸、ウンデカ
ノイック酸、ラウリン酸、セバシン酸、ステアリン酸、
オクタデシルコハク酸、オクタデセニルコハク酸、ドコ
サンジカルボン酸、ダイマー酸、モンタンワックス酸な
どのナトリウム塩などが挙げられる。上記の(B) 成分は
(A) 成分のポリエーテルエステルブロック共重合体の1
00重量部に対して0.02〜5重量部配合することが
好ましく、より好ましくは0.1〜5重量部である。 【0011】本発明の組成物の(C) 成分であるジフェニ
ルアミン系化合物としては、4,4′−ビス(α,α−
ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、4,4′−ビス
(α−メチルベンジル)ジフェニルアミンなどが挙げら
れる。上記(C) 成分は(A) 成分のポリエーテルエステル
ブロック共重合体の100重量部に対して0.01〜5
重量部配合することが好ましく、より好ましくは0.1
〜5重量部である。 【0012】本発明の組成物の(D) 成分であるヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤としては、ペンタエリスリチ
ル−テトラキス−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−フェニル)プロピオネート〕、トリエチ
レングリコール−ビス−{3−(3−t−ブチル−5−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート}、
1,6−ヘキサンジオール−ビス−〔3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕などが挙げられる。上記(D) 成分は(A) 成分のポリ
エーテルエステルブロック共重合体の100重量部に対
して0.01〜5重量部配合することが好ましく、より
好ましくは0.1〜5重量部である。 【0013】本発明では前記(A) ポリエーテルエステル
ブロック共重合体に、(B) から(D)の成分を当業者に公
知の技術に従って混合する。例えば単軸あるいは二軸混
練機を用いて160〜250℃の温度で押出して上記成
分を混合することができ、更に従来のバンバリーミキサ
ーを用いて混合することもできる。本発明は上記の(A)
〜(D) のどの成分が一つ欠けてもその目的を達成するこ
とができず、酸化防止剤についても他の種類に置き換え
ては十分な効果が発揮できないばかりか、逆に悪影響を
及ぼすケースもある。例えば(D) 成分としてホスファイ
ト系酸化防止剤を加えた場合、射出ブロー成形性は逆に
悪くなる。 【0014】本発明の組成物は、さらに、示差走査型熱
量計によるサーモグラムの吸熱ピーク(融解ピーク)の
ピーク温度である融点(Tm)と示差走査型熱量計中
で、一旦融解させた本発明の組成物が冷却されて結晶化
発熱する温度、即ち、250℃からの降温時におけるサ
ーモグラムの発熱(結晶化)ピーク温度(Tc2 )との
温度差(Tm−Tc2 )が15〜40℃の範囲にあるこ
とが必要であり、好ましくは15〜30℃の範囲であ
る。Tm−Tc2 が40℃より大きい場合は射出パリソ
ンの固化速度が遅く、ブロー時に破裂が起こりやすく、
15℃より小さい場合は逆に射出パリソンの固化速度が
速すぎてブロー時に十分に膨らまなくなり好ましくな
い。Tm−Tc2 が15〜40℃であることにより、優
れた射出ブロー成形性が発揮される。 【0015】本発明の組成物には、上記(A) 〜(D) の成
分以外にポリエチレンワックス、モンタン酸ワックス、
脂肪族アミド、脂肪族置換アミドのような滑剤、可塑
剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、顔料等を配合すること
ができる。 【0016】本発明の組成物は、当業者が使用する通常
の射出ブロー成形機を用いて成形することにより、自動
車用ラック&ピニオンステアリングブーツ、等速ジョイ
ントブーツなどの耐屈曲疲労性が要求される成形品を得
ることができる。 【0017】 【実施例】本発明を以下の実施例によって説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。なお実施例
中の部は重量部を表わす。 【0018】本実施例の物性の測定方法を以下に示す。測定方法 ・還元粘度:該組成物20mgをフェノール/テトラク
ロロエタン(6/4重量比)混合溶媒100mlに溶解
し、30℃で測定した。 【0019】・融点(Tm):示差走査型熱量計の20
℃/minの昇温速度で得られる該組成物のサーモグラ
ムの融解ピークのピーク温度を融点(Tm)とした。 ・降温結晶化温度(Tc2 ):該組成物を示差走査型熱
量計中で20℃/minの昇温速度で250℃まで昇温
させ、250℃で2分間保持させた後、20℃/min
の降温スピードで降温させて得られるサーモグラムの結
晶化ピークのピーク温度を降温結晶化温度(Tc2 )と
した。 【0020】・射出ブロー成形性:日精樹脂製射出ブロ
ー成形機IB 100を使用し、最大直径60mmφ、
最小直径15mmφ、長さ85mmの円錘状の蛇腹形状
の成形が可能な金型を用いて、ブロー賦形できるか否か
で判定した。 ・耐屈曲疲労性:蛇腹部の長さが50mmの蛇腹形状の
テストピースをデマッチャ式屈曲疲労試験機を用いて、
100℃で伸長時70mm、圧縮時30mmで屈曲を繰
返し、テストピースが切断するまでの回数を測定した。 【0021】実施例 1、比較例 1,2 ジメチルテレフタレート、テトラメチレングリコール、
平均分子量1000のポリオキシテトラメチレングリコ
ールからテレフタル酸100モル%、テトラメチレング
リコール100モル%でポリエーテルエステルブロック
共重合体重量当りポリオキシテトラメチレングリコール
が52重量%のポリエーテルエステルブロック共重合体
(イ)を調整した。得られたポリエーテルエステルブロ
ック共重合体(イ)の還元粘度は1.95、結晶融点1
82℃で、降温結晶化温度は130℃であった。 【0022】得られたポリエーテルエステルブロック共
重合体(イ)100部に対して、ステアリン酸ナトリウ
ム1.0部、4,4′−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)ジフェニルアミン0.5部、チバガイギー社製のヒ
ンダードフェノール系酸化防止剤のイルガノックス10
10を1.0部、ジラウリルジチオプロピオネートを
0.8部混合してシリンダー温度220℃の二軸混練機
を用いて溶融混練した後、ペレット化した。得られた組
成物の結晶融点は182℃で、降温結晶化温度は158
℃であった。前記組成物のうちステアリン酸ナトリウム
1.0部のみを除いた組成物(比較例1)、4,4′−
ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン
0.5部のみを除いた組成物(比較例2)を調整し、比
較材料とした。上記の組成物を日精樹脂製射出ブロー成
形機IB 100を用いて射出ブロー成形し、射出ブロ
ー成形性、得られた成形品の屈曲疲労性を評価した。そ
の結果を表1に示す。 【0023】 【0024】実施例 2、比較例 3〜5 ジメチルテレフタレート、テトラメチレングリコール、
平均分子量1000のポリオキシテトラメチレングリコ
ールからテレフタル酸100モル%、テトラメチレング
リコール100モル%でポリエーテルエステルブロック
共重合体重量当りポリオキシテトラメチレングリコール
が42重量%のポリエーテルエステルブロック共重合体
(ロ)を調整した。得られたポリエーテルエステルブロ
ック共重合体の還元粘度は1.80、結晶融点は193
℃で、降温結晶化温度は135℃であった。 【0025】得られたポリエーテルエステルブロック共
重合体(ロ)100部に対して、ステアリン酸ナトリウ
ム1.0部、4,4′−ビス(α−メチルベンジル)ジ
フェニルアミン0.5部、チバガイギー社製のヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤のイルガノックス1010を
1.0部、前出のチオエーテルを0.8部混合してシリ
ンダー温度220℃の二軸混練機を用いて溶融混練した
後、ペレット化した。得られた組成物の結晶融点は19
3℃で、降温結晶化温度は169℃であった。前記組成
物のうちステアリン酸ナトリウム1.0部のみを除いた
組成物(比較例3)、4,4′−ビス(α−メチルベン
ジル)ジフェニルアミン0.5部のみを除いた組成物
(比較例4)、ヒンダードフェノール系酸化防止剤に代
えてビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトール−ジ−ホスファイト1.0部
を使用した組成物(比較例5)を調整し、比較材料とし
た。上記の組成物を実施例1と同様に評価した。その結
果を表2に示す。 【0026】 【0027】実施例 3〜6、比較例 6,7 実施例1と同様にして、テレフタル酸(100モル
%)、テトラメチレングリコール(100モル%)およ
びポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG)か
らなり、PTMGの含有量が共重合体重量当り32重量
%のポリエーテルエステルブロック共重合体(ハ)を調
整した。この共重合体の還元粘度は1.69、結晶融点
(Tm)は208℃、降温結晶化温度(Tc2 )は15
0℃であった。 【0028】このポリエーテルエステルブロック共重合
体(ハ)を用いて、実施例1においてステアリン酸ナト
リウムを2.0部使用する以外は実施例1と同様にして
実施例3の組成物を得た。得られた組成物のTmは20
8℃、Tc2 は150℃であった。前記組成物のうちス
テアリン酸ナトリウムのみを除いた組成物(比較例6)
を比較材料とした(Tm 208℃、Tc2 155
℃)。 【0029】テレフタル酸とイソフタル酸のモル比が8
0モル:20モルで、テトラメチレングリコール100
モル%でPTMGの含有量が共重合体中25重量%のポ
リエーテルエステルブロック共重合体(ニ)を得た(還
元粘度1.58、Tm 170℃、Tc2 125℃)。
このポリエーテルエステルブロック共重合体(ニ)を用
いて、実施例1においてステアリン酸ナトリウムを2.
5部使用する以外は実施例1と同様にして実施例4の組
成物を得た。得られた組成物のTmは170℃、Tc2
は144℃であった。前記組成物からステアリン酸ナト
リウムを除いた組成物(比較例7)を比較材料とした
(Tm 170℃、Tc2 128℃)。 【0030】実施例1と同様にしてテレフタル酸(10
0モル%)、テトラメチレングリコール(100モル
%)およびPTMGからなり、PTMGの含有量が共重
合体重量当り41重量%のポリエーテルエステルブロッ
ク共重合体(ホ)を得た(還元粘度1.95、Tm 1
82℃、Tc2 130℃)。このポリエーテルエステル
ブロック共重合体(ホ)を用いて、実施例1においてス
テアリン酸ナトリウムに代えてモンタン酸ナトリウムを
1.5部用いる以外は実施例1と同様にして実施例5の
組成物を得た。得られた組成物のTmは182℃、Tc
2 は156℃であった。 【0031】実施例5において、モンタン酸ナトリウム
に代えてセバシン酸ナトリウムを3.0部を用いる以外
は実施例5と同様にして実施例6の組成物を得た。この
組成物のTmは182℃、Tc2 は160℃であった。
上記実施例3〜6及び比較例6,7の組成物を実施例1
と同様にして射出ブロー成形し、射出ブロー成形性、得
られた成形品の屈曲疲労性を評価した。その結果を表3
に示す。 【0032】 【0033】 【発明の効果】本発明の組成物から得られた射出ブロー
成形品は優れた耐屈曲疲労性を有するため、自動車用ダ
ストブーツなどの苛酷な屈曲疲労を受ける部品に最適で
あり高度の耐久性をもつ製品に有用なものである。更に
本発明の組成物は成形する際の射出ブロー成形性も良好
であり、肉厚コントロール、生産性など優れた特徴を有
している。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−212062(JP,A) 特開 平6−88013(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 67/00 - 67/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A) ジカルボン酸成分の60モル%以
    上がテレフタル酸、低分子量グリコール成分の60モル
    %以上が1,4−ブタンジオールであり、ソフトセグメ
    ントとして分子量600〜4000のポリオキシアルキ
    レングリコールを全共重合体重量当り10〜80重量%
    含有するポリエーテルエステルブロック共重合体100
    重量部に対し、 (B) 炭素数10〜40の脂肪族モノあるいはポリカル
    ボン酸ナトリウム0.02〜5重量部、 (C) ジフェニルアミン系化合物0.01〜5重量部及
    び (D) ヒンダードフェノール系酸化防止剤0.01〜5
    重量部 を配合した組成物であり、かつ該組成物の融点(Tm)
    と降温結晶化温度(Tc2 )との温度差(Tm−Tc
    2 )が15〜40℃であることを特徴とする射出ブロー
    成形用ポリエーテルエステルブロック共重合体組成物。
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