JP3487278B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JP3487278B2 JP3487278B2 JP2000302191A JP2000302191A JP3487278B2 JP 3487278 B2 JP3487278 B2 JP 3487278B2 JP 2000302191 A JP2000302191 A JP 2000302191A JP 2000302191 A JP2000302191 A JP 2000302191A JP 3487278 B2 JP3487278 B2 JP 3487278B2
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- Japan
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- value
- expansion
- dimming control
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力映像信号のダ
イナミックレンジを拡大し、γ調整とバックライト調光
制御補正の連動を同時に行う技術に関するものであり、
主に画像表示装置に用いられるものである。
イナミックレンジを拡大し、γ調整とバックライト調光
制御補正の連動を同時に行う技術に関するものであり、
主に画像表示装置に用いられるものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、入力映像信号のダイナミックレン
ジを拡大し、平均輝度レベルの変動をバックライトで補
正するシステムとして、単純にダイナミックレンジ前後
の平均輝度レベルの差分情報をバックライトに受け渡す
もの（特開平２０００−１７２２１８号公報）といった
ものが示されている。
ジを拡大し、平均輝度レベルの変動をバックライトで補
正するシステムとして、単純にダイナミックレンジ前後
の平均輝度レベルの差分情報をバックライトに受け渡す
もの（特開平２０００−１７２２１８号公報）といった
ものが示されている。
【０００３】従来例として特開平２０００−１７２２１
８号公報による液晶表示装置のブロック図を図６に示
す。
８号公報による液晶表示装置のブロック図を図６に示
す。
【０００４】図６において、入力映像信号の最大輝度レ
ベル、最小輝度レベル、または平均輝度レベル等の輝度
分布情報を検出する検出手段１０１と、その検出した情
報を基にして入力映像信号のダイナミックレンジ拡大の
ゲイン値を計算するゲイン算出手段１０４と、ここで計
算されたゲイン値に応じたダイナミックレンジの拡大を
反映させることができる乗算器１０２と、ダイナミック
レンジのオフセット値を計算するオフセット算出手段１
０５と、このオフセット値の変化幅に制限を掛けるリミ
ッタ手段１０６と、リミッタを掛けたオフセット値に応
じた入力映像信号のダイナミックレンジのオフセットに
変更することができる加算器１０３と、ダイナミックの
拡大を行った後の映像信号を表示させることができる液
晶パネル１０７と、前記リミッタを掛けたオフセット値
に対応した調光制御可能なバックライト１０８とを備え
てダイナミックレンジの拡大を行っている液晶表示装置
について記載されている。
ベル、最小輝度レベル、または平均輝度レベル等の輝度
分布情報を検出する検出手段１０１と、その検出した情
報を基にして入力映像信号のダイナミックレンジ拡大の
ゲイン値を計算するゲイン算出手段１０４と、ここで計
算されたゲイン値に応じたダイナミックレンジの拡大を
反映させることができる乗算器１０２と、ダイナミック
レンジのオフセット値を計算するオフセット算出手段１
０５と、このオフセット値の変化幅に制限を掛けるリミ
ッタ手段１０６と、リミッタを掛けたオフセット値に応
じた入力映像信号のダイナミックレンジのオフセットに
変更することができる加算器１０３と、ダイナミックの
拡大を行った後の映像信号を表示させることができる液
晶パネル１０７と、前記リミッタを掛けたオフセット値
に対応した調光制御可能なバックライト１０８とを備え
てダイナミックレンジの拡大を行っている液晶表示装置
について記載されている。
【０００５】ここで点線枠内１０９はマイクロプロセッ
サでの演算手段に含まれる。
サでの演算手段に含まれる。
【０００６】
【発明が解決するための課題】このように、従来例の構
成及び行程ではダイナミックレンジ拡大後の平均輝度レ
ベル変動の範囲を決めるリミッタは入力映像信号の平均
輝度レベルとγ調整値に無関係な固定値である。
成及び行程ではダイナミックレンジ拡大後の平均輝度レ
ベル変動の範囲を決めるリミッタは入力映像信号の平均
輝度レベルとγ調整値に無関係な固定値である。
【０００７】そのため、例えばリミッタを中間輝度範囲
に最適な設定にすると、低、高輝度側でバックライト可
変範囲を超えた平均輝度レベル変動範囲を指定してしま
い、動画ではシーンのパカツキ現象となる。また逆に、
低、高輝度側に最適な設定をすると、中間輝度範囲で平
均輝度レベル変動範囲最大にまで振ってもバックライト
可変幅のほんの一部分しか使えずダイナミックレンジ拡
大の効果が薄れてしまう課題があった。
に最適な設定にすると、低、高輝度側でバックライト可
変範囲を超えた平均輝度レベル変動範囲を指定してしま
い、動画ではシーンのパカツキ現象となる。また逆に、
低、高輝度側に最適な設定をすると、中間輝度範囲で平
均輝度レベル変動範囲最大にまで振ってもバックライト
可変幅のほんの一部分しか使えずダイナミックレンジ拡
大の効果が薄れてしまう課題があった。
【０００８】本発明は前記課題に鑑み、入力映像信号の
平均輝度レベルの変化や、またγ調整値が変更されて
も、バックライトの視覚上の輝度レベルを正確に補正す
ることができる液晶表示装置を提供するものである。
平均輝度レベルの変化や、またγ調整値が変更されて
も、バックライトの視覚上の輝度レベルを正確に補正す
ることができる液晶表示装置を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決しようとする手段】前記課題を解決する為
に、本発明の液晶表示装置は、入力映像信号の平均輝度
レベル及びγ調整値によりダイナミックレンジ拡大前後
の平均輝度レベルの変化幅を毎フレーム変化させること
で視覚上の輝度レベルを正確に補正するバックライト調
光制御を特徴としたものである。
に、本発明の液晶表示装置は、入力映像信号の平均輝度
レベル及びγ調整値によりダイナミックレンジ拡大前後
の平均輝度レベルの変化幅を毎フレーム変化させること
で視覚上の輝度レベルを正確に補正するバックライト調
光制御を特徴としたものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、入力映像信号の最大、最小、平均輝度レベルを用い
て入力映像信号のダイナミックレンジを拡大し、その拡
大前の平均輝度レベルと拡大後の平均輝度レベルの差分
をバックライト調光制御によって補償する液晶表示装置
であって、前記バックライト調光制御に対するバックラ
イト調光制御可変幅に制限をつけるリミッタを前記拡大
前の平均輝度レベルと液晶パネルの輝度特性を示すγ調
整値から求め、前記入力映像信号のフレーム毎に前記γ
調整値の補正をしたリミッタ値を設定することを特徴と
する液晶表示装置としたものであり、入力映像信号の平
均輝度レベルが大幅に変化したり、γ調整値を変更させ
られても、ダイナミックレンジ拡大前後の平均輝度レベ
ルの変化幅を毎フレーム変化させることによりバックラ
イトの視覚上の輝度レベルを正確に補正するという作用
を有する。
は、入力映像信号の最大、最小、平均輝度レベルを用い
て入力映像信号のダイナミックレンジを拡大し、その拡
大前の平均輝度レベルと拡大後の平均輝度レベルの差分
をバックライト調光制御によって補償する液晶表示装置
であって、前記バックライト調光制御に対するバックラ
イト調光制御可変幅に制限をつけるリミッタを前記拡大
前の平均輝度レベルと液晶パネルの輝度特性を示すγ調
整値から求め、前記入力映像信号のフレーム毎に前記γ
調整値の補正をしたリミッタ値を設定することを特徴と
する液晶表示装置としたものであり、入力映像信号の平
均輝度レベルが大幅に変化したり、γ調整値を変更させ
られても、ダイナミックレンジ拡大前後の平均輝度レベ
ルの変化幅を毎フレーム変化させることによりバックラ
イトの視覚上の輝度レベルを正確に補正するという作用
を有する。
【００１１】請求項３に記載の発明は、前記バックライ
ト調光制御は、γ調整値及び拡大前の平均輝度レベル、
拡大後の平均輝度レベルから算出された液晶パネルの視
覚上の輝度レベルの変位と、前記拡大前の平均輝度レベ
ルに基づいた視覚上の輝度レベルから算出された視覚上
の輝度に対する単位バックライト調光制御値とを用いて
行われ、前記リミッタは、前記バックライト調光制御の
結果と、前記拡大後の平均輝度レベルと前記拡大前の平
均輝度レベルの差分値と、バックライト調光制御最大可
変幅とから計算されることを特徴とする請求項１記載の
液晶表示装置としたものであり、前記請求項１に記載の
発明に対して、簡易な回路構成で早い処理速度を持ち、
かつ同等の効果を出すという作用を有する。
ト調光制御は、γ調整値及び拡大前の平均輝度レベル、
拡大後の平均輝度レベルから算出された液晶パネルの視
覚上の輝度レベルの変位と、前記拡大前の平均輝度レベ
ルに基づいた視覚上の輝度レベルから算出された視覚上
の輝度に対する単位バックライト調光制御値とを用いて
行われ、前記リミッタは、前記バックライト調光制御の
結果と、前記拡大後の平均輝度レベルと前記拡大前の平
均輝度レベルの差分値と、バックライト調光制御最大可
変幅とから計算されることを特徴とする請求項１記載の
液晶表示装置としたものであり、前記請求項１に記載の
発明に対して、簡易な回路構成で早い処理速度を持ち、
かつ同等の効果を出すという作用を有する。
【００１２】請求項５に記載の発明は、γ調整値、前記
拡大前の平均輝度レベル及び前記拡大後の平均輝度レベ
ルから算出された逆方向液晶パネルの視覚上の輝度レベ
ルの変位と前記視覚上の輝度に対する単位バックライト
調光制御値とから求められる逆方向リミッタ値の演算と
前記リミッタ値の演算から構成される正負別リミッタ演
算を加えたことを特徴とする構成される正負別リミッタ
演算を加えたことを特徴とする請求項３記載の液晶表示
装置としたものであり、新たに追加した高輝度側と低輝
度側リミッタ値算出経路を別々に設定することによっ
て、より精度の高いリミッタ制御をするという作用を有
する。
拡大前の平均輝度レベル及び前記拡大後の平均輝度レベ
ルから算出された逆方向液晶パネルの視覚上の輝度レベ
ルの変位と前記視覚上の輝度に対する単位バックライト
調光制御値とから求められる逆方向リミッタ値の演算と
前記リミッタ値の演算から構成される正負別リミッタ演
算を加えたことを特徴とする構成される正負別リミッタ
演算を加えたことを特徴とする請求項３記載の液晶表示
装置としたものであり、新たに追加した高輝度側と低輝
度側リミッタ値算出経路を別々に設定することによっ
て、より精度の高いリミッタ制御をするという作用を有
する。
【００１３】以下、本発明の実施の形態について、図１
から図５を用いて説明する。
から図５を用いて説明する。
【００１４】（実施の形態１）図１において、１０１は
入力映像信号の輝度レベルの最大、最小、平均を検出で
きる手段、若しくは輝度レベルの分布情報を得ることの
できる、例えば輝度レベルのヒストグラムを得ることが
できる検出手段である。
入力映像信号の輝度レベルの最大、最小、平均を検出で
きる手段、若しくは輝度レベルの分布情報を得ることの
できる、例えば輝度レベルのヒストグラムを得ることが
できる検出手段である。
【００１５】１０２は、入力映像信号のダイナミックレ
ンジを与えられたゲイン値によって平均輝度レベルを中
心に拡大できるダイナミックレンジ拡大手段である。
ンジを与えられたゲイン値によって平均輝度レベルを中
心に拡大できるダイナミックレンジ拡大手段である。
【００１６】１０３は、入力映像信号のダイナミックレ
ンジを与えられたオフセット値によって平均輝度レベル
を中心にオフセットを変更することができるオフセット
値変更手段である。
ンジを与えられたオフセット値によって平均輝度レベル
を中心にオフセットを変更することができるオフセット
値変更手段である。
【００１７】ダイナミックレンジ拡大手段１０２に与え
られるゲイン値は、検出手段１０１よりえられた入力映
像信号の輝度レベル情報によってゲイン算出手段１０４
によって算出される。
られるゲイン値は、検出手段１０１よりえられた入力映
像信号の輝度レベル情報によってゲイン算出手段１０４
によって算出される。
【００１８】また、オフセット値変更手段１０３に与え
られる前記オフセット値は、ゲイン算出手段１０４から
得られたダイナミックレンジ拡大後の平均輝度レベルの
差分をオフセット算出手段１０５によって算出されたも
のをオフセット値とし、リミッタ手段１０６によって制
限を掛けたものである。
られる前記オフセット値は、ゲイン算出手段１０４から
得られたダイナミックレンジ拡大後の平均輝度レベルの
差分をオフセット算出手段１０５によって算出されたも
のをオフセット値とし、リミッタ手段１０６によって制
限を掛けたものである。
【００１９】リミッタ手段１０６は、オフセット算出手
段１０５からのオフセット値に制限を掛けるリミッタ手
段であり、設定されるリミッタ値は検出手段１０１で検
出された平均輝度レベルとγ（ガンマ）調整値とからリ
ミッタ値演算手段２１０で演算される。
段１０５からのオフセット値に制限を掛けるリミッタ手
段であり、設定されるリミッタ値は検出手段１０１で検
出された平均輝度レベルとγ（ガンマ）調整値とからリ
ミッタ値演算手段２１０で演算される。
【００２０】入力映像信号は１０２で与えられたゲイン
値によってダイナミックレンジ拡大され、１０３でオフ
セット補正されて、最終的に液晶パネル１０７から出力
される。
値によってダイナミックレンジ拡大され、１０３でオフ
セット補正されて、最終的に液晶パネル１０７から出力
される。
【００２１】２１１はバックライト調光制御値演算手段
であり、入力映像信号の平均輝度レベルとガンマ調整値
とバックライト調光制御最大可変幅と１０６で制限を掛
けられたオフセット値である。
であり、入力映像信号の平均輝度レベルとガンマ調整値
とバックライト調光制御最大可変幅と１０６で制限を掛
けられたオフセット値である。
【００２２】リミッタ値演算手段２１０とバックライト
調光制御値演算手段２１１のそれぞれの構成例を具体的
に記載した図面を図２に記す。
調光制御値演算手段２１１のそれぞれの構成例を具体的
に記載した図面を図２に記す。
【００２３】リミッタ値演算手段２１０の構成の具体例
は、入力映像信号の平均輝度レベルとγ調整値を入力す
ることによって、入力映像信号の平均輝度レベルに対す
る視覚上の輝度レベルを輝度レベル変換手段３１８から
求める。輝度レベル変換手段は例えばγ調整値によって
複数のROMテーブルに切り替えることができるROMテーブ
ル群若しくはγ調整値を入力することによって折線ポイ
ントが可変可能な多直線折線近似回路である。
は、入力映像信号の平均輝度レベルとγ調整値を入力す
ることによって、入力映像信号の平均輝度レベルに対す
る視覚上の輝度レベルを輝度レベル変換手段３１８から
求める。輝度レベル変換手段は例えばγ調整値によって
複数のROMテーブルに切り替えることができるROMテーブ
ル群若しくはγ調整値を入力することによって折線ポイ
ントが可変可能な多直線折線近似回路である。
【００２４】輝度レベル変換手段３１８の結果は視覚上
の平均輝度レベルである。この視覚上の平均輝度レベル
から単位バックライト調光制御可変値に変換するために
変換手段３２０を用いる。単位バックライト調光制御可
変値とバックライト調光制御最大可変幅から視覚上の輝
度レベルにおけるバックライト調光制御限界を導き、こ
れを、加算器３２１によって視覚上のバックライト調光
制御限界輝度レベルを求める。
の平均輝度レベルである。この視覚上の平均輝度レベル
から単位バックライト調光制御可変値に変換するために
変換手段３２０を用いる。単位バックライト調光制御可
変値とバックライト調光制御最大可変幅から視覚上の輝
度レベルにおけるバックライト調光制御限界を導き、こ
れを、加算器３２１によって視覚上のバックライト調光
制御限界輝度レベルを求める。
【００２５】次に、逆輝度レベル変換手段３１９によっ
て入力映像信号のオーダーに戻し、最後に入力映像信号
の平均輝度レベルとの差を減算器３２３によって求め、
最終的に１０６リミッタ手段に設定する。
て入力映像信号のオーダーに戻し、最後に入力映像信号
の平均輝度レベルとの差を減算器３２３によって求め、
最終的に１０６リミッタ手段に設定する。
【００２６】次にバックライト調光制御値演算手段２１
１の構成の例は、入力映像信号の平均輝度レベルとγ調
整値を入力することによって、入力映像信号の平均輝度
レベルに対する視覚上の輝度レベルを輝度レベル変換手
段３１４から求める。同様に加算器３１２からダイナミ
ックレンジ拡大後の平均輝度レベルとγ調整値を入力す
ることによって、ダイナミックレンジ拡大後の入力映像
信号の平均輝度レベルに対するダイナミックレンジ拡大
後の視覚上の輝度レベルを輝度レベル変換手段３１４か
ら求める。これを減算器３１５によって、ダイナミック
レンジ拡大前後の視覚上の輝度レベルの差分とし、前記
ダイナミックレンジ拡大後の視覚上の入力映像信号の平
均輝度レベルから単位バックライト調光制御可変値に変
換するために変換手段３１６を用いる。この単位バック
ライト調光制御可変値と前記ダイナミックレンジ拡大前
後の視覚上の輝度レベルの差分から変換器３１７によっ
てバックライト調光制御値を求めバックライト３１８に
設定するものである。
１の構成の例は、入力映像信号の平均輝度レベルとγ調
整値を入力することによって、入力映像信号の平均輝度
レベルに対する視覚上の輝度レベルを輝度レベル変換手
段３１４から求める。同様に加算器３１２からダイナミ
ックレンジ拡大後の平均輝度レベルとγ調整値を入力す
ることによって、ダイナミックレンジ拡大後の入力映像
信号の平均輝度レベルに対するダイナミックレンジ拡大
後の視覚上の輝度レベルを輝度レベル変換手段３１４か
ら求める。これを減算器３１５によって、ダイナミック
レンジ拡大前後の視覚上の輝度レベルの差分とし、前記
ダイナミックレンジ拡大後の視覚上の入力映像信号の平
均輝度レベルから単位バックライト調光制御可変値に変
換するために変換手段３１６を用いる。この単位バック
ライト調光制御可変値と前記ダイナミックレンジ拡大前
後の視覚上の輝度レベルの差分から変換器３１７によっ
てバックライト調光制御値を求めバックライト３１８に
設定するものである。
【００２７】なお、本実施の形態例で説明した液晶表示
装置の例とは別に、変換手段３１４と変換手段３１８、
変換手段３１６と変換手段３２０を其々共通とすること
により装置の効率化、省スペース化を図ることができ
る。
装置の例とは別に、変換手段３１４と変換手段３１８、
変換手段３１６と変換手段３２０を其々共通とすること
により装置の効率化、省スペース化を図ることができ
る。
【００２８】（実施の形態２）以上の実施の形態では、
逆輝度レベル変換手段３１９はγ調整しを考慮に入れた
逆変換テーブルまたは関数の為、処理時間が非常にかか
る。そのため、図４のように逆輝度レベル変換手段３１
９を削除し、その代わりに制御値変換器３１７の結果バ
ックライト調光制御値を（バックライト調光制御最大化
変幅：バックライト調光制御値＝リミッタ設定値：前記
ダイナミックレンジ拡大前後の平均輝度レベルの差分）
の関係式からリミッタ設定値を求める為に、乗算器５２
３と除算の機能を持つ変換器５２４を追加し、さらに最
終的なバックライト調光制御値を求めた後にリミッタ値
を求めるため記憶保持手段５２５を追加することによっ
て、次回の処理まで算出したリミッタ値を保持してい
る。
逆輝度レベル変換手段３１９はγ調整しを考慮に入れた
逆変換テーブルまたは関数の為、処理時間が非常にかか
る。そのため、図４のように逆輝度レベル変換手段３１
９を削除し、その代わりに制御値変換器３１７の結果バ
ックライト調光制御値を（バックライト調光制御最大化
変幅：バックライト調光制御値＝リミッタ設定値：前記
ダイナミックレンジ拡大前後の平均輝度レベルの差分）
の関係式からリミッタ設定値を求める為に、乗算器５２
３と除算の機能を持つ変換器５２４を追加し、さらに最
終的なバックライト調光制御値を求めた後にリミッタ値
を求めるため記憶保持手段５２５を追加することによっ
て、次回の処理まで算出したリミッタ値を保持してい
る。
【００２９】以上の変更によってリミッタ値演算及びバ
ックライト調光制御値演算の処理速度を上げることがで
きる。
ックライト調光制御値演算の処理速度を上げることがで
きる。
【００３０】（実施の形態３）以上の実施の形態ではリ
ミッタの設定値は高輝度側、低輝度側どちらも同じ数値
を用いた近似であったが、前記実施の形態より正確に求
めて設定するのであれば高輝度側、低輝度側それぞれの
処理が必要である。例えば（実施の形態２）（図４）を
基本とすれば、本実施の形態の図５での違いは、リミッ
タを求める手順としては、加算器３１２と減算器６２６
の違いだけで、あとの計算の手順は同じである。つま
り、変換器３１３と変換器６２７、減算器３１５と減算
器６２８、変換器３１７と変換器６２９、逆方向バック
ライト調光制御最大化変幅とバックライト調光制御最大
化変幅、乗算器５２３と乗算器６３０、変換器５２４と
変換器６３１、記憶保持手段５２５と記憶保持手段６３
２、全く同じ経路を作り、図４のリミッタ値算出経路を
正方向、図５で新たに作成したリミッタ値算出経路を逆
方向とし１０６のリミッタ手段に設定することで、より
精度の高いリミッタ制御をすることができる。
ミッタの設定値は高輝度側、低輝度側どちらも同じ数値
を用いた近似であったが、前記実施の形態より正確に求
めて設定するのであれば高輝度側、低輝度側それぞれの
処理が必要である。例えば（実施の形態２）（図４）を
基本とすれば、本実施の形態の図５での違いは、リミッ
タを求める手順としては、加算器３１２と減算器６２６
の違いだけで、あとの計算の手順は同じである。つま
り、変換器３１３と変換器６２７、減算器３１５と減算
器６２８、変換器３１７と変換器６２９、逆方向バック
ライト調光制御最大化変幅とバックライト調光制御最大
化変幅、乗算器５２３と乗算器６３０、変換器５２４と
変換器６３１、記憶保持手段５２５と記憶保持手段６３
２、全く同じ経路を作り、図４のリミッタ値算出経路を
正方向、図５で新たに作成したリミッタ値算出経路を逆
方向とし１０６のリミッタ手段に設定することで、より
精度の高いリミッタ制御をすることができる。
【００３１】
【発明の効果】平均輝度レベルのリミッタを平均輝度レ
ベルとγ調整値から算出することによって、常に入力映
像信号の平均輝度レベルとγ調整値を考慮に入れた最適
なバックライトの駆動を行うことが可能となり、γ調整
値、平均輝度レベルとバックライト特性の不整合性によ
るシーンのパカツキや、ダイナミックレンジの必要以上
な拡大の抑制を解消することができる。
ベルとγ調整値から算出することによって、常に入力映
像信号の平均輝度レベルとγ調整値を考慮に入れた最適
なバックライトの駆動を行うことが可能となり、γ調整
値、平均輝度レベルとバックライト特性の不整合性によ
るシーンのパカツキや、ダイナミックレンジの必要以上
な拡大の抑制を解消することができる。
【図１】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
一例であるブロック図
一例であるブロック図
【図２】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
他の例であるブロック図
他の例であるブロック図
【図３】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
他の例であるブロック図
他の例であるブロック図
【図４】本発明の実施の形態２における液晶表示装置の
一例であるブロック図
一例であるブロック図
【図５】本発明の実施の形態３における液晶表示装置の
一例であるブロック図
一例であるブロック図
【図６】従来例の液晶表示装置の一例であるブロック図
１０１ 最大、最小、平均輝度レベル検出手段
１０２，３２２，５２３，６３０ 乗算器
１０３，３１２，３２１ 加算器
１０４ ゲイン算出手段
１０５ オフセット算出手段
１０６ リミッタ手段
１０７ 液晶パネル
１０８ バックライト
１０９ ＭＰＵ等の演算デバイス
２１０ リミッタ値演算手段
２１１ バックライト調光制御値演算手段
３１３，３１４，３１８，６２７ 輝度レベル変換手段
３１５，３２３，６２６，６２８ 減算器
３１６ バックライト調光制御値演算手段
３１７，３２０，５２４，６２９，６３１ ２つの入力
の比を求める変換器 ３１９ 輝度レベル逆変換器 ５２５，６３２ 記憶手段
の比を求める変換器 ３１９ 輝度レベル逆変換器 ５２５，６３２ 記憶手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ
Ｇ０９Ｇ 3/34 Ｇ０９Ｇ 3/34 Ｊ
Ｈ０４Ｎ 5/66 １０２ Ｈ０４Ｎ 5/66 １０２Ｂ
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G09G 3/00 - 3/38
G02F 1/133
H04N 5/66 - 5/74
G09F 9/00
Claims (6)
- 【請求項１】 入力映像信号の最大、最小、平均輝度レ
ベルを用いて入力映像信号のダイナミックレンジを拡大
し、その拡大前の平均輝度レベルと拡大後の平均輝度レ
ベルの差分をバックライト調光制御によって補償する液
晶表示装置であって、前記バックライト調光制御に対す
るバックライト調光制御可変幅に制限をつけるリミッタ
を前記拡大前の平均輝度レベルと液晶パネルの輝度特性
を示すγ調整値から求め、前記入力映像信号のフレーム
毎に前記γ調整値の補正をしたリミッタ値を設定するこ
とを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】 入力映像信号の最大、最小、平均輝度レ
ベルを用いて入力映像信号のダイナミックレンジを拡大
し、その拡大前の平均輝度レベルと拡大後の平均輝度レ
ベルの差分をバックライト調光制御によって補償する液
晶表示装置であって、前記拡大前の平均輝度レベルと液
晶パネルの輝度特性を示すγ調整値とバックライト調光
制御最大可変幅からバックライト調光制御値に対するリ
ミッタ値を求めるリミッタ値演算手段と、前記拡大後の
平均輝度レベル、前記拡大前の平均輝度レベル、前記γ
調整値から前記バックライト調光制御値を求めるバック
ライト調光制御値演算手段と、前記リミッタ値演算手段
の結果より前記拡大後の平均輝度レベルの可変幅を制限
するリミッタ手段を備えたことを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項３】 バックライト調光制御は、γ調整値及び
拡大前の平均輝度レベル、拡大後の平均輝度レベルから
算出された液晶パネルの視覚上の輝度レベルの変位と、
前記拡大前の平均輝度レベルに基づいた視覚上の輝度レ
ベルから算出された視覚上の輝度に対する単位バックラ
イト調光制御値とを用いて行われ、リミッタは、前記バ
ックライト調光制御の結果と、前記拡大後の平均輝度レ
ベルと前記拡大前の平均輝度レベルの差分値と、バック
ライト調光制御最大可変幅とから計算されることを特徴
とする請求項１記載の液晶表示装置。 - 【請求項４】 拡大前の平均輝度レベル及びγ調整値か
ら視覚上の液晶パネルからの輝度レベルを求める第一の
輝度レベル変換手段と、拡大後の平均輝度レベル及びγ
調整値から視覚上の液晶パネルからの輝度レベルを求め
る第二の輝度レベル変換手段と、前記第二の輝度レベル
変換手段の結果と前記第一の輝度レベル変換手段の結果
との差分を求める第一の差分手段と、前記第一の輝度レ
ベル変換手段の結果から単位バックライト調光制御値を
求める単位バックライト調光制御値演算手段と、前記第
一の差分手段の結果と前記単位バックライト調光制御演
算手段の結果を用いてバックライト調光制御値を求める
バックライト調光値演算手段とから構成される前記バッ
クライト調光制御手段と、前記拡大後の平均輝度レベル
と前記拡大前の平均輝度レベルの差分値とバックライト
調光制御最大可変幅と前記バックライト調光制御値演算
手段の結果とからリミッタ値を求める前記リミッタ値演
算手段の結果を保持する第一の記憶手段とから構成され
ることを特徴とする請求項２記載の液晶表示装置。 - 【請求項５】 γ調整値、拡大前の平均輝度レベル及び
拡大後の平均輝度レベルから算出された逆方向液晶パネ
ルの視覚上の輝度レベルの変位と前記視覚上の輝度に対
する単位バックライト調光制御値とから求められる逆方
向リミッタ値の演算と前記リミッタ値の演算から構成さ
れる正負別リミッタ演算を加えたことを特徴とする請求
項３記載の液晶表示装置。 - 【請求項６】 拡大前の平均輝度レベルと拡大後の平均
輝度レベルの差分を求める第二の差分手段と、前記第二
の差分手段の結果から視覚上の液晶パネルからの輝度レ
ベルを求める第三の輝度レベル変換手段と、前記第三の
輝度レベル変換手段の結果と前記第一の輝度レベル変換
手段の結果との差分を求める第三の差分手段と、前記第
三の差分手段の結果と単位バックライト調光制御値演算
手段の結果から逆方向バックライト調光制御値を求める
逆方向バックライト調光制御値演算手段と、前記逆方向
バックライト調光制御値演算手段の結果と前記拡大前の
平均輝度レベルと前記拡大後の平均輝度レベルの差分と
逆方向バックライト調光制御最大化変幅とから逆方向リ
ミッタ値を求める逆方向リミッタ値演算手段と、前記逆
方向リミッタ値演算手段の結果を保持する第二の記憶手
段とから構成される請求項４記載の液晶表示装置。
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