JP3486768B2 - フラッシュバルブのピストン部構造 - Google Patents
フラッシュバルブのピストン部構造Info
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Description
ピストン部構造に関するものである。
ピストン部を構成するピストン上部カバーに、ニードル
キャップをネジで締め付けて取り付けており、ニードル
キャップの下側にニードルパッキンが設けられ、さらに
下側に制御弁室が形成されたものとなっているが、水圧
が高い場合に、制御弁室側からの高圧によりニードルキ
ャップが外れてしまい、これによりピストン部が上昇せ
ず、フラッシュバルブの洗浄不良が生ずるという問題点
があった。
点に鑑み案出したものであって、高圧条件下においても
ニードルパッキンが外れることがなく、洗浄不良が生ず
ることもなく、また、接着剤が制御弁室内にはみ出すこ
とのないフラッシュバルブのピストン部構造を提供せん
ことを目的とし、その第1の要旨は、ピストン部を構成
するピストン上部カバー内には制御弁室が形成され、該
制御弁室内には上下動可能にニードル弁が配設され、前
記制御弁室の上面側には、前記ニードル弁が当接するニ
ードルパッキンがその外周側下面を前記ピストン上部カ
バーに当接させて設けられ、該ニードルパッキンの上面
に、ニードルキャップが前記ピストン上部カバーに固設
されて当接されるフラッシュバルブのピストン部構造に
おいて、前記ニードルキャップを前記ピストン上部カバ
ーに接着するとともに、前記ニードルパッキンの上下面
の前記ニードルキャップと前記ピストン上部カバーが当
接する位置に、接着剤が前記制御弁室側へ流れ込むのを
防ぐビードを突出形成させたことである。また、第2の
要旨は、前記ビードは、前記ニードル弁の外周よりも外
側に形成されていることである。また、第3の要旨は、
前記ビードは、前記ニードル弁の外周より内側にも形成
されていることである。
する。図1は、フラッシュバルブの全体構成図であり、
フラッシュバルブ1の流入口2の上流側には止水弁3が
配置されており、また、フラッシュバルブ1の流出口4
の下流側にはバキュームブレーカ5が配設されたものと
なっており、フラッシュバルブ1の内部には、主弁座6
に対し上下方向へ開閉可能にピストン部7が配設され
て、ピストン部7の上部は圧力室8となっており、この
圧力室8の上方側に本体カバー9が取り付けられ、本体
カバー9の中央部には、上端を上方へ突出してスピンド
ル10が設けられており、このスピンドル10はドライ
バー等で外側より上下方向へ螺進退させて調節でき、ス
ピンドル10の調節によりフラッシュバルブ1の流出口
4からの吐水量を調整することができるように構成され
ており、本体カバー9の上面側には吐水量を表示した水
量表示シール11が貼着されている。
って説明すると、ピストン部7は、ピストン下部カバー
12とピストン上部カバー13が螺合状に一体化され
て、内部には、起動弁パッキン25に当接されて起動弁
14が配置され、この起動弁14から垂下状に起動弁軸
14aが摺動部材16内に摺動可能に配置されており、
起動弁14の上面にはスプリング15が設けられて、こ
のスプリング15の付勢力により常には起動弁14は起
動弁パッキン25に押し付けられて閉止された状態とな
っている。なお、起動弁14の外周側には、起動弁14
の外周が引っ掛かったり、起動弁14が傾いたりするの
を防ぐために、起動弁カバー17が配置されており、こ
の起動弁カバー17は、ピストン上部カバー13をピス
トン下部カバー12に螺合させた状態で、ピストン上部
カバー13により固定されたものとなっている。また、
起動弁14に向かって上方側の前記圧力室8と連通状に
水抜孔18が複数形成されている。
27が形成され、この制御弁室27内には、ニードル弁
19が上下動可能に配置されており、ニードル弁19の
中央部から上方へ突出するニードル弁軸19aが、上方
のニードルパッキン20及びニードルキャップ21の中
央部を通り上方へ延びており、ニードルパッキン20の
上面はニードルキャップ21により閉止されたものとな
っている。また、制御弁室27に一端を連通し、他端側
を流入口2側に連通して、バイパス路22が横方向に貫
通形成されており、このバイパス路22に交差して、上
方へ向かって小径の小通路23が形成されており、この
小通路23の上端は前記圧力室8に連通されたものとな
っている。
26が操作されると、起動弁軸14aが押されて、起動
弁14がピストン部7内で傾斜され、これにより起動弁
14と起動弁パッキン25間に隙間が生じて、前記圧力
室8内に封入されていた水が水抜孔18を通り、開かれ
た起動弁14を通って流出口4側へ放出され、これによ
り、圧力室8内の圧力が流入口2側の水圧よりも低くな
ると、水圧によりピストン部7全体が上昇し、ピストン
部7の下面側に設けられた主弁24が主弁座6から離
れ、これにより流入口2から流出口4へ向かって水の流
出が開始されて、便器側へ洗浄水が供給されるものであ
る。
22を通り水圧がニードル弁19を上方へ押し上げ、ニ
ードル弁19がニードルパッキン20に当接して閉止さ
れることとなる。ピストン部7が上昇していくに従い、
スプリング15の付勢力により起動弁14が起動弁パッ
キン25に押し付けられて起動弁14が閉止され、この
起動弁14が閉止される直前には、前記ニードル弁軸1
9aの上端が前記スピンドル10の底面に当接して、こ
れによりニードル弁19がニードルパッキン20から離
れて下方側へ押圧され開かれることとなる。
れると降下し始め、前記圧力室8内へは、開かれたニー
ドル弁19を介しバイパス路22を通して、また小通路
23を通して水が流入され、圧力室8内には急激に水が
流入されて、これによりピストン部7は急速に下降する
こととなる。そして、ニードル弁軸19aがスピンドル
10との当接状態から外れると、ニードル弁19はバイ
パス路22からの水圧により押し上げられて、ニードル
パッキン20に当接して完全に閉じられることとなり、
これ以降は、圧力室8内には小通路23のみを通り、少
量の水がゆっくりと流入されるため、ピストン部7はゆ
っくりと下降し続け、遂にはピストン部7の主弁24が
主弁座6に当接して閉じられて水の流れが停止される。
0は、図3に拡大図で、また、図4において平面図で示
すような構造となっており、ニードルパッキン20の上
面及び下面には、外周側に外側ビード20aが、また、
内側に内側ビード20bがそれぞれ突出形成されてお
り、外側ビード20aは、前記ニードル弁19の外周よ
りも外側となる位置に形成されたものとなっており、ま
た、前記内側ビード20bは、ニードル弁19の外周よ
りも内側となる位置に形成されたものとなっている。
1は、ピストン上部カバー13に対し接着剤を介して強
固に固定されており、接着剤を用いることにより高圧条
件下においてもニードルキャップ21が外れることのな
いように構成されている。即ち、従来では、高水圧がバ
イパス路22から制御弁室27に作用すると、高圧によ
りニードルキャップ21がピストン上部カバー13から
外れてしまい、ピストン部7が上昇しなくなって、洗浄
不良が生じてしまうことがあったので、このような不具
合をなくするために、ニードルキャップ21が高圧条件
下でも外れることのないように、接着剤で固定したもの
である。
て制御弁室27側へ侵入すると、ニードル弁19の作動
不良等が発生する恐れがあるため、前記ニードルパッキ
ン20の外側ビード20aにより、接着剤の制御弁室2
7側へのはみ出しを確実に防ごうとするものであり、ニ
ードルパッキン20は裏表を逆にして取り付けても大丈
夫なように、上下面にそれぞれ外側ビード20aと内側
ビード20bが形成されたものである。
れる外側ビード20aが、接着剤の漏れを防ぐ役目を果
たすこととなり、上面側の内側ビード20bが、水漏れ
を確実に防ぐ役割を果たすものとなる。また、下面側に
配置される外側ビード20aは、接着剤と水を防ぐ役割
を果たし、また、下面側に配置される内側ビード20b
は、ニードル弁19の外周の内側に位置するために、ニ
ードル弁19が確実にこの内側ビード20bに当接し
て、ニードル弁19の閉止状態の止水機能を確実なもの
とすることができるものである。
ン上部カバー内には制御弁室が形成され、該制御弁室内
には上下動可能にニードル弁が配設され、前記制御弁室
の上面側には、前記ニードル弁が当接するニードルパッ
キンがその外周側下面を前記ピストン上部カバーに当接
させて設けられ、該ニードルパッキンの上面に、ニード
ルキャップが前記ピストン上部カバーに固設されて当接
されるフラッシュバルブのピストン部構造において、前
記ニードルキャップを前記ピストン上部カバーに接着す
るとともに、前記ニードルパッキンの上下面の前記ニー
ドルキャップと前記ピストン上部カバーが当接する位置
に、接着剤が前記制御弁室側へ流れ込むのを防ぐビード
を突出形成させたことにより、高圧条件下においてもニ
ードルキャップが外れることがなく、従来のような洗浄
不良が生ずることをなくすことができ、また、ニードル
パッキンにはビードが形成されているため、接着剤が制
御弁室側へ流れ込むことがなく、ニードル弁の機能を阻
害することがない。
周よりも外側に形成されていることにより、ニードル弁
の外側で確実に接着剤を防ぎ、良好にニードル弁を機能
させることができる効果を有する。
周より内側にも形成されていることにより、内側のビー
ドにニードル弁が当接して、ニードル弁の閉止状態の止
水機能を確実なものとすることができる効果を有する。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ピストン部を構成するピストン上部カバ
ー内には制御弁室が形成され、該制御弁室内には上下動
可能にニードル弁が配設され、前記制御弁室の上面側に
は、前記ニードル弁が当接するニードルパッキンがその
外周側下面を前記ピストン上部カバーに当接させて設け
られ、該ニードルパッキンの上面に、ニードルキャップ
が前記ピストン上部カバーに固設されて当接されるフラ
ッシュバルブのピストン部構造において、前記ニードル
キャップを前記ピストン上部カバーに接着するととも
に、前記ニードルパッキンの上下面の前記ニードルキャ
ップと前記ピストン上部カバーが当接する位置に、接着
剤が前記制御弁室側へ流れ込むのを防ぐビードを突出形
成させたことを特徴とするフラッシュバルブのピストン
部構造。 - 【請求項2】 前記ビードは、前記ニードル弁の外周よ
りも外側に形成されていることを特徴とする請求項1に
記載のフラッシュバルブのピストン部構造。 - 【請求項3】 前記ビードは、前記ニードル弁の外周よ
り内側にも形成されていることを特徴とする請求項2に
記載のフラッシュバルブのピストン部構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17906099A JP3486768B2 (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | フラッシュバルブのピストン部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17906099A JP3486768B2 (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | フラッシュバルブのピストン部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001012619A JP2001012619A (ja) | 2001-01-16 |
JP3486768B2 true JP3486768B2 (ja) | 2004-01-13 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17906099A Expired - Fee Related JP3486768B2 (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | フラッシュバルブのピストン部構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3486768B2 (ja) |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP17906099A patent/JP3486768B2/ja not_active Expired - Fee Related
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