JP3486722B2 - フライスユニット - Google Patents

フライスユニット

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JP3486722B2
JP3486722B2 JP08668095A JP8668095A JP3486722B2 JP 3486722 B2 JP3486722 B2 JP 3486722B2 JP 08668095 A JP08668095 A JP 08668095A JP 8668095 A JP8668095 A JP 8668095A JP 3486722 B2 JP3486722 B2 JP 3486722B2
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秀夫 内田
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内田工機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、工場に設置したダイカ
スト鋳造機、プレス機等に対する精度の更新加工を現場
で行うようにコンパクト化して搬送可能とし、且つ大ト
ルクを発揮する油圧ユニットを着脱自在に装着するよう
にしたフライスユニットに関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、図5に示すようなダイカスト
鋳造機が使用されている。この装置は、ベッド51上に
固定された固定盤52とトグル機構53を介してシリン
ダ54により移動する可動盤55を備え、固定盤52と
可動盤55との間に付設された金型(不図示)に射出シ
リンダ56から注湯して、所定の製品を鋳造するもので
ある。 【0003】このようなダイカスト鋳造機は、固定盤5
2と可動盤55が金型の押圧力を支持しているため、経
年使用によって固定盤52と可動盤55の盤面52a、
55aが変形する。従って、製品の精度向上のために、
金型を取りはずして盤面52a、55aの面精度を更新
し、また互いの平行度を更新するための面削加工を行う
必要がある。 【0004】また、トグル機構53のトグルピン穴53
a、ブッシュ穴等の更新をするための穴ぐり加工を行う
必要がある。 【0005】この場合、ダイカスト鋳造機は全重量が1
0トン乃至50トンあるため、工場から移動するのは到
底不可能であり、また固定盤52または可動盤55だけ
でもそれぞれ4トン乃至8トンの重量があるため、これ
を取り外して加工するのは到底困難である。従って、上
記の加工を行うには、ダイカスト鋳造機が据え付けられ
た現場にフライスユニットを搬入して行う必要がある。 【0006】上記のような事情は、図6に示す熱間鍛造
プレス機、或は図7に示すロール鍛造機においても同様
である。 【0007】図6の熱間鍛造プレス機においては、ラム
56とテーブルヘッド57の面精度を更新し、または相
互の平行度を更新する必要がある。ところが、熱間鍛造
プレス機自体の重量は100トン乃至800トンあり、
ラム56またはテーブル57は3トン乃至28トンの重
量を有するため、上記のようにフライスユニットを現場
に搬入して面削加工を行う必要が生じる。 【0008】また、図7のロール鍛造機においては、ロ
ール58に設けられたキー溝59の精度更新を行う必要
があるが、このロール鍛造機もまた大重量を有するため
に、上記同様に、フライスユニットを現場に搬入して溝
加工を行う必要がある。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、上記
のような面削加工、穴ぐり加工、溝加工等を行うための
フライスユニットとしては、コンパクト化のために駆動
源として電動モータを使用していた。ところが、この電
動モータではトルクが低く、加工能力に限度があった。 【0010】例えば、上記の図6に示した熱間鍛造プレ
ス機においては、ラム56とテーブルヘッド57に設け
られたネジ穴60はM70ミリにされているが、従来の
ように電動モータを用いた穴ぐり加工ではM30ミリが
限度であるため、この電動モータでは熱間鍛造プレス機
のねじ切り修正を行うのは不可能であった。 【0011】また、電動モータを使用すると、制御のた
めのコード接続が煩雑であり、また種々の電気的トラブ
ルが発生しやすいため、従来から電動モータはフライス
ユニットに固定して使用するのが通常である。 【0012】従って、被加工物に対して一台のフライス
ユニットを設置し、このフライスユニットでX、Y、Z
方向の加工を行う場合、刃具を送り移動する方向ごとに
取付ける必要があり、これがフライスユニットのコンパ
クト化の支障となっていたのである。 【0013】本発明は、上記の事情に鑑みて成されたも
ので、油圧モータの使用によって加工に必要な駆動トル
クを確保すると共に、フライスユニットのコンパクト化
を実現し、さらには少ないモータ台数で駆動することが
できるフライスユニットを提供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明のフライスユニットは、ベースプレートに
送り機構を介してフライスヘッドが設けられたフライス
ユニットにおいて、前記送り機構は送りネジを有し、該
送りネジの外方に突出された取付端子に油圧モータが着
脱自在に接続され、前記フライスヘッドに設けられた油
圧モータにはカセット式刃具が取替え自在に連結され、
前記送り機構を回転駆動する油圧モータと前記カセット
式刃具を回転駆動する油圧モータとが別置きされた油圧
ユニットに対してホースを介して着脱自在に接続された
ことを特徴としている。 【0015】 【作用】上記の構成により、送り機構とカセット式刃具
は油圧モータによって回転駆動される。油圧モータは送
りネジの外方に突出された取付端子に対して着脱自在に
取り付けられると共に、油圧ユニットに対してホースを
介して接続されるため、油圧モータの取り付け取り外し
が容易であり、油圧モータの作動及びトルク調整は油圧
ユニット側の制御によって行うことができる。 【0016】このように、油圧ユニットの取付け、取り
外しが非常に容易であり、例えば一台の油圧モータを各
送りネジごとに取り替えて、カセット式刃具を所定の加
工位置に設定することができるため、少数の油圧モータ
の使用によって刃具の送り移動及び回転駆動が可能とな
る。 【0017】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。 【0018】図1は本発明によるフライスユニットの実
施例1を示す全体斜視図である。図2は本発明によるフ
ライスユニットの実施例2を示す全体斜視図である。図
3は本発明によるフライスユニットの実施例3を示す全
体斜視図である。図4は本発明によるフライスユニット
の実施例4を示す全体斜視図である。 【0019】(実施例1)この実施例のフライスユニッ
トは、カセット式刃具7を備えたフライスヘッド3を
X、Y、Z方向に直線移動する三軸移動を可能とすると
共に、フライスヘッド3を回転四方向に移動することを
可能とするものである。 【0020】図1において、フライスヘッド3をX方向
に移動するための送り機構2は、長尺のベースプレート
1に沿って一対のX方向ガイド部材10、10が互いに
平行に固設され、ベースプレート1とX方向ガイド部材
10、10の両端が挟持部材11、11により固定さ
れ、X方向ガイド部材10、10に沿ってX方向送りネ
ジ4(4X)が挟持部材11、11に対して回動自在に
設けられると共に、X方向送りネジ4(4X)の端部に
断面矩形の取付端子4aが挟持部材11の外方に突出し
た状態にされている。 【0021】このようなX方向ガイド部材10、10は
一対で断面蟻形を成し、この蟻形に嵌合するX方向往復
台13がガイド部材10、10に対して摺動自在に嵌合
され、X方向往復台13の下面にはX方向送りネジ4
(4X)に螺合する雌ネジ(不図示)が形成され、これ
らが互いに噛合した状態にされている。 【0022】このような構成により、上記のX方向送り
ネジ4(4X)の取付端子4aに油圧モータ5(二点鎖
線で示す)を着脱自在に取り付け、X方向送りネジ4
(4X)を正逆いずれかの方向に回転することによっ
て、上記のX方向往復台13をX方向送りネジ4(4
X)の有効幅だけX方向に往復移動させることができ
る。 【0023】また、フライスヘッド3をZ方向に移動す
るための機構は、上記のX方向往復台13の上面に沿っ
て直角方向に断面蟻形に形成されたZ方向ガイド部材1
4、14が固設され、このZ方向ガイド部材14、14
の長手方向に沿ってZ方向送りネジ4(4Z)が設けら
れ、Z方向ガイド部材14、14の両端に固定された挟
持部材16、16に対してZ方向送りネジ4(4Z)が
回動自在に設けられ、このZ方向送りネジ4(4Z)の
一端に固設された断面矩形の取付端子4aが片側の挟持
部材16の外方に突出した構成とされている。 【0024】そして、Z方向ガイド部材14に対してZ
方向往復台17が摺動自在に嵌合され、このZ方向往復
台17の内側には、Z方向送りネジ4(4Z)に螺合す
る雌ネジ(不図示)が形成されて互いに噛合した状態に
されている。 【0025】このような構成により、油圧モータ5をZ
方向送りネジ4(4Z)の取付端子4aに接続し、Z方
向送りネジ4(4Z)を正逆いずれかの方向に回転する
ことによって、Z方向往復台17をZ方向送りネジ4
(4Z)の有効幅だけZ方向に往復移動させることがで
きる。 【0026】また、フライスヘッド3をY方向に移動す
るための送り機構2は、Z方向往復台17の上面におい
て四本のガイド棒19、19…が正方形状に互いに平行
に突出固設され、これらのガイド棒19、19…に対し
てフライスヘッド3が摺動自在に枢設されたうえ、ガイ
ド棒19、19…の端部が保持盤18によって固定され
て成り、フライスヘッド3内に設けられた不図示の雌ネ
ジに噛合するY方向送りネジ4(4Y)から突出させた
取付端子4aに油圧モータ5を接続して駆動することに
より、フライスヘッド3をY方向に往復移動することが
できる。 【0027】さらに、上記のY方向送り機構2におい
て、ガイド棒19、19…から保持盤18を取り外して
フライスヘッド3を抜き出し、該フライスヘッド3の刃
具7の位置を四方向のうちの所望方向7’に向けた状態
でガイド棒19、19…に挿入し、さらにガイド棒1
9、19…の端子に対して保持盤18を再び固着するこ
とにより、フライスヘッド3を回転四方向に移動するこ
とができる。図中の回転方向の矢印は、この意味で示し
てある。 【0028】フライスヘッド3の側面の反対側にはカセ
ット式刃具7と油圧モータ6が着脱自在に設けられてい
る。即ち、フライスヘッド3内に設けられた連結軸(二
点鎖線20で示す)の各端子がフライスヘッド3の側面
の反対側に突出され、この連結軸20の一端に対して油
圧モータ6を着脱自在に固定すると共に、連結軸20の
他端にカセット式刃具7を六角ボルト7aによって固定
することができる。 【0029】このカセット式刃具7としては通常のフラ
イス刃を使用することができ、各種のカセット式刃具7
に取り替えることにより、種々の削り加工を行うことが
できる。 【0030】これらの油圧モータ5、6は別置きされた
油圧ユニット(不図示)から導かれたホースのカプラー
(不図示)によって接続され、油圧ユニットからの油の
入り、出、戻りの調整によって油圧モータ5、6の駆動
及びトルク調節を行うことができる。 【0031】なお、上記のベースプレート1の底面に電
磁マグネットを設けることにより、ベースプレート1を
被加工面の所定位置に固着して各種の削り加工を行うこ
とができる。 【0032】上記の構成において、油圧モータ5、6は
すべて外方に突出した送りネジ4の取付端子4aまたは
カセット式刃具7の取付端子に着脱自在に取り付けるこ
とができる。従って、各往復台13、17またはフライ
スヘッド3の送り移動の際に、各送りネジ4(4X、4
Y、4Z)を駆動する油圧モータ5を交換式に着脱する
ことが容易にでき、またカセット式刃具7を回転駆動す
るため油圧モータ6を固定式にすれば、一台のフライス
ユニットに対して二台の油圧モータ5、6でフライスヘ
ッド3の送り移動とカセット式刃具7の回転駆動が可能
である。 【0033】上記のフライスユニットにおいては、ベー
スプレート1を電磁マグネット等によって所定位置に固
定した後、各取付端子4aに油圧モータ5を付け替える
ことによって、カセット式刃具7の位置をX、Y、Z方
向の所定位置に移動することができるため、複雑な配線
を有していた電動モータの場合のように所定位置に常設
したのではなく、簡易に取付け位置を変更し、油圧ユニ
ット側の制御によってホースを介して油圧モータ5、6
の回転、停止、トルク調整を行うことが可能となる。 【0034】また、この油圧モータ5、6は電動モータ
よりも大きなトルクが得られるため、従来の電動モータ
では不可能であった削り加工を行うことが可能となる。 【0035】(実施例2)この実施例のフライスユニッ
トは、フライスヘッド3をX、Y、Z方向に往復移動
し、また回転ヘッド23を回転することにより、カセッ
ト式刃具7をZ方向に往復移動する幅を広げることがで
きる。 【0036】図2において、ベースプレート1の底面に
電磁マグネットを設けることにより、ベースプレート1
を被加工面の所定位置に固定するようにしてある。ベー
スプレート1の上面に固設された断面蟻形のX方向ガイ
ド部材10、10はその両端が挟持部材11、11によ
って固定され、挟持部材11、11間にX方向ガイド部
材10、10に沿ってX方向送りネジ4(4X)が回動
自在に設けられ、X方向往復台21がX方向ガイド部材
10、10に沿って摺動移動するように嵌合されてい
る。 【0037】また、X方向往復台21の下面に設けられ
た雌ネジ(不図示)がX方向送りネジ4(4X)に噛合
され、このX方向送りネジ4(4X)から突出した取付
端子4aに油圧モータ5が着脱自在に取り付けられるこ
とにより、油圧モータ5を回転駆動してX方向往復台2
1をX方向ガイド部材10、10に沿ってX方向に移動
させることができる。 【0038】X方向往復台21は両端にフランジ部21
a、21aが突出され、これらのフランジ部21a、2
1aに支持棒22、22が並列に固設され、支持棒2
2、22に対してフライスヘッド3が摺動自在に設けら
れると共に、フライスヘッド3に貫通したZ方向送りネ
ジ4(4Z)が片側のフランジ部21aから突出されて
該突出部に取付端子4aが設けられている。また、Z方
向送りネジ4(4Z)がフライスヘッド3内の雌ネジに
噛合されたことにより、取付端子4aに油圧モータ5を
着脱自在に取り付けて駆動すると、フライスヘッド3を
Z方向に往復移動することができる。 【0039】フライスヘッド3の上面には回転盤24が
中心軸4(4Y)を中心として回動自在に設けられ、こ
の中心軸4(4Y)に対してフライスヘッド3の側部に
貫通した送りネジ4(4C)が内蔵したギヤ機構により
連結され、その取付端子4aに油圧モータ5を接続して
駆動することにより、回転盤24及びこの回転盤24に
設けられた後述する回転ヘッド23を中心軸4(4Y)
周りに回転することができる。 【0040】回転盤24の上面には上端が保持板26で
固定された三本のガイド部材25が立設され、回転ヘッ
ド23がこれらのガイド部材25、25…に摺動自在に
設けられると共に、回転ヘッド23の中心孔内に設けら
れた雌ネジに上記の中心軸4(4Y)の外周に設けられ
た雄ネジが噛合され、さらに中心軸4(4Y)の上方突
出部に取付端子4aが設けられることにより、この取付
端子4aに油圧モータ5を着脱自在に取り付け、該油圧
モータ5を駆動することにより、回転ヘッド23をY方
向に往復移動することができる。 【0041】さらに、回転ヘッド23は水平一方向に延
出された形状を有し、この延出部23aの下面に対して
油圧モータ6の回転軸がガイド棒25と同方向に突出さ
れ、延出部23aの上面に突出された油圧モータ6の回
転軸に対してカセット式刃具7が六角ボルト7aによっ
て取り替え可能に固設されている。 【0042】このフライスユニットにおいても、実施例
1と同様に、送りネジ4(4X、4Y、4Z、4C)を
回転駆動する油圧モータ5とカセット式刃具7を回転駆
動する油圧モータ6に対して別置きの油圧ユニットから
導かれたホースを接続し、この油圧ユニットの操作によ
って油圧モータ5、6の回転、停止、トルク調節を行う
ことができる。 【0043】特に、この実施例2のフライスユニットに
よれば、回転ヘッド23を回転してカセット式刃具7を
水平方向に回転することにより、カセット式刃具7のZ
方向への移動幅を拡大することができる。 【0044】(実施例3)この実施例のフライスユニッ
トは、フライスヘッド3をX、Y、Z方向に直線往復移
動可能な三軸移動を可能とすると共に、X−Y平面とY
−Z平面に回転移動可能な機構を備えている。 【0045】図3に示すように、ボルトまたは電磁マグ
ネットにより被加工面に固定される二つのベースプレー
ト1、1が離間して設けられ、それぞれのベースプレー
ト1、1には支持部材31、31が設けられ、両側の支
持部材31、31間にX方向ガイド部材32が回動自在
に枢設されている。 【0046】このX方向ガイド部材32は両側に凸状の
軌條32aを備え、該軌條32aに嵌合するX方向往復
台33が摺動自在に設けられている。 【0047】一方の支持部材31(図3の遠方側)には
X方向ガイド部材32に連結された油圧モータ5が設け
られ、この油圧モータ5の回転駆動によってX方向ガイ
ド部材32を両側の支持部材31、31間で回転させる
ことができる。 【0048】また、他方の支持部材31(図3の手前
側)には取付端子4aが突出され、X方向ガイド部材3
2の下面に送りネジ(不図示)が枢設され、取付端子4
aの回転駆動により送りネジが回転するようにされてい
る。 【0049】さらに、X方向往復台33の内側に送りネ
ジに噛合された雌ネジ(不図示)が設けられ、取付端子
4aに接続される油圧モータ5の回転駆動によって送り
ネジが回転することにより、X方向往復台33をX方向
ガイド部材32に沿ってX方向に往復移動することがで
きる。 【0050】X方向往復台33の上面には、直交方向に
クロスしたY方向往復台34が一体的に固設され、この
Y方向往復台34に対してY方向ガイド部材35の両側
に設けられた凸状軌條35aが摺動自在に嵌合されるこ
とにより、Y方向往復台34に対してY方向ガイド部材
35がY方向に往復移動することができる。 【0051】そして、このY方向ガイド部材35の下面
にも送りネジ(不図示)が回動自在に枢設され、この送
りネジがY方向往復台34の下面に設けられた雌ネジ
(不図示)に噛合されると共に、送りネジがY方向ガイ
ド部材35の端子に設けられたギア機構(不図示)を介
して取付端子4aと連結され、該取付端子4aに油圧モ
ータ5を接続し駆動することにより、Y方向ガイド部材
35をY方向往復台34に沿ってY方向に往復移動する
ことができる。 【0052】また、Y方向ガイド部材35の端子にはこ
のY方向ガイド部材35を回転させる油圧モータ6が着
脱自在に固設されている。Y方向ガイド部材35の他端
にはZ方向ガイド部材36がZ方向に固設され、該Z方
向ガイド部材36の両側に設けられた凸状軌條36aに
嵌合するフライスヘッド3が摺動自在に設けられ、Z方
向ガイド部材36の背面に沿って枢設された送りネジと
フライスヘッド3の内側に設けられた雌ネジ(不図示)
が噛合された構成により、送りネジの取付端子4aに油
圧モータ5を接続し駆動すると、該送りネジが回動され
てフライスヘッド3をZ方向ガイド部材36に沿ってZ
方向に往復移動することができる。 【0053】フライスヘッド3の先端には下方に向けて
カセット式刃具7が取替え自在に設けられ、フライスヘ
ッド3の反対面にはカセット式刃具7を回転駆動する油
圧モータ6が上方に突出した取付端子4aに対して着脱
自在に設けられている。 【0054】このフライスユニットにおいても、送りネ
ジ4(4X、4Y、4Z)を回転駆動する油圧モータ5
とカセット式刃具7を回転駆動する油圧モータ6に対し
て別置きの油圧ユニットから導かれたホースを接続し、
この油圧ユニットの操作によって油圧モータ5、6の回
転、停止、トルク調節を行うことができる。 【0055】(実施例4)この実施例のフライスユニッ
トは、油圧モータ6の軸芯に対してカセット式刃具7の
軸芯を偏心した機構を備えている。 【0056】図4において、離間した二つのベースプレ
ート1、1’がボルト締結または電磁マグネットによっ
て被加工面に固着可能とされ、各ベースプレート1、
1’には同一方向に送りネジ4X、4X’が枢設され、
各送りネジ4X、4X’の端子には油圧モータ5を接続
する取付端子4a、4a’が突出されている。 【0057】また、各ベースプレート1、1’には蟻形
のX方向ガイド部材10、10が固設され、これらのX
方向ガイド部材10、10の両端が挟持部材11、11
によって固設されている。 【0058】ベースプレート1側において、このベース
プレート1の両側に固設された挟持部材11、11間に
は断面蟻形のX方向ガイド部材10、10が固設され、
これらのX方向ガイド部材10、10にはフライスヘッ
ド3が摺動自在に嵌合されると共に、挟持部材11、1
1に対して回動自在に設けられたX方向送りネジ4(4
X)にフライスヘッド3の下面に設けられた雌ネジ(不
図示)が噛合され、X方向送りネジ4(4X)の端部に
は片側の挟持部材11から突出された取付端子4aが設
けられている。 【0059】また、ベースプレート1’側において、ベ
ースプレート1’の両側に固設された挟持部材11、1
1間には断面蟻形のX方向ガイド部材10、10が固設
され、これらのX方向ガイド部材10、10には往復台
41が摺動自在に嵌合されると共に、挟持部材11、1
1に対して回動自在に設けられたX方向送りネジ4(4
X’)にフライスヘッド3の下面に設けられた雌ネジ
(不図示)が噛合され、X方向送りネジ4(4X’)の
端部には片側の挟持部材11から突出された取付端子4
a’が設けられている。 【0060】さらに往復台41の上面には四方にガイド
棒42、42…が固設され、これらのガイド棒42、4
2…に沿ってモータユニット43が摺動自在に設けられ
ている。 【0061】上記のベースプレート1、1’のX方向送
りネジ4Xと4X’は互いに同方向に設けられ、フライ
スヘッド3と往復台41とはスイベルジョイント44で
連結され、スイベルジョイント44の一端が往復台41
の上面に突出された取付端子4aにギヤ機構により連結
されると共に、このスイベルジョイント44の他端がフ
ライスヘッド3に対してX方向送りネジ4Xと同方向に
設けられたスプライン軸45に連結され、該スプライン
軸45の端子にはカセット式刃具7が着脱自在に固設さ
れている。 【0062】このような構成により、フライスヘッド3
は往復台41に対してスイベルジョイント44により
Y、Z方向に偏心移動可能であり、また固定されたベー
スプレート1、1’側の取付端子4a、4a’に対して
油圧モータ5を取り替えることにより、往復台41また
はフライスヘッド3をそれぞれX方向に移動することが
できる。 【0063】また、往復台41の上面に突出された取付
端子4aに対して油圧モータ6を取り付けることによ
り、スイベルジョイント44とスプライン軸45を介し
てカセット式刃具7を回転駆動することができる。 【0064】このフライスユニットにおいても、X方向
送りネジ4X、4X’を回転駆動する油圧モータ5とカ
セット式刃具7を回転駆動する油圧モータ6に対して別
置きの油圧ユニットから導かれたホースを接続し、この
油圧ユニットの操作によって油圧モータ5、6の回転、
停止、トルク調節を行うことができる。 【0065】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のフライス
ユニットによれば、送り機構とカセット式刃具がすべて
油圧モータによって駆動可能となり、この油圧モータは
別置きされた油圧ユニットに対してホースを介して接続
され、油圧ユニット側の制御により油圧モータの作動及
びトルク調整を行うことが可能となる。 【0066】従って、油圧ユニットの取付け、取り外し
が非常に容易となり、最小限の油圧モータの使用によっ
て刃具の送り移動及び回転駆動ができるため、従来の電
動モータを使用したものよりもフライスユニットを大幅
にコンパクト化することができ、現場移動の機動性を大
幅に向上することができる。 【0067】また、油圧ユニットは電動モータよりもト
ルクが強大であるため、従来、電動モータに依存し、ト
ルク不足のために切削不可能であった加工に対しても、
本発明の油圧モータを使用したフライスユニットによ
り、容易に加工することができ、現場加工の使用範囲が
拡大されるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明によるフライスユニットの実施例
1を示す全体斜視図である。 【図2】図2は本発明によるフライスユニットの実施例
2を示す全体斜視図である。 【図3】図3は本発明によるフライスユニットの実施例
3を示す全体斜視図である。 【図4】図4は本発明によるフライスユニットの実施例
4を示す全体斜視図である。 【図5】図5は従来装置の説明に係るダイカスト鋳造機
の正面図である。 【図6】図6は従来装置の説明に係る熱間鍛造プレス機
の正面図である。 【図7】図7は従来装置の説明に係るロール鍛造機の正
面図である。 【符号の説明】 1…ベースプレート 2…送り機構 3…フライスヘッド 4…送りネジ 4a…送りネジの取付端子 5…送りネジを回転駆動する油圧モータ 6…刃具を回転駆動する油圧モータ 7…カセット式刃具

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ベースプレート(1)に送り機構(2)
    を介してフライスヘッド(3)が設けられたフライスユ
    ニットにおいて、前記送り機構(2)は送りネジ(4)
    を有し、該送りネジ(4)の外方に突出された取付端子
    (4a)に油圧モータ(5)が着脱自在に接続され、前
    記フライスヘッド(3)に設けられた油圧モータ(6)
    にはカセット式刃具(7)が取替え自在に連結され、前
    記送り機構(2)を回転駆動する油圧モータ(5)と前
    記カセット式刃具(7)を回転駆動する油圧モータ
    (6)とが別置きされた油圧ユニットに対してホースを
    介して着脱自在に接続されたことを特徴とするフライス
    ユニット。
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