JP3486548B2 - 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 - Google Patents

静電荷像現像用トナー及びその製造方法

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JP3486548B2 JP35042897A JP35042897A JP3486548B2 JP 3486548 B2 JP3486548 B2 JP 3486548B2 JP 35042897 A JP35042897 A JP 35042897A JP 35042897 A JP35042897 A JP 35042897A JP 3486548 B2 JP3486548 B2 JP 3486548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像を顕像化
する電子写真の画像形成に用いられる静電荷像現像用ト
ナー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法としては米国特許第2,29
7,691号明細書、特公昭42−23910号公報及
び特公昭43−24748号公報に記載されている如
く、多数の方法が知られている。一般には光導電性物質
を利用し、種々の手段により感光体上に電気的潜像を形
成し、ついで該潜像をトナーを用いて現像し、必要に応
じて直接的あるいは間接的手段を用い、紙の如き転写材
にトナー画像を転写した後、加熱、加圧、加熱加圧ある
いは溶剤蒸気などにより定着し、複写物あるいはプリン
ト物を得るものである。そして感光体上に転写されず残
ったトナーは必要により種々の方法でクリーニングさ
れ、上述の工程が繰り返される。
【0003】上述のようなトナーは、一般に主成分が結
着樹脂及び着色剤からなり、さらに必要に応じて荷電制
御剤及び定着助剤を含有する粒子である。通常その粒子
径は数〜数十ミクロンの範囲である。このトナーは一般
に熱可塑性樹脂中に染料、顔料あるいは磁性体の如き着
色剤を混合、溶融し、着色剤を均一に熱可塑性樹脂中に
分散させた後、粉砕及び分級する、いわゆる粉砕法によ
って製造されている。
【0004】近年電子写真法を用いた画像形成装置は、
単なる文字原稿を複写するための事務処理用複写機とい
うだけでなく、高画質なフルカラー出力、コンピュータ
の高精細出力として広く使われるようになってきた。さ
らに、コンピュータの汎用化とともにプリンターもパー
ソナル分野においても使用され、それに伴い、低消費電
力化のために定着温度を下げる要求も現われてきた。
【0005】その結果トナーに要求される性能はより高
度になり、トナー側からの画質向上、定着性向上の如き
性能向上が達成できなければ、優れた画像形成が成り立
たなくなってきている。
【0006】このような高画質化を達成する手段の一つ
として、トナーの粒子径を小さくする方法がある。確か
に粒子径が数μmまで小さくすることによって画質、解
像度の向上が達成されてきた。
【0007】しかし、従来のような粉砕法によるトナー
は、トナーの粒径を小さくしようとして強い衝撃力を付
与すると、粉砕装置に被粉砕物が融着してしまうことか
ら、5乃至6ミクロン以下の粒径にすることが困難であ
るとともに、さらに分級操作においてもトナーが小粒径
化すると粉体の凝集力のために粒度分布をある程度まで
しかシャープにすることができない。その結果、トナー
の帯電量制御が困難となり、画像の飛び散りやカブリと
いった問題を生じる。
【0008】このようなトナーの小粒径化さらには粒度
分布のシャープ化を改善するために重合法によるトナー
が提案されている。例えば、特公平6−52432号公
報や特開平5−93002号公報に1〜10μm程度で
粒度分布がシャープな粒子を製造する方法が開示されて
いる。
【0009】しかし、このような粒度分布がシャープな
粒子は流動性は優れているが、反面静置した場合には最
密充填することによって、特に高温環境における放置に
よってトナーが凝集するという問題が生じる。トナー又
は現像剤が凝集すると、帯電不良が発生しやすく、結果
として現像された画像の解像度が悪化する問題を引き起
こす。
【0010】これはまた、トナーの微粒径化、さらに低
温定着化をはかるために結着樹脂のガラス転移温度を下
げたり、平均分子量を下げたときに特に顕著な問題とし
て現れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、画像
の高画質化と低温定着性を同時に満足する微粒径かつ粒
度分布が狭い静電荷像現像用トナー及びその製造方法を
提供することである。
【0012】本発明の目的は、高温下に放置されてもト
ナー凝集、現像剤凝集が起こらず、流動性に優れ、帯電
が良好に行われ、高画質な画像を得られる静電荷像現像
用トナーおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも着
色剤及び結着樹脂を含有する静電荷像現像用トナーであ
って、該トナーは、結着樹脂100重量部に対して着色
剤を0.1重量部乃至15重量部含有し、個数平均粒子
径(Dn)が0.5μm乃至6.0μmであり、粒度分
布指数(Dv/Dn)が1.0乃至1.3であり、個数
分布の変動係数が20%以下であり、該トナーは、メタ
ノールによる第1のソックスレー抽出により抽出される
メタノール可溶樹脂成分(但し、メタノール可溶樹脂成
分がスチレン−無水マレイン酸共重合体である場合を除
く)を0.1重量%乃至5重量%で含有し、メタノール
による第1のソックスレー抽出のあとのテトラヒドロフ
ラン(THF)による第2のソックスレー抽出により抽
出されるTHF可溶樹脂成分を50重量%乃至99重量
%含有し、メタノール可溶樹脂成分の最高ガラス転移点
(Tg2)とTHF可溶樹脂成分の最大ガラス転移点
(Tg1)の関係が下記式 0(℃)<Tg2−Tg1≦150(℃)、50(℃)≦
Tg1≦80(℃) を満足することを特徴とする静電荷像現像用トナーに関
する。
【0014】さらに、本発明は、(i)重合用溶媒に溶
解可能であり、かつ重合により生成する重合体は、該重
合用溶媒に溶解しない重合性単量体、及び、(ii)該
重合用溶媒に可溶である重合体組成物を該重合用溶媒に
溶解して重合反応系を形成する工程、該重合反応系中で
該重合性単量体を重合して重合粒子を形成する工程、該
重合粒子を洗浄用溶媒で洗浄する工程、及び該洗浄され
た重合粒子からトナーを生成する工程を有する静電荷像
現像用トナーの製造方法であって、該重合用溶媒が、
(i)メタノール、エタノール又はそれらの混合物30
重量%乃至99.9重量%及び(ii)水を少なくとも
含有する重合用混合溶媒であり、 該洗浄用溶媒が、(iii)下記式(1) Cn2n+1OH (1) (式中、nは1〜5の整数を示す) に示される飽和アルコール30重量%以上及び(iv)
水を少なくとも含有する洗浄用混合溶媒であり、得られ
たトナーは、少なくとも着色剤及び結着樹脂を含有して
おり、該トナーは、結着樹脂100重量部に対して着色
剤を0.1重量部乃至15重量部含有し、個数平均粒子
径(Dn)が0.5μm乃至6.0μmであり、粒度分
布指数(Dv/Dn)が1.0乃至1.3であり、個数
分布の変動係数が20%以下であり、該トナーは、メタ
ノールによる第1のソックスレー抽出により抽出される
メタノール可溶樹脂成分(但し、メタノール可溶樹脂成
分がスチレン−無水マレイン酸共重合体である場合を除
く)を0.1重量%乃至5重量%含有し、メタノールに
よる第1のソックスレー抽出のあとのテトラヒドロフラ
ン(THF)による第2のソックスレー抽出により抽出
されるTHF可溶樹脂成分を50重量%乃至99重量%
含有し、メタノール可溶樹脂成分の最高ガラス転移点
(Tg2)とTHF可溶樹脂成分の最大ガラス転移点
(Tg1)の関係が下記式 0(℃)<Tg2−Tg1≦150(℃)、50(℃)≦
Tg1≦80(℃) を満足すること特徴とするトナーの製造方法に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の特徴の一つは、静電荷像
現像用トナーが、0.5乃至6.0μmの個数平均粒子
径、1.0乃至1.3の粒度分布指数(Dv/Dn)及
び20%以下の個数分布の変動係数を有していることに
ある。
【0016】本発明者の詳細な検討によると、平均粒径
が0.5乃至6.0μmであるような微粒径のトナーに
おいて、潜像に対して忠実な現像を行うことができるこ
とがわかった。さらにこのような微粒径のトナーにおい
ては粒度分布指数(Dv/Dn)が1.0乃至1.3、
個数分布の変動係数が20%以下であることが、帯電の
ばらつきを抑えるために必要であることも見いだした。
【0017】このように微粒径で粒度が揃ったトナーの
静置におけるパッキング及びそれに伴うトナーの凝集を
防止するために、トナー粒子表面近傍にメタノールによ
る第1のソックスレー抽出により抽出されるメタノール
可溶樹脂成分を0.1乃至5.0重量%含有し、メタノ
ール可溶樹脂成分を除去したあとのTHFによる第2の
ソックスレー抽出により抽出されるTHF可溶樹脂成分
が50乃至99重量%含有することが効果的であること
がわかった。
【0018】メタノールに溶ける成分としては、トナー
製造時に使用する重合体組成物、若干のトナー結着樹脂
の低分子量成分、残留モノマー、開始剤及びその他添加
剤である。
【0019】本発明において、メタノール可溶樹脂成分
の含有量が0.1重量%未満の場合には、表面の改質が
不十分で十分な凝集防止の作用がなされず、5.0重量
%を超える場合には、このメタノール可溶樹脂成分は、
ガラス転移温度が高いため凝集防止の作用が良好に行わ
れる反面、定着性に劣るようになる。
【0020】メタノール可溶樹脂成分最高ガラス転移温
度(Tg2)がメタノールによる第1のソックスレー抽
出のあとのTHFによる第2のソックスレー抽出により
抽出されるTHF可溶樹脂成分の最大ガラス転移点(T
1)よりも低ければ定着性は非常に良好になるが、高
温下での静置によるトナー凝集が顕著に悪くなる傾向が
ある。従って、メタノールに可溶な樹脂成分のガラス転
移温度(Tg2)も重要であり、それがTHF可溶樹脂
成分のガラス転移温度(Tg1)よりも高くすること
で、メタノール可溶樹脂成分を0.1乃至5.0重量%
の含有する成分にトナー粒子表面が硬質となり粒子同士
の凝集を防止すると同時にトナーの定着性も良好にする
ことが可能となる。
【0021】このトナー粒子表面がいくら硬質となって
も、トナー粒子表面層となるメタノール可溶樹脂成分は
少なく、トナー粒子表面層は薄層であることから、トナ
ー粒子の内部となるTHF可溶樹脂成分の最大ガラス転
移点(Tg1)は、50℃以上であることが重要であ
る。
【0022】さらに本発明のトナーは、該トナーに含有
されるTHF可溶樹脂成分のGPCによるポリスチレン
換算の分子量分布において、分子量2000乃至100
000の領域に極大値を有し、分子量200乃至100
0の成分を3重量%以下含有する。すなわち、本発明の
トナーは、比較的低分子量でありながら、極低分子量成
分である分子量200乃至1000の成分を3重量%以
下に抑えることにより、さらなるトナー粒子の凝集を防
ぐとともに低温定着化を果たすことが可能となった。
【0023】本発明のトナーは、従来知られている方法
により製造できるが、好ましくは重合法により直接トナ
ー粒子を製造する方法が好ましい。中でもトナーは、
(i)重合用溶媒に溶解可能であり、かつ重合により生
成する重合体は、該重合用溶媒に溶解しない重合性単量
体を少なくとも含有する重合性単量体組成物、及び、
(ii)該重合用溶媒に可溶である重合体組成物を溶解
して重合反応系を調製する工程;該重合反応系中で該重
合性単量体組成物を重合する工程;該重合により得られ
た重合粒子を洗浄用溶媒で洗浄する工程;及び洗浄され
た重合粒子からトナーを生成する工程を有するトナーの
製造方法によることが好ましい。さらにはその製造方法
において、該重合用溶媒が、メタノール、エタノール又
はそれらの混合物を重合用混合溶媒基準で30乃至9
9.9重量%及び水を少なくとも含有する重合用混合溶
媒であり、該洗浄用溶媒が、下記式(1) Cn2n+1 OH (1) (式中、nは1〜5の整数を示す)に示される飽和アル
コールを洗浄用混合溶媒基準で30重量%以上及び水を
少なくとも含有する洗浄用混合溶媒であることが好まし
い。
【0024】さらに本発明においては、該洗浄工程に使
用する洗浄用溶媒が0.1乃至70.0重量%、好まし
くは0.5乃至65.0重量%の水を含有していること
が好ましい。さらに好ましくは該洗浄工程において該洗
浄用溶媒で洗浄した後、最後に水で洗浄する第2の洗浄
工程を有することが良い。
【0025】このように重合用溶媒がメタノール、エタ
ノール又はそれらの混合物を30乃至99.9重量%含
有し、洗浄用溶媒が水を0.1乃至70.0重量%含有
することで重合体組成物を所望量表面に残すことがで
き、かつ分子量分布のピークを比較的低分子量にすると
ともに分子量200乃至1000の極低分子成分を極力
抑えることができ、高温環境下でのトナーの凝集を防止
すると同時に低温での定着性が良好になるという効果が
得られる。
【0026】洗浄工程において、上記式(1)で示され
る飽和アルコールを30重量%以上含有する混合溶媒で
複数回洗浄することにより良好に重合体組成物をトナー
表面に存在させることができる。好ましくは洗浄に使用
する洗浄用混合溶媒は重合時に使用する重合用混合溶媒
と同等あるいは貧溶媒になっていることである。さらに
最終の洗浄には水になっていることが上述の説明のよう
に表面改質を行うためには好ましい。
【0027】本発明の構成についてより詳細に述べる。
【0028】本発明のトナーは、個数平均粒径(D n)
が0.5乃至6.0μm、好ましくは1.0乃至5.0
μmであることが必要であり、これは、高精細な画像を
得るためである。Dnが0.5μmより小さくなるとド
ライパウダーとしての取り扱いが困難になる。Dnが
6.0μmを超えると微小ドット潜像を忠実に現像でき
なくなってくるために特にハイライトの再現性が劣るよ
うになる。
【0029】体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(D
n)との比である粒度分布指数(Dv/Dn)の値は、
1.0乃至1.3であることが良く、好ましくは1.0
乃至1.2であることが良い。さらに、個数分布の変動
係数が20%以下であることが良く、好ましくは18%
以下であることが良い。変動係数は下記式により求めら
れる。
【0030】変動係数(%)=(個数分布の標準偏差/
個数平均粒径)×100 これら粒度分布の必要性は、個数平均粒径(Dn)に加
え、粒度分布の拡がりが特に転写プロセスでの画像再現
性に大きく寄与する。すなわち(Dv/Dn)が1.3
を超える場合又は変動係数が20%を超える場合には、
個数平均粒径(Dn)が本発明の範囲内にあっても現像
は良好に行われる反面、転写時に飛び散りや転写されな
いトナーが存在することで特にハーフトーン再現性が低
下するようになる。
【0031】本発明で重要なことは、本発明のトナーの
表面が、メタノールに可溶なメタノール可溶樹脂成分を
0.1乃至5.0重量%、好ましくは0.2乃至4.0
重量%、より好ましくは0.5乃至2.0重量%含有す
ることが良い。メタノール可溶樹脂成分の含有量が0.
1重量%未満である場合には、高温下でのトナー耐凝集
性を同時に満足できなくなり、5.0重量%を超える
と、高いTgを有するため定着性に劣るようになる。
【0032】トナーは、メタノールの可溶樹脂成分のソ
ックスレー抽出後に残された、THF可溶樹脂成分(T
HFのソックスレー抽出により得られる成分)が50乃
至99重量%、好ましくは60乃至99重量%、より好
ましくは70乃至95重量%含有することが好ましい。
トナーのメタノール可溶樹脂成分を除去した後のTHF
可溶樹脂成分の含有量が50重量%未満の場合には、ト
ナーを定着させる分子量成分が不足し、良好な定着画像
が得られない場合があり、99重量%を超える場合に
は、着色剤、その他含有する添加剤や樹脂のゲル成分が
不足することにより、着色,定着・帯電性等に不都合を
生じる場合がある。
【0033】さらには、メタノール可溶樹脂成分の最高
ガラス転移温度(Tg2)とTHF可溶樹脂成分の最大
ガラス転移温度(Tg1)とが以下の関係 0(℃)<Tg2−Tg1≦150(℃)、50(℃)≦
Tg1 を満足することが好ましい。
【0034】ここで、Tg2は図3に示す通り、メタノ
ール可溶樹脂成分の最高ガラス転移温度であり、Tg1
は図2に示す通り、THF可溶樹脂成分の最大ガラス転
移温度である。
【0035】Tg1とTg2との関係は、好ましくは10
<Tg2−Tg1≦100で、より好ましくは20<Tg
2−Tg1≦80あることが低温定着性と耐凝集性を良好
にすることができる。Tg2−Tg1が0℃以下であると
メタノール可溶樹脂成分のトナー粒子表面存在量が上記
の範囲内にある場合でも耐凝集性を十分満足することが
できなくなり、Tg2−Tg1が150℃を超えると十分
な低温定着性を満足できなくなる場合を生じる。
【0036】本発明において、トナーのTg1が50℃
以上であることも重要である。好ましくは50乃至80
℃であり、さらに好ましくは55乃至70℃である。T
1の温度が50℃未満の場合は、トナー粒子表面がい
くら硬質であっても薄層であるが由に、凝集を良好に防
止することができない場合がある。また、高すぎる場合
には、低温定着性が低下するようになる。
【0037】本発明において、メタノール可溶樹脂成分
とは、トナーを所定量メタノール中に分散し、図1に示
すソックスレー抽出器を用いて抽出された成分をいう。
【0038】本発明において、メタノールによる第1の
ソックスレー抽出のあとTHFによる第2のソックスレ
ー抽出により抽出されるTHF可溶樹脂成分とは、上記
のメタノールによるソックスレー抽出後のメタノール不
溶成分をさらにTHF中に分散し、ソックスレー抽出器
を用いて抽出された成分をいう。
【0039】本発明において、トナーは、THF可溶樹
脂成分のGPCによるポリスチレン換算の分子量分布に
おいて、好ましくは分子量2000乃至100000の
領域に極大値を有し、分子量200乃至1000の成分
を3重量%以下含有することが良く、より好ましくは1
重量%含有することが良い。この条件を満たす場合に
は、本発明のトナーが、高温環境下での耐ブロッキング
性、凝集性をより良好にすると同時に低温定着性をより
向上させることができる。
【0040】極大値が分子量2000乃至100000
の領域に存在せず、分子量2000未満の領域のみに存
在する場合には、トナー凝集が起こ易く、極大値が分子
量2000乃至100000の領域に存在せず分子量1
00000を超える領域のみに存在する場合には、パッ
キングによる凝集は防止できるが、定着温度が上がりす
ぎる傾向にある。さらに分子量200乃至1000の成
分の含有量が3重量%を超える場合には、特に高温下に
おいて、パッキングによる凝集を良好に防止することが
難しくなる。
【0041】また、本発明に用いるトナーのメタノール
可溶樹脂組成分は、極性基を有する樹脂を含有すること
が好ましい。極性基を有する樹脂を用いることで本発明
の好ましいトナーの製造方法において重合用溶媒として
用いるメタノール及び/又はエタノール含有重合用混合
溶媒に親和することでトナー表面に安定して存在するこ
とができ、本発明のような粒度分布のシャープなトナー
の帯電性の安定化をよりよくし、さらに、高温環境下で
の耐凝集性を増すことができる。
【0042】極性基としては、例えばヒドロキシル基、
カルボキシル基、エステル基、アミド基、エーテル基及
びスルホン酸基が挙げられる。
【0043】本発明トナーの好ましい製造方法について
述べる。
【0044】本発明のトナーは、好ましくは、重合性単
量体から重合溶媒中で直接重合して得られるトナー粒子
を含む。特に重合用溶媒に溶解可能であり、かつ重合に
より生成する重合体は、該重合用溶媒に溶解しない重合
性単量体を少なくとも含有する重合性単量体組成物、及
び、該重合用溶媒に可溶である重合体組成物を溶解して
重合反応系を調製する工程;該重合反応系中で該重合性
単量体組成物を重合する工程;該重合により得られた重
合粒子を洗浄用溶媒で洗浄する工程;及び洗浄された重
合粒子からトナーを生成する工程;を有するトナーの製
造方法によって製造されることが好ましい。
【0045】本発明のメタノール可溶樹脂組成物として
は、主に上述した重合用溶媒に可溶な重合体組成物が含
有される。このような重合体組成物の具体例としては、
ポリヒドロキシスチレン、ポリスチレンスルホン酸、ビ
ニルフェノール−(メタ)アクリル酸エステル共重合
体、スチレン−ビニルフェノール−(メタ)アクリル酸
エステル共重合体の如きポリスチレン誘導体;ポリ(メ
タ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリア
クリロニトリル、ポリエチル(メタ)アクリレート、ポ
リブチル(メタ)アクリレート、ポリイソブチル(メ
タ)アクリレートの如きポリ(メタ)アクリル酸又はポ
リ(メタ)アクリル酸誘導体;ポリメチルビニルエーテ
ル、ポリエチルビニルエーテル、ポリブチルビニルエー
テル、ポリイソブチルビニルエーテルの如きポリアルキ
ルビニルエーテル類;セルロース、酢酸セルロース、硝
酸セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースの
如きセルロース又はセルロース誘導体;ポリビニルアル
コール;ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール
の如きポリビニルアセタール;ポリビニルピリジン、ポ
リビニルピロリドン、ポリエチレンイミン、ポリ−2−
メチル−2−オキサゾリンの如き含窒素ポリマー;ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンの如きポリハロゲン化
ビニル又はポリハロゲン化ビニル誘導体;ポリジメチル
シロキサンの如きポリシロキサン誘導体;もしくはこれ
らの共重合体、混合物を挙げることができる。
【0046】これらの中でも好ましく用いられるものと
しては、ガラス転移温度の高いポリヒドロキシスチレ
ン、ポリスチレンスルホン酸、ビニルフェノール(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体及びスチレン−ビニル
フェノール−(メタ)アクリル酸エステル共重合体が挙
げらる。この重合用溶媒に可溶な重合体組成物は、好ま
しくは重量平均分子量が3000乃至300000、よ
り好ましくは重量平均分子量が5000乃至15000
0であることが、メタノール可溶樹脂成分として存在す
ることで耐凝集性に優れ、それと同時に低温定着性を良
好にすることから好ましい。
【0047】本発明に好ましく用いられる重合用溶媒と
しては、具体的にはメタノール、エタノール又はそれら
の混合物を重合用混合溶媒の重量を基準として30乃至
99.9重量%と水の混合溶媒であり、他の有機溶媒も
20重量%以下の範囲で併用することも可能である。併
用できる有機溶媒としては、好ましくは重合性単量体組
成物と反応しない有機溶媒を用いるのがよい。水の使用
量としては、0.1乃至50.0重量%、好ましくは
0.1乃至40.0重量%、より好ましくは0.1乃至
30.0重量%、さらに好ましくは0.5乃至20.0
重量%の範囲が良い。水の使用量が50.0重量%を超
える大量の水が含有されていると、均一なトナー粒子が
得られないといった問題が生じる。
【0048】本発明に用いることのできる併用できる有
機溶媒の例としては、具体的には例えば、1−プロパノ
ール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノ
ール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコ
ール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペン
タノール、2−メチル−1−ブタノール、イソペンチル
アルコール、tert−ペンチルアルコール、1−ヘキ
サノール、2−メチル1−ペンタノール、4−メチル−
2−ペンタノール、2−エチルブタノール、1−ヘプタ
ノール、2−ヘプタノール、3−ヘプタノール、2−オ
クタノール、2−エチル1−ヘキサノール、ベンジルア
ルコール、シクロヘキサノールの如きアルコール類;メ
チルセロソルブ、セロソルブ、イソプロピルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ、ジエチレングリコール、モノブ
チルエーテルの如きエーテルアルコール類;アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノンの如きケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル、
プロピオン酸エチル、セロソルブアセテート等のエステ
ル類;ペンタン、2−メチルブタン、n−ヘキサン、シ
クロヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチル
ブタン、2,3−ジメチルブタン、ヘプタン、n−オク
タン、イソオクタン、2,2,3−トリメチルペンタ
ン、デカン、ノナン、シクロペンタン、メチルシクロペ
ンタン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサ
ン、p−メンタン、ビシクロヘキシル、ベンゼン、トル
エン、キシレン、エチルベンゼンの如き脂肪族又は芳香
族炭化水素類;四塩化炭素、トリクロロエチレン、クロ
ロベンゼン、テトラブロムエタンの如きハロゲン化炭化
水素類;エチルエーテル、ジメチルエーテル、トリオキ
サンテトラヒドロフランの如きエーテル類;及びメチラ
ール、ジエチルアセタールの如きアセタール類;ギ酸、
酢酸、プロピオン酸の如き脂肪酸類;ニトロプロペン、
ニトロベンゼン、ジメチルアミン、モノエタノールアミ
ン、ピリジン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドの如き硫黄又は窒素含有有機化合物類;を挙げる
ことができる。
【0049】これら有機溶媒は、メタノール・エタノー
ル又はそれらの混合物と水との混合溶媒に対して、20
重量%以下で使用することが好ましく、さらに好ましく
は10重量%以内であることが、重合時の系の安定性の
点で好ましい。
【0050】本発明に用いられる重合性単量体として
は、具体的には、例えばスチレン、o−メチルスチレ
ン、m−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−
エチルスチレン、p−ターシャリーブチルスチレンの如
きスチレン又はスチレン誘導体;アクリル酸、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、
アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソブチル、アク
リル酸オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2
−クロルエチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、ア
クリル酸フェニル、アクリル酸ジメチルアミノエチルの
如きアクリル酸又はアクリル酸エステル類;メタクリル
酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタク
リル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタク
リル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸ステアリル、メタクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルア
ミノメチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタ
クリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ベンジ
ル、メタクリル酸アシッドホスホオキシエチル、メタク
リル酸ホスホオキシプロピルの如きメタクリル酸又はメ
タクリル酸エステル類;アクリロニトリル;メタクリロ
ニトリル;アクリルアミド;アクロイルモノホリン;ク
ロトン酸;イソクロトン酸;メチルビニルエーテル、エ
チルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、n−ブ
チルエーテル、イソブチルエーテル、β−クロルエチル
ビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、p−メチル
フェニルエーテル、p−クロルフェニルエーテル、p−
ブロムフェニルエーテル、p−ニトロフェニルビニルエ
ーテル、p−メトキシフェニルビニルエーテルの如きビ
ニルエーテル類;ブタジエンの如きジエン化合物;イタ
コン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸モノブチ
ル、マレイン酸モノブチルの如き二塩基酸単量体;2−
ビニルピリジン、3−ビニルピリジン、4−ビニルピリ
ジン、N−ビニルピロリドン、2−ビニルイミダゾー
ル、N−メチル−2−ビニルイミダゾール、N−ビニル
イミダゾールの如き複素環単量体を挙げることができ
る。
【0051】これらの単量体は単独で使用することもで
きるし、2種以上を組み合わせて使用することもでき、
好ましい特性が得られるような好適な重合体組成が得ら
れるように選択することができる。
【0052】本発明において、トナーは、高分子量成分
若しくはゲル成分を含有させることができる。このよう
な成分の導入は、重合性の2重結合を一分子当たり2個
以上有する架橋剤を使用することによって達成される。
【0053】かかる架橋剤としては具体的には例えば、
ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等の芳香族ジビ
ニル化合物、エチレングリコールジアクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメ
タクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート、1,4−ブ
タンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリト
ールジメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメ
タクリレート、グリセロールアクロキシジメタクリレー
ト、N,N−ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、ジ
ビニルスルフィド、ジビニルスルフォンなどの化合物を
挙げることができ、2種類以上を適宜混合して使用して
も良い。かかる架橋剤は、重合性混合物にあらかじめ混
合しておくこともできるし、必要に応じて適宜重合の途
中で添加することもできる。
【0054】本発明のトナーの製造方法においてトナー
のメタノール可溶樹脂成分を特定量残存させておくに
は、重合後のトナーの洗浄過程が重要である。洗浄に用
いられる洗浄用溶媒としては、重合時に用いる重合用溶
媒と同様の溶媒を用いても良いが、好ましくは下記式
(1) Cn2n+1 OH (1) (式中、nは1〜5の整数を示す)に示される飽和アル
コールを30重量%以上及び水を少なくとも含有する洗
浄用混合溶媒で洗浄する製造方法が挙げられる。
【0055】さらに好ましくは該洗浄工程に使用する洗
浄用溶媒は、0.1乃至70重量%の水を含有すること
である。このとき、重合時に使用する重合用溶媒よりも
貧溶媒になっていることが好ましい。さらに該洗浄工程
において洗浄用溶媒で洗浄後、最後に水で洗浄する第2
の洗浄工程を有することがより好ましい。
【0056】このように洗浄過程においても重合体組成
物を特定量トナー粒子表面に存在させると同時に極低分
子量成分除去のために上記工程を経ることが重要であ
る。洗浄回数としては、1回から10回程度行うこと
で、材料の種類が異なった場合でも表面組成物の所望量
を存在させることができる。
【0057】洗浄後のトナーは、乾燥させてトナーとし
て用いるが、乾燥工程として特に制限はなく、従来用い
られている乾燥方法によりトナーを得ることができる。
【0058】本発明のトナーは、必要によっては、乾燥
後、分級操作を行っても良い。
【0059】本発明においては、着色剤として公知なあ
らゆるものを使用することができる。着色剤の添加方法
については、重合性単量体とともに重合性単量体組成物
中に含有させ、重合と同時に重合粒子中へ含有させる方
法及び重合粒子を得てから温溶媒中などで染料により得
られた重合粒子を染色する方法の如き如何なる手段で染
色することが可能である。しかし、本発明においては、
重合粒子を製造した後に着色剤を機械的な打ち込みによ
る方法でトナー粒子表面を変化させる着色方法はあまり
好ましくない。
【0060】具体的には、カーボンブラックや、有機着
色剤としてC.Iダイレクトレッド1、C.Iベーシッ
クレッド1、C.I.モーダントレッド30、C.I.
ダイレクトブルー1、C.I.ダイレクトブルー2、
C.I.アシッドブルー15、C.I.ベーシックブル
ー3、C.I.ベーシックブルー5、C.I.モーダン
トブルー7、C.I.ダイレクトグリーン6、C.I.
ベーシックグリーン4、C.I.ベーシックグリーン6
の如き染料;カドミウムイエロー、ミネラルファースト
イエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、
ハンザイエローG、パーマネントイエローNCG、ター
トラジンレーキ、モリブデンオレンジGTR、ベンジジ
ンオレンジG、カドミウムレッド4R、ウオッチングレ
ッドカルシウム塩、ブリリアントカーミン3B、ファス
トバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバル
トブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレ
ーキ、キナクリドン、ローダミンレーキ、フタロシアニ
ンブルー、ファストスカイブルー、ピグメントグリーン
B、マカライトグリーンレーキ、ファイナルイエローグ
リーンGの如き顔料;C.I.ソルベントイエロー6、
C.I.ソルベントイエロー9、C.I.ソルベントイ
エロー17、C.I.ソルベントイエロー31、C.
I.ソルベントイエロー35、C.I.ソルベントイエ
ロー100、C.I.ソルベントイエロー102、C.
I.ソルベントイエロー103、C.I.ソルベントイ
エロー105、C.I.ソルベントオレンジ2、C.
I.ソルベントオレンジ7、C.I.ソルベントオレン
ジ13、C.I.ソルベントオレンジ14、C.I.ソ
ルベントオレンジ66、C.I.ソルベントレッド5、
C.I.ソルベントレッド16、C.I.ソルベントレ
ッド17、C.I.ソルベントレッド18、C.I.ソ
ルベントレッド19、C.I.ソルベントレッド22、
C.I.ソルベントレッド23、C.I.ソルベントレ
ッド143、C.I.ソルベントレッド145、C.
I.ソルベントレッド146、C.I.ソルベントレッ
ド149、C.I.ソルベントレッド150、C.I.
ソルベントレッド151、C.I.ソルベントレッド1
57、C.I.ソルベントレッド158、C.I.ソル
ベントバイオレット31、C.I.ソルベントバイオレ
ット32、C.I.ソルベントバイオレット33、C.
I.ソルベントバイオレット37、C.I.ソルベント
ブルー22、C.I.ソルベントブルー63、C.I.
ソルベントブルー78、C.I.ソルベントブルー8
3、C.I.ソルベントブルー84、C.I.ソルベン
トブルー85、C.I.ソルベントブルー86、C.
I.ソルベントブルー104、C.I.ソルベントブル
ー191、C.I.ソルベントブルー194、C.I.
ソルベントブルー195、C.I.ソルベントグリーン
24、C.I.ソルベントグリーン25、C.I.ソル
ベントブラウン3、C.I.ソルベントブラウン9の如
き染料が挙げられる。
【0061】市販染料としては、例えば、三菱化成のダ
イアレジンYellow−3G、Yellow−F、Y
ellow−H2G、Yellow−HG、Yello
w−HC、Ye1low−HL、Orange−HS、
Orange−G、Red−GG、Red−S、Red
−HS、Red−A、Red−K、Red−H5B、V
iolet−D、Blue−J、Blue−G、Blu
e−N、Blue−K、Blue−P、Blue−H3
G、Blue−4G、Green−C、Brown−A
や、保土ヶ谷化学の藍染SOT染料 Yellow−
1、Yellow−3、Yellow−4、Orang
e−1、Orange−2、Orange−3、Sca
rlet−1、Red−1、Red−2、Red−3、
Brown−2、Blue−1、Blue−2、Vio
let−1、Green−1、Green−2、Gre
en−3、Black−1、Black−4、Blac
k−6、Black−8や、オリエント化学工業のオイ
ルブラック、オイルカラーYellow−3G、Yel
low−GG−S、Yellow−#105、Oran
ge−PS、Orange−PR、Orange−#2
01、Scarlet−#308、Red−5B、Br
own−GR、Brown−#416、Green−B
G、Green−#502、Blue−BOS、Blu
e−IIN、Black−HBB、Black−#80
3、Black−EB、Black−EX、住友化学工
業のスミプラスト ブルーGP、ブルーOR、レッド−
FB、レッド−3B、イエローFL7G、イエローGC
や、日本化薬 カヤロン ポリエステル ブラックEX
−SF300、カヤセットRed B、ブルーA−2R
が挙げられる。
【0062】さらに本発明のトナーでは着色剤として磁
性体を利用して、磁性トナーを得ることもできる。
【0063】本発明に使用する重合開始剤としては、従
来知られているいかなるものでも使用することができ
る。かかる重合開始剤としては例えば、ラジカル重合性
の開始剤として、2,2’−アゾビス−(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロ
ニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−
カルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル等のアゾ系もしくは
ジアゾ系重合開始剤;2,2’−アゾビス−(2−アミ
ノジプロパン)ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビス
(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)、2,
2’−アゾビス−(N,N’−ジメチレンイソブチルア
ミジン)ジヒドロクロリド等のアミジン化合物;ベンゾ
イルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイ
ド、ジイソプロピルパーオキシカーボネート、クメンヒ
ドロパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパー
オキサイド、ラウロイルパーオキサイド等の過酸化物系
重合開始剤;及び過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム
といった過硫化物系開始剤及び上述した開始剤の混合物
を挙げることができる。
【0064】アニオン重合性の開始剤としては、例え
ば、Sr 2、CaR2、K、KR、Na、NaR、L
i、LiR、ケチル、R−MgR、R−ONa、R−O
Li、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの如き強アル
カリ類;ピリジン、アンモニアの如き弱アルカリ類;R
−O−R、水(但しRはアルキル基を示す)とが挙げら
れる。
【0065】カチオン重合性の開始剤としては、例え
ば、SnCl4、BF3、AlCl3、TiCl3を使用す
ることもできる。
【0066】本発明においては公知の連鎖移動剤、具体
的には四塩化炭素、四臭化炭素、二臭化酢酸エチル、酸
臭化酢酸エチル、二臭化エチルベンゼン、二臭化エタ
ン、二塩化エタンの如きハロゲン化炭化水素;ジアゾチ
オエーテル、ベンゼン、エチルベンゼン、イソプロピル
ベンゼンの如き炭化水素類;ターシャリードデシルメル
カプタン、n−ドデシルメルカプタンの如きメルカプタ
ン類;ジイソプロピルザントゲンジスルフィドの如きジ
スルフィド類を添加することもできる。
【0067】本発明のトナーは、帯電性を制御する目的
で荷電制御剤を添加することもできる。荷電制御剤とし
ては、通常トナーに使用される公知の正荷電制御剤もし
くは負荷電制御剤のいずれのものであっても使用するこ
とができる。荷電制御剤としては、例えば、ニグロシン
系染料、トリフェニルメタン系染料、四級アンモニウム
塩、アミン系あるいはイミン系化合物、サリチル酸又は
アルキルサリチル酸の金属化合物、含金モノアゾ系染
料、カルボキシリル基又はスルホキシル基を有する化合
物、ニトロフミン等のフミン酸及びフミン塩類を挙げる
ことができる。
【0068】本発明のトナーは、流動性、帯電性を向上
する目的で種々の外添剤を添加することができる。外添
剤としては、通常トナーに使用される公知のいかなる外
添剤でも用いることができる。外添剤としては、例え
ば、シリカ、酸化チタン、アルミナの如き微粉末があ
る。本発明のトナーに好ましく使用される外添剤として
は、BETが300m2/g以上のものが挙げられる。
300m2/g未満でも使用は可能であるが、微小粒径
に加え、粒度分布がシャープなトナーの均一な表面状態
を維持し、帯電を良好に行うために必要である。
【0069】本発明のトナーは、キャリア粒子と混合し
て二成分系現像剤として使用することもできる。キャリ
アとしては、鉄粉、マグネタイト、フェライト、磁性体
分散樹脂キャリアの如き従来用いられているキャリアを
使用できる。好ましくは、その個数平均粒径が30μm
以下であることがトナーに十分な電荷を付与するために
必要である。
【0070】本発明で使用する測定方法について説明す
る。
【0071】(1)トナーのソックスレー抽出器による
可溶樹脂成分の抽出 図1に示すソックスレー抽出器により可溶樹脂成分の抽
出を行う。
【0072】トナー粉末を試料4として10gを精秤
(W1)し、内径Bが24mmφの円筒濾紙2に入れ
る。この円筒濾紙2を内径Aが33mmφの抽出管8の
中にセットする。
【0073】次に、特級メタノール150gをフラスコ
7に入れ、これを湯浴5中に浸す。抽出管8の上に冷却
管1をセットし、水を流す。湯浴の温度を上げ80℃に
する。メタノールが還流し、冷却管からメタノール液が
試料に滴下される。抽出された抽出液はフラスコ中にた
まる。20時間抽出した後、フラスコ7中の抽出液をビ
ーカーにとり、減圧下でメタノールを留去させ、残留分
(メタノール可溶樹脂成分)の重量を精秤(W2)す
る。フラスコを新しく変え、その中にTHF溶液を15
0g入れる。メタノールと同様の操作をして、10時間
抽出を行なう。抽出液をビーカーにとり、減圧留去して
残留分(THF可溶樹脂成分)の重量(W3)を測定す
る。
【0074】メタノール可溶樹脂成分(重量%)=(W
2/W1)×100 THF可溶樹脂成分(重量%)=(W3/W1)×100
【0075】(2)THF可溶樹脂成分の最大ガラス転
移点(Tg1)及びメタノール可溶樹脂成分の最高ガラ
ス転移温度(Tg2)は、DSC測定装置(M−DSC
TA−インストルメンツ社製)を用いて測定する。測
定試料は6mgを精秤する。これをアルミパン中に入
れ、リファレンスとして空のアルミパンを用い、測定温
度範囲20℃〜200℃の間で、昇温速度4℃/分で常
温常湿下で測定を行う。このときのモジュレーション振
幅±0.6℃、周波数1/minで測定する。得られる
リバーシングヒートフロー曲線から最大ガラス転移温度
(Tg)を計算する。計算は、吸熱前後のベースライン
と吸熱による曲線の接線との交点の中心値をTgとす
る。複数の吸熱曲線が存在する場合には、THF可溶樹
脂成分では最大吸熱部分から得られるTgをもって最大
ガラス転移点(Tg1)とし、又メタノール可溶樹脂成
分では、最高温度を示すTgを最高ガラス転移点(Tg
2)とする。
【0076】(3)本発明のトナーの分子量分布は、G
PC測定装置(HLC−8120GPC 東ソー(株)
社製)を用いて測定する。
【0077】測定条件 カラム:TSKgelHM−M(6.0×15cm)の
2連 温度 :40℃ 溶媒 :THF 流速 :0.6ml/min 検出器:RI サンプル濃度:0.1%の試料を10μl
【0078】サンプル調製は、試料をTHF中に入れ、
数時間放置した後十分振とうし(試料の合一体がなくな
るまで)、さらに12時間静置する。サンプル処理フィ
ルター(ポアサイズ0.45μm)を通過させたものを
GPC試料とする。
【0079】検量線は、単分散ポリスチレン標準試料に
より作成した分子量構成曲線を使用する。得られた対数
曲線(logM)より、分子量極大値を求める。さら
に、分子量200〜1000迄の累積曲線から、トナー
樹脂中に含まれる極低分子量成分の算出を行う。
【0080】(4)本発明に用いるトナー粒子の粒径の
測定は、個数平均粒径が1μm以上のトナーについては
レーザースキャン型粒度分布測定装置(CIS−100
GALAI社製)を用いて、0.4μmから60μm
の範囲内で粒子の測定を行う。試料は、水100mlに
界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸塩)0.2m
l加えた溶液にトナー0.5乃至2mgを加え、超音波
分散器で2分間分散した後、マグネットスターラーを入
れたキュービックセルに水を8割程度入れ、その中に超
音波分散した試料をピペットで1、2滴添加する。これ
から得られる体積平均粒径(Dv)、個数平均粒径(D
n)、標準偏差(S.D.)をもとに、個数平均粒径、
粒度分布指数、変動係数を求める。
【0081】個数平均粒径が1μm未満のトナーについ
ては、走査型電子顕微鏡(FE−SEMS−800 日
立製作所製)を用いて、5000倍の写真を撮り、その
写真をもとに水平方向フェレ径を0.05μm以上の粒
子について、累積300個以上になるように測定する。
その平均をもって、個数平均粒径とする。この数値をC
IS−100と同様の計算式により体積平均粒径、変動
係数を求める。
【0082】(5)本発明で使用する摩擦帯電量の測定
方法を記載する。トナーとキャリアを現像剤化するとき
適当な混合量(2〜15重量%)となるように混合し、
ターブラミキサーで180秒混合する。この混合粉体
(現像剤)を底部に635メッシュの導電性スクリーン
を装着した金属製の容器にいれ、吸引機で吸引し、吸引
前後の重量差と容器に接続されたコンデンサーに蓄積さ
れた電位から摩擦帯電量を求める。この際、吸引圧を2
50mmHgとする。この方法によって、摩擦帯電量を
下記式を用いて算出する。
【0083】 Q(μC/g)=(C×V)/(W1−W2) (式中、W1は吸引前の重量でありW2は吸引後の重量で
あり、Cはコンデンサーの容量、及びVはコンデンサー
に蓄積された電位である。)
【0084】
【実施例】以下に本発明を実施例をもって説明するが、
本発明は実施例によって制限されるものではない。な
お、実施例中で使用する部はすべて重量部を示す。
【0085】<実施例1> メタノール 540部 水 60部 ポリビニルフェノール(重量平均分子量45000) 60部 スチレン 100部 n−ブチルアクリレート 35部 カーボンブラック 5部 ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物 1部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 9.6部
【0086】還流冷却管,温度計,窒素導入管,機械的
撹拌機をとりつけた5リットルの反応容器に、上記の混
合物を投入し、窒素をバブリングしながら溶液をよく混
合した。次いで反応容器を浸しているオイルバスの温度
を80℃にして、12時間窒素雰囲気下で還流した。
【0087】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返した。洗浄にはメタノール80重量%:水
20重量%の割合で調製した混合溶媒を用いた。この操
作を7回繰り返し、最後に水により洗浄を行い、得られ
たスラリーを乾燥して、個数平均粒子径(Dn)4.0
2μm、体積平均粒子径(Dv)と個数平均粒子径(D
n)の比(Dv/Dn)が1.03であり、個数分布の
変動係数13.7%のトナー(粒子)を得た。
【0088】メタノールによる第1のソックスレーによ
るメタノール抽出を行った結果、メタノール可溶樹脂成
分の割合は、0.4重量%であった。さらに、引き続き
THFによる第2のソックスレー抽出を行った結果、T
HF可溶樹脂成分の割合は、95.6重量%であった。
THF可溶樹脂成分及びメタノール可溶樹脂成分のDS
C測定によりガラス転移温度を測定した結果、THF可
溶樹脂成分の最大ガラス転移点Tg1は54℃(図2参
照)であり、メタノール可溶樹脂成分の最高ガラス転移
点Tg2は117℃(図3参照)であった。
【0089】メタノール抽出を行なった後のTHF可溶
樹脂成分の分子量を測定した結果、分子量分布の最大ピ
ークは分子量20100であり、分子量200乃至10
00の成分は0.5重量%であった。
【0090】得られたトナー100部に対し、解砕処理
したBET値350m2/gの酸化チタン3部をヘンシ
ェルミキサーで混合して酸化チタン微粉末を外添し、外
添トナーを得た。
【0091】この外添トナー7重量%に対して、平均粒
径が35μmのフェライトコアにシリコーン樹脂コート
したキャリア93重量%をポリ瓶に入れターブラーミキ
サーで混合撹拌し二成分系現像剤を調製した。
【0092】この二成分系現像剤をキヤノン製フルカラ
ーレーザーコピア複写機CLC500改造機(現像器の
現像剤担持体表面粗さをRz=10になるようにマット
化した。さらに、極小ドットによるハーフトーンの再現
性を緻密に評価するために、通常のレーザースポット径
を20%しぼった)に入れ、画像評価を行った。
【0093】極小ドットによるハーフトーンの再現性の
評価方法としては、1画素内でのレーザーのパルス幅変
調(PWM)による多値記録により極小スポットの再現
性を転写後の転写材の上の極小スポットのトナー画像の
顕微鏡観察により評価した。さらに、高温高湿下(30
℃,80%RH)に機械を7日間放置した後の画像評価
も行った。その結果、ハーフトーンの再現性は良好であ
り、放置後のハーフトーンの再現性も良好であった。
【0094】7日間放置後の二成分系現像剤の様子もサ
ラサラであり、凝集は見られなかった。
【0095】さらにCLC−500と同じ構成を有する
外部定着器による定着試験を行った。定着試験は、記録
材上に幅2cm、長さ10cmの短冊状の未定着画像を
形成し、その未定着画像を外部定着器の上部ローラーの
温度をモニターしながら短冊の長さ方向にそってローラ
ーを通過させ、短冊の後部にオフセットが見られなくな
った温度を定着開始温度とする。その結果、140℃で
オフセットが見られず、開始温度は140℃であった。
【0096】上部ローラーの温度設定は、100℃から
5℃毎に上昇させて設定し、上部ローラーが設定温度に
なるのを確認した後、定着器に未定着画像を有する記録
材を通す。この定着試験によってオフセットが発生しな
くなった温度(A℃)とこのオフセットが発生しなくな
った温度(A℃)の前の設定温度(A℃−5℃)の温度
領域について、上部ローラーの設定温度をオフセットが
発生しなくなった前の設定温度(A℃−5℃)から1℃
毎に上昇させて設定し、定着試験を行ない、オフセット
が発生しなくなった温度を定着開始温度とする。
【0097】<実施例2>実施例1と同様にして重合を
行った。重合液を室温まで冷却した後、分散液の固液分
離と洗浄を繰り返した。洗浄にはメタノール50重量
%:水50重量%の割合で調製した混合溶媒を用いた。
この操作を5回繰り返し、最後に水により洗浄を行い、
得られたスラリーを乾燥して、個数平均粒子径(Dn)
4.13μm、体積平均粒子径(Dv)と個数平均粒子
径(Dn)の比(Dv/Dn)が1.05であり、個数
分布の変動係数15.8%のトナー(粒子)を得た。
【0098】メタノールによる第1のソックスレーによ
るメタノール抽出を行った結果、メタノール可溶樹脂成
分の割合は、1.7重量%であった。さらに、引き続き
THFによる第2のソックスレー抽出を行なった結果、
THF可溶樹脂成分の割合は95.2重量%であった。
THF可溶樹脂成分及びメタノール可溶樹脂成分のDS
C測定によりガラス転移温度を測定した結果、THF可
溶樹脂成分の最大Tg1は53℃であり、メタノール可
溶樹脂成分の最高Tg2は117℃であった。
【0099】メタノール抽出を行なった後のTHF可溶
樹脂成分の分子量を測定した結果、分子量分布の最大ピ
ークは分子量19500であり、分子量200乃至10
00の成分は0.6重量%であった。
【0100】得られたトナーを実施例1と同様にして酸
化チタン微粉末を外添し、外添トナーを得た。
【0101】この外添トナーに対して、実施例1と同様
にキャリアを混合して二成分系現像剤を調製して画像評
価を行った。その結果、ハーフトーンの再現性は良好で
あり、放置後の再現性も良好であった。画像評価後の現
像剤の様子もサラサラであり、凝集は見られなかった。
【0102】さらにCLC−500と同じ構成を有する
外部定着器による定着試験を行った。その結果、定着開
始温度は144℃であった。
【0103】<実施例3>実施例1と同様にして重合を
行った。重合液を室温まで冷却した後、分散液の固液分
離と洗浄を繰り返した。洗浄にはメタノール40重量
%:水60重量%の割合で調製した混合溶媒を用いた。
この操作を2回繰り返し、最後に水により洗浄を行い、
得られたスラリーを乾燥して、個数平均粒子径(Dn)
4.06μm、体積平均粒子径(Dv)と個数平均粒子
径(Dn)の比(Dv/Dn)が1.07であり、個数
分布の変動係数17.8%のトナー(粒子)を得た。
【0104】メタノールによる第1のソックスレーによ
るメタノール抽出を行った結果、メタノール可溶樹脂成
分の割合は、3.6重量%であった。さらに、引き続き
THFによる第2のソックスレー抽出を行った結果、T
HF可溶樹脂成分の割合は92.9重量%であった。T
HF可溶樹脂成分及びメタノール可溶樹脂成分のDSC
測定によりガラス転移温度を測定した結果、THF可溶
樹脂成分の最大Tg1は54℃であり、メタノール可溶
樹脂成分の最高Tg2は120℃であった。
【0105】メタノール抽出後のTHF可溶樹脂成分の
分子量を測定した結果、分子量分布の最大ピークは分子
量20300であり、分子量200乃至1000の成分
は0.9重量%であった。
【0106】得られたトナーを実施例1と同様にして酸
化チタン微粉末を外添し、外添トナーを得た。
【0107】この外添トナーに対して、実施例1と同様
にキャリアと混合して二成分系現像剤を調製して画像評
価を行った。その結果、ハーフトーンの再現性は良好で
あり、放置後の再現性も良好であった。画像評価後の現
像剤の凝集は見られなかった。
【0108】さらにCLC−500と同じ構成を有する
外部定着器による定着試験を行った。その結果、定着開
始温度は150℃であった。
【0109】<比較例1> メタノール 600部 ポリビニルフェノール(重量平均分子量45000) 60部 スチレン 100部 n−ブチルアクリレート 35部 カーボンブラック 5部 ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物 1部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 9.6部
【0110】還流冷却管,温度計,窒素導入管,機械的
撹拌機をとりつけた5リットルの反応容器に、上記の混
合物を投入し、窒素をバブリングしながら溶液をよく混
合した。次いで反応容器を浸しているオイルバスの温度
を70℃にして12時間窒素雰囲気下で還流した。
【0111】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返した。洗浄にはエタノールを用いた。この
操作を7回繰り返し行い、得られたスラリーを乾燥し
て、個数平均粒子径(Dn)4.23μm、体積平均粒
子径(Dv)と個数平均粒子径(Dn)の比(Dv/D
n)が1.07であり、個数分布の変動係数17.8%
のトナー(粒子)を得た。
【0112】メタノールによる第1のソックスレーによ
るメタノール抽出を行った結果、メタノール可溶樹脂成
分の割合は、0.01重量%であった。さらに、引き続
きTHFによる第2のソックスレー抽出を行なった結
果、THF可溶樹脂成分の割合は、98.0重量%であ
った。THF可溶樹脂成分及びメタノール可溶樹脂成分
のDSC測定によりガラス転移温度を測定した結果、T
HF可溶樹脂成分の最大Tg1は57℃であり、メタノ
ール可溶樹脂成分の最高Tg2は57℃であった。
【0113】メタノール抽出を行なった後のTHF可溶
樹脂成分の分子量を測定した結果、分子量分布の最大ピ
ークは分子量22000であり、分子量200乃至10
00の成分は0.05重量%であった。
【0114】得られたトナーを実施例1と同様にして酸
化チタン微粉末を外添し、外添トナーを得た。
【0115】この外添トナーに対して、実施例1と同様
にキャリアを混合して二成分系現像剤を調製して画像評
価を行った。その結果、ハーフトーンの再現性は良好で
あったが、放置後のドット再現に飛び散りが見られた。
非画像部のカブリトナーも見られた。画像評価後の現像
容器内の様子を見ると現像剤のパッキングが確認でき
た。
【0116】さらにCLC−500と同じ構成を有する
外部定着器による定着試験を行った。その結果、定着開
始温度は142℃であった。
【0117】<比較例2>実施例1と同様にして重合を
行った。重合液を室温まで冷却した後、分散液の固液分
離と洗浄を繰り返した。洗浄にはメタノール40重量
%:水60重量%の割合で調製した混合溶媒を用いた。
この操作を1回繰り返し、得られたスラリーを乾燥し
て、個数平均粒子径(Dn)4.11μm、体積平均粒
子径(Dv)と個数平均粒子径(Dn)の比(Dv/D
n)が1.09であり、個数分布の変動係数23.0%
のトナー(粒子)を得た。
【0118】メタノールによる第1のソックスレーによ
るメタノール抽出を行った結果、メタノール可溶樹脂成
分の割合は、7.6重量%であった。さらに、引き続き
THFによる第2のソックスレー抽出を行なった結果、
THF可溶樹脂成分の割合は89.7重量%であった。
THF可溶樹脂成分及びメタノール可溶樹脂成分のDS
C測定によりガラス転移温度を測定した結果、THF可
溶樹脂成分の最大Tg1は57℃であり、メタノール可
溶樹脂成分の最高Tg2は90℃であった。
【0119】メタノール抽出を行なった後のTHF可溶
樹脂成分の分子量を測定した結果、分子量分布の最大ピ
ークは分子量21500であり、分子量200乃至10
00の成分は0.9重量%であった。
【0120】得られたトナーを実施例1と同様にして酸
化チタン微粉末を外添し、外添トナーを得た。
【0121】この外添トナーに対して、実施例1と同様
にキャリアを混合し二成分系現像剤を調製して、画像評
価を行った。その結果、ハーフトーンの再現性は良好で
あり、放置後の再現性も良好であった。画像評価後の現
像剤の凝集は見られなかった。
【0122】さらにCLC−500と同じ構成を有する
外部定着器による定着試験を行った。その結果、定着開
始温度は163℃であり、定着開始温度が高かった。
【0123】<比較例3> メタノール 600部 ポリメチルビニルエーテル(重量平均分子量15000) 100部 スチレン 100部 n−ブチルアクリレート 35部 カーボンブラック 5部 ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物 1部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 9.6部
【0124】還流冷却管,温度計,窒素導入管,機械的
撹拌機をとりつけた5リットルの反応容器に、上記の混
合物を投入し、窒素をバブリングしながら溶液をよく混
合した。次いで反応容器を浸しているオイルバスの温度
を70℃にして12時間窒素雰囲気下で還流した。
【0125】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返した。洗浄にはメタノール40重量%:水
60重量%の割合で調製した混合溶媒を用いた。この操
作を1回しただけで、得られたスラリーを乾燥して、個
数平均粒子径(Dn)3.94μm、体積平均粒子径
(Dv)と個数平均粒子径(Dn)の比(Dv/Dn)
が1.09であり、個数分布の変動係数22.1%のト
ナー(粒子)を得た。
【0126】メタノールによる第1のソックスレーによ
るメタノール抽出を行った結果、メタノール可溶樹脂成
分の割合は、6.3重量%であった。さらに、引き続き
THFによる第2のソックスレー抽出を行った結果、T
HF可溶樹脂成分は91.7重量%であった。THF可
溶樹脂成分及びメタノール可溶樹脂成分のDSC測定に
よりガラス転移温度を測定した結果、THF可溶樹脂成
分の最大Tg1は55℃であり、メタノール可溶樹脂成
分の最高Tg2は51℃であった。
【0127】メタノール抽出を行なった後のTHF可溶
樹脂成分の分子量を測定した結果、分子量分布の最大ピ
ークは分子量23500であり、分子量200乃至10
00の成分は0.8重量%であった。
【0128】得られたトナーを実施例1と同様にして酸
化チタン微粉末を外添し、外添トナーを得た。
【0129】この外添トナーに対して、実施例1と同様
にしてキャリアを混合し二成分系現像剤を調製して画像
評価を行った。その結果、ハーフトーンの再現性は良好
であったが、カブリが見られ、さらに放置後のドット再
現に飛び散りが見られた。非画像部のカブリトナーも見
られた。画像評価後の現像容器内の様子を見ると現像剤
の凝集塊が確認できた。
【0130】さらにCLC−500と同じ構成を有する
外部定着器による定着試験を行った。その結果、定着開
始温度は135℃であった。
【0131】<比較例4> 水 600部 SDS(ドデシル硫酸ナトリウム) 1部 ポリビニルアルコール 5部 スチレン 100部 n−ブチルアクリレート 35部 カーボンブラック 5部 ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物 1部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 8部
【0132】上記混合物を反応容器中に投入し、TKホ
モミキサーで12000rpm回転、10分間撹拌し、
造粒を行った。その後反応容器に窒素をバブリングしな
がらスラリー液をよく混合した。次いで反応容器を浸し
ているオイルバスの温度を70℃にして12時間窒素雰
囲気下で重合した。
【0133】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返した。洗浄には水を用いた。この操作を3
回繰り返し行い、得られたスラリーを乾燥して、個数平
均粒子径(Dn)4.15μm、体積平均粒子径(D
v)と個数平均粒子径(Dn)の比(Dv/Dn)が
1.38であり、個数分布の変動係数36.6%のトナ
ー(粒子)を得た。
【0134】メタノールによる第1のソックスレーによ
るメタノール抽出を行った結果、メタノール可溶樹脂成
分の割合は、10.4重量%であった。さらにひき続き
THFによる第2のソックスレー抽出を行なった結果、
THF可溶樹脂成分の割合は88.0重量%であった。
メタノール可溶樹脂成分及びTHF可溶樹脂成分のDS
C測定によりガラス転移温度を測定した結果、THF可
溶樹脂成分の最大Tg1は59℃であり、メタノール可
溶樹脂成分の最高Tg2は46℃であった。
【0135】メタノール抽出を行なった後のTHF可溶
樹脂成分の分子量を測定した結果、分子量分布の最大ピ
ークは分子量20600であり、分子量200乃至10
00の成分は6.51重量%であった。
【0136】得られたトナーを実施例1と同様にして酸
化チタン微粉末を外添し、外添トナーを得た。
【0137】この外添トナーに対して、実施例1と同様
にしてキャリアを混合して二成分系現像剤を調製して画
像評価を行った。その結果、ハーフトーンの再現性はド
ットの形状が乱れ、さらに放置後はさらに低下した。
【0138】さらにCLC−500と同じ構成を有する
外部定着器による定着試験を行った。その結果、定着開
始温度は135℃であった。
【0139】<実施例4> エタノール 570部 水 30部 ビニルフェノール−ブチルメタクリレート(75:25)共重合体 (重量平均分子量28000) 50部 スチレン 100部 2−エチルヘキシルメタクリレート 35部 カーボンブラック 5部 ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物 1部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 10部
【0140】上記の混合物を投入し、窒素をバブリング
しながら溶液をよく混合した。次いで反応容器を浸して
いるオイルバスの温度を85℃にして12時間窒素雰囲
気下で重合した。
【0141】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返した。洗浄にはエタノール50重量%:メ
タノール10重量%:水40重量%の割合で調製した混
合溶媒を用いた。この操作を3回繰り返し、最後に水に
より洗浄を行い、得られたスラリーを乾燥して、個数平
均粒子径(Dn)5.42μm、体積平均粒子径(D
v)と個数平均粒子径(Dn)の比(Dv/Dn)が
1.06であり、個数分布の変動係数16.7%のトナ
ー(粒子)を得た。
【0142】メタノールによる第1のソックスレーによ
るメタノール抽出を行った結果、メタノール可溶樹脂成
分の割合は、0.8重量%であった。さらにひき続きT
HFによる第2のソックスレー抽出を行なった結果、T
HF可溶樹脂成分の割合は97.8重量%であった。T
HF可溶樹脂成分及びメタノール可溶樹脂成分のDSC
測定によりガラス転移温度を測定した結果、THF可溶
樹脂成分の最大Tg1は59℃であり、メタノール可溶
樹脂成分の最高Tg2は88℃であった。
【0143】メタノール抽出を行なった後のTHF可溶
樹脂成分の分子量を測定した結果、分子量分布の最大ピ
ークは分子量18200であり、分子量200乃至10
00の成分は0.3重量%であった。
【0144】得られたトナー100部に対し、解砕処理
したBET350m2/gの酸化チタン2部をヘンシェ
ルミキサーで混合して酸化チタン微粉末を外添し、外添
トナーを得た。
【0145】この外添トナー5重量%に対して、平均粒
径が35μmのフェライトコアにシリコーン樹脂コート
したキャリア95重量%をポリ瓶に入れターブラーミキ
サーで混合撹拌し、二成分系現像剤を調製した。
【0146】この二成分系現像剤を用いて、実施例1と
同様にして画像評価を行った。その結果、ハーフトーン
の再現性はほぼ良好であり、放置後の再現性も良好であ
った。画像評価後の現像剤の凝集は見られなかった。
【0147】さらにCLC−500と同じ構成を有する
外部定着器による定着試験を行った。その結果、定着開
始温度は142℃であった。
【0148】<比較例5>比較例4と同処方のものを用
い、TKホモミキサーで9000rpm回転、10分間
撹拌し、造粒を行った。その後反応容器に窒素をバブリ
ングしながらスラリー液をよく混合した。次いで反応容
器を浸しているオイルバスの温度を70℃にして12時
間窒素雰囲気下で重合した。
【0149】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返した。洗浄には水を用いた。この操作を3
回繰り返し行い、得られたスラリーを乾燥して、個数平
均粒子径(Dn)6.62μm、体積平均粒子径(D
v)と個数平均粒子径(Dn)の比(Dv/Dn)が
1.42であり、個数分布の変動係数40.1%のトナ
ー(粒子)を得た。
【0150】メタノールによる第1のソックスレーによ
るメタノール抽出を行った結果、メタノール可溶樹脂成
分の割合は、7.9重量%であった。さらにひき続きT
HFによる第2のソックスレー抽出を行なった結果、T
HF可溶樹脂成分の割合は91.0重量%であった。T
HF可溶樹脂成分及びメタノール可溶樹脂成分のDSC
測定によりガラス転移温度を測定した結果、またTHF
可溶樹脂成分の最大Tg1は58℃であり、メタノール
可溶樹脂成分の最高Tg2は46℃であった。
【0151】メタノール抽出を行なった後のTHF可溶
樹脂成分の分子量を測定した結果、分子量分布の最大ピ
ークは分子量20100であり、分子量200乃至10
00の成分は5.23重量%であった。
【0152】得られたトナーを実施例4と同様にして酸
化チタン微粉末を外添し、外添トナーを得た。
【0153】この外添トナーに対して、実施例1と同様
にしてキャリアを混合して二成分系現像剤を調製して画
像評価を行った。その結果、ハーフトーンの再現性はあ
るべきところに現像がなされていないところが部分的に
あり、さらに放置後はさらに低下した。
【0154】さらにCLC−500と同じ構成を有する
外部定着器による定着試験を行った。その結果、定着開
始温度は140℃であった。
【0155】<実施例5> メタノール 270部 エタノール 270部 水 60部 ビニルフェノール−メチルメタクリレート共重合体 80部 (ビニルフェノールユニット80モル%、重量平均分子量43000) スチレン 100部 n−ブチルアクリレート 35部 ジ−t−ブチルサリチル酸金属化合物 1部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 7.5部
【0156】還流冷却管,温度計,窒素導入管,機械的
撹拌機をとりつけた5リットルの反応容器に、上記の混
合物を投入し、窒素をバブリングしながら溶液をよく混
合した。次いで反応容器を浸しているオイルバスの温度
を85℃にして12時間窒素雰囲気下で重合した。
【0157】 オイルブルー 10部 メタノール 45部 エタノール 45部 ついで、上記の混合物を反応容器中に投入し、さらに1
時間85℃で撹拌した。
【0158】これを室温まで冷却した後、分散液の固液
分離と洗浄を繰り返した。洗浄にはメタノール60重量
%:水40重量%の割合で調製した溶媒を用いた。この
操作を3回繰り返し、最後に水により洗浄を行い、得ら
れたスラリーを乾燥して、個数平均粒子径(Dn)2.
04μm、体積平均粒子径(Dv)と個数平均粒子径
(Dn)の比(Dv/Dn)が1.03であり、個数分
布の変動係数11.0%のトナー(粒子)を得た。
【0159】メタノールによる第1のソックスレーによ
るメタノール抽出を行った結果、メタノール可溶樹脂成
分の割合は、1.0重量%であった。さらにひき続きT
HFによる第2のソックスレー抽出を行なった結果、T
HF可溶樹脂成分の割合は95.6重量%であった。T
HF可溶樹脂成分及びメタノール可溶樹脂成分のDSC
測定によりガラス転移温度を測定した結果、THF可溶
樹脂成分の最大Tg1は59℃であり、メタノール可溶
樹脂成分の最高Tg2は103℃であった。
【0160】メタノール抽出を行なった後のTHF可溶
樹脂成分の分子量を測定した結果、分子量分布の最大ピ
ークは分子量26300であり、分子量200乃至10
00の成分は0.21重量%であった。
【0161】得られたトナー100部に対し、解砕処理
したBET350m2/gの酸化チタン4.5部をヘン
シェルミキサーで混合して酸化チタン微粉末を外添し、
外添トナーを得た。
【0162】この外添トナー9重量%に対して、平均粒
径が35μmのフェライトコアにシリコーン樹脂コート
したキャリア91重量%をポリ瓶に入れターブラーミキ
サーで混合撹拌し、二成分系現像剤を調製した。
【0163】この二成分系現像剤を用いて実施例1と同
様にして画像評価を行った。その結果、ハーフトーンの
再現性はほぼ良好であり、放置後の再現性も良好であっ
た。画像評価後の現像剤の凝集は見られなかった。
【0164】さらにCLC−500と同じ構成を有する
外部定着器による定着試験を行った。その結果、定着開
始温度は143℃であった。
【0165】上記の各実施例及び各比較例の物性を表1
に示し、評価結果を表2に示す。
【0166】
【表1】
【0167】
【表2】
【0168】*1)ハーフトーン再現性の評価基準 A:ドットの乱れがなく、非常に良好 B:飛び散りはなく、ドット形状はややばらつきがある
が、良好 C:飛び散り、ドット形状にばらつきがあるが、問題な
し D:飛び散り、ドット形状にばらつきが顕著 E:ドットのあるべきところに現像されていない、また
は飛び散りひどい
【0169】*2)凝集性の評価基準 A:パッキングしていなく、非常にサラサラであり、非
常に良好 B:パッキングを一部起こしているが振とうによりサラ
サラとなり、良好 C:パッキングを起こしているが振とうによりサラサラ
となり、問題なし D:パッキングを起こし、やや凝集が見られる E:凝集がほぐれず、塊が見られる
【0170】
【発明の効果】本発明は、微粒径で、かつ粒度分布のシ
ャープなトナーであり、そのトナー表面にメタノールに
可溶な表面樹脂成分を一定の範囲で含有することによ
り、高画質化を達成するとともに高温環境下でも凝集す
ることなく低温定着性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるソックスレー抽出器の説明
図である。
【図2】THF可溶樹脂成分の最大ガラス転移点(Tg
1)を説明するための実施例1のトナーのTHF可溶樹
脂成分のDSC曲線を示す。
【図3】メタノール可溶樹脂成分の最高ガラス転移点
(Tg2)を説明するための実施例1のトナーのメタノ
ール可溶樹脂成分のDSC曲線を示す。
フロントページの続き (72)発明者 池田 武志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 板橋 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−270538(JP,A) 特開 昭61−228458(JP,A) 特開 平8−120004(JP,A) 特開 平6−222617(JP,A) 特開 平5−323659(JP,A) 特開 平5−93002(JP,A) 特開 平4−338974(JP,A) 特開 平3−237105(JP,A) 特開 平3−200976(JP,A) 特開 平3−121466(JP,A) 特開 平1−185653(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも着色剤及び結着樹脂を含有す
    る静電荷像現像用トナーであって、 該トナーは、結着樹脂100重量部に対して着色剤を
    0.1重量部乃至15重量部含有し、個数平均粒子径
    (Dn)が0.5μm乃至6.0μmであり、粒度分布
    指数(Dv/Dn)が1.0乃至1.3であり、個数分
    布の変動係数が20%以下であり、 該トナーは、メタノールによる第1のソックスレー抽出
    により抽出されるメタノール可溶樹脂成分(但し、メタ
    ノール可溶樹脂成分がスチレン−無水マレイン酸共重合
    体である場合を除く)を0.1重量%乃至5重量%で含
    有し、メタノールによる第1のソックスレー抽出のあと
    のテトラヒドロフラン(THF)による第2のソックス
    レー抽出により抽出されるTHF可溶樹脂成分を50重
    量%乃至99重量%含有し、メタノール可溶樹脂成分の
    最高ガラス転移点(Tg2)とTHF可溶樹脂成分の最
    大ガラス転移点(Tg1)の関係が下記式 0(℃)<Tg2−Tg1≦150(℃)、50(℃)≦
    Tg1≦80(℃) を満足することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 該トナーは、個数平均粒子径(Dn)が
    1μm乃至5μmであり、粒度分布指数(Dv/Dn)
    が1.0乃至1.2、個数分布の変動係数が18%以下
    であることを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像
    用トナー。
  3. 【請求項3】 該トナーは、該THF可溶樹脂成分のG
    PCによるポリスチレン換算の分子量分布において、分
    子量2000乃至100000の領域に極大値を有し、
    分子量200乃至1000の成分を3重量%以下含有す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の静電荷像現
    像用トナー。
  4. 【請求項4】 該メタノール可溶樹脂成分は、極性基を
    有する樹脂を含有していることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  5. 【請求項5】 該トナーは、(i)重合用溶媒に溶解可
    能であり、かつ重合により生成する重合体は、該重合用
    溶媒に溶解しない重合性単量体、及び、(ii)該重合
    用溶媒に可溶である重合体組成物を該重合用溶媒に溶解
    して重合反応系を形成し、該重合反応系中で該重合性単
    量体組成物を重合して得られたトナー粒子を含み、該重
    合体組成物がトナー粒子表面近傍に含有されていること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の静電荷
    像現像用トナー。
  6. 【請求項6】 (i)重合用溶媒に溶解可能であり、か
    つ重合により生成する重合体は、該重合用溶媒に溶解し
    ない重合性単量体、及び、(ii)該重合用溶媒に可溶
    である重合体組成物を該重合用溶媒に溶解して重合反応
    系を形成する工程、 該重合反応系中で該重合性単量体を重合して重合粒子を
    形成する工程、 該重合粒子を洗浄用溶媒で洗浄する工程、及び該洗浄さ
    れた重合粒子からトナーを生成する工程を有する静電荷
    像現像用トナーの製造方法であって、 該重合用溶媒が、(i)メタノール、エタノール又はそ
    れらの混合物30重量%乃至99.9重量%及び(i
    i)水を少なくとも含有する重合用混合溶媒であり、 該洗浄用溶媒が、(iii)下記式(1) Cn2n+1OH (1) (式中、nは1〜5の整数を示す) に示される飽和アルコール30重量%以上及び(iv)
    水を少なくとも含有する洗浄用混合溶媒であり、得られ
    たトナーは、少なくとも着色剤及び結着樹脂を含有して
    おり、該トナーは、結着樹脂100重量部に対して着色
    剤を0.1重量部乃至15重量部含有し、個数平均粒子
    径(Dn)が0.5μm乃至6.0μmであり、粒度分
    布指数(Dv/Dn)が1.0乃至1.3であり、個数
    分布の変動係数が20%以下であり、 該トナーは、メタノールによる第1のソックスレー抽出
    により抽出されるメタノール可溶樹脂成分(但し、メタ
    ノール可溶樹脂成分がスチレン−無水マレイン酸共重合
    体である場合を除く)を0.1重量%乃至5重量%含有
    し、メタノールによる第1のソックスレー抽出のあとの
    テトラヒドロフラン(THF)による第2のソックスレ
    ー抽出により抽出されるTHF可溶樹脂成分を50重量
    %乃至99重量%含有し、メタノール可溶樹脂成分の最
    高ガラス転移点(Tg2)とTHF可溶樹脂成分の最大
    ガラス転移点(Tg1)の関係が下記式 0(℃)<Tg2−Tg1≦150(℃)、50(℃)≦
    Tg1≦80(℃) を満足すること特徴とするトナーの製造方法。
  7. 【請求項7】 該洗浄用溶媒が、0.1重量%乃至70
    重量%の水を含有していることを特徴とする請求項6に
    記載のトナーの製造方法。
  8. 【請求項8】 該洗浄工程において該洗浄用溶媒で洗浄
    した後、最後に水で洗浄する第2の洗浄工程を有するこ
    とを特徴とする請求項6又は7に記載のトナーの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 該トナーは、個数平均粒子径(Dn)が
    1μm乃至5μmであり、粒度分布指数(Dv/Dn)
    が1.0乃至1.2、個数分布の変動係数が18%以下
    であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記
    載のトナーの製造方法。
  10. 【請求項10】 該トナーは、該THF可溶樹脂成分の
    GPCによるポリスチレン換算の分子量分布において、
    分子量2000乃至100000の領域に極大値を有
    し、分子量200乃至1000の成分を3重量%以下含
    有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記
    載のトナーの製造方法。
  11. 【請求項11】 該メタノール可溶樹脂成分は、極性基
    を有する樹脂を含有していることを特徴とする請求項6
    乃至10のいずれかに記載のトナーの製造方法。
  12. 【請求項12】 該トナーを生成する工程は、該重合粒
    子を乾燥する工程を含むことを特徴とする請求項6乃至
    11のいずれかに記載のトナーの製造方法。
  13. 【請求項13】 該トナーを生成する工程は、該重合粒
    子を着色する工程を含むことを特徴とする請求項6乃至
    12のいずれかに記載のトナーの製造方法。
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