JP3486546B2 - 3次元形状測定装置及び方法 - Google Patents
3次元形状測定装置及び方法Info
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- JP3486546B2 JP3486546B2 JP33200297A JP33200297A JP3486546B2 JP 3486546 B2 JP3486546 B2 JP 3486546B2 JP 33200297 A JP33200297 A JP 33200297A JP 33200297 A JP33200297 A JP 33200297A JP 3486546 B2 JP3486546 B2 JP 3486546B2
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Description
曲面形状を精密に、例えば1マイクロメートル以下の誤
差で測定する3次元形状測定装置及び方法に関するもの
である。
人が既に提案している特願平8−172276号(図1
6に構成図を示す)に示されているように、装置全体の
ベースとなるベッド16が3つの除振台15a,15
b,15cにより3ヶ所で支持されて構成されているも
のがある。ベッド16はベース定盤を支持するための支
持面44を有し、この支持面上の3ヶ所においてベース
定盤1を支持する。その3ヶ所において、第1の支持点
は円錐状のくぼみ45で球47aを挟んだ構造、第2の
支持点は稜線が第1の支持点の方向を向いている三角錐
状の窪み46で球47bを挟んだ構造、第3の支持点は
平面で球47cを挟んだ構造とする。このようにする
と、ベッド16が変形してもベース定盤1が変形するの
を防ぐことができる。
鏡保持フレーム32を保持するが、これも3点で行な
う。そして、上記と同様の3点の支持を行う。
ド2,3,4によって3方向に移動可能に設けられてい
る。形状の測定はプローブ28をワークに接触させ、接
触状態を保ったままワーク面上をトレースし、その時の
プローブ位置を、プローブ近傍に設けられたレーザー測
長器で測定する。
例では、ワークの片面しか測定することができない。そ
のため、レンズなど、表面と裏面をもつワークの場合、
まず、表面の形状を測定し、次にワークを裏返してセッ
トしなおし、裏面を測定するという手順が必要であっ
た。この場合、ワークを裏返す時に、必ずセット誤差、
すなわち、ワークを形状測定装置にセットするときの姿
勢誤差が生じるため、表面と裏面との相対位置は精密に
測定できない。
が、表面の測定時と裏面の測定時で異なるため、重力に
よる変形の影響が測定結果に影響する。言い換えると、
レンズの場合に特に重要な厚みの測定に、重力による変
形が誤差として影響するということである。
を2回測定する必要があるため、片面の測定に対して測
定時間が2倍かかる。
立てておく光学系に用いるレンズを測定する場合、ワー
クを使用するのと同じ姿勢で測定することは、重力によ
る変形を考えると重要なことである。しかし、上述した
測定装置では決められた片方向からしか形状が測定でき
ないので、それができない。場合によっては、既に言及
したように、測定する時と、レンズを使用する時で重力
の方向が反対になってしまうことがある。
てなされたものであり、その目的は、被測定物の異なる
部分の表面形状を同時に測定することができる3次元形
状測定装置及び方法を提供することである。
測定物の変形の影響を小さくすることができる3次元形
状測定装置及び方法を提供することである。
準の機械的強度を向上させることができる3次元形状測
定装置及び方法を提供することである。
目的を達成するために、本発明に係わる3次元形状測定
装置は、互いに対向して配置された2組のプローブと、
該2組のプローブを、夫々独立に3次元的に移動させる
ための2組の移動手段であって、X軸方向に移動可能な
X軸スライドと、該X軸スライド上に配置され、前記X
軸と直交するY軸方向に移動可能なY軸スライドと、該
Y軸スライド上に配置され、前記X軸及びY軸と直交す
るZ軸方向に移動可能で前記プローブが取り付けられた
Z軸スライドと、該Z軸スライドに支持された前記プロ
ーブの前記Z軸スライドに対する変位が一定になるよう
に前記Z軸スライドを動かす制御装置とを、夫々備える
2組の移動手段と、前記2組のプローブの夫々の位置を
測定する2組の測定手段であって、箱状部材と、該箱状
部材の内側面に配置され、前記プローブの前記X軸方向
の位置を検出するためのX参照ミラーと、前記箱状部材
の内側面に配置され、前記プローブの前記Y軸方向の位
置を検出するためのY参照ミラーと、前記箱状部材の内
底面に配置され、前記プローブの前記Z軸方向の位置を
検出するためのZ参照ミラーと、前記X参照ミラーで反
射された光の干渉状態を検出する2つのX干渉計と、前
記Y参照ミラーで反射された光の干渉状態を検出する2
つのY干渉計と、前記Z参照ミラーで反射された光の干
渉状態を検出する1つのZ干渉計とを、夫々備える2組
の測定手段とを具備し、前記2組のプローブを、該2組
のプローブの間に配置された被測定物の互いに対向する
面に接触させ、該被測定物の互いに対向する面の表面形
状を同時に測定することを特徴としている。
置において、前記被測定物を載置する載置台と、該載置
台を設置するベース定盤を更に具備し、前記載置台は、
前記定盤に対して前記X方向及びY方向に拘束された第
1の点と、該第1の点に向かう方向と直交する方向に拘
束された第2の点と、前記X方向及びY方向のいずれに
も拘束されていない第3の点との3点で支持されている
ことを特徴としている。
置において、前記箱状部材は、前記載置台に対して、前
記第1の点において、前記X方向及びY方向に拘束され
た状態で支持され、前記第2の点において、前記第1の
点に向かう方向と直交する方向に拘束された状態で支持
され、前記第3の点において、前記X方向及びY方向の
いずれにも拘束されていない状態で支持されていること
を特徴としている。
置において、前記載置台上には、3つの球体が配置され
ており、該3つの球体の表面形状を、前記2組のプロー
ブで、夫々別の方向から測定して、夫々前記3つの球体
の中心位置を求め、求められた球体の中心位置から前記
2組のプローブの相対位置を算出し、前記2組のプロー
ブで夫々測定した被測定物の表面形状の相対関係を求め
ることを特徴としている。
置において、前記2組のプローブで夫々測定する被測定
物の表面とは、光学レンズの表面と裏面であることを特
徴としている。
置において、前記2組のプローブで前記被測定物の表面
形状を測定した後に、再び前記2組のプローブで、前記
3つの球体の表面形状を測定し、前記2組のプローブの
相対位置を算出し、前記被測定物の表面形状を測定する
前の算出値との平均値をとり、該平均値に基づいて前記
被測定物の表面形状の相対関係を求めることを特徴とし
ている。
は、互いに対向して配置され夫々独立に移動可能に配置
された2組のプローブにより、該2組のプローブの間に
配置された被測定物の互いに対向する面の表面形状を測
定する測定工程と、該測定工程で測定された2組のプロ
ーブによる測定値を校正する校正工程とを具備し、前記
測定工程では、前記2組のプローブは、X軸方向に移動
可能なX軸スライドと、該X軸スライド上に配置され、
前記X軸と直交するY軸方向に移動可能なY軸スライド
と、該Y軸スライド上に配置され、前記X軸及びY軸と
直交するZ軸方向に移動可能なZ軸スライドと、該Z軸
スライドに支持された前記プローブの前記Z軸スライド
に対する変位が一定になるように前記Z軸スライドを動
かす制御装置とにより3次元的に移動され、前記2組の
プローブの位置は、箱状部材と、該箱状部材の内側面に
配置され、前記プローブの前記X軸方向の位置を検出す
るためのX参照ミラーと、前記箱状部材の内側面に配置
され、前記プローブの前記Y軸方向の位置を検出するた
めのY参照ミラーと、前記箱状部材の内底面に配置さ
れ、前記プローブの前記Z軸方向の位置を検出するため
のZ参照ミラーと、前記X参照ミラーで反射された光の
干渉状態を検出する2つのX干渉計と、前記Y参照ミラ
ーで反射された光の干渉状態を検出する2つのY干渉計
と、前記Z参照ミラーで反射された光の干渉状態を検出
する1つのZ干渉計とを備える測定手段により測定され
ることを特徴としている。
法において、前記被測定物を載置する載置台は、該載置
台を支持するための定盤に対して前記X方向及びY方向
に拘束された第1の点と、該第1の点に向かう方向と直
交する方向に拘束された第2の点と、前記X方向及びY
方向のいずれにも拘束されていない第3の点との3点で
支持されることを特徴としている。
法において、前記箱状部材は、前記載置台に対して、前
記第1の点において、前記X方向及びY方向に拘束され
た状態で支持され、前記第2の点において、前記第1の
点に向かう方向と直交する方向に拘束された状態で支持
され、前記第3の点において、前記X方向及びY方向の
いずれにも拘束されていない状態で支持されることを特
徴としている。
法において、前記載置台上には、3つの球体が配置され
ており、該3つの球体の表面形状を、前記2組のプロー
ブで、夫々別の方向から測定して、夫々前記3つの球体
の中心位置を求め、求められた球体の中心位置から前記
2組のプローブの相対位置を算出し、前記2組のプロー
ブで夫々測定した被測定物の表面形状の相対関係を求め
ることを特徴としている。
法において、前記2組のプローブで夫々測定する被測定
物の表面とは、光学レンズの表面と裏面であることを特
徴としている。
法において、前記2組のプローブで前記被測定物の表面
形状を測定した後に、再び前記2組のプローブで、前記
3つの球体の表面形状を測定し、前記2組のプローブの
相対位置を算出し、前記被測定物の表面形状を測定する
前の算出値との平均値をとり、該平均値に基づいて前記
被測定物の表面形状の相対関係を求めることを特徴とし
ている。
ついて詳細に説明するのであるが、その前に、本発明の
実施形態の概要について説明しておく。
面と裏面の表面形状を同時に測定するとともに、表面と
裏面の相対位置を測定する。これは表面と裏面とで、同
時に測定可能な3つの球の中心位置を測定することで行
なう。
決まる。例えば、第1の点を原点とし、第1、第2、第
3の点を含む面に垂直な方向をZ軸にとり、第1から第
2の点に向かう方向をY軸などとすればのこるX軸はお
のずと決まる。ところで、表面の測定系で測定した3つ
の球の中心位置から求まる座標系と、裏面の測定系で測
定した3つの球の中心位置から求まる座標系とは、同じ
3つの球を用いているので、本来同一であるはずであ
る。言い換えると、この2つの座標系は、同じ座標系を
表面の測定系と、裏面の測定系とで表現したことにな
る。こうして、表面の測定系と裏面の測定系との関係が
わかる。
明の実施形態では面の方向に関し、レンズに注目したと
き、表面、裏面と表記し、装置に注目したとき上面、下
面などと表記する。また、記号を、{a}は3行1列の
ベクトルとし、[a]は行列を表すこととする。
測定した位置を{p1u}、下側測定系で測定した位置
を{p1d}、第2の球の中心位置を上側測定系で測定
した位置を{p2u}、下側測定系で測定した位置を
{p2d}、第3の球の中心位置を上側測定系で測定し
た位置を{p3u}、下側測定系で測定した位置を{p
3d}とする。
系を定義する方法を示す。3つの点を含む平面に垂直な
単位方向ベクトル{cu}は次のように計算できる。
(1)式で、分子は3つの球の中心ではられる平面に垂
直なベクトルであり、分母はその大きさなので、結局、
{cu}は3つの点を含む平面に垂直な単位ベクトルと
なる。
う方向とすることとし、これを{bu}とおくと
次の式から決まる。
のようにして定義される座標系を次のように、4×4の
行列[Cpu]で表現する。
式のサフィックスuをdに変えるだけで、同じ手順で座
標系[Cpd]が定義できる。
u]、および[Cpd]は、同じ3つの球から定義される
座標系を指し示しているので、同じものである。つま
り、同じ座標系を、上側測定座標系で表現したものと、
下側測定座標系で表現したものである。言い換えると、
この2つの行列、あるいは座標系は、上下の測定座標系
の関係を表している。
図14に(4)式の座標変換行列を求める手順を示す。
下側測定系とで測定する。その上下面の測定値と、上記
の2つの行列から、ワーク上下面の位置関係と、誤差形
状(設計形状と現実の形状との差)を計算することがで
きる。この具体的な計算は第1の実施形態で示す。
の関係を、3つの球を同時に測定することによって、求
めることができる。
の実施形態を示す。
状測定装置の構成を示す斜視図である。
47を載置し、ワークテーブル3を設け、ベース47上
に3点で支持する。ここで、図2に示すように、この3
点のうち第1の点は、球50をワークテーブル3とベー
ス47に設けられた円錐形の窪み51a,51bで挟
む。第2の点は、球52をワークテーブル3とベース4
7に設けられた、稜線が第1の点の方向を向いた三角錐
形状の窪み53a,53bではさむ。第3の点は球54
をワークテーブル3とベース47に設けられた平面では
さむ。
の距離が熱膨張等により変化したとき、球52が回転す
るのでワークテーブル3とベース47に変形は生じな
い。また第2及び第3の点間の距離、第1及び第3の点
間の距離が変化しても球54が回転するのでやはりワー
クテーブル3とベース47に変形は生じない。したがっ
て、たとえベース47が変形して3点の間の距離が変化
したとしてもワークテーブル3は変形しない。
決めの基準となる部材であるので、温度変化による熱膨
張を極力防ぐために低熱膨張鋳鉄から形成されている。
また、上記のような3点支持によりベース47の変形が
ワークテーブル3に伝わらない様にされているので、ベ
ース47には多少の熱膨張が許され、したがって、ベー
ス47には通常の鋳鉄を使用することができる。このよ
うな材料の選定を行うことにより、高価な低熱膨張鋳鉄
を多用しなくてすむため、装置のコストを低減させるこ
とができる。
台2の上にセットされる。ワーク受け台2には、上下2
方向から形状が測定できる位置に3つの位置マーク球6
0,61,62を設ける。このマーク球60,61,6
2は、上下の測定系の校正に用いるので、グレード3
(真球度50nm)という高精度なものを使用する。
3に設けられたガイド48の上をスライドするようにな
っており、測定領域の中心部分Aにワークを出し入れす
ることができる。このワークテーブル3には穴49があ
けられており、測定領域の中心部Aにおいて下面からも
プローブが接近できるようになっている。
に測定箱10が設けられている。この3点の構成は既に
図2で示したように、ワークテーブル3をベース47上
に支持した方法と同様であり、第1の点は、球56を測
定箱10とワークテーブル3に設けられた円錐形の窪み
ではさみ、第2の点は、球57を測定箱10とワークテ
ーブル3に設けられた稜線が第1の点の方向をむいた三
角錐形状の窪みではさみ、第3の点は、球58を測定箱
10とワークテーブル3に設けられた平面ではさむ。こ
の様に構成すると、たとえワークテーブル3が変形して
3点の間の距離が変化したとしても測定箱10は変形し
ない。また、測定箱10がワークテーブル3に支持され
ている3つの点は、それぞれ、ワークテーブル3がベー
ス47に支持されている3つの点の真上に位置するよう
に設定されている。このようにすると、ワークテーブル
3は、一番上に載っている測定箱10の重量と、ベース
からの反力を受けるが、その作用線が同一直線上となる
ため、曲げモーメントが発生しない。したがって、ワー
クテーブル3が測定箱10の重量により曲げ変形するこ
とがなく、精度の高い支持が可能となる。
ように、上側と下側に2組づつの参照ミラーを備えてい
る。まず、X方向の測定の基準となるXミラー4uを、
測定箱10に固定して設けた2つの上下突き当て駒20
uにのせ、上下方向を固定する。Xミラー突き当て駒1
8uを測定箱10に固定して3ヶ所設け、まっすぐその
裏側からプランジャ19uでXミラー4uをXミラー突
き当て駒18uに押し当てる。
同じ方法で測定箱10に取り付ける。
も、図3に示すように、3つのZミラー突き当て駒11
uを測定箱10に固定して3ヶ所設け、まっすぐその裏
側からプランジャ12uでZミラー6uをZミラー突き
当て駒11uに押し当てる。いくつかの接着駒13uを
Zミラー6uの裏面に接着し、接着駒13uとネジ15
uをばね14でつなぎ、ネジ15uを測定箱10にネジ
止めする。ネジ15uを回転させることによって、ばね
14が接着駒13uを引っ張り上げる力を調節し、最も
Zミラー6uの重力による変形が小さくなるところで、
ナット16uでネジ15uを固定する。このばねの引っ
張り力としては、ちょうど、Zミラー重量を引っ張り点
の数で割った力が、最適である。
説明を省略する。ただし、上記のZミラーをつり上げる
ばね14が圧縮ばね17となる。
ラーを保持するためのものであるため、熱膨張による寸
法変化を極力抑えるように、低熱膨張鋳鉄から形成され
ている。
プローブシャフト21uを設け、平行板ばね22uでハ
ウジング23uに支持し、ハウジング23uに固定した
変位計24uでプローブシャフト21uの変位量を測定
する。
固定し、Z軸スライド25uに固定してX方向の干渉計
7u、8uを設け、2ヶ所のX方向の距離X1u、およ
びX2uを測定する。干渉計9uをZ軸スライド25u
に固定して設け、Z方向の距離Zmuを測定する。図示
してないY方向についても同様に距離Y1u,Y2uを
測定する。この時の測定軸の配置を図5に示す。L1は
ZミラーからX1u,Y1u測定軸の高さまでの距離、
L2はX1u,Y1uの測定軸とX2u,Y2uの測定
軸の高さの差、L3はX2u,Y2uの測定軸の高さか
らプローブシャフト21uの参照ミラーまでの距離、L
4はプローブシャフト21uの参照ミラーから他端の球
中心までの距離とする。
6uで上下方向にガイドされ、ボールネジ27uと減速
機28u、モータ29u、エンコーダ30uで上下方向
に駆動される。エンコーダ30uの出力はZu軸位置制
御装置41uに導かれる。また、プローブシャフト21
uの変位を測定している変位計24uの出力はZu軸針
圧制御装置42u、および総合制御装置59に導かれ、
Zu軸位置制御装置41uとZu軸針圧制御装置42u
の出力はスイッチ48uでいずれかを選択した後モータ
28uに導かれる。スイッチ48uは総合制御装置59
で制御するシーケンスに従って制御される。
長さX1u,X2u,Y1u,Y2u,Zmuの長さデ
ータは上側測長器データ取得装置43uで取り込まれ、
総合制御装置59に導かれる。
にもZd軸を設ける。下側のプローブシャフトの支持構
造及び測定系及び駆動系の構成は、上側の構成と全く同
様であり、同図ではサフィックス”d”を用いて区別し
ている。
方向に移動可能に設け、ボールネジとモータ33で駆動
する。その位置は総合制御装置59からの信号を、Y軸
位置制御装置44に導き、その出力でモータ33を駆動
することによって制御する。モータ33はエンコーダを
有しており、Y軸スライド31の位置は常時モニターさ
れている。
移動可能に設け、ボールネジ36とモータ37で駆動す
る。その位置は総合制御装置59からの信号を、X軸位
置制御装置45に導き、その出力でモータ37を駆動す
ることによって制御する。モータ37はエンコーダを有
しており、X軸スライド34の位置は常時モニターされ
ている。
いるレーザー発信器63a,63b(図1を参照)が設
けられており、図示しない、折り曲げミラーや、ハーフ
ミラーを用いて、既に説明した干渉計と、測定箱10の
近傍に設けられた波長コンペンセータ38(図1、図3
を参照)まで、レーザー光が導かれる。
ため、波長コンペンセータ38からの出力Wvを波長コ
ンペンセータデータ取得装置46に導き、その出力を総
合制御装置59に導く。
度を測定する気圧計39と温度計40を設け、その出力
を総合制御装置59に導く。
ャートに従って総合制御装置を動かし、形状を測定す
る。
順を行なうが、一度、この手順を行なえば次回の測定か
らは必要ない。その手順は、まず、気圧計39、温度計
40で測定した温度と気圧を記憶し(ステップS9
8)、その時の波長コンペンセータデータ取得装置をリ
セットする(ステップS99)。この時のレーザーの波
長を計算式(例えばB..Edlen,"The Refractive Index o
f Air",Metrologia,Vol.2,no.2,p.71(1966)やF.E.Jone
s,"The Refractivity of Air",Journal of Researchof
the National Bureau of Standards,Vol.86,no.1,p.27
(Jan-Feb.1981).)を用いて計算する。この計算は最初
に一度だけ行なえばよい。形状測定中のレーザーの波長
変動は波長コンペンセータ38で測定しているからであ
る。
て、Zu,Zd軸を位置制御にし(ステップS10
0)、Zu,Zd軸をワークから最も離れる方向に移動
させる(ステップS101)。
(ステップS102)。この初期位置とは例えば測定領
域の中心位置(図1に矢印Aで示す)である。測定者が
ワーク1をワーク受け台2にセットし(ステップS10
3)、ワーク受け台2を測定中心部に移動させる(ステ
ップS104)。このあと、上下軸の位置合わせ手順を
行うが、この手順は1度行なえば、次回のワークの形状
測定の時には省略できる。
マーク球60の形状をプローブシャフト21u,21d
で測定し(ステップS105)、その中心位置{p1
u}、{p1d}を記憶する(ステップS106)。この
手順を図7で説明する。
せる(ステップS201)。プローブ位置を監視しなが
らZu,Zd軸をマーク球60に接触させる(ステップ
S202)。この時、プローブ21u,21dの変位を
測定している変位センサー24で測定するプローブ位置
をモニタしながらZ軸をマーク球60に接近させ、プロ
ーブがマーク球60に接触すると変位センサー24の信
号が大きく変化するので、それを検知してZ軸を停止さ
せる。
テップS203)。この針圧制御系は、既に説明した変
位センサー24の出力を一定値になるようにZ軸のモー
タに信号を伝達するものである。プローブ21は板ばね
22で支持されているので変位センサー24の出力を一
定に制御することは、この板ばね22の変形を一定に
し、プローブの接触力を一定にすることを意味する。
なう。この動作を上からみると、例えば図8のようにな
る。次に1ラインの測定手順を示す。
ペンセータデータ取得装置46に対し、一定の間隔ごと
にデータを取得するよう、測定開始信号を送る(ステッ
プS204)。X軸位置制御装置45または、Y軸位置
制御装置44に動作開始信号を送信し、X軸、またはY
軸を1ライン分移動させる(ステップS205)。この
時、測長器データ取得装置43および、波長コンペンセ
ータデータ取得装置46は、一定の間隔ごとにデータを
取得している。X軸、またはY軸の移動が終了すると測
長器データ取得装置43および、波長コンペンセータデ
ータ取得装置46から取得したデータを総合制御装置5
9に転送し(ステップS206)、記憶する(ステップ
S207)。以上が1ラインの測定手順である。
し(ステップS208)、もし、測定すべきラインが残
っている場合には、次のラインにX,Y軸を移動させ
(ステップS209)、再びラインの測定を行なう。
ば、スイッチ48を位置制御に切り替え(ステップS2
10)、Zu軸、Zd軸をワークから退避させる(ステ
ップS211)。
よび波長コンペンセータのデータから、座標の値を計算
する(ステップS212)。次にこの手順を示す。
ー波長の初期値と波長コンペンセータのデータからレー
ザーの波長を計算し、その波長と各レーザー測長器のデ
ータから長さ、X1u,X2u,Y1u,Y2u,Zm
uおよびX1d,X2d,Y1d,Y2d,Zmdを求
める。この計算方法は例えばレーザー干渉計のカタログ
に記載されており、既知である。
u,Zu,Xd,Yd,Zd(ステップS213)は図
5より、次のように計算できる。
基準としているため、Z軸25が移動する時に発生する
姿勢誤差に影響されない。たとえば、図5において、プ
ローブ21の先端球を中心に干渉計を固定しているZ軸
25が傾いたとしても、上式の計算値は変わらない。つ
まり、先端球が動かなければ、Z軸の姿勢変動があって
も上式の計算値は動かない。これを図15を参照してX
軸について示す。
θy回転したとする。ZとY方向はθyを微少とすると
2次以上の微少量なので変化しないと考えてよい。残る
X方向は誤差を含んだ干渉計の出力をチルダをつけて表
現すると、次の様に変化する。
に代入するとθyの項がすべて消える。すなわち、θy
に影響されないことが示された。
ら、法線方向を計算し、プローブ球の半径だけ、法線方
向に点を移動することにより、接触点215を推定計算
する(ステップS214)。
を用い、セッティング誤差補正を行なう(ステップS2
16)。今の場合、マーク球の形状を測定しているの
で、設計形状は球面である。この計算操作は、例えば最
小2乗法を用い(文献:MahitoNegishi,et al.:A high-
precision coordinate measuring system for super-sm
ooth polishing,Nanotechnology 6(1995),page 13
9.)、最も形状誤差が少なくなるように、セッティング
誤差を推定計算するものである。一般にセッティング誤
差はX,Y,Z方向の平行移動成分と、その軸周りの3
つの回転成分の、合計6つあり、4×4の座標変換行列
217として表現できる。この座標変換行列は、上側の
測定系と、下側の測定系と2種類あり、[Cu],[C
d]としておく。そして、セッテイング誤差を除去した
座標位置から設計形状を差し引くことにより、誤差形状
218が計算される。誤差形状も上側の測定系と、下側
の測定系と2種類あるので、これをEu、Edとおく。
合には6種類あるセッティング誤差のうち独立なのは3
つである。そこで、その独立なセッティング誤差を、プ
ローブ先端球中心のX,Y,Z位置とする。マーク球6
0の中心位置も上側の測定系と、下側の測定系と2種類
あり、これを{p1u},{p1d}と表記することと
し、記憶する(ステップS106)(図6参照)。
し(ステップS107)、その中心位置{p2u},
{p2d}を記憶する(ステップS108)。
(ステップS109)、その中心位置{p3u},{p
3d}を記憶する(ステップS110)。
できた。まとめると第1のマーク球60の中心位置を上
側測定系で測定した位置を{p1u}、下側測定系で測
定した位置を{p1d}とした。第2のマーク球61の
中心位置を上側測定系で測定した位置を{p2u}、下
側測定系で測定した位置を{p2d}とした。第3のマ
ーク球62の中心位置を上側測定系で測定した位置を
{p3u}、下側測定系で測定した位置を{p3d}とし
た。
式(1)〜(4)に示した方法で、上側測定座標系[C
pu]、および下側測定座標系[Cpd]を計算する。こ
れら2つの座標系は同じ3つの球から定義される座標で
あり、それぞれ、上側と下側の測定系で表現したもので
ある。つまり、上側と下側の測定系の相対関係を示して
いる。
の方法でワークの形状を測定し(ステップS113)、
測定結果を記憶する(ステップS114)。ここで、測
定結果とはセッティング誤差[Cu],[Cd]、および
形状誤差Eu,Edのことである。この計算操作は図7
で説明した操作と同じであるので、説明を省略する。
図9に示す。
位置を[T]とし、これを求めることである(ステップ
S115)。
と下面の位置が、上記のセッティング誤差[Cu],
[Cd]として、すでに測定できた。また、上下それぞ
れの座標系に対し、3つの球で定義される座標系の位置
が[Cpu],[Cpd]として、すでに測定できた。
の位置[T]116が求まった。
形状誤差E118を計算する(ステップS117)。
の位置座標で表現した位置の集合なのでその要素を{E
u}と表すことにする。下面を基準に考えたときの上面
の誤差形状はこの{Eu}を下面の位置座標で表現すれ
ばいいので、次の座標変換によって求まる。
触式のものにしても同じことである。非接触式のプロー
ブは、オートフォーカスを用いたものや、干渉を利用し
たものなどが公知技術として知られている。また、モー
タ29u,29dの出力が十分大きければ、減速機28
u,28dが無い構成も考えられる。
態を示す。第1の実施形態ではワーク受け台2に3つの
基準となるマーク球が固定されているが、この場合、測
定可能領域にこの3つの球がなければならない。したが
って、装置の測定エリアがそのぶんだけ狭くなってしま
う。
に示すように、3つのマーク球60,61,62を、穴
のあいた校正原器64に固定して設け、この校正原器6
4を用いて上下の測定座標の合わせを行なう。この原器
を用いた測定手順は次の2点を除いて、第1の実施形態
で説明した図6、図7に示した方法と同じである。
校正原器64をワーク受け台2にセットする。
校正原器64をワーク受け台2から取り外し、ワークを
ワーク受け台2にセットする。
せを行なえば、3つのマーク球がワーク受け台に固定さ
れていなくても、上下の位置あわせが可能である。
あとワーク形状を測定し終えるまで、レーザー測長器の
原点を変化させないことが重要である。もし、変化する
と上下の座標位置も変化してしまうからである。レーザ
ー測長器の原点は、例えばレーザー光路を遮るなどする
と変化する。
態によるフローチャートを示す。第1の実施形態に対
し、形状測定を行う前と後で2度、3つのマーク球を用
いた上下軸の位置合わせ手順を行い、下面に対する上面
の形状を計算する方法を以下のように行う。
器用レーザー波長の決定手順を行い(ステップS98、
ステップS99)、レーザーの波長を決定する。
0〜ステップS104)。次に第1回目の上下軸の位置
合わせ手順(ステップS105a〜ステップS111
a)を行い、その結果の2つの座標変換行列[Cp1
u],[Cp1d]を測定する。
3)を行い、ワークの上下両面の表面形状を測定する。
ここまでは、第1の実施形態と同じである。次に第2回
目の上下軸の位置合わせ手順(ステップS105b〜ス
テップS111b)を行い、その結果の2つの座標変換
行列[Cp2u],[Cp2d]を測定する。次に下面
に対する上面形状の計算を次のように行う。
実施形態で説明したのと同様の計算を行う。
きる。 (1)3つの球を用いた上下の位置合わせ手順で生じる
再現性のない誤差が平均をとることによって緩和され
る。 (2)2回の位置合わせ手順の間の時間に生じる上下測
定系の座標軸の変動が緩和される。この変動とはたとえ
ば、測定箱の温度変化による変形が考えられる。
態を示す。
比較して、4つの位置マーク球(60,61,62,6
5)を、穴のあいた校正原器64に固定して設け、この
校正原器を用いて上下の測定座標の合わせを行なう。こ
の場合、第1、第2の実施形態のときと同じ手順で、4
つのマーク球のうちの3つを用いて上下面の位置関係を
表す座標変換行列が計算できる。これにサフィックスの
1をつけて[T1]などと表す。3つの球を4つから選
ぶ組み合わせで、4種類の座標変換行列が計算できるの
で、それらにも同様にサフィックス2,3,4をつける
こととする。そして、それらを平均した行列を用いて上
下測定系の位置合わせをおこなう。つまり、
測定系の位置合わせ手順に含まれる偶然誤差が軽減され
る。
表面と裏面を同時に測定するので、測定時間を短縮し、
重力によるワークの変形の影響を小さくすることができ
る。さらに、縦型鏡筒の場合、使用するのと同じ姿勢で
ワーク(レンズ)の形状を測定することができる。ま
た、測定時間の短縮はレンズの製造コストを下げること
にもつながる。
定箱を固定しているために、その変形が測定箱に伝わら
ず、ワークの重量変化が測定精度に影響しない。
3つの球の中心位置を測定することで、表面の測定系と
裏面の測定系との関係が算出でき、表面と裏面の相対位
置を測定することが可能となる。
の位置ずれ誤差を緩和することができる。
定装置の構成を示す斜視図である。
る方法を示す図である。
側面図である。
る。
フローチャートである。
ローチャートである。
る。
チャートである。
されないことを説明するための図である。
定装置の構成を示す斜視図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 互いに対向して配置された2組のプロー
ブと、 該2組のプローブを、夫々独立に3次元的に移動させる
ための2組の移動手段であって、X軸方向に移動可能な
X軸スライドと、該X軸スライド上に配置され、前記X
軸と直交するY軸方向に移動可能なY軸スライドと、該
Y軸スライド上に配置され、前記X軸及びY軸と直交す
るZ軸方向に移動可能で前記プローブが取り付けられた
Z軸スライドと、該Z軸スライドに支持された前記プロ
ーブの前記Z軸スライドに対する変位が一定になるよう
に前記Z軸スライドを動かす制御装置とを、夫々備える
2組の移動手段と、 前記2組のプローブの夫々の位置を測定する2組の測定
手段であって、箱状部材と、該箱状部材の内側面に配置
され、前記プローブの前記X軸方向の位置を検出するた
めのX参照ミラーと、前記箱状部材の内側面に配置さ
れ、前記プローブの前記Y軸方向の位置を検出するため
のY参照ミラーと、前記箱状部材の内底面に配置され、
前記プローブの前記Z軸方向の位置を検出するためのZ
参照ミラーと、前記X参照ミラーで反射された光の干渉
状態を検出する2つのX干渉計と、前記Y参照ミラーで
反射された光の干渉状態を検出する2つのY干渉計と、
前記Z参照ミラーで反射された光の干渉状態を検出する
1つのZ干渉計とを、夫々備える2組の測定手段とを具
備し、 前記2組のプローブを、該2組のプローブの間に配置さ
れた被測定物の互いに対向する面に接触させ、該被測定
物の互いに対向する面の表面形状を同時に測定すること
を特徴とする3次元形状測定装置。 - 【請求項2】 前記被測定物を載置する載置台と、該載
置台を設置するベース定盤を更に具備し、前記載置台
は、前記定盤に対して前記X方向及びY方向に拘束され
た第1の点と、該第1の点に向かう方向と直交する方向
に拘束された第2の点と、前記X方向及びY方向のいず
れにも拘束されていない第3の点との3点で支持されて
いることを特徴とする請求項1に記載の3次元形状測定
装置。 - 【請求項3】 前記箱状部材は、前記載置台に対して、
前記第1の点において、前記X方向及びY方向に拘束さ
れた状態で支持され、前記第2の点において、前記第1
の点に向かう方向と直交する方向に拘束された状態で支
持され、前記第3の点において、前記X方向及びY方向
のいずれにも拘束されていない状態で支持されているこ
とを特徴とする請求項2に記載の3次元形状測定装置。 - 【請求項4】 前記載置台上には、3つの球体が配置さ
れており、該3つの球体の表面形状を、前記2組のプロ
ーブで、夫々別の方向から測定して、夫々前記3つの球
体の中心位置を求め、求められた球体の中心位置から前
記2組のプローブの相対位置を算出し、前記2組のプロ
ーブで夫々測定した被測定物の表面形状の相対関係を求
めることを特徴とする請求項2に記載の3次元形状測定
装置。 - 【請求項5】 前記2組のプローブで夫々測定する被測
定物の表面とは、光学レンズの表面と裏面であることを
特徴とする請求項4に記載の3次元形状測定装置。 - 【請求項6】 前記2組のプローブで前記被測定物の表
面形状を測定した後に、再び前記2組のプローブで、前
記3つの球体の表面形状を測定し、前記2組のプローブ
の相対位置を算出し、前記被測定物の表面形状を測定す
る前の算出値との平均値をとり、該平均値に基づいて前
記被測定物の表面形状の相対関係を求めることを特徴と
する請求項4に記載の3次元形状測定装置。 - 【請求項7】 互いに対向して配置され夫々独立に移動
可能に配置された2組のプローブにより、該2組のプロ
ーブの間に配置された被測定物の互いに対向する面の表
面形状を測定する測定工程と、 該測定工程で測定された2組のプローブによる測定値を
校正する校正工程とを具備し、 前記測定工程では、前記2組のプローブは、X軸方向に
移動可能なX軸スライドと、該X軸スライド上に配置さ
れ、前記X軸と直交するY軸方向に移動可能なY軸スラ
イドと、該Y軸スライド上に配置され、前記X軸及びY
軸と直交するZ軸方向に移動可能なZ軸スライドと、該
Z軸スライドに支持された前記プローブの前記Z軸スラ
イドに対する変位が一定になるように前記Z軸スライド
を動かす制御装置とにより3次元的に移動され、前記2
組のプローブの位置は、箱状部材と、該箱状部材の内側
面に配置され、前記プローブの前記X軸方向の位置を検
出するためのX参照ミラーと、前記箱状部材の内側面に
配置され、前記プローブの前記Y軸方向の位置を検出す
るためのY参照ミラーと、前記箱状部材の内底面に 配置
され、前記プローブの前記Z軸方向の位置を検出するた
めのZ参照ミラーと、前記X参照ミラーで反射された光
の干渉状態を検出する2つのX干渉計と、前記Y参照ミ
ラーで反射された光の干渉状態を検出する2つのY干渉
計と、前記Z参照ミラーで反射された光の干渉状態を検
出する1つのZ干渉計とを備える測定手段により測定さ
れる ことを特徴とする3次元形状測定方法。 - 【請求項8】 前記被測定物を載置する載置台は、該載
置台を支持するための定盤に対して前記X方向及びY方
向に拘束された第1の点と、該第1の点に向かう方向と
直交する方向に拘束された第2の点と、前記X方向及び
Y方向のいずれにも拘束されていない第3の点との3点
で支持されることを特徴とする請求項7に記載の3次元
形状測定方法。 - 【請求項9】 前記箱状部材は、前記載置台に対して、
前記第1の点において、前記X方向及びY方向に拘束さ
れた状態で支持され、前記第2の点において、前記第1
の点に向かう方向と直交する方向に拘束された状態で支
持され、前記第3の点において、前記X方向及びY方向
のいずれにも拘束されていない状態で支持されることを
特徴とする請求項8に記載の3次元形状測定方法。 - 【請求項10】 前記載置台上には、3つの球体が配置
されており、該3つの球体の表面形状を、前記2組のプ
ローブで、夫々別の方向から測定して、夫々前記3つの
球体の中心位置を求め、求められた球体の中心位置から
前記2組のプローブの相対位置を算出し、前記2組のプ
ローブで夫々測定した被測定物の表面形状の相対関係を
求めることを特徴とする請求項8に記載の3次元形状測
定方法。 - 【請求項11】 前記2組のプローブで夫々測定する被
測定物の表面とは、光学レンズの表面と裏面であること
を特徴とする請求項10に記載の3次元形状測定方法。 - 【請求項12】 前記2組のプローブで前記被測定物の
表面形状を測定した後に、再び前記2組のプローブで、
前記3つの球体の表面形状を測定し、前記2組のプロー
ブの相対位置を算出し、前記被測定物の表面形状を測定
する前の算出値との平均値をとり、該平均値に基づいて
前記被測定物の表面形状の相対関係を求めることを特徴
とする請求項10に記載の3次元形状測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33200297A JP3486546B2 (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 3次元形状測定装置及び方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11160038A JPH11160038A (ja) | 1999-06-18 |
JP3486546B2 true JP3486546B2 (ja) | 2004-01-13 |
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JP (1) | JP3486546B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010127758A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Panasonic Corp | 三次元形状測定装置 |
DE102019004376A1 (de) | 2018-06-22 | 2019-12-24 | Mitutoyo Corporation | Messapparat und Messverfahren |
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1997
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