JP3484270B2 - 配電線保護方式 - Google Patents

配電線保護方式

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JP3484270B2
JP3484270B2 JP21243395A JP21243395A JP3484270B2 JP 3484270 B2 JP3484270 B2 JP 3484270B2 JP 21243395 A JP21243395 A JP 21243395A JP 21243395 A JP21243395 A JP 21243395A JP 3484270 B2 JP3484270 B2 JP 3484270B2
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feeder
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breakers
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崇 元治
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正夫 嶋本
耕一 岸田
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Daihen Corp
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Kansai Electric Power Co Inc
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    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/20Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution using protection elements, arrangements or systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電線に発生する
事故、特に地絡事故に対して、変電所のフィーダー遮断
器をトリップさせることなく、健全区間は無停電のまま
事故区間を切り離す配電線保護方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の配電線保護方式では、系統構成情
報がデータベース化されており、事故時に開閉器の再閉
路、再々閉路を伴う時限順送方式により事故区間以降を
自動的に切り離し、柱上子局へのポーリング情報から開
閉器の入切情報を元に事故区間を検出している。また、
負荷融通は系統構成情報から定められた計算に基づい
て、過負荷を発生させない最適な融通方法を決定して行
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】昨今では、情報機器や
エレクトロニクス技術応用機器の普及等電気利用形態の
高度化に伴い、瞬時電圧低下や事故区間検出に伴う再閉
路、再々閉路による短時間停電も発生させないようなこ
れまで以上に高い供給信頼度を確保するための系統運用
が必要となってくる。
【0004】ところが、上記の配電線保護方式では、事
故区間の検出に、事故時から4分程度の時間が必要とな
る。また、最適な融通方法を決定する計算に5〜6分の
時間が必要なため、事故点以降はこの10分程度の間停
電状態となる。さらに、この負荷融通処理は、予め決め
られた系統構成に対してしか実施できない。
【0005】本発明の目的は、高速に事故区間検出及び
融通送電することによって、特に地絡事故に対して、無
停電で事故区間の切り離す配電線保護方式を提供するこ
とにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、高速に事故区
間検出及び融通送電することによって、特に地絡事故に
対して、無停電で事故区間を切り離した結果、健全フィ
ーダーのフィーダー遮断器に過負荷が発生する場合に、
過負荷解消させることができる配電線保護方式を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
配電線保護方式は、配電線の各所に設置された電柱に遮
断器と柱上子局とを設け、配電線の系統構成情報の内、
遮断器毎に柱上子局のアドレス、遮断器の開閉状態及び
遮断器に接続される他の遮断器が把握できるように、か
つ常に最新の系統構成情報をデータベース化し、配電線
に事故が生じたときに、変電所に設置されたフィーダー
遮断器に接続される事故フィーダーが認識されると、事
故区間検出処理は、フィーダー遮断器を始めとする系統
構成を考え、フィーダーに接続される遮断器に対して、
データベースから遮断器番号により決められた1つの基
準遮断器に接続される他の遮断器を確認して、基準遮断
器のフィーダー遮断器と逆方向側に接続される遮断器を
グループ化し、グループ化した遮断器から基準遮断器と
同じ条件の基準遮断器を決定し、データベースから基準
遮断器の開閉状態と遮断器に接続される他の遮断器とを
少なくとも開閉状態から順次に確認し、グループ化から
確認までを繰返す中で、基準遮断器の開閉状態が「入」
状態であれば、基準遮断器がポーリング対象とされ、事
故情報は、ポーリング対象とされた遮断器の柱上子局か
ら高速ポーリングにより収集され、フィーダー遮断器及
びフィーダーに接続される遮断器に対して、フィーダー
遮断器と逆方向側の事故情報により基準遮断器を決定
し、データベースから基準遮断器に接続される他の遮断
器を確認して、フィーダー遮断器と逆方向側の遮断器を
グループ化し、グループ化した遮断器の事故情報を確認
し、基準遮断器を決定から事故情報を確認までを繰返す
中で、グループ化した遮断器の事故情報がフィーダー遮
断器側で事故という応答またはフィーダー遮断器と逆方
向側で事故無しという応答であれば、グループ化した最
後のグループとグループ化した最後の1つ前のグループ
とで囲まれた区間を事故区間と判定すると共に、最後の
グループで認識された全部の遮断器及び最後の1つ前の
グループで最後に認識された遮断器が記憶され、負荷融
通処理は、フィーダー遮断器を始めとする系統構成を考
え、最後のグループで認識された遮断器及び最後のグル
ープで認識された遮断器に接続される遮断器のフィーダ
ー遮断器と逆方向側の遮断器に対して、事故区間検出処
理と同様に、グループ化から確認までを繰返す中で、基
準遮断器の開閉状態が「切」状態であれば、基準遮断器
の1つが融通用遮断器として記憶され、融通用遮断器が
投入されて健全フィーダーから融通送電が行われ、事故
区間の切り離し処理は、最後のグループで認識された全
部の遮断器及び最後の1つ前のグループで最後に認識さ
れた全部の遮断器を開放し、フィーダー遮断器がトリッ
プする前に事故区間検出処理、負荷融通処理、事故区間
の切り離し処理を順次に行うことを特徴とする
【0008】また、本発明の請求項2に係る配電線保護
方式は、配電線の各所に設置された電柱に遮断器と柱上
子局とを設け、配電線の系統構成情報の内、遮断器毎に
柱上子局のアドレス、遮断器の開閉状態及び遮断器に接
続される他の遮断器が把握できるように、かつ常に最新
の系統構成情報をデータベース化し、配電線に事故が生
じたときに、変電所に設置されたフィーダー遮断器に接
続される事故フィーダーが認識されると、事故区間検出
処理は、請求項1と同様に行い、負荷融通処理は、フィ
ーダー遮断器を始めとする系統構成を考え、最後のグル
ープで認識された遮断器に接続される遮断器及び最後の
グループで認識された遮断器のフィーダー遮断器と逆方
向側の遮断器に対して、事故区間検出処理と同様に、グ
ループ化から確認までを繰返す中で、基準遮断器の開閉
状態が「切」状態であれば、基準遮断器が第1または第
2の融通用遮断器として記憶され、第1の融通用遮断器
が投入されて第1の健全フィーダーから融通送電が行わ
れ、過負荷解消の前処理は、第1の融通用遮断器を始め
とする系統構成を考え、フィーダーに接続される遮断器
に対して、データベースから遮断器番号により決められ
た1つの基準遮断器に接続される他の遮断器を確認し
て、基準遮断器に接続される遮断器をグループ化し、グ
ループ化した遮断器から基準遮断器と同じ条件の基準遮
断器を決定し、データベースから基準遮断器の開閉状態
と、基準遮断器に接続される他の遮断器と、事故区間の
判定により記憶された遮断器とを少なくとも開閉状態か
ら順次に確認し、グループ化から確認までを繰返す中
で、グループ化した最初のグループ番号をn=1とする
と共に、グループ化したグループ番号に+1しながらグ
ループ化し、基準遮断器の開閉状態が「切」状態であれ
ば、基準遮断器をグループ化したグループ番号をn=N
とし、Nが2以上の偶数の場合、Nを2で除したn=N
/2、またNが3以上の奇数の場合、(N−1)を2で
除したn=(N−1)/2のグループの最後に認識され
た遮断器が負荷分割用遮断器として記憶され、事故区間
の切り離し処理は、請求項1と同様に行い、過負荷解消
処理は、事故区間の切り離し処理で遮断器を開放した時
点で第1の健全フィーダに過負荷が発生したときに、負
荷融通処理で検索された第2の融通用遮断器が投入され
て第2の健全フィーダーから融通送電が行われ、過負荷
解消の前処理で検索された負荷分割用遮断器を開放し、
フィーダー遮断器がトリップする前に事故区間検出処
理、負荷融通処理、過負荷解消の前処理、事故区間の切
り離し処理を順次に行い、その後に過負荷解消処理を行
うことを特徴とする。
【0009】上記の請求項1においては、事故区間検出
処理は、まず事故フィーダーのフィーダー遮断器に接続
される遮断器から、データベースを確認しながら順次に
検索して行き、「入」状態の全ての遮断器が検索され、
つぎにフィーダー遮断器から、データベース及び上記
「入」状態の遮断器の事故情報を確認しながら順次に検
索して行き、事故区間が検出される。
【0010】負荷融通処理は、事故点以降の上記事故区
間に該当する遮断器に接続される遮断器から、データベ
ースを確認しながら順次に検索して行き、「切」状態の
1つの遮断器が検索され、この遮断器が投入されて健全
区間から融通送電が行われる。
【0011】事故区間の切り離し処理は、上記事故区間
に該当する遮断器を開放するが、これら一連の処理は、
事故発生時から事故フィーダー遮断器がトリップするま
でに行われる。
【0012】また、請求項2においては、事故区間検出
処理は、まず事故フィーダーのフィーダー遮断器に接続
される遮断器から、データベースを確認しながら順次に
検索して行き、「入」状態の全ての遮断器が検索され、
つぎにフィーダー遮断器から、データベース及び「入」
状態の遮断器の事故情報を確認しながら順次に検索して
行き、事故区間が検出される。
【0013】負荷融通処理は、事故点以降の上記事故区
間に該当する遮断器毎に接続される遮断器から、データ
ベースを確認しながら順次に検索できるので、「切」状
態の2つの遮断器が検索され、この2つの遮断器の内、
先に検索された遮断器が投入されて健全区間から融通送
電が行われる。
【0014】過負荷解消の前処理は、上記の先に検索さ
れた遮断器の事故フィーダー遮断器側に接続される遮断
器から、データベース及び上記の事故区間の検出により
記憶された遮断器を確認しながら順次に検索して行くと
共に、グループ番号を順に付して行くので、「切」状態
の遮断器が検索されると、この「切」状態の遮断器のグ
ループ番号から、負荷分割用遮断器が上記の先に検索さ
れた遮断器と、この「切」状態の遮断器との間のどのグ
ループであるかを算出する。
【0015】事故区間の切り離し処理は、上記事故区間
に該当する遮断器を開放する。
【0016】過負荷解消処理は、事故区間の切り離し処
理で遮断器を開放した時点で、既に融通送電を行ってい
る健全フィーダに過負荷が発生したときに、上記の負荷
融通処理で検索された2つの遮断器の内、後で検索され
た遮断器が投入されて融通送電が行われ、上記の負荷分
割用遮断器を開放して過負荷解消させるが、事故区間検
出処理から事故区間の切り離し処理までの一連の処理
は、事故発生時から事故フィーダー遮断器がトリップす
るまでに行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の配電線保護方式
を説明する上で単純化した配電系統図である。図におい
て、1は変電所、2は変電所子局、3は中央装置、F
1,F2,F3,F4は変電所に設置されたフィーダー
遮断器、S1〜S3,S5〜S7,S9〜S12は柱上
に設置された常閉遮断器、S4,S8,S13は柱上に
設置された融通用の常開遮断器、T1〜T13は地絡事
故発生箇所が遮断器S1〜S13の設置点から見て電源
側か負荷側かを検出する柱上子局である。
【0018】このような配電系統の場合、変電所子局が
中央装置からダウンロードされる系統構成情報は、図2
に示すように、柱上子局のアドレス、遮断器の開閉状
態、1側に接続されている遮断器No(以下、1側遮断
器Noという)、2側に接続されている遮断器No(以
下、2側遮断器Noという)を、遮断器No毎に把握で
きるようになっている。この系統構成情報はデータベー
ス化されており、遮断器の開閉状態は、柱上子局に対す
る常時ポーリングの応答及び中央装置からのダウンロー
ド指令に対する柱上子局の応答により更新され、遮断器
の接続状態は、中央装置からのダウンロード指令により
更新され、常に最新の系統構成情報が記憶されている。
なお、上記の系統構成情報では、フィーダー遮断器へ向
かう側を1側、これと逆方向側を2側と定義する。
【0019】本発明においては、事故が発生した場合、
図1に示す配電系統図の系統構成をツリー状のイメージ
で把握し、以下に示す処理を行う。事故フィーダーのフ
ィーダー遮断器を例えばF1とすると、図3に示すよう
になり、遮断器F1を始まりにして、遮断器F1のフィ
ーダーに接続される遮断器を並び変え、1段目,2段
目,…,5段目に該当させて整然と表したもので考え
る。
【0020】<実施形態1>上記の配電系統を示す図1
のa地点で事故が発生した場合を説明する。
【0021】事故区間検出処理 事故フィーダーのフィーダー遮断器がF1であると検出
されているので、系統構成情報を示す図2の遮断器No
から遮断器F1が検索されると、この1側遮断器No及
び2側遮断器Noの確認を行い、1側遮断器Noは
「無」であるので、2側遮断器Noの遮断器S1を第1
グループとして認識する。第1グループは、図3に示さ
れる1段目の遮断器S1をグループ化したものである。
第1グループは遮断器S1のみであるので、まずこの遮
断器S1を基準遮断器とする。つづいて、この基準遮断
器S1が図2の遮断器Noから検索されると、まず開閉
状態の確認を行い、「入」状態であれば、ポーリング対
象の遮断器として記憶される。つぎに、1側遮断器No
及び2側遮断器Noの確認を行う。なお、上記のように
接続されている遮断器が1つであってもグループと定義
する。
【0022】上記遮断器S1の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
F1の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、この2側遮断器Noの遮断器S2,S5を第2
グループとして認識する。第2グループは、図3に示さ
れる2段目の遮断器S2,S5をグループ化したもので
あり、グループ化された遮断器S2,S5の内、遮断器
Noの若番である遮断器S2を基準遮断器に変更する。
つづいて、この基準遮断器S2が図2の遮断器Noから
検索されると、まず開閉状態の確認を行い、「入」状態
であれば、ポーリング対象の遮断器として記憶される。
つぎに、1側遮断器No及び2側遮断器Noの確認を行
う。
【0023】上記遮断器S2の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S1の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、この2側遮断器Noの遮断器S3を第3グルー
プとして認識する。第3グループは、図3に示される3
段目の遮断器S3をグループ化したものであり、グルー
プ化された遮断器S3を基準遮断器に変更する。つづい
て、この基準遮断器S3が図2の遮断器Noから検索さ
れると、まず開閉状態の確認を行い、「入」状態であれ
ば、ポーリング対象の遮断器として記憶される。つぎ
に、1側遮断器No及び2側遮断器Noの確認を行う。
【0024】上記遮断器S3の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S2の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、この2側遮断器Noの遮断器S4,S9を第4
グループとして認識する。第4グループは、図3に示さ
れる4段目の遮断器S4,S9をグループ化したもので
あり、グループ化された遮断器S4,S9の内、遮断器
Noの若番である遮断器S4を基準遮断器に変更する。
つづいて、この基準遮断器S4が図2の遮断器Noから
検索されると、まず開閉状態の確認を行い、「切」状態
であれば、ポーリング対象の遮断器として記憶されるこ
ともなく、また1側遮断器No及び2側遮断器Noの確
認も行われない。つぎに、このグループに他の遮断器が
無いかを確認する。
【0025】上記の第4グループに他の遮断器が無いか
を確認した結果、他の遮断器が有りと認識されているの
で、残りの遮断器S9を基準遮断器に変更する。つづい
て、この基準遮断器S9が図2の遮断器Noから検索さ
れると、まず開閉状態の確認を行い、「入」状態であれ
ば、ポーリング対象の遮断器として記憶される。つぎ
に、1側遮断器No及び2側遮断器Noの確認を行う。
【0026】上記遮断器S9の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S3の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、この2側遮断器Noの遮断器S13を第5グル
ープとして認識する。第5グループは、図3に示される
5段目の遮断器S13をグループ化したものであり、グ
ループ化された遮断器S13を基準遮断器に変更する。
つづいて、この基準遮断器S13が図2の遮断器Noか
ら検索されると、まず開閉状態の確認を行い、「切」状
態であれば、上記のようにポーリング対象の遮断器とし
て記憶されることもなく、また1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認も行われない。つぎに、このグループ
に他の遮断器が無いかを確認する。
【0027】上記の第5グループに他の遮断器が無いか
を確認した結果、他の遮断器が無しと認識されているの
で、その1つ前に遮断器S4,S9をグループ化した第
4グループ、またその1つ前に遮断器S3をグループ化
した第3グループ、さらにその1つ前に遮断器S2,S
5をグループ化した第2グループの順に他の遮断器の有
無を確認して行き、第2グループに他の遮断器が有りと
認識されているので、残りの遮断器S5を基準遮断器に
変更する。つづいて、この基準遮断器S5が図2の遮断
器Noから検索されると、まず開閉状態の確認を行い、
「入」状態であれば、ポーリング対象の遮断器として記
憶される。つぎに、1側遮断器No及び2側遮断器No
の確認を行う。
【0028】上記遮断器S5の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S1,S2の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器
Noを認識し、この2側遮断器Noの遮断器S6,S7
を第3グループとして認識する。第3グループは、図3
に示される3段目の遮断器S6,S7をグループ化した
ものであり、グループ化された遮断器S6,S7の内、
遮断器Noの若番である遮断器S6を基準遮断器に変更
する。つづいて、この基準遮断器S6が図2の遮断器N
oから検索されると、まず開閉状態の確認を行い、
「入」状態であれば、ポーリング対象の遮断器として記
憶される。つぎに、1側遮断器No及び2側遮断器No
の確認を行う。
【0029】上記遮断器S6の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S5の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、遮断器が「無」であれば、この第3グループに
他の遮断器が有りと認識されているので、残りの遮断器
S7を基準遮断器に変更する。つづいて、この基準遮断
器S7が図2の遮断器Noから検索されると、まず開閉
状態の確認を行い、「入」状態であれば、ポーリング対
象の遮断器として記憶される。つぎに、1側遮断器No
及び2側遮断器Noの確認を行う。
【0030】上記遮断器S7の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S5,S6の入った1側遮断器と異なる2側遮断器No
を認識し、この2側遮断器Noの遮断器S8を第4グル
ープとして認識する。第4グループは、図3に示される
4段目の遮断器S8をグループ化したものであり、グル
ープ化された遮断器S8を基準遮断器に変更する。つづ
いて、この基準遮断器S8が図2の遮断器Noから検索
されると、まず開閉状態の確認を行い、「切」状態であ
れば、ポーリング対象の遮断器として記憶されることも
なく、また1側遮断器No及び2側遮断器Noの確認も
行われない。つぎに、このグループに他の遮断器が無い
かを確認する。
【0031】上記の第4グループに他の遮断器が無いか
を確認した結果、他の遮断器が無しと認識されているの
で、その1つ前に遮断器S6,S7をグループ化した第
3グループ、またその1つ前に遮断器S2,S5をグル
ープ化した第2グループ、さらにその1つ前に遮断器S
1をグループ化した第1グループの順に他の遮断器の有
無を確認して行き、第1グループに他の遮断器が無しで
あれば、ポーリング対象の遮断器の検索を終了する。
【0032】上記ポーリング対象の遮断器の検索後は、
この遮断器の柱上子局から高速ポーリングにより事故情
報を収集する。
【0033】再び図2の遮断器Noから遮断器F1が検
索されると、この遮断器F1を基準遮断器とし、この1
側遮断器No及び2側遮断器Noの確認を行い、1側遮
断器Noは「無」であるので、2側遮断器Noの遮断器
S1を第1グループとして認識する。第1グループは、
図3に示される1段目の遮断器S1をグループ化したも
のである。つづいて、この遮断器S1の事故情報の確認
を行う。
【0034】上記の事故情報の確認を行った結果、2側
事故という応答しているので、遮断器S1を基準遮断器
に変更し、遮断器S1が図2の遮断器Noから検索され
ると、この1側遮断器No及び2側遮断器Noから既に
認識された遮断器F1の入った1側遮断器Noと異なる
2側遮断器Noを認識し、この2側遮断器Noの遮断器
S2,S5を第2グループとして認識する。第2グルー
プは、図3に示される遮断器S2,S5をグループ化し
たものである。つづいて、これらの遮断器S2,S5の
事故情報の確認を行う。
【0035】上記の事故情報の確認を行った結果、遮断
器S2が事故無しという応答をしており、また遮断器S
5が2側事故という応答をしている。すなわち、グルー
プ内に2側事故という応答をしている遮断器があれば、
2側事故という応答をしている遮断器S5を基準遮断器
に変更し、遮断器S5が図2の遮断器Noから検索され
ると、この1側遮断器No及び2側遮断器Noから既に
認識された遮断器S1,S2の入った1側遮断器Noと
異なる遮断器Noを認識し、この2側遮断器Noの遮断
器S6,S7を第3グループとして認識する。第3グル
ープは、図3に示される遮断器S6,S7をグループ化
したものである。つづいて、これらの遮断器S6,S7
の事故情報の確認を行う。
【0036】上記の事故情報の確認を行った結果、遮断
器S6が1側事故または事故無しという応答をしてお
り、また遮断器S7が1側事故という応答をしているの
で、a地点が事故点として検出されて、遮断器S5,S
6,S7で囲まれた区間を事故区間として判定する。こ
の時に、最後にグループ化したグループで認識された全
ての遮断器が記憶され、またその1つ前にグループ化し
たグループで認識された基準遮断器が記憶される。すな
わち、遮断器S5,S6及び遮断器S7が記憶される。
【0037】負荷融通処理 負荷融通処理を詳細に説明するために、図1のb地点で
事故が発生したとする。この場合、前述したようにa地
点で事故が発生した場合の事故区間検出処理した結果、
遮断器S6,S7を最後にグループ化したのと同様に、
遮断器S2,S5が最後にグループ化されることにな
る。したがって、融通用遮断器の把握する際には、まず
遮断器S2,S5を第1グループとして認識する。第1
グループは、図3に示される2段目の遮断器S2,S5
をグループ化したものであり、グループ化された遮断器
S2,S5の内、遮断器Noの若番である遮断器S2を
基準遮断器とする。つづいて、この基準遮断器S2が図
2の遮断器Noから検索されると、まず開閉状態の確認
を行い、「入」状態であれば、つぎに1側遮断器No及
び2側遮断器Noの確認を行う。
【0038】上記遮断器S2の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S1の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、この2側遮断器Noの遮断器S3を第2グルー
プとして認識する。第2グループは、図3に示される3
段目の遮断器S3をグループ化したものであり、グルー
プ化された遮断器S3を基準遮断器に変更する。つづい
て、この基準遮断器S3が図2の遮断器Noから検索さ
れると、まず開閉状態の確認を行い、「入」状態であれ
ば、つぎに、1側遮断器No及び2側遮断器Noの確認
を行う。
【0039】上記遮断器S3の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S2の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、この2側遮断器Noの遮断器S4,S9を第3
グループとして認識する。第3グループは、図3に示さ
れる4段目の遮断器S4,S9をグループ化したもので
あり、グループ化された遮断器S4,S9の内、遮断器
Noの若番である遮断器S4を基準遮断器に変更する。
つづいて、この基準遮断器S4が図2の遮断器Noから
検索されると、まず開閉状態の確認を行い、「切」状態
であれば、健全フィーダーとの連係点となる融通用遮断
器として記憶される。遮断器S2のフィーダー遮断器F
1と逆方向側に融通用遮断器が把握されたので、つぎに
第1グループに戻って、このグループに他の遮断器が無
いかを確認する。
【0040】上記の第1グループの遮断器を確認した結
果、他の遮断器が有りと認識されているので、残りの遮
断器S5を基準遮断器に変更する。つづいて、この基準
遮断器S5が図2の遮断器Noから検索されると、まず
開閉状態の確認を行い、「入」状態であれば、つぎに1
側遮断器No及び2側遮断器Noの確認を行う。
【0041】上記遮断器S5の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S1,S2の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器
Noを認識し、この2側遮断器Noの遮断器S6,S7
を第2グループとして認識する。第2グループは、図3
に示される3段目の遮断器S6,S7をグループ化した
ものであり、グループ化された遮断器S6,S7の内、
遮断器Noの若番である遮断器S6を基準遮断器に変更
する。つづいて、この基準遮断器S6が図2の遮断器N
oから検索されると、まず開閉状態の確認を行い、
「入」状態であれば、つぎに1側遮断器No及び2側遮
断器Noの確認を行う。
【0042】上記遮断器S6の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S5の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、遮断器が「無」であれば、この第2グループに
他の遮断器が有りと認識されているので、残りの遮断器
S7を基準遮断器に変更する。つづいて、この基準遮断
器S7が図2の遮断器Noから検索されると、まず開閉
状態の確認を行い、「入」状態であれば、つぎに1側遮
断器No及び2側遮断器Noの確認を行う。
【0043】上記遮断器S7の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S5,S6の入った1側遮断器と異なる2側遮断器No
を認識し、この2側遮断器Noの遮断器S8を第3グル
ープとして認識する。第3グループは、図3に示される
4段目の遮断器S8をグループ化したものであり、グル
ープ化された遮断器S8を基準遮断器に変更する。つづ
いて、この基準遮断器S8が図2の遮断器Noから検索
されると、まず開閉状態の確認を行い、「切」状態であ
れば、健全フィーダーとの連係点となる融通用遮断器と
して記憶される。遮断器S5のフィーダー遮断器F1と
逆方向側にも融通用遮断器が把握されたので、つぎに第
1グループに戻って、このグループに他の遮断器が無い
かを確認する。
【0044】上記の第1グループの遮断器を確認した結
果、他の遮断器が無しであれば、「切」状態の遮断器の
検索を終了し、遮断器S2のフィーダー遮断器F1と逆
方向側のフィーダーと健全フィーダーとの連係点となる
遮断器S4を投入して、フィーダー遮断器F2に接続さ
れる健全フィーダーから融通送電する。一方、遮断器S
5のフィーダー遮断器F1と逆方向側のフィーダーと健
全フィーダーとの連係点となる遮断器S8も投入して、
フィーダー遮断器F4に接続される健全フィーダーから
融通送電する。
【0045】事故区間の切り離し処理 事故点をb地点とした場合の上記事故区間検出処理で検
索されたフィーダー遮断器F1側の遮断器S1を開放
し、つづいてフィーダー遮断器F1と逆方向側の遮断器
S2,S5を開放することによって、事故区間が切り離
され、健全区間は無停電のまま事故区間のみ切り離され
る。
【0046】<実施形態2>前述したように、事故区間
検出処理から事故区間の切り離し処理までを行った結
果、健全フィーダーに過負荷が発生する場合がある。こ
の場合は、実施形態1に示した事故区間検出処理と以下
に示す各処理からなる。
【0047】負荷融通処理 実施形態1と同様に負荷融通処理を詳細に説明するため
に、図1のb地点で事故が発生したとする。まず遮断器
S2,S5を第1グループとして認識する。この遮断器
S2,S5の内、遮断器Noの若番である遮断器S2を
基準遮断器とする。つづいて、この基準遮断器S2が検
索されると、まず開閉状態の確認を行い、「入」状態で
あれば、つぎに1側遮断器No及び2側遮断器Noの確
認を行う。
【0048】上記遮断器S2の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S1の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、この2側遮断器Noの遮断器S3を第2グルー
プとして認識すると共に、基準遮断器に変更する。つづ
いて、この基準遮断器S3が検索されると、まず開閉状
態の確認を行い、「入」状態であれば、つぎに、1側遮
断器No及び2側遮断器Noの確認を行う。
【0049】上記遮断器S3の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S2の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、この2側遮断器Noの遮断器S4,S9を第3
グループとして認識する。この遮断器S4,S9の内、
遮断器Noの若番である遮断器S4を基準遮断器に変更
する。つづいて、この基準遮断器S4が図2の遮断器N
oから検索されると、まず開閉状態の確認を行い、
「切」状態であれば、第1の健全フィーダーとの連係点
となる第1の融通用遮断器として記憶される。つぎに、
このグループに他の遮断器が無いかを確認する。
【0050】上記の第3グループの遮断器を確認した結
果、他の遮断器が有りと認識されているので、残りの遮
断器S9を基準遮断器に変更する。つづいて、この基準
遮断器S9が検索されると、まず開閉状態の確認を行
い、「入」状態であれば、つぎに1側遮断器No及び2
側遮断器Noの確認を行う。
【0051】上記遮断器S9の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S3の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、この2側遮断器Noの遮断器S13を第4グル
ープとして認識すると共に、基準遮断器に変更する。つ
づいて、この基準遮断器S13が検索されると、まず開
閉状態の確認を行い、「切」状態であれば、第2の健全
フィーダーとの連係点となる第2の融通用遮断器として
記憶される。遮断器S2のフィーダー遮断器F1と逆方
向側のフィーダーに融通用遮断器が2つ把握されたの
で、つぎに第1グループに戻って、このグループに他の
遮断器が無いかを確認する。なお、融通用遮断器は先に
検索された方を第1の融通用遮断器とする。
【0052】上記の第1グループの遮断器を確認した結
果、他の遮断器が有りと認識されているので、残りの遮
断器S5を基準遮断器に変更する。つづいて、この基準
遮断器S5が検索されると、まず開閉状態の確認を行
い、「入」状態であれば、つぎに1側遮断器No及び2
側遮断器Noの確認を行う。
【0053】上記遮断器S5の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S1,S2の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器
Noを認識し、この2側遮断器Noの遮断器S6,S7
を第2グループとして認識する。この遮断器S6,S7
の内、遮断器Noの若番である遮断器S6を基準遮断器
に変更する。つづいて、この基準遮断器S6が検索され
ると、まず開閉状態の確認を行い、「入」状態であれ
ば、つぎに1側遮断器No及び2側遮断器Noの確認を
行う。
【0054】上記遮断器S6の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S5の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器Noを
認識し、遮断器が「無」であれば、この第2グループに
他の遮断器が有りと認識されているので、残りの遮断器
S7を基準遮断器に変更する。つづいて、この基準遮断
器S7が検索されると、まず開閉状態の確認を行い、
「入」状態であれば、つぎに1側遮断器No及び2側遮
断器Noの確認を行う。
【0055】上記遮断器S7の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S5,S6の入った1側遮断器と異なる2側遮断器No
を認識し、この2側遮断器Noの遮断器S8を第3グル
ープとして認識すると共に、基準遮断器に変更する。つ
づいて、この基準遮断器S8が検索されると、まず開閉
状態の確認を行い、「切」状態であれば、健全フィーダ
ーとの連係点となる第1の融通用遮断器として記憶され
る。つぎに、このグループに他の遮断器が無いかを確認
する。
【0056】上記の第3グループの遮断器を確認した結
果、他の遮断器が無しと認識されているので、その1つ
前に遮断器S6,S7をグループ化した第2グループに
他の遮断器の有無の確認を行い、このグループに他の遮
断器が無しであれば、第2の融通用遮断器が検索される
ことなく、「切」状態の遮断器の検索を終了し、遮断器
S2のフィーダー遮断器F1と逆方向側のフィーダーと
健全フィーダーとの連係点となる第1の融通用遮断器S
4を投入して、フィーダー遮断器F2に接続される第1
の健全フィーダーから融通送電する。一方、遮断器S5
のフィーダー遮断器F1と逆方向側で健全フィーダーと
の連係点となる遮断器S8も投入して、フィーダー遮断
器F4に接続される健全フィーダーから融通送電する。
【0057】過負荷解消の前処理 上記の負荷融通処理で検索された2つの融通用遮断器の
内、第1の融通用遮断器S4を始まりにして、図4に示
すように事故フィーダーに接続される遮断器を並び変え
る。
【0058】まず、遮断器S3,S9を第1グループ
(n=1)として認識する。この遮断器S3,S9の
内、遮断器Noの若番である遮断器S3を基準遮断器と
する。つづいて、この基準遮断器S3が検索されると、
まず開閉状態の確認を行い、「入」状態であれば、つぎ
に事故区間の判定により記憶された遮断器を確認して、
この遮断器でなければ、1側遮断器No及び2側遮断器
Noの確認を行う。
【0059】上記遮断器S3の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S4の入った2側遮断器Noと異なる1側遮断器Noを
認識し、この1側遮断器Noの遮断器S2を第2グルー
プ(n=2)として認識すると共に、基準遮断器に変更
する。つづいて、この基準遮断器S2が検索されると、
まず開閉状態の確認を行い、「入」状態であれば、つぎ
に事故区間の判定により記憶された遮断器を確認して、
この遮断器であれば、第2グループに他の遮断器が無い
かを確認する。
【0060】上記の第2グループに他の遮断器が無いか
を確認した結果、他の遮断器が無しと認識されているの
で、その1つ前に遮断器S3,S9をグループ化した第
1グループに他の遮断器の有無を確認して、このグルー
プに他の遮断器が有りと認識されているので、残りの遮
断器S9を基準遮断器に変更する。つづいて、この基準
遮断器S9が検索されると、まず開閉状態の確認を行
い、「入」状態であれば、つぎに事故区間の判定により
記憶された遮断器を確認して、この遮断器でなければ、
1側遮断器No及び2側遮断器Noの確認を行う。
【0061】上記遮断器S9の1側遮断器No及び2側
遮断器Noの確認を行った結果、既に認識された遮断器
S3,S4の入った1側遮断器Noと異なる2側遮断器
Noを認識し、この2側遮断器Noの遮断器S13を第
2グループ(n=2)として認識すると共に、基準遮断
器に変更する。つづいて、この基準遮断器S13が検索
されると、まず開閉状態の確認を行い、「切」状態であ
れば、第2の融通用遮断器が検索されたことになり、n
=2を2で除して、その結果であるn=1すなわち第1
グループに負荷を開放する遮断器が存在することにな
り、本発明においては、このグループの最後の基準遮断
器を負荷開放遮断器として記憶される。すなわち、遮断
器S9が負荷分割用遮断器として記憶される。
【0062】事故区間の切り離し処理 事故点をb地点とした場合の上記事故区間検出処理で検
索されたフィーダー遮断器F1側の遮断器S1を開放
し、つづいてフィーダー遮断器F1と逆方向側の遮断器
S2,S5を開放することによって、事故区間が切り離
され、健全区間は無停電のまま事故区間のみ切り離され
る。
【0063】過負荷解消処理 上記事故区間の切り離し処理を行った結果、フィーダー
遮断器F2に接続される第1の健全フィーダーに過負荷
が発生した場合、第2の融通用遮断器として検索された
遮断器S13を投入して、フィーダー遮断器F3に接続
される第2の健全フィーダーから融通送電する。その
後、負荷分割用遮断器として検索された遮断器S9を開
放し、第1の健全フィーダーの過負荷を解消する。
【0064】本発明においては、事故が発生した場合、
事故区間検出処理、負荷融通処理、事故区間の切り離し
処理または事故区間検出処理、負荷融通処理、過負荷解
消の前処理、事故区間の切り離し処理、過負荷解消処理
の順で行われるが、事故発生からフィーダー遮断器がト
リップするまでの500ms以内に、事故区間検出処理
から事故区間の切り離し処理までの一連の処理が終了す
るようになっている。
【0065】また本発明においては、上記事故区間検出
処理から事故区間の切り離し処理までの一連の処理は、
地絡事故については適用できるが、短絡事故が発生した
場合、変電所のフィーダー遮断器は事故を検出してから
トリップまでの時間が100msと短いために、同じ処
理では変電所の遮断器がトリップしてしまう。
【0066】そこで短絡事故の場合、柱上子局において
短絡電流を検出した場合、ローカルで開放する機能を設
け、変電所の遮断器がトリップする前に柱上の遮断器で
トリップさせる。その後、ローカル遮断している遮断器
から系統構成情報に従って地絡事故で採用した本発明の
事故区間検出処理から事故区間の切り離し処理までを行
うことにより、健全区間に停電は生じるが、従来に比べ
て停電時間の短縮が可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び請求項2に
記載した発明によれば、特に地絡事故の場合、系統構成
にどのような変化があっても、常に健全区間は無停電の
ままで事故区間を切り離すことができる。
【0068】また請求項2に記載した発明によれば、特
に事故区間を切り離した結果、健全フィーダーのフィー
ダー遮断器に過負荷が発生する場合に、過負荷解消させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配電線保護方式を説明する上で単純化
した配電系統図である。
【図2】系統構成情報をデータベース化した図である。
【図3】図1に示す配電系統図の事故フィーダー遮断器
を始めとする系統構成をツリー状のイメージで把握した
図である。
【図4】図1に示す配電系統図の融通用の常開遮断器を
始めとする系統構成をツリー状のイメージで把握した図
である。
【符号の説明】
1 変電所 2 変電所子局 3 中央装置 F1,F2,F3,F4 フィーダー遮断器 S1〜S3,S5〜S7,S9〜S12 常閉遮断器 S4,S8,S13 常開遮断器 T1〜T13 柱上子局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 耕一 大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式 会社ダイヘン内 (56)参考文献 特開 平5−64353(JP,A) 特開 平5−146074(JP,A) 特開 平5−328597(JP,A) 特開 昭62−254621(JP,A) 特開 平7−193991(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 7/22 - 7/30 H02J 3/06 H02J 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線の各所に設置された電柱に遮断器
    と柱上子局とを設け、前記配電線の系統構成情報の内、
    遮断器毎に柱上子局のアドレス、前記遮断器の開閉状態
    及び前記遮断器に接続される他の遮断器が把握できるよ
    うに、かつ常に最新の前記系統構成情報をデータベース
    化し、前記配電線に事故が生じたときに、変電所に設置
    されたフィーダー遮断器に接続される事故フィーダーが
    認識されると、前記データベース及び事故情報を元に事
    故区間を検出する事故区間検出処理と、前記データベー
    スを元に前記配電線の健全区間から融通送電する負荷融
    通処理と、前記事故区間を切り離す事故区間の切り離し
    処理とを順次に行う配電線保護方式であって、 事故区間検出処理は、前記フィーダー遮断器を始めとす
    る系統構成を考え、 前記フィーダーに接続される遮断器に対して、前記デー
    タベースから遮断器番号により決められた1つの基準遮
    断器に接続される他の遮断器を確認して、前記基準遮断
    器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される遮断
    器をグループ化し、 前記グループ化した遮断器から前記基準遮断器と同じ条
    件の基準遮断器を決定し、 前記データベースから前記基準遮断器の開閉状態と前記
    遮断器に接続される他の遮断器とを少なくとも前記開閉
    状態から順次に確認し、 前記グループ化から前記確認までを繰返す中で、前記基
    準遮断器の開閉状態が「入」状態であれば、前記基準遮
    断器がポーリング対象とされ、 前記基準遮断器の開閉状態が「切」状態または前記基準
    遮断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される
    遮断器が「無」であれば、前記グループ化した順序と逆
    方向のグループ毎に、前記グループ化した遮断器の残り
    に接続される遮断器に対して、前記グループ化から前記
    確認までを繰返すことによって、前記「入」状態の遮断
    器がポーリング対象とされ、 前記事故情報は、前記ポーリング対象とされた遮断器の
    柱上子局から高速ポーリングにより収集され、 前記フィーダー遮断器及び前記フィーダーに接続される
    遮断器に対して、前記フィーダー遮断器と逆方向側の前
    記事故情報により基準遮断器を決定し、 前記データベースから前記基準遮断器に接続される他の
    遮断器を確認して、前記フィーダー遮断器と逆方向側の
    遮断器をグループ化し、 前記グループ化した遮断器の前記事故情報を確認し、 前記基準遮断器を決定から前記事故情報を確認までを繰
    返す中で、前記グループ化した遮断器の前記事故情報が
    前記フィーダー遮断器側で事故という応答または前記フ
    ィーダー遮断器と逆方向側で事故無しという応答であれ
    ば、前記グループ化した最後のグループと前記グループ
    化した最後の1つ前のグループとで囲まれた区間を事故
    区間と判定すると共に、前記最後のグループで認識され
    た全部の遮断器及び前記最後の1つ前のグループで最後
    に認識された遮断器が記憶され、 負荷融通処理は、前記フィーダー遮断器を始めとする系
    統構成を考え、 前記最後のグループで認識された遮断器及び前記最後の
    グループで認識された遮断器に接続される遮断器の前記
    フィーダー遮断器と逆方向側の遮断器に対して、前記デ
    ータベースから遮断器番号により決められた1つの基準
    遮断器に接続される他の遮断器を確認して、前記基準遮
    断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される遮
    断器をグループ化し、 前記グループ化した遮断器から前記基準遮断器と同じ条
    件の基準遮断器を決定し、 前記データベースから前記基準遮断器の開閉状態と前記
    基準遮断器に接続される他の遮断器とを少なくとも前記
    開閉状態から順次に確認し、 前記グループ化から前記確認までを繰返す中で、前記基
    準遮断器の開閉状態が「切」状態であれば、前記基準遮
    断器の1つが融通用遮断器として記憶され、 前記基準遮断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接
    続される遮断器が「無」であれば、前記グループ化した
    順序と逆方向のグループ毎に、前記グループ化した遮断
    器の残りに接続される遮断器に対して、前記グループ化
    から前記確認までを繰返すことによって、前記グループ
    化した最後のグループで認識された遮断器の前記フィー
    ダー遮断器と逆方向側に接続される遮断器毎に、前記
    「切」状態の1つの遮断器が融通用遮断器として記憶さ
    れ、 前記融通用遮断器が投入されて健全フィーダーから融通
    送電が行われ、 事故区間の切り離し処理は、前記最後のグループで認識
    された全部の遮断器及び前記最後の1つ前のグループで
    最後に認識された全部の遮断器を開放し、 前記フィーダー遮断器がトリップする前に前記事故区間
    検出処理、負荷融通処理、事故区間の切り離し処理を行
    う配電線保護方式。
  2. 【請求項2】 配電線の各所に設置された電柱に遮断器
    と柱上子局とを設け、前記配電線の系統構成情報の内、
    遮断器毎に柱上子局のアドレス、前記遮断器の開閉状態
    及び前記遮断器に接続される他の遮断器が把握できるよ
    うに、かつ常に最新の前記系統構成情報をデータベース
    化し、前記配電線に事故が生じたときに、変電所に設置
    されたフィーダー遮断器に接続される事故フィーダーが
    認識されると、前記データベース及び事故情報を元に事
    故区間を検出する事故区間検出処理と、前記データベー
    スを元に前記配電線の健全区間から融通送電する負荷融
    通処理と、負荷を分割させる遮断器を検索する過負荷解
    消の前処理と、前記事故区間を切り離す事故区間の切り
    離し処理と、前記健全区間と別な健全区間から融通送電
    すると共に、前記負荷を分割させる遮断器を開放して過
    負荷を解消する過負荷解消処理を順次に行う配電線保護
    方式であって、 事故区間検出処理は、前記フィーダー遮断器を始めとす
    る系統構成を考え、 前記フィーダーに接続される遮断器に対して、前記デー
    タベースから遮断器番号により決められた1つの基準遮
    断器に接続される他の遮断器を確認して、前記基準遮断
    器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される遮断
    器をグループ化し、 前記グループ化した遮断器から前記基準遮断器と同じ条
    件の基準遮断器を決定し、 前記データベースから前記基準遮断器の開閉状態と前記
    基準遮断器に接続される他の遮断器とを少なくとも前記
    開閉状態から順次に確認し、 前記グループ化から前記確認までを繰返す中で、前記基
    準遮断器の開閉状態が「入」状態であれば、前記基準遮
    断器がポーリング対象とされ、 前記基準遮断器の開閉状態が「切」状態または前記基準
    遮断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される
    遮断器が「無」であれば、前記グループ化した順序と逆
    方向のグループ毎に、前記グループ化した遮断器の残り
    に接続される遮断器に対して、前記グループ化から前記
    確認までを繰返すことによって、前記「入」状態の遮断
    器がポーリング対象とされ、 前記事故情報は、前記ポーリング対象とされた遮断器の
    柱上子局から高速ポーリングにより収集され、 前記フィーダー遮断器及び前記フィーダーに接続される
    遮断器に対して、前記フィーダー遮断器と逆方向側の前
    記事故情報により基準遮断器を決定し、 前記データベースから前記基準遮断器に接続される他の
    遮断器を確認して、前記フィーダー遮断器と逆方向側の
    遮断器をグループ化し、 前記グループ化した遮断器の前記事故情報を確認し、 前記基準遮断器を決定から前記事故情報を確認までを繰
    返す中で、前記グループ化した遮断器の前記事故情報が
    前記フィーダー遮断器側で事故という応答または前記フ
    ィーダー遮断器と逆方向側で事故無しという応答であれ
    ば、前記グループ化した最後のグループと前記グループ
    化した最後の1つ前のグループとで囲まれた区間を事故
    区間と判定すると共に、前記最後のグループで認識され
    た全部の遮断器及び前記最後の1つ前のグループで最後
    に認識された遮断器が記憶され、 負荷融通処理は、前記フィーダー遮断器を始めとする系
    統構成を考え、 前記最後のグループで認識された遮断器及び前記最後の
    グループで認識された遮断器に接続される遮断器の前記
    フィーダー遮断器と逆方向側の遮断器に対して、前記デ
    ータベースから遮断器番号により決められた1つの基準
    遮断器に接続される他の遮断器を確認して、前記基準遮
    断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接続される遮
    断器をグループ化し、 前記グループ化した遮断器から前記基準遮断器と同じ条
    件の基準遮断器を決定し、 前記データベースから前記基準遮断器の開閉状態と前記
    基準遮断器に接続される他の遮断器とを少なくとも前記
    開閉状態から順次に確認し、 前記グループ化から前記確認までを繰返す中で、前記基
    準遮断器の開閉状態が「切」状態であれば、前記基準遮
    断器が融通用遮断器として記憶され、 前記基準遮断器の前記フィーダー遮断器と逆方向側に接
    続される遮断器が「無」であれば、前記グループ化した
    順序と逆方向のグループ毎に、前記グループ化した遮断
    器の残りに接続される遮断器に対して、前記グループ化
    から前記確認までを繰返すことによって、前記グループ
    化した最後のグループで認識された遮断器の前記フィー
    ダー遮断器と逆方向側に接続される遮断器毎に、先に検
    索された前記「切」状態の遮断器が第1の融通用遮断器
    とし、後で検索された前記「切」状態の遮断器が第2の
    融通用遮断器として記憶され、 前記第1の融通用遮断器が投入されて第1の健全フィー
    ダーから融通送電が行われ、 過負荷解消の前処理は、前記第1の融通用遮断器を始め
    とする系統構成を考え、 前記フィーダーに接続される遮断器に対して、前記デー
    タベースから遮断器番号により決められた1つの基準遮
    断器に接続される他の遮断器を確認して、前記基準遮断
    器に接続される遮断器をグループ化し、 前記グループ化した遮断器から前記基準遮断器と同じ条
    件の基準遮断器を決定し、 前記データベースから前記基準遮断器の開閉状態と、前
    記基準遮断器に接続される他の遮断器と、前記事故区間
    の判定により記憶された遮断器とを少なくとも前記開閉
    状態から順次に確認し、 前記グループ化から前記確認までを繰返す中で、前記グ
    ループ化した最初のグループ番号をn=1とすると共
    に、前記グループ化したグループ番号に+1しながらグ
    ループ化し、 前記基準遮断器の開閉状態が「切」状態であれば、前記
    基準遮断器をグループ化したグループ番号をn=Nと
    し、前記Nが2以上の偶数の場合、前記Nを2で除した
    n=N/2、また前記Nが3以上の奇数の場合、前記
    (N−1)を2で除したn=(N−1)/2のグループ
    の最後に認識された遮断器が負荷分割用遮断器として記
    憶され、 前記基準遮断器が前記事故区間の判定により記憶された
    遮断器であれば、前記グループ化した順序と逆方向のグ
    ループ毎に、前記グループ化した遮断器の残りに接続さ
    れる遮断器に対して、前記グループ化から前記確認まで
    を繰返す中で、前記グループ化したグループ番号に+1
    しながらグループ化し、前記基準遮断器の開閉状態が
    「切」状態であれば、n=N/2またはn=(N−1)
    /2のグループの最後に認識された遮断器が負荷分割用
    遮断器として記憶され、 事故区間の切り離し処理は、前記最後のグループで認識
    された全部の遮断器及び前記最後の1つ前のグループで
    最後に認識された遮断器を開放し、 過負荷解消処理は、前記事故区間の切り離し処理で遮断
    器を開放した時点で前記第1の健全フィーダに過負荷が
    発生したときに、前記負荷融通処理で検索された前記第
    2の融通用遮断器が投入されて第2の健全フィーダーか
    ら融通送電が行われ、 前記過負荷解消の前処理で検索された前記負荷分割用遮
    断器を開放し、 前記フィーダー遮断器がトリップする前に前記事故区間
    検出処理、負荷融通処理、過負荷解消の前処理、事故区
    間の切り離し処理を行い、その後に過負荷解消処理を行
    う配電線保護方式。
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