JP3484125B2 - 輸送容器用段積み部品 - Google Patents
輸送容器用段積み部品Info
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Description
する際、上段容器の滑りを防止するための輸送容器用段
積み部品に関するものである。
め、鋼製の輸送容器が使用されている。この輸送容器
は、有底で上端を開口させた角筒状の容器本体と、該容
器本体の上端開口部を閉塞する天井板とで構成される。
容器本体は、数本の中空鋼製の台脚の上部に床板を固定
し、この床板の四隅に4本の支柱を立設させるととも
に、床板の周辺に4枚のパネルを立設させて組み立てら
れている。天井板の周辺には、下方に向けて側辺板が垂
下形成され、閉蓋時にはこの側辺板を支柱上端間に横架
された上かまちの外側面に係合させている。
積みして使用されることが多いが、段積み時には上下の
容器が鋼製であることから、両者間で滑りが生じ易い。
従来、この滑りを防止するため、例えば、図10に示すよ
うに、球型の凸部(21)を有する滑り止め板(22)を下
段容器(23)の天井板(24)のコーナー部上面に溶接す
るとともに、上段容器(25)の台脚(26)の下面の対応
箇所に凸部(21)が嵌合する穴(27)を設け、段積み時
に凸部(21)を穴(27)に嵌合させたり、若しくは、図
11に示すように、L型の引っ掛け部(28)を有する三角
金具(29)を下段容器(23)の天井板(24)のコーナー
部に被せてビス止めし、上段容器(25)の台脚(26)を
引っ掛け部(28)に係合させるようにしている。
の滑り防止は、突起(21)を有する滑り止め板(22)や
L型の引っ掛け部(28)を有する三角金具(29)を天井
板(24)のコーナー部に溶接やビス止めで取り付けてい
るため、滑り止め板(22)や三角金具(29)の溶接やビ
ス止めに多大の手間と時間を要するとともに、複数枚の
天井板(24)を積重ねて輸送する際に、天井板(24)の
四隅が滑り止め板(22)や三角金具(29)により盛り上
がって中折れが発生するという不具合がある。しかも、
図10に開示した従来の滑り防止においては、天井板
(24)のコーナー部がめくれ易いため、天井板(24)の
コーナー部を支柱にビス止めしてめくれないようにする
必要があり、その作業にも多大の手間と時間を要すると
いう不具合がある。
うことなく、輸送容器に容易に取り付けることができる
輸送容器用段積み部品の提供を目的とする。
め、本発明では、L型に折曲する2つの側板を有し、そ
の両側板の下縁部に天井板および上かまちに係止する引
っ掛け部を形成するL型側板部と、該L型側板部の一方
の側板に折り曲げ可能に形成され、上段容器を滑り止め
する手段を有する折曲板部と、該折曲板部を前記L型側
板部にワンタッチ式に係止する係止手段とを具備したこ
とを特徴とする。
至図9に基づいて説明する。
(1)の実施形態を斜視図で、同図に示すように、段積
み部品(1)は、金属、プラスチック、合成樹脂等を素
材としてL型側板部(2)と折曲板部(3)とを一体に
形成している。
曲する2つの側板(2a)(2b)を有し、両側板(2
a)(2b)の中間下縁部に内側斜め上方へ鋭角に折曲
する引っ掛け部(4a)(4b)を形成している。
方の側板(2a)の上縁部に一体に形成され、中央部に
円錐筒型の凸部(5)を突出形成している。
界部には、複数、例えば3つのスリット(6)が一列に
形成され、このスリット(6)によりL型側板部(2)
に対して折曲板部(3)が境界部を支点として折り曲げ
可能になっている。
側板部(2)の他方の側板(2b)にワンタッチ式に係
止する係止手段(7)が一体に形成されている。この係
止手段(7)は、折曲板部(3)の一方の側縁部に凸部
(5)と反対側に略直角に折曲する係止片(7a)を形
成し、この係止片(7a)の所定の位置に円弧断面の係
止突起(7b)を切り起し形成している。
せてL型側板部(2)の他方の側板(2b)に係止手段
(7)にワンタッチ式に係止する係止手段(8)が形成
されている。この係止手段(8)は、L型側板部(2)
の他方の側板(2b)の上縁部に門型断面の爪係止片
(8a)を切り起し形成している。
なり、輸送容器への取り付けは次の要領で行なわれる。
(1)を輸送容器(9)の天井板(10)のコーナー部の
下方から、その天井板(10)のコーナー部にL型側板部
(2)の屈曲部を合わせつつ嵌める。そのとき、図6に
示すように、L型側板部(2)の両側板(2a)(2
b)の引っ掛け部(4a)(4b)を、輸送容器(9)
の天井板(10)の側板(10a)と上かまち(11)の外側
板(11a)の重合部分に引っ掛ける。このように引っ掛
け部(4a)(4b)を天井板(10)の側板(10a)と
上かまち(11)の外側板(11a)の重合部分に引っ掛け
ると、図7に示すように、引っ掛け部(4a)が前後方
向(図7紙面上下方向)のズレを防止するとともに、引
っ掛け部(4b)が左右方向(図7紙面左右方向)のズ
レを防止するため、段積み部品(1)は横方向にズレる
ことはない。従って、段積み部品(1)は、支柱(12
a)(12b)が無い状態でも、引っ掛け部(4a)(4
b)を一体に形成してあり、それぞれがズレる方向にお
互いが干渉するため、横方向にズレることはない。
(1)の折曲板部(3)を手指等で押し曲げると、図5
に示すように、L型側板部(2)の側板(2b)の上縁
部に切り出し形成した爪係止片(8a)に折曲板部
(3)の側縁部に折曲形成した係止片(7a)が嵌まり
込み、係止爪(7a)の係止突起(7b)が爪係止片
(8a)の下端縁に係止される。これにより折曲板部
(3)がL型側板部(2)に係止され、段積み部品
(1)が輸送容器(9)の天井板(10)に取り付けられ
る。
のコーナー部に段積み部品(1)を取り付けた後、段積
み時、段積み部品(1)の凸部(5)に上段容器の台脚
の下面の対応箇所に設けた穴を嵌合すると、上段容器の
滑りが防止される。
容器(9)の天井板(10)のコーナー部にL型側板部
(2)を被せた後、折曲板部(3)をL型側板部(2)
に対して押し曲げるだけで輸送容器(9)の天井板(1
0)のコーナー部にワンタッチで取り付けることがで
き、輸送容器(9)への取り付けに溶接やビス止めが不
要となり、作業が大幅に簡略化されるとともに、作業時
間も短縮される。
側板部(2)で天井板(10)のコーナー部を保護させる
ため、天井板(10)のコーナー部がめくれる危険性がな
くなり、安全である。
外し時、図8に示すように、L型側板部(2)の側板
(2b)の爪係止片(8a)にドライバー(13)を差し
込んでこねると、爪係止片(8a)が外側に弾性開き変
形して係止爪(7a)の係止突起(7b)の係止が外れ
るため、天井板(10)のコーナー部から容易に取り外す
ことができる。
(3)に円錐筒型の凸部(5)を突出形成しているが、
本発明では、円錐筒型以外、例えば球型の凸部(5)を
突出形成するようにしても構わない。また、本発明で
は、折曲板部(3)に上段容器の台脚の下面の対応箇所
に設けた穴を嵌合する円錐筒型や球型の凸部(5)を突
出形成する代わりに、図9に示すように、折曲板部
(3)に上段容器の台脚と係合するL型の引っ掛け部
(14)を突出形成するするようにしても構わない。
(2)と折曲板部(3)との境界部に複数のスリット
(6)を一列に形成して折曲板部(3)を折り曲げ可能
にしているが、本発明では、L型側板部(2)と折曲板
部(3)との境界部の肉厚を薄くして折曲板部(3)を
折り曲げ可能にするようにしても構わない。
輸送容器にワンタッチで取り付けることができ、輸送容
器への取り付けに溶接やビス止めが不要となり、作業が
大幅に簡略化されるとともに、作業時間も短縮される。
また、輸送容器の天井板のコーナー部を保護させること
ができ、天井板のコーナー部がめくれる危険性がなくな
って安全である。更に、取り外し時、ドライバーを差し
込んでこねれば容易に取り外すことができ、繰り返し使
用することが可能である。
す斜視図である。
井板のコーナー部に下方から被せる前の状態を示す斜視
図である。
井板のコーナー部に被せた状態を示す斜視図である。
井板のコーナー部に被せて折曲板部を押し曲げる状態を
示す斜視図である。
井板のコーナー部に取り付けた状態を示す斜視図であ
る。
井板のコーナー部から取り外す状態を示す斜視図であ
る。
容器の天井板のコーナー部に取り付けた状態を示す斜視
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 L型に折曲する2つの側板を有し、その
両側板の下縁部に天井板および上かまちに係止する引っ
掛け部を形成するL型側板部と、該L型側板部の一方の
側板に折り曲げ可能に形成され、上段容器を滑り止めす
る手段を有する折曲板部と、該折曲板部を前記L型側板
部にワンタッチ式に係止する係止手段とを具備すること
を特徴とする輸送容器用段積み部品。 - 【請求項2】 上記上段容器を滑り止めする手段が、上
段容器の台脚に設けた穴に嵌合する円錐筒型或いは球型
の凸部であることを特徴とする請求項1記載の輸送容器
用段積み部品。 - 【請求項3】 上記上段容器を滑り止めする手段が、上
段容器の台脚に係合するL型の引っ掛け部であることを
特徴とする請求項1記載の輸送容器用段積み部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000011806A JP3484125B2 (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 輸送容器用段積み部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000011806A JP3484125B2 (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 輸送容器用段積み部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001206375A JP2001206375A (ja) | 2001-07-31 |
JP3484125B2 true JP3484125B2 (ja) | 2004-01-06 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3484125B2 (ja) |
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2000
- 2000-01-20 JP JP2000011806A patent/JP3484125B2/ja not_active Expired - Fee Related
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