JP3483662B2 - 計算機のバックアップ方式 - Google Patents

計算機のバックアップ方式

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JP3483662B2
JP3483662B2 JP16920695A JP16920695A JP3483662B2 JP 3483662 B2 JP3483662 B2 JP 3483662B2 JP 16920695 A JP16920695 A JP 16920695A JP 16920695 A JP16920695 A JP 16920695A JP 3483662 B2 JP3483662 B2 JP 3483662B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数台の計算機を使用
したロードシェア型、又はデュプレックス型のシステム
構成をもつ計算機システムにおいて、オンラインメンテ
ナンスを行なう場合の運用系障害時の計算機のバックア
ップ方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数台の計算機を使用したロードシェア
型、又はデュプレックス型のシステム構成をもつ計算機
システムにおいて、オンラインメンテナンスを行なう場
合、運用系の計算機に障害が発生した場合、オンライン
メンテナンス中の計算機がバックアップを行なう。
【0003】図10の従来技術の概念図に示した通り、オ
ンラインメンテナンスを行なう計算機システム1では、
通常2式以上のデータベースファイル17を持ち、運用系
のバックアップを行なう場合は運用系側のデータベース
に切替えてバックアップすることにより、オンラインメ
ンテナンス中のデータベースと切離している。
【0004】これに対してプログラムファイル11は1式
のプログラムファイルを持ち切替えはない。プログラム
ファイルを2式持つことは可能であるが、プログラムメ
ンテナンスのためにプログラムファイルのエリアが2倍
必要となる欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】オンラインメンテナン
スでは通常データベースのメンテナンスを対象とする
が、機能改造を伴なう場合にはプログラムの変更が必要
となる。この場合にはプログラムの検証が必要となるた
め、変更したプログラムはすぐには全計算機に入替え
ず、特定の計算機において一定の試運用期間を経た後、
全ての計算機のプログラムを入替えるのが通常の手順で
ある。
【0006】ここで、プログラムの変更作業から試運用
が終わるまでの間の運用系計算機障害に対しては、その
バックアップ動作に関して次の問題があった。 (1)プログラム変更作業を行なっている最中は、当該
計算機は運用系のバックアップ対象から除外したい場合
がある。 (2)試運用中の運用系計算機障害時、変更内容によっ
てはバックアップを抑制したい場合がある。又、変更内
容によっては変更作業前の状態に戻してからバックアッ
プする必要がある。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、運用系のバックアップをメンテナンス中
の計算機が行なう際に、プログラムに変更が施されてい
るかをチェックし、変更があった場合のバックアップ動
作を変えることによって、メンテナンス中に発生した運
用系計算機障害に対するシステム構成,制御方式を強化
するようにした計算機のバックアップ方式を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
計算機のバックアップ方式は、少なくとも2台以上の計
算機によって構成される複合系の計算機システムが、シ
ステムの運用を継続しながら任意の1系列の計算機を使
用してプログラムメンテナンスを行なう方式(以降、オ
ンラインメンテナンスと称す)を採用する計算機システ
ムにおいて、プログラムメンテナンスされた当該プログ
ラムの内容を計算機毎に格納するプログラム変更履歴デ
ータ格納手段と、オンラインメンテナンス中に運用中の
計算機が停止したことを検出する他計算機障害処理手段
と、前記運用中の計算機と自計算機とのプログラム変更
履歴データが一致しているか、不一致であるかを比較す
るプログラム変更履歴比較手段と、前記比較結果が一致
しているとき自計算機の運転モードを変更する計算機モ
ード変更手段とを備えた。
【0009】 本発明の請求項2に係る計算機のバック
アップ方式は、少なくとも2台以上の計算機によって構
成される複合系の計算機システムが、オンラインメンテ
ナンスを採用する計算機システムにおいて、プログラム
メンテナンスされた当該プログラムの内容を計算機毎に
格納するプログラム変更履歴データ格納手段と、オンラ
インメンテナンス中に運用中の計算機が停止したことを
検出する他計算機障害処理手段と、前記運用中の計算機
と自計算機とのプログラム変更履歴データが一致してい
るか、不一致であるかを比較するプログラム変更履歴比
較手段と、前記比較結果が一致しているとき自計算機の
運転モードを変更すると共に、比較結果が不一致である
ときメッセージ出力して待機状態とする計算機モード変
更手段と、オペレータによる指示入力装置とを備えた。
【0010】 本発明の請求項3に係る計算機バックア
ップ方式は、少なくとも2台以上の計算機によって構成
される複合系の計算機システムが、オンラインメンテナ
ンスを採用する計算機システムにおいて、プログラムメ
ンテナンスされた当該プログラムの内容を計算機毎に格
納するプログラム変更履歴データ格納手段と、オンライ
ンメンテナンス中に運用中の計算機が停止したことを検
出する他計算機障害処理手段と、前記運用中の計算機と
自計算機とのプログラム変更履歴データが一致している
か、不一致であるかを比較するプログラム変更履歴比較
手段と、前記比較結果が一致しているとき自計算機の運
転モードを変更すると共に、比較結果が不一致であると
きプログラムメンテナンス中にある計算機のプログラム
ファイルを前記運用中の計算機と同じプログラム状態に
自動復元するプログラムファイル復元手段と、前記プロ
グラムファイル復元手段の動作後に運転モードを変更す
る計算機モード変更手段とを備えた。
【0011】 本発明の請求項4に係る計算機バックア
ップ方式は、少なくとも2台以上の計算機によって構成
される複合系の計算機システムが、オンラインメンテナ
ンスを採用する計算機システムにおいて、プログラムメ
ンテナンスされた当該プログラムの内容を計算機毎に格
納するプログラム変更履歴データ格納手段と、オンライ
ンメンテナンス中に運用中の計算機が停止したことを検
出する他計算機障害処理手段と、前記運用中の計算機と
自計算機とのプログラム変更履歴データが一致している
か、不一致であるかを比較するプログラム変更履歴比較
手段と、前記比較結果が一致しているとき自計算機の運
転モードを変更すると共に、比較結果が不一致であると
き予め指定しておく複数のバックアップ方式の中から選
択して入力するバックアップ方式指定入力手段と、前記
指定されたバックアップ方式に対応して運転モードを変
更する計算機モード変更手段とを備えた。
【0012】
【作用】本発明の[請求項1]〜[請求項4]に係る計
算機のバックアップ方式は、オンラインで運用中の計算
機に障害が発生し、他の計算機がバックアップ動作を行
なう場合、バックアップ可能な計算機が自計算機システ
ム内のプログラム変更履歴データと、運用中に障害の発
生した計算機のプログラム変更履歴データとを照合し、
プログラム変更履歴データが一致した計算機が優先して
バックアップを行なう。
【0013】又、プログラム変更履歴データが一致しな
い場合であっても、プログラム変更履歴データを基にし
てプログラムの世代をさかのぼって運用中計算機状態
(旧状態)に戻すことが可能となり、自計算機のプログ
ラムファイルを障害の発生した運用中の計算機のプログ
ラムファイルと一致させた後にバックアップを行なうこ
とが可能となる。
【0014】特に[請求項2」は、比較結果が不一致の
場合にはその旨をメッセージして待機状態としオペレー
タにより指示入力をするものであり、[請求項3]は、
不一致の場合には運用中の計算機と同じプログラム状態
にしてからバックアップするものであり、[請求項4]
は、不一致の場合には予め指定してあるバックアップ方
式を、バックアップ方式指定入力手段を介して入力する
ものである。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明による構成,制御方式の概念図である。図1に
示されるように、計算機システム1は複数の計算機−
,,(符号2,3,4)で構成される。計算機−
,,(符号2,3,4)は夫々以下の5つの手段
と実行プログラム12とプログラムファイル11とプログラ
ム変更履歴データ格納手段5からなる。
【0016】 プログラム変更手段10は実行プログラム
12及びプログラムファイル11を計算機に新規登録した
り、既に存在するものを変更登録する機能であり、通常
はオペレーティングシステム(OS)で実現される。プ
ログラム変更履歴作成手段9はプログラム変更手段10の
終了後に常に起動され自計算機のプログラム変更履歴デ
ータ格納手段5をプログラム名称アルファベット順に作
成する機能を有する。
【0017】プログラム変更履歴データ格納手段5はプ
ログラム毎に自計算機への登録日時,時刻と変更前後の
差分情報(プログラムソースデータ)を持ち、変更後の
プログラムに差分情報を挿入すれば変更前のプログラム
を復元可能とする。又、プログラム変更履歴データ格納
手段5は各計算機−,,(符号2,3,4)のい
ずれからもアクセス可能な計算機システム1の共有エリ
ア(共有メモリ又は共有ディスク)に配置する。
【0018】プログラム変更履歴比較手段6はプログラ
ム変更履歴データ格納手段5について自計算機と他計算
機の内容を比較する機能を有し、当該計算機のプログラ
ム登録最大数分を比較する。結果として、一致か不一致
かを判断する。
【0019】他計算機障害処理手段7は他計算機のハー
ド異常等により停止した場合に、ハード的に自計算機に
起動されて自計算機の必要な処理をコントロールし、プ
ログラム変更履歴比較手段6及び計算機モード変更手段
8を起動する機能を有する。
【0020】計算機モード変更手段8は自計算機の運転
モードを変更決定する機能を有し、他系のバックアップ
をするためにモード変更したり、現状モードを維持した
りする。なお、この運用中/メンテナンス中等の運転モ
ード状態も計算機台数分のモードフラグを前記同様の共
有エリア上に持つ。
【0021】図2は本発明の[請求項1]に係る計算機
のバックアップ方式の実施例の構成図である。本実施例
はプログラム変更履歴データ格納手段5,プログラム変
更履歴比較手段6,他計算機障害処理手段7及び計算機
モード変更手段8を用いた構成とし、計算機システム1
において、2で示す計算機−は運用中、3で示す計算
機−はプログラムメンテナンス中、4で示す計算機−
はデータメンテナンス中の場合とする。
【0022】図3は図2に示す計算機のバックアップ方
式の処理内容を示すフローチャートである。先ずステッ
プS1では運用系計算機が障害検出をする。図2では運
用中の計算機は計算機−である。したがって2で示す
運用中の計算機−に障害が発生した場合に他の計算機
−,(符号3,4)は、他計算機障害処理手段7に
よって計算機−の障害を検出する。
【0023】ステップS2はプログラム変更履歴チェッ
クで、プログラム変更履歴比較手段6により自計算機の
プログラム変更履歴データ格納手段5と計算機−のプ
ログラム変更履歴データ格納手段5を比較する。即ち、
自計算機のプログラム変更履歴が障害の発生した他計算
機と一致しているかを検討する。ここで計算機−はプ
ログラムメンテナンス中である。
【0024】したがってプログラム変更履歴データ格納
手段5が運用中の計算機−と異なっているので不一致
と判断し計算機モード変更手段を起動せずバックアップ
は行なわず、プログラムメンテナンスモードを維持す
る。一方、計算機−はデータメンテナンス中であっ
て、プログラムの変更は実施していないのでプログラム
変更履歴データ格納手段5は運用中の計算機−と一致
している。
【0025】この場合はデータメンテナンス中の計算機
−が計算機モード変更手段8を起動し、ステップS4
で運用中の計算機−のバックアップを行なう。なお、
ここでは計算機−はプログラムメンテナンス中である
ことで説明したが、計算機−,(符号3,4)とも
にデータメンテナンス中あるいはメンテナンス未実施の
場合は、ステップS3のバックアップ優先チェックによ
り、計算機番号の若番計算機のみが運用中計算機−の
バックアップを行なうこととする。その結果、計算機−
がバックアップし計算機−はモード変更なしとな
る。
【0026】本実施例によれば、プログラム変更履歴デ
ータが運用中計算機と一致する若番計算機が優先して自
動バックアップを行なうことにより、プログラムメンテ
ナンス中で検証前のプログラムを使用して自動バックア
ップをしてしまうこと、及び複数の計算機がバックアッ
プすることを防止する。
【0027】図4は本発明の[請求項2]に係る計算機
のバックアップ方式の実施例の構成図である。図4にお
いて、図2と同一部分及び相当部分についていは同一符
号を付して説明を省略する。本実施例において新たに付
加した部分は図2の実施例について、オペレータに対す
るメッセージ出力装置13とオペレータからの指示入力装
置14である。なお、符号2で示す計算機−は運用中、
同じく符号3で示す計算機−はプログラムメンテナン
ス中、同じく符号4で示す計算機−は停止中とする。
【0028】図5は図4に示す計算機のバックアップ方
式の処理内容を示すフローチャートである。ステップS
1は障害検出であり、運用中の計算機−に障害が発生
した場合に他の計算機−,(符号3,4)は、他計
算機障害処理手段7によって運用中の計算機−の障害
を検出する。
【0029】ステップS2はプログラム変更履歴チェッ
クで、プログラム変更履歴比較手段6により自計算機の
プログラム変更履歴データ格納手段5と運用中の計算機
−のプログラム変更履歴データ格納手段5を比較す
る。即ち、自計算機のプログラム変更履歴が障害の発生
した他計算機と一致しているかを検討する。
【0030】ここで計算機−はプログラムメンテナン
ス中である。したがってプログラム変更履歴データ格納
手段5が計算機−と異なっている。一方、計算機−
は停止中でありバックアップできない。この場合、バッ
クアップの可能性があるのはプログラムメンテナンス中
の計算機−のみである。
【0031】ステップS5のバックアップ優先チェック
では、計算機−は計算機−が停止中のためバックア
ップ不可能であることを検出して、計算機モード変更手
段8を起動し、ステップS6にて待機状態までバックア
ップを行ない、メッセージ出力装置13にメッセージを出
力して以降の処理をオペレータに促す。
【0032】オペレータは指示入力装置14により継続し
てバックアップ動作を指示することも可能であり、又は
何らかの復元操作を行なった後でバックアップ指示を行
なうこともできる。プログラム変更履歴データ格納手段
5が一致した場合の動作(バックアップ優先チェック)
は前記の図2と同様となる。
【0033】本実施例によれば、プログラム変更履歴デ
ータがいずれの計算機でも一致していない場合には、前
記した図2ではバックアップを一切実施しないが、本実
施例では即自動バックアップを行なわずに、一旦、待機
状態となってオペレータの介入を促し、オペレータが指
示することによってメンテナンス中のプログラムを使用
して自動バックアップすることが可能となる。
【0034】図6は本発明の[請求項3]に係る計算機
のバックアップ方式の実施例の構成図である。図6にお
いて、図2と同一部分及び相当部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施例において新たに付加
した部分は、図2の実施例についてプログラムファイル
11とプログラムファイル復元手段15である。なお、符号
2で示す計算機−は運用中、同じく符号3で示す計算
機−はプログラムメンテナンス中、同じく符号4で示
す計算機−は停止中とする。
【0035】そしてプログラムファイル復元手段15は、
個々の計算機内のプログラムファイルをプログラム変更
履歴データ格納手段5内のプログラム差分データと変更
後のプログラムソースデータを基に、変更前のプログラ
ムに復元するための機能を有する。
【0036】図7は図6に示す計算機のバックアップ方
式の処理内容を示すフローチャートである。ステップS
1は障害検出であり、運用中の計算機−に障害が発生
した場合に他の計算機−,(符号3,4)は、他計
算機手段処理手段7によって運用中の計算機−の障害
を検出する。
【0037】ステップS2はプログラム変更履歴チェッ
クで、プログラム変更履歴比較手段6により自計算機の
プログラム変更履歴データ格納手段5と運用中の計算機
−のプログラム変更履歴データ格納手段5を比較す
る。ここで計算機−はプログラムメンテナンス中であ
る。したがってプログラム変更履歴データ格納手段5が
計算機−と異なっている。
【0038】一方、計算機−は停止中でありバックア
ップできない。ステップS5のバックアップ優先チェッ
クの判断により、バックアップの可能性があるのは計算
機−のみであり、計算機−は計算機−がバックア
ップ不可能であることを検出し、ステップS7にてプロ
グラムファイル復元手段15を起動する。
【0039】プログラムファイル復元手段15は自計算機
のプログラム変更履歴データ格納手段5を参照して、プ
ログラムファイル11を運用中の計算機−と同様のプロ
グラム状態に自動復元した後に、ステップS8にて計算
機モード変更手段8を起動し、運用中計算機−のバッ
クアップを行なう。プログラム変更履歴データ格納手段
5が一致した場合の動作(バックアップ優先チェック)
は、前記した図2と同様となる。
【0040】本実施例によれば、プログラム変更履歴デ
ータが一致していない場合には、プログラム変更履歴デ
ータよりメンテナンス以前のプログラム状態に自動復元
してバックアップする運用中の計算機と同じ状態にして
からバックアップを行なう。これによってメンテナンス
中の計算機であってもオンラインの計算機障害をバック
アップすることが可能となる。
【0041】図8は本発明の[請求項4]に係る計算機
のバックアップ方式の実施例の構成図である。図8にお
いて、図4,図6と同一部分及び相当部分については同
一符号を付して説明を省略する。本実施例では図4,図
6に対して新たにバックアップ方式指定入力16を付加し
た。なお、符号2で示す計算機−は運用中、符号3で
示す計算機−はプログラムメンテナンス中、同じく符
号4で示す計算機−は停止中とする。そしてバックア
ップ方式指定入力16は、個々のバックアップ動作を予め
指定するための入力機能を持つ。
【0042】図9は図8に示す計算機のバックアップ方
式の処理内容を示すフローチャートである。ステップS
1は障害検出であり、運用中の計算機−に障害が発生
した場合に、他の計算機−,(符号3,4)は、他
計算機障害処理手段7によって運用中の計算機−の障
害を検出する。
【0043】ステップS2ではプログラム変更履歴チェ
ックで、プログラム変更履歴比較手段6により自計算機
のプログラム変更履歴データ格納手段5と運用中の計算
機−のプログラム変更履歴データ格納手段5を比較す
る。
【0044】次にステップS3,4のバックアップ優先
チェック1,2で以下の判断を行なう。即ち、計算機−
はプログラムメンテナンス中であってプログラム変更
履歴データ格納手段5が計算機−と異なっている。
又、計算機−は停止中でありバックアップできない。
【0045】この場合はバックアップの可能性があるの
は計算機−のみである。ここで計算機−は計算機−
が停止中であってバックアップ不可能であることを検
出して、ステップS5のバックアップ方式チェックによ
り、バックアップ方式指定入力16を参照し、バックアッ
プ動作(#1,2,3,4のいずれか)を決定する。
【0046】ここで#1は常時バックアップ方式,#2
はプログラム復元バックアップ方式,#3は待機バック
アップ方式,#4は常時バックアップなしを夫々意味す
る。その後、計算機モード変更手段8を起動してバック
アップを行なう。この時、プログラムファイル11の復元
が必要であればプログラムファイル復元手段15を起動し
て復元を行なった後にバックアップを行なう。プログラ
ム変更履歴データ格納手段5が一致した場合の動作は前
記の図2と同様となる。
【0047】本実施例によれば、運用中の計算機の障害
に対する各計算機のバックアップ動作を予め指定するこ
とが可能になる。又、プログラムを自動復元してバック
アップすることを可能とし、メンテナンス中の計算機で
あってもオンラインの計算機障害をバックアップするこ
とが可能となる。
【0048】上記実施例では、プログラム変更履歴デー
タ及びモードフラグは、各計算機のいずれからもアクセ
ス可能な計算機システムの共有エリア(共有メモリ又は
共有ディスク)に配置したが、各計算機固有のエリア
(主メモリ又はシステムディスク)に配置しても良い。
ただし、この場合は各計算機間でLAN等を経由した情
報の授受が必要である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下に列挙する効果を有する計算機のバックアップ方式が
提供できる。 複数台の計算機がバックアップ可能な状態である場合
に、プログラム変更履歴データが一致する計算機が優先
してバックアップを行なうことにより、メンテナンス中
で検証前のプログラムを使用してバックアップしてしま
うことを防止することができる。 障害の発生した計算機とバックアップ可能な計算機の
メンテナンス状態が異なる場合に、オペレータが任意に
操作可能な待機モードにすることにより、オペレータの
指示に従ったバックアップ動作を行なうことが可能とな
る。 プログラム変更履歴データからプログラム状態を復元
することにより、障害の発生した計算機と同じプログラ
ム状態でバックアップ可能となり、メンテナンス後の検
証前のプログラムを使用してバックアップしてしまうこ
とを防止することができる。 バックアップ可能な計算機を予め指定できると共に、
障害の発生した場合バックアップ方式を上記〜から
任意に指定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念図。
【図2】本発明の[請求項1]の実施例を示す概念図。
【図3】実施例1に関するフローチャート。
【図4】本発明の[請求項2]の実施例を示す概念図。
【図5】実施例2に関するフローチャート。
【図6】本発明の[請求項3]の実施例を示す概念図。
【図7】実施例3に関するフローチャート。
【図8】本発明の[請求項4]の実施例を示す概念図。
【図9】実施例4に関するフローチャート。
【図10】従来の技術を示す概念図。
【符号の説明】
1 計算機システム 2 計算機システムを構成する計算機(計算機−) 3 計算機システムを構成する計算機(計算機−) 4 計算機システムを構成する計算機(計算機−) 5 計算機毎のプログラム変更履歴データ格納手段 6 プログラム変更履歴比較手段 7 他計算機障害処理手段 8 計算機モード変更手段 9 プログラム変更履歴作成手段 10 プログラム変更手段 11 プログラムファイル 12 実行プログラム 13 メッセージ出力装置 14 指示入力装置 15 プログラムファイル復元手段 16 バックアップ方式指定入力 17 データベースファイル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/16 - 11/20 G06F 9/06 G06F 11/00 G06F 15/16 - 15/177 JSTPLUSファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2台以上の計算機によって構
    成される複合系の計算機システムが、システムの運用を
    継続しながら任意の1系列の計算機を使用してプログラ
    ムメンテナンスを行なう方式(以降、オンラインメンテ
    ナンスと称す)を採用する計算機システムにおいて、プ
    ログラムメンテナンスされた当該プログラムの内容を計
    算機毎に格納するプログラム変更履歴データ格納手段
    と、オンラインメンテナンス中に運用中の計算機が停止
    したことを検出する他計算機障害処理手段と、前記運用
    中の計算機と自計算機とのプログラム変更履歴データが
    一致しているか、不一致であるかを比較するプログラム
    変更履歴比較手段と、前記比較結果が一致しているとき
    計算機の運転モードを変更する計算機モード変更手段
    を備えたことを特徴とする計算機のバックアップ方
    式。
  2. 【請求項2】 少なくとも2台以上の計算機によって構
    成される複合系の計算機システムがオンラインメンテ
    ナンスを採用する計算機システムにおいて、プログラム
    メンテナンスされた当該プログラムの内容を計算機毎に
    格納するプログラム変更履歴データ格納手段と、オンラ
    インメンテナンス中に運用中の計算機が停止したことを
    検出する他計算機障害処理手段と、前記運用中の計算機
    と自計算機とのプログラム変更履歴データが一致してい
    るか、不一致であるかを比較するプログラム変更履歴比
    較手段と、前記比較結果が一致しているとき計算機の
    運転モードを変更すると共に、比較結果が不一致である
    ときメッセージ出力して待機状態とする計算機モード変
    更手段と、オペレータによる指示入力装置とを備えた
    とを特徴とする計算機のバックアップ方式。
  3. 【請求項3】 少なくとも2台以上の計算機によって構
    成される複合系の計算機システムがオンラインメンテ
    ナンスを採用する計算機システムにおいて、プログラム
    メンテナンスされた当該プログラムの内容を計算機毎に
    格納するプログラム変更履歴データ格納手段と、オンラ
    インメンテナンス中に運用中の計算機が停止したことを
    検出する他計算機障害処理手段と、前記運用中の計算機
    と自計算機とのプログラム変更履歴データが一致してい
    るか、不一致であるかを比較するプログラム変更履歴比
    較手段と、前記比較結果が一致しているとき計算機の
    運転モードを変更すると共に、比較結果が不一致である
    ときプログラムメンテナンス中にある計算機のプログラ
    ムファイルを前記運用中の計算機と同じプログラム状態
    に自動復元するプログラムファイル復元手段と、前記プ
    ログラムファイル復元手段の動作後に運転モードを変更
    する計算機モード変更手段とを備えたことを特徴とする
    計算機のバックアップ方式。
  4. 【請求項4】 少なくとも2台以上の計算機によって構
    成される複合系の計算機システムがオンラインメンテ
    ナンスを採用する計算機システムにおいて、プログラム
    メンテナンスされた当該プログラムの内容を計算機毎に
    格納するプログラム変更履歴データ格納手段と、オンラ
    インメンテナンス中に運用中の計算機が停止したことを
    検出する他計算機障害処理手段と、前記運用中の計算機
    と自計算機とのプログラム変更履歴データが一致してい
    るか、不一致であるかを比較するプログラム変更履歴比
    較手段と、前記比較結果が一致しているとき計算機の
    運転モードを変更すると共に、比較結果が不一致である
    とき予め指定しておく複数のバックアップ方式の中から
    選択して入力するバックアップ方式指定入力手段と、前
    記指定されたバックアップ方式に対応して運転モードを
    変更する計算機モード変更手段とを備えたことを特徴と
    する計算機のバックアップ方式。
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