JP3483472B2 - シングルフェーサの段ロール搬送装置 - Google Patents

シングルフェーサの段ロール搬送装置

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JP3483472B2
JP3483472B2 JP20080098A JP20080098A JP3483472B2 JP 3483472 B2 JP3483472 B2 JP 3483472B2 JP 20080098 A JP20080098 A JP 20080098A JP 20080098 A JP20080098 A JP 20080098A JP 3483472 B2 JP3483472 B2 JP 3483472B2
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    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • B31F1/20Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
    • B31F1/24Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
    • B31F1/26Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
    • B31F1/28Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
    • B31F1/2845Details, e.g. provisions for drying, moistening, pressing
    • B31F1/2863Corrugating cylinders; Supporting or positioning means therefor; Drives therefor
    • B31F1/2868Exchangeable corrugating cylinders
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S425/00Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
    • Y10S425/235Calendar

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外周面に夫々波
形の段部を形成した一対の段ロールの間に通紙されて段
形成された中芯紙に、ライナを貼合わせて片面段ボール
を製造するシングルフェーサに用いられる段ロールの搬
送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】波形を形成した中芯紙の波形頂部にライ
ナを貼合わせた片面段ボールを製造するシングルフェー
サは、夫々の外周面に波形の段部を設けた第1段ロール
と第2段ロールが、前記段部において相互に噛合しつつ
回転可能に上下の関係で配設され、この第2段ロールに
対してプレスロールが前記中芯紙とライナを介して圧接
されるようになっている。すなわち中芯紙は第1段ロー
ルおよび第2段ロールの間に供給され、両ロール間を通
過する際に所要の波形段部(フルート)が形成される。得
られた波形の段頂部には、糊付機構に設けた糊付ロール
により澱粉系の糊料が塗布される。また中芯紙の反対側
からプレスロールを経てライナが供給され、該プレスロ
ールと第2段ロールとの間で該ライナを中芯紙の段頂部
に圧接しつつ貼合わせることにより片面段ボールが製造
される。
【0003】前記シングルフェーサでは、前記波形段部
の経時的な摩耗に起因する段ロールの定期的な交換、あ
るいはオーダ変更により段種の異なる片面段ボールを製
造するために異なる波形段部が形成された別種の段ロー
ルとの交換が行なわれる。このような段ロール交換は、
機構上の制約から装置内部で行なうと極めて煩雑で時間
が掛かるため、両段ロールを搬送装置で装置本体から搬
出し、機外で段ロール交換を行なうものが提案されてい
る。
【0004】前記搬送装置は、各種プレヒータや糊付機
構等を備えた装置本体の内部に設定された段ロールの稼
働部に対して搬入・搬出可能な台車で構成され、該台車
に立設したフレームに両段ロールを回転自在に配設して
ユニット化するようになっている。そして、段ロール交
換に際しては、台車を装置本体の稼働部から機外に移動
して両段ロールを搬出することで、該段ロールを機外に
おいて機構上の制約を受けることなく短時間で交換する
ことができる。また段ロールの交換後は、台車を稼働部
に向けて移動することで、両段ロールを装置内部に搬入
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記シングルフェーサ
を工場に設置する場合は、該シングルェーサを直に工場
床面に設置すると振動等の発生により該機械を正確に作
動させることができないばかりか、水平に据付けるのが
困難である。このため工場床面に機械ベースを設置し、
該ベース上にシングルフェーサを据付けるのが一般的で
ある。しかるに、この場合は機械ベースと工場床面との
間に所要の段差を生ずるため、前述したように段ロール
交換のために装置本体に対して台車を移動自在に配置す
る搬送装置は簡単に採用することができなかった。すな
わち、台車を用いる場合は、機械ベースの上面と工場床
面とを同一レベルとしなければならず、床面を改修する
大規模な工事が必要とされ、シングルフェーサの据付け
時に要する費用が嵩む問題がある。また、シングルフェ
ーサ自体を入れ換えるときには、新しいシングルフェー
サの仕様が異なれば、床面の再工事が必要となる等の弊
害を招く難点も指摘される。
【0006】なお、段ロールを備えたユニットの下面か
ら高圧力のエアーを噴出させて、該ユニットを移動可能
とするエアー浮上方式が提案され、この方式であれば所
要の段差があってもユニットを移動させることが可能で
ある。しかるに、エアー浮上方式では、高圧エアーの供
給源等の付帯設備を必要とし、大型化すると共に製造コ
ストが高騰する問題がある。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、所要の段差が設定された第1基準
面と第2基準面との間を、床面の工事等を行なうことな
く段ロールユニットの円滑な移動を行ない得る低廉なシ
ングルフェーサの段ロール搬送装置を提案することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため本発明に係るシングル
フェーサの段ロール搬送装置は、外周面に波形段部を形
成した第1段ロールと、この波形段部に噛合する波形段
部が外周面に形成された第2段ロールとの間に通紙され
る中芯紙に所要の段形成を行ない、この段形成をされた
前記中芯紙の糊付けした段頂部の部分で該中芯紙とライ
ナとを貼合わせて片面段ボールを製造するシングルフェ
ーサにおいて、前記第1段ロールおよび第2段ロールが
回転自在に配設され、装置本体から分離可能で、所要の
段差が設定された高い方の第1基準面と低い方の第2基
準面との間を移動可能な段ロールユニットと、前記段ロ
ールユニットに配設され、前記第1基準面に接して該段
ロールユニットを移動自在に支持する第1移動支持手段
と、前記第2基準面に対して接離自在に段ロールユニッ
トに配設され、前記第1移動支持手段が第1基準面から
離れる際に、第2基準面に接して段ロールユニットを移
動自在に支持する第2移動支持手段と、前記段ロールユ
ニットに配設され、前記第2移動支持手段を第2基準面
に接して段ロールユニットを移動自在に支持する支持位
置に保持すると共に、第2移動支持手段が第2基準面か
ら第1基準面に移動する際には該第2移動支持手段によ
り段ロールユニットの移動が規制されないようにする位
置保持手段とから構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るシングルフェ
ーサの段ロール搬送装置につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】図1は、実施例に係るシングルフェーサの
構成を概略的に示すもので、工場床面GLに設置されて
該床面GLより所定高さだけ高い段差に設定された水平
な機械ベース10上に、シート給送方向と交差する長手
方向に所定間隔離間して一対の主フレーム11,11(一
方のみ図示)が対向的に立設配置され、両主フレーム1
1,11から装置本体12が構成される。各主フレーム
11には、所要寸法の開口11aが夫々形成され、両開
口11a,11aが整列する部分に、実施例に係る段ロ
ール搬送装置(単に「搬送装置」とも称す)13を備えた段
ロールユニット14が、装置本体12から分離されて長
手方向に移動自在に臨んでいる。
【0011】前記段ロールユニット14は、図2に示す
如く、長手方向に所定間隔離間する一対の副フレーム1
5A,15Bを備え、両副フレーム15A,15B間に、
外周面に波形段部を形成した第1段ロール16と、同じ
く外周面に波形段部を形成した第2段ロール17とが回
転自在に枢支されて長手方向に延在している。第1段ロ
ール16の回転中心は、第2段ロール17の回転中心の
直下に位置し、夫々の波形段部は中芯紙を介して噛合可
能になっている。そして、この段ロールユニット14
は、後述すように、装置本体12内部における機械ベー
ス10上の稼働部(第1基準面)から外部の工場床面GL
上の搬送部(第2基準面)に移動されて、両ロール16,
17の交換を機外で容易に行ない得るよう構成される。
【0012】前記装置本体12の主フレーム11,11
間には、稼働部の定位置に位置決めされた段ロールユニ
ット14における前記第1段ロール16の側方で、かつ
第2段ロール17の斜め下方に糊付機構18が配設さ
れ、図示しない原紙供給源から第1段ロール16と第2
段ロール17との噛合領域へ供給されて所要の段形成が
なされた中芯紙の段頂部に、該糊付機構18を介して糊
料を付着させるようになっている。また主フレーム1
1,11間には、第2段ロール17に近接して圧着手段
19が配設され、中芯紙の反対側から供給されるライナ
を、第2段ロール17と圧着手段19との間で中芯紙の
段頂部に圧接しつつ貼合わせて片面段ボールを製造する
よう構成される。更に、主フレーム11,11間には、
その他にロール状の蒸気により加熱される中芯紙やライ
ナ用のプレヒータ20が複数配設される。
【0013】なお、前記各主フレーム11の外側面に
は、図1に示すように、前記開口11aを挟む幅方向両
側に油圧シリンダ21により作動する位置決め機構22
が夫々配設され、両位置決め機構22,22によって、
前記段ロールユニット14を稼働部の定位置に位置決め
固定し得るよう構成される。
【0014】前記機械ベース10における段ロールユニ
ット14が搬出される側(操作側)の端部近傍の上面に、
図3に示す如く、搬出側に向けて下方傾斜となる第1傾
斜面10aが形成されると共に、該第1傾斜面10aの
傾斜下端から外端縁部までの間に、第1傾斜面10aよ
り大きな傾斜角度の第2傾斜面10bが形成される。ま
た機械ベース10には、稼働部に搬入された段ロールユ
ニット14における各副フレーム15A,15Bと対応
する位置に設置部23が夫々突設され(図4および図7
参照)、該設置部23上に副フレーム15A,15Bの下
面に突設した載置部24が載置されるよう構成される。
【0015】(段ロール搬送装置について)前記段ロール
ユニット14に配設される段ロール搬送装置13は、図
2に示す如く、搬出側とは反対側の駆動側副フレーム1
5Aに配設された第1移動支持手段25と第2移動支持
手段26および搬出側である操作側副フレーム15Bに
配設された第3移動支持手段27を備える。また搬送装
置13は、第2移動支持手段26を支持位置に保持する
位置保持手段28を備える。
【0016】(第1移動支持手段について)前記駆動側副
フレーム15Aの外側面には、その幅方向の略中央に駆
動側ブラケット29が所要長さ外方に延出するよう配設
され、該ブラケット29に、偏心ハウジング30が回動
自在に嵌挿されている。この偏心ハウジング30には、
図3に示す如く、その回転中心から所要量だけ偏心する
位置を中心とする車軸31が回動自在に配設されると共
に、該車軸31の偏心ハウジング30から幅方向外方に
延出する両軸端に第1移動支持手段25を構成する第1
車輪32が夫々回転自在に配設されている。
【0017】前記駆動側副フレーム15Aの内側に、駆
動側油圧シリンダ33が回動自在に枢支され、該シリン
ダ33のピストンロッド33aは、図4に示す如く、駆
動側副フレーム15Aに形成した開口34を介して外方
に延出可能に構成される。このピストンロッド33a
は、前記偏心ハウジング30に連結され、駆動側油圧シ
リンダ33の正逆付勢により、前記駆動側ブラケット2
9に対して偏心ハウジング30を所要角度範囲で正逆回
転するようになっている。すなわち、駆動側油圧シリン
ダ33により偏心ハウジング30を正逆回転することに
より、図4(a),(b)に示すように、該偏心ハウジング
30の軸心と車軸31の軸心との偏心量だけ前記第1車
輪32が昇降移動する。そして、後述する如く、第1車
輪32を上昇した際には、相対的に下降する駆動側副フ
レーム15Aが機械ベース10上に載置され(図4
(a))、逆に第1車輪32を下降した際には、相対的に
上昇する駆動側副フレーム15Aが機械ベース10から
上方に離間する(図4(b))よう構成される。
【0018】(第2移動支持手段について)図3に示す如
く、前記駆動側副フレーム15Aの内側に水平に配設さ
れた支持部材35に第1ブラケット36が垂設され、第
1ブラケット36に第2移動支持手段26を構成するホ
ルダ37が揺動自在に配設される。またホルダ37の自
由端部に、車軸38が幅方向に貫通するよう配設され、
該車軸38の両軸端に第2移動支持手段26を構成する
第2車輪39が夫々回動自在に枢支されている(図5参
照)。前記ホルダ37は、図3に示すように常には自重
で第1ブラケット36から垂下して起立姿勢となるよう
設定され、この起立姿勢で工場床面GLに第2車輪39
を接して段ロールユニット14を移動自在に支持するよ
う構成される。また、ホルダ37の起立姿勢において該
ホルダ37の枢支中心を通る垂線に対して車軸38の中
心は、駆動側副フレーム15A(第1車輪32)側に偏位
するよう設定され、第2車輪39に加わる段ロールユニ
ット14の重量によってホルダ37には第1車輪32に
近接する側へ揺動させる力が作用するようになってい
る。なお、第2車輪39で段ロールユニット14を移動
自在に支持している状態では、前記第1車輪32は、前
記機械ベース10における第1傾斜面10aに当接可能
な高さ位置に臨むよう設定してある。
【0019】(第2移動支持手段の位置保持手段につい
て)前記支持部材35には、前記第2移動支持手段26
を、段ロールユニット14を移動自在に支持する支持位
置に保持すると共に、非支持位置への揺動を許容する一
対のリンク杆40,41およびストッパ42からなる位
置保持手段28が配設される。図3に示す如く、前記第
1ブラケット36と駆動側副フレーム15Aとの間に臨
む支持部材35に第2ブラケット43が垂設され、該第
2ブラケット43に、前記ホルダ37の外側面(駆動側
副フレーム15Aを指向する側)に当接可能なストッパ
42が配設されている。すなわちこのストッパ42は、
ホルダ37の第1車輪32に近接する側への揺動を規制
するべく機能する。なおストッパ42は、第2ブラケッ
ト43に対して位置調節自在に配設され、ホルダ37の
規制位置を可変し得るようになっている。
【0020】前記ホルダ37の配設位置を挟んで前記第
1車輪32とは反対側の支持部材35に垂設された第3
ブラケット44に、第1リンク杆40の長手方向一端が
回動自在に枢支され、該第1リンク杆40の開放端(長
手方向の他端)はホルダ37の内側面に近接している。
また前記第2ブラケット43に第2リンク杆41の長手
方向一端が回動自在に枢支され、該第2リンク杆41の
開放端(長手方向の他端)は、ホルダ37より内側に延出
している。第2リンク杆41の開放端側近傍に長穴41
aが形成され、該長孔41aに、第1リンク杆40の開
放端に配設したリンクピン45が摺動自在に挿通され、
前記第1リンク杆40と第2リンク杆41とが相互に揺
動可能に連結される。そして、両リンク杆40,41が
自重で垂下している状態で、第1リンク杆40の開放端
は、ホルダ37の内側面に近接して当接可能な規制位置
に臨み、該ホルダ37の第1車輪32から離間する方向
への揺動を規制し得るよう構成される。なお、前記ホル
ダ37における第1リンク杆40の開放端と当接する内
側面には、図6に示す如く、下方に向かうにつれて外側
に傾斜する傾斜面37aが形成され、第1リンク杆40
に傾斜面37aを介して当接するホルダ37が内側に揺
動しようとした場合においても、第1リンク杆40が上
方の許容位置に移動するのを防止するようになってい
る。
【0021】前記第2リンク杆41には、駆動側副フレ
ーム15A側に延出する保持部41bに、作動手段とし
てのフォロア46が回動自在に枢支されている。このフ
ォロア46は、両リンク杆40,41が自重で垂下して
いる状態で、前記機械ベース10に形成された第2傾斜
面10bに当接可能な位置に臨むよう設定される。そし
て、段ロールユニット14を搬送部から稼働部に移動さ
せるに際し、当該フォロア46が第2傾斜面10bに当
接すると、第2リンク杆41を図3の時計方向に回動す
るようになっている。すなわち、第2リンク杆41の回
動に伴って第1リンク杆40は図3の反時計方向に回動
し、前記ホルダ37の揺動を規制する規制位置から上方
の許容位置に揺動するよう構成される。従って、前記第
2車輪39が機械ベース10の端部に当接すると、後述
するように前記ホルダ37は機械ベース10から退避す
る方向に揺動して第2車輪32の機械ベース10上面へ
の乗上げが可能となる。
【0022】(第3移動支持手段について)前記操作側副
フレーム15Bに操作側ブラケット47を介して保持部
材48が回動自在に枢支され、該保持部材48に、幅方
向に離間して第3移動支持手段27を構成する一対の第
3車輪49,49が回動自在に配設される。前記保持部
材48には、図1に示す如く、幅方向に離間する一対の
第1連杆50,50の夫々が、その下端部を介して回動
自在に枢支されている。各第1連杆50の上端部は、操
作側副フレーム15Bの対応する位置に上端が回動自在
に枢支された第2連杆51の下端に回動自在に枢支して
ある。また各第2連杆51の下端近傍に形成した支持片
51aに、前記操作側ブラケット47にボトム側が枢支
された操作側油圧シリンダ52のピストンロッド52a
が回動自在に連結されている。すなわち、操作側油圧シ
リンダ52を正逆付勢して両連杆50,51を夫々揺動
することで、前記第3車輪49を工場床面GLに対して
昇降するよう構成される。そして、後述する如く、第3
車輪49を上昇した際には、相対的に下降する操作側副
フレーム15Bが機械ベース10上に載置され(図7
(a))、逆に第3車輪49を下降した際には、相対的に
上昇する操作側副フレーム15Bが機械ベース10から
上方に離間する(図7(b))よう構成される。
【0023】なお、操作側油圧シリンダ52のピストン
ロッド52aを最大限引込めた状態(図7(b)の状態)
で、両連杆50,51の連結部が、両連杆50,51の各
枢支部を結ぶ線よりも下側に折れ曲がるよう設定され
る。これにより、例えば操作側油圧シリンダ52の油圧
が抜けた場合であっても、両連杆50,51が下側にそ
れ以上折れ曲がることはなく、段ロールユニット14の
移動時に第3車輪49が上方に移動して該ユニット14
が工場床面GLに落下してしまうのを防止するよう構成
されている。
【0024】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係るシングル
フェーサの段ロール搬送装置の作用につき説明する。
【0025】(段ロールユニットを稼働部から搬送部に
移動する場合)前記シングルフェーサの稼働状態では、
前記段ロールユニット14は、機械ベース10上の稼働
部において、該ベース10に設けられた各設置部23に
対応する副フレーム15A,15Bの各載置部24が載
置された状態で位置決めされている(図4(a),図7
(a))。また前記第3移動支持手段27の第3車輪49
は、機械ベース10から搬出側に離間する工場床面GL
の上方に臨むと共に、第2移動支持手段26の第2車輪
39は機械ベース10の上面に当接している。更に、位
置保持手段28の第2リンク杆41のフォロア46が機
械ベース10の上面に当接して、前記第1リンク杆40
を許容位置に保持している(図8(c)参照)。
【0026】前記シングルフェーサにおいて上下の段ロ
ール16,17の波形段部の摩耗によるロール交換の時
期が到来した場合、あるいはオーダ変更により異なる波
形段部が形成された別種の段ロールに交換する際には、
段ロールユニット14を稼働部から搬送部に移動させ
る。
【0027】この場合は、先ず前記駆動側および操作側
の油圧シリンダ33,52を、各ピストンロッド33a,
52aを引戻す方向に同期して付勢する。これにより、
前記第1移動支持手段25においては、前記駆動側ブラ
ケット29に対して偏心ハウジング30が回転すること
で、図4(b)に示す如く、第1車輪32が下降して機械
ベース10の上面に接した状態で、駆動側副フレーム1
5Aを持上げる。また、前記第3移動支持手段27にお
いては、前記一対の連杆50,51が下方に折れ曲がる
ことで操作側ブラケット47に対して保持部材48が回
動し、図7(b)に示す如く、第3車輪49が下降して工
場床面GLに接した状態で、操作側副フレーム15Bを
持上げる。これにより、両副フレーム15A,15Bの
載置部24,24が、機械ベース10の設置部23,23
から上方に離間し、段ロールユニット14は第1車輪3
2および第3車輪49で移動可能に支持される。
【0028】この状態で、段ロールユニット14を操作
側に移動することで、該ユニット14は稼働部から搬送
部に向けて引出される。この引出しに伴って前記第2車
輪39が機械ベース10の操作側端部から離間すると、
該車輪39が配設されるホルダ37は自重により垂下し
て起立姿勢となり(図8(b)参照)、外側面が前記ストッ
パ42に当接した支持位置に位置決めされる。段ロール
ユニット14が更に移動することで、前記第2リンク杆
41のフォロア46が機械ベース10の操作側端部から
離間すると、第2リンク杆41が自重により反時計方向
に回動すると共に、第1リンク杆50が許容位置から規
制位置に向けて時計方向に回動する。そして、第1リン
ク杆50の開放端が、前記ホルダ37の内側面に当接可
能な規制位置に臨むことで、ホルダ37は可倒が不能な
状態に保持される(図8(a)参照)。
【0029】前記第1車輪32が機械ベース10の第1
傾斜面10aを移動するのに伴って段ロールユニット1
4が僅かに下降することで、前記第2車輪39が工場床
面GLに接し、該ユニット14の駆動側は第2車輪39
で移動自在に支持される。従って、以後は、段ロールユ
ニット14は第2車輪39と第3車輪49とで支持され
た状態で移動する。なお、ホルダ37の起立姿勢におい
ては、前述したように第2車輪39に加わる段ロールユ
ニット14の重量によってホルダ37には第1車輪32
に近接する側、すなわち前記ストッパ42に当接する側
に揺動する力が作用している。これにより、段ロールユ
ニット14を稼働部から搬送部に移動させる際に、ホル
ダ37が第1車輪32から離間する方向へ揺動してユニ
ット14が下降してしまうことはない。
【0030】(段ロールユニットを搬送部から稼働部に
移動する場合)前記工場床面GL上の搬送部において段
ロール交換が完了した段ロールユニット14を稼働部に
移動する場合は、該ユニット14を搬送部から稼働部に
向けて押込む。この場合に、前記第2車輪39のホルダ
37には、前記ストッパ42から離間する方向の力が作
用しており、工場床面GLに落ちている異物に第2車輪
39が乗上げた際には、ホルダ37はストッパ42から
離間する方向に揺動するおそれがある。しかしながら、
当該搬送装置13では、前記位置保持手段28の第1リ
ンク杆40が、ホルダ37の内側面に当接可能な規制位
置に臨んでいるため、図6に示すように該ホルダ37の
内側への揺動は確実に規制され、ホルダ37が可倒して
しまうことはない。しかも、第1リンク杆40はホルダ
37の傾斜面37aに当接しているので、ホルダ37が
内側に揺動する力は第1リンク杆40を下方へ押下げる
方向に作用し、該リンク杆40が規制位置から上方の許
容位置に移動することはない。
【0031】前記第2車輪39と第3車輪49とで支持
された状態で移動する段ロールユニット14の第1車輪
32が、図8(a)に示すように前記機械ベース10の第
1傾斜面10aに接して移動することで、段ロールユニ
ット14は僅かに上昇し、前記第2車輪39が工場床面
GLから離間して該ユニット14は第1車輪32と第3
車輪49で移動自在に支持される。次いで、第2車輪3
9が機械ベース10の端縁部に当接するのに先立って、
前記第2リンク杆41のフォロア46が前記第2傾斜面
10bに当接し、図8(b)に示す如く、第2リンク杆4
1は時計方向に回動する。従って、第2リンク杆41に
連結される第1リンク杆40は、前記規制位置から許容
位置に向けて反時計方向に回動し、前記ホルダ37の内
側への揺動が許容されるようになる。
【0032】すなわち、前記段ロールユニット14の移
動に伴い、前記ホルダ37が内側に傾動しつつ前記第2
車輪39が機械ベース10の端縁部、第2傾斜面10b
および第1傾斜面10aに接して移動し、該第2車輪3
9は機械ベース10上面に円滑に乗上げる(図8(c)参
照)。そして、段ロールユニット14における副フレー
ム15A,15Bの各載置部24が、対応する設置部2
3の上方に臨んだ位置で該ユニット14の移動を停止す
る。次に、前記駆動側および操作側の油圧シリンダ3
3,52を逆方向に同期付勢し、前記第1車輪32およ
び第3車輪49を上昇することで、図4(a)および図7
(a)に示す如く、段ロールユニット14全体が相対的に
下降して載置部24が設置部23に載置されて、該ユニ
ット14の稼働部での位置決めが完了する。なお、装置
本体12の稼働部に段ロールユニット14が位置決めさ
れると、前記位置決め機構22,22が作動し、該ユニ
ット14は定位置に確実に固定される。
【0033】
【変更例について】本願発明は、前述した実施例の構成
に限定されるものでなく、各種の変更例を採用し得る。
【0034】図9は、第2移動支持手段および位置保持
手段の第1の変更例を示すものであって、前記支持部材
35に、位置保持手段28としての流体圧シリンダ53
が倒立状態で配設され、その下方を指向するピストンロ
ッド53aに、第2移動支持手段26が配設されてい
る。この第2移動支持手段26は、ピストンロッド53
aに連結されたホルダ54と、該ホルダ54に回転自在
に軸支された第2車輪39とから構成される。そして、
流体圧シリンダ53を付勢してピストンロッド53aを
延出することで、第2車輪39を工場床面GLに接して
段ロールユニット14を移動自在に支持する支持位置
(図の実線)に保持すると共に、ピストンロッド53aを
引込む方向に付勢することで、第2車輪39を前記機械
ベース10に干渉しない非支持位置(図の二点鎖線)に移
動するよう構成されている。なお、流体圧シリンダ53
としては、油圧シリンダが好適に使用される。
【0035】すなわち、第1の変更例においては、前記
段ロールユニット14を稼働部から搬送部に移動する際
には、前記第2移動支持手段26が機械ベース10の操
作側端部から離間したときに、前記流体圧シリンダ53
を付勢して第2車輪39を非支持位置から支持位置に移
動することで、段ロールユニット14の駆動側を第2車
輪39で移動自在に支持することができる。また段ロー
ルユニット14を搬送部から稼働部に移動する際には、
第1移動支持手段25の第1車輪32が機械ベース10
上に接したときに、前記流体圧シリンダ53を付勢して
第2車輪39を支持位置から非支持位置に移動する。こ
れにより、段ロールユニット14の駆動側は第1車輪3
2で移動自在に支持されると共に、第2車輪39が機械
ベース10と干渉して段ロールユニット14の移動が規
制されることはない。
【0036】図10は、第2移動支持手段および位置保
持手段の第2の変更例を示すものであって、ホルダ55
に第2車輪39を回転自在に軸支して構成された第2移
動支持手段26は、ホルダ55に配設したシャフト(図
示せず)を介して前記支持部材35に昇降自在に配設さ
れる。前記支持部材35には、位置保持手段28を構成
する正逆回転可能なモータ56が配設され、該モータ5
6と第2移動支持手段26とは、モータ56の出力軸に
配設したピニオン57と、ホルダ55に立設されてピニ
オン57と噛合するラック58とからなる昇降機構59
により連繋されている。そして、モータ56を所要方向
に回転して昇降機構59を介して第2移動支持手段26
を下降することで、第2車輪39を工場床面GLに接し
て段ロールユニット14を移動自在に支持する支持位置
(図の実線)に保持すると共に、モータ56を逆方向に回
転して第2移動支持手段26を上昇することで、第2車
輪39を前記機械ベース10に干渉しない非支持位置に
移動するよう構成されている。
【0037】前記第2の変更例においても、第1の変更
例と同様に、前記モータ56を正逆回転して第2車輪3
9を支持位置または非支持位置に移動することで、段ロ
ールユニット14の稼働部から搬送部または搬送部から
稼働部への円滑な移動が達成される。
【0038】なお、実施例や変更例では、装置本体12
の外部に搬送部を設けた場合につき説明したが、図11
に示すように、機械ベース10に工場床面GLと同一レ
ベルまで掘下げた搬送部(第2基準面)としての切欠部6
0を形成することで装置本体12の内部に搬送部を設け
たものであっても、本願発明の段ロール搬送装置を好適
に採用し得る。この場合は、段ロールユニット14の第
2移動支持手段26が装置本体12における内部の切欠
部60を移動し、その端部において第2車輪39を支持
位置または非支持位置に移動することで、該ユニット1
4の稼働部から搬送部(切欠部60)または搬送部(切欠
部60)から稼働部への円滑な移動が行なわれる。
【0039】前記第1および3車輪が機械ベースや工場
床面に接した状態で、段ロールユニットを稼働部に位置
決め固定したり、あるいは段ロールユニット全体を油圧
手段等で上昇させて位置決めするよう構成すれば、第1
および第3車輪は実施例のように昇降可能に構成する必
要はなく、定位置に固定的に配置されているものであっ
てもよい。また段ロールユニットの操作側に、前記第3
移動支持手段に代えて駆動側と同様な第1移動支持手段
および第2移動支持手段を配設し、段ロールユニット全
体を機械ベース上まで移動するようにしてもよい。更
に、前記位置保持手段における第1リンク杆を規制位置
と許容位置に移動する手段としては、実施例のように第
2リンク杆とフォロアとを用いたものに限定されるもの
ではない。例えば第1リンク杆を常には弾性手段の弾力
で許容位置に保持するよう設定し、この弾性手段の弾力
を適宜の手段で第1リンク杆に作用させなくすること
で、該第1リンク杆を自重で規制位置に移動させる構成
が採用される。
【0040】実施例では、シングルフェーサの装置本体
が設置される機械ベース(稼働部)の上面レベルが、工場
床面(搬送部)より高くなる場合につき説明したが、シン
グルフェーサの設置時の高さ寸法を低くするために、機
械ベース(稼働部)の上面レベルを工場床面(搬送部)より
低くすることで、装置本体の内部に低い第2基準面を設
定すると共に装置本体の外部に高い第1基準面を設定し
た場合であっても、本願発明の搬送装置を用いれば段ロ
ールユニットの移動を円滑に行ない得る。すなわち、段
ロールユニットの機械ベースに対する移動方向前方に第
2移動支持手段を設けると共に、該第2移動支持手段の
後方に第1移動支持手段を設け、工場床面より低い機械
ベース上では第2移動支持手段で段ロールユニットを移
動自在に支持すると共に、工場床面では第1移動支持手
段で該ユニットを移動自在に支持するよう構成すること
で対応可能である。
【0041】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るシン
グルフェーサの段ロール搬送装置によれば、段ロールユ
ニットが移動される第1基準面と第2基準面との間に所
要の段差が設定されている場合であっても、該ユニット
を両基準面の間で円滑に移動させることができる。すな
わち、シングルフェーサが据付けられる工場床面に大規
模な工事を施す必要はなく、据付け時のコストを低廉に
抑えることができる。また、一対のリンク杆、作動手段
およびストッパから位置保持手段を構成すれば、第2移
動支持手段を駆動手段を用いることなく支持位置と非支
持位置とに移動させることが可能であり、これによって
搬送装置の製造コストを低減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るシングルフェーサを示す
概略正面図である。
【図2】実施例に係る段ロール搬送装置を備えた段ロー
ルユニットの概略側面図である。
【図3】実施例に係る第1移動支持手段および第2移動
支持手段を示す概略側面図である。
【図4】実施例に係る第1移動支持手段の動作状態図で
ある。
【図5】実施例に係る第2移動支持手段の概略平面図で
ある。
【図6】実施例に係る第1移動支持手段と位置保持手段
の関係を示す説明図である。
【図7】実施例に係る第3移動支持手段の動作状態図で
ある。
【図8】実施例に係る段ロールユニットを稼働部と搬送
部との間を移動させる際の第2移動支持手段と位置保持
手段との動作を説明する工程図である。
【図9】第1の変更例に係る第2移動支持手段および位
置保持手段を示す説明図である。
【図10】第2の変更例に係る第2移動支持手段および
位置保持手段を示す説明図である。
【図11】機械ベースの変更例を示す説明図である。
【符号の説明】 10 機械ベース(第1基準面) 12 装置本体 14 段ロールユニット 16 第1段ロール 17 第2段ロール 25 第1移動支持手段 26 第2移動支持手段 28 位置保持手段 37 ホルダ 39 第2車輪 40 第1リンク杆 41 第2リンク杆 42 ストッパ 46 フォロア(作動手段) 53 流体圧シリンダ 53a ピストンロッド 56 モータ 59 昇降機構 GL 工場床面(第2基準面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31F 1/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に波形段部を形成した第1段ロー
    ル(16)と、この波形段部に噛合する波形段部が外周面に
    形成された第2段ロール(17)との間に通紙される中芯紙
    に所要の段形成を行ない、この段形成をされた前記中芯
    紙の糊付けした段頂部の部分で該中芯紙とライナとを貼
    合わせて片面段ボールを製造するシングルフェーサにお
    いて、前記第1段ロール(16)および第2段ロール(17)が
    回転自在に配設され、装置本体(12)から分離可能で、所
    要の段差が設定された高い方の第1基準面(10)と低い方
    の第2基準面(GL)との間を移動可能な段ロールユニット
    (14)と、前記段ロールユニット(14)に配設され、前記第
    1基準面(10)に接して該段ロールユニット(14)を移動自
    在に支持する第1移動支持手段(25)と、前記第2基準面
    (GL)に対して接離自在に段ロールユニット(14)に配設さ
    れ、前記第1移動支持手段(25)が第1基準面(10)から離
    れる際に、第2基準面(GL)に接して段ロールユニット(1
    4)を移動自在に支持する第2移動支持手段(26)と、前記
    段ロールユニット(14)に配設され、前記第2移動支持手
    段(26)を第2基準面(GL)に接して段ロールユニット(14)
    を移動自在に支持する支持位置に保持すると共に、第2
    移動支持手段(26)が第2基準面(GL)から第1基準面(10)
    に移動する際には該第2移動支持手段(26)により段ロー
    ルユニット(14)の移動が規制されないようにする位置保
    持手段(28)とから構成したことを特徴とするシングルフ
    ェーサの段ロール搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記位置保持手段(28)は、前記第2移動
    支持手段(26)の配設位置を挟んで前記第1移動支持手段
    (25)とは反対側の段ロールユニット(14)に回動自在に配
    設され、その開放端で段ロールユニット(14)に揺動自在
    に配設された第2移動支持手段(26)の第1移動支持手段
    (25)から離間する側への揺動を規制する規制位置および
    該第2移動支持手段(26)の同方向への揺動を許容する許
    容位置との間を揺動する第1リンク杆(40)と、前記第2
    移動支持手段(26)の配設位置を挟んで第1リンク杆(40)
    の配設位置とは反対側の段ロールユニット(14)に回動自
    在に配設され、前記第1リンク杆(40)に該リンク杆(40)
    の揺動を許容する状態で回動自在に連結された第2リン
    ク杆(41)と、前記第2リンク杆(41)に設けられ、前記第
    1基準面(10)に当接して第2リンク杆(41)を揺動させる
    作動手段(46)と、前記段ロールユニット(14)における第
    2リンク杆(41)と同一側に配設され、前記第2移動支持
    手段(26)の第1移動支持手段(25)に近接する側への揺動
    を規制するストッパ(42)とからなり、前記第2リンク杆
    (41)の作動手段(46)が前記第1基準面(10)に当接した際
    に、第2リンク杆(41)を介して前記第1リンク杆(40)を
    規制位置から許容位置に揺動させ、該作動手段(46)が前
    記第1基準面(10)から離間した際に、第2リンク杆(41)
    を介して前記第1リンク杆(40)を許容位置から規制位置
    に揺動させるよう構成した請求項1記載のシングルフェ
    ーサの段ロール搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第2移動支持手段(26)は、段ロール
    ユニット(14)に揺動自在に配設されて常には自重により
    垂下するホルダ(37)と、該ホルダ(37)の下端に回動自在
    に枢支された車輪(39)とから構成される請求項1または
    2記載のシングルフェーサの段ロール搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記位置保持手段(28)は、前記段ロール
    ユニット(14)に倒立状態で配設される流体圧シリンダ(5
    3)であって、該シリンダ(53)の下方を指向するピストン
    ロッド(53a)に前記第2移動支持手段(26)が配設され、
    流体圧シリンダ(53)の正逆付勢により、第2移動支持手
    段(26)を支持位置に保持すると共に、段ロールユニット
    (14)の移動を規制しない位置へ移動させるようにした請
    求項1記載のシングルフェーサの段ロール搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記位置保持手段(28)は、前記段ロール
    ユニット(14)に配設される正逆回転可能なモータ(56)
    と、該モータ(56)の正逆回転により前記段ロールユニッ
    ト(14)に昇降自在に配設された第2移動支持手段(26)を
    昇降移動させる昇降機構(59)とから構成され、モータ(5
    6)で昇降機構(59)を作動することにより、第2移動支持
    手段(26)を支持位置に保持すると共に、段ロールユニッ
    ト(14)の移動を規制しない位置へ移動させるようにした
    請求項1記載のシングルフェーサの段ロール搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記装置本体(12)の内部に前記第1基準
    面(10)が設定されるのに対し、前記第2基準面(GL)は装
    置本体(12)の外部に設定される請求項1〜5の何れかに
    記載のシングルフェーサの段ロール搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記装置本体(12)の内部に前記第1基準
    面(10)が設定されると共に、該第1基準面(10)の一部が
    切欠かれて前記第2基準面(GL)が設定される請求項1〜
    5の何れかに記載のシングルフェーサの段ロール搬送装
    置。
  8. 【請求項8】 前記装置本体(12)の内部に前記第2基準
    面が設定されるのに対し、前記第1基準面は装置本体(1
    2)の外部に設定される請求項1〜5の何れかに記載のシ
    ングルフェーサの段ロール搬送装置。
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