JP3482334B2 - 電動ブラインド - Google Patents

電動ブラインド

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JP3482334B2
JP3482334B2 JP35908797A JP35908797A JP3482334B2 JP 3482334 B2 JP3482334 B2 JP 3482334B2 JP 35908797 A JP35908797 A JP 35908797A JP 35908797 A JP35908797 A JP 35908797A JP 3482334 B2 JP3482334 B2 JP 3482334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋の開口部に日
除けまたは目隠し等の目的で設置される電動ブラインド
に関し、特に、誘導電動機を用いて複数の羽根の開閉を
行なう電動ブラインドに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電動機の回転に応じてブラインド
の羽根を開閉する電動ブラインドが広く知られており、
その電動機として主に直流電動機が多く用いられてい
る。直流電動機は誘導電動機と比較した場合、制動等の
制御性が優れているので電動ブラインドの機構構造が簡
単になるという利点はあるが、価格が高くなるという欠
点がある。
【0003】誘導電動機を電動ブラインドに使用した場
合、負荷によって制動を必要とする場合と必要としない
場合とがあるが、直流電動機と同様の制動を得るために
は、電磁ブレーキと併用されることが多い。たとえば、
実開平3−54357号公報に開示されたブレーキ付誘
導電動機は、誘導電動機内部にブレーキ機構を内蔵した
ものであり、非通電時には回転子に設けられた制動板に
よって制動されている。そして、通電により固定子から
受ける電磁的な吸引力により、回転子が軸方向に移動し
て制動板の制動が解除され、誘導電動機の回転が可能と
なる。
【0004】また、近年、インテリジェントビル等にお
いて複数の電動ブラインドを設置し、連動して制御する
ことにより同じ昇降高さ、同じ開閉角度になるような電
動ブラインドシステムが開発されている。たとえば、特
開平4−49395号公報に開示された電動ブラインド
は、交流モータとして同期モータを使用し、交流電源か
ら生成された信号を分周してパルスを生成し、このパル
スに基づいて同期モータを制御することによりブライン
ドの羽根の開閉速度および開閉角度を調整するものであ
る。このように同期モータによって電動ブラインドを制
御するので、複数の電動ブラインドが設置された場合で
も、それぞれの電動ブラインドを連動して制御すること
が可能となるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電動ブライン
ドの羽根の開閉に上述した同期モータを使用した場合、
誘導電動機と比較して制御はしやすくなるが、コスト面
で不利となるという問題点がある。また、電動ブライン
ドの羽根の開閉に誘導電動機を使用した場合、羽根の面
積が大きいブラインドは負荷が大きくなるため、誘導電
動機だけで羽根の開閉を制御することが困難となる。し
たがって、停止させるときに即座に制動がかかるよう
に、電磁ブレーキ付の誘導電動機が使用されている。し
かし、電磁ブレーキ付の誘導電動機は、上述した実開平
3−54357号公報に開示された発明のように、誘導
電動機自体が特殊となり、汎用性が低く、コスト面で不
利になるという問題点がある。
【0006】また、電動ブラインドの羽根の開閉に誘導
電動機を用いた場合、電源周波数や減速機構が異なる電
動ブラインド間においては誘導電動機の回転数が異なる
ことになる。したがって、羽根をステップ開閉動作させ
た場合、それぞれの電動ブラインドの羽根のステップ開
閉速度が異なるため、2ステップ以上のステップ開閉動
作においてそれぞれの電動ブラインドの羽根の開閉角度
が異なるという問題点がある。
【0007】また、電動ブラインドの羽根の開閉に電磁
ブレーキ付の誘導電動機を用いた場合、たとえば、羽根
角度を全開から全閉まで水平を含む15段階のステップ
数に分割してステップ開閉動作をさせると、各ステップ
ごとに制動のための電磁ブレーキが動作する。したがっ
て、羽根を連続してステップ開閉動作させた場合、電磁
ブレーキの動作音が連続して発生することになり、操作
している者以外のまわりの者にまで不快感を与えるとい
う問題点があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、請求項1〜に記載の発明の目的
は、誘導電動機のみで羽根の開閉が可能であり、ステッ
プ開閉動作におけるステップ開閉速度を一定にすること
が可能な電動ブラインドを提供することである。
【0009】
【0010】請求項6または7に記載の発明の目的は、
羽根のステップ開閉の段階を自由に設定することが可能
な電動ブラインドを提供することである。
【0011】請求項8または9に記載の発明の目的は、
電動ブレーキ付の誘導電動機を用いた場合でも、電動ブ
レーキ音の発生を少なくすることが可能な電動ブライン
ドを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電動ブ
ラインドは、回転によって複数の羽根を開閉するための
誘導電動機と、複数の羽根の開動作または閉動作を指示
するための指示手段と、交流電流を整流し、誘導電動機
に対して交流電流および整流電流を選択的に出力するた
めの駆動手段と、誘導電動機の制動時間を設定するため
の制動時間設定手段と、指示手段からの指示に基づいて
駆動手段からの交流電流および整流電流の出力を制御し
て誘導電動機の駆動および制動を制御するとともに、制
動時間設定手段によって設定された制動時間に応じて誘
導電動機の制動時間を制御するための制御手段とを含
む。
【0013】制御手段は、駆動手段からの交流電流およ
び整流電流の出力を制御して誘導電動機の駆動および制
動を制御するので、誘導電動機のみで羽根を開閉するこ
とが可能となる。
【0014】請求項2に記載の電動ブラインドは、請求
項1記載の電動ブラインドであって、駆動手段は交流電
流を全波整流し、誘導電動機に対して交流電流および全
波整流電流を選択的に出力する。
【0015】駆動手段は、誘導電動機の制動時に全波整
流電流を出力するので、制動効率がよくなる。
【0016】請求項3に記載の電動ブラインドは、請求
項1記載の電動ブラインドであって、駆動手段は交流電
流を半波整流し、誘導電動機に対して交流電流および半
波整流電流を選択的に出力する。
【0017】駆動手段は、誘導電動機の制動時に半波整
流電流を出力するので、全波整流電流を出力する場合に
比較して、回路が簡単になり安価となる。
【0018】請求項4に記載の電動ブラインドは、回転
によって複数の羽根を開閉するための誘導電動機と、複
数の羽根の開動作または閉動作を指示するための指示手
段と、交流電流を整流し、誘導電動機に対して交流電流
および整流電流を選択的に出力するための駆動手段と、
指示手段からの指示に基づいて駆動手段からの交流電流
および整流電流の出力を制御して誘導電動機の駆動およ
び制動を制御するための制御手段とを含み、制御手段は
交流電源の電圧の零クロス点を検出するための零クロス
検出手段と、誘導電動機が所定角度回転するごとに検出
信号を出力するための角度検出手段と、指示手段による
指示があったときに、零クロス検出手段によって検出さ
れた零クロス点に同期して駆動手段に交流電流を出力さ
せ、角度検出手段から検出信号が出力されたときに、零
クロス検出手段によって検出された零クロス点に同期し
て駆動手段に交流電流の出力を停止させた後、所定時間
整流電流を出力させるための電動機制御手段とを含む。
【0019】電動機制御手段は、角度検出手段から検出
信号が出力されたときに、零クロス点に同期して駆動手
段に交流電流の出力を停止させた後、所定時間整流電流
を出力させるので、ステップ開閉動作が確実に行なえる
ようになる。
【0020】請求項5に記載の電動ブラインドは、請求
項4記載の電動ブラインドであって、制御手段はさらに
誘導電動機の制動時間を設定するための制動時間設定手
段を含み、電動機制御手段は指示手段による指示があっ
たときに、零クロス検出手段によって検出された零クロ
ス点に同期して駆動手段に交流電流を出力させ、角度検
出手段から検出信号が出力されたときに、零クロス点に
同期して駆動手段に交流電流の出力を停止させ、零クロ
ス点の周期に基づいて定められたインターロック時間経
過後、制動時間設定手段によって設定された制動時間、
駆動手段に整流電流を出力させる。
【0021】電動機制御手段は、制動時間設定手段によ
って設定された制動時間、駆動手段に整流電流を出力さ
せるので、この制動時間の設定によりステップ開閉動作
速度を所定の速度にすることが可能となる。
【0022】請求項6に記載の電動ブラインドは、回転
によって複数の羽根を開閉するための誘導電動機と、複
数の羽根の開動作または閉動作を指示するための指示手
段と、交流電流を整流し、誘導電動機に対して交流電流
および整流電流を選択的に出力するための駆動手段と、
指示手段からの指示に基づいて駆動手段からの交流電流
および整流電流の出力を制御して誘導電動機の駆動およ
び制動を制御するための制御手段とを含み、制御手段は
交流電源の電圧の零クロス点を検出するための零クロス
検出手段と、誘導電動機の駆動時間を設定するための駆
動時間設定手段と、指示手段による指示があったとき
に、駆動時間設定手段に設定された駆動時間駆動手段に
交流電流を出力させた後、交流電流の出力を停止させ、
零クロス点の周期に基づいて定められたインターロック
時間経過後、零クロス点の周期に基づいて定められた制
動時間駆動手段に整流電流を出力させるための電動機制
御手段とを含む。
【0023】電動機制御手段は、駆動時間設定手段に設
定された駆動時間、駆動手段に交流電流を出力させるの
で、任意の段階数でステップ開閉動作を行なうことが可
能となる。
【0024】請求項7に記載の電動ブラインドは、回転
によって複数の羽根を開閉するための誘導電動機と、複
数の羽根の開動作または閉動作を指示するための指示手
段と、交流電流を整流し、誘導電動機に対して交流電流
および整流電流を選択的に出力するための駆動手段と、
指示手段からの指示に基づいて駆動手段からの交流電流
および整流電流の出力を制御して誘導電動機の駆動およ
び制動を制御するための制御手段とを含み、制御手段は
交流電源の電圧の零クロス点を検出するための零クロス
検出手段と、複数の羽根の全開から全閉までの段階数を
設定するためのステップ設定手段と、指示手段による指
示があったときに、ステップ設定手段によって設定され
た段階数に基づいて算出された駆動時間駆動手段に交流
電流を出力させた後、交流電流の出力を停止させ、零ク
ロス点の周期に基づいて定められたインターロック時間
経過後、零クロス点の周期に基づいて定められた制動時
間駆動手段に整流電流を出力させるための電動機制御手
段とを含む。
【0025】電動機制御手段は、ステップ設定手段によ
って設定された段階数に基づいて算出された駆動時間、
駆動手段に交流電流を出力させるので、任意の段階数で
ステップ開閉動作を行なうことが可能となる。
【0026】請求項8に記載の電動ブラインドは、回転
によって複数の羽根を開閉するための誘導電動機と、誘
導電動機の制動のための電磁ブレーキと、複数の羽根の
開動作または閉動作を指示するための指示手段と、交流
電流を整流し、誘導電動機に対して交流電流および整流
電流を選択的に出力し、電磁ブレーキに対して交流電流
または整流電流を出力するための駆動手段と、指示手段
からの指示に基づいて駆動手段からの交流電流および整
流電流の出力を制御して誘導電動機の駆動および制動を
制御し、交流電流または整流電流の出力を制御して電磁
ブレーキの制動を制御するための制御手段とを含み、制
御手段は、2ステップ以上の連続したステップ開閉動作
時には電磁ブレーキによる制動を行なわずに、誘導電動
機の直流制動を行なう。
【0027】制御手段は、駆動手段からの交流電流およ
び整流電流の出力を制御して誘導電動機の駆動および制
動を制御し、交流電流または整流電流の出力を制御して
電磁ブレーキの制動を制御するので、電磁ブレーキのみ
の制動と比較して、電磁ブレーキの動作音を少なくする
ことが可能となる。
【0028】請求項9に記載の電動ブラインドは、回転
によって複数の羽根を開閉するための誘導電動機と、誘
導電動機の制動のための電磁ブレーキと、複数の羽根の
開動作または閉動作を指示するための指示手段と、交流
電流を整流し、誘導電動機に対して交流電流および整流
電流を選択的に出力し、電磁ブレーキに対して交流電流
または整流電流を出力するための駆動手段と、指示手段
からの指示に基づいて駆動手段からの交流電流および整
流電流の出力を制御して誘導電動機の駆動および制動を
制御し、交流電流または整流電流の出力を制御して電磁
ブレーキの制動を制御するための制御手段とを含み、
御手段は、交流電源の電圧の零クロス点を検出するため
の零クロス検出手段と、誘導電動機が所定角度回転する
ごとに検出信号を出力するための角度検出手段と、指示
手段による指示があったときに、零クロス検出手段によ
って検出された零クロス点に同期して駆動手段により交
流電流を誘導電動機に、また電磁ブレーキに交流電流ま
たは整流電流を出力させ、角度検出手段から検出信号が
出力されたときに、零クロス検出手段によって検出され
た零クロス点に同期して駆動手段に誘導電動機に対する
交流電流の出力を停止させた後、所定時間整流電流を出
力させ、指示手段による指示が終了したときに、駆動手
段に電磁ブレーキに対する交流電流または整流電流の出
力を停止させるための駆動制御手段とを含む。
【0029】駆動制御手段は、指示手段による指示があ
ったときに駆動手段によって交流電流または整流電流を
電磁ブレーキに出力させ、指示手段による指示が終了し
たときに電磁ブレーキに対する交流電流の出力を停止さ
せるので、指示手段による指示の間において電磁ブレー
キの動作音をなくすことが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
の実施の形態1における電動ブラインドの概略構成を示
すブロック図である。電動ブラインドは、100Vの交
流電源が入力される電源入力部1、電源トランス2、電
源トランス2から出力される交流電圧を所定の直流電圧
に変換するための安定化電源部3、交流電源の電圧の零
クロス点を検出するための零クロス検出部4、電動ブラ
インドの制御を行なうためのMPU(Micro Processing
Unit )5、誘導電動機7を駆動するための電動機駆動
部6、開スイッチ10と閉スイッチ11とからなる指令
部8、複数の羽根9、誘導電動機7の回転を減速するた
めの減速機構12、シャフトによって減速機構12に連
結された開閉ドラム13、開閉ドラム13の回転によっ
て羽根9の開閉を行なうためのラダーコード14、ブラ
インドの下端に設けられたボトムレール15、ブライン
ドを昇降するためのリフティングテープ16、羽根9の
角度を検出するための角度検出部17および誘導電動機
7の制動時間を設定するための制動時間設定部33を含
む。
【0031】電源入力部1に入力された100Vの交流
電源は、電源トランス2によって降圧され、安定化電源
部3および零クロス検出部4に供給される。安定化電源
部3は、MPU5等に供給するための直流電圧を生成し
て出力する。また、零クロス検出部4は、電源トランス
2から出力された交流電圧が0Vになるのを検出してパ
ルス波形としてMPU5へ出力する。
【0032】電源入力部1に入力された100Vの交流
電圧は、電動機駆動部6にも供給される。電動機駆動部
6は、供給された交流電流を整流し、この整流電流と交
流電流とを選択的に誘導電動機7へ出力する。電動機駆
動部6は、MPU5から出力される制御信号に基づい
て、交流電流および整流電流の出力の制御を行ない、誘
導電動機7の正転、逆転および停止の制御を行なう。
【0033】誘導電動機7の回転は、減速機構12によ
って減速され、減速された回転がシャフトによって開閉
ドラム13および角度検出部17に伝達される。開閉ド
ラム13は、シャフトの回転によりラダーコード14を
介して羽根9の開閉を行なう。ラダーコード14の一方
は、開閉ドラム13に巻付けられ固定されており、他方
が複数の羽根9を一定間隔で挟み込むように設けられて
おり、その下端はボトムレール15に固定されている。
【0034】ボトムレール15には、ブラインドを昇降
するためのリフティングテープ16の一端が固定されて
いる。また、リフティングテープ16の他端は、複数枚
の羽根9に形成された貫通孔を通り、不図示の巻上げド
ラムに固定されている。巻上げドラムと開閉ドラム13
とは、不図示のクラッチ機構で連結されており、羽根9
が開方向(実際には羽根を閉じることになるが、閉方向
とは反対の方向であることを区別するため、便宜的に開
方向という)を経て上昇、または閉方向を経て下降する
機構となっている。すなわち、リフティングテープ16
が巻上げドラムに巻取られると、羽根9は開角度が全開
位置(実際には反転方向の端部同様に全閉状態である
が、全閉位置と区別するため、便宜的に全開位置とい
う)になった後上昇し、リフティングテープ16が巻上
げドラムから巻戻されると、羽根9は閉角度が全閉位置
になった後下降する。
【0035】また、シャフトに連結された角度検出部1
7は、スリット18Bが設けられた円盤18Aと透過型
フォトインタラプタ19によって構成される。透過型フ
ォトインタラプタ19は、スリット18Bを挟むように
設けられており、シャフトの回転により発光素子からの
光が円盤18Aによって遮断されるたびにフォトインタ
ラプタ19からパルスが出力される。このパルスが角度
検出信号としてMPU5に供給される。スリット18B
は、円盤18Aの全周に等間隔に設けられており、全開
位置からのパルス数または全閉位置からのパルス数によ
って羽根9の開閉角度を求めることができる。
【0036】また、開スイッチ10が押下された場合、
MPU5は羽根9が開方向に回転するように制御を行な
い、閉スイッチ11が押下された場合には、羽根9が閉
方向に回転するように制御を行なう。また、制動時間設
定部33は、零クロス点すなわち交流電源の半サイクル
単位の直流制動における制動時間を設定するものであ
る。MPU5は、零クロス検出部4からのパルスと、指
令部8からの指令と、角度検出部17からの角度検出信
号と、制動時間設定部33に設定された制動時間に基づ
いて電動機駆動部6の制御を行なう。
【0037】図2は、電動機駆動部6の概略構成の一例
を示すブロック図である。電動機駆動部6は、MPU5
の制御によって誘導電動機7への交流電流と整流電流と
の出力を制御するためのゲート制御回路部20、双方向
性半導体スイッチであるトライアック21〜26、およ
びダイオードブリッジ27を含む。誘導電動機7を正転
させる場合、MPU5からの指示により、ゲート制御回
路部20がトライアック21および23をオンする。そ
の結果、誘導電動機7のCW(Clock Wise)とCOM
(COMmon)間に100Vの交流電圧が加わり、誘導電動
機7が正転する。
【0038】また、誘導電動機7を逆転させる場合、M
PU5からの指示によりゲート制御回路部20がトライ
アック22および23をオンする。その結果、誘導電動
機7のCCW(Counter Clock Wise)とCOM間に10
0Vの交流電圧が加わり、誘導電動機7が逆転する。
【0039】また、誘導電動機7を直流制動する場合、
トライアック24、25および26をオンする。その結
果、ダイオードブリッジ27によって全波整流された電
流が、誘導電動機7のCCWからCWに流れ、誘導電動
機7が制動される。さらには、停止時にはトライアック
21〜26がすべてオフとなっている。誘導電動機7の
CWとCCWとの間に設けられたコンデンサ28は、進
相用のコンデンサである。
【0040】全波整流された電流による制動は、半波整
流された電流による制動にくらべて、脈動が小さく、実
効値が大きいため制動効果が高い。
【0041】図3は、図1の電動機駆動部の他の一例の
概略構成を示すブロック図である。電動機駆動部6′
は、MPU5の制御により誘導電動機7に交流電流およ
び整流電流を選択的に出力するためのゲート制御回路部
20′と、トライアック21′,22′,24′および
25′と、整流ダイオード29および30とを含む。誘
導電動機7を正転させる場合、MPU5からの指示によ
りゲート制御回路部20′がトライアック21′をオン
する。その結果、誘導電動機7のCWとCOM間に10
0Vの交流電圧が加わり、誘導電動機7が正転する。
【0042】また、誘導電動機7を逆転させる場合、M
PU5からの指示によりゲート制御回路部20′がトラ
イアック22′をオンする。その結果、誘導電動機7の
CCWとCOM間に100Vの交流電圧が加わり、誘導
電動機7が逆転する。
【0043】また、誘導電動機7を制動する場合、MP
U5からの指示によりゲート制御回路部20′がトライ
アック24′と25′とをオンする。その結果、整流ダ
イオード29によって半波整流された電流が誘導電動機
7のCCWとCOM間に流れ、整流ダイオード30によ
って半波整流された電流がCWとCOM間に流れ、誘導
電動機7が直流制動される。また、停止時にはトライア
ック21′,22′,24′および25′がオフとな
る。誘導電動機7のCWとCCWとの間に設けられたコ
ンデンサ28は、進相用コンデンサである。
【0044】半波整流された電流による制動は、全波整
流と比較して脈動が大きく、実効値が小さいため制動効
果は劣る。しかし電動機駆動部6′が簡素化されコスト
面で有利となる。
【0045】図4は、実施の形態1における電動ブライ
ンドの電気部品におけるタイミングチャートである。ま
ず、A1点に示すタイミングで操作者が開スイッチ10
を押下すると、開スイッチ10のオン操作信号が“1”
(アクティブ)となる。ただし、このオン操作信号は図
1に示す指令部8からの出力信号を反転したものとす
る。MPU5は、開スイッチ10のオン操作信号が
“1”となるのを検出し、零クロス信号が零クロス点と
なるA2点で駆動信号を“1”(アクティブ)にする
(A3点)。MPU5が、駆動信号を“1”にすると、
図2に示すゲート制御回路部20または図3に示すゲー
ト制御回路部20′はトライアックを制御することによ
り、誘導電動機7を正転させて羽根9を開方向に動か
す。誘導電動機7の正転により、角度検出部17の円盤
18Aも回転し、円盤18Aが透過型フォトインタラプ
タ19の光を遮断すると、A4点に示すタイミングで角
度検出信号を出力する。
【0046】MPU5は、角度検出部17から角度検出
信号を入力しており、角度検出信号が“1”となったと
きに、次の零クロス点(A5点)を検出して、駆動信号
を“0”にする(A6点)。駆動信号が“0”となるこ
とにより、図2に示すゲート制御回路部20または図3
に示すゲート制御回路部20′はすべてのトライアック
をオフして誘導電動機7を停止させる。
【0047】そして、MPU5は、駆動信号に“0”を
出力した後、零クロス点を監視し、A6点までオンとな
っていたトライアックが完全にオフとなるまでの時間を
インターロック時間として、たとえば交流電源の周波数
の1サイクル分経過するまですべてのトライアックをオ
フにする。
【0048】MPU5は、A7点のタイミングで零クロ
ス信号が零クロス点になるのを検出し、インターロック
時間が経過したことを知ると、制動信号を“1”にする
(A8点)。制動信号が“1”になると、図2に示すゲ
ート制御回路部20または図3に示すゲート制御回路部
20′はトライアックを制御して誘導電動機7を直流制
動する。さらに、MPU5は、A9点に示すタイミング
で開スイッチ10がオフ(“0”)になるのを検出する
と、制動信号を“1”にしてから所定時間、たとえば交
流電源の周波数の6サイクル経過した零クロス点(A1
0点)で直流制動を止めるために制動信号に“0”を出
力する(A11点)。制動信号が“0”になると、図2
に示すゲート制御回路部20または図3に示すゲート制
御回路部20′はすべてのトライアックをオフにし、誘
導電動機7を停止させる。
【0049】次に、図1に示す制動時間設定部33を用
いた場合の実施の形態1における電動ブラインドの動作
について説明する。図5は、制動時間設定部33によっ
て制動時間を設定した場合の電動ブラインドの電気部品
のタイミングチャートである。角度検出部17の円盤1
8Aの全周に形成されたスリット18Bを、たとえば全
周で48スリットとする。1スリットの回転角度を羽根
9の1ステップの開閉角度とし、羽根9の全開から全閉
までの水平を含む、たとえば15段階とすると、羽根9
の全開から全閉までを14ステップで開閉動作させるこ
とができる。この場合、1ステップの角度は、全周であ
る360°を48スリットで分割した7.5°となり、
羽根9の全開から全閉までの角度は7.5°の14倍で
ある105°となる。
【0050】(1) 交流電源が60Hz時における電
動ブラインドの動作 誘導電動機7の回転数が、減速機構12によって、たと
えば30rpmになるとすると、1回あたりの回転に2
秒を要する。したがって、羽根9の全開から全閉までの
角度を105°とすると、全開から全閉までの回転時間
は0.583秒となり、1ステップあたりの回転時間は
0.0416秒となる。インターロック時間を、たとえ
ば交流電源の1サイクル分の0.0167秒とし、羽根
角度が1ステップ変化する時間(1ステップアップ時
間)を、たとえば1秒とすると、制動時間は1ステップ
アップ時間から1ステップあたりの駆動時間と2回分の
インターロック時間とを差し引いた値、すなわち0.9
25秒となる。したがって、制動時間設定手段33によ
って、交流電源の半サイクルの111倍を制動時間とし
て設定すればよいことになる。なお、図5(a)に示す
ように、羽根9の全開位置から全閉位置までのステップ
開閉時間は、13.0416秒となる。
【0051】(2) 交流電源が50Hz時における電
動ブラインドの動作 誘導電動機7の回転数が、減速機構12によって、たと
えば25.3rpmになるとすると、1回あたりの回転
に2.37秒を要する。したがって、羽根9の全開から
全閉までの角度を105°とすると、全開から全閉まで
の回転時間は0.691秒となり、1ステップあたりの
回転時間は0.0494秒となる。インターロック時間
を、たとえば交流電源の1サイクル分の0.02秒と
し、羽根角度が1ステップ変化する時間を、60Hzの
ときと同じ1秒とすると、制動時間は1ステップアップ
時間から1ステップあたりの駆動時間と2回分のインタ
ーロック時間とを差し引いた値、すなわち0.9106
秒となる。したがって、制動時間設定部33によって、
交流電源の半サイクルの91倍を制動時間として設定す
ればよいことになる。なお、図5(b)に示すように、
羽根9の全開位置から全閉位置までのステップ開閉時間
は、図5(a)に示す時間とほぼ同じである13.04
94秒となる。
【0052】以上説明したように、本実施の形態におけ
る電動ブラインドによれば、誘導電動機7のみによって
複数の羽根9の開閉が可能となる。また、制動時間設定
部33を用いて制動時間を設定することにより、電源周
波数や減速機構の違いによって開閉ドラムの回転数が異
なる場合でも、ステップ開閉動作における開閉速度を等
しくすることが可能となった。
【0053】[実施の形態2]図6は、本発明の実施の
形態2における電動ブラインドの概略構成を示すブロッ
ク図である。図1に示す実施の形態1における電動ブラ
インドと比較して、角度検出部17がない点および駆動
時間設定部34とステップ設定部35とが追加された点
のみが異なる。したがって、重複する構成および機能に
ついての詳細な説明は繰返さない。
【0054】駆動時間設定部34は、誘導電動機7の駆
動時間を電源周波数の半サイクル単位で設定するもので
あり、ステップ設定部35は、羽根の全開から全閉まで
の開閉角度を、所定の段階数、たとえば1段階〜15段
階に設定するものである。
【0055】(駆動時間設定部34を用いた場合の動
作)羽根9の全開から全閉までを、たとえば15段階で
ステップ開閉動作させようとした場合、1ステップの開
閉角度分の駆動時間を算出し、算出された駆動時間を電
源周波数の半サイクル単位の時間に近似して駆動時間設
定部34に設定すればよい。したがって、1ステップの
角度は、全周360°を48で分割した7.5°とし、
羽根9の全開から全閉までを15段階とすると、ステッ
プ数は14ステップであるため、羽根9の全開から全閉
までの角度は、7.5°の14倍である105°とな
る。
【0056】(1) 交流電源が60Hz時における電
動ブラインドの動作 誘導電動機7の回転数が減速機構12を経て30rpm
になるとすると、1回転に2秒を要する。したがって、
羽根9の全開から全閉までの角度を105°とすると、
全開から全閉までの回転時間は0.583秒となり、1
ステップあたりの駆動時間を0.0416秒とすればよ
い。電源周波数が60Hzの場合、半サイクルは0.0
0833秒であるため、1ステップの開閉動作をさせる
ためには、半サイクルの5倍を駆動時間として駆動時間
設定部34に設定すればよい。
【0057】図7(a)は、駆動時間設定部34によっ
て駆動時間を設定した場合の60Hz時における電動ブ
ラインドの電気部品のタイミングチャートである。ま
ず、B1点に示すタイミングで操作者が開スイッチを押
下すると、開スイッチ10のオン操作信号が“1”(ア
クティブ)となる。ただし、このオン操作信号は図6に
示す指令部8からの出力信号を反転したものとする。M
PU5は、開スイッチ10のオン操作信号が“1”とな
るのを検出し、零クロス信号が零クロス点となるB2点
で駆動信号を“1”(アクティブ)にする(B3点)。
MPU5が、駆動信号を“1”にすると、図2に示すゲ
ート制御回路部20または図3に示すゲート制御回路部
20′はトライアックを制御することにより、誘導電動
機7を正転させて羽根9を開方向に動かす。
【0058】MPU5は、駆動信号を“1”とした後、
零クロス信号を監視し、電源周波数の半サイクルの5倍
が経過するB4点の零クロス点を検出し、駆動信号を
“0”にする(B5点)。駆動信号が“0”となること
により、図2に示すゲート制御回路部20または図3に
示すゲート制御回路部20′はすべてのトライアックを
オフして誘導電動機7を停止させる。
【0059】そして、MPU5は、駆動信号に“0”を
出力した後、零クロス点を監視し、B5点までオンとな
っていたトライアックが完全にオフとなるまでの時間を
インターロック時間として、たとえば交流電源の周波数
の1サイクル分経過するまですべてのトライアックをオ
フにする。
【0060】MPU5は、B6点のタイミングで零クロ
ス信号が零クロス点になるのを検出し、インターロック
時間が経過したことを知ると、制動信号を“1”にする
(B7点)。制動信号が“1”になると、図2に示すゲ
ート制御回路部20または図3に示すゲート制御回路部
20′はトライアックを制御して誘導電動機7を直流制
動する。さらに、MPU5は、B8点に示すタイミング
で開スイッチ10がオフ(“0”)になるのを検出する
と、制動信号を“1”にしてから所定時間、たとえば交
流電源の周波数の6サイクル経過した零クロス点(B9
点)で直流制動を止めるために制動信号に“0”を出力
する(B10点)。制動信号が“0”になると、図2に
示すゲート制御回路部20または図3に示すゲート制御
回路部20′がすべてのトライアックをオフにし、誘導
電動機7を停止させる。
【0061】(2) 交流電源が50Hz時における電
動ブラインドの動作 誘導電動機7の回転数が、減速機構12によってたとえ
ば25.3rpmになるとすると、1回転するのに2.
37秒を要する。したがって、羽根9の全開から全閉ま
での角度を105°とすると、全開から全閉までの回転
時間は0.691秒となり、1ステップあたりの駆動時
間は0.0494秒となる。電源周波数が50Hzの場
合、半サイクルは0.01秒となるため、1ステップの
開閉動作をさせるためには、半サイクルの5倍を駆動時
間として駆動時間設定部34に設定すればよいことにな
る。
【0062】図7(b)は、駆動時間設定部34によっ
て駆動時間を設定した場合の50Hz時における電動ブ
ラインドの電気部品のタイミングチャートである。図7
(b)に示すタイミングチャートは、図7(a)に示す
60Hz時におけるタイミングチャートと同様であるの
で、詳細な説明は繰返さない。なお、誘導電動機7のば
らつきにより、性能に差がある場合には、半サイクル単
位の駆動時間の延長または短縮によって性能の差を修正
することも可能である。
【0063】以上説明したように、本実施の形態におけ
る電動ブラインドの駆動時間設定部34を用いて駆動時
間を設定した場合、電源周波数や減速機構によって誘導
電動機7から伝達される回転数が異なる場合であって
も、適切な駆動時間を設定することにより、ステップ開
閉動作速度を一定値にすることが可能となった。
【0064】(ステップ設定部35を用いた場合の電動
ブラインドの動作) (1) 交流電源が60Hz時における電動ブラインド
の動作 誘導電動機7の回転数が、減速機構12によって、たと
えば30rpmになるとすると、1回転するのに2秒を
要する。羽根9の全開から全閉までを、たとえば3段階
としてステップ設定部35に設定すると、ステップ数は
2ステップとなる。したがって、羽根9の全開から全閉
までの角度を105°とすると、全開から全閉までの回
転時間は0.583秒となり、1ステップあたりの回転
時間は0.2915秒となる。電源周波数が60Hzの
場合、半サイクルは0.00833秒となるので、1ス
テップの開閉動作をさせるためには、半サイクルの35
倍を駆動時間とすればよい。
【0065】図8(a)は、ステップ設定部35によっ
てステップ数を設定した場合の60Hzにおける電動ブ
ラインドの電気部品のタイミングチャートである。ま
ず、D1点に示すタイミングで操作者が開スイッチ10
を押下すると、開スイッチ10のオン操作信号が“1”
(アクティブ)となる。MPU5は、開スイッチのオン
操作信号が“1”となるのを検出し、零クロス信号が零
クロス点となるD2点で駆動信号を“1”(アクティ
ブ)にする(D3点)。MPU5が、駆動信号を“1”
にすると、図2に示すゲート制御回路部20または図3
に示すゲート制御回路部20′はトライアックを制御す
ることにより、誘導電動機7を正転させて羽根9を開方
向に動かす。
【0066】MPU5は、D3点で駆動信号を“1”に
した後、零クロス信号の零クロス点を監視しており、零
クロス点を35回検出したD4点に示すタイミングで駆
動信号を“0”にする(D5点)。駆動信号が“0”と
なることにより、図2に示すゲート制御回路部20また
は図3に示すゲート制御回路部20′はすべてのトライ
アックをオフして誘導電動機7を停止させる。
【0067】そして、MPU5は、駆動信号に“0”を
出力した後、零クロス点を監視し、D5点までオンとな
っていたトライアックが完全にオフとなるまでの時間を
インターロック時間として、たとえば交流電源の周波数
の1サイクル分経過するまですべてのトライアックをオ
フにする。
【0068】MPU5は、D6点のタイミングで零クロ
ス信号が零クロス点になるのを検出し、インターロック
時間が経過したことを知ると、制動信号を“1”にする
(D7点)。制動信号が“1”になると、図2に示すゲ
ート制御回路部20または図3に示すゲート制御回路部
20′はトライアックを制御して誘導電動機7を直流制
動する。さらに、MPU5は、D8点に示すタイミング
で開スイッチ10がオフ(“0”)になるのを検出する
と、制動信号を“1”にしてから所定時間、たとえば交
流電源の周波数の6サイクル経過した零クロス点(D9
点)で直流制動を止めるために制動信号に“0”を出力
する(D10点)。制動信号が“0”になると、図2に
示すゲート制御回路部20または図3に示すゲート制御
回路部20′はすべてのトライアックをオフにし、誘導
電動機7を停止させる。
【0069】(2) 交流電源が50Hz時における電
動ブラインドの動作 図8(b)は、ステップ設定部35によってステップ数
を設定した場合の50Hz時における電動ブラインドの
電気部品のタイミングチャートである。図8(b)は、
図8(a)に示す60Hz時における電動ブラインドの
タイミングチャートと同様であるので、詳細な説明は繰
返さない。
【0070】以上説明したように、ステップ設定部35
にステップ数を設定した場合の本実施の形態における電
動ブラインドにおいては、任意の段階数でステップ開閉
動作を行なうことが可能となった。
【0071】[実施の形態3]図9は、本発明の実施の
形態3における電動ブラインドの概略構成を示すブロッ
ク図である。図1に示す実施の形態1における電動ブラ
インドと比較して、電動機駆動部の機能が異なる点、制
動時間設定部33が削除された点および電磁ブレーキ機
構31が追加された点のみが異なる。したがって、重複
する構成および機能についての詳細な説明は繰返さな
い。
【0072】図10は、本実施の形態における電動ブラ
インドの電動機駆動部6″の概略構成を示すブロック図
である。電動機駆動部6″は、MPU5の制御によって
誘導電動機7への交流電流および整流電流の出力を制御
し、電磁ブレーキ31への交流電流または整流電流の出
力を制御するためのゲート制御回路部20″、双方向性
半導体スイッチであるトライアック21〜26と32、
およびダイオードブリッジ27を含む。また、トライア
ック32と電磁ブレーキ31との間に、電磁ブレーキ3
1へ整流電圧を印加させる整流器(図示せず)を設けて
もよい。図2に示す電動機駆動部6と異なる点は、ゲー
ト制御回路部20″の制御により、トライアック32を
オンすることにより電磁ブレーキ31に100Vの交流
電圧または整流電圧が印加される点のみである。したが
って、重複する構成および機能についての詳細な説明は
繰返さない。
【0073】図11は、実施の形態3における電動ブラ
インドの電気部品におけるタイミングチャートである。
まず、F1点に示すタイミングで操作者が開スイッチ1
0を押下すると、開スイッチ10のオン操作信号が
“1”(アクティブ)となる。ただし、このオン操作信
号は図9に示す指令部8からの出力信号を反転したもの
とする。MPU5は、開スイッチ10のオン操作信号が
“1”となるのを検出し、零クロス信号が零クロス点と
なるF2点で電磁ブレーキ駆動信号を“1”にし(F3
点)、駆動信号を“1”(アクティブ)にする(F4
点)。MPU5が、電磁ブレーキ駆動信号を“1”にす
ると、図10に示すゲート制御回路部20″はトライア
ック32をオンにすることにより、電磁ブレーキ31に
よる制動を解除する。また、MPU5が、駆動信号を
“1”にすると、図10に示すゲート制御回路部20″
がトライアックを制御することにより、誘導電動機7を
正転させて羽根9を開方向に動かす。誘導電動機7の正
転により、角度検出部17の円盤18Aも回転し、円盤
18Aが透過型フォトインタラプタ19の光を遮断する
と、F5点に示すタイミングで角度検出信号を出力す
る。
【0074】MPU5は、角度検出部17から角度検出
信号を入力しており、角度検出信号が“1”となったと
きに、次の零クロス点(F6点)を検出して、駆動信号
を“0”にする(F7点)。駆動信号が“0”となるこ
とにより、図10に示すゲート制御回路部20″はすべ
てのトライアックをオフして誘導電動機7を停止させ
る。
【0075】そして、MPU5は、駆動信号に“0”を
出力した後、零クロス点を監視し、F7点までオンとな
っていたトライアックが完全にオフとなるまでの時間を
インターロック時間として、たとえば交流電源の周波数
の1サイクル分経過するまですべてのトライアックをオ
フにする。
【0076】MPU5は、F8点のタイミングで零クロ
ス信号が零クロス点になるのを検出し、インターロック
時間が経過したことを知ると、制動信号を“1”にする
(F9点)。制動信号が“1”になると、図10に示す
ゲート制御回路部20″はトライアックを制御して誘導
電動機7を直流制動する。MPU5は、制動信号を
“1”にしてから所定時間、たとえば交流電源の周波数
の6サイクル経過した零クロス点(F10点)で直流制
動を止めるために、制動信号に“0”を出力する(F1
1点)。制動信号が“0”になると、図10に示すゲー
ト制御回路部20″はすべてのトライアックをオフに
し、誘導電動機7を停止させる。
【0077】そして、MPU5は、インターロック時間
が経過したF12点で駆動信号を再び“1”にする(F
13点)。そして、角度検出信号が再び“1”となった
とき(F14点)、次の零クロス点(F15点)を検出
して、駆動信号を再び“0”にする(F16点)。そし
て、MPU5は、F17点で制動信号を再び“1”にす
る(F18点)。
【0078】MPU5は、F19点に示すタイミングで
開スイッチ10がオフになるのを検出すると、電磁ブレ
ーキ駆動信号を“0”にする(F20点)。電磁ブレー
キ駆動信号が“0”になると、図10に示すゲート制御
回路部20″はトライアック32をオフにして、電磁ブ
レーキ31によって誘導電動機7を制動する。そして、
MPU5は、F18点で制動信号を“1”にしてから所
定時間(交流電源の周波数の6サイクル)経過した零ク
ロス点(F21点)で直流制動を止めるために制動信号
に“0”を出力する(F22点)。
【0079】以上説明したように、本実施の形態におけ
る電動ブラインドによれば、誘導電動機7を制動するた
めの電磁ブレーキ31を用いた場合にも、2ステップ以
上の連続したステップ開閉動作時には電磁ブレーキ31
による制動を行なわないため、電磁ブレーキ音の発生を
少なくすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電動ブラインド
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1における電動ブラインドの電動機
駆動部6の概略構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1における電動ブラインドの電動機
駆動部6′の概略構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態1における電動ブラインドの電気部
品におけるタイミングチャートである。
【図5】制動時間設定部33によって制動時間を設定し
た場合の実施の形態1における電動ブラインドの電気部
品のタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2における電動ブラインド
の概略構成を示すブロック図である。
【図7】駆動時間設定部34を用いた場合の実施の形態
2における電動ブラインドの電気部品のタイミングチャ
ートである。
【図8】ステップ設定部35を用いた場合の実施の形態
2における電動ブラインドの電気部品のタイミングチャ
ートである。
【図9】本発明の実施の形態3における電動ブラインド
の概略構成を示すブロック図である。
【図10】実施の形態3における電動ブラインドの電動
機駆動部6″の概略構成を示すブロック図である。
【図11】実施の形態3における電動ブラインドの電気
部品のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 電源入力部 2 電源トランス 3 安定化電源部 4 零クロス検出部 5 MPU 6,6′,6″ 電動機駆動部 7 誘導電動機 8 指令部 9 羽根 10 開スイッチ 11 閉スイッチ 12 減速機構 13 開閉ドラム 14 ラダーコード 15 ボトムレール 16 リフティングテープ 17 角度検出部 18A 円盤 18B スリット 19 透過型フォトインタラプタ 20,20′,20″ ゲート制御回路部 21〜26,32,21′,22′,24′,25′
トライアック 27 ダイオードブリッジ 28 進相用コンデンサ 29,30 ダイオード 31 電磁ブレーキ 33 制動時間設定部 34 駆動時間設定部 35 ステップ設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−49395(JP,A) 特開 平5−137365(JP,A) 特開 平7−69582(JP,A) 実開 平3−54357(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/32

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転によって複数の羽根を開閉するため
    の誘導電動機と、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
    指示手段と、 交流電流を整流し、前記誘導電動機に対して前記交流電
    流および前記整流電流を選択的に出力するための駆動手
    段と、 前記誘導電動機の制動時間を設定するための制動時間設
    定手段と、 前記指示手段からの指示に基づいて前記駆動手段からの
    前記交流電流および前記整流電流の出力を制御して前記
    誘導電動機の駆動および制動を制御するとともに、前記
    制動時間設定手段によって設定された制動時間に応じて
    前記誘導電動機の制動時間を制御するための制御手段と
    を含む電動ブラインド。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、前記交流電流を全波整
    流し、前記誘導電動機に対して前記交流電流および前記
    全波整流電流を選択的に出力する、請求項1記載の電動
    ブラインド。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、前記交流電流を半波整
    流し、前記誘導電動機に対して前記交流電流および前記
    半波整流電流を選択的に出力する、請求項1記載の電動
    ブラインド。
  4. 【請求項4】 回転によって複数の羽根を開閉するため
    の誘導電動機と、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
    指示手段と、 交流電流を整流し、前記誘導電動機に対して前記交流電
    流および前記整流電流を選択的に出力するための駆動手
    段と、 前記指示手段からの指示に基づいて前記駆動手段からの
    前記交流電流および前記整流電流の出力を制御して前記
    誘導電動機の駆動および制動を制御するための制御手段
    とを含み、 前記制御手段は、交流電源の電圧の零クロス点を検出す
    るための零クロス検出手段と、 前記誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号を出
    力するための角度検出手段と、 前記指示手段による指示があったときに、前記零クロス
    検出手段によって検出された零クロス点に同期して前記
    駆動手段に前記交流電流を出力させ、前記角度検出手段
    から検出信号が出力されたときに、前記零クロス検出手
    段によって検出された零クロス点に同期して前記駆動手
    段に前記交流電流の出力を停止させた後、所定時間前記
    整流電流を出力させるための電動機制御手段とを含む、
    電動ブラインド。
  5. 【請求項5】 前記制御手段はさらに、前記誘導電動機
    の制動時間を設定するための制動時間設定手段を含み、 前記電動機制御手段は、前記指示手段による指示があっ
    たときに、前記零クロス検出手段によって検出された零
    クロス点に同期して前記駆動手段に前記交流電流を出力
    させ、 前記角度検出手段から検出信号が出力されたときに、前
    記零クロス点に同期して前記駆動手段に前記交流電流の
    出力を停止させ、 前記零クロス点の周期に基づいて定められたインターロ
    ック時間経過後、前記制動時間設定手段によって設定さ
    れた制動時間前記駆動手段に前記整流電流を出力させ
    る、請求項4記載の電動ブラインド。
  6. 【請求項6】 回転によって複数の羽根を開閉するため
    の誘導電動機と、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
    指示手段と、 交流電流を整流し、前記誘導電動機に対して前記交流電
    流および前記整流電流を選択的に出力するための駆動手
    段と、 前記指示手段からの指示に基づいて前記駆動手段からの
    前記交流電流および前記整流電流の出力を制御して前記
    誘導電動機の駆動および制動を制御するための制御手段
    とを含み、 前記制御手段は、交流電源の電圧の零クロス点を検出す
    るための零クロス検出手段と、 前記誘導電動機の駆動時間を設定するための駆動時間設
    定手段と、 前記指示手段による指示があったときに、前記駆動時間
    設定手段に設定された駆動時間前記駆動手段に前記交流
    電流を出力させた後、該交流電流の出力を停止させ、 前記零クロス点の周期に基づいて定められたインターロ
    ック時間経過後、前記零クロス点の周期に基づいて定め
    られた制動時間前記駆動手段に前記整流電流を出力させ
    るための電動機制御手段とを含む、電動ブラインド。
  7. 【請求項7】 回転によって複数の羽根を開閉するため
    の誘導電動機と、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
    指示手段と、 交流電流を整流し、前記誘導電動機に対して前記交流電
    流および前記整流電流を選択的に出力するための駆動手
    段と、 前記指示手段からの指示に基づいて前記駆動手段からの
    前記交流電流および前記整流電流の出力を制御して前記
    誘導電動機の駆動および制動を制御するための制御手段
    とを含み、 前記制御手段は、交流電源の電圧の零クロス点を検出す
    るための零クロス検出手段と、 前記複数の羽根の全開から全閉までの段階数を設定する
    ためのステップ設定手段と、 前記指示手段による指示があったときに、前記ステップ
    設定手段によって設定された段階数に基づいて算出され
    た駆動時間前記駆動手段に前記交流電流を出力させた
    後、該交流電流の出力を停止させ、 前記零クロス点の周期に基づいて定められたインターロ
    ック時間経過後、前記零クロス点の周期に基づいて定め
    られた制動時間前記駆動手段に前記整流電流を出力させ
    るための電動機制御手段とを含む、電動ブラインド。
  8. 【請求項8】 回転によって複数の羽根を開閉するため
    の誘導電動機と、 前記誘導電動機の制動のための電磁ブレーキと、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
    指示手段と、 交流電流を整流し、前記誘導電動機に対して前記交流電
    流および前記整流電流を選択的に出力し、前記電磁ブレ
    ーキに対して前記交流電流または整流電流を出力するた
    めの駆動手段と、 前記指示手段からの指示に基づいて前記駆動手段からの
    前記交流電流および前記整流電流の出力を制御して前記
    誘導電動機の駆動および制動を制御し、前記交流電流ま
    たは整流電流の出力を制御して前記電磁ブレーキの制動
    を制御するための制御手段とを含み、 前記制御手段は、2ステップ以上の連続したステップ開
    閉動作時には前記電磁 ブレーキによる制動を行なわず
    に、前記誘導電動機の直流制動を行なう、 電動ブライン
    ド。
  9. 【請求項9】 回転によって複数の羽根を開閉するため
    の誘導電動機と、 前記誘導電動機の制動のための電磁ブレーキと、 前記複数の羽根の開動作または閉動作を指示するための
    指示手段と、 交流電流を整流し、前記誘導電動機に対して前記交流電
    流および前記整流電流を選択的に出力し、前記電磁ブレ
    ーキに対して前記交流電流または整流電流を出力するた
    めの駆動手段と、 前記指示手段からの指示に基づいて前記駆動手段からの
    前記交流電流および前記整流電流の出力を制御して前記
    誘導電動機の駆動および制動を制御し、前記交流電流ま
    たは整流電流の出力を制御して前記電磁ブレーキの制動
    を制御するための制御手段とを含み、 前記制御手段は、交流電源の電圧の零クロス点を検出す
    るための零クロス検出手段と、 前記誘導電動機が所定角度回転するごとに検出信号を出
    力するための角度検出手段と、 前記指示手段による指示があったときに、前記零クロス
    検出手段によって検出された零クロス点に同期して前記
    駆動手段によって前記交流電流を前記誘導電動機に、ま
    た前記交流電流または整流電流を電磁ブレーキに出力さ
    せ、 前記角度検出手段から検出信号が出力されたときに、前
    記零クロス検出手段によって検出された零クロス点に同
    期して前記駆動手段に前記誘導電動機に対する交流電流
    の出力を停止させた後、所定時間前記整流電流を出力さ
    せ、 前記指示手段による指示が終了したときに、前記駆動手
    段に前記電磁ブレーキに対する交流電流または整流電流
    の出力を停止させるための駆動制御手段とを含む、電
    ブラインド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010018980A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 日射遮蔽装置の遮蔽材制御装置及び電動横型ブラインドの制御装置

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