JP3482273B2 - 印刷指示装置 - Google Patents
印刷指示装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークシステム
に含まれる複数の印刷装置を管理する印刷指示装置に関
する。
に含まれる複数の印刷装置を管理する印刷指示装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】一般のオフィス環境においては、資源と
しての印刷装置の有効利用を図るため、複数の印刷装置
をワークステーション等の情報処理装置と相互に接続
し、いわゆるローカル・エリア・ネットワーク（以下、
ＬＡＮという。）等のネットワークシステムを構築する
ことが行われている。
しての印刷装置の有効利用を図るため、複数の印刷装置
をワークステーション等の情報処理装置と相互に接続
し、いわゆるローカル・エリア・ネットワーク（以下、
ＬＡＮという。）等のネットワークシステムを構築する
ことが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムで
は、例えばある印刷装置への印刷要求が集中した場合の
ように、特定の印刷装置にその性能以上の負荷がかかる
場合がある。このような場合、その印刷装置には過負荷
に起因するトラブル（装置故障、駆動部の磨耗、用紙・
トナーの消耗等）が発生し易くなり、システム運用上の
効率および信頼性の点で問題となる。この問題の解消の
ため、例えば特開平５−２７４０９８号公報には、コン
ピュータから複数のプリンタの各々に対して提示信号を
送信すると共に、各プリンタからの応答信号を比較して
印刷要求をすべきプリンタを選択するようにしたプリン
タ制御システムが開示されている。
は、例えばある印刷装置への印刷要求が集中した場合の
ように、特定の印刷装置にその性能以上の負荷がかかる
場合がある。このような場合、その印刷装置には過負荷
に起因するトラブル（装置故障、駆動部の磨耗、用紙・
トナーの消耗等）が発生し易くなり、システム運用上の
効率および信頼性の点で問題となる。この問題の解消の
ため、例えば特開平５−２７４０９８号公報には、コン
ピュータから複数のプリンタの各々に対して提示信号を
送信すると共に、各プリンタからの応答信号を比較して
印刷要求をすべきプリンタを選択するようにしたプリン
タ制御システムが開示されている。
【０００４】しかしながら、このシステムでは、コンピ
ュータと各プリンタとの間で相互に情報交換を逐一行う
ようになっているので、すべてのコンピュータおよびプ
リンタが、そのような情報交換を実行するためのプログ
ラムを具備する必要があり、システム全体としての構成
・制御が複雑になる。特に、コンピュータやプリンタが
多数の場合には、ネットワーク上での通信がいたずらに
輻輳する事態も生ずる。また、プリンタの選択はコンピ
ュータ側の判断で行うため、そのためのプログラムをす
べてのコンピュータに備える必要がある。また、各プリ
ンタ自身が自機の稼働状況や処理能力を把握しておく必
要がある等、コンピュータおよびプリンタの負荷が多大
となる。
ュータと各プリンタとの間で相互に情報交換を逐一行う
ようになっているので、すべてのコンピュータおよびプ
リンタが、そのような情報交換を実行するためのプログ
ラムを具備する必要があり、システム全体としての構成
・制御が複雑になる。特に、コンピュータやプリンタが
多数の場合には、ネットワーク上での通信がいたずらに
輻輳する事態も生ずる。また、プリンタの選択はコンピ
ュータ側の判断で行うため、そのためのプログラムをす
べてのコンピュータに備える必要がある。また、各プリ
ンタ自身が自機の稼働状況や処理能力を把握しておく必
要がある等、コンピュータおよびプリンタの負荷が多大
となる。
【０００５】一方、あるユーザが、ネットワークに接続
された印刷装置のうち自分の近くに設置されている印刷
装置を自分のワークステーション等に直接接続してロー
カルプリンタとして専用的に使用したい場合があるが、
この場合、その印刷装置に対してネットワークを介して
他のワークステーション等から印刷要求がなされると、
そのユーザの印刷作業が後回しになる等の不都合が生ず
る。
された印刷装置のうち自分の近くに設置されている印刷
装置を自分のワークステーション等に直接接続してロー
カルプリンタとして専用的に使用したい場合があるが、
この場合、その印刷装置に対してネットワークを介して
他のワークステーション等から印刷要求がなされると、
そのユーザの印刷作業が後回しになる等の不都合が生ず
る。
【０００６】また、あるプリンタが何らかのエラーによ
って印刷不可状態になった場合に、ワークステーション
等からこの印刷装置に印刷要求をしても受け付けられな
いので、ユーザは改めて他の印刷装置に印刷要求をしな
ければならなくなる。したがって、印刷のための操作が
煩雑になる等、システムの円滑な運用に支障が生ずる。
って印刷不可状態になった場合に、ワークステーション
等からこの印刷装置に印刷要求をしても受け付けられな
いので、ユーザは改めて他の印刷装置に印刷要求をしな
ければならなくなる。したがって、印刷のための操作が
煩雑になる等、システムの円滑な運用に支障が生ずる。
【０００７】そこで、本発明の目的は、ネットワークシ
ステム内に生ずる多様な状況・要求に柔軟に対応してシ
ステム全体の円滑な運用を可能にすると共に、印刷装置
およびユーザのコンピュータの負担を軽減してシステム
全体を簡潔に構成することができる印刷指示装置を提供
することにある。
ステム内に生ずる多様な状況・要求に柔軟に対応してシ
ステム全体の円滑な運用を可能にすると共に、印刷装置
およびユーザのコンピュータの負担を軽減してシステム
全体を簡潔に構成することができる印刷指示装置を提供
することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の印刷指示
装置では、情報処理装置と複数の印刷装置とを含むネッ
トワークシステムに接続された装置であって、各印刷装
置ごとの固有の装置管理情報を記憶する記憶手段と、情
報処理装置からの印刷要求に応じ、前記管理情報に基づ
いて、実際に印刷を行わせる印刷装置を選択する選択手
段と、この選択した印刷装置に対して印刷指示を行う指
示手段とを備え、前記管理情報は、印刷装置が、その印
刷装置にローカル接続された情報処理装置の専用の印刷
装置となる場合に、その印刷装置の使用を制限する各印
刷装置ごとの使用制限の有無を表す情報を含み、この使
用制限情報は各印刷装置から設定されるものであること
で前記目的を達成する。
装置では、情報処理装置と複数の印刷装置とを含むネッ
トワークシステムに接続された装置であって、各印刷装
置ごとの固有の装置管理情報を記憶する記憶手段と、情
報処理装置からの印刷要求に応じ、前記管理情報に基づ
いて、実際に印刷を行わせる印刷装置を選択する選択手
段と、この選択した印刷装置に対して印刷指示を行う指
示手段とを備え、前記管理情報は、印刷装置が、その印
刷装置にローカル接続された情報処理装置の専用の印刷
装置となる場合に、その印刷装置の使用を制限する各印
刷装置ごとの使用制限の有無を表す情報を含み、この使
用制限情報は各印刷装置から設定されるものであること
で前記目的を達成する。
【０００９】請求項２記載の印刷指示装置では、請求項
１記載の印刷指示装置において、前記管理情報が各印刷
装置ごとに他の印刷装置への印刷命令転送を指示する情
報を含み、この転送命令指示情報が各印刷装置から設定
されるように構成することで前記目的を達成する。
１記載の印刷指示装置において、前記管理情報が各印刷
装置ごとに他の印刷装置への印刷命令転送を指示する情
報を含み、この転送命令指示情報が各印刷装置から設定
されるように構成することで前記目的を達成する。
【００１０】
【作用】請求項１記載の印刷指示装置では、情報処理装
置からの印刷要求があると、印刷処理能力や装置優先順
位等の管理情報に基づいて、実際に印刷を行わせる印刷
装置の選択が行われ、その選択された印刷装置に対して
印刷指示が行われる。また、請求項１記載の印刷指示装
置では、印刷装置が、その印刷装置にローカル接続され
た情報処理装置の専用の印刷装置となる場合に、その印
刷装置の使用を制限する各印刷装置ごとの使用制限の有
無を表す情報が管理情報として含まれ、この使用制限情
報は各印刷装置から設定可能である。そして、この使用
制限が設定されている印刷装置に対する印刷要求は禁じ
られる。請求項２記載の印刷指示装置では、各印刷装置
ごとに他の印刷装置への印刷命令転送を指示する情報が
管理情報として含まれ、この転送命令指示情報は各印刷
装置から設定可能である。そして、この転送命令指示が
設定されている印刷装置に対してアクセスが行われたと
きには、その指示された他の印刷装置に対して印刷要求
がなされる。
置からの印刷要求があると、印刷処理能力や装置優先順
位等の管理情報に基づいて、実際に印刷を行わせる印刷
装置の選択が行われ、その選択された印刷装置に対して
印刷指示が行われる。また、請求項１記載の印刷指示装
置では、印刷装置が、その印刷装置にローカル接続され
た情報処理装置の専用の印刷装置となる場合に、その印
刷装置の使用を制限する各印刷装置ごとの使用制限の有
無を表す情報が管理情報として含まれ、この使用制限情
報は各印刷装置から設定可能である。そして、この使用
制限が設定されている印刷装置に対する印刷要求は禁じ
られる。請求項２記載の印刷指示装置では、各印刷装置
ごとに他の印刷装置への印刷命令転送を指示する情報が
管理情報として含まれ、この転送命令指示情報は各印刷
装置から設定可能である。そして、この転送命令指示が
設定されている印刷装置に対してアクセスが行われたと
きには、その指示された他の印刷装置に対して印刷要求
がなされる。
【００１１】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。図１は、本発明の一実施例に係る印
刷指示装置を含むネットワークシステムの構成を表すも
のであり、例えばＬＡＮ（ローカル・エリア・ネットワ
ーク）として構成される。このシステムは、パーソナル
コンピュータ（ＰＣ）１１と、プリンタ１２，１３，１
４と、印刷指示装置２０とを含み、バス１６によって相
互に接続されている。このうち、プリンタ１２には、他
のパーソナルコンピュータ１５がパラレルインタフェー
スによってローカル接続されている。
を詳細に説明する。図１は、本発明の一実施例に係る印
刷指示装置を含むネットワークシステムの構成を表すも
のであり、例えばＬＡＮ（ローカル・エリア・ネットワ
ーク）として構成される。このシステムは、パーソナル
コンピュータ（ＰＣ）１１と、プリンタ１２，１３，１
４と、印刷指示装置２０とを含み、バス１６によって相
互に接続されている。このうち、プリンタ１２には、他
のパーソナルコンピュータ１５がパラレルインタフェー
スによってローカル接続されている。
【００１２】印刷指示装置２０は、中央演算処理装置
（ＣＰＵ）２１と、操作部２２と、プリンタ情報管理部
２３と、ネットワーク管理部２４とを備えている。ＣＰ
Ｕ２１は、必要な演算処理や装置全体の制御を行うため
のもので、例えばマイクロプロセッサで構成されてい
る。また、操作部２２は、データの表示を行う表示部
（例えば、ＣＲＴ）とデータ入力を行うための入力部
（例えば、キーボード）とからなる。さらに、プリンタ
情報管理部２３は、ネットワークに接続されている各プ
リンタに関する各種の管理情報を、図２に示すようなプ
リンタ管理テーブルとして保有し、このテーブルに基づ
いて各プリンタの使用状況等を管理するようになってい
る。ネットワーク管理部２４は、印刷指示装置２０とネ
ットワークとのインタフェースを行う。
（ＣＰＵ）２１と、操作部２２と、プリンタ情報管理部
２３と、ネットワーク管理部２４とを備えている。ＣＰ
Ｕ２１は、必要な演算処理や装置全体の制御を行うため
のもので、例えばマイクロプロセッサで構成されてい
る。また、操作部２２は、データの表示を行う表示部
（例えば、ＣＲＴ）とデータ入力を行うための入力部
（例えば、キーボード）とからなる。さらに、プリンタ
情報管理部２３は、ネットワークに接続されている各プ
リンタに関する各種の管理情報を、図２に示すようなプ
リンタ管理テーブルとして保有し、このテーブルに基づ
いて各プリンタの使用状況等を管理するようになってい
る。ネットワーク管理部２４は、印刷指示装置２０とネ
ットワークとのインタフェースを行う。
【００１３】図２は、図１のプリンタ情報管理部２３に
備えられたプリンタ管理テーブルの内容の一例を表すも
のである。このテーブルには、ネットワークに接続され
た各プリンタごとに、「月間プリント制限枚数」、「月
間プリント枚数」、「利用制限」、「転送先」等の管理
情報が登録されている。「月間プリント制限枚数」は、
その印刷装置の一月当たりの印刷処理能力を表し、「月
間プリント枚数」は、当月における印刷処理枚数の実績
を表す。「利用制限」は、“ＯＮ”のときは利用不可、
“ＯＦＦ”のときは利用可を表し、「転送先」は、印刷
命令の転送先を表す。また、このほか、各プリンタごと
に使用の優先順位を表す情報も付加されている。
備えられたプリンタ管理テーブルの内容の一例を表すも
のである。このテーブルには、ネットワークに接続され
た各プリンタごとに、「月間プリント制限枚数」、「月
間プリント枚数」、「利用制限」、「転送先」等の管理
情報が登録されている。「月間プリント制限枚数」は、
その印刷装置の一月当たりの印刷処理能力を表し、「月
間プリント枚数」は、当月における印刷処理枚数の実績
を表す。「利用制限」は、“ＯＮ”のときは利用不可、
“ＯＦＦ”のときは利用可を表し、「転送先」は、印刷
命令の転送先を表す。また、このほか、各プリンタごと
に使用の優先順位を表す情報も付加されている。
【００１４】「月間プリント制限枚数」、「利用制限」
および「転送先」は、印刷指示装置２０の操作部２２か
ら設定されるほか、各プリンタからも設定できるように
なっている。「月間プリント枚数」は、この印刷指示装
置２０のＣＰＵ２１によって各プリンタへの印刷要求時
にカウントされ、更新されるようになっている。優先順
位は、ユーザによって操作部２２から予め設定されるよ
うになっている。但し、実際の印刷命令受付時にその命
令を解読して得られた用紙サイズや印字画素密度等の指
定に基づいてシステムが自動的に優先順位を判断するよ
うにしてもよい。
および「転送先」は、印刷指示装置２０の操作部２２か
ら設定されるほか、各プリンタからも設定できるように
なっている。「月間プリント枚数」は、この印刷指示装
置２０のＣＰＵ２１によって各プリンタへの印刷要求時
にカウントされ、更新されるようになっている。優先順
位は、ユーザによって操作部２２から予め設定されるよ
うになっている。但し、実際の印刷命令受付時にその命
令を解読して得られた用紙サイズや印字画素密度等の指
定に基づいてシステムが自動的に優先順位を判断するよ
うにしてもよい。
【００１５】次に、以上のような構成の印刷指示装置の
動作を説明する。まず、ネットワークに接続されたＰＣ
１１から印刷要求があると、印刷指示装置２０のＣＰＵ
２１は、プリンタ１２から１４の中から優先順位の高い
ものを選択し、そのプリンタに対して印刷指示を行う。
そして、印刷指示を行うごとに、プリンタ管理テーブル
の「月間プリント枚数」をカウントアップして更新す
る。この結果、月間プリント枚数が月間プリント制限枚
数を越えたときには、そのプリンタへのアクセスを禁止
し、次に優先順位の高いプリンタに出力を切り替える。
また、ＣＰＵ２１は各月の初めに「月間プリント枚数」
をリセットする。このような構成により、特定のプリン
タへの印刷要求が集中する事態が回避され、各プリンタ
に処理負荷が分散されるため、過負荷による装置トラブ
ルの発生を未然に防止することができる。
動作を説明する。まず、ネットワークに接続されたＰＣ
１１から印刷要求があると、印刷指示装置２０のＣＰＵ
２１は、プリンタ１２から１４の中から優先順位の高い
ものを選択し、そのプリンタに対して印刷指示を行う。
そして、印刷指示を行うごとに、プリンタ管理テーブル
の「月間プリント枚数」をカウントアップして更新す
る。この結果、月間プリント枚数が月間プリント制限枚
数を越えたときには、そのプリンタへのアクセスを禁止
し、次に優先順位の高いプリンタに出力を切り替える。
また、ＣＰＵ２１は各月の初めに「月間プリント枚数」
をリセットする。このような構成により、特定のプリン
タへの印刷要求が集中する事態が回避され、各プリンタ
に処理負荷が分散されるため、過負荷による装置トラブ
ルの発生を未然に防止することができる。
【００１６】また、図１に示すように、プリンタ１２に
ローカル接続されたＰＣ１５によってこのプリンタ１２
を専用的に使用しようとする場合に、ユーザがプリンタ
１２の図示しない操作パネルから利用制限ＯＮの設定を
行うと、この設定情報は印刷指示装置２０に送られ、図
２に示すように、プリンタ管理テーブルのプリンタ１２
に関する「利用制限」が“ＯＮ”にセットされる。これ
により、このプリンタ１２は利用可能装置候補から除外
され、それ以降プリンタ１２に対する印刷要求があって
も、他のプリンタ（次に優先順位の高いプリンタ）への
印刷指示が行われる。したがって、ＰＣ１５によるプリ
ンタ１２のローカルな専用的使用が確保される。
ローカル接続されたＰＣ１５によってこのプリンタ１２
を専用的に使用しようとする場合に、ユーザがプリンタ
１２の図示しない操作パネルから利用制限ＯＮの設定を
行うと、この設定情報は印刷指示装置２０に送られ、図
２に示すように、プリンタ管理テーブルのプリンタ１２
に関する「利用制限」が“ＯＮ”にセットされる。これ
により、このプリンタ１２は利用可能装置候補から除外
され、それ以降プリンタ１２に対する印刷要求があって
も、他のプリンタ（次に優先順位の高いプリンタ）への
印刷指示が行われる。したがって、ＰＣ１５によるプリ
ンタ１２のローカルな専用的使用が確保される。
【００１７】このような構成により、ネットワークに接
続されたプリンタであっても、事実上、その中の特定の
プリンタを特定のユーザのローカルプリンタとすること
ができる。したがって、例えば、ユーザのすぐ近くに設
置されているプリンタをこのようなローカルプリンタと
して設定すれば、特にプリンタ使用頻度の大きいユーザ
にとっては有効なプリンタ活用が可能となる。また、例
えばプリンタ１４の操作パネル（図示せず）から、自機
への印刷指示を他のプリンタ（例えばプリンタ１３）に
転送する旨の指示を設定すると、この設定は印刷指示装
置２０に送られ、図２に示すように、プリンタ管理テー
ブルのプリンタ１４に関する「転送先」が“プリンタ１
３”にセットされる。これにより、それ以降プリンタ１
４に対する印刷指示があったときは、その指示がプリン
タ１３に転送される。
続されたプリンタであっても、事実上、その中の特定の
プリンタを特定のユーザのローカルプリンタとすること
ができる。したがって、例えば、ユーザのすぐ近くに設
置されているプリンタをこのようなローカルプリンタと
して設定すれば、特にプリンタ使用頻度の大きいユーザ
にとっては有効なプリンタ活用が可能となる。また、例
えばプリンタ１４の操作パネル（図示せず）から、自機
への印刷指示を他のプリンタ（例えばプリンタ１３）に
転送する旨の指示を設定すると、この設定は印刷指示装
置２０に送られ、図２に示すように、プリンタ管理テー
ブルのプリンタ１４に関する「転送先」が“プリンタ１
３”にセットされる。これにより、それ以降プリンタ１
４に対する印刷指示があったときは、その指示がプリン
タ１３に転送される。
【００１８】このような構成により、例えば、あるプリ
ンタにエラーや故障等のトラブルが生じた場合には、そ
のプリンタへの印刷指示を他の正常なプリンタに転送す
るように設定することにより、そのトラブルの発生した
プリンタへの印刷指示は他のプリンタによって受け付け
られ、印刷処理が行われることとなる。
ンタにエラーや故障等のトラブルが生じた場合には、そ
のプリンタへの印刷指示を他の正常なプリンタに転送す
るように設定することにより、そのトラブルの発生した
プリンタへの印刷指示は他のプリンタによって受け付け
られ、印刷処理が行われることとなる。
【００１９】
【発明の効果】本発明の印刷指示装置によれば、情報処
理装置および印刷装置とは別個独立の装置として構成し
たので、情報処理装置および印刷装置の構成・処理の複
雑さを排してこれらの装置の負担を軽減でき、システム
全体としても簡潔な構成になる。特に、請求項１記載の
印刷指示装置によれば、情報処理装置からの印刷要求が
あると、印刷処理能力や装置優先順位等の管理情報に基
づいて、実際に印刷を行わせる印刷装置を選択し、その
選択した印刷装置に対して印刷指示を行うようにしたの
で、特定の印刷装置に印刷要求が集中する事態が回避さ
れ、処理負荷が各印刷装置に分散されるため、過負荷に
よる装置トラブルの発生を防止することができる。
理装置および印刷装置とは別個独立の装置として構成し
たので、情報処理装置および印刷装置の構成・処理の複
雑さを排してこれらの装置の負担を軽減でき、システム
全体としても簡潔な構成になる。特に、請求項１記載の
印刷指示装置によれば、情報処理装置からの印刷要求が
あると、印刷処理能力や装置優先順位等の管理情報に基
づいて、実際に印刷を行わせる印刷装置を選択し、その
選択した印刷装置に対して印刷指示を行うようにしたの
で、特定の印刷装置に印刷要求が集中する事態が回避さ
れ、処理負荷が各印刷装置に分散されるため、過負荷に
よる装置トラブルの発生を防止することができる。
【００２０】さらに、請求項１記載の印刷指示装置によ
れば、印刷装置が、その印刷装置にローカル接続された
情報処理装置の専用の印刷装置となる場合に、その印刷
装置の使用を制限する各印刷装置ごとの使用制限の有無
を表す情報を各印刷装置ごとに保有するようにしたの
で、この使用制限が設定されている印刷装置に対する印
刷要求は禁じられる。したがって、ネットワークに接続
された印刷装置であっても、事実上、その中の特定の印
刷装置を特定のユーザのローカルプリンタとして使用す
ることが可能となる。したがって、ユーザの手近な印刷
装置をローカルプリンタとして設定すれば、特にプリン
タ使用頻度の大きいユーザにとっては、従来のような印
刷要求の輻輳に伴う印刷作業効率の低下を回避すること
ができ、有効なプリンタ活用が可能となる。しかも、上
記の使用制限は各印刷装置から設定可能であるため、手
近な印刷装置を通常はネットワークプリンタとしてネッ
トワークシステムで共有使用する一方、必要に応じその
印刷装置を操作してローカルプリンタに設定変更すると
いうように、システムの一部を機動的に変更することを
容易することもできる。
れば、印刷装置が、その印刷装置にローカル接続された
情報処理装置の専用の印刷装置となる場合に、その印刷
装置の使用を制限する各印刷装置ごとの使用制限の有無
を表す情報を各印刷装置ごとに保有するようにしたの
で、この使用制限が設定されている印刷装置に対する印
刷要求は禁じられる。したがって、ネットワークに接続
された印刷装置であっても、事実上、その中の特定の印
刷装置を特定のユーザのローカルプリンタとして使用す
ることが可能となる。したがって、ユーザの手近な印刷
装置をローカルプリンタとして設定すれば、特にプリン
タ使用頻度の大きいユーザにとっては、従来のような印
刷要求の輻輳に伴う印刷作業効率の低下を回避すること
ができ、有効なプリンタ活用が可能となる。しかも、上
記の使用制限は各印刷装置から設定可能であるため、手
近な印刷装置を通常はネットワークプリンタとしてネッ
トワークシステムで共有使用する一方、必要に応じその
印刷装置を操作してローカルプリンタに設定変更すると
いうように、システムの一部を機動的に変更することを
容易することもできる。
【００２１】請求項２記載の印刷指示装置によれば、他
の印刷装置への印刷命令転送を指示する情報を各印刷装
置ごとに保有するようにしたので、この転送命令指示が
設定されている印刷装置に対してアクセスが行われたと
きには、自動的に、その指示された他の印刷装置に対し
て印刷要求がなされる。したがって、従来のように、あ
るプリンタにエラーが発生したことを知らずにそのプリ
ンタに印刷要求をしたユーザが、改めて他のプリンタに
印刷要求をするという煩雑な操作をする必要がなくな
り、システム全体としての生産性の低下を防止すること
ができる。しかも、上記の転送命令指示情報は各印刷装
置から設定可能であるため、例えば、ある印刷装置にエ
ラーが発生した時点で直ちにそのプリンタから上記の命
令転送指示を設定することができ、迅速な対応が可能に
なるという効果もある。
の印刷装置への印刷命令転送を指示する情報を各印刷装
置ごとに保有するようにしたので、この転送命令指示が
設定されている印刷装置に対してアクセスが行われたと
きには、自動的に、その指示された他の印刷装置に対し
て印刷要求がなされる。したがって、従来のように、あ
るプリンタにエラーが発生したことを知らずにそのプリ
ンタに印刷要求をしたユーザが、改めて他のプリンタに
印刷要求をするという煩雑な操作をする必要がなくな
り、システム全体としての生産性の低下を防止すること
ができる。しかも、上記の転送命令指示情報は各印刷装
置から設定可能であるため、例えば、ある印刷装置にエ
ラーが発生した時点で直ちにそのプリンタから上記の命
令転送指示を設定することができ、迅速な対応が可能に
なるという効果もある。
【図１】本発明の一実施例に係る印刷指示装置を適用し
たネットワークシステムの構成を表すブロック図であ
る。
たネットワークシステムの構成を表すブロック図であ
る。
【図２】この印刷指示装置が備えるプリンタ管理テーブ
ルの内容を表す説明図である。
ルの内容を表す説明図である。
１１ パーソナルコンピュータ（ＬＡＮ接続）
１２〜１４ プリンタ
１５ パーソナルコンピュータ（ローカル接続）
２０ 印刷指示装置
２１ 中央演算処理装置
２２ 操作部
２３ プリンタ情報管理部
２４ ネットワーク管理部
Claims (2)
- 【請求項１】 情報処理装置と複数の印刷装置とを含む
ネットワークシステムに接続された装置であって、 各印刷装置ごとの固有の装置管理情報を記憶する記憶手
段と、 情報処理装置からの印刷要求に応じ、前記管理情報に基
づいて、実際に印刷を行わせる印刷装置を選択する選択
手段と、 この選択した印刷装置に対して印刷指示を行う指示手段
とを備え、前記管理情報は、印刷装置が、その印刷装置にローカル
接続された情報処理装置の専用の印刷装置となる場合
に、その印刷装置の使用を制限する各印刷装置ごとの使
用制限の有無を表す情報を含み、この使用制限情報は各
印刷装置から設定されるものである ことを特徴とする印
刷指示装置。 - 【請求項２】 前記管理情報は、各印刷装置ごとに、他
の印刷装置への印刷命令転送を指示する情報を含み、こ
の転送命令指示情報は各印刷装置から設定されるもので
あることを特徴とする請求項１記載の印刷指示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12066195A JP3482273B2 (ja) | 1995-04-22 | 1995-04-22 | 印刷指示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12066195A JP3482273B2 (ja) | 1995-04-22 | 1995-04-22 | 印刷指示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08292857A JPH08292857A (ja) | 1996-11-05 |
| JP3482273B2 true JP3482273B2 (ja) | 2003-12-22 |
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ID=14791774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12066195A Expired - Fee Related JP3482273B2 (ja) | 1995-04-22 | 1995-04-22 | 印刷指示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3482273B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000014942A (ko) * | 1998-08-26 | 2000-03-15 | 윤종용 | 네트워크 프린터를 사용하여 데이터를 출력하는방법 |
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1995
- 1995-04-22 JP JP12066195A patent/JP3482273B2/ja not_active Expired - Fee Related
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