JP3481914B2 - ステンレス鋼のmig溶接用シールドガス及びmig溶接方法 - Google Patents
ステンレス鋼のmig溶接用シールドガス及びmig溶接方法Info
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ステンレス鋼のガスシールドアーク溶接に使用する混合
ガスに関するものであり、特に汎用的なソリッドワイヤ
ーを用いたMIG溶接に好適なシールドガスとこのシー
ルドガスを使用したステンレス鋼のMIG溶接方法に関
するものである。
スとして要求される特性は、アークの安定性及びスパッ
タの発生の少なさ等の使い易さのみならず、金属の機械
的性質及び耐食性を保持することにある。然るに、従来
のMIG溶接では、アルゴンガスをベースとして酸素ガ
スを約2容量%加えた混合ガスがステンレス鋼の溶接用
シールドガスとして用いられ、その結果スラグ発生量が
少なく、カーボンピックアップ、スパッタの発生量が少
ない溶接をすることができるとされてきた。又アルゴン
ガスをベースとして炭酸ガスを約20容量%加えた混合
ガスもステンレス鋼の溶接用シールドガスとして用いら
れ、その結果スラグ発生量が少ない溶接をすることがで
きるとされてきた。
は「ステンレス鋼製のガスシールドアーク溶接方法」に
係わる発明が開示されている。そして該公報には、溶接
用ワイヤの送給速度が安定し、スパッタ量が極めて少な
くなるステンレス鋼のガスシールドアーク溶接に関する
技術が示されており、溶接ワイヤーとしてその表面に銅
メッキが施されたステンレスソリッドワイヤを用い、か
つヘリウムガス20から40容量%、炭酸ガス0.5か
ら3容量%および残部がアルゴンガスである混合ガスを
シールドガスとして用いることが開示されている。
号公報には、ヘリウムガスが40容量%よりも多いと溶
着時にブローホールが発生し易くなり、更に又、炭酸ガ
スが3容量%よりも多くなると溶着時のビード外観が悪
くなるといった問題点も開示されている。
のMIG溶接では、シールドガスとしてアルゴンガスを
ベースに酸素ガスを約2容量%加えた混合ガスを用いた
場合、ビードが酸化し、ビード形状が凸状態となり、溶
け込みが浅くフィンガー状態となり、特に薄板を溶接し
た場合にはアークが不安定になる。又、中厚板に溶接し
た場合にはブローホールが発生するといった問題があっ
た。
に開示されているシールドガスとして、アルゴンガスを
ベースに炭酸ガスを0.5から3容量%及びヘリウムガ
スを20から40容量%加えた混合ガスを使用して、銅
メッキを施していない一般のソリッドワイヤを用いてM
IG溶接した場合、薄板材を対象にしてMIG溶接する
と、アークが不安定となり、一方厚板材を対象に溶接し
た場合にはブローホールが発生するといった問題が生じ
ることとなっていた。
鋼をMIG溶接するにあたり、溶接電流およびシールド
ガスの成分、組成比に着目し、スラグの発生量が少ない
MIG溶接用シールドガスであり、特に薄板をMIG溶
接したときアークが安定し、ビード止端部が安定し、濡
れ性が良く、また厚板を溶接したときのブローホールの
発生が生じないシールドガスの提供とMIG溶接方法を
提供することを課題とした。
ため、請求項1に係わる発明として、溶接電流を100
A未満として、ステンレス鋼をソリッドワイヤーを用い
てMIG溶接するためのシールドガスであって、その組
成が4から6容量%である炭酸ガス、30から80容量
%であるヘリウムガス及び残部がアルゴンガスからなる
3種混合ガスでなることを特徴とするステンレス鋼のM
IG溶接用シールドガスとしたものである。請求項2に
係わる発明として、溶接電流を100A以上として、ス
テンレス鋼をソリッドワイヤーを用いてMIG溶接する
ためのシールドガスであって、その組成が4から6容量
%である炭酸ガス、10から30容量%であるヘリウム
ガス及び残部がアルゴンガスからなる3種混合ガスでな
ることを特徴とするステンレス鋼のMIG溶接用シール
ドガスとしたものである。
流を100A未満とし、シールドガス組成が4から6容
量%である炭酸ガス、30から80容量%であるヘリウ
ムガス及び残部がアルゴンガスからなる3種混合ガスを
用いて、ステンレス鋼をソリッドワイヤーを用いてMI
G溶接することを特徴とするステンレス鋼のMIG溶接
方法としたものである。請求項4に係わる発明として、
溶接電流を100A以上とし、シールドガス組成が4か
ら6容量%である炭酸ガス、10から30容量%である
ヘリウムガス及び残部がアルゴンガスからなる3種混合
ガスを用いて、ステンレス鋼をソリッドワイヤーを用い
てMIG溶接することを特徴とするステンレス鋼のMI
G溶接方法としたものである。
接するにあたり、溶接状態を良好にするため、溶接電流
によって適用する適切なシールドガスを開発し、該シー
ルドガスを使用して、適応溶接電流でステンレス鋼をM
IG溶接する方法である。そして、溶接電流100A未
満では、シールドガスとして、4から6容量%の炭酸ガ
ス、30から80容量%のヘリウムガス及び残部がアル
ゴンガスからなる3種混合ガスを使用することが、ステ
ンレス鋼のMIG溶接で、スラグの発生量が少なく、薄
板をMIG溶接したときアークが安定し、ビード止端部
が安定し、濡れ性が良く、また厚板を溶接したときのブ
ローホールの発生が生じない、良好な状態の溶接加工製
品を得ることを可能としたものである。
ガスとして、4から6容量%の炭酸ガス、10から30
容量%のヘリウムガス及び残部がアルゴンガスからなる
3種混合ガスを使用することが、中厚板のステンレス鋼
のMIG溶接でアークの安定性が良く、又ブローホール
の発生が少なく、良好な状態の溶接加工製品を得ること
を可能としたものである。
たシールドガスについて実施例を例示して説明する。本
発明のシールドガスの特徴・効果を確認するため以下の
実施例によって各種特性の確認試験を行った。
鋼の薄板を用いて、100A未満の溶接電流でMIG溶
接を行った時の、 ・アーク安定性、酸化の度合い、スラグ発生量、濡れ
性、ビード止端部の安定性、スパッタ発生量の確認 ・カーボンピックアップの確認 の試験を、シールドガスとして、ヘリウムガス、炭酸ガ
ス及びアルゴンガスの3種類の混合ガスを用い、その組
成(容量%)を変化させてMIG溶接で行った。
グ発生量、濡れ性、ビード止端部の安定性、スパッタ発
生量の確認試験 この試験での溶接条件は以下の通りであり、シールドガ
スとしては、へリウムガス、炭酸ガス及びアルゴンガス
の3種類の混合ガスを用い、その組成(容量%)を変化
させて、状態の変化を確認した。 <溶接条件> ・溶接方式:消耗式電極溶接、パルスアーク ・溶接母材:SUS304 板厚2.0mm ・溶接方法:すみ肉溶接 ・溶接ワイヤ:JIS Y308LSi、φ1.0mm ・チップ母材間距離:15mm ・トーチ傾斜角度:45度 ・溶接速度:30cm/min ・アーク電圧:17〜23V ・溶接電流:50A
スとしては、へリウムガス、炭酸ガス及びアルゴンガス
の3種類の混合ガスを用い、その組成(容量%)を変化
させて、状態の変化を確認した。 <溶接条件> ・溶接方式:消耗式電極溶接・パルスアーク ・溶接母材:SUS304 板厚2.0mm ・溶接方法:ビードオン溶接 ・溶接ワイヤ:JIS Y308LSi、φ1.0mm ・チップ母材間距離:15mm ・トーチ傾斜角度:45度 ・溶接速度:30cm/min ・アーク電圧:17〜23V ・溶接電流:50A
基づいて行った。そして、上記試験(1)及び(2)の
結果を表2に表示する。なお、表1の試験項目「溶け込
み深さ」の確認は、図1に図示したすみ肉溶接部1の概
略断面図による、溶接母材2及び3間に形成されたビー
ド4の「のど厚Y」の寸法を測定して行った。図1中、
符号A及びBは、各溶接母材2及び3におけるビード4
の止端部であり、符号4aはビードの底部である。
IG溶接で得られる特性を明確にするため、比較例1と
して、従来MIG溶接のシールドガスとして用いられて
いるアルゴンガスベースに酸素ガス2容量%添加した混
合ガスを用いたものと、およびフラックス入りワイヤー
を用いて、シールドガスとして100容量%炭酸ガスを
用いる、いわゆるFCW(Flux Core Wire)溶接を
行った。これらで得られた各特性の試験結果を、実施例
1の結果と併記して表2に表示した。
た、板厚が2mmのステンレス鋼薄板を溶接電流50A
にてMIG溶接を行った場合について、溶接状態の評価
を行った。上記実施例1でのレーザ溶接では、ビードの
酸化度合について検査したところ、若干酸化が見受けら
れたものの、 その他チェックした上記項目では特に問
題は無く、良好な溶接を行うことができた。特に低電流
でもアークが安定し、ビードの止端部が波打つことな
く、なじみの良い、ビードが平らな溶接を行うことがで
きた。
く、強度的にも良好な溶接を得ることができた。なお、
ビードの止端部の溶接状態を比較のために、本発明に基
づいて、アルゴンガスをベースガス(55容量%)に
し、ヘリウムガス(40容量%)および炭酸ガス(5容
量%)の混合ガスをシールドガスとして用いた場合のレ
ーザ溶接法による溶接部の状態の写真を図2に図示し、
比較のためアルゴンガス(98容量%)をベースガスに
して、酸素ガス(2容量%)を添加した混合ガスをシー
ルドガスとして用いたMIG溶接法による溶接部の状態
の写真を図3に示した。図2と図3とを対比して観察す
れば明らかなように、図2に図示した本発明による[ヘ
リウムガス]+[炭酸ガス]+[残部アルゴンガス]の
3種混合ガスよりなるシールドガスでレーザ溶接した写
真の溶接状態が図3の写真の溶接状態より明らかに良好
な状態で溶接されていることが確認される。
少せしめて薄くしていき、4容量%以下になると、アー
クが不安定になり、その結果ビードの止端部が波うち状
態となって不安定になるという問題が生じた。一方、炭
酸ガスの濃度を増加せしめて濃くして行くと、6容量%
以上になると酸化し始めるという、不都合が生じて来る
こととなった。そして更に、カーボンピックアップの値
が大きくなり、鋭敏化現象を惹起することとなり得る問
題が生じる。
き、アークが不安定となりスパッタの発生を誘発する問
題が生じた。また逆にヘリウムガスが30容量%以下に
しても、アークが不安定となると共に、ビートが凸ビー
ドとなり、溶け込みも浅くなる問題が発生した。これら
の現象は溶接電流40Aから100Aまで変えても、ほ
ぼ表2と同じであった。
レス鋼の中厚板を用いて、溶接電流を100A以上とし
てMIG溶接を行い、 ・アーク安定性、酸化の度合い、スラグ発生量、スパッ
タ発生量、溶け込み深さ ・カーボンピックアップの確認 ・気孔発生量 等の試験項目について、上記したごとく3系列に区分し
て確認試験を行った。以下にその確認試験について説明
する。
グ発生量、スパッタ発生量、溶け込み深さの確認試験 この試験での溶接条件は以下の通りであり、シールドガ
スとしては実施例1での薄板の溶接試験と同様に、へリ
ウムガス、炭酸ガス及びアルゴンガスの3種類の混合ガ
スを用い、その組成(容量%)を変化させて、状態の変
化を確認した。 <溶接条件> ・溶接方式:消耗式電極溶接、パルスアーク ・溶接母材:SUS304 板厚5mm ・溶接方法:すみ肉溶接 ・溶接ワイヤ:JIS Y308LSi、φ1.2mm ・チップ母材間距離: 15mm ・トーチ傾斜角度:45度 ・溶接速度:30cm/min ・アーク電圧:22〜27V ・溶接電流:150A
スとしては、上記と同様にへリウムガス、炭酸ガス及び
アルゴンガスの3種類の混合ガスを用い、その組成(容
量%)を変化させて、状態の変化を確認した。 <溶接条件> ・溶接方式:消耗式電極溶接、パルスアーク ・溶接母材:SUS304 板厚10mm ・溶接方法:ビードオン溶接 ・溶接ワイヤ:JIS Y308LSi、φ1.2mm ・チップ母材間距離:15mm ・トーチ傾斜角度:45度 ・溶接速度:30cm/min ・アーク電圧:24〜28V ・溶接電流:200A
スとしては、上記と同様にへリウムガス、炭酸ガス及び
アルゴンガスの3種類の混合ガスを用い、その組成(容
量%)を変化させて、状態の変化を確認した。 <溶接条件> ・溶接方式:消耗式電極溶接、パルスアーク(FCWはパ
ルス無し) ・溶接母材:SUS304 縦150mm、横100m
m、板厚10mm ・溶接方法:V開先突合せ溶接 ・試料:3試料で試験し、確認 ・溶接ワイヤ:JIS Y308LSi、φ1.2mm ・トーチ傾斜角度:45度 ・チップ母材間距離:20mm ・溶接速度:30cm/min ・アーク電圧:24〜28V ・溶接電流:200A
認試験での試験項目の評価は、表1に表示した方法によ
り行った。その結果を表3に表示する。なお、本発明の
性能を確認するため、別途比較試験を行った。これを比
較例2として以下に説明する。
例2と同様に中厚板のステンレス鋼を用いて、シールド
ガスとして、従来よりMIG溶接で一般に使用されてい
る、アルゴンガスベースとしてこれに酸素ガス2容量%
を添加した混合ガスを使用した場合、及びフラックス入
りワイヤーを用いてシールドガスとして100容量%炭
酸ガスを用いる、いわゆるFCW溶接を行った場合につ
いて、それぞれ試験項目について確認した。その結果
を、表3に実施例2の結果と併記して表示する。
た、板厚が5mm及び10mmのステンレス鋼中厚板を
溶接電流100A以上にてMIG溶接を行った場合につ
いて、溶接状態の評価を行った。実施例2に於いて、本
発明の[ヘリウムガス]+[炭酸ガス]+[アルゴンガ
ス]の混合ガスをシールドガスとして用いて中厚板を1
00A以上の溶接電流でMIG溶接した溶接部と、比較
例2における従来のMIG溶接のシールドガスであるア
ルゴンガスベースに酸素ガス2容量%でMIG溶接した
溶接部とを比べると、実施例2の本発明のシールドガス
の方が酸化が少ないという優れた特徴を有していること
がわかった。
ルドガスに炭酸ガス100容量%を用いる比較例2の従
来のFCW溶接法と比較すると、実施例2の本発明の前
記3種混合ガスをシールドガスとして用いたMIG溶接
の方が安定性がよく、スラグの発生量が非常に少ないと
いう優れた特徴を有していることが確認できた。又、そ
の他上記した試験項目においても、実施例2の本発明の
Heガス、CO2ガス、残部Arガスの3種混合ガスをシ
ールドガスとしてMIG溶接したものにおいては、特に
問題が無く、良好な溶接を行うことができ、この3種混
合ガスは総合的に非常に優れたMIG溶接用のシールド
ガスであることが確認できた。
部Arガスの3種混合ガスのシールドガスで、炭酸ガス
の濃度を薄くしていき、これを4容量%以下になると、
気孔の発生量が増加するという問題が生じた。逆に炭酸
ガスの濃度を濃くしていき、6容量%以上にすると、ビ
ード表面の酸化が著しくなり、そして、溶接金属中のカ
ーボン量が増加することとなり、耐食性が懸念される不
具合が生じることが確認された。
残部Arガスの3種混合ガスのシールドガスで、ヘリウ
ムガスが30容量%を越えたとき、気孔の発生量が増加
する現象が生じることが確認され、溶接状態としては好
ましくない問題が発生することが判明した。逆にヘリウ
ムガスが10容量%以下にすると、溶け込み深さが、従
来ガスのMIG溶接で使用されているアルゴンガスベー
スに酸素ガス2容量%を添加したシールドガスでMIG
溶接した溶接部と、大差が無く何等改善さることが無い
こと確認された。
ールドガス及びMIG溶接方法は、上記した如き形態で
実施され、以下の如き効果を奏する。ステンレス鋼のM
IG溶接にあたって、本発明では溶接対象の材料の厚
さ、即ち薄板及びび中厚板のステンレス鋼の如き厚さに
応じた適応溶接電流で、シールドガスとしてヘリウムガ
ス、炭酸ガス及びアルゴンガスの3種の混合ガスの組成
を変えるようにすることにより、極めて良好なMIG溶
接を行うことができる。
る薄板のステンレス鋼の場合、シールドガス組成が4か
ら6容量%である炭酸ガス、40から80容量%である
ヘリウムガス及び残部がアルゴンガスからなる3種混合
ガスを用いると、低電流でもアークが安定し、ビード止
端部が波打つことなく、濡れ性が良好で、なじみが良い
溶接が行えるという優れた効果を得ることができた。
る中厚板のステンレス鋼の場合、シールドガス組成が4
から6容量%である炭酸ガス、10から30容量%であ
るヘリウムガス及び残部がアルゴンガスからなる3種混
合ガスを用いるとアークの安定がよく、スラグ発生量が
少なく、ブローホールの発生もなく、しかも酸化が少な
い溶接が行えるという優れた効果を得ることができた。
面図。
炭酸ガス5容量%の混合ガスをシールドガスとしてを用
いたMIG溶接部の写真。
添加した混合ガスをシールドガスとして用いたMIG溶
接部の写真。
ド、4a…ビードの底部、 A、B…止端部、 Y…の
ど厚
Claims (4)
- 【請求項1】 溶接電流を100A未満として、ステン
レス鋼をソリッドワイヤーを用いてMIG溶接するため
のシールドガスであって、その組成が4から6容量%で
ある炭酸ガス、30から80容量%であるヘリウムガス
及び残部がアルゴンガスからなる3種混合ガスでなるこ
とを特徴とするステンレス鋼のMIG溶接用シールドガ
ス。 - 【請求項2】 溶接電流を100A以上として、ステン
レス鋼をソリッドワイヤーを用いてMIG溶接するため
のシールドガスであって、その組成が4から6容量%で
ある炭酸ガス、10から30容量%であるヘリウムガス
及び残部がアルゴンガスからなる3種混合ガスでなるこ
とを特徴とするステンレス鋼のMIG溶接用シールドガ
ス。 - 【請求項3】 溶接電流を100A未満とし、シールド
ガス組成が4から6容量%である炭酸ガス、30から8
0容量%であるヘリウムガス及び残部がアルゴンガスか
らなる3種混合ガスを用いて、ステンレス鋼をソリッド
ワイヤーを用いてMIG溶接することを特徴とするステ
ンレス鋼のMIG溶接方法。 - 【請求項4】 溶接電流を100A以上とし、シールド
ガス組成が4から6容量%である炭酸ガス、10から3
0容量%であるヘリウムガス及び残部がアルゴンガスか
らなる3種混合ガスを用いて、ステンレス鋼をソリッド
ワイヤーを用いてMIG溶接することを特徴とするステ
ンレス鋼のMIG溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001396A JP3481914B2 (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | ステンレス鋼のmig溶接用シールドガス及びmig溶接方法 |
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JP2001001396A JP3481914B2 (ja) | 2001-01-09 | 2001-01-09 | ステンレス鋼のmig溶接用シールドガス及びmig溶接方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002205170A JP2002205170A (ja) | 2002-07-23 |
JP3481914B2 true JP3481914B2 (ja) | 2003-12-22 |
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JP7060159B2 (ja) * | 2019-10-31 | 2022-04-26 | Jfeスチール株式会社 | Mig溶接方法 |
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2001
- 2001-01-09 JP JP2001001396A patent/JP3481914B2/ja not_active Expired - Lifetime
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