JP3481794B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3481794B2
JP3481794B2 JP24765996A JP24765996A JP3481794B2 JP 3481794 B2 JP3481794 B2 JP 3481794B2 JP 24765996 A JP24765996 A JP 24765996A JP 24765996 A JP24765996 A JP 24765996A JP 3481794 B2 JP3481794 B2 JP 3481794B2
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陽一 五十嵐
博司 栗原
康之 三島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
わり、特に、液晶表示パネルの全画素数に対して、表示
データ数が少ない場合に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置の1つとして、TF
T(Thin Film Transistor)方式
のアクティブマトリクス形液晶表示装置が知られてい
る。
【0003】図20は、従来のTFT方式のアクティブ
マトリクス形液晶表示装置の1つであるTFT方式の液
晶表示モジュールの概略構成を示すブロック図である。
【0004】同図に示す液晶表示モジュールは、液晶表
示パネル(TFT−LCD)の上側にドレインドライバ
530が配置され、また、液晶表示パネル(TFT−L
CD)の側面部には、ゲートドライバ540、インタフ
ェース部500が配置される。
【0005】インタフェース部500はインタフェース
基板に実装され、また、ドレインドライバ530、ゲー
トドライバ540も、それぞれ専用のプリント基板に実
装される。
【0006】液晶表示パネル(TFT−LCD)は、マ
トリクス状に形成され、ドレイン信号線(D)とゲート
信号線(G)との交差領域内に配置される複数の画素を
有する。
【0007】各画素は、薄膜トランジスタ(TFT)、
画素電極(図示せず)、コモン電極、液晶容量(CL
C)、および、付加容量(CADD )から構成される。
【0008】以下、本明細書では、行方向に配置された
各画素を1表示ラインと称する。
【0009】図21は、図20に示す液晶表示パネル
(TFT−LCD)の等価回路を示す図である。
【0010】図21に示すように、各画素の薄膜トラン
ジスタ(TFT)は、隣接する2本の信号線(ドレイン
信号線(D)またはゲート信号線(G))と、隣接する
2本の信号線(ゲート信号線(G)またはドレイン信号
線(D))との交差領域内に配置される。
【0011】薄膜トランジスタ(TFT)のソース電極
は画素電極に接続され、画素電極とコモン電極との間に
液晶層が設けられるので、薄膜トランジスタ(TFT)
のソース電極とコモン電極との間には、液晶容量(CL
C)が等価的に接続される。
【0012】また、薄膜トランジスタ(TFT)のソー
ス電極と前段の表示ラインのゲート信号線(G)との間
には、付加容量(CADD )が接続される。
【0013】列方向に配置された各画素における薄膜ト
ランジスタ(TFT)のドレイン電極は、それぞれドレ
イン信号線(D)に接続され、各ドレイン信号線(D)
は、ドレイン信号線(D)に液晶を駆動するための映像
電圧(表示データ電圧)を供給するドレインドライバ5
30に接続される。
【0014】また、行方向に配置された各画素における
薄膜トランジスタ(TFT)のゲート電極は、それぞれ
ゲート信号線(G)に接続され、各ゲート信号線(G)
は、1水平走査時間、薄膜トランジスタ(TFT)のゲ
ートに正のバイアス電圧、あるいは、負のバイアス電圧
を供給するゲートドライバ540に接続される。
【0015】薄膜トランジスタ(TFT)は、ゲート電
極に正のバイアス電圧を印加すると導通し、ゲート電極
に負のバイアス電圧を印加すると不導通になる。
【0016】ここで、図20に示す液晶表示パネル(T
FT−LCD)は、640×3×480画素から構成さ
れる。
【0017】図20に示す液晶表示モジュールおいて、
インタフェース部500は、表示制御装置510と電源
回路520とから構成される。
【0018】表示制御装置510は、1個の半導体集積
回路(LSI)から構成され、本体コンピュータ側から
送信されてくるクロック信号、ディスプレイタイミング
信号、水平同期信号、垂直同期信号の各表示制御信号、
表示用データを基に、ドレインドライバ530、およ
び、ゲートドライバ540を制御・駆動する。
【0019】電源回路520は、正電圧生成回路52
1、負電圧生成回路522、コモン電極(対向電極)電
圧生成回路523、ゲート電極電圧生成回路524、マ
ルチプレクサ525から構成される。
【0020】正電圧生成回路521、負電圧生成回路5
22は、それぞれ直列抵抗分圧回路で構成され、正電圧
の階調階調基準電圧、あるいは、負電圧の階調階調基準
電圧を生成する。
【0021】マルチプレクサ525は、表示制御装置5
10からの交流化信号(交流化タイミング信号)に応じ
て、正電圧生成回路521、あるいは、負電圧生成回路
522からの出力電圧を切り替えてドレインドライバ5
30に出力する。
【0022】コモン電極電圧生成回路523はコモン電
極に印加する駆動電圧を、ゲート電極電圧生成回路52
4は薄膜トランジスタ(TFT)のゲートに印加する駆
動電圧(正のバイアス電圧および負のバイアス電圧)を
生成する。
【0023】図22は、図20に示すドレインドライバ
530の概略構成を示すブロック図である。
【0024】同図に示すように、ドレインドライバ53
0は、1個の階調電圧生成回路557を有し、前記階調
電圧生成回路557は、正電圧生成回路521あるいは
負電圧生成回路522から入力される9値の階調基準電
圧(V0〜V8)に基づいて64階調分の階調電圧を生
成し、電圧バスライン558を介して出力回路556に
出力する。
【0025】また、ドレインドライバ530の制御回路
551内のシフトレジスタ回路552は、表示制御装置
510から入力される表示データラッチ用クロック信号
(D2)(以下、クロック信号(D2)と称す。)に基
づいて、入力レジスタ回路553のデータ取り込み用信
号を生成し、入力レジスタ回路553に出力する。
【0026】入力レジスタ回路553は、シフトレジス
タ回路552から出力されるデータ取り込み用信号に基
づき、表示制御装置510から入力される表示データラ
ッチ用クロック信号(D2)に同期して、各色毎6ビッ
トの表示データを出力本数分だけラッチする。
【0027】ストレージレジスタ回路554は、表示制
御装置510から入力される出力タイミング制御用クロ
ック信号(D1)(以下、クロック信号(D1)と称
す)に応じて、全ての入力レジスタ回路553内の表示
データをラッチする。
【0028】このストレージレジスタ回路554に取り
込まれた表示データは、レベルシフト回路555を介し
て出力回路556に入力される。
【0029】出力回路556は、レベルシフト回路55
5からの表示データおよび交流化信号に基づき、電圧バ
スライン558を介して入力される64階調の階調電圧
の中の1つを選択して、ドレイン信号線(D)に出力す
る。
【0030】ここで、入力レジスタ回路553、およ
び、ストレージレジスタ回路554は、データラッチ部
を構成する。
【0031】図23は、図20に示すゲートドライバ5
40の概略構成を示すブロック図である。
【0032】同図に示すゲートドライバ540はロジッ
ク回路561を備え、ロジック回路561は、フレーム
開始指示信号(あるいは前段のキャリー信号)が入力さ
れると、表示制御装置510から入力されるクロック信
号(G1)に基づきシフト信号を生成し、シフトレジス
タ回路562に出力する。
【0033】シフトレジスタ回路562は、ロジック回
路561からのシフト信号に基づき、表示制御装置51
0から入力されるシフトクロック信号(G1)(以下、
クロック信号(G1)と称す。)に同期したゲート選択
信号を、各出力端子から順次出力する。
【0034】このシフトレジスタ回路562からのゲー
ト選択信号は、レベルシフト回路563を介して出力回
路564に入力される。
【0035】出力回路564は、ゲート選択信号が出力
されるゲート信号線(G)に、薄膜トランジスタがON
となるゲート電圧(正のバイアス電圧)を、それ以外の
ゲート信号線(G)に、薄膜トランジスタがOFFとな
るゲート電圧(負のバイアス電圧)を出力する。
【0036】これにより、ゲートドライバ540は、表
示制御装置510から入力されるクロック信号(G1)
に基づき、液晶表示パネル(TFT−LCD)の各ゲー
ト信号線(G)に接続された複数の薄膜トランジスタ
(TFT)を、1水平時間毎に、順次導通させる。
【0037】図24は、図20に示す本体コンピュータ
側からの表示制御信号および表示制御装置510で生成
する制御信号のタイミングチャートを示す図である。
【0038】表示制御装置510は、ディスプレイタイ
ミング信号が入力されると、これを表示開始位置と判断
し、受け取った単純1列の表示データを、表示データの
バスライン533を介してドレインドライバ530に出
力する。
【0039】その際、表示制御装置510は、ドレイン
ドライバ530の入力レジスタ回路553に、表示デー
タをラッチするための制御信号であるクロック信号(D
2)を信号線531を介してドレインドライバ530に
出力する。
【0040】この場合に、本体コンピュータ側からの表
示データは、1画素単位、即ち、赤(R)、緑(G)、
青(B)の各データを1つの組にして単位時間毎に転送
する。
【0041】ここで、表示データは、各色毎6ビットの
18ビットで構成されている。
【0042】さらに、ドレインドライバ530の前段の
キャリー出力は、そのまま次段のドレインドライバ53
0のキャリー入力に入力され、このキャリー信号により
ドレインドライバ530のデータラッチ動作が制御さ
れ、誤った表示データがデータラッチ部に書き込まれる
のを防止している。
【0043】また、表示制御装置510は、ディスプレ
イタイミング信号が入力されてから所定数のクロック信
号をカウントすることにより、ディスプレイタイミング
信号の入力が終了したか、または、ディスプレイタイミ
ング信号が入力されてから所定の一定時間が過ぎたかを
判断し、これにより、1水平分の表示データが終了した
ものとして、ドレインドライバ530の入力レジスタ回
路553にラッチされていた表示データを、ストレージ
レジスタ回路554にラッチし、液晶表示パネル(TF
T−LCD)のドレイン信号線(D)に出力するための
制御信号であるクロック信号(D1)を信号線532を
介してドレインドライバ530に出力する。
【0044】また、表示制御装置510は、垂直同期信
号入力後に、第1番目のディスプレイタイミング信号が
入力されると、これを第1番目の表示ラインと判断して
信号線542を介してゲートドライバ540にフレーム
開始指示信号を出力する。
【0045】さらに、表示制御装置510は、水平同期
信号に基づいて、1水平走査時間毎に、液晶表示パネル
(TFT−LCD)の各ゲート信号線(G)を順次選択
するためのシフトクロック信号であるクロック信号(G
1)を、信号線541を介してゲートドライバ540に
出力する。
【0046】このように、ディスプレイタイミング信
号、水平同期信号、および垂直同期信号は、液晶表示パ
ネル(TFT−LCD)の表示開始位置を認識するため
の使用される。
【0047】クロック信号(G1)の立ち下がりからク
ロック信号(D1)までの時間(tGD)は、選択する
(正のバイアス電圧を印加する)ゲート信号線(G)を
切り替えてから、前段のゲート信号線(G)に接続され
ている薄膜トランジスタ(TFT)のゲート電極が充分
にOFFするまでの時間である。
【0048】表示制御装置510は、この時間(tG
D)を考慮してクロック信号(G1)とクロック信号
(D1)を出力する。
【0049】この時間(tGD)が短いと、ゲート電極
が充分にOFFにならない内に、次段の表示データがド
レイン信号線(D)に印加されるために、次段の表示デ
ータが前段の液晶層に印加されることになり、結果とし
て、TFT方式の液晶表示モジュールの表示品質を損な
わせる。
【0050】一般に、液晶層は、長時間同じ電圧(直流
電圧)が印加されていると、液晶層の傾きが固定化さ
れ、結果として残像現象を引き起こし、液晶層の寿命を
縮めることになる。
【0051】これを防止するために、従来のTFT方式
の液晶表示モジュールにおいては、液晶層に印加する駆
動電圧をある一定時間毎に交流化するようにしており、
そのため、表示制御装置510は、ある一定時間毎に液
晶層に印加する駆動電圧を交流化するための交流化信号
(交流化タイミイング信号)を、電源回路520へ出力
する。
【0052】ここで、交流化とは、コモン電極(対向電
極)の駆動電圧を基準にして、ドレインドライバ530
に入力する階調基準電圧、即ち、液晶層の画素電極に印
加する駆動電圧を、一定時間毎に正電圧側/負電圧側に
変化させること意味している。
【0053】なお、図20に示すTFT方式の液晶表示
モジュールにおいては、この交流化の周期を1フレーム
時間単位で行っている。
【0054】
【発明が解決しようとする課題】前記図20に示すTF
T方式の液晶表示モジュール等の従来の液晶表示装置に
おいては、1フレーム毎に行方向および列方向の全画素
に対して表示データに基づく駆動電圧を印加することに
より、液晶表示パネル(TFT−LCD)の表示画面に
画像を表示しており、従来のTFT方式の液晶表示装置
においては、1フレーム時間内に、必ず、全画素を駆動
する必要があった。
【0055】仮に、液晶表示パネル(TFT−LCD)
の全画素に対して、本体コンピュータ側から送信される
表示データ数が不足すると、当然表示データが不足する
画素は1フレーム内で駆動されず、当該画素は何らかの
無効データを表示するか、あるいは、制御信号を生成す
ることができなかった。
【0056】例えば、1水平走査期間内に駆動される1
表示ラインの画素数に対して本体コンピュータ側から送
信される表示データ数が少なく、また、表示制御装置5
10が、ディスプレイタイミング信号が入力されてから
所定数のクロック信号をカウントした後に、クロック信
号(D1)を出力するようになっていると、所定数のク
ロック信号をカウントする前に、次のディスプレイタイ
ミング信号が入力され、表示制御装置510からクロッ
ク信号(D1)が出力されない。
【0057】その結果として、液晶表示パネル(TFT
−LCD)の全画素が駆動できず、液晶表示パネル(T
FT−LCD)に画像が表示されなくなる。
【0058】これを防止するためには、表示制御装置5
10にフレームメモリを備え、それぞれ異なるクロック
信号を用いて、フレームメモリに表示データを書き込
み、また、フレームメモリから表示データを読み出すよ
うにすればよいが、表示制御装置510にフレームメモ
リを備える必要があり、表示制御装置510の規模が大
きくなってしまい、コンパクトな液晶表示装置を構成す
ることができないという問題点があった。
【0059】また、ディスプレイタイミング信号がHi
ghレベルからLowレベルに変化したら強制的にクロ
ック信号(D2)の出力を中止し、クロック信号(D
1)を出力する方法があるが、この場合には、図24に
示す時間(tGD)が保証できず、TFT方式の液晶表
示装置の特徴とする良質な表示画像を得ることができな
いという問題点があった。
【0060】また、液晶表示パネル(TFT−LCD)
の表示ライン数に対して、本体コンピュータ側から送信
される表示データの表示ライン数が不足している場合に
は、従来の液晶表示装置においては、ゲートドライバと
して、単純シフトスキャンドライバを使用しているた
め、表示データが不足する表示ラインの画素を1フレー
ム内で駆動することができない。
【0061】通常、このような場合には、次のフレーム
の表示データに基づく駆動電圧が、これら表示データが
不足する表示ラインに対して印加され、その結果とし
て、図25に示すように、液晶表示パネル(TFT−L
CD)の表示画面に表示される画像は、2重表示となっ
てしまう。
【0062】なお、図25に示す例は、液晶表示パネル
(TFT−LCD)の表示ライン数に対して、本体コン
ピュータ側から送信される表示データの表示ライン数が
明らかに不足している場合の液晶表示パネル(TFT−
LCD)の表示画面の一例を示す図である。
【0063】このような2重表示を防止するためには、
前記したように、表示制御装置510にフレームメモリ
を備え、それぞれ異なるクロック信号を用いて、フレー
ムメモリに表示データを書き込み、また、フレームメモ
リから表示データを読み出すようにすればよいが、表示
制御装置510にフレームメモリを備える必要があり、
表示制御装置510の規模が大きくなってしまい、コン
パクトな液晶表示装置を構成することができないという
問題点があった。
【0064】さらに、従来の液晶表示装置においては、
ゲートドライバとして、単純シフトスキャンドライバを
使用しているため、1フレーム時間内で、順次1表示ラ
イン毎に1表示ラインしか駆動できず、例えば、テレビ
ジョン受像機等で採用されているインタレース駆動方式
等、その他の駆動方式で各表示ラインを駆動することが
できないという問題点があった。
【0065】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、液晶表
示装置において、液晶表示パネルの1表示ラインの画素
数に対して、本体コンピュータ側から送信される表示デ
ータ数が不足する場合に、表示制御装置の回路規模、お
よび、外形寸法を増加させずに、当該不足分に比例した
タイミングで制御信号を生成することが可能となる技術
を提供することにある。
【0066】また、本発明の他の目的は、液晶表示装置
において、1水平走査期間内に駆動される1表示ライン
の画素数に対して、本体コンピュータ側から送信される
表示データ数が不足する場合に、表示制御装置の回路規
模、および、外形寸法を増加させずに、2重表示を防止
することが可能となる技術を提供することにある。
【0067】また、本発明の他の目的は、液晶表示装置
において、液晶表示パネルの表示ライン数に対して、本
体コンピュータ側から送信される1フレーム時間内の表
示データの表示ライン数が不足する場合に、表示制御装
置の回路規模、および、外形寸法を増加させずに、2重
表示を防止することが可能となる技術を提供することに
ある。
【0068】また、本発明の他の目的は、液晶表示装置
において、表示制御装置の回路規模、および、外形寸法
を増加させずに、1フレーム時間内に、例えば、テレビ
ジョン受像機等で採用されているインタレース駆動方式
等の任意の駆動方式で各表示ラインを駆動することが可
能となる技術を提供することにある。
【0069】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
【0070】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0071】本発明は、複数の第1の信号線と、前記複
数の第1の信号線に直交する複数の第2の信号線と、前
記複数の第1の信号線および複数の第2の信号線により
液晶駆動電圧が印加されるマトリクス状に形成される複
数の画素とを有する液晶表示パネルと、1水平走査期間
分の表示データを取り込み、当該表示データに基づく映
像電圧を、前記複数の第1の信号線に出力する第1の駆
動手段と、前記1水平走査期間分の表示データに対応す
る表示ラインを選択する走査電圧を、前記複数の第2の
信号線に出力する第2の駆動手段と、入力される表示デ
ータを前記第1の駆動手段に送出するとともに、入力さ
れる入力表示制御信号に基づき制御信号を生成し、当該
制御信号を前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段と
に送出して、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段
とを制御駆動する表示制御手段とを具備する液晶表示装
置において、前記表示制御手段は、前記液晶表示パネル
の1表示ラインの画素数と、1水平走査期間内に送出さ
れる表示データ数との差分値を求める差分値演算手段
と、前記液晶表示パネルの1表示ラインの画素数に対し
て、1水平走査期間内に送出される表示データ数が少な
い場合に、前記差分値演算手段で求められた差分値に基
づき、制御信号のタイミングを変更するタイミング変更
手段入力される垂直同期信号によりkビットの初期
値データを出力する初期値設定回路と、ディスプレイタ
イミング信号により前記kビットの初期値データあるい
はkビットの加算器出力データをラッチするkビットの
レジスタと、前記レジスタから出力されるkビットのレ
ジスタ出力データとnビットの複数ライン選択データと
を加算する加算器と、前記レジスタから出力されるkビ
ットのレジスタ出力データと前記nビットの複数ライン
選択データとに基づいて、表示ライン選択データを生成
する生成手段と、表示ライン選択データラッチ用クロッ
ク信号を生成するクロック信号生成手段(1)とを備
え、前記第2の駆動手段は、前記表示ライン選択データ
ラッチ用クロック信号に同期して前記表示ライン選択デ
ータをラッチする表示ライン選択データラッチ手段と、
前記表示ライン選択データラッチ手段にラッチされた表
示ライン選択データに基づく走査電圧を、前記シフトク
ロック信号に基づき1水平走査時間、前記第2の信号線
に供給する電圧供給手段とを備えることを特徴とする。
【0072】また、本発明では、前記表示制御手段で生
成される表示制御信号は、出力タイミング制御用クロッ
ク信号、表示データラッチ用クロック信号、および、1
水平走査時間毎のシフトクロック信号の少なくとも1つ
を含み、前記タイミング変更手段は、入力されるディス
プレイタイミング信号が表示データの有効部分を指示す
る開始位置から、入力されるクロック信号数をカウント
する第1のカウント手段と、前記差分値演算手段で求め
られた差分値、および、前記第1のカウント手段でカウ
ントされたクロック信号数に基づき、出力タイミング制
御用クロック信号のタイミングを変更する第1の変更手
段、表示データラッチ用クロック信号のタイミングを変
更する第2の変更手段、および、1水平走査時間毎のシ
フトクロック信号のタイミングを変更する第3の変更手
段の少なくとも1つを備えることを特徴とする。
【0073】また、本発明では、前記第1の変更手段
は、前記液晶表示パネルの1表示ラインの画素数に対す
る、前記ディスプレイタイミング信号が表示データの有
効部分を指示する開始位置から前記出力タイミング制御
用クロック信号を出力するまでのクロック信号数を記憶
する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶され
ているクロック信号数から前記差分値演算手段で求めら
れた差分値を減算する第1の演算手段と、前記第1のカ
ウント手段でカウントされたクロック信号数と、前記第
1の演算手段で得られた値とを比較し、比較結果が一致
した場合に出力タイミング制御用クロック信号を出力す
る第1の比較回路とを具備することを特徴とする。
【0074】また、本発明では、前記第2の変更手段
は、前記液晶表示パネルの1表示ラインの画素数に対す
る、前記ディスプレイタイミング信号が表示データの有
効部分を指示する開始位置から出力される前記表示デー
タラッチ用クロック信号数を記憶する第2の記憶手段
と、前記第2の記憶手段に記憶されているクロック信号
数から前記差分値演算手段で求められた差分値を減算す
る第2の演算手段と、前記第1のカウント手段でカウン
トされたクロック信号数と、前記第2の演算手段で得ら
れた値とを比較する第2の比較回路と、前記ディスプレ
イタイミング信号が表示データの有効部分を指示する開
始位置から、前記第2の比較回路での比較結果が一致す
るまでの間、クロック信号を表示データラッチ用クロッ
ク信号として出力するクロック信号生成手段(2)とを
具備することを特徴とする。
【0075】また、本発明では、前記第3の変更手段
は、前記液晶表示パネルの1表示ラインの画素数に対す
る、前記ディスプレイタイミング信号が表示データの有
効部分を指示する開始位置から前記シフトクロック信号
を出力するまでのクロック信号数を記憶する第3の記憶
手段と、前記第3の記憶手段に記憶されているクロック
信号数から前記差分値演算手段で求められた差分値を減
算する第3の演算手段と、前記第1のカウント手段でカ
ウントされたクロック信号数と、前記第3の演算手段で
得られた値とを比較する第3の比較回路と、前記第3の
比較回路での比較結果が一致したときに、電圧レベルが
変化するシフトクロック信号を出力するクロック信号生
成手段(3)とを具備することを特徴とする。
【0076】また、本発明では、前記差分値演算手段
は、前記ディスプレイタイミング信号が表示データの有
効部分を指示する期間内に、入力されるクロック信号数
をカウントする第2のカウント手段と、前記液晶表示パ
ネルの1表示ラインの画素数が記憶される第4の記憶手
段と、前記第2のカウント手段でカウントされたクロッ
ク信号数と、第4の記憶手段に記憶されている液晶表示
パネルの1表示ラインの画素数との差分値を求める第4
の演算手段とを備えることを特徴とする。
【0077】また、本発明では、前記表示制御装置は、
表示データを送出する前に指定色の表示データを前記第
1の駆動手段に送出し、前記第1の駆動手段は、前記表
示制御装置から入力される出力タイミング制御用クロッ
ク信号に基づいて、前記表示制御装置から入力される指
定色の表示データを格納し、その後、前記表示制御装置
から入力される表示データラッチ用クロック信号に同期
して、前記表示制御装置から入力される表示データを格
納する表示データラッチ手段を備えることを特徴とす
る。
【0078】また、本発明では、前記生成手段は、前記
nビットの複数ライン選択データを、nビットの組み合
わせに応じてそれぞれ異なるm(mは2の(n+1)
乗)ビットのエンコードデータに変換するビットエンコ
ーダと、前記レジスタから出力されるkビットのレジス
タ出力データの下位nビットにより決定されるシフト量
だけ、前記ビットエンコーダから出力されるmビットの
エンコードデータを右にシフトしてシフトエンコードデ
ータを出力する右シフタと、N(Nは2のn乗)本の第
2の信号線を1ブロックとするとき、前記レジスタから
出力されるkビットのレジスタ出力データの上位(k−
n)ビットにより決定されるブロックの次の2ブロック
に対応する第2の信号線に対して、前記右シフタから出
力されるmビットのシフトエンコードデータを割り当
て、それ以外のブロックに対応する第2の信号線に対し
て「0」のデータを割り当てる割当手段を備えることを
特徴とする。
【0079】また、本発明では、前記nビットが3ビッ
ト、前記mビットが16ビット、前記kビットが10ビ
ットであることを特徴とする。
【0080】また、本発明は、複数の第1の信号線と、
前記複数の第1の信号線に直交する複数の第2の信号線
と、前記複数の第1の信号線および複数の第2の信号線
により液晶駆動電圧が印加されるマトリクス状に形成さ
れる複数の画素とを有する液晶表示パネルと、1水平走
査期間分の表示データを取り込み、当該表示データに基
づく映像電圧を、前記複数の第1の信号線に出力する第
1の駆動手段と、前記1水平走査期間分の表示データに
対応する表示ラインを選択する走査電圧を、前記複数の
第2の信号線に出力する第2の駆動手段と、入力される
表示データを前記第1の駆動手段に送出するとともに、
入力される入力表示制御信号に基づき制御信号を生成
し、当該制御信号を前記第1の駆動手段と前記第2の駆
動手段とに送出して、前記第1の駆動手段と前記第2の
駆動手段とを制御駆動する表示制御手段とを具備する液
晶表示装置において、前記表示制御手段は、前記液晶表
示パネルの1表示ラインの画素数と、1水平走査期間内
に送出される表示データ数との差分値を求める差分値演
算手段と、前記液晶表示パネルの1表示ラインの画素数
に対して、1水平走査期間内に送出される表示データ数
が少ない場合に、前記差分値演算手段で求められた差分
値に基づき、制御信号のタイミングを変更するタイミン
グ変更手段と、入力される垂直同期信号とフィールド同
期信号との組み合わせに応じてkビットの第1初期値デ
ータ、あるいは、第1初期値データに1が加算されたk
ビットの第2初期値データを出力する初期値設定回路
と、ディスプレイタイミング信号により前記kビットの
第1初期値データ、kビットの第2初期値データあるい
はkビットの加算器出力データをラッチするkビットの
レジスタと、前記レジスタから出力されるkビットのレ
ジスタ出力データと、上位(L−2)ビットが‘0’で
下位2ビットが‘1,0’であるLビットのインタレー
ス駆動時ライン選択データとを加算する加算器と、前記
レジスタから出力されるkビットのレジスタ出力データ
と、上位(1)ビットが‘1’で、下位(m−1)ビッ
トが‘0’であるmビットのライン選択データとに基づ
いて、表示ライン選択データを生成する生成手段と、表
示ライン選択データラッチ用クロック信号を生成するク
ロック信号生成手段(1)とを備え、前記第2の駆動手
段は、前記表示ライン選択データラッチ用クロック信号
に同期して前記表示ライン選択デ ータをラッチする表示
ライン選択データラッチ手段と、前記表示ライン選択デ
ータラッチ手段にラッチされた表示ライン選択データに
基づく走査電圧を、前記シフトクロック信号に基づき1
水平走査時間、前記第2の信号線に供給する電圧供給手
段とを備えることを特徴とする
【0081】また、本発明では、前記生成手段は、前記
レジスタから出力されるkビットのレジスタ出力データ
の下位nビットにより決定されるシフト量だけ、前記m
ビットのライン選択データを右にシフトしてシフトライ
ン選択データを出力する右シフタと、N(Nは2のn
乗)本の第2の信号線を1ブロックとするとき、前記レ
ジスタから出力されるkビットのレジスタ出力データの
上位(k−n)ビットにより決定されるブロックの次の
ブロックに対応する第2の信号線に対して、前記右シフ
タから出力されるmビットのシフトライン選択データを
割り当て、それ以外のブロックに対応する第2の信号線
に対して「0」のデータを割り当てる割当手段を備える
ことを特徴とする
【0082】本発明によれば、液晶表示装置において、
表示制御手段が、差分値演算手段で、液晶表示パネルの
1表示ラインの画素数と、1水平走査期間内に送出され
る表示データ数との差分値を求め、液晶表示パネルの1
表示ラインの画素数に対して、1水平走査期間内に送出
される表示データ数が少ない場合に、当該差分値演算手
段で求められた差分値に基づき、制御信号のタイミング
を変更するようにしたので、液晶表示パネルの1表示ラ
インの画素数に対して、表示データ数が不足する場合で
も、当該不足分に比例したタイミングで制御信号を生成
することが可能となる。
【0083】本発明によれば、液晶表示装置において、
表示制御手段が、差分値演算手段で、液晶表示パネルの
1表示ラインの画素数と、1水平走査期間内に送出され
る表示データ数との差分値を求め、第1のカウント手段
で、入力されるディスプレイタイミング信号が表示デー
タの有効部分を指示する開始位置から、入力されるクロ
ック信号数をカウントし、当該差分値演算手段で求めら
れた差分値、および、当該第1のカウント手段でカウン
トされたクロック信号数に基づき、第1の変更手段、第
2の変更手段および第3の変更手段の少なくとも1つ
で、出力タイミング制御用クロック信号のタイミング、
表示データラッチ用クロック信号のタイミング、およ
び、1水平走査時間毎のシフトクロック信号のタイミン
グの少なくとも1つを変更するようにしたので、液晶表
示パネルの1表示ラインの画素数に対して、表示データ
数が不足する場合でも、当該不足分に比例したタイミン
グで、出力タイミング制御用クロック信号、表示データ
ラッチ用クロック信号、および、1水平走査時間毎のシ
フトクロック信号を生成でき、これにより、各制御信号
間の時間間隔を一定にすることが可能となる。
【0084】本発明によれば、液晶表示装置において、
表示制御手段が、表示データを送出する前に指定色の表
示データを第1の駆動手段に送出し、第1の駆動手段
が、表示データラッチ手段に、当該指定色の表示データ
を格納し、その後、表示制御装置から入力される表示デ
ータを格納するようにしたので、液晶表示パネルの1表
示ラインの画素の中で、表示データが不足する画素に指
定色を表示させることができ、液晶表示パネルに表示さ
れる表示画像の表示品質を向上させることが可能とな
る。
【0085】本発明によれば、液晶表示装置において、
表示制御手段が、初期値データを出力する初期値設定回
路、レジスタ、加算器、および、表示ライン選択データ
を生成する生成手段とを備え、入力される垂直同期信号
により初期値制定回路から初期値データを出力し、入力
されるディスプレイタイミング信号によりレジスタで初
期値データあるいは加算器出力データをラッチし、レジ
スタから出力されるレジスタ出力データと複数ライン選
択データとを加算器で加算し、生成手段でレジスタから
出力されるレジスタ出力データと複数ライン選択データ
とに基づいて表示ライン選択データを生成し、当該表示
ライン選択データを表示制御手段から第2の駆動手段に
対して送出し、第2の駆動手段で、表示ライン選択デー
タラッチ用クロック信号に同期して表示ライン選択デー
タをラッチし、当該ラッチされた表示ライン選択データ
に基づく走査電圧を、1水平走査時間、第2の駆動手段
から全部の第2の信号線に供給するようにしたので、1
水平走査時間内に、液晶表示パネルの複数の表示ライン
を駆動することが可能となる。
【0086】本発明によれば、液晶表示装置において、
表示制御手段が、初期値データを出力する初期値設定回
路、レジスタ、加算器、および、表示ライン選択データ
を生成する生成手段とを備え、初期値設定回路から、入
力される垂直同期信号とフィールド同期信号との組み合
わせに応じてkビットの第1初期値データ、あるいは、
第1初期値データに1が加算されたkビットの第2初期
値データを出力し、入力されるディスプレイタイミング
信号によりレジスタで第1初期値データ、第2初期値デ
ータあるいは加算器出力データをラッチし、加算器でレ
ジスタから出力されるレジスタ出力データと、上位(
−2)ビットが‘0’で下位2ビットが‘1,0’であ
ビットのインタレース駆動時ライン選択データとを
加算し、生成手段でレジスタから出力されるレジスタ出
力データと、上位(1)ビットが‘1’で下位(m−
1)ビットが‘0’であるmビットのライン選択データ
とに基づいて表示ライン選択データを生成し、当該表示
ライン選択データを表示制御手段から第2の駆動手段に
対して送出し、第2の駆動手段で、表示ライン選択デー
タラッチ用クロック信号に同期して表示ライン選択デー
タをラッチし、当該ラッチされた表示ライン選択データ
に基づく走査電圧を、1水平走査時間、第2の駆動手段
から全部の第2の信号線に供給するようにしたので、1
フレーム時間内に、液晶表示パネルの各表示ラインをイ
ンタレース駆動方式で駆動することが可能となる。
【0087】
【発明の実施の形態】以下、本発明をTFT方式の液晶
表示モジュールに適用した場合の発明の実施の形態を図
面を参照して詳細に説明する。
【0088】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0089】[発明の実施の形態1]本発明の実施の形
態のTFT方式の液晶表示モジュールは、液晶表示パネ
ル(TFT−LCD)の1表示ラインの画素数に対し
て、本体コンピュータ側から送信される表示データ数が
不足する場合に、その不足分を補正値として、表示制御
装置510から出力される表示制御信号のタイミングを
変更するようにした点で、前記図20に示す従来のTF
T方式の液晶表示モジュールと相違している。
【0090】本発明の実施の形態のTFT方式の液晶表
示モジュールは、前記図20に示す従来のTFT方式の
液晶表示モジュールと同様、インタフェース部500、
液晶表示パネル(TFT−LCD)、ドレインドライバ
530およびゲートドライバとを有し、インタフェース
部500は、表示制御装置510と電源回路520とを
備える。
【0091】図1は、本発明の実施の形態のTFT方式
の液晶表示モジュールにおける液晶表示パネル(TFT
−LCD)の等価回路を示す図である。
【0092】従来例の等価回路である図21では、全段
のゲート信号線(G)とソース電極との間に付加容量
(CADD )が形成されているが、図1に示す等価回路
は、共通信号線(COM)とソース電極との間に保持容
量(CSTG)が形成されている点が異なっている。
【0093】本発明は、どちらにも適用可能であるが、
前者の方式では、全段のゲート信号線(G)パルスが付
加容量(CADD )を介して画素電極に飛び込むのに対
し、後者の方式では、飛び込みがないため、より良好な
表示が可能となる。
【0094】次に、本発明の実施の形態の表示制御装置
510における、クロック信号(D1)、クロック信号
(D2)およびクロック信号(1)を生成する方法に
ついて説明する。
【0095】図2は、本発明の実施の形態の表示制御装
置510における、クロック信号(D1)、クロック信
号(D2)およびクロック信号(1)を生成する回路
部分の概略構成を示すブロック図である。
【0096】同図において、カウンタ202、レジスタ
205、記憶手段(4)206および減算器208は、
本発明の差分値演算手段を構成する。
【0097】また、記憶手段(1)211、加算器21
4、マルチプレクサ217および第1の比較回路220
は、本発明の第1の変更手段を構成する。
【0098】同じく、記憶手段(2)210、加算器2
13、マルチプレクサ216、第2の比較回路219お
よびJ−K型フリップ・フロップ回路222は、本発明
の第2の変更手段を構成し、J−K型フリップ・フロッ
プ回路222は、第2の変更手段におけるクロック信号
生成手段(1)を構成する。
【0099】同じく、記憶手段(3)209、加算器2
12、マルチプレクサ215、第3の比較回路218お
よびJ−K型フリップ・フロップ回路221は、本発明
の第3の変更手段を構成し、J−K型フリップ・フロッ
プ回路221は、第3の変更手段におけるクロック信号
生成手段(2)を構成する。
【0100】図2に示すアンド回路201は、ディスプ
レイタイミング信号がHighレベルの時に、クロック
信号を出力する。
【0101】カウンタ202は、アンド回路201から
出力されるクロック信号数をカウントし、水平同期信号
によりクリアされる。
【0102】立ちがり検出回路203は、ディスプレ
イタイミング信号の立ちがりを検出した時に、立ち
がり検出パルスを出力する。
【0103】この立ちがり検出回路203からの立ち
がり検出パルスにより、カウンタ202でカウントさ
れたクロック信号数がレジスタ205にラッチされる。
【0104】したがって、レジスタ205には、ディス
プレイタイミング信号がHighレベルを維持している
間のクロック信号数がラッチされる。
【0105】レジスタ等の記憶手段(4)206には、
1水平走査期間内に駆動される液晶表示パネル(TFT
−LCD)の1表示ラインの画素数(以下、横画素数定
数と称す。)が記憶されている。
【0106】前記レジスタ205にラッチされたクロッ
ク信号数から、この記憶手段(4)206に記憶されて
いる横画素数定数を、減算器208で減算する。
【0107】液晶表示パネル(TFT−LCD)の横画
素数定数に対して、本体コンピュータ側から送信される
表示データ数が不足する場合には、減算器208での減
算結果は負となり、減算結果の上位ビット(MSB)は
「1」となる。
【0108】前記減算器208での減算結果は、それぞ
れ、加算器(212,213,213)に入力される。
【0109】レジスタ等の記憶手段(1)211には、
液晶表示パネル(TFT−LCD)の横画素数定数に対
応する、ディスプレイタイミング信号が入力されてから
クロック信号(D1)を出力するまでの本来のクロック
信号数(1)が記憶されている。
【0110】減算器208での減算結果が負である場合
には、加算器214で、本来のクロック信号数(1)か
ら前記減算器208での減算結果が差し引かれる。
【0111】この加算器214での加算結果と、本来の
クロック数(1)とが、マルチプレクサ217に入力さ
れる。
【0112】マルチプレクサ217は、減算器208で
の減算結果が負(減算結果の上位ビット(MSB)が
「1」)の場合に、前記加算器214での加算結果を出
力する。
【0113】立ちがり検出回路204は、ディスプレ
イタイミング信号の立ちがりを検出した時に、検出パ
ルスを出力する。
【0114】カウンタ207は、クロック信号をカウン
トとし、前記立ちがり検出回路204からの検出パル
スによりクリアされる。
【0115】前記カウンタ207のカウント値は、第1
の比較回路220に入力され、比較回路220は、前記
カウンタ207のカウント値とマルチプレクサ217か
らの出力とが一致する場合に、クロック信号(D1)を
出力する。
【0116】レジスタ等の記憶手段(2)210には、
液晶表示パネル(TFT−LCD)の横画素数定数に対
応する、ディスプレイタイミング信号が入力されてから
出力する本来のクロック信号数(2)が記憶されてい
る。
【0117】減算器208での減算結果が負である場合
には、加算器213で、本来のクロック信号数(2)か
ら前記減算器208での減算結果が差し引かれる。
【0118】この加算器213での加算結果と、本来の
クロック数(2)は、マルチプレクサ216に入力され
る。
【0119】マルチプレクサ216は、減算器208で
の減算結果が負(減算結果の上位ビット(MSB)が
「1」)の場合に、加算器213の加算結果を出力す
る。
【0120】第2の比較回路219は、前記カウンタ2
07のカウント値とマルチプレクサ216からの出力と
が一致する場合に、パルスを出力する。
【0121】この比較回路219からのパルスは、J−
K型フリップ・フロップ回路222の入力端子に入力
される。
【0122】また、J−K型フリップ・フロップ回路2
22の入力端子には、立ち上がり検出回路24から
の立ち上がり検出パルスが入力される。
【0123】J−K型フリップ・フロップ回路は、J入
力端子に「Highレベル」が入力されると、その出力
(Q)がHighレベルとなり、また、K入力端子に
「Highレベル」が入力されると、その出力(Q)が
Lowレベルとなり、J入力端子およびK入力端子に
「Lowレベル」が入力されていると、前の状態を維持
する。
【0124】したがって、J−K型フリップ・フロップ
回路222の出力端子(Q)からは、ディスプレイ信号
がHighレベルとなるとHighレベルとなり、比較
回路219からパルスでLowレベルとなるパルス信号
が出力される。
【0125】このJ−K型フリップ・フロップ回路22
2の出力端子(Q)からのパルス信号がアンド回路22
3に入力されるので、J−K型フリップ・フロップ回路
222の出力端子(Q)がHighレベルを維持する
間、クロック信号(D2)が出力される。
【0126】レジスタ等の記憶手段(3)209には、
液晶表示パネル(TFT−LCD)の横画素数定数に対
応する、ディスプレイタイミング信号が入力されてから
クロック信号(G1)を出力するまでの本来のクロック
信号数(3)が記憶されている。
【0127】減算器208での減算結果が負である場合
には、加算器212で、本来のクロック信号数(3)か
ら前記減算器208での減算結果が差し引かれる。
【0128】この加算器212での加算結果と、本来の
クロック数(3)は、マルチプレクサ215に入力され
る。
【0129】マルチプレクサ215は、減算器208で
の減算結果が負(減算結果の上位ビット(MSB)が
「1」)の場合に、加算器212の加算結果を出力す
る。
【0130】第3の比較回路218は、前記カウンタ2
07のカウント値とマルチプレクサ215からの出力と
が一致する場合に、パルスを出力する。
【0131】この比較回路218からのパルスは、J−
K型フリップ・フロップ回路221の入力端子に入力
される。
【0132】また、J−K型フリップ・フロップ回路2
21の入力端子には、立ち上がり検出回路204から
の立ち上がり検出パルスが入力される。
【0133】したがって、J−K型フリップ・フロップ
回路221の出力端子(Q)からは、ディスプレイ信号
がHighレベルとなるとHighレベルとなり、比較
回路218からパルスでLowレベルとなるクロック信
号(G1)が出力される。
【0134】図3は、図2の回路構成により生成される
クロック信号(D1)、クロック信号(D2)およびク
ロック信号(1)と、本体コンピュータ側からの表示
制御信号とのタイミングチャートを示す図である。
【0135】図3に示すように、図2に示す回路構成に
よれば、液晶表示パネル(TFT−LCD)の1表示ラ
インの画素数に対して、本体コンピュータ側から送信さ
れる表示データ数が不足する場合に、減算器208でそ
の差分値を求め、その差分値を基に、クロック信号(G
1)の立ち下がりのタイミングを速くし、同様に、クロ
ック信号(D2)の停止を速くし、また、クロック信号
(D1)を速く生成する。
【0136】これにより、液晶表示パネル(TFT−L
CD)の1表示ラインの画素数に対して、本体コンピュ
ータ側から送信される表示データ数が不足する場合に
も、クロック信号(G1)の立ち下がりからクロック信
号(D1)の立ち上がりまでの時間(tGD)を一定に
確保することが可能となる。
【0137】なお、図2に示す回路構成では、液晶表示
パネル(TFT−LCD)の1表示ラインの画素数に対
して、本体コンピュータ側から送信される表示データ数
が不足する場合に、1水平走査期間内に、全部のドレイ
ンドライバ530のデータラッチ部に表示データが送出
されない。
【0138】当該表示データが不足するドレインドライ
バ530のデータラッチ部には、次の水平走査期間内の
表示データ、あるいは、無効なデータがラッチされる。
【0139】そのため、図2に示す回路構成では、液晶
表示パネル(TFT−LCD)の表示画面の右端には、
例えば、図4に示すように、表示画面の左側と同じ画像
が2重表示されたり、あるいは、全く無効な画像が表示
される。
【0140】これにより、液晶表示パネル(TFT−L
CD)に表示される表示画面の表示品質が損なわれる。
【0141】なお、図4に示す例は、液晶表示パネル
(TFT−LCD)の1表示ラインの画素数に対して、
本体コンピュータ側から送信される表示データ数が明ら
かに不足している場合の液晶表示パネルの表示画面の一
例を示す図である。
【0142】図5は、図3に示す2重表示画像を防止す
るようにしたドレインドライバ530の一例を示す概略
ブロック図であり、図6は、図5に示すクロック信号
(D1)、クロック信号(D2)および表示データのタ
イミングチャートを示す図である。
【0143】図5は、前記図22に示すドレインドライ
バ530のデータラッチ部のR色分のデータラッチ部の
回路構成を示す図であり、同図に示すシフトレジスタ回
路232は、表示制御装置510から入力されるクロッ
ク信号(D2)に基づいて、入力レジスタ回路554の
データ取り込み用信号を生成する。
【0144】このデータ取り込み用信号は、オア回路2
42を介して入力レジスタ回路553に入力され、入力
レジスタ回路553は、当該データ取り込み用信号に基
づき、表示制御装置510から入力されるクロック信号
(D2)に同期して、6ビットの表示データをラッチす
る。
【0145】ストレージレジスタ回路554は、表示制
御装置510から入力されるクロック信号(D1)に応
じて、入力レジスタ回路553内の表示データをラッチ
する。
【0146】ここまでの動作は、従来のデータ取り込み
動作と同じである。
【0147】しかしながら、図5に示す回路構成では、
シフトレジスタ回路232が、クロック信号(D1)が
入力されると零にリセットされる。
【0148】また、入力レジスタ回路553には、オア
回路242を介して、クロック信号(D1)が入力され
る。
【0149】したがって、クロック信号(D1)の立ち
上がりに同期して、図6に示すように、データバス53
3に指定色の表示データ、例えば、黒の表示データを送
出することにより、全ての入力レジスタ回路553に
は、始めに黒の表示データがラッチされる。
【0150】その後、入力レジスタ回路553は、黒の
表示データに代えて、シフトレジタ回路232から出力
されるデータ取り込み用信号に基づき、表示制御装置5
10から入力されるクロック信号(D2)に同期して、
6ビットの表示データをラッチする。
【0151】これにより、液晶表示パネル(TFT−L
CD)の1表示ラインの画素数に対して、本体コンピュ
ータ側から送信される表示データ数が不足する場合に、
当該表示データが不足するドレインドライバ530のデ
ータラッチ部に黒の表示データがラッチされる。
【0152】そして、次の水平走査期間内に、このドレ
インドライバ530のデータラッチ部にラッチされた表
示データに基づいて、液晶表示パネル(TFT−LC
D)に画像が表示される。
【0153】そのため、図5に示すドレインドライバ5
30を使用することにより、液晶表示パネル(TFT−
LCD)の表示画面の右端には、黒の画像が表示され
る。
【0154】これにより、液晶表示パネル(TFT−L
CD)に表示される表示画面の表示品質を向上させるこ
とができる。
【0155】また、ディスプレイタイミング信号は、1
フレーム時間内で、どの位置に有効な表示データがある
かを示す信号であり、このディスプレイタイミング信号
は、既存の信号であるので、特別のインタフェースも必
要ではない。
【0156】[発明の実施の形態2]図7は、本発明の
他の発明の実施の形態であるTFT方式の液晶表示モジ
ュールの概略構成を示すブロック図である。
【0157】本実施の形態のTFT方式の液晶表示モジ
ュールは、前記図20に示す従来のTFT方式の液晶表
示モジュールと同様、インタフェース部500は、表示
制御装置510と電源回路520とを備える。
【0158】本発明の実施の形態の液晶表示モジュール
は、図1あるいは図21に示す等化回路の液晶表示パネ
ル(TFT−LCD)を備える。
【0159】本発明の実施の形態のTFT方式の液晶表
示モジュールは、ゲートドライバとして、従来のTFT
方式の液晶表示モジュールにおいて使用されていた、順
次1表示ライン毎に1表示ラインしか駆動できない単純
シフトスキャンドライバに代えて、単純マトリクス型液
晶表示装置において使用されているカラムドライバを用
いるようにした点で、前記図20に示す従来のTFT方
式の液晶表示モジュールと相違している。
【0160】そのため、本発明の実施の形態のTFT方
式の液晶表示モジュールにおいては、表示制御装置51
0からカラムドライバ(ゲートドライバ)に、ゲート選
択データ、および、ゲート選択データをラッチするため
の表示制御信号であるゲート選択データラッチ用クロッ
ク信号(G2)(以下、クロック信号(G2)と称す)
を送出するようにしている。
【0161】図8は、単純マトリクス型液晶表示装置に
おいて使用されているカラムドライバの概略構成を示す
ブロック図である。
【0162】同図において、140はカラムドライバを
示し、カラムドライバ140は、シフトレジスタ回路1
51、ビットラッチ回路152、ラインラッチ回路15
3、レベルシフト回路514、出力回路155から構成
される。
【0163】シフトレジスタ回路151は、表示制御装
置から入力される表示データラッチ用クロック信号(C
L2)に基づいて、ビットラッチ回路152のデータ取
り込み用信号を生成し、ビットラッチ回路152に出力
する。
【0164】ビットラッチ回路152は、シフトレジス
タ回路151から入力されるデータ取り込み用信号に基
づいて、表示制御装置から入力される8ビットの表示デ
ータ(Din)をラッチする。
【0165】ラインラッチ回路153は、出力タイミン
グ制御用クロック信号(CL1)に基づいて、全てのビ
ットラッチ回路152に取り込まれた表示データをラッ
チし、レベルシフト回路154に出力する。
【0166】レベルシフト回路154は、ラインラッチ
回路153から入力された表示データの電圧レベルを液
晶駆動用の高電圧レベルに変換して出力回路155に出
力する。
【0167】出力回路155には、電源回路から4レベ
ルのデータ信号線駆動電圧が供給されており、出力回路
155は、電源回路502から供給される4レベルのデ
ータ信号線駆動電圧の中の1つを、レベルシフト回路1
54から入力される表示データと交流化信号に基づいて
選択して各セグメント電極(データ信号線)に出力す
る。
【0168】このように、図8に示すカラムドライバで
は、データ信号線(セグメント電極または映像信号線)
に接続される全ての出力端子に、液晶を駆動するための
駆動電圧を出力することが可能である。
【0169】したがって、ゲートドライバとして、図8
に示すカラムドライバを使用し、これから駆動しようと
する表示ラインと同時駆動表示ライン数を考慮したゲー
ト選択データをビットラッチ回路152にラッチし、従
来表示ラインを切り替えていたタイミングで、ビットラ
ッチ回路152にラッチされていたゲート選択データを
ラインラッチ回路153にラッチし、当該ゲート選択デ
ータに基づいて、走査電圧、即ち、ゲート電極電圧生成
回路524から入力される駆動電圧(正のバイアス電圧
および負のバイアス電圧)を、ゲート信号線(G)に出
力することにより、複数の表示ラインの同時駆動が可能
となる。
【0170】また、同様にして、テレビジョン受像機等
で採用されているインタレース駆動方式により表示ライ
ンを駆動することが可能となる。
【0171】図9は、本発明の実施の形態の表示制御装
置510における、カラムドライバ140に送出するゲ
ート選択データ、および、表示制御信号であるクロック
信号(G1,G2)を生成する回路部分の概略構成を示
すブロック図である。
【0172】同図において、ビットエンコーダ(2)3
04、右シフタ305、および、ゲート選択データライ
トシーケンサ306は、表示ライン選択用データを生成
する生成手段を構成し、また、ゲート選択データライト
シーケンサ306は、前記生成手段における割当手段を
構成する。
【0173】初期値設定回路300は、本体コンピュー
タ側から入力される各制御信号(垂直同期信号、フィー
ルド同期信号、インタレース駆動指示信号およびディス
プレイタイミング信号)に基づいて10ビットの初期値
設定データと、加算器303から出力される10ビット
の加算器出力データとを選択して出力する。
【0174】10ビットのレジスタ301は、初期値設
定回路300から出力される10ビットの出力データを
ディスプレイタイミング信号に基づいてラッチする。
【0175】加算器303は、セレクタ302からの出
力されるセレクタ出力データと、レジスタ301から出
力されるレジスタ出力データとを加算する。
【0176】図10は、図9に示すセレクタ302の真
理値を示す真理値表である。
【0177】図10に示すように、セレクタ302は、
インタレース駆動指示信号がLowレベル(以下、
「0」と称す。)の時に、セレクタ出力データとして、
3ビットの複数ライン選択データを選択して加算器30
3に出力し、インタレース駆動指示信号がHighレベ
ル(以下、「1」と称す。)の時に、セレクタ出力デー
タとして、‘0,1,0’(10進数で2)の3ビット
のインタレース駆動時のライン選択データを選択して加
算器303に出力する。
【0178】レジスタ301から出力されるレジスタ出
力データの9〜3ビット、即ち、上位7ビット(PR
[6:0])は、ゲート選択データライトシーケンサ3
06に入力される。
【0179】また、レジスタ301からの出力されるレ
ジスタ出力データの2〜0ビット、即ち、下位3ビット
は右シフタ305に入力され、右シフタ305のシフト
量を決定する。
【0180】3ビットの複数ライン選択データは、ディ
スプレイタイミング信号(1水平走査時間)毎に変更可
能であり、この3ビットの複数ライン選択データはビッ
トエンコーダ(2)304に入力され、ビットエンコー
ダ(2)304は、3ビットの複数ライン選択データ
を、16ビットのエンコードデータ(B2[15:
0])に変換する。
【0181】図11は、図9に示すビットエンコーダ
(2)304の真理値を示す真理値表である。
【0182】図11に示すように、ビットエンコーダ
(2)304は、‘0,0,0’から‘1,1,1’ま
での3ビットの複数ライン選択データを、下位8ビット
(B2[7:0])が‘0,0,0,0,0,0,0,
0’で、上位8ビット(B2[15:8])が、‘0,
0,0,0,0,0,0,0’ないし‘1,1,1,
1,1,1,1,0’であるエンコードデータ(B2
[15:0])に変換する。
【0183】ここで、エンコードデータ(B2[15:
0])の上位8ビット(B2[15:8])が、‘0,
0,0,0,0,0,0,0’である時には、駆動(選
択)される表示ライン数が0、また、‘1,0,0,
0,0,0,0,0’である時には、駆動される表示ラ
イン数が1、以下同様に、‘1,1,1,1,1,1,
1,0’である時には、駆動される表示ライン数が7で
あることを示している。
【0184】この16ビットのエンコードデータ(B2
[15:0])は右シフタ305に入力され、右シフタ
305で、レジスタ301から出力されるレジスタ出力
データの下位3ビットのデータにより決定されるシフト
量だけ右にシフトされ、16ビットのシフトエンコード
データ(OR[15:0])に変換される。
【0185】この、シフトエンコードデータ(OR[1
5:0])は、ゲート選択データライトシーケンサ30
6に入力される。
【0186】図12は、図9に示す初期値設定回路30
0の概略構成を示すブロック図である。
【0187】同図に示すビットエンコーダ(1)310
は、入力される各制御信号(垂直同期信号、フィールド
同期信号およびインタレース駆動指示信号)の組み合わ
せに基づいて10ビットの初期値データを出力する。
【0188】図13は、図12に示すビットエンコーダ
(1)310の真理値を示す真理値表である。
【0189】図13に示すように、ビットエンコーダ
(1)310は、インタレース駆動指示信号が[1]
で、垂直同期信号とフィールド同期信号とがともに
[1]の場合には、‘0,0,0,0,0,0,0,
0,0,0’の10ビットの初期値データを出力し、ま
た、インタレース駆動指示信号が[1]で、垂直同期信
号が[0]およびフィールド同期信号が[1]の場合に
は、‘0,0,0,0,0,0,0,0,0,1’の1
0ビットの初期値データを出力する。
【0190】また、ビットエンコーダ(1)310は、
インタレース駆動指示信号が[0]で、垂直同期信号が
[1]の場合には、フィールド同期信号の値に関係な
く、‘0,0,0,0,0,0,0,0,0,0’の1
0ビットの初期値データを出力し、さらに、垂直同期信
号とフィールド同期信号とがともに[0]の時には、イ
ンタレース駆動指示信号の値に関係なく、初期値データ
を出力しない。
【0191】このビットエンコーダ(1)310から出
力される初期値データは、D型フリップ・フロップ回路
312のデータ入力端子(D)に入力される。
【0192】また、垂直同期信号とフィールド同期信号
とはOR回路311に入力され、OR回路311の出力
はディレイ回路313で所定時間遅延され、即ち、ビッ
トエンコーダ(1)310の論理値が確定するのを待っ
て、D型フリップ・フロップ回路312のクロック端子
(CK)に入力される。
【0193】したがって、ビットエンコーダ(1)31
0から出力される初期値データは、ディレイ回路313
で所定時間遅延されたOR回路311の出力に同期して
D型フリップ・フロップ回路312に取り込まれ、D型
フリップ・フロップ回路312の出力端子(Q)から出
力される。
【0194】このD型フリップ・フロップ回路312の
出力端子(Q)から出力される初期値データは、マルチ
プレクサ316の一方の入力端子に入力され、マルチプ
レクサ316の他方の入力端子には、加算器303から
出力される10ビットの加算器出力データが入力され
る。
【0195】このマルチプレクサ316は、R−S型フ
リップ・フロップ回路315の出力端子(Q)の値が
「0」の時に、加算器303からの加算器出力データを
選択してレジスタ301に出力し、また、R−S型フリ
ップ・フロップ回路315の出力端子(Q)の値が
「1」の時に、D型フリップ・フロップ回路312の出
力端子(Q)から出力される初期値データを選択してレ
ジスタ301に出力する。
【0196】R−S型フリップ・フロップ回路315
は、入力端子(S)が「1」になるときに、その出力端
子(Q)が「1」となり、入力端子(R)が「1」にな
るときに、その出力端子(Q)が「0」となる。
【0197】ここで、R−S型フリップ・フロップ回路
315の入力端子(S)には、ディレイ回路313によ
り所定時間遅延された垂直同期信号あるいはフィールド
同期信号が入力されるので、マルチプレクサ316は、
ディレイ回路313で所定時間遅延された垂直同期信号
あるいはフィールド同期信号により、D型フリップ・フ
ロップ回路312の出力端子(Q)から出力される初期
値データを選択してレジスタ301に出力する。
【0198】また、R−S型フリップ・フロップ回路3
15の入力端子(R)には、ディレイ回路314により
所定時間遅延されたディスプレイタイミング信号が入力
されるので、マルチプレクサ316は、ディレイ回路3
14で所定時間遅延されたディスプレイタイミング信号
により、加算器303からの出力データを選択してレジ
スタ301に出力する。
【0199】図14は、図9に示すゲート選択データラ
イトシーケンサ306の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0200】ゲート選択データライトシーケンサ306
は、制御手段320、ゲート選択データ生成手段32
3、クロック信号生成手段(3)321およびクロック
信号生成手段(4)322から構成される。
【0201】制御手段320は、ディスプレイタイミン
グ信号およびレジスタ出力データの上位7ビット(PR
[6:0])が入力され、ゲート選択データ生成手段3
23、クロック信号生成手段(3)321およびクロッ
ク信号生成手段(4)322を制御する。
【0202】ゲート選択データ生成手段323は、シフ
トエンコードデータ(OR[15:0])が入力され、
制御手段320からの指示に従い、1水平走査時間毎に
各表示ラインのゲート選択データを生成し、バスライン
143を介してカラムドライバ140に送出する。
【0203】クロック信号生成手段(4)322は、制
御手段320からの指示に従い、カラムドライバ140
のビットラッチ回路(図8に示すビットラッチ回路15
2)にゲート選択データをラッチするためのクロック信
号(G2)を生成し、信号線142を介してカラムドラ
イバ140に送出する。
【0204】クロック信号生成手段(3)321は、制
御手段320からの指示に従い、カラムドライバ140
のビットラッチ回路に取り込まれたゲート選択データ
を、ラインラッチ回路(図8に示すラインラッチ回路1
53)にラッチし、当該ゲート選択データに基づく走査
電圧を、ゲート信号線(G)に出力するための表示制御
信号であるクロック信号(G1)を生成し、信号線14
1を介してカラムドライバ140に送出する。
【0205】図15は、図9に示すゲート選択データラ
イトシーケンサ306の処理手順を示すフローチャート
である。
【0206】次に、図15を用いて、ゲート選択データ
ライトシーケンサ306の処理手順を説明する。
【0207】ゲート選択データライトシーケンサ306
は、ディスプレイタイミング信号の入力により動作し、
始めに、制御手段320内の変数(GCONT)をレジ
スタ出力データの上位7ビット(PR[6:0])の値
とする(ステップ351)。
【0208】次に、制御手段320で、レジスタ出力デ
ータの上位7ビット(PR[6:0])が‘0,0,
0,0,0,0,0’であるかを判断する(ステップ3
52)。
【0209】ステップ352で、レジスタ出力データの
上位7ビット(PR[6:0])が‘0,0,0,0,
0,0,0’でない場合には、ゲート選択データ生成手
段323が、制御手段320からの指示に基づき、8表
示ライン分のゲート選択データとして‘0,0,0,
0,0,0,0,0’のデータを生成し、バスライン1
43を介してカラムドライバ140に送出する(ステッ
プ356)。
【0210】その際、クロック信号生成手段(4)32
2は、制御手段320からの指示に基づき、クロック信
号(G2)を生成し、信号線142を介してカラムドラ
イバ140に送出する。
【0211】これにより、カラムドライバ140の所定
の8表示ラインに対応するビットラッチ回路に「0」を
ライトする。
【0212】次に、制御手段320で、レジスタ出力デ
ータの上位7ビット(PR[6:0])から1を減算す
る(ステップ357)。
【0213】上記ステップ356、ステップ357を、
レジスタ出力データの上位7ビット(PR[6:0])
が‘0,0,0,0,0,0,0’になるまで繰り返
す。
【0214】ステップ352で、レジスタ出力データの
上位7ビット(PR[6:0])が‘0,0,0,0,
0,0,0’である場合には、ゲート選択データ生成手
段323が、制御手段320からの指示に基づき、8表
示ライン分のゲート選択データとしてシフトエンコード
データ(OR[15:0])の上位8ビット(OR[1
5:8])のデータを選択し、バスライン143を介し
てカラムドライバ140に送出する(ステップ35
3)。
【0215】同様に、クロック信号生成手段(4)32
2は、制御手段320からの指示に基づき、クロック信
号(G2)を生成し、信号線142を介してカラムドラ
イバ140に送出する。
【0216】これにより、カラムドライバ140の所定
の8表示ラインに対応するビットラッチ回路にシフトエ
ンコードデータ(OR[15:0])の上位8ビット
(OR[15:8])のデータをライトする。
【0217】次に、ゲート選択データ生成手段323
が、制御手段320からの指示に基づき、8表示ライン
分のゲート選択データとしてシフトエンコードデータ
(OR[15:0])の下位8ビット(OR[7:
0])のデータを選択し、バスライン143を介してカ
ラムドライバ140に送出する(ステップ354)。
【0218】同様に、クロック信号生成手段(4)32
2は、制御手段320からの指示に基づき、クロック信
号(G2)を生成し、信号線142を介してカラムドラ
イバ140に送出する。
【0219】これにより、カラムドライバ140の所定
の8表示ラインに対応するビットラッチ回路にシフトエ
ンコードデータ(OR[15:0])の下位8ビット
(OR[7:0])のデータをライトする。
【0220】次に、制御手段320で、変数(GCON
T)に2を加算し(ステップ355)、変数(GCON
T)と、表示ライン数を8で除算した値との大小を判断
する(ステップ358)。
【0221】ステップ358で、変数(GCONT)が
表示ライン数を8で除算した値より小さい、あるいは、
変数(GCONT)が表示ライン数を8で除算した値と
同じである場合には、ゲート選択データ生成手段323
が、制御手段320からの指示に基づき、8表示ライン
分のゲート選択データとして‘0,0,0,0,0,
0,0,0’のデータを生成し、バスライン143を介
してカラムドライバ140に送出する(ステップ36
0)。
【0222】同様に、クロック信号生成手段(4)32
2は、制御手段320からの指示に基づき、クロック信
号(G2)を生成し、信号線142を介してカラムドラ
イバ140に送出する。
【0223】これにより、カラムドライバ140の所定
の8表示ラインに対応するビットラッチ回路に「0」を
ライトする。
【0224】次に、制御手段320で、変数(GCON
T)に1を加算する(ステップ361)。
【0225】前記ステップ360、ステップ361を、
変数(GCONT)が表示ライン数を8で除算した値よ
り大きくなるまで繰り返す。
【0226】これにより、駆動(選択)される表示ライ
ンを「1」、それ以外の表示ラインを「0」とすること
ができる。
【0227】ステップ359で、変数(GCONT)が
表示ライン数を8で除算した値より大きい場合には、1
水平分のゲート選択データが終了したものとして、クロ
ック信号生成手段(3)321は、制御手段320から
の指示に基づき、クロック信号(G1)を、従来のゲー
トを切り替えるタイミングで、信号線141を介してカ
ラムドライバ140に送出(ステップ360)する。
【0228】なお、図15に示すゲート選択データライ
トシーケンサ306の処理手順を示すフローチャートに
おいて、ステップ351で変数(GCONT)を0と
し、ステップ357の下に、GCONT=GCONT+
1の処理を追加するようにしてもよい。
【0229】次に、本発明の実施の形態における、複数
表示ライン駆動時の駆動方法について説明する。
【0230】本発明の実施の形態において、複数表示ラ
イン駆動時にはインタレース駆動指示信号が「0」とな
るので、垂直同期信号が「1」の時に、ビットエンコー
ダ(1)310は、‘0,0,0,0,0,0,0,
0,0,0’の10ビットの初期値データを出力する。
【0231】ここで、ビットエンコーダ(1)310か
ら出力される初期値データは、ディレイ回路313で所
定時間遅延された垂直同期信号に同期してD型フリップ
・フロップ回路312に取り込まれ、D型フリップ・フ
ロップ回路312の出力端子(Q)から出力される。
【0232】また、ディレイ回路313で所定時間遅延
された垂直同期信号は、R−S型フリップ・フロップ回
路315の入力端子(S)に入力され、R−S型フリッ
プ・フロップ回路315の出力端子(Q)は「1」とな
るので、マルチプレクサ316は、D型フリップ・フロ
ップ回路312の出力端子(Q)から出力される初期値
データを選択してレジスタ301に出力する。
【0233】その後、ディスプレイタイミング信号が入
力されると、マルチプレクサ316から出力される初期
値データはレジスタ301にラッチされる。
【0234】即ち、複数表示ライン駆動時に、レジスタ
301は垂直同期信号によりクリアされる。
【0235】また、インタレース駆動指示信号が「0」
であるので、セレクタ302は、3ビットの複数ライン
選択データを選択して加算器303に出力し、加算器3
03は、レジスタ301から出力されるレジスタ出力デ
ータと3ビットの複数ライン選択データとを加算する。
【0236】さらに、R−S型フリップ・フロップ回路
315の入力端子(R)には、ディレイ回路314で所
定時間遅延されたディスプレイタイミング信号が順次入
力され、R−S型フリップ・フロップ回路315の出力
端子(Q)が「0」となるので、マルチプレクサ316
は、加算器303から出力される出力データを選択して
レジスタ301に出力する。
【0237】これにより、レジスタ301には、ディス
プレイタイミング信号が順次入力される毎に、D型フリ
ップ・フロップ回路312の出力端子(Q)から出力さ
れる初期値データに、ディスプレイタイミング信号毎の
複数ライン選択データが加算されたデータが保持され
る。
【0238】したがって、レジスタ301からの出力さ
れる10ビットのレジスタ出力データは、現時点までに
駆動された表示ライン数を示し、その上位7ビット(P
R[6:0])は、1ブロックを8表示ラインとした時
に、現時点までに駆動されたブロック数を示している。
【0239】また、その下位3ビットは、現時点までに
駆動された表示ラインが1ブロック中の何番目の表示ラ
インかを示している。
【0240】したがって、右シフタ305で、エンコー
ドデータ(B2[15:0])を、レジスタ301から
の出力される10ビットのレジスタ出力データの下位3
ビットのデータにより決定されるシフト量だけシフトさ
せることにより、今回駆動するブロックの中で、現時点
までに駆動された表示ラインの次の表示ラインから、複
数ライン選択データにより決定される表示ライン数だけ
駆動(選択)することができる。
【0241】この場合に、複数ライン選択データによっ
ては、今回駆動するブロックの次のブロックに渡って
‘1’(選択)のデータが連続する場合があるので、エ
ンコードデータが16ビットのデータとされている。
【0242】今、垂直同期信号が入力され、その後第1
番目のディスプレイタイミング信号が入力されると、レ
ジスタ301から出力されるレジスタ出力データは、D
型フリップ・フロップ回路312の出力端子(Q)から
出力される初期値データ‘0,0,0,0,0,0,
0,0,0,0’であり、レジスタ出力データの下位3
ビットは‘0,0,0’となる。
【0243】ここで、複数ライン選択データが‘0,
0,1’の時には、エンコードデータ(B2[15:
0])の上位8ビット(B2[15:8])は‘1,
0,0,0,0,0,0,0’となる。
【0244】この場合に、右シフタ305のシフト量は
0となるので、シフトエンコードデータの上位8ビット
(OR[15:8])は、‘1,0,0,0,0,0,
0,0’となる。
【0245】また、レジスタ出力データの上位7ビット
(PR[6:0])は‘0,0,0,0,0,0,0’
となるので、ゲート選択データライトシーケンサ306
は、第1番目のブロック中の第1番目の表示ラインに対
応するカラムドライバ140のビットラッチ回路に
「1」をライトし、その他の表示ラインに対応するカラ
ムドライバ140のビットラッチ回路に「0」をライト
する。
【0246】次のディスプレイタイミング信号が入力さ
れると、レジスタ301から出力されるレジスタ出力デ
ータは、加算器303から出力される加算器出力データ
‘0,0,0,0,0,0,0,0,0,1’となり、
レジスタ出力データの下位3ビットは‘0,0,1’と
なる。
【0247】ここで、複数ライン選択データが‘0,
0,1’であるとすると、エンコードデータ(B2[1
5:0])の上位8ビット(B2[15:8])は
‘1,0,0,0,0,0,0,0’となる。
【0248】この場合には、右シフタ305のシフト量
は1となるので、シフトエンコードデータの上位8ビッ
ト(OR[15:8])は、‘0,1,0,0,0,
0,0,0’となる。
【0249】また、レジスタ出力データの上位7ビット
(PR[6:0])は‘0,0,0,0,0,0,0’
となるので、ゲート選択データライトシーケンサ306
は、第1番目のブロック中の第2番目の表示ラインに対
応するカラムドライバ140のビットラッチ回路に
「1」をライトし、その他の表示ラインに対応するカラ
ムドライバ140のビットラッチ回路に「0」をライト
する。
【0250】次のディスプレイタイミング信号が入力さ
れると、レジスタ301から出力されるレジスタ出力デ
ータは、加算器303から出力される加算器出力データ
‘0,0,0,0,0,0,0,0,1,0’となり、
レジスタ出力データの下位3ビットは‘0,1,0’と
なる。
【0251】ここで、複数ライン選択データが‘0,
1,0’であるとすると、エンコードデータ(B2[1
5:0])の上位8ビット(B2[15:8])は
‘1,1,0,0,0,0,0,0’となる。
【0252】この場合には、右シフタ305のシフト量
は2となるので、シフトエンコードデータの上位8ビッ
ト(OR[15:8])は、‘0,0,1,1,0,
0,0,0’となる。
【0253】また、レジスタ出力データの上位7ビット
(PR[6:0])は‘0,0,0,0,0,0,0’
となるので、ゲート選択データライトシーケンサ306
は、第1番目のブロック中の第3番目および第4番目の
表示ラインに対応するカラムドライバ140のビットラ
ッチ回路に「1」をライトし、その他の表示ラインに対
応するカラムドライバ140のビットラッチ回路に
「0」をライトする。
【0254】以下、同様にして、駆動(選択)される表
示ラインに対応するカラムドライバ140のビットラッ
チ回路に「1」をライトし、その他の表示ラインに対応
するカラムドライバ140のビットラッチ回路に「0」
をライトする。
【0255】図16は、本発明の実施の形態の複数表示
ライン駆動時における、図7に示す本体コンピュータ側
からの表示制御信号および表示制御装置510で生成す
る表示制御信号のタイミングチャートを示す図である。
【0256】本発明の実施の形態のTFT方式の液晶表
示モジュールにおいても、従来のTFT方式の液晶表示
モジュールと同様、水平方向、即ち、表示制御装置51
0からドレインドライバ530に対して、表示データお
よび表示制御信号であるクロック信号(D1,D2)を
送出する。
【0257】この場合に、表示制御装置510からドレ
インドライバ530に送出する表示データおよび各表示
制御信号のタイミングは、従来のTFT方式の液晶表示
モジュールと同じである。
【0258】しかしながら、垂直方向、即ち、表示制御
装置510からドレインドライバ530には、8ビット
のゲート選択データおよび表示制御信号であるクロック
信号(G1,G2)が送出される。
【0259】本発明の実施の形態のTFT方式の液晶表
示モジュールにおいては、前記した如く、表示制御装置
510は、垂直同期信号入力後に、第1番目のディスプ
レイタイミング信号が入力されると、これを表示開始位
置と判断し、8ビットのゲート選択データを、バスライ
ン143を介してカラムドライバ140に出力する。
【0260】その際、カラムドライバ140のビットラ
ッチ回路(図8に示すビットラッチ回路152)にゲー
ト選択データをラッチするためのクロック信号(G2)
を信号線142を介して出力する。
【0261】また、表示制御装置510は、変数(GC
ONT)が表示ライン数を8で除算した値より大きくな
った場合に、1水平分のゲート選択データが終了したも
のとして、カラムドライバ140のビットラッチ回路に
取り込まれたゲート選択データを、ラインラッチ回路
(図8に示すラインラッチ回路153)にラッチし、当
該ゲート選択データの基づく走査電圧を、ゲート信号線
(G)に出力するための表示制御信号であるクロック信
号(G1)を生成し、信号線141を介してカラムドラ
イバ140に送出する。
【0262】このクロック信号(G1)の出力により、
カラムドライバ140に格納されたデータがそれぞれの
ゲート信号線(G)に反映される。
【0263】なお、これらの処理は、1水平走査時間毎
に行うので、結果的に複数駆動される表示ライン数のデ
ータが表示ライン単位に変更されると、変更されたデー
タに基づいた処理となる。
【0264】図17は、本発明の実施の形態において、
複数表示ライン駆動時における液晶表示パネル(TFT
−LCD)の表示画面の一例を示す図である。
【0265】図17に示す液晶表示パネル(TFT−L
CD)の表示画面は、前記図25に示す液晶表示パネル
(TFT−LCD)の表示画面において、垂直帰線期間
に黒表示されたいた部分を複数表示ライン駆動によって
補った表示画面である。
【0266】以上説明したように、本発明の実施の形態
のTFT方式の液晶表示モジュールでは、ある1水平走
査時間においては同時に複数の表示ラインを駆動し、次
の1水平走査時間においては駆動した全部の表示ライン
の次の表示ラインから駆動することが可能となる。
【0267】これにより、表示データが不足する表示ラ
インの画素を1フレーム内で駆動することが可能とな
る。
【0268】次に、本発明の実施の形態において、イン
タレース駆動時の駆動方法について説明する。
【0269】本発明の実施の形態において、インタレー
ス駆動時には、第1フィールドと第2フィールドとを区
別するために、フィールド同期信号が追加される。
【0270】また、インタレース駆動時には、外部から
入力されるインタレース駆動指示信号が「1」となるの
で、垂直同期信号が「1」で、フィールド同期信号
「1」の時に、ビットエンコーダ(1)310は、
‘0,0,0,0,0,0,0,0,0,0’の10ビ
ットの初期値データを出力する。
【0271】この場合に、ビットエンコーダ(1)31
0から出力される初期値データは、ディレイ回路313
で所定時間遅延された垂直同期信号(あるいはフィール
ド同期信号)に同期してD型フリップ・フロップ回路3
12に取り込まれ、D型フリップ・フロップ回路312
の出力端子(Q)から出力される。
【0272】また、マルチプレクサ316は、D型フリ
ップ・フロップ回路312の出力端子(Q)から出力さ
れる初期値データを選択してレジスタ301に出力す
る。
【0273】今、垂直同期信号が入力され、その後第1
番目のディスプレイタイミング信号が入力されると、レ
ジスタ301から出力されるレジスタ出力データは、D
型フリップ・フロップ回路312の出力端子(Q)から
出力される初期値データ‘0,0,0,0,0,0,
0,0,0,0’であり、レジスタ出力データの下位3
ビットは‘0,0,0’となる。
【0274】ここで、インタレース駆動指示信号が
「1」であるので、セレクタ302は、3ビットのイン
タレース駆動時のライン選択データ(‘0,1,0’)
を選択して加算器303に出力し、加算器303は、レ
ジスタ301から出力されるレジスタ出力データとライ
ン選択データ(‘0,1,0’)とを加算する。
【0275】これにより、レジスタ301には、ディス
プレイタイミング信号が順次入力される毎に、D型フリ
ップ・フロップ回路312の出力端子(Q)から出力さ
れる初期値データに、ライン選択データ(‘0,1,
0’)が加算されたデータが保持される。
【0276】また、3ビットの複数ライン選択データ
は、1表示ラインを選択する‘0,0,1’であるの
で、エンコードデータ(B2[15:0])の上位8ビ
ット(B2[15:8])は‘1,0,0,0,0,
0,0,0’となる。
【0277】この場合に、右シフタ305のシフト量は
0となるので、シフトエンコードデータの上位8ビット
(OR[15:8])は、‘1,0,0,0,0,0,
0,0’となる。
【0278】また、レジスタ出力データの上位7ビット
(PR[6:0])は‘0,0,0,0,0,0,0’
となるので、ゲート選択データライトシーケンサ306
は、第1番目のブロック中の第1番目の表示ラインに対
応するカラムドライバ140のビットラッチ回路に
「1」をライトし、その他の表示ラインに対応するカラ
ムドライバ140のビットラッチ回路に「0」をライト
する。
【0279】次のディスプレイタイミング信号が入力さ
れると、レジスタ301から出力されるレジスタ出力デ
ータは、加算器303から出力される加算器出力データ
‘0,0,0,0,0,0,0,0,1,0’となり、
レジスタ出力データの下位3ビットは‘0,1,0’と
なる。
【0280】また、3ビットの複数ライン選択データ
は、1表示ラインを選択する‘0,0,1’であるの
で、エンコードデータ(B2[15:0])の上位8ビ
ット(B2[15:8])は‘1,0,0,0,0,
0,0,0’となる。
【0281】この場合には、右シフタ305のシフト量
は2となるので、シフトエンコードデータの上位8ビッ
ト(OR[15:8])は、‘0,0,1,0,0,
0,0,0’となる。
【0282】また、レジスタ出力データの上位7ビット
(PR[6:0])は‘0,0,0,0,0,0,0’
となるので、ゲート選択データライトシーケンサ306
は、第1番目のブロック中の第3番目の表示ラインに対
応するカラムドライバ140のビットラッチ回路に
「1」をライトし、その他の表示ラインに対応するカラ
ムドライバ140のビットラッチ回路に「0」をライト
する。
【0283】次のディスプレイタイミング信号が入力さ
れると、レジスタ301から出力されるレジスタ出力デ
ータは、加算器303から出力される加算器出力データ
‘0,0,0,0,0,0,0,1,0,0’となり、
レジスタ出力データの下位3ビットは‘1,0,0’と
なる。
【0284】また、複数ライン選択データが‘0,1,
0’であるので、エンコードデータ(B2[15:
0])の上位8ビット(B2[15:8])は‘1,
0,0,0,0,0,0,0’となる。
【0285】この場合には、右シフタ305のシフト量
は4となるので、シフトエンコードデータの上位8ビッ
ト(OR[15:8])は、‘0,0,0,0,1,
0,0,0’となる。
【0286】また、レジスタ出力データの上位7ビット
(PR[6:0])は‘0,0,0,0,0,0,0’
となるので、ゲート選択データライトシーケンサ306
は、第1番目のブロック中の第5番目の表示ラインに対
応するカラムドライバ140のビットラッチ回路に
「1」をライトし、その他の表示ラインに対応するカラ
ムドライバ140のビットラッチ回路に「0」をライト
する。
【0287】以下、同様にして、ディスプレイタイミン
グ信号が入力される毎に、2つ下の表示ラインが選択さ
れるように、対応するカラムドライバ140のビットラ
ッチ回路に「1」をライトし、その他の表示ラインに対
応するカラムドライバ140のビットラッチ回路に
「0」をライトする。
【0288】なお、インタレース駆動時には、今回駆動
するブロックから次のブロックに渡って‘1’(選択)
のデータが連続する場合がないので、エンコードデータ
は8ビットのデータとされる。
【0289】さらに、入力される‘0,0,1’の3ビ
ットの複数ライン選択データを、ビットエンコーダ
(2)304で8ビットのエンコードデータに変換する
代わりに、‘1,0,0,0,0,0,0,0’である
8ビットのデータを右シフタ305に入力するようにし
てもよい。
【0290】図19は、本発明の実施の形態のインタレ
ース駆動時における、図9に示すゲート選択データライ
トシーケンサ306の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0291】図19に示すように、インタレース駆動時
には、図15に示すフローチャートにおけるステップ3
54の処理を省略し、また、ステップ355の処理をG
CONT=GCONT+1とすればよい。
【0292】なお、複数表示ライン駆動時と同様、ビッ
トエンコーダ(2)304で、入力される‘0,0,
1’の3ビットの複数ライン選択データを、下位8ビッ
トが‘0,0,0,0,0,0,0,0’であり、上位
8ビットが‘1,0,0,0,0,0,0,0’である
16ビットのエンコードデータに変換してもよく、その
場合には、ゲート選択データライトシーケンサ306の
処理手順は、図15に示すフローチャートと同じにな
る。
【0293】また、前のフィールドと次のフィールド
で、駆動される表示ラインが異なるように、ビットエン
コーダ(1)310は、垂直同期信号が「0」で、フィ
ールド同期信号が[1]の時には、‘0,0,0,0,
0,0,0,0,0,1’の初期値データを出力する。
【0294】図18は、本発明の実施の形態において、
インタレース駆動時における、図7に示す本体コンピュ
ータ側からの垂直方向の表示制御信号のタイミングチャ
ートを示す図である。
【0295】図18に示すように、第1フィールドと第
2フィールドとを区別するための、フィールド同期信号
が追加されている。
【0296】以上説明したように、本発明の実施の形態
のTFT方式の液晶表示モジュールにおいては、ある1
フィールドにおいては1つおき(2つ下)の表示ライン
を駆動し、次の1フィールドにおいては前記のフィール
ドで駆動されなかった表示ラインを1つおき(2つ下)
に駆動するインタレース駆動が可能となる。
【0297】これにより、テレビジョン受像機等で採用
されているインタレース駆動方式により表示ラインを駆
動することが可能となる。
【0298】なお、本発明の実施の形態において、図1
4に示すゲート選択データライトシーケンサ306に、
水平同期信号とクロック信号とを入力し、クロック信号
生成手段(3)321を、図2に示すクロック信号(G
1)を生成する回路構成とすることも可能である。
【0299】この場合には、液晶表示パネル(TFT−
LCD)の1表示ラインの画素数に対して、本体コンピ
ュータ側から送信される表示データ数、および、液晶表
示パネル(TFT−LCD)の表示ライン数に対して、
本体コンピュータ側から送信される表示データの表示ラ
イン数が不足する場合に、液晶表示パネル(TFT−L
CD)に表示される表示品質を向上させることが可能と
なる。
【0300】また、本発明の実施の形態のTFT方式の
液晶表示モジュールでは、ゲートドライバとして、単純
マトリクス型液晶表示装置において使用されているカラ
ムドライバを使用するようにしたが、これに限定され
ず、図7あるいは図20に示すドレインドライバを使用
することも可能であることはいうまでもない。
【0301】また、前記各発明の実施の形態では、本発
明をTFT方式の液晶表示モジュールに適用した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、STN(Super Twisted Nema
tic)方式の液晶表示モジュールなど全ての液晶表示
装置に適用できることは言うまでもない。
【0302】以上、本発明を発明の実施の形態に基づき
具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更し得ることは言うまでもない。
【0303】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0304】(1)本発明によれば、液晶表示装置にお
いて、液晶表示パネルの1表示ラインの画素数に対し
て、表示データ数が不足する場合に、表示制御装置の回
路規模、および、外形寸法を増加させずに、当該不足分
に比例したタイミングで制御信号を生成することが可能
となる。
【0305】(2)本発明によれば、液晶表示装置にお
いて、液晶表示パネルの1表示ラインの画素数に対し
て、表示データ数が不足する場合に、各制御信号間の時
間間隔を一定に保ちながら、当該不足分に比例したタイ
ミングで制御信号を生成することが可能となる。
【0306】(3)本発明によれば、液晶表示装置にお
いて、表示データが不足する液晶表示パネルの1表示ラ
インの画素に指定色を表示させることができ、2重表示
を防止して、液晶表示パネルに表示される表示画像の表
示品質を向上させることが可能となる。
【0307】(4)本発明によれば、液晶表示装置にお
いて、液晶表示パネルの表示ラインを任意の駆動方式で
駆動することが可能となり、これにより、1フレーム時
間内に、各表示ラインをインタレース駆動方式で駆動す
ることが可能となる。
【0308】(5)本発明によれば、液晶表示装置にお
いて、1水平走査時間内に、液晶表示パネルの複数の表
示ラインを駆動することが可能となり、液晶表示パネル
の表示ライン数に対して、本体コンピュータ側から入力
される1フレーム時間内の表示データの表示ライン数が
不足する場合に、表示制御装置の回路規模、および、外
形寸法を増加させずに、2重表示を防止して、液晶表示
パネルに表示される表示画像の表示品質を向上させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のTFT方式の液晶表示
モジュールにおける液晶表示パネル(TFT−LCD)
の等価回路を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1の表示制御装置510に
おける、クロック信号(D1)、クロック信号(D2)
およびクロック信号(D1)を生成する回路部分の概略
構成を示すブロック図である。
【図3】図2の回路構成により生成されるクロック信号
(D1)、クロック信号(D2)およびクロック信号
(D1)と、本体コンピュータ側からの表示制御信号と
のタイミングチャートを示す図である。
【図4】液晶表示パネルの表示ライン数に対して、本体
コンピュータ側から送信される表示データの表示ライン
数が明らかに不足している場合の液晶表示パネルの表示
画面の一例を示す図である。
【図5】図3に示す2重表示画像を防止するようにした
ドレインドライバ530の一例を示す概略ブロック図で
ある。
【図6】図5に示すクロック信号(D1)、クロック信
号(D2)および表示データのタイミングチャートを示
す図である。
【図7】本発明の他の発明の実施の形態であるTFT方
式の液晶表示モジュールの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図8】単純マトリクス型液晶表示装置において使用さ
れているカラムドライバの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態2の表示制御装置510に
おける、カラムドライバ140に送出するゲート選択デ
ータ、および、表示制御信号であるクロック(G1,G
2)を生成する回路部分の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図10】図9に示すセレクタ302の真理値を示す真
理値表である。
【図11】図9に示すビットエンコーダ(2)304の
真理値を示す真理値表である。
【図12】図9に示す初期値設定回路300の概略構成
を示すブロック図である。
【図13】図12に示すビットエンコーダ(1)310
の真理値を示す真理値表である。
【図14】図9に示すゲート選択データライトシーケン
サ306の概略構成を示すブロック図である。
【図15】図9に示すゲート選択データライトシーケン
サ306の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態の複数表示ライン駆動時
における、図7に示す本体コンピュータ側からの表示制
御信号および表示制御装置510で生成する表示制御信
号のタイミングチャートを示す図である。
【図17】本発明の実施の形態の複数表示ライン駆動時
における液晶表示パネルの表示画面の一例を示す図であ
る。
【図18】本発明の実施の形態のインタレース駆動時に
おける、図9に示すゲート選択データライトシーケンサ
306の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態のインタレース駆動時に
おける、図7に示す本体コンピュータ側からの垂直方向
の表示制御信号のタイミングチャートを示す図である。
【図20】従来のTFT(Thin Film Tra
nsistor)方式の液晶表示モジュールの概略構成
を示すブロック図である。
【図21】図20に示す液晶表示パネル(TFT−LC
D)の等価回路を示す図である。
【図22】図20に示すドレインドライバ530の概略
構成を示すブロック図である。
【図23】図20に示すゲートドライバ540の概略構
成を示すブロック図である。
【図24】図20に示す本体コンピュータ側からの表示
制御信号および表示制御装置で生成する表示制御信号の
タイミングチャートを示す図である。
【図25】液晶表示パネルの表示ライン数に対して、本
体コンピュータ側から送信される表示ライン数が明らか
に不足している場合の、従来の液晶表示パネルの表示画
面の一例を示す図である。
【符号の説明】
TFT−LCD…液晶表示パネル、140…カラムドラ
イバ、141,142,531,532,541,54
2…信号線、143,533…バスライン、151,2
32,552,562…シフトレジスタ、152…ビッ
トラッチ回路、153…ラインラッチ回路、154,5
55,563…レベルシフト回路、155,556,5
64…出力回路、201…アンド回路、202,207
…カウンタ、203…立ち上がり検出回路、204…立
ち下がり検出回路、205…レジスタ、206,20
9,210,211…記憶手段、208…減算器、21
2,213,214…加算器、215,216,21
7,316,525…マルチプレクサ、218,21
9,220…比較回路、221,222…J−K型フリ
ップ・フロップ回路、242…オア回路、300…初期
値設定回路、301…レジスタ、302…セレクタ、3
03…加算器、304…ビットエンコーダ(2)、30
5…右シフタ、306…ゲート選択データライトシーケ
ンサ、310…ビットエンコーダ(1)、311…OR
回路、312…D型フリップ・フロップ回路、313,
314…ディレイ回路、315…R−S型フリップ・フ
ロップ回路、320…制御手段、321…クロック信号
生成手段(3)、322…クロック信号生成手段
(4)、323…ゲート選択データ生成手段、500…
インタフェース部、510…表示制御装置、520…電
源回路、521…正電圧生成回路、522…負電圧生成
回路、523…対向電極(コモン電極)電圧生成回路、
524…ゲート電極電圧生成回路、530…ドレインド
ライバ、540…ゲートドライバ、551…制御回路、
553…入力レジスタ回路、554…ストレージレジス
タ回路、557…階調電圧生成回路、558…電圧バス
ライン、561…ロジック回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二見 利男 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日 立製作所 電子デバイス事業部内 (56)参考文献 特開 平8−166776(JP,A) 特開 平4−51288(JP,A) 特開 平8−30236(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 3/38 G02F 1/133

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1の信号線と、前記複数の第1
    の信号線に直交する複数の第2の信号線と、前記複数の
    第1の信号線および複数の第2の信号線により液晶駆動
    電圧が印加されるマトリクス状に形成される複数の画素
    とを有する液晶表示パネルと、 1水平走査期間分の表示データを取り込み、当該表示デ
    ータに基づく映像電圧を、前記複数の第1の信号線に出
    力する第1の駆動手段と、 前記1水平走査期間分の表示データに対応する表示ライ
    ンを選択する走査電圧を、前記複数の第2の信号線に出
    力する第2の駆動手段と、 入力される表示データを前記第1の駆動手段に送出する
    とともに、入力される入力表示制御信号に基づき制御信
    号を生成し、当該制御信号を前記第1の駆動手段と前記
    第2の駆動手段とに送出して、前記第1の駆動手段と前
    記第2の駆動手段とを制御駆動する表示制御手段とを具
    備する液晶表示装置において、 前記表示制御手段は、前記液晶表示パネルの1表示ライ
    ンの画素数と、1水平走査期間内に送出される表示デー
    タ数との差分値を求める差分値演算手段と、 前記液晶表示パネルの1表示ラインの画素数に対して、
    1水平走査期間内に送出される表示データ数が少ない場
    合に、前記差分値演算手段で求められた差分値に基づ
    き、制御信号のタイミングを変更するタイミング変更手
    入力される垂直同期信号によりkビットの初期値データ
    を出力する初期値設定回路と、 ディスプレイタイミング信号により前記kビットの初期
    値データあるいはkビットの加算器出力データをラッチ
    するkビットのレジスタと、 前記レジスタから出力されるkビットのレジスタ出力デ
    ータとnビットの複数ライン選択データとを加算する加
    算器と、 前記レジスタから出力されるkビットのレジスタ出力デ
    ータと前記nビットの複数ライン選択データとに基づい
    て、表示ライン選択データを生成する生成手段と、 表示ライン選択データラッチ用クロック信号を生成する
    クロック信号生成手段(1)とを備え、 前記第2の駆動手段は、前記表示ライン選択データラッ
    チ用クロック信号に同期して前記表示ライン選択データ
    をラッチする表示ライン選択データラッチ手段と前記表示ライン選択データラッチ手段にラッチされた表
    示ライン選択データに基づく走査電圧を、前記シフトク
    ロック信号に基づき1水平走査時間、前記第2の信号線
    に供給する電圧供給手段とを備える ことを特徴とする液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段で生成される表示制御
    信号は、出力タイミング制御用クロック信号、表示デー
    タラッチ用クロック信号、および、1水平走査時間毎の
    シフトクロック信号の少なくとも1つを含み、 前記タイミング変更手段は、入力されるディスプレイタ
    イミング信号が表示データの有効部分を指示する開始位
    置から、入力されるクロック信号数をカウントする第1
    のカウント手段と、 前記差分値演算手段で求められた差分値、および、前記
    第1のカウント手段でカウントされたクロック信号数に
    基づき、出力タイミング制御用クロック信号のタイミン
    グを変更する第1の変更手段、表示データラッチ用クロ
    ック信号のタイミングを変更する第2の変更手段、およ
    び、1水平走査時間毎のシフトクロック信号のタイミン
    グを変更する第3の変更手段の少なくとも1つを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の変更手段は、前記液晶表示パ
    ネルの1表示ラインの画素数に対する、前記ディスプレ
    イタイミング信号が表示データの有効部分を指示する開
    始位置から前記出力タイミング制御用クロック信号を出
    力するまでのクロック信号数を記憶する第1の記憶手段
    と、 前記第1の記憶手段に記憶されているクロック信号数か
    ら前記差分値演算手段で求められた差分値を減算する第
    1の演算手段と、 前記第1のカウント手段でカウントされたクロック信号
    数と、前記第1の演算手段で得られた値とを比較し、比
    較結果が一致した場合に出力タイミング制御用クロック
    信号を出力する第1の比較回路とを具備することを特徴
    とする請求項2に記載液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の変更手段は、前記液晶表示パ
    ネルの1表示ラインの画素数に対する、前記ディスプレ
    イタイミング信号が表示データの有効部分を指示する開
    始位置から出力される前記表示データラッチ用クロック
    信号数を記憶する第2の記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶されているクロック信号数か
    ら前記差分値演算手段で求められた差分値を減算する第
    2の演算手段と、 前記第1のカウント手段でカウントされたクロック信号
    数と、前記第2の演算手段で得られた値とを比較する第
    2の比較回路と、 前記ディスプレイタイミング信号が表示データの有効部
    分を指示する開始位置から、前記第2の比較回路での比
    較結果が一致するまでの間、クロック信号を表示データ
    ラッチ用クロック信号として出力するクロック信号生成
    手段(2)とを具備することを特徴とする請求項2に記
    液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の変更手段は、前記液晶表示パ
    ネルの1表示ラインの画素数に対する、前記ディスプレ
    イタイミング信号が表示データの有効部分を指示する開
    始位置から前記シフトクロック信号を出力するまでのク
    ロック信号数を記憶する第3の記憶手段と、 前記第3の記憶手段に記憶されているクロック信号数か
    ら前記差分値演算手段で求められた差分値を減算する第
    3の演算手段と、 前記第1のカウント手段でカウントされたクロック信号
    数と、前記第3の演算手段で得られた値とを比較する第
    3の比較回路と、 前記第3の比較回路での比較結果が一致したときに、電
    圧レベルが変化するシフトクロック信号を出力するクロ
    ック信号生成手段(3)とを具備することを特徴とする
    請求項2に記載液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記差分値演算手段は、前記ディスプレ
    イタイミング信号が表示データの有効部分を指示する期
    間内に、入力されるクロック信号数をカウントする第2
    のカウント手段と、 前記液晶表示パネルの1表示ラインの画素数が記憶され
    る第4の記憶手段と、 前記第2のカウント手段でカウントされたクロック信号
    数と、第4の記憶手段に記憶されている液晶表示パネル
    の1表示ラインの画素数との差分値を求める第4の演算
    手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項
    5のいずれか1項に記載液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記表示制御装置は、表示データを送出
    する前に指定色の表示データを前記第1の駆動手段に送
    出し、 前記第1の駆動手段は、前記表示制御装置から入力され
    る出力タイミング制御用クロック信号に基づいて、前記
    表示制御装置から入力される指定色の表示データを格納
    し、その後、前記表示制御装置から入力される表示デー
    タラッチ用クロック信号に同期して、前記表示制御装置
    から入力される表示データを格納する表示データラッチ
    手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6
    のいずれか1項に記載液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記生成手段は、前記nビットの複数ラ
    イン選択データを、nビットの組み合わせに応じてそれ
    ぞれ異なるm(mは2の(n+1)乗)ビットのエンコ
    ードデータに変換するビットエンコーダと、 前記レジスタから出力されるkビットのレジスタ出力デ
    ータの下位nビットにより決定されるシフト量だけ、前
    記ビットエンコーダから出力されるmビットのエンコー
    ドデータを右にシフトしてシフトエンコードデータを出
    力する右シフタと、 N(Nは2のn乗)本の第2の信号線を1ブロックとす
    るとき、前記レジスタから出力されるkビットのレジス
    タ出力データの上位(k−n)ビットにより決定される
    ブロックの次の2ブロックに対応する第2の信号線に対
    して、前記右シフタから出力されるmビットのシフトエ
    ンコードデータを割り当て、それ以外のブロックに対応
    する第2の信号線に対して「0」のデータを割り当てる
    割当手段を備える ことを特徴とする請求項に記載
    晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記nビットが3ビット、前記mビット
    が16ビット、前記kビットが10ビットであることを
    特徴とする請求項8に記載液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 複数の第1の信号線と、前記複数の第
    1の信号線に直交する複数の第2の信号線と、前記複数
    の第1の信号線および複数の第2の信号線により液晶駆
    動電圧が印加されるマトリクス状に形成される複数の画
    素とを有する液晶表示パネルと、 1水平走査期間分の表示データを取り込み、当該表示デ
    ータに基づく映像電圧 を、前記複数の第1の信号線に出
    力する第1の駆動手段と、 前記1水平走査期間分の表示データに対応する表示ライ
    ンを選択する走査電圧を、前記複数の第2の信号線に出
    力する第2の駆動手段と、 入力される表示データを前記第1の駆動手段に送出する
    とともに、入力される入力表示制御信号に基づき制御信
    号を生成し、当該制御信号を前記第1の駆動手段と前記
    第2の駆動手段とに送出して、前記第1の駆動手段と前
    記第2の駆動手段とを制御駆動する表示制御手段とを具
    備する液晶表示装置において、 前記表示制御手段は、前記液晶表示パネルの1表示ライ
    ンの画素数と、1水平走査期間内に送出される表示デー
    タ数との差分値を求める差分値演算手段と、 前記液晶表示パネルの1表示ラインの画素数に対して、
    1水平走査期間内に送出される表示データ数が少ない場
    合に、前記差分値演算手段で求められた差分値に基づ
    き、制御信号のタイミングを変更するタイミング変更手
    段と、 入力される垂直同期信号とフィールド同期信号との組み
    合わせに応じてkビットの第1初期値データ、あるい
    は、第1初期値データに1が加算されたkビットの第2
    初期値データを出力する初期値設定回路と、 ディスプレイタイミング信号により前記kビットの第1
    初期値データ、kビットの第2初期値データあるいはk
    ビットの加算器出力データをラッチするkビットのレジ
    スタと、 前記レジスタから出力されるkビットのレジスタ出力デ
    ータと、上位(L−2)ビットが‘0’で下位2ビット
    が‘1,0’であるLビットのインタレース駆動時ライ
    ン選択データとを加算する加算器と、 前記レジスタから出力されるkビットのレジスタ出力デ
    ータと、上位(1)ビットが‘1’で、下位(m−1)
    ビットが‘0’であるmビットのライン選択データとに
    基づいて、表示ライン選択データを生成する生成手段
    と、 表示ライン選択データラッチ用クロック信号を生成する
    クロック信号生成手段(1)とを備え、 前記第2の駆動手段は、前記表示ライン選択データラッ
    チ用クロック信号に同期して前記表示ライン選択データ
    をラッチする表示ライン選択データラッチ手段と、 前記表示ライン選択データラッチ手段にラッチされた表
    示ライン選択データに基づく走査電圧を、前記シフトク
    ロック信号に基づき1水平走査時間、前記第2の信号線
    に供給する電圧供給手段とを備えることを特徴とする
    晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記生成手段は、前記レジスタから出
    力されるkビットのレジスタ出力データの下位nビット
    により決定されるシフト量だけ、前記mビットのライン
    選択データを右にシフトしてシフトライン選択データを
    出力する右シフタと、 N(Nは2のn乗)本の第2の信号線を1ブロックとす
    るとき、前記レジスタから出力されるkビットのレジス
    タ出力データの上位(k−n)ビットにより決定される
    ブロックの次のブロックに対応する第2の信号線に対し
    て、前記右シフタから出力されるmビットのシフトライ
    ン選択データを割り当て、それ以外のブロックに対応す
    る第2の信号線に対して「0」のデータを割り当てる割
    当手段を備えることを特徴とする請求項10に記載の
    晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記Lビットが3ビット、前記nビッ
    トが3ビット、前記mビットが8ビット、前記kビット
    が10ビットであることを特徴とする請求項11に記載
    液晶表示装置。
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