JP2000003159A - 液晶ディスプレイの階調駆動回路 - Google Patents

液晶ディスプレイの階調駆動回路

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JP2000003159A
JP2000003159A JP16750998A JP16750998A JP2000003159A JP 2000003159 A JP2000003159 A JP 2000003159A JP 16750998 A JP16750998 A JP 16750998A JP 16750998 A JP16750998 A JP 16750998A JP 2000003159 A JP2000003159 A JP 2000003159A
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Hiromasa Sugano
裕雅 菅野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値階調を行う液晶ディスプレイの階調駆動
回路を小型化し、コストを低減する。 【解決手段】 階調電圧設定部53,55が、例えば8
ビットの階調データを表す512個の正負の階調電位+
V1〜+V256,−V1〜−V256を生成する。階
調電位ブロック選択部55,56により、各階調電位+
V1〜+V256,−V1〜−V256がブロックが分
割され、バスラインL1〜L32に時分割で順に与えら
れる。これにより、液晶ディスプレイの1ドット当たり
の階調駆動回路に階調電位を供給するバスラインL1〜
L32の数が、大幅に減じられる。階調電圧選択部57
により、階調データに基づく階調電位を供給するバスラ
インL1〜L32が選択され、サンプルホールド回路6
0及び出力回路70を介して液晶表示素子に階調電位が
与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型液晶ディスプレイ等に設けられ、液晶表示素子を
階調駆動する液晶ディスプレイの階調駆動回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この分野の技術としては、例えば
次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;日経エレクトロニクス、[595](1993-11-22)
、中島啓一著“1280×1024画素のフルカラー
TFT液晶パネルを開発”P165-175 文献2;NEC技法、50[3 ](1997)橋本 他著“高
精細TFT−LCD用ドライバICμPD16633/
16636/16637”P.137-138
【0003】図2は、従来のアクティブマトリクス型液
晶ディスプレイを示す構成図である。このアクティブマ
トリクス型液晶ディスプレイは、フラットディスプレイ
の一種であり、複数のX電極線X1 ,X2 ,…,Xm
びY電極線Y1 ,Y2 ,…,Yn とを有し、これらが、
絶縁された状態でマトリクス状に直交配置されている。
各X電極線X1 〜Xm とY電極線Y1 〜Yn の交差箇所
に、薄膜トランジスタ(以下、TFTという)等のアク
ティブ素子1、液晶表示素子2及びコンデンサ3が形成
されている。
【0004】X電極線X1 〜Xm は走査信号線とも呼ば
れ、走査信号S41 〜S4m を出力する走査信号回路4
の出力端子Ox1 〜Oxm に接続されている。Y電極線
1〜Yn はデータ信号線とも呼ばれ、各液晶表示素子
2に対する表示データ信号S51 〜S5n を出力する階
調駆動回路5の出力端子Oy1 〜Oyn に接続されてい
る。各アクティブ素子1のゲートが、X電極線X1 〜X
m のうちの1本にそれぞれ接続され、該アクティブ素子
1を介し、液晶表示素子2及びコンデンサ3の一方の電
極が、Y電極線Y1 〜Yn のうちの1本にそれぞれ接続
されている。これら複数の液晶表示素子2及びコンデン
サ3の他方の電極が、共通電極6に接続されている。
【0005】次に、図2のアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの動作を説明する。液晶表示素子2に表示
を行う場合、走査信号回路4は、走査信号S41 〜S4
m を順に活性化し、X電極線X1 〜Xm を走査する。各
X電極線X1 〜Xm に接続されたアクティブ素子1は、
活性化した走査信号S41 〜S4m が与えられた期間に
オン状態になる。走査に同期して、階調駆動回路5から
表示データ信号S51 〜S5n を与えることにより、該
各表示データ信号S51 〜S5n が、オン状態のアクテ
ィブ素子1を介して1ライン分の液晶表示素子2に書き
込まれ、共通電極6との電位差により、該各液晶表示素
子2がライン表示を行う。コンデンサ3は必要に応じて
設けられたものであり、液晶表示素子2における電荷保
持特性を改善する。
【0006】ここで、表示データ信号S51 〜S5n
電位を可変にすることで液晶表示素子2への書き込み電
圧或いは電荷量が変化し、該各液晶表示素子2の光透過
率を可変に制御できる。この方法は、電圧変調駆動法と
言われ、液晶ディスプレイにおいて中間調表示を行う代
表的な階調駆動方法である。なお、液晶ディスプレイで
は、信頼性の面から1フレームごとに、共通電極6の電
位に対して液晶表示素子2を交流駆動する必要がある。
代表的な交流駆動方法としては、階調駆動回路5の出力
する電位を、例えば+5[V]以下の低電圧に設定して
低コスト化を図るライン反転駆動法が主流である。この
ライン反転駆動法は、共通電極6の電位も変化させて、
液晶表示素子2に掛かる電圧をX電極線毎に極性反転す
る方法であり、10.4インチ型のノートパソコン用パ
ネルを中心に採用されている。
【0007】一方、最近、CRT(Cathode Ray Tube)
モニタの置き換え用として、大型化(例えば15インチ
以上)された多階調表示(例えば256階調)を行う高
表示品位のディスプレイが開発されている。しかしなが
ら、高表示品位のディスプレイにライン反転駆動方法を
適用すると、黒画面の中に白のウインドウを表示した場
合に、該ウインドウの左右の黒色表示が上下の黒色部分
と異なって見え、表示品位が劣化する。この不具合を解
消するためのドット反転駆動方法が、前記文献1に示さ
れている。また、このドット反転駆動方法を採用する日
本電気社製のTFT−LCD用ドライバICμPD16
633、μPD16636及びμPD16637が、前
記文献2に記載されている。これらのドライバICの階
調機能は、64階調である。
【0008】ドット反転駆動方法では、共通電極6を一
定の電位に固定し、隣接する各ドットに対応する液晶表
示素子2に与える表示データ信号S51 〜S5n の電位
を、共通電極6に対してそれぞれ対称になるように設定
する。例えば、前記ドライバICμPD16633〜μ
PD16637における階調電圧発生回路では、IC外
部からガンマ補正電圧を導入し、該ガンマ補正電圧か
ら、液晶表示素子2の表示特性カーブに対応する、それ
ぞれ64階調の正負の階調電位を発生する。各64階調
の階調電位は、Y電極線毎に設けられた6ビットのデジ
タル/アナログコンバータ(以下、D/Aコンバータと
いう)に伝達され、該各D/Aコンバータが1つの階調
電位を選択し、表示データ信号S51 〜S5n として各
液晶表示素子2にそれぞれ与える。ここで、奇数番目の
液晶表示素子2に与える表示データ信号S51 ,S
3 ,S55 ,…と、偶数番目の液晶表示素子2に与え
る表示データ信号S52 、S54 ,S56 ,…とが、互
いに極性が反転するようにすると、ドット反転駆動方法
が可能になる。各ICドライバの電源電圧は、最大で1
3.5V程度必要になる。階調電位を各D/Aコンバー
タへ伝達するバスラインは、正負の64階調の電位を同
時に伝達するので1ドット当り(1Y電極線当り)12
8本必要になり、これがICチップのサイズに大きく関
与し、前記各ドライバICのチップサイズは、階調駆動
回路5の短辺方向で、概ねバスライン数の増加分加算さ
れて2.66〜3.56mmになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶ディスプレイの階調駆動回路5では、次のような課
題があった。64階調よりも多階調の、例えば256階
調でドット反転駆動方法を実現する場合を考える。
【0010】図3は、図2の表示データ信号S51 〜S
n の階調電位設定を示す図であり、図4は、図3の階
調電位と表示の状態の関係を示す特性図である。256
階調でドット反転駆動方法を行うときの階調データは、
Dx0〜Dx7の8ビットのデータで構成される。この
階調データの値によって、表示データ信号S51 〜S5
n に、正極性または負極性の階調電位が割当てられる。
例えば、階調データの“00000000”には、図3
のように、共通電極6の電位Vcomに対して+V1ま
たは−V1の階調電位が割当てられ、階調データの“0
0000001”には+V2または−V2の階調電位が
割当てられる。以下、同様に割当てられ、階調データの
“11111111”には、+V256または−V25
6の階調電位が割当てられる。同一のフレームの奇数番
目のドットに対応する液晶表示素子2に対して正極性の
階調電位を割当てた場合には、偶数番目のドットに対応
する液晶表示素子2に対して負極性の階調電位を割当て
る。また、フレームが変わったときには、それまでのフ
レームで割当ていた階調電位の極性を反転させる。
【0011】各正極性の階調電位+V1,+V2,…
と、負極性の階調電位−V1,−V2,…とは、図4の
ように、白〜黒間の輝度の差を等分するようになってい
る。階調電位+V1〜+V256と負極性の階調電位−
V1〜−V256を伝搬するバスラインの数は、1Y電
極線当たり合計512ラインとなる。このように、各階
調電位を伝達するバスラインが増加すると、チップサイ
ズが増加する。図5は、図3のドット反転駆動方法を採
用したときのチップの大きさの説明図である。図2中の
階調駆動回路5の1Y電極線当たりの構成は、図5のよ
うに、入力パッドと、シフトレジスタ、データDx0〜
Dx7を格納するラッチ、レベルシフタ、D/Aコンバ
ータ、出力回路、及び出力パッドで構成され、これら
が、Y電極線に向かって順に並ぶ。そして、512ライ
ンのバスラインが、D/Aコンバータを横切るように配
置される。よって、図3及び図4のドット反転駆動方法
を採用することにより、バスライン数の増加に伴い、D
/Aコンバータの占める面積の割合が42%にも達し、
全体の長さLが長くなる。即ち、バスラインが増加する
ことで、チップサイズが大きくなり、低コスト化の妨げ
になっていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、マトリクス状に配列
された複数の液晶表示素子を有する液晶ディスプレイに
設けられ、各液晶表示素子に対してそれぞれ与えられた
階調データに基づき階調電位を選定し、選定した階調電
位で該各液晶表示素子をそれぞれ階調駆動する液晶ディ
スプレイの階調駆動回路(以下、単に階調駆動回路とい
う)において、次のような階調電圧設定手段、階調電位
ブロック選択手段およびバス選択手段を設けている。前
記階調電圧設定手段は、複数の階調電位を生成するもの
である。階調電位ブロック選択手段は、その複数の階調
電位を所定数の階調電位からなるブロックに分割し、所
定数のバスラインにブロックを選択して時分割で順に与
える手段である。バス選択手段は、その所定数のバスラ
インから、階調データに基づいた階調電位を伝達するバ
スラインを選択し、選択したバスライン上の階調電位を
各液晶表示素子に与える構成になっている。
【0013】第2の発明では、第1の発明における階調
電圧設定手段及び階調電位ブロック選択手段を、次のよ
うに構成している。その階調電圧設定手段は、分圧抵抗
を有し、与えられた基準電圧を分圧して2 a (aは、2
以上の整数)個の前記階調電位を生成する構成にしてい
る。また、階調電位ブロック選択手段は、2a 個の階調
電位をb(bは、2以上の整数)個の階調電位からなる
ブロックに分割し、2a /b本のバスラインに時分割し
て該ブロックを順に与える構成にしている。第3及び第
4の発明は、第1または第2の発明における前記バス選
択手段が選択した階調電位を保持し、この保持した階調
電位で液晶表示素子を駆動するサンプルホールド手段を
設けている。
【0014】第5の発明では、第1〜第4の発明の階調
駆動回路において、階調電圧設定手段は、正極性及び負
極性の前記階調電位を生成し、バス選択手段は、その正
極性及び負極性の階調電位を交互に選択する構成にして
いる。第1〜第5の発明によれば、以上のように階調駆
動回路を構成したので、階調電圧設定手段により、液晶
表示素子に印加するための複数の階調電位が生成され
る。階調電位ブロック選択手段により、その複数の階調
電位が所定数の階調電位からなるブロックに分割され、
所定数のバスラインにブロックを選択して時分割で順に
与られる。そして、バス選択手段により、所定数のバス
ラインが階調データに基づいて選択され、選択したバス
ライン上の階調電位が各液晶表示素子に与えられる。従
って、前記課題を解決できるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】図6は、本発明の実施形態を示す
階調駆動回路の全体の構成図である。この階調駆動回路
は、アクティブマトリクス型液晶ディスプレイに設けら
れ、ドット駆動方法により、従来の図2のような、マト
リクス状に配列されたアクティブ素子1を介して各液晶
表示素子2を階調駆動するものであり、シフトレジスタ
回路10を備えている。シフトレジスタ回路10は、そ
れぞれ例えば8ビットからなるR(赤),G(緑),B
(青)の階調データD10〜D17,D20〜D27,
D30〜37を入力すると共に、水平同期信号であるス
タート信号EUとデータシフトクロックCPとを入力す
るようになっている。
【0016】シフトレジスタ回路10の出力側には、ロ
ード信号LOADを入力し、該ロード信号LOADのタイミング
により、シフトレジスタ回路10から出力されるデータ
をラッチするラッチ部20が接続されている。ラッチ部
20の出力側には、比較・デコード部30が接続され、
該比較・デコード部30の出力側に、D/Aコンバータ
回路部50が接続されている。比較・デコード部30に
は、ロード信号LOADとクロックCLKが入力され、D/
Aコンバータ回路部50には、後述する極性選択信号S
ELと外部から入力されるガンマ補正電圧Vref0〜
Vref9とが、入力されるようになっている。D/A
コンバータ部50の出力側には、サンプルホールド回路
60が接続され、該サンプルホールド回路60の出力側
に、出力回路70が接続されている。サンプルホールド
回路60には、極性選択信号SELが入力され、出力回
路70の出力端子Oy1 ,Oy2 ,…,Oyn から、Y
電極線Y1 ,Y2 ,…,Yn に対して階調電位に設定さ
れた表示データ信号が出力されるようになっている。
【0017】図1は、本発明の実施形態を示す階調駆動
回路の要部の構成図であり、図6中のD/Aコンバータ
回路部50、サンプルホールド回路60及び出力回路7
0の要素が示されている。図7は、図6中の1Y電極線
当たりのシフトレジスタ回路10、ラッチ部20及び比
較・デコード部30を示す構成図であり、図8は、図7
中の16進カウンタ31及び比較回路32を示す構成図
である。図9は、図1中の正極性階調電圧設定部53及
び階調電圧ブロック選択部55を示す回路図であり、図
10は、図1中の正極性階調電圧設定部54及び階調電
圧ブロック選択部56を示す回路図である。図11は、
図9中の階調電圧ブロック選択部55の出力側のバスラ
インを示す回路図であり、図12は、図10中の階調電
圧ブロック選択部56の出力側のバスラインを示す回路
図である。これらの図1及び図7〜図12を用い、図6
の階調駆動回路の詳細を1Y電極線単位で説明する。
【0018】シフトレジスタ回路10は、図7のよう
に、Y電極線YN (N=1,2,…,n)毎に設けら
れ、シフトクロックSRを発生するシフト回路11と、
該シフトクロックSRに同期し、信号D10〜D17,
D20〜D27,D30〜37に対応する8ビットの階
調データDx0〜Dx7を取込む8段のレジスタ(S
B)12−0〜12−7とを有している。各シフト回路
11は、隣接するY電極線に対応して設けられたシフト
回路11と接続され、データシフトクロックCPに同期
したシフト動作を行い、スタート信号EUを転送する構
成になっている。ラッチ部20は、各レジスタ12−0
〜12−7の出力側にそれぞれ接続され、ビット単位の
データをラッチする8個のビットラッチ回路21−0〜
21−7で構成されている。
【0019】比較・デコード部30は、クロックCLK
をカウントアップする16進カウンタ31と、ラッチ部
20のビットラッチ回路21−0〜21−7がそれぞれ
出力する出力信号S21−0〜S21−7のうちの上位
4ビットを入力し、該カウンタ31の出力値とその4ビ
ットのデータ値とを比較し、一致している場合に一致信
号AGRを出力する比較回路32と、階調電圧ブロック
デコード回路33と、階調バスラインデコード回路34
とを有している。これらのうち、16進カウンタ31及
び階調電圧ブロックデコード回路33は、複数の電極線
1 〜Yn に対して共通に1組設けられたものである。
比較回路32及び階調バスラインデコード回路34は、
Y電極線YN 毎に設けられたものである。
【0020】図8のように、16進カウンタ31のクロ
ック端子には、クロックCLKが入力され、該カウンタ
31のリセット端子RSTにロード信号LOADが入力され
るようになっている。比較回路32は、パラレルの4個
の排他的論理和回路(EXOR)32a〜32dと、パ
ラレルな2個の2入力ANDゲート(AND)32e,
32fと、該ANDゲート32e,32fの出力側に接
続されたANDゲート32gとを有している。16進カ
ウンタ31が出力する4ビット幅のカウント値C1〜C
4のうち、最上位ビット(MSB)のC4のカウント値
は、最上位のビットラッチ回路21−7の出力信号S2
1−7と共に、排他的論理和回路32aの入力端子に入
力される接続になっている。
【0021】16進カウンタ31の出力する4ビット幅
のカウント値C1〜C4のうちのC3のカウント値は、
ビットラッチ回路21−6の出力信号S21−6と共に
排他的論理和回路32bの入力端子に入力される接続に
なっている。16進カウンタ31の出力する4ビット幅
のカウント値C1〜C4のうちのC2のカウント値は、
ビットラッチ回路21−5の出力信号S21−5と共に
排他的論理和回路32cの入力端子に入力される接続に
なっている。16進カウンタ31の出力する4ビット幅
のカウント値C1〜C4のうちの最下位(LSB)のカ
ウント値C1は、ビットラッチ回路21−4の出力信号
S21−4と共に排他的論理和回路32dの入力端子に
入力される接続になっている。各排他的論理和回路32
a,32bの出力信号が反転されてANDゲート32e
の入力端子に入力される構成になっている。各排他的論
理和回路32c,32dの出力信号が反転されてAND
ゲート32fの入力端子に入力される構成になってい
る。
【0022】階調電圧ブロックデコード回路33は、図
7のように、例えば16本の負極性階調電圧ブロックデ
コード信号BDEC1〜BDEC16と、16本の正極
性階調電圧ブロックデコード信号BDEC/1〜BDE
C/16とを発生するものであり、16進カウンタ31
の出力する4ビット幅のカウント値C1〜C4が入力さ
れる接続になっている。階調バスラインデコード回路3
4は、例えば16本の負階調バスラインデコード信号L
DEC1〜LDEC16と、16本の正階調バスライン
デコード信号LDEC/1〜LDEC/16とを発生す
るものであり、下位側の各ビットラッチ回路21−0〜
21−3の出力信号S21−0〜S21−3が入力され
る構成になっている。
【0023】D/Aコンバータ回路部50へは、図1の
ように、IC外部より、正極性側の5段階の基準電圧5
1である正極性ガンマ補正電圧Vref0〜Vref4
と、負極性側の5段階の基準電圧52である負極性ガン
マ補正電圧Vref5〜Vref9とが入力される。正
極性ガンマ補正電圧Vref0〜Vref4は、階調電
圧設定手段である正極性階調電圧設定部53に入力さ
れ、負極性ガンマ補正電圧Vref5〜Vref9が、
負極性階調電圧設定部54に入力される接続になってい
る。正極性階調電圧設定部53及び負極性階調電圧設定
部54の出力側に、階調電圧ブロック選択手段である2
個の階調電圧ブロック選択部55,56が接続されてい
る。これらの正極性階調電圧設定部53、負極性階調電
圧設定部54及び階調電圧ブロック選択部55,56
は、Y電極線YN 単位ではなく、複数のY電極線Y1
n に対して1組に設けられている。
【0024】階調電圧ブロック選択回路55,56の出
力側に、Y電極線YN 毎に設けられたバス選択手段であ
る階調電圧選択部57が接続されている。階調電圧選択
部57は、階調電圧ブロック選択部55に接続された1
6個のスイッチで構成されたスイッチ群57aと、階調
電圧ブロック選択部56に接続された16個のスイッチ
で構成されたスイッチ群57bと、該スイッチ群57a
の出力側に接続されたスイッチ57cと、該スイッチ群
57bの出力側に接続されたスイッチ57dと、これら
のスイッチ57c,57dの出力側に接続されたスイッ
チ57eとを有している。サンプルホールド回路60は
Y電極線YN 毎に独立した構成をとり、D/Aコンバー
タ回路部50の各スイッチ57eに接続された2個の並
列のスイッチ61,62をそれぞれ有している。スイッ
チ61の出力側は、コンデンサ63の一方の電極に接続
されると共に、スイッチ64に接続されている。スイッ
チ62の出力側は、コンデンサ65の一方の電極に接続
されると共に、スイッチ66に接続されている。コンデ
ンサ63,65の他方の電極は、共通の端子67に接続
されている。この端子67は、例えば液晶ディスプレイ
パネルの共通電極6と同程度の電圧源に接続されてい
る。
【0025】出力回路70は、Y電極線YN 毎に独立し
た構成をとり、演算増幅器71をそれぞれ備えている。
演算増幅器71の正相入力端子(+)は、サンプルホー
ルド回路60のスイッチ64,66の出力端子に接続さ
れている。演算増幅器71の出力端子が、階調駆動回路
の出力端子OyN に接続されると共に、該演算増幅器7
1の反転入力端子(−)に接続されている。正極性階調
電圧設定部53は、各補正電圧Vref0〜Vref4
間を分圧し、256(=28 )個の階調電位+V1〜+
V256を生成するものであり、図9のように、255
個の抵抗531 〜53255 を備えている。階調電圧ブロ
ック選択部55は、正極性階調電圧設定部53からの階
調電位+V1〜+V256を電位の高い方からそれぞれ
16個の階調電位+V1〜+V16,+V17〜+V3
2,…,+V241〜+V256からなる階調電圧ブロ
ックBL1〜BL16に分け、各電圧ブロックごとに1
6個のパラレルなスイッチからなる選択手段551 〜5
16をそれぞれ設けている。選択手段551 のスイッチ
は、階調電圧ブロックデコード信号BDEC/1に基づ
いて連動してオン、オフする機能を有している。同様
に、選択手段552 〜5516のスイッチは、階調電圧ブ
ロックデコード信号BDEC/2〜BDEC/16に基
づいて連動してオン、オフする機能を有している。
【0026】負極性階調電圧設定部54は、各補正電圧
Vref5〜Vref9間を分圧し、256個の階調電
位−V1〜−V256を生成するものであり、図10の
ように、255個の抵抗541 〜54255 を備えてい
る。階調電圧ブロック選択部56は、負極性階調電圧設
定部54からの階調電位−V1〜−V256を電位の低
い方からそれぞれ16の階調電位−V1〜−V16,−
V17〜−V32,…,−V241〜−V256からな
る階調電圧ブロックBL17〜BL32に分け、該各電
圧ブロックBL17〜BL32ごとに16個のパラレル
なスイッチからなる選択手段5617〜5632をそれぞれ
設けている。選択手段5617のスイッチは、階調電圧ブ
ロックデコード信号BDEC1に基づいて連動してオ
ン、オフする機能を有している。同様に、選択手段56
18〜5632の各スイッチ群は、階調電圧ブロックデコー
ド信号BDEC2〜BDEC16に基づいてそれぞれ連
動してオン、オフする機能を有している。
【0027】階調電圧ブロック選択部55の出力側に設
けられ、階調電位+V1〜+V256を伝達する256
本の出力ラインは、図11のように、Y電極線YN 毎の
階調電圧選択部57に階調電圧+V1〜+V256を伝
達する16本のバスラインL1〜L16のいずれかに接
続されている。各階調電圧ブロックBL1〜BL16の
先頭の、電位+V1,+V17,+V33,+V49,
…,+V241に対応する16本の出力ラインは、バス
ラインL1に共通に接続されている。各階調電圧ブロッ
クBL1〜BL16の2番目の電位+V2,+V18,
+V34,+V50,…,+V242に対応する16本
の出力ラインは、バスラインL2に共通に接続されてい
る。以下同様に、16本の出力ラインが、各バスライン
L3〜L16にそれぞれ共通に接続されている。
【0028】階調電圧ブロック選択部56の出力側の階
調電位−V1〜−V256を出力する256本の出力ラ
インは、図12のように、Y電極線単位の階調電圧選択
部57に階調電位−V1〜−V256を伝達する16本
のバスラインL17〜L32のいずれかに接続されてい
る。各階調電圧ブロックBL17〜BL32の先頭の電
位−V1,−V17,−V33,−V49,…,−V2
41に対応する16本の出力ラインは、バスラインL1
7に共通に接続されている。各階調電圧ブロックBL1
7〜BL32の2番目の電位−V2,−V18,−V3
4,−V50,…,−V242に対応する16本の出力
ラインは、バスラインL18に共通に接続されている。
以下同様に、16本の出力ラインが、各バスラインL1
9〜L32にそれぞれ共通に接続されている。
【0029】図13及び図14は、図6の階調駆動回路
の動作(その1,2)を示すタイムチャートである。こ
れらの図13及び図14と、以下の図15〜図17を参
照しつつ、階調駆動回路の動作を説明する。シフトレジ
スタ回路10には、液晶ディスプレイでの水平同期信号
であるスタート信号EUのパルスと、シフトクロックC
Pとが入力され、該シフトレジスタ回路10内の各シフ
ト回路11が、このスタート信号EUをシフトクロック
CPに同期してシフトし、順にシフトクロックSRを出
力する。ここで、水平同期信号の周波数は、液晶ディス
プレイの解像度と垂直周波数に依存するものであり、例
えば(1024画素×768ライン)のディスプレイで
は、垂直周波数が65Hzで水平走査時間が、20.7
μsの動作が主流である。この場合、水平同期信号であ
りスタート信号EUの周期は、図7のように、20.7
μsとなる。この20.7μsの期間は、1水平走査期
間になり、この期間中に例えばm番目のラインの102
4個の各画素に対応する8ビットの階調データDx0〜
Dx7が、約50〜60MHz(20.7/1048)
の速度で転送され、Y電極線Y1〜Yn に対応する各レ
ジスタ12−0〜12−7に、シフトクロックSRのタ
イミングで順次格納される。m番目のライン以降のm+
1番目、m+番目、…の階調データも、水平走査期間の
20.7μsごとに同様に転送され、同様に格納され
る。
【0030】1ライン分の階調データDx0〜Dx7が
Y電極線Y1 〜Yn に対応する各レジスタ12−0〜1
2−7に格納された後、スタート信号EUと同一の周期
のロード信号LOADが与えられ、それまでにレジスタ12
−0〜12−7に格納された階調データDx0〜Dx7
が、ラッチ部20の各Y電極線YN 毎のビットラッチ回
路21−0〜21−7に同時に保持される。各ビットラ
ッチ回路21−0〜21−7の出力信号S21−0〜S
21−7のうち、上位側の4ビットの出力信号S21−
4〜S21−7は、比較回路32に入力され、下位側の
出力信号S21−0〜S21−3は階調バスラインデコ
ード回路34に入力される。16進カウンタ31は、1
水平走査期間の先頭でロード信号LOADのタイミングで、
カウント値C1〜C4を初期化(すべて“L”に設定)
し、その後のクロックCLKをカウントアップする。
【0031】図15は、図7中の階調バスラインデコー
ド回路34の選択論理を示す図である。各Y電極線YN
毎の階調バスラインデコード回路34は、信号S21−
0〜S21−3に基づき、正極側のバスラインL1〜L
16を選択するための正階調バスラインデコード信号L
DEC/1〜LDEC/16と、負極側のバスラインL
17〜L32を選択するための負階調バスラインデコー
ド信号LDEC1〜LDEC16とを生成し、D/Aコ
ンバータ回路部50に供給する。例えば図15のよう
に、階調データの下位Dx0〜Dx3に対応する信号S
21−0〜S21−3が“LLLL”の場合には、バス
ラインL1,L17を選択するために、デコード信号L
DEC/1,LDEC1をそれぞれ活性化し、信号S2
1−0〜S21−3が“LLLH”の場合には、バスラ
インL2,L18を選択するために、デコード信号LD
EC/2,LDEC2をそれぞれ活性化する。なお、デ
コード信号LDEC1〜LDEC16は、デコード信号
LDEC/1〜LDEC/16を反転した信号である。
【0032】一方、各Y電極線YN 毎の比較回路32で
は、階調データの上位4ビットに相当する各信号S21
−4〜S21−7と各カウント値C1〜C4とが、排他
的論理和回路32d〜32aに入力されて比較され、両
者が同値のときには、該排他的論理和回路32d〜32
aの出力値がそれぞれ“L”になる。排他的論理和回路
32d〜32aの出力値は、反転されてANDゲート3
2e,32fに入力され、該ANDゲート32e,32
fの出力値が、ANDゲート32gに入力されて論理積
が求められる。つまり、出力信号S21−4〜S21−
7と、16進カウンタ31の出力するカウント値C1〜
C4とがビット間で比較され、すべてのビットが一致し
たときには、比較回路32が“H”の一致信号AGRを
D/Aコンバータ回路部50に送出する。よって、各Y
電極線YN に対応する比較回路32からは、1水平走査
期間に1回、周期20.7μsを16分割した1.2μ
s程度の期間に、“H”の一致信号AGRが出力され
る。
【0033】図16は、図7中の階調電圧ブロックデコ
ード回路33の選択論理を示す図である。16進カウン
タ31が出力するカウント値C1〜C4は、階調電圧ブ
ロックデコード回路33にも入力される。階調電圧ブロ
ックデコード回路33は、カウント値C1〜C4に基づ
き、正極側の階調電圧ブロックBL1〜BL16を選択
するために、正階調電圧ブロックデコード信号BDEC
/1〜BDEC/16を選択的に活性化すると共に、負
極側の階調電圧ブロックBL17〜BL32を選択する
ために負階調電圧ブロックデコード信号BDEC1〜B
DEC16を選択的に活性化し、D/Aコンバータ回路
部50の階調電圧ブロック選択部55或いは56に出力
する。例えば、図16のように、カウント値C1〜C4
が“LLLL”の場合には、正極側の階調電圧ブロック
BL1及び負極側の電圧ブロックBL17を選択するた
めに、デコード信号BDEC1及びBDEC/1を活性
化する。カウント値C1〜C4はクロックCLKが与え
られる毎に増加するので、図13のように、1水平走査
期間に、デコード信号BDEC1,BDEC/1、デコ
ード信号BDEC2,BDEC/2、…、及びデコード
信号BDEC16,BDEC/16が、順に活性化され
る。なお、負階調電圧ブロックデコード信号BDEC1
〜BDEC16は、正階調電圧ブロックデコード信号B
DEC/1〜BDEC/16を反転した信号である。ま
た、正階調電圧ブロックデコード信号BDEC/1〜B
DEC/16及び負階調電圧ブロックデコード信号BD
EC1〜BDEC16を活性化してブロックを選択する
期間TWは、クロックCLKの1周期に相当し、その期
間TWは、1水平走査時間の20.7μsを16分割し
た1.2μs程度になる。
【0034】階調電圧ブロック選択部55,56には、
正極性階調電圧設定部53或いは負極性階調電圧設定部
54から256個の階調電位も入力される。ここで、正
極性階調電圧設定部53及び負極性階調電圧設定部54
の動作を説明する。図17は、ガンマ補正電圧Vref
0〜Vref9と階調データの関係を示す特性図であ
る。基準電圧であるガンマ補正電圧Vref0〜Vre
f9の数は特に規定する必要がないが、例えば10の場
合、共通電極6の電位を中心に、図17のように、電圧
Vref0〜Vref4と電圧Vref5〜Vref9
とが対称になるように設定する。各ガンマ補正電圧Vr
ef0〜Vref9は、使用する液晶表示素子2の駆動
電圧対光透過特性に近似し、階調特性を向上させるため
に用いる。例えば、RGBの階調データが“00H”の
ときには、黒色を示すように、ガンマ補正電圧Vref
0,Vref5が、共通電極6の電位に対して電位差が
最大になるように設定しておく。RGBの階調データが
“FFH”のときには、白色を示すように、ガンマ補正
電圧Vref4,Vref9が、共通電極6の電位に対
して電位差が最小になるように設定しておく。
【0035】階調データDx0〜Dx7が8ビットで、
各色の階調数が256レベルの場合には、正極性階調電
圧設定部53が抵抗531 〜53255 の分圧により、正
極性側の256レベルの階調電位+V1〜+V256を
生成し、負極性階調電圧設定部54が抵抗541 〜54
255 の分圧により、負極側の256レベルの階調電位−
V1〜−V256を生成する。例えば、正極側の階調電
位+V2 は、各抵抗531 〜53255 の抵抗値をr1
255 及びΣR=r1 +r2 +r3 +…+r64とする
と、次の式で算出できる。 +V2=Vref1+(Vref0−Vref1)×Σ
R−r1 /ΣR 以下同様にして、各階調電位+V3〜+V256,−V
1〜−V256も、設定される。
【0036】階調電圧ブロック選択部55は、階調電圧
ブロックデコード信号BDEC/1〜BDEC/16に
基づいてスイッチ手段551 〜5516をオン、オフし、
正極性階調電圧設定部53が出力する階調電位+V1〜
+V256を16の階調電圧ブロックBL1〜BL16
に分割して、該階調電圧ブロックBL1〜BL16のう
ちの1つのブロックを選択してバスラインL1〜L16
に接続する。ここで、階調電圧ブロックデコード信号B
DEC/1〜BDEC/16の値は、その1.2μs毎
に変化するので、バスラインL1〜L16には、各階調
電圧ブロックBL1〜BL16の階調電位が、1水平走
査期間中に時分割して順に与えられることになる。階調
電圧ブロック選択部56も、同様に、負極性階調電圧設
定部54が出力する階調電位−V1〜−V256をブロ
ック分割し、階調電圧ブロックデコード信号BDEC/
1〜BDEC/16に基づいて16の階調電圧ブロック
BL17〜BL32のうちの1つのブロックを選択し、
バスラインL17〜L32に接続する。即ち、バスライ
ンL17〜L32には、各階調電圧ブロックBL17〜
BL32の階調電位が時分割して与えられることにな
る。
【0037】バスラインL1〜L32上の階調電位は、
各Y電極線YN 毎の階調電圧選定部57に共通に入力さ
れる。各階調電圧選定部57中のスイッチ群57aは、
Y電極線YN 毎の階調バスラインデコード回路34から
与えられた、階調データの下位Dx0〜Dx3に対応す
る正階調バスラインデコード信号LDEC/1〜LDE
C16/に基づき、バスラインL1〜L16の一本を選
択し、該選択したバスライン上の階調電位をスイッチ5
7cに与える。その階調電圧選定部57中のスイッチ群
57bは、Y電極線YN 毎の階調バスラインデコード回
路34から与えられた、階調データの下位Dx0〜Dx
3に対応する負階調バスラインデコード信号LDEC1
〜LDEC16に基づき、バスラインL17〜L32の
一本を選択し、該選択したバスライン上の階調電位をス
イッチ57dに与える。
【0038】各スイッチ57c,57dは、図13のよ
うに、水平走査期間毎に極性が反転する極性選択信号S
ELに基づき相補的にオン、オフし、与えられた正極性
側の階調電位または負極性側の階調電位をスイッチ57
eに出力する。スイッチ57eは、一致信号AGRが
“H”の期間TWにオンする。一致信号AGRが“H”
の期間は、階調データの上位Dx4〜Dx7で指定され
た期間であり、一致信号AGRが“H”の期間TWに
は、各スイッチ57c,57dには、各画素毎の階調デ
ータDx0〜Dx7に対応する正極性側の階調電位、及
び負極性側の階調電位が与えられることになる。各画素
に対応する正極性側の階調電位または負極性側の階調電
位がスイッチ57c,57dのうちのオンした側とスイ
ッチ57eとを介してサンプルホールド回路60に出力
される。
【0039】スイッチ57eがオンしている期間に、Y
電極線YN 毎のサンプルホールド回路60中のスイッチ
61またはスイッチ62の一方が、極性選択信号SEL
に基づき選択的にオンに設定され、コンデンサ63また
は65に階調電位が充電される。コンデンサ63に充電
を行っている期間には、該コンデンサ63の出力側のス
イッチ64がオフされ、コンデンサ65の出力側のスイ
ッチ66がオンに設定される。コンデンサ65に充電を
行っている期間には、該コンデンサ65の出力側のスイ
ッチ66がオフされ、コンデンサ63の出力側のスイッ
チ64がオンに設定される。例えば、図13のように、
D/Aコンバータ50でm番目のラインの画素に対応す
る階調電位を選択している期間であって極性選択信号S
ELが“H”のときにはスイッチ61がオンし、コンデ
ンサ63が充電される。D/Aコンバータ50で(m+
1)番目のラインの画素に対応する階調電位を選択して
いる期間であって極性選択信号SELが“L”のときに
は、スイッチ62がオンし、コンデンサ65が充電され
る。
【0040】コンデンサ63または65への充電時間
は、階調電圧ブロック選択部55,56のスイッチ55
1 〜5516,561 〜5616のオン抵抗R1、スイッチ
群57a,57bのオン抵抗R2、スイッチ57c,5
7dのオン抵抗R3及びスイッチ61,62のオン抵抗
R4の合成抵抗(R1+R2+R3+R4)と、該コン
デンサ63,65の容量値Cとで求まる時定数τ(=C
×(R1+R2+R3+R4))に依存する。例えば、
C=4pF及びR1+R2+R3+R4=25kΩとす
ると、時定数τは100nsになる。そこでスイッチ5
7eのオン時間を約1000ns(1.2μs以内)に
した場合に、階調ステップ電位Vsにおけるt時間後の
充電電位V(t)を求めると、 V(t)=Vs(1−exp(−t/τ)) =Vs(1−exp(−1000/100)) =Vs×0.99995 となる。よって、約10τの充電時間で、階調ステップ
電位Vsの99.995%の充電が可能である。
【0041】スイッチ61,62は、極性選択信号SE
Lの極性によって相補的にオン、オフすると共に1水平
走査期間毎に交互にオン、オフするので、コンデンサ6
3及び65には、正極性側の階調電位と負極性側の階調
電位とが交互に充電される。充電が完了したコンデンサ
63または65から、次の水平走査期間にスイッチ6
4,66を介して階調電位が、出力回路70の演算増幅
器71へ入力され、該演算増幅器71が、選択された階
調電圧をY電極線YN に出力して液晶表示素子2を駆動
する。例えば、コンデンサ65に充電を行っている期間
には、コンデンサ65の出力側のスイッチ66がオフさ
れ、コンデンサ63の出力側のスイッチ64がオンに設
定される。そのため、それまでコンデンサ63に充電さ
れた階調電位が、出力回路70のY電極線YN 毎の演算
増幅器71へ入力され、該演算増幅器71が、選択され
た階調電圧をY電極線YN に安定化させて出力し、各Y
電極線YN に接続された液晶表示素子2を駆動する。こ
のようにして1ライン分の液晶表示素子2が階調駆動さ
れる。
【0042】ここで、極性反転信号SELとドット反転
駆動方法との関係を説明する。図14中のフレーム信号
FRMは、図示しない液晶ディスプレイの制御部等で生
成された信号であり、“H”の期間と“L”の期間が交
互に繰り返す信号である。この各“H”の期間及び
“L”の期間は、それぞれ約16.6ms(垂直周波数
の60Hzに相当)であり、これらの期間に、液晶ディ
スプレイの1画面が駆動される。一方、交流化信号AL
Tは、ドット駆動を行うためにフレーム信号FRMの
“H”の期間と“L”の期間とに、さらに細かく、
“H”と“L”とを繰り返す信号である。極性選択信号
SELは、フレーム信号FRMと交流化信号ALTとの
排他的論理和をとって生成された信号である。この極性
選択信号SELを隣接するY電極線YN ,YN+1の階調
電圧選定部57及びサンプルホールド回路60へ逆相に
反転させて入力することにより、例えば偶数番号のY電
極線Y N に接続された液晶表示素子2と、隣接する奇数
番号のY電極線YN+1に接続された液晶表示素子2と
を、極性を反転した階調電位で駆動することができる。
フレーム信号FRMが、フレームごとにレベル反転し、
フレームごとに極性選択信号SELが逆極性になるの
で、フレームごとに各液晶表示素子2の階調電位が極性
反転する。よって、従来のドット反転駆動方法で液晶表
示素子2が駆動される。
【0043】以上のように、本実施形態の階調駆動回路
では、図1及び図7で示したような、シフトレジスタ回
路10、ラッチ部20、比較・デコード部30、D/A
コンバータ回路部50、サンプルホールド回路60、及
び出力回路70を備えているので、次の(1)〜(5)
のような利点がある。 (1) 図18は、図6の階調駆動回路のチップサイズ
の説明図である。図6の階調駆動回路を同一チップに集
積して形成すると、1Y電極線ごとに、入力パッド部、
図7のシフトレジスタ回路部10のシフト回路11、ラ
ッチ部20の各ビットラッチ回路21−1〜21−7、
比較・デコード部30、図示しない適宜設けられたレベ
ルシフタ、D/Aコンバータ回路部50の電圧選択部5
7、サンプルホールド回路60、出力回路70及び出力
パッド部が、チップの短辺方向に従来と同様に並ぶ。
【0044】ところが、図6の階調駆動回路では、正極
性階調電圧設定部53及び負極性階調電圧設定部54で
分圧した512個の階調電位+V1〜+V256,−V
1〜−V256を、階調電圧ブロック選択部55,56
で電圧ブロックBL1〜BL32に分割し、これをバス
ラインL1〜L32に時分割で供給するようにしたの
で、D/Aコンバータ回路部50の各Y電極線毎YN
階調電圧選択部57に階調電位を伝達するバスラインL
1〜L32の本数が、従来の512本から1/16の3
2本に減じられる。そのため、1Y電極線当りでのD/
Aコンバータ回路部50のチップ占有面積が4%にな
り、従来の約1/10になる。これに伴い、1Y電極線
当りでの階調駆動回路のチップ占有面積も25%に減じ
られ、短辺方向の長さが、従来の長さLの75%にな
る。よって、チップサイズが減じられて低コストの階調
駆動回路が実現できる。
【0045】(2) 階調電圧設定部53,54が、2
56個ずつの階調電位+V1〜+V256,−V1〜−
V256を生成し、階調電圧ブロック選択部55,56
が16個のブロックに時分割に分割して出力する構成に
したので、該階調電位により、8ビットのディジタルの
階調データDx0〜Dx7に対応した適切な表示を行う
ことができる。 (3) サンプルホールド回路60を設け、内蔵するコ
ンデンサ63,65に各画素に対応する階調電位を充電
して保持し、該保持された階調電位で液晶表示素子2を
駆動するので、ライン駆動が可能となり、表示品質が安
定化する。
【0046】(4) コンデンサ63,65を交互に充
電し、交互に出力回路70に接続するようにしたので、
一方のコンデンサ63または65に保持された階調電位
で液晶表示素子2を駆動している期間に、他方のコンデ
ンサ65または63に階調電位を充電でき、交流駆動が
可能になる。 (5) 共通電極6に対して正極性の階調電位+V1〜
+V256と負極性の階調電位−V1〜−V256を生
成し、これらブロック分割して時分割でバスラインL1
〜L32に与え、液晶表示素子2を該階調電位+V1〜
+V256または−V1〜−V256で交互に駆動する
ので、交流駆動方法のうちで表示品質の良いドット反転
駆動方法を、低コストで実現できる。
【0047】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。 (i) 上記実施形態では、共通電極6の電位を固定し
てドット駆動方法を行うようにしたが、共通電極6の電
位を変化させることで、従来のライン駆動方法と同様の
駆動も実施できる。 (ii) 極性選択信号SELの与え方を変更することに
より、1Y電極線に接続された液晶表示素子2を、例え
ば任意数連続的に正極性の階調電位で駆動するような、
駆動方法を採用することも可能である。 (iii) 上記実施形態の階調駆動回路は、アクティブ素
子1を用いない、電圧変調駆動型の液晶ディスプレイに
も適用が可能である。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、複数の階調電位を生成する階調電圧設定手段
と、複数の階調電位をブロックに分割し、所定数のバス
ラインに時分割で順に与える階調電位ブロック選択手段
と、所定数のバスラインから、階調データに基づいた階
調電位を伝達するバスラインを選択し、選択したバスラ
イン上の階調電位を各液晶表示素子に与えるバス選択手
段とを設けたので、バスライン数が減じられ、階調駆動
回路の1ドット当りの占有面積が減少し、低コストの階
調駆動回路が実現できる。第2の発明によれば、第1の
発明における階調電圧設定手段を、基準電圧を分圧して
a 個の階調電位を生成する構成とし、階調電位ブロッ
ク選択手段を、2 a /b本のバスラインに時分割して与
える構成にしたので、aビットのディジタルの階調デー
タに対応した階調表示を行う階調駆動回路が構成でき
る。
【0049】第3の発明によれば、第1及び第2の発明
の階調駆動回路に、階調電位を保持するサンプルホール
ド手段を設けたので、ライン駆動が可能になり、表示品
質が安定する。第4の発明によれば、第3の発明におけ
るサンプルホールド手段は、2個の階調電位を保持する
構成にしたので、液晶表示素子の交流駆動が可能にな
る。第5の発明によれば、第1から第4の発明の階調駆
動回路において、階調電圧設定手段が正極性及び負極性
の階調電位を生成し、バス選択手段は、該正極性及び負
極性の階調電位を交互に選択する構成にしたので、高表
示品質が可能なドット反転駆動方法を行う階調駆動回路
を、低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す階調駆動回路の要部の
構成図である。
【図2】従来のアクティブマトリクス型液晶ディスプレ
イを示す構成図である。
【図3】図2の表示データ信号S51 〜S5n の階調電
位設定を示す図である。
【図4】図3の階調電位と表示の状態の関係を示す特性
図である。
【図5】図3のドット反転駆動方法を採用したときのチ
ップの大きさの説明図である。
【図6】本発明の実施形態を示す階調駆動回路の全体の
構成図である。
【図7】図6中の1Y電極線当たりのシフトレジスタ回
路10、ラッチ部20及び比較・デコード部30を示す
構成図である。
【図8】図7中の16進カウンタ31及び比較回路32
を示す構成図である。
【図9】図1中の正極性階調電圧設定部53及び階調電
圧ブロック選択部55を示す回路図である。
【図10】図1中の正極性階調電圧設定部54及び階調
電圧ブロック選択部56を示す回路図である。
【図11】図9中の階調電圧ブロック選択部55の出力
側のバスラインを示す回路図である。
【図12】図10中の階調電圧ブロック選択部56の出
力側のバスラインを示す回路図である。
【図13】図6の階調駆動回路の動作(その1)を示す
タイムチャートである。
【図14】図6の階調駆動回路の動作(その2)を示す
タイムチャートである。
【図15】図7中の階調バスラインデコード回路34の
選択論理を示す図である。
【図16】図7中の階調電圧ブロックデコード回路33
の選択論理を示す図である。
【図17】補正電圧Vref0〜Vref9と階調デー
タの関係を示す特性図である。
【図18】図6の階調駆動回路のチップサイズの説明図
である。
【符号の説明】
10 シフトレジスタ回路 20 ラッチ部 30 比較・デコード部 31 16進カウンタ 32 比較回路 33 階調電圧ブロックデコード
回路 34 階調バスラインデコード回
路 50 D/Aコンバータ回路部 51,52 補正電圧発生回路 53 正極性階調電圧設定部 54 負極性階調電圧設定部 55,56 階調電圧ブロック選択部 57 階調電圧選択部 60 サンプルホールド回路 63,65 コンデンサ 70 出力回路 Dx0〜Dx7 階調データ Vref1〜Vref10 補正電圧 +V1〜+V256,−V1〜−V256 階調電位 BL1〜BL32 階調電圧ブロック L1〜L32 バスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NA32 NA33 NA43 NA53 NA64 NC13 NC16 NC21 NC22 NC23 NC25 NC26 NC27 NC34 NC35 NC65 ND06 ND17 ND34 ND42 ND49 NH15 5C006 AF83 BB16 BC12 BF11 BF14 BF22 BF24 BF26 BF43 EB05 FA41 FA51 FA56

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数の液晶表
    示素子を有する液晶ディスプレイに設けられ、該各液晶
    表示素子に対してそれぞれ与えられた階調データに基づ
    き階調電位を選定し、該選定した階調電位で該各液晶表
    示素子をそれぞれ階調駆動する液晶ディスプレイの階調
    駆動回路において、 複数の前記階調電位を生成する階調電圧設定手段と、 前記複数の階調電位を所定数の階調電位からなるブロッ
    クに分割し、所定数のバスラインに該ブロックを選択し
    て時分割で順に与える階調電位ブロック選択手段と、 前記所定数のバスラインから、前記階調データに基づい
    た前記階調電位を伝達するバスラインを選択し、該選択
    したバスライン上の前記階調電位を前記各液晶表示素子
    に与えるバス選択手段とを、備えたことを特徴とする液
    晶ディスプレイの階調駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記階調電圧設定手段は、分圧抵抗を有
    し、与えられた基準電圧を分圧して2a (aは、2以上
    の整数)個の前記階調電位を生成する構成とし、 前記階調電位ブロック選択手段は、前記2a 個の階調電
    位をb(bは、2以上の整数)個の階調電位からなるブ
    ロックに分割し、2a /b本の前記バスラインに時分割
    して該ブロックを順に与える構成にしたことを特徴とす
    る請求項1記載の液晶ディスプレイの階調駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記バス選択手段が選択した前記階調電
    位を保持し、該保持した階調電位で前記液晶表示素子を
    駆動するサンプルホールド手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の液晶ディスプレイの階調駆動
    回路。
  4. 【請求項4】 前記サンプルホールド手段は、前記バス
    選択手段から前後して与えられた2個の前記階調電位を
    保持し、該保持した階調電位を交互に前記液晶表示素子
    に与える構成にしたことを特徴とする請求項3記載の液
    晶ディスプレイの階調駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記階調電圧設定手段は、正極性及び負
    極性の前記階調電位を生成し、前記バス選択手段は、前
    記正極性及び負極性の階調電位を交互に選択する構成に
    したことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
    液晶ディスプレイの階調駆動回路。
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