JP3481773B2 - 現像ユニットの廃棄処理方法 - Google Patents

現像ユニットの廃棄処理方法

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式アナロ
グ/デジタル複写機、ファクシミリ、レーザプリンタ等
の画像形成装置に装着された2成分現像剤用現像ユニッ
トの廃棄処理方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、環境保護、省資源が叫ばれ、環境
問題に対する取組みが益々重要な課題となっており、例
えば、オフィスで使用される各種OA機器に関しても、
例外なくその対応が求められている。OA機器の代表で
ある複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置
は機械寿命等によりその使命を終えると粗大ゴミとなる
ので、その廃棄処理に際して、粗大ゴミ処理施設で破
砕、選別、資源化などが行われ、残った廃プラスチック
等は埋立て処理される。即ち、オフィスから回収された
複写機等のOA機器は、再利用可能なモータ等を取り外
した上で、図6に示すように、大型のシュレッダーにか
けられ、細かく破砕され、分別機に運ばれる。そこで電
磁力等を用いて、鉄、アルミニウム、銅等の金属材料を
分別収集してリサイクルする。 【0003】このような画像形成装置のリサイクル処理
の際に、装置内に相当量残ったトナー等の微粉の処理が
問題になってきた。トナーは、通常、無害な成分よりな
っているが、5〜20μm程度の微粉であるため、装置
機械をシュレッダーにかけて破砕する際にトナーがシュ
レッダー内に舞い上がり、シュレッダー内にこもってし
まう。シュレッダーは金属材料等を細かく粉砕するため
のハンマーを備えており、高速回転するハンマーにより
火花が発生すると、その火花がシュレッダーの内部にこ
もったトナーに引火して粉塵爆発を引き起こすことがあ
る(図7)。特に高品質のコピー画像を得るのに適する
として最近多用されている所謂2成分現像剤、即ち、帯
電キャリア粒子と当該キャリア粒子に摩擦帯電的に付着
する帯電トナー粒子とからなる現像剤を用いる画像形成
装置については、金属(通常は軟鉄)製キャリア粒子を
ハンマーで叩くことになるので、その可能性が高い。 【0004】また複写機等の廃棄処理にあたり準拠すべ
き法律として、環境法、リサイクル法、廃棄法、PL法
(いずれも略称)と呼ばれる所謂環境4法があるが、電
子写真方式の画像形成装置については、特に1995年
4月施行の廃掃法施行令により、「トナーの入っている
部品及びユニットの破砕禁止」及び「機械本体からの取
り外し」といった具体的な規制を受けるようになった。
これは上記のような粉塵爆発を考慮しているからであ
る。 【0005】そのため、現在では、画像形成装置の廃棄
処理系統のフローチャートである図8に示されるよう
に、装置本体をシュレッダーにより破砕する前に、トナ
ーを含んだ現像ユニットやクリーニングユニットを解体
作業により装置本体から取り出し、埋立て等の廃棄処分
がなされている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃棄処
分場が全国的に不足するとともに埋立てコストも高騰
し、また、廃棄物質の複合化学反応により環境破壊や自
然への悪影響が生じるという問題がクローズアップされ
てきた。 【0007】本発明は、従来の、画像形成装置の廃棄処
理方法における上述の問題を解決し、2成分現像剤用の
現像ユニットの廃棄処理時の無害安全にして経済的な処
理方法を提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り、トナーとキャリアを収容する現像ユニットの廃棄処
理方法において、60℃〜200℃で加熱した後に上記
ユニットを破砕処理することによって、解決する。 【0009】 【実施例】本発明の詳細を、図に示された実施例に基づ
いて、説明する。図1に、本発明の廃棄処理方法を実施
するために用いられる連続加熱式の加熱装置の一例を示
す。この加熱装置は、ヒータ12、リフレクタ13、搬
送台(コンベア)14、遮蔽部材15等により構成され
る。遮蔽部材15により炉が覆われ、リフレクタ13の
下に複数のヒータ12が取り付けられている。また現像
ユニット1を搬送するための搬送台14が、炉台に設け
られている。炉を遮蔽部材15で覆うことにより、熱気
を遮断するとともに外から冷気が流入しないようにし
て、炉内に一定の環境を保つように構成されている。搬
送台14により炉内を搬送される現像ユニット1は、加
熱ヒータ12の熱照射を受ける。この加熱装置では、多
量のユニットを連続加熱することが可能である。 【0010】このような加熱装置において、加熱ヒータ
からの熱照射を現像ユニット1が受けると、図2に示さ
れるように、粒径10μm前後(5〜20μm)の球形
に近いトナー粒子tは温度が60度を超えると軟化を始
め、80度を過ぎると流動化を始める。完全流動するに
はそれ以上の温度を加える。所定の時間加熱すると、ト
ナー粒子は互いにくっつき、粒間の隙間が完全に無くな
り、一つのトナー塊Tとして密着する。流動化を完全に
達成するには100〜200℃付近までの温度が好まし
いが、150℃位の温度下では、2時間から3時間の加
熱によって現像ユニット内の全ての残存トナーが完全に
流動化する。加熱装置から出た後、冷えると、トナー本
来の粒子形状が崩れ、飴菓子のように固まったトナー塊
は非常に硬く容易には壊れない程に固化する。冷却は自
然冷却又は強制冷却どちらでも良い。2成分現像剤にお
けるトナー粒子とキャリア粒子とは、図3に示されるよ
うに、キャリアの周りにトナーが分散しているが、溶融
によりトナーは周りのトナーやキャリアとくっつき、全
体として大きな塊となる。本実施例においては、トナー
の種類や量に対応すると共に溶融化の効果を上げるため
に200℃程度に加熱する。これにより、プラスチック
のトナー粒子同士だけでなく、トナーと軟鉄製キャリア
の間でも加熱冷却後の固化が促進され、より硬くなって
粉砕処理時にも崩れが少なくなる。即ち、シュレッダー
内におけるトナー乃至現像剤の飛散を抑える効果がもた
らされる。トナーを溶融固化する前後での現像ユニット
1のイメージを図4に示す。このように現像剤が固化し
た現像ユニット1はシュレッダーによる破砕を行っても
粉塵爆発の危険性がない。 【0011】次に、上記した加熱装置及びシュレッダー
を用いた画像形成装置の処理作業について図5を用いて
説明する。回収された画像形成装置から、解体(分解)
作業により現像ユニットを取り出す。取り出した現像ユ
ニットを図1に示した加熱装置内に入れて高温熱処理を
施す。加熱溶融性のトナー粒子は溶けて軟化し、回りの
トナー粒子やキャリア粒子と一体化する。冷却されると
凝固してトナー塊Tによりキャリア粒子もつながり、大
きな固体となる。加熱処理後の現像ユニットは、ベルト
コンベア(搬送台)によりシュレッダーに投入される。
加熱処理した現像ユニットのみをまとめて破砕しても構
わないが、通常は、解体後の複写機筐体や他の金属製品
と共に破砕処理される。その場合には、現像ユニット内
の固化した現像剤(軟鉄キャリアとプラスチックトナー
の塊)は、装置動作中に帯びた自己の磁力により鉄片に
付着したままで排出されるため、現像剤が飛び散ること
も少なくなり好ましい。シュレッダにより微塵化された
現像ユニット(及び複写機本体)の小片は、分別機に送
られて、リサイクル可能な金属材料等が分別収集され、
その他のものは、埋立て処理される。 【0012】なお、加熱処理を行うためのヒータとして
は種々の方式のものを利用することができ、電気ヒータ
やガスヒータの他、各種の製造工場等で用いられている
部品の乾燥炉などを用いることもできる。あるいは、ス
チーム加熱や熱水槽環境の中での直接又は間接的な加熱
を行うことも可能である。さらに、加熱処理を行うため
の熱源として工場施設の廃熱を利用すればより経済的で
ある。そして、スチーム加熱や熱水槽環境を利用した加
熱の場合には、比較的簡単な設備や容易な制御で加熱処
理を行うことができる。なお、その加熱手段は一定温度
以上の熱雰囲気中の加熱でも反射熱又は輻射熱等の熱照
射手段でもよく、その手段は問わない。 【0013】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の廃棄処理
方法によれば、現像ユニット内に残留するトナーを60
℃〜200℃で加熱溶融後に凝固させ、しかる後にユニ
ットの破砕処理を行うので、残留トナーの飛散・浮遊を
防いで粉塵爆発を防止することができる。よって、当該
現像ユニットの破砕処理が可能となり、処分が容易で場
所もとらず、処理コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の廃棄処理方法を実施するために用いら
れる連続加熱式の加熱装置の一例を示す断面的構成図で
ある。 【図2】トナー粒子が加熱処理によりトナー塊となる様
子を示す模式図である。 【図3】2成分現像剤が溶融して一体化する様子を示す
模式図である。 【図4】現像ユニット内の現像剤が溶融固化する様子を
示す模式図である。 【図5】本発明に係る廃棄処理系統を示すフローチャー
トである。 【図6】画像形成装置を破砕処理するシュレッダーの概
略図である。 【図7】シュレッダー内でハンマーにより粉塵爆発が引
き起こされる状態を示すイメージ図である。 【図8】従来公知の廃棄処理系統を示すフローチャート
である。 【符号の説明】 1 現像ユニット 12 ヒータ 13 リフレクタ 14 搬送台(コンベア) 15 遮蔽部材 t トナー粒子 T トナー塊
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 - 5/00 B02C 13/00 - 13/31 G03G 15/08 - 15/08 507

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 トナーとキャリアを収容する現像ユニッ
    トの廃棄処理方法において、 60℃〜200℃で加熱した後に前記ユニットを破砕処
    理することを特徴とする廃棄処理方法。
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