JP3481676B2 - 浴槽湯の清浄化装置及び浴槽湯の清浄化方法 - Google Patents
浴槽湯の清浄化装置及び浴槽湯の清浄化方法Info
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Description
理方法に係り、特に浴槽内の湯を濾過等の清浄化処理を
行い絶えず清浄に保つようにするための浴槽湯の清浄化
装置及び清浄化方法に関するものである。
濾過装置で汚れを濾過し、ヒータで加熱し、さらにはオ
ゾンで殺菌して、絶えず適温で清浄な状態に保ち、24
時間いつでも入浴できるようにした、いわゆる24時間
風呂としての浴槽湯清浄化装置が開発され広く利用され
るようになった。
装置が多く利用されており、この装置では、浴槽1内の
湯2を循環ポンプ6の作用で吸湯管3から各種清浄化処
理機器をまとめて収納した装置本体4に吸い上げて清浄
化処理をし、清浄化処理の終わった湯は噴湯管9から再
び浴槽1内に噴出させるように構成している。
り除くためのスポンジを濾材とするプレフイルター10
が取り付けられており、噴湯装置4の先端には清浄化処
理の終わった湯をエジエクタ部で湯の流速を速めて形成
された負圧により吸入した空気とともにジエツト流とし
て噴出させるためのジエツトノズル11が配備されてい
る。
イト等の各種粒状濾材が充填される濾過タンク5、湯を
適温に保持する保温用のヒータ7、湯を強制循環するた
めの循環ポンプ6等が連結管で直列に連結しされて配備
され、前記吸湯管3の一端が濾過タンク5の入湯口に、
噴湯管9の一端が循環ポンプ7の吐出口にそれぞれ接続
して浴槽1内の湯2に対する直列の清浄化循環路を形成
している。
過能力を高めるため濾過装置として粒状濾材を充填した
濾過タンク5に加えて糸巻きフイルターを装填したフイ
ルタータンクも配備し、二重濾過方式とする場合もあ
る。
ノズル11には、吸気管12が接続し、さらに、この吸
気管12から空気を吸い込むため、湯の流速を速めて負
圧を形成するエジエクタ部が設けられている。
オゾン化し湯を殺菌するためのオゾン空気を形成するオ
ゾナイザ8が取り付けてある。
ンプ6の作動によりプレフイルター10で大きな汚れを
取り除かれつつ吸湯管3から吸い上げられて装置本体4
に入り、先ず濾過タンク5で濾過され、続いてヒータ7
で保温された後、噴湯管9の先端に取り付けられたジエ
ツトノズルから浴槽1に再び噴出される。
た電磁弁13が開いていると空気が吸い込まれ、ジエツ
トノズル11からは空気が混入したジエツト流が浴槽1
内に噴出されいわゆる泡風呂となり、さらにオゾナイザ
8が作動していると吸い込まれた空気がオゾン化され、
浴槽1内の湯2がオゾン殺菌される。
ような装置を用いての従来の浴槽湯の清浄化方法では、
湯中に分散したコロイド粒子状の汚れは濾過できないい
ので、このような汚れが生ずると湯が白濁してしまう欠
点があり、特に濾過装置の濾材が目詰まりしていない運
転の初期や濾材を洗浄したり交換したりした直後は白濁
が生じ易かった。
一般的な物質だけでなく、湯中に溶け込んだ石鹸、化粧
品、塗り薬といった身体への付着物、身体からの分泌
物、或いは水道水中の不溶解物といったような種々の物
質によって作られており、その大きさ及び性質は様々で
ある。
は、プレフイルターの濾材であるスポンジ、或いは濾過
タンクに充填された活性石、活性炭、ゼオライト等の粒
状濾材或いは糸巻きフイルターの濾過能力ににより濾過
でき、また粒径0.001ミクロン以下の極めて微細な
汚れや溶解している汚れは、濾過タンクに充填された粒
状濾材の吸着力やイオン交換能力等によって取り除かれ
る。
うに湯を白濁させる原因となる不溶解成分が凝集して作
った粒径0.001〜1ミクロンのコロイド粒子状の汚
れに対しては濾過能力がなかった。
を取り除けるような目の細かな精密濾材を用いると、濾
材がすぐ目詰まりしその都度装置を止めて高価な濾材を
交換をしなければならなくなり、これには手間と費用が
沢山掛かってメンテイナンスが大変であり、また湯の流
れに対して大きな抵抗が与えられので、循環する湯の量
が減り装置の清浄化の能力が落ちてしまう等の種々の問
題が生ずるので、目の粗い通常濾材しか利用できないか
らである。
は、コロイド粒子状の汚れは、装置を設置した直後や濾
材を洗浄したり交換したりして濾材が目詰まりしていな
い状態では全く濾過できず、濾材に汚れが付着してある
程度目詰まりすして濾過できるようになるまでは湯が白
濁するのを我慢するか湯を交換をしなければならなかっ
た。
を解消し、コロイド粒子状の汚れを効果的に取り除ける
ような浴槽湯の清浄化方法及び清浄化装置を提供するこ
とを目的とする。
槽内の湯を循環ポンプにより汲み上げ各種清浄化装置の
配備された循環路を強制的に循環させ湯の清浄化を行う
浴槽湯の清浄化装置において、浴槽内の湯を吸湯管から
吸い上げ主濾過装置で濾過しさらにヒータでの加熱、殺
菌装置での殺菌等の処理をして噴湯管から浴槽内に再び
噴出させる主清浄化管路から凝集沈澱タンクに所定量の
湯を溜めるように副清浄化管路に切り換えると共に所定
量の湯が溜まったら主清浄化管路に湯の流れを切り換え
る切換弁を接続し、前記凝集沈澱タンクでは、湯に凝集
沈澱剤を投下する装置により添加された凝集沈澱剤によ
り湯中の前記主濾過装置で捕捉されない汚れを凝集して
沈澱させて捕捉処理して、捕捉処理した湯を前記切換弁
を切り換えて主清浄化管路に還流するようにしたことに
より課題を解決することができた。また、本発明は、凝
集して沈澱させて捕捉する処理は凝集沈澱処理を指令す
る手段の指令により所定の時間処理するようにしたこと
により課題を解決することができた。そして、本発明
は、凝集沈澱剤は沈降性粉末の表面に凝集剤を被覆した
凝集沈澱剤であることにより課題を解決することができ
た。
により汲み上げ各種清浄化装置の配備された循環路を強
制的に循環させ、濾過装置での濾過、加熱装置での加
熱、殺菌装置による殺菌等の各種の清浄化処理を行う浴
槽湯の清浄化方法において、主清浄化管路と副清浄化管
路に接続される切換弁を切り換えて、主清浄化管路から
凝集沈澱タンクに所定量の湯を溜めるまで副清浄化管路
に切り換えるステップと、所定量の湯が溜まった凝集沈
澱タンクの湯に凝集沈澱剤を投下する装置により凝集沈
澱剤を投下するステップと、添加された凝集沈澱剤によ
り湯中の前記主濾過装置で捕捉されない汚れを凝集して
沈澱させて捕捉処理するステップと、捕捉処理した湯を
前記切換弁を切り換えて主清浄化管路に還流するステッ
プとからなることにより課題を解決することができた。
また、本発明は、浴槽内の湯を循環ポンプにより汲み上
げ各種清浄化装置の配備された循環路を強制的に循環さ
せ、濾過装置での濾過、加熱装置での加熱、殺菌装置に
よる殺菌等の各種の清浄化処理を行う浴槽湯の清浄化方
法において、指令により主清浄化管路と副清浄化管路に
接続される切換弁を切り換えて、主清浄化管路から凝集
沈澱タンクに所定量の湯を溜めるように副清浄化管路に
切り換えるステップと、所定量の湯が溜まったら切換弁
を切り換えて元の主清浄化管路に切り換えるステップ
と、所定量の湯が溜まった凝集沈澱タンクの湯に凝集沈
澱剤を投下する装置により凝集沈澱剤を投下するステッ
プと、添加された凝集沈澱剤により湯中の前記主濾過装
置で捕捉されない汚れを凝集して沈澱させて捕捉処理す
るステップと、捕捉処理した湯を前記切換弁を切り換え
て主清浄化管路に還流するステップとからなることによ
り課題を解決することができた。
沈澱タンクが主清浄化管路から切換弁を介して分岐独立
した副清浄化管路に配備されているので、主清浄化管路
の湯の処理速度にはかかわりなく、湯の汚れ具合に応じ
て必要な時間を掛けて十分な凝集沈澱処理ができる。
のの、これを繰り返すことによりやがて湯中の白濁の原
因となっていたコロイド質の汚れを全て取り除ける。
ば、凝集沈澱処理の終わった湯中に分散する凝集沈澱粒
子を取り除いた湯を主清浄化管路に戻すことができ、主
濾過装置の濾材を凝集沈澱粒子によって目詰まりさせな
いので、凝集沈澱処理を行っても装置のメンテイナンス
は非常に容易である。
場合には濾材の洗浄や交換は装置の運転を止めなければ
できなが、副濾過装置の濾材が目詰まりした場合には主
清浄化管路への湯の循環を止めなくても濾材の洗浄や交
換を容易に行えるからである。
遠心力の作用で凝集沈澱自体が素早く行われると同時に
比較的濾過しにくい凝集沈澱粒子の濾過も素早くでき、
凝集沈澱処理を短時間に効果的に行えるようになる。
る装置を利用し、さらに凝集剤を沈降性粉末の表面に被
覆した凝集沈澱剤でコロイド質の汚れの凝集沈澱処理を
するので、湯中に分散しているコロイド質の汚れは、凝
集沈澱剤の表面で凝集してフロツク化された後沈降性を
持つ凝集沈澱剤と一緒に素早く沈降する。
ているので、凝集沈澱剤を陽イオン性高分子電解質を表
面に被覆した沈降性粉末を主体とするものとすると、電
荷が中和されて凝集し易くなり、さらにこの沈降性粉末
を多孔質とすると、凝集沈澱剤の表面積が大きくなって
中和の面積が大きくなり、また吸着作用も生ずるのでコ
ロイド質の汚れは一層凝集沈澱し易くなる。
合わせるとコロイド質の汚れを取り除くための凝集沈澱
処理が極めて容易にしかも短時間でできるようになる。
る。
ツク図が示してあるのでこれに基づいて基本的構成を説
明するが、従来例と同一の構成要素には同一の符号が付
してあるのでこれ等の説明は省略する。
管3、主濾過装置としての濾過タンク5、ヒータ7、噴
湯管9等の各主の清浄化処理機器が直列に配備された主
清浄化管路であり、15がこの主清浄化管路の14の途
中に配備された切換弁である。
化管路であり、この副清浄化管路16は、凝集沈澱タン
ク17に対して一端が切換弁15に接続する入湯管18
と出湯管19との各の他の一端を接続して形成した管路
である。
された遠心濾過タンクであり、この遠心濾過タンク20
は、遠心濾過モータ21により駆動され、凝集沈澱処理
を遠心力を利用して湯を攪拌しながら行うと同時に凝集
沈殿した粒子を遠心濾過により取り除く副濾過装置とし
ても機能する。
するための水位センサであり、凝集沈澱処理を終わり遠
心濾過タンク20から流出した湯のタンク内への溜まり
具合や、この湯を主清浄化管路14に排出した場合の排
出具合を検知する。
ンクであり、この凝集沈澱剤タンク23は途中に圧送ポ
ンプ25を配備した圧送管24で凝集沈澱タンク17に
接続している。
れる濁度センサであり、この濁度センサ26は、発光素
子と受光素子との組み合わせで湯の汚れ具合を濁度とし
て光学的に検知し、湯の汚れ具合が凝集沈澱処理を必要
とする程度になったか否かを自動的に検知する。
置を全体的に制御する制御装置であり、この制御装置2
7によって、主清浄化管路14の循環ポンプ6の作動や
ヒータ7による湯の温度調節等の従来と同様の通常の清
浄化処理のための制御を行うことは勿論、水位センサ2
2や濁度センサ26による検知結果に基づきつつ切換弁
15による管路の切換、遠心濾過モータ21や圧送ポン
プ25の作動等の凝集沈澱処理に関する全ての制御も行
う。
は第2の実施例のブロツク図が示されていので先に説明
した第1実施例と構成が異なる部分だけ説明する。
ク17の構成が異なり、凝集沈澱タンク17の底部に散
気板28が配備され、この散気板28には途中に給気弁
30を配備した給気管29が接続していて、凝集沈澱処
理を湯を空気攪拌しつつ行うよう構成している。
に適当な濾材を配備した副濾過装置としての副濾過タン
ク31が配備されていて、凝集沈澱タンク17で凝集沈
澱処理された湯中の凝集沈澱粒子を副濾過タンク31で
取り除くよう構成している。
説明する。
は、活性炭、ゼオライト、アルミナ、ガラスビーズ、け
い砂、カオリン、クリンカー、その他の鉱物質又はクレ
イ質粉末等であり、水に不溶性で比重1以上で沈降性を
持ち、かつ粒径1〜10ミクロン程度で濾過し易い大き
さの粉末なら如何なる粉末でも良い。
くなって凝集剤を表面に被覆すると凝集面積が大きくな
り、同時に吸着性も持っているのでコロイド質の汚れを
凝集沈澱させるのに好都合である。
剤としては、硫酸アルミニウム、硫酸第一鉄、塩化第二
鉄、硫酸第二鉄、アルミン酸ナトリウム等の無機系物
質、及び、ポリアミド類又はポリアミン類、ニカワ、ゼ
ラチン、澱粉等の合成又は天然の有機系高分子物質が利
用される。
ンイミン、ポリアミド・エピクロルヒドリン、ポリアリ
ルアミン、陽イオン変成澱粉等の合成又は天然の陽イオ
ン性高分子電解質を凝集剤として用いると、一般に陰イ
オン性を持つ湯中に分散したコロイド質の汚れは電荷が
中和されて凝集沈澱し易くなり効果的である。
10ミクロン程度の多孔質の沈降性粉末の表面にポリエ
チルポリアミンのような陽イオン性高分子電解質を被覆
したものを主体として用いるが好ましい。
装置27の構成をさらに詳細に説明する。
置とてのCPU32、制御のプログラムを記憶したプロ
グラムROM33、及び演算処理のためデータを一時的
に記憶するRAM34及び制御データを記憶した制御デ
ータ記憶ROM35からなるマイクロコンピユータであ
る。
等によって求めた湯の汚れ具合と凝集沈澱処理間隔、凝
集沈澱剤添加量、凝集沈澱処理時間、遠心分離速度や空
気攪拌強度等の凝集沈澱タンク作動条件といった凝集沈
澱タンク17での凝集沈澱処理を自動的に行うための全
ての制御データが他の通常の制御データと共に記憶され
ている。
の処理条件設定キーであり、この処理条件設定キー36
には、凝集沈澱処理を手動で設定するか自動で設定する
かを切り換える自動/手動キーや、手動の場合の凝集沈
澱剤の添加量、凝集沈澱の処理時間、遠心分離の速度や
空気攪拌強度等のタンク作動条件等の凝集沈澱処理の条
件をを決める凝集沈澱剤量設定キー、凝集沈澱処理時間
設定キー、タンク作動条件設定キー等が配備されてい
る。
澱処理を自動で行うよう設定した場合に、処理の間隔、
凝集沈澱剤の添加量、凝集沈澱の処理時間、遠心分離の
速度や空気攪拌強度等のタンク作動条件といった凝集沈
澱処理の条件を湯の汚れ具合により定めるために、湯の
汚れ度を大、中、小等で設定する湯汚れ度設定キー、或
いは入浴人数により定めるために、一日の入浴人数を設
定する入浴人数設定キー等が配備されている。
ば発光素子と受光素子との組み合わせで湯の汚れ具合と
しての濁度を光学的に検知するセンサーが利用され、こ
の濁度センサー26により検知した湯の汚れ具合に応じ
て、凝集沈澱の処理間隔、凝集沈澱剤添加量、処理時
間、遠心分離速度のようなタンク作動条件といった全て
の処理条件を制御データ記憶ROMに記憶されたデータ
に基づいて定め、凝集沈澱処理を自動的にできるように
する。
理間隔や処理の時間を設定し、またこの設定された時間
の経過を計測したりして凝集沈澱処理の時間的な制御を
行う。
て、まず凝集沈澱処理を手動で行う場合には、CPU3
3は、まず切換弁15を副清浄化管路方向に切り換え、
凝集沈澱条件設定キー36で手動で設定された凝集沈澱
剤添加量、凝集沈澱処理時間、遠心分離速度のようなタ
ンク作動条件等に基づいて凝集沈澱処理が行われるよ
う、タイマ37に時間設定をしたり、圧送ポンプ25及
び遠心濾過モータ21を作動させたりして制御する。
CPU32は、凝集沈澱条件設定キー36で設定された
湯の汚れ度合、或いは入浴人数等に基づき制御データ記
憶ROM35から呼び出しタイマー37に設定した沈澱
処理間隔、或いは濁度センサー26が検知した濁度等に
応じて凝集沈澱処理の開始時期を定める。
32は、まず切換弁15を副清浄化管路方向に切り換
え、次いで、凝集沈澱制御データ記憶ROMあえから呼
び出した凝集沈澱剤添加量、凝集沈澱処理時間、遠心分
離速度のようなタンク作動条件等のデータに基づいて凝
集沈澱処理をするため、タイマ37に時間設定をした
り、圧送ポンプ25及び遠心分離モータ21、遠心濾過
モータ21又は給気弁30を作動させたりして凝集沈澱
処理条件の制御をする。
明について配管図に基づいて装置の運転動作について説
明する。
作動され装置の運転が開始されたもののいまだ自動的に
も或いは手動的にも凝集沈澱処理時期に達していない場
合には、切換弁15は浴槽1内の湯2が、図4に矢印で
示すように、主清浄化管路14のみを循環し通常の清浄
化処理が行われるよう切り換えられている。
した場合には、切換弁15は副清浄化管路16の入湯管
18方向に湯が流れるように切り換えられ、図5に矢印
で示すように、主清浄化管路14を流れて来た湯は入湯
管18を経て凝集沈澱タンク17の遠心濾過タンク20
の中に流入する。
た側壁の外側を濾材38で覆い、凝集沈殿処理された湯
を遠心濾過しつつタンク外に排出できるよう構成されて
おり、また上部開口付近にはタンク内に所定量の湯が溜
まったことを検知するため水位センサ22としての上方
水位センサ39が配備されている。
位センサ39が水位を検知するまで入湯管18から湯が
流入する。
たなら切換弁15を切り換えて湯が副清浄化管路16の
入湯管18方向への流れを断って主清浄化管路14方向
への流れとし、同時に、圧送ポンプ25を作動し凝集沈
澱剤タンク23から所定量の凝集沈澱剤41を添加し、
遠心濾過モータ21を作動させて遠心濾過タンク20を
高速で回転させる。
と、図6に示すように、タンク内に溜められた湯は、汚
れが遠心攪拌しつつ凝集沈澱され、この凝集沈澱粒子を
濾材38で濾過しつつ凝集沈澱タンク17の中に全て排
出され凝集沈澱処理を終わる。
タ21の作動を止めると同時に切換弁15を副清浄化管
路16の出湯管19方向も連通するように切り換え、図
7に矢印で示すように、凝集沈澱タンク17に溜まった
湯を出湯管19から主清浄化管路14へ流出させる。
わり主清浄化管路に流出した湯は、主清浄化管路14を
流通していた湯と共にヒータ7で加熱したりオゾナイザ
8でオゾン殺菌したりといった所定の清浄化処理をされ
た後、噴湯管9から再び浴槽1に噴出され、このような
凝集沈澱処理を湯の白濁が消えるまで繰り返し行う。
サ22としてタンク内の下限水位を検知する下方水位セ
ンサ40が配備してあるので、凝集沈澱タンク17から
の湯の排出は下方水位センサ40が水位を検知するまで
行われる。
配管図に基づいて説明する。
始の時期となると、図8に示すように、切換弁15は副
清浄化管路16の入湯管18に湯が流入するように切り
換えられ、凝集沈澱タンク17には水位センサ22とし
ての上方水位センサ39が上限水位を検知するまで湯が
溜められる。
たなら、切換弁15を切り換えて副清浄化管路16の入
湯管18方向への湯の流れを断って主清浄化管路14方
向への流れとし、湯中に、圧送ポンプ25を作動し凝集
沈澱剤タンク23から所定量の凝集沈澱剤41を添加
し、同時に給気弁30を開き、エアポンプ42を作動し
て散気板28から空気を噴出させる。
集沈澱処理を所定時間行ったなら、切換弁15を副清浄
化管路16の出湯管19方向も連通するように切り換
え、同時に出湯弁43も開いて、図9に矢印で示すよう
に、凝集沈澱タンク17に溜まった湯を副濾過タンク3
1で凝集沈澱粒子を濾過しつつ出湯管19から主清浄化
管路14へ流出させる。
のであり、本発明により、従来取り除くのが極めて困難
であった湯中に分散したコロイド質の汚れを容易に取り
除ける簡便な浴槽湯の清浄化装置並びに清浄化方法が提
供される。
は手動により湯中に分散したコロイド質の汚れは直ちに
取り除かれ、他の清浄化の効果も加わって、24時間何
時でも快適な入浴が楽しめるようになる。
理状態)、
の湯流入状態)、
状態)、
らの湯流出状態)、
状態)、
らの湯流出状態)、
Claims (5)
- 【請求項1】浴槽内の湯を循環ポンプにより汲み上げ各
種清浄化装置の配備された循環路を強制的に循環させ湯
の清浄化を行う浴槽湯の清浄化装置において、浴槽内の
湯を吸湯管から吸い上げ主濾過装置で濾過しさらにヒー
タでの加熱、殺菌装置での殺菌等の処理をして噴湯管か
ら浴槽内に再び噴出させる主清浄化管路から凝集沈澱タ
ンクに所定量の湯を溜めるように副清浄化管路に切り換
えると共に所定量の湯が溜まったら主清浄化管路に湯の
流れを切り換える切換弁を接続し、前記凝集沈澱タンク
では、湯に凝集沈澱剤を投下する装置により添加された
凝集沈澱剤により湯中の前記主濾過装置で捕捉されない
汚れを凝集して沈澱させて捕捉処理して、捕捉処理した
湯を前記切換弁を切り換えて主清浄化管路に還流するよ
うにしたことを特徴とする浴槽湯の清浄化装置。 - 【請求項2】前記凝集して沈澱させて捕捉する処理は凝
集沈澱処理を指令する手段の指令により所定の時間処理
するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の浴槽
湯の清浄化装置。 - 【請求項3】前記凝集沈澱剤は沈降性粉末の表面に凝集
剤を被覆した凝集沈澱剤であることを特徴とする請求項
1又は2に記載の浴槽湯の清浄化装置。 - 【請求項4】浴槽内の湯を循環ポンプにより汲み上げ各
種清浄化装置の配備された循環路を強制的に循環させ、
濾過装置での濾過、加熱装置での加熱、殺菌装置による
殺菌等の各種の清浄化処理を行う浴槽湯の清浄化方法に
おいて、主清浄化管路と副清浄化管路に接続される切換
弁を切り換えて、主清浄化管路から凝集沈澱タンクに所
定量の湯を溜めるまで副清浄化管路に切り換えるステッ
プと、 所定量の湯が溜まった凝集沈澱タンクの湯に凝集沈澱剤
を投下する装置により凝集沈澱剤を投下するステップ
と、添加された凝集沈澱剤により湯中の前記主濾過装置
で捕捉されない汚れを凝集して沈澱させて捕捉処理する
ステップと、捕捉処理した湯を前記切換弁を切り換えて
主清浄化管路に還流するステップとからなることを特徴
とする浴槽湯の清浄化方法。 - 【請求項5】浴槽内の湯を循環ポンプにより汲み上げ各
種清浄化装置の配備された循環路を強制的に循環させ、
濾過装置での濾過、加熱装置での加熱、殺菌装置による
殺菌等の各種の清浄化処理を行う浴槽湯の清浄化方法に
おいて、指令により主清浄化管路と副清浄化管路に接続
される切換弁を切り換えて、主清浄化管路から凝集沈澱
タンクに所定量の湯を溜めるように副清浄化管路に切り
換えるステップと、 所定量の湯が溜まったら切換弁を切り換えて元の主清浄
化管路に切り換えるステップと、所定量の湯が溜まった
凝集沈澱タンクの湯に凝集沈澱剤を投下する装置により
凝集沈澱剤を投下するステップと、添加された凝集沈澱
剤により湯中の前記主濾過装置で捕捉されない汚れを凝
集して沈澱させて捕捉処理するステップと、捕捉処理し
た湯を前記切換弁を切り換えて主清浄化管路に還流する
ステップとからなることを特徴とする浴槽湯の清浄化方
法。
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JP12581494A JP3481676B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 浴槽湯の清浄化装置及び浴槽湯の清浄化方法 |
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