JP3481005B2 - ディジタルオーディオ信号の音程変換器 - Google Patents

ディジタルオーディオ信号の音程変換器

Info

Publication number
JP3481005B2
JP3481005B2 JP04303195A JP4303195A JP3481005B2 JP 3481005 B2 JP3481005 B2 JP 3481005B2 JP 04303195 A JP04303195 A JP 04303195A JP 4303195 A JP4303195 A JP 4303195A JP 3481005 B2 JP3481005 B2 JP 3481005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
address
peak position
peak
crossfade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04303195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08241099A (ja
Inventor
伸理 岩永
賢一 田浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP04303195A priority Critical patent/JP3481005B2/ja
Publication of JPH08241099A publication Critical patent/JPH08241099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3481005B2 publication Critical patent/JP3481005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に、カラオケの伴奏信
号を生成するディジタルオーディオ信号の音程変換器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の音程変換器は一般に、書き込み周
波数に従いA/D変換された音声信号データをランダム
・アクセス・メモリ(RAM)に書き込み、書き込み周
波数とは異なる周波数でRAMからデータを読み出して
D/A変換するというものである。音程を上げるときに
は読み出し周波数を書き込み周波数よりも高くし、音程
を下げるときには読み出し周波数を書き込み周波数より
も低くする。
【0003】固定容量のRAM上でお互い異なる周波数
で書き込み、読み出しをするので、メモリはリングバッ
ファで構成される。音程を上げる場合、読み出しデータ
数が書き込みデータ数よりも多いため、読み出しアドレ
スが書き込みアドレスを追い越し、RAMの容量分だけ
前のデータを繰り返して読み出す。音程を下げる場合、
読み出しデータ数が書き込みデータ数よりも少ないた
め、読み出しアドレスが書き込みアドレスに追い越さ
れ、RAMの容量分だけデータを間引いて先のデータを
読み出す。
【0004】ここで問題となるのは信号の繰り返しや、
間引きをしたとき、波形接続部分が不連続であるためノ
イズを発生するということである。図14は、不連続点
を生じる様子を示した図である。図14(a)は入力波
形を示している。aはジャンプ元、b1はデータを間引
く場合のジャンプ先、b2はデータを繰り返す場合のジ
ャンプ先である。図14(b)は周波数を下げた場合の
出力波形を示している。図14(c)は周波数を上げた
場合の出力波形を示している。
【0005】波形不連続部分で発生するノイズを防止す
る方法として特公平3−31279号でクロスフェード
法が提案されている。図15は、音程変換器の変換部分
を示した図であり、図において、1はA/D変換された
入力信号を記憶するRAM、4は入力信号をRAM1に
書き込むアドレスを与える書き込みアドレスカウンタ、
5はRAM1から読み出す信号のアドレスを与える読み
出しアドレスカウンタ、30は読み出しアドレスの値を
ジャンプさせる加算器、3は波形接続点においてクロス
フェード処理により接続を行うクロスフェード回路であ
る。
【0006】ここで、クロスフェード処理とは、図16
に示すように、接続点の前後で信号Aをフェードアウ
ト、信号Bをフェードインするように、クロスフェード
区間において0から1の係数を掛けて信号Aと信号Bを
足し合わせることにより、編集点の処理を行うもので、
これにより波形接続点におけるノイズを防止するもので
ある。
【0007】次に図15の動作について説明する。A/
D変換された入力信号は書き込みアドレスカウンタ4に
より与えられる書き込みアドレスに従ってRAM1に書
き込み記憶される。読み出しアドレスカウンタ5から与
えられる読み出しアドレスに従ってRAM1から入力信
号が読み出される。読み出しアドレスと書き込みアドレ
スとのアドレス差が縮まってきたら(即ち、音程を上げ
る場合は、読み出しアドレスが書込アドレスを追越しそ
うになったら、逆に音程を下げる場合は、書込アドレス
が読み出しアドレスを追越しそうになったら)、加算器
30にて読み出しアドレスにαアドレス分加算(加算ま
たは減算)することにより読み出しアドレスを他のアド
レスにジャンプさせる。ジャンプさせる際には、クロス
フェード回路3において、音程変換率に応じたある適当
な区間、1で始まり0で終わる減少関数をジャンプ元デ
ータに掛け合わせ、0で始まり1で終わる増加関数をジ
ャンプ先データに掛け合わせ、二つのデータを加算す
る。この加算されたデータを出力信号とする。こうする
ことにより波形接続点でのノイズの発生を防止できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明の通り従来の
クロスフェード法では接続点において、フェードアウト
信号とフェードアウト信号との位相関係を考慮しないた
め以下の問題がある。図17はクロスフェード処理を行
った場合の処理後のデータのエンベロープの減衰を示し
た図である。図17(a)に示すように、クロスフェー
ド区間a,bにおいて、クロスフェードを行った場合に
はクロスフェード処理後の信号はきれいにつながるが、
クロスフェード区間a,cでクロスフェードを行った場
合のように信号の位相がずれていると、クロスフェード
区間aとcの信号が互いに打ち消し合い、図17(b)
に示すようにクロスフェード区間においてクロスフェー
ド処理後の信号のエンベロープが減衰し、ジャンプの度
にこのようなことが起こるので、上記の減衰が繰り返さ
れ、トレモロ変調がかかったように聴こえ音質が劣化す
る。
【0009】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、トレモロ変調による劣化が少ない
処理を行う高品質なディジタルオーディオ信号の音程変
換器を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のディジタルオ
ーディオ信号の音程変換器は、ステレオのディジタルオ
ーディオ信号を記憶する記憶手段(101、103)
と、上記記憶手段へのディジタルオーディオ信号の読み
出し、書き込みアドレスを設定するアドレス設定手段
(105)と、上記アドレス設定手段で設定された読み
出しアドレスと書き込みアドレスとのアドレス差を検出
するアドレス差検出手段(107)と、上記アドレス差
が小さくなった時に、上記読み出しアドレスをジャンプ
させてジャンプ元のアドレスの信号とジャンプ先のアド
レスの信号とを継ぎ合わせクルスフェードを行なうクロ
スフェード手段(12)と、左チャンネルの信号と右チ
ャンネルの信号を入力し、左チャンネルの信号と右チャ
ンネルの信号の符号が違う場合は振幅値零の信号を出力
し、左チャンネルの信号と右チャンネルの信号の符号が
同じ場合は左チャンネルの信号と右チャンネルの信号を
乗算して、乗算結果の振幅値の符号が左チャンネルの信
号および右チャンネルの符号と同じピーク位置検出用信
号を出力するピーク位置検出用信号作成手段(106)
と、上記ピーク位置検出用信号の同符号の2つのピーク
位置を検出するピーク位置検出手段(110)とを備
え、上記クロスフェード手段(12)は、左チャンネル
の信号と右チャンネルの信号それぞれにおいて、ピーク
位置検出手段で検出された2つのピーク位置またはこれ
に近い位置に対応する位置をそれぞれ上記ジャンプ元お
よびジャンプ先として継ぎ合わせてクロスフェードを行
なうことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2に係るディジタルオーデ
ィオ信号の音程変換器は、請求項2の音程変換器は、請
求項1において、上記ピーク位置検出用信号作成手段
(106)は、入力信号振幅値の絶対値を検出する手段
(91)を備え、上記左チャンネルの信号および右チャ
ンネルの信号のうち一方の信号振幅値の絶対値が所定の
時間だけ所定の値より小さいとき、他方の入力信号をそ
のまま出力することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に係る発明においては、ピーク位置検
出用信号作成手段は、左右チャンネル2つの信号間で同
時にピークがある位置または2つの信号それぞれのピー
ク位置に近い位置にピークをもったピーク位置検出用信
号を作成する。このピーク位置検出用信号の符号は左右
チャンネル2つの信号と同じである。このピーク位置検
出用信号をもとにピーク位置検出手段で、同符号の2つ
のピーク位置検出をする。ここで検出されたピーク位置
を左右チャンネル共通のピーク位置とする。左右チャン
ネルそれぞれにおいて、検出された同符号の2つのピー
ク位置に対応する位置を合わせてクロスフェード接続を
行う。
【0013】請求項2に係る発明においては、ピーク位
置検出用信号作成手段は、入力信号レベルを検出する手
段を備えており、二つのチャンネルの信号うち一方のチ
ャンネルの信号レベルが持続して所定のレベル以下にあ
るときは、もう一方のチャンネルの信号をそのまま出力
する。
【0014】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明の一実施例である、ステレオ対応ディジ
タルオーディオ信号の音程変換器のブロック図である。
図において、101は所定のサンプリング周波数でサン
プリングされた右チャンネル入力信号Rchを記憶する
記憶手段、102は記憶手段101から読み出されたフ
ェードアウト用信号とフェードイン用信号をクロスフェ
ードによって接続するクロスフェード手段、103は所
定のサンプリング周波数でサンプリングされた左チャン
ネル入力信号Lchを記憶する記憶手段、104は記憶
手段103から読み出されたフェードアウト用信号とフ
ェードイン用信号をクロスフェードによって接続するク
ロスフェード手段、105は記憶手段101と103の
書き込みアドレスWと読みだしアドレスRを設定するア
ドレス設定手段、106は信号Rchと信号Lchから
ピーク位置検出用信号を作成するピーク位置検出用信号
作成手段、107はアドレス設定手段105の読み出し
アドレスと書き込みアドレスの差からクロスフェード処
理を開始するかどうかを検出するアドレス差検出手段、
108はピーク位置検出用信号作成手段106で作成さ
れたピーク位置検出用信号を記憶する記憶手段、109
は記憶手段108の読み出しアドレスを設定するアドレ
ス設定手段、110は記憶手段108から読みだされた
信号に対してピーク位置のアドレスを検出するピーク位
置検出手段、111はクロスフェード係数の設定とクロ
スフェード処理の開始と終了を制御するクロスフェード
コントロール手段である。
【0015】上記のうち、記憶手段101および103
により、記憶装置11が構成され、クロスフェード手段
102および104ならびにクロスフェードコントロー
ル手段111によりクロスフェード処理装置が構成され
ている。
【0016】図1の動作の説明をする前に、本発明の特
徴である2チャンネル同時ピーク合わせクロスフェード
接続の方法を説明する。本発明ではクロスフェード接続
によって接続した信号のエンベロープの減衰を防ぐため
に、図10(a)のようにフェードイン信号とフェード
アウト信号の同符号のピークが合わさるようにしてクロ
スフェード接続をする方法をとる。なお、クロスフェー
ド区間はフェードアウト側とフェードイン側とでデータ
数が同じになるように定める。上記にようにして、ピー
ク合わせクロスフェード接続方法を行うと、クロスフェ
ード接続した波形のエンベロープの減衰を防ぐことがで
きる。
【0017】ピーク合わせクロスフェード接続をするに
は、1つの信号から同符号のピークをフェードアウト部
から1つ、フェードイン部から1つ検出する必要があ
る。ところがステレオ信号にこの方法を応用する場合、
2つの信号においてそれぞれ独立にピーク合わせクロス
フェード接続をすると、それぞれの信号のピーク位置が
異なっているときに、クロスフェード接続をした後の出
力信号は2つの信号間で位相ずれを起こし、音像がふら
つくという問題がある。
【0018】位相ずれを起こさないためには、2つの信
号において同タイミングの位置でピーク合わせしなけれ
ばならない。そこで図10(b)のように2つの信号間
で同時にピークがある位置Eをピーク合わせクロスフェ
ードのピーク合わせ位置として選ぶか、2つの信号それ
ぞれのピーク位置に近い位置Fをピーク合わせクロスフ
ェードのピーク合わせ位置として選べばよい。この方法
で2つの信号それぞれにおいて、フェードアウト部とフ
ェードイン部からピーク合わせ位置を1つずつ選んでピ
ーク合わせクロスフェード接続を行えば、出力信号は2
つの信号間で位相ずれがなく、クロスフェード接続部分
では波形エンベロープの減衰を防止できる。
【0019】2つの信号間で同時にピークがある位置、
または2つの信号それぞれのピーク位置に近い位置を検
出する方法を以下に説明する。まず、以下の要領でピー
ク位置検出用信号を作成する。ピーク位置検出用信号は
基本的に2つの信号を乗算処理することで得られる。図
11はピーク位置検出用信号の作成の仕方を説明するた
めの図である。図11(a)、図11(b)の区間Zの
ように、信号Rchと信号Lchの符号が違う場合は、
図11(c)の区間Zのように乗算結果の振幅値が零に
なるような乗算処理をする。図11(a)、図11
(b)の区間N、区間Pのように、信号Rchと信号L
chの符号が同じ場合は、図11(c)の区間N、区間
Pのように乗算結果の振幅値の符号が信号Rchまたは
信号Lchの符号と同じになるような乗算処理をする。
【0020】こうして作成されたピーク位置検出用信号
は、2つの信号間で同時にピークがある位置、または2
つの信号それぞれのピーク位置に近い位置にピークを持
ち、そのピークの符号が2つの信号と同じ信号になる。
このピーク検出用信号上で、2つの信号のフェードアウ
ト部、フェードイン部に対応する部分から符号が同じピ
ークを検出する。2つの信号上で、ピーク位置検出用信
号から検出されたピーク位置に対応するところが目的と
するピーク合わせ位置となる。
【0021】ピーク位置検出用信号を作成する際、2つ
の信号で符号が違うときはピーク位置検出用信号の振幅
を零にする理由を説明する。ピーク位置検出用信号で2
つの同符号のピーク位置を検出するが、2つの信号それ
ぞれにおいても、2つのピーク位置に対応する2点の符
号が同じでなければならない。2つの信号の符号の組合
せは正と正、負と負、正と負、負と正の4通りある。ピ
ーク位置検出用信号の符号によって2つの信号の符号の
組合せを表現する場合、同符号または異符号という2通
りの区別しかできない。また、2つの信号の大きなピー
クの符号の組合せが正と負または負と正になる確率は、
正と正または負と負になるときに比べて低い。そこで、
符号が同じピークだけを検出している。
【0022】以上はステレオ信号について説明したが、
モノラル信号の場合はモノラル信号を2チャンネルに分
けて上記と同じ処理をすればよい。
【0023】次にピーク位置検出の動作を説明する。ピ
ーク位置検出はピーク位置検出用信号に所定のピーク位
置検出区間を設け、その区間内の最大絶対値を求めるこ
とでピーク位置を得る。ピーク位置検出用信号上で、図
12(a)のようにフェードアウト側でピーク位置検出
区間を設けて最大絶対値Pfo(図示の例では正の値で
あるが、負の値であることもある)を求め、図12
(b)のように、フェードイン側でピーク位置検出区間
を設けて最大値Pmaxと最小値Pminを求める。正
と負に信号が存在している場合、最大値Pmaxは正の
方向の最大値であり、最小値Pminは負の方向の最大
値である。PmaxとPminのうち、Pfoと符号が
同じものをPfiとする。どちらも同符号ではないとき
は、PmaxとPminのうち絶対値が小さい方を選び
Pfiとする。ここで選ばれたPfiをフェードイン側
のピークとし、Pfoをフェードアウト側のピークとす
る。PfiのアドレスをAfi、PfoのアドレスをA
foとする。クロスフェード接続処理をする際には、ア
ドレスAfoとアドレスAfiが合わさるように接続す
る。
【0024】フェードアウト側とフェードイン側の少な
くともどちらか一方のピーク位置検出区間内の信号振幅
が零の時は、フェードアウト側、フェードイン側どちら
とも任意の位置をピーク位置として選択するものとす
る。
【0025】これ以降、ピーク合わせ点(Afo,Af
i)がクロスフェード区間の中心となるように、クロス
フェード区間を定める。
【0026】次に、図1の動作について説明する。図2
はアドレス設定手段105の内部構成を表した図であ
る。入力信号のA/D変換時のサンプリング周波数と同
じ周波数をもつクロック信号fwをもとに書き込みアド
レス設定手段21で書き込みアドレスがカウントされ、
書き込みアドレスWが設定される。アドレスWは記憶手
段101、記憶手段103、アドレス差検出手段10
7、アドレス設定手段109、記憶手段108に出力さ
れる。アドレスWに従って信号Rch、信号Lchがそ
れぞれ記憶手段101、記憶手段103に書き込まれ
る。
【0027】出力信号のD/A変換時のサンプリング周
波数と同じ周波数をもつクロック信号frをもとに読み
出しアドレス設定手段22で読み出しアドレスがカウン
トされ、読み出しアドレスRが設定される。アドレスR
は記憶手段101、記憶手段103、アドレス差検出手
段107、読み出しアドレス設定手段109、記憶手段
108、クロスフェードコントロール手段111に出力
される。アドレスRに対応するデータが信号for、信
号folとして記憶手段101、記憶手段103からそ
れぞれクロスフェード手段102、クロスフェード手段
104に出力される。
【0028】フェードイン読み出しアドレス設定手段2
3では、クロスフェード接続処理の際、クロスフェード
コントロール手段111からフェードイン開始アドレス
Risが入力され、信号frをもとにRisを初期値と
して読み出しアドレスがカウントされ、フェードイン読
み出しアドレスRiが設定される。アドレスRiが記憶
手段101、記憶手段103に出力され、アドレスRi
に対応するデータが信号fir、信号filとして記憶
手段101、記憶手段103からそれぞれクロスフェー
ド手段102、クロスフェード手段104に出力され
る。
【0029】クロスフェード接続処理が終了したとき、
読み出しアドレス設定手段22では、クロスフェードコ
ントロール手段111からクロスフェード接続処理終了
信号eが入力され、アドレスRがアドレスRiにジャン
プする。
【0030】ピーク位置検出用信号作成手段106では
信号Rchと信号Lchが入力され、ピーク位置検出用
信号pが作成され、信号pは記憶手段108に出力され
る。図3はピーク位置検出用信号作成手段106の内部
構成を表した図である。31はRch信号とLch信号
を入力し、2つの信号の符号組合わせを検出する符号組
み合わせ検出手段、32は入力信号を乗算する乗算手段
である。符号組み合わせ検出手段31は2つの信号の符
号が両方とも正の時は1を出力し、負と正または負と正
の時は0を出力し、両方とも負の時は−1を出力する。
乗算手段32は信号Rchと信号Lchと符号組み合わ
せ検出手段からの信号を乗算して信号pを出力する。
【0031】記憶手段108にはアドレス設定手段10
5からアドレスWが入力されている。信号pはアドレス
Wに従って記憶手段108に書き込まれる。よって、記
憶手段101と記憶手段103と記憶手段108との間
でアドレスとデータは完全に対応している。
【0032】アドレスWとアドレスRとのアドレス差が
所定の値Dになったら記憶手段108上の所定のピーク
位置検出区間でピーク位置検出をし、ピーク位置合わせ
クロスフェード接続処理を開始する。記憶手段108上
で検出されたピーク位置は記憶手段101と記憶手段1
03上ではピーク合わせ位置として処理される。
【0033】図13でアドレス差Dとピーク位置検出長
とクロスフェード長との関係を説明する。図13は記憶
手段101あるいは記憶手段103のリングバッファと
リングバッファ上のアドレスRとアドレスWを表してい
る。アドレスRが示す位置とアドレスWが示す位置は矢
印で示すように時計方向に回っている。また、同図でα
は、クロスフェード区間の最小値の1/2を表わす。ク
ロスフェード区間2αは予め定められる。またPLは、
ピーク位置検出区間の長さであり、その間のデータ数で
表わされる。
【0034】図13(a)は音程を上げる場合である。
フェードアウト側のピーク合わせ位置はアドレスSPO
からアドレスEPOの間で検出される。フェードイン側
のピーク合わせ位置はアドレスSPIからアドレスEP
Iの間で検出される。実際の検出処理は記憶手段108
上で行われる。フェードアウトはアドレスRのところか
ら始まり、ピーク合わせ位置はクロスフェード区間の中
心にするようにしている。そのためピーク合わせ位置が
アドレスSPOにあった場合、クロスフェード長は最短
の2αとなり、ピーク合わせ位置がアドレスEPOにあ
った場合、クロスフェード長は最長の2(α+PL)と
なる。アドレスRがアドレスWを追い越す前にクロスフ
ェードを終了しなければならないので、アドレスRが最
長2(α+PL)進んでもアドレスWを追い越さないよ
うなアドレス差Dを音程変換率に応じて求めておかねば
ならい。
【0035】図13(b)は音程を下げる場合である。
音程を上げる場合と同様に、アドレスRが最長2(α+
PL)進んでもアドレスWに追い越されないようなアド
レス差Dを音程変換率に応じて求めておかねばならい。
【0036】図4はアドレス差検出手段107の内部構
成を表している。アドレス差設定手段41では信号fw
と信号frをもとにアドレス差Dが設定され、一致検出
手段42に出力される。一致検出手段42ではアドレス
設定手段105からアドレスWとアドレスRが入力さ
れ、アドレスWとアドレスRとの差がアドレス差Dと一
致するかどうかを検出している。一致が検出された場合
はクロスフェード開始信号sがアドレス設定手段109
とピーク位置検出手段110とクロスフェードコントロ
ール手段111とクロスフェード手段102とクロスフ
ェード手段104に出力される。
【0037】図5はアドレス設定手段109の内部構成
を表している。読み出し開始アドレス設定手段51には
信号fwと信号frとアドレス設定手段105からアド
レスWが入力されており、音程変換率に応じてフェード
イン側ピーク位置検出開始アドレスSPIを設定する。
アドレスSPIは読み出しアドレス設定手段52に出力
される。読み出しアドレス設定手段52では信号sが入
力されたら、アドレスSPIを初期値としてクロック信
号fpをもとにフェードイン側読み出しアドレスをカウ
ントし、フェードイン側読み出しアドレスRPIを設定
する。アドレスRPIは記憶手段108に出力される。
信号frのクロック周波数をFRとし信号fpのクロッ
ク周波数をFPとしたとき、FP>PL×FRである。
ここでPLはピーク位置検出区間を表わすデータ数であ
る。
【0038】読み出し開始アドレス設定手段53ではア
ドレス設定手段105からアドレスRが入力されてお
り、アドレスRにαを加えてフェードアウト側ピーク位
置検出開始アドレスSPOを設定する。アドレスSPO
は読み出しアドレス設定手段54に出力される。読み出
しアドレス設定手段54では信号sが入力されたら、ア
ドレスSPOを初期値としてクロック信号fpをもとに
フェードアウト側読み出しアドレスをカウントし、フェ
ードアウト側読み出しアドレスRPOを設定する。アド
レスRPOは記憶手段108に出力される。
【0039】記憶手段108ではフェードイン側読み出
しアドレスRPIとフェードアウト側読み出しアドレス
RPOが入力され、アドレスRPIのデータがフェード
イン側ピーク位置検出用信号fipとして出力され、ア
ドレスRPOのデータがフェードアウト側ピーク位置検
出用信号fopとして出力される。
【0040】ピーク位置検出手段110は信号fopと
信号fipそれぞれから、図12で説明したピーク位置
アドレスAfoとピーク位置アドレスAfiを検出し、
アドレスAfoとアドレスAfiをクロスフェードコン
トロール手段111に出力する。図6はピーク位置検出
手段110の内部構成を表した図である。ピーク位置検
出手段61には信号fopと信号fopのデータに対応
したアドレスRPOと信号sが入力している。信号sが
入力された後、SPOを起点として、PL個分のデータ
が入ってきたら、PL個のデータの中からピーク位置を
検出して、ピーク位置アドレスAfoを出力する。同時
にアドレスAfoのデータの符号を信号iとしてピーク
位置検出手段62に出力する。
【0041】ピーク位置検出手段62には信号fipと
信号fipのデータに対応したアドレスRPIとピーク
位置検出手段61で検出されたピークの符号を表す信号
iと信号sが入力している。信号sが入力されるた後、
SPIを起点としてPL個分のデータが入ってきたら、
PL個のデータの中からピーク位置を検出して、ピーク
位置アドレスAfiを出力する。
【0042】図7はクロスフェードコントロール手段1
11の内部構成を表した図である。1/2クロスフェー
ド長設定手段71にはアドレスRとアドレスAfoが入
力されており、Afo−Rで1/2クロスフェード長L
が求められ、フェードイン開始アドレス設定手段72と
乗算手段73に出力される。フェードイン開始アドレス
設定手段72にはAfiが入力され、Afi−Lによっ
てフェードイン開始アドレスRisが求められ、アドレ
ス設定手段105に出力される。乗算手段73に入力さ
れた1/2クロスフェード長Lは2倍されてクロスフェ
ードカウント手段74と係数設定手段75に出力され
る。クロスフェードカウント手段74にはクロック信号
frと信号sが入力されており、信号sが入力されたら
信号frに従ってクロスフェード回数をカウントし始め
る。クロスフェード回数がクロスフェード長2Lになっ
たらクロスフェード手段102とクロスフェード手段1
04とアドレス設定手段105にクロスフェード接続処
理終了信号eを出力する。係数設定手段75ではクロス
フェード長2Lにもとづいて、フェードイン係数を求め
る増加関数とフェードアウト係数を求める減少関数が設
定される。クロスフェード設定手段75に信号sが入力
されると、信号frに従ってフェードイン係数ficと
フェードアウト係数focが設定され、クロスフェード
手段102とクロスフェード手段104に出力される。
【0043】クロスフェード手段102は信号sが入力
されるまで、記憶手段101のアドレスRから読み出さ
れた信号forをそのまま出力する。信号sが入力され
ると出力信号をクロスフェード接続信号に切り換える。
図8はクロスフェード手段102、104の内部構成を
表した図である。フェードアウト手段81にはフェード
アウト係数focと信号forが入力されており、信号
forとフェードアウト係数focを乗算して乗算結果
を加算手段83に出力する。フェードイン手段82には
フェードイン係数ficと信号firが入力されてお
り、信号firとフェードイン係数ficを乗算して乗
算結果を加算手段83に出力する。加算手段83では2
つの入力信号を加算して加算結果を信号foirとして
出力切り換え手段84に出力する。切り換え手段84に
は信号forと信号foirが入力されており、加算手
段信号sが入力されるまでは切り換え手段84は信号f
orを出力するが、信号sが入力されると出力信号が信
号foirにかわる。出力切り換え手段84に信号eが
入力されると切り換え手段84の出力信号は信号for
にかわる。
【0044】クロスフェード手段104の動作は、信号
forを信号folに、信号firを信号filに置き
換えた場合のクロスフェード手段102の動作と同じで
ある。
【0045】本実施例では、ピーク位置検出用信号上
で、フェードアウト側でピーク検出区間内の最大絶対値
Pfoを求め、フェードイン側でピーク検出区間内の最
大値Pmaxと最小値Pminを求めるようにしたが、
フェードアウト側でピーク検出区間内の最大値Pmax
と最小値Pminを求め、フェードイン側でピーク検出
区間内の最大絶対値Pfiを求めるようにしてもよい。
【0046】実施例2 図9はピーク位置検出用信号作成手段106の他の例を
示す。振幅値検出手段91は信号Rchと信号Lchの
うち一方の信号振幅値の絶対値が所定の時間だけ所定の
値より小さい値のとき、出力切り換え手段92に出力切
り換え信号LRを出力する。例えば信号Lchの信号振
幅値の絶対値が所定の時間だけ所定の値より小さい値の
とき、信号LRは信号Rchの出力を要求する信号とな
る。出力切り換え手段92は信号LRがこないうちは乗
算手段32から出力された信号を出力するが、信号LR
が入力されると出力要求されている信号を出力する。上
記の例では出力切り換え手段92からは信号Rchが出
力される。信号LRの入力がなくなれば出力切り換え手
段92の出力信号は乗算手段32の出力信号となる。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載のディジタルオーディオ
信号の音程変換器によれば、音程変換処理後の信号は、
トレモロ変調による劣化が少なくなる。
【0048】また、入力信号がステレオのとき、音程変
換処理後の信号は、左チャンネルと右チャンネルとで位
相のずれはない。
【0049】請求項2に記載のディジタルオーディオ信
号の音程変換器によれば、入力信号がステレオのとき、
一方のチャンネルの信号振幅が0の場合でも、もう一方
のチャンネルの信号にはトレモロ変調による劣化が少な
い音程変換処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1における音程変換器のブ
ロック図である。
【図2】 実施例1における音程変換器のアドレス設定
手段105を示したブロック図である。
【図3】 実施例1における音程変換器のピーク位置検
出用信号作成手段106を示したブロック図である。
【図4】 実施例1における音程変換器のアドレス差検
出手段107を示したブロック図である。
【図5】 実施例1における音程変換器のアドレス設定
手段105を示したブロック図である。
【図6】 実施例1における音程変換器のピーク位置検
出手段110を示したブロック図である。
【図7】 実施例1における音程変換器のクロスフェー
ドコントロール手段111を示したブロック図である。
【図8】 実施例1における音程変換器のクロスフェー
ド手段102、104を示したブロック図である。
【図9】 この発明の実施例2における音程変換器のピ
ーク位置検出用信号作成手段106を示したブロック図
である。
【図10】 実施例1における音程変換器の波形接続方
法を示した波形図である。
【図11】 実施例1における音程変換器のピーク位置
検出用信号の作成方法を示した波形図である。
【図12】 実施例1における音程変換器のピーク位置
検出動作を示した波形図である。
【図13】 実施例1における音程変換器のピーク位置
検出区間、読み出しアドレス、書き込みアドレスの関係
を示した概略図である。
【図14】 従来の音程変換器における不連続点の発生
を説明する波形図である。
【図15】 従来の音程変換器の変換部分の構成を示し
たブロック図である。
【図16】 クロスフェードの概念を示した図である。
【図17】 クロスフェードによる処理後のデータのエ
ンベロープの減衰を示した波形図である。
【符号の説明】
11 記憶装置、12 クロスフェード処理装置、10
5 アドレス設定手段、106 ピーク位置検出用信号
作成手段、107 アドレス差検出手段、13ピーク位
置検出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 21/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステレオのディジタルオーディオ信号を
    記憶する記憶手段(101、103)と、 上記記憶手段へのディジタルオーディオ信号の読み出
    し、書き込みアドレスを設定するアドレス設定手段(1
    05)と、 上記アドレス設定手段で設定された読み出しアドレスと
    書き込みアドレスとのアドレス差を検出するアドレス差
    検出手段(107)と、 上記アドレス差が小さくなった時に、上記読み出しアド
    レスをジャンプさせてジャンプ元のアドレスの信号とジ
    ャンプ先のアドレスの信号とを継ぎ合わせクルスフェー
    ドを行なうクロスフェード手段(12)と、 左チャンネルの信号と右チャンネルの信号を入力し、左
    チャンネルの信号と右チャンネルの信号の符号が違う場
    合は振幅値零の信号を出力し、左チャンネルの信号と右
    チャンネルの信号の符号が同じ場合は左チャンネルの信
    号と右チャンネルの信号を乗算して、乗算結果の振幅値
    の符号が左チャンネルの信号および右チャンネルの符号
    と同じピーク位置検出用信号を出力するピーク位置検出
    用信号作成手段(106)と、 上記ピーク位置検出用信号の同符号の2つのピーク位置
    を検出するピーク位置検出手段(110)とを備え、 上記クロスフェード手段(12)は、左チャンネルの信
    号と右チャンネルの信号それぞれにおいて、ピーク位置
    検出手段で検出された2つのピーク位置またはこれに近
    い位置に対応する位置をそれぞれ上記ジャンプ元および
    ジャンプ先として継ぎ合わせてクロスフェードを行なう
    ことを特徴とするディジタルオーディオ信号の音程変換
    器。
  2. 【請求項2】 上記ピーク位置検出用信号作成手段(1
    06)は、入力信号振幅値の絶対値を検出する手段(9
    1)を備え、上記左チャンネルの信号および右チャンネ
    ルの信号のうち一方の信号振幅値の絶対値が所定の時間
    だけ所定の値より小さいとき、他方の入力信号をそのま
    ま出力することを特徴とする請求項1に記載の音程変換
    器。
JP04303195A 1995-03-02 1995-03-02 ディジタルオーディオ信号の音程変換器 Expired - Fee Related JP3481005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04303195A JP3481005B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 ディジタルオーディオ信号の音程変換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04303195A JP3481005B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 ディジタルオーディオ信号の音程変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08241099A JPH08241099A (ja) 1996-09-17
JP3481005B2 true JP3481005B2 (ja) 2003-12-22

Family

ID=12652574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04303195A Expired - Fee Related JP3481005B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 ディジタルオーディオ信号の音程変換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3481005B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10319978A (ja) * 1997-05-16 1998-12-04 Daiichi Kosho:Kk カラオケ装置
JP4895418B2 (ja) * 1999-08-24 2012-03-14 ソニー株式会社 音声再生方法および音声再生装置
JP2010191415A (ja) * 1999-08-24 2010-09-02 Sony Corp 音声再生方法および音声再生装置
JP4416244B2 (ja) 1999-12-28 2010-02-17 パナソニック株式会社 音程変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08241099A (ja) 1996-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7080016B2 (en) Audio information reproduction device and audio information reproduction system
US20020116178A1 (en) High quality time-scaling and pitch-scaling of audio signals
KR100256718B1 (ko) 음피치 변환 장치
US6487536B1 (en) Time-axis compression/expansion method and apparatus for multichannel signals
JP3481005B2 (ja) ディジタルオーディオ信号の音程変換器
JP3076859B2 (ja) ディジタルオーディオ信号の信号処理装置
JP3482685B2 (ja) 電子楽器の音源装置
JP5566876B2 (ja) オーディオ・デバイスにおける参照波形の取得のための帯域幅制御
US6762358B2 (en) Waveform reproduction apparatus
JP2010522362A5 (ja)
JP2890530B2 (ja) 音声速度変換装置
KR100188145B1 (ko) 다이나믹 크로스 페이딩을 이용한 키 제어기
JPH0331279B2 (ja)
JPH0331280B2 (ja)
JP3520931B2 (ja) 電子楽器
JP2532731B2 (ja) 音声速度変換装置と音声速度変換方法
JP2669088B2 (ja) 音声速度変換装置
JPH05717B2 (ja)
JP2640560B2 (ja) エンベロープ信号発生装置
JP3095018B2 (ja) 楽音発生装置
JP3432771B2 (ja) カラオケ装置
JP2956550B2 (ja) 楽音発生装置および楽音発生方法
US5127304A (en) Envelope signal generating apparatus
JPH10282991A (ja) 音声速度変換装置
JP3636056B2 (ja) 波形データ処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030930

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees