JP3480511B2 - プレス機械の停止制御装置 - Google Patents

プレス機械の停止制御装置

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JP3480511B2
JP3480511B2 JP11180594A JP11180594A JP3480511B2 JP 3480511 B2 JP3480511 B2 JP 3480511B2 JP 11180594 A JP11180594 A JP 11180594A JP 11180594 A JP11180594 A JP 11180594A JP 3480511 B2 JP3480511 B2 JP 3480511B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機械の制御装置
に係り、特にスライドを上死点に停止させるのに好適な
プレス機械の停止制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス機械のスライドを上死点に
停止させる場合、惰性による駆動軸の回転(すべり)を
考慮して、駆動軸の回転位置が上死点の手前の予め定め
た位置にきたときに駆動停止信号を出力するようにして
いる(例えば、特公昭64−40793号公報、特公昭
59−12400号公報)。また、特公昭60−816
0号公報には、駆動軸の回転周期と回転位置とを検出す
るとともに、キーボードから停止信号送出角度を入力
し、コンピュータによって上死点停止信号送出角度を演
算する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プレス機械装
置は、プレス速度を同じに設定した場合であっても、1
行程運転モードまたは連続運転モードなどの運転モード
によって駆動軸のすべり量が異なっており、上記した各
停止装置または停止方法によってはスライドを上死点に
正確に停止させることが困難である。また、プレス機械
の運転開始直後と長時間連続運転している場合とでは、
機械の温度、ブレーキの摩擦係数等の種々の条件が変化
することによりすべり量が変化し、スライドを常に上死
点に停止させることが困難となる。
【0004】さらに、特公昭60−8160号公報に記
載の停止方法においては、プレスの回転周期から停止信
号を出力する角度を演算しているため、プレスの1行程
運転モードなどのように、1回転以内にプレスを停止さ
せる場合、クラッチは係合する過程にあり、正確な回転
周期を求めることができず、上死点停止精度を低下させ
る。しかも、回転周期を演算しても、回転周期を求めた
時点と実際に駆動停止信号を出力する時点とでは駆動軸
の回転速度が異なるため、停止位置が上死点からずれて
しまう。また、従来のプレス機械においては、停止信号
を出力させるための基準の回転位置を記憶させたメモリ
などの上死点停止制御回路系に異常が発生した場合、駆
動軸がオーバーランしてスライドが上死点に停止せず、
極めて危険である。
【0005】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、プレスの運転モードが異なった
場合であっても、スライドを上死点に正確に停止させる
ことができるようにすることを目的としている。また、
本発明は、プレスの運転中における機械の状態が変化し
た場合などにおいても、スライドを正確に上死点に停止
させることができるようにすることを目的としている。
さらに、本発明は、上死点制御回路系に異常が生じた場
合であっても、スライドのオーバーランを防ぐことがで
きるようにすること等を目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るプレス機械の停止制御装置の第1
は、少なくともスライドを1行程させる運転モードごと
に対応して、プレス速度に対する、駆動停止信号出力位
置と実際の駆動軸の停止位置との予め求めて格納し
たすべりデータ記憶手段と、前記駆動軸の回転角度を求
める回転角検出手段と、前記駆動軸の回転速度前記駆動
軸の回転角度を求める回転角検出手段と、前記駆動軸の
回転速度を求めるプレス速度検出手段と、選択されたプ
レスの運転モードを出力するモード信号出力手段と、こ
のモード信号出力手段と前記プレス速度検出手段との出
力信号を取り込み、前記すべりデータ記憶手段に格納し
てあるすべりデータに基づいてプレスの駆動停止信号出
力位置を求めるとともに、前記回転角検出手段の検出信
号に基づいて、前記駆動軸が求めた駆動停止信号出力
位置に達したときに、プレスの駆動を制御する駆動制御
部に駆動停止信号を出力する駆動停止信号出力手段と、
を有する構成となっている。
【0007】また、本発明の第2は、前記第1の発明
に、駆動停止信号出力手段と回転角検出手段とプレス速
度検出手段とモード信号出力手段との出力信号に基づい
て、駆動軸の実際のすべり量を求め、すべりデータ記憶
手段内のすべりデータを新たに求めたすべり量に書き換
えるすべり修正手段を設けた構成となっている。
【0008】さらに、本発明の第3は、第2の発明に、
プレス速度に応じて予め定められ、駆動軸が達する回転
位置まで駆動停止信号出力手段が駆動停止信号を出力し
てはならない下限値と、駆動軸が到達した回転位置まで
に駆動停止信号出力手段が駆動停止信号を出力すべき上
限値とを格納した上下限値記憶手段と、この上下限値記
憶手段内の上下限値とプレス速度検出手段の出力信号と
から、前記駆動停止信号出力手段が前記駆動停止信号を
出力してはならない前記下限値と駆動停止信号を出力す
べき前記上限値とを求めるとともに、前記回転角検出手
段と前記駆動停止信号出力手段との出力信号とから、前
記駆動停止信号出力手段が前記駆動軸が前記下限値に
達する前に前記駆動停止信号を出力した場合、または前
記駆動停止信号出力手段が前記駆動軸が前記上限値に
達したときまでに前記駆動停止信号を出力しなかった場
合に、前記駆動制御部に緊急停止信号を出力する緊急停
止信号出力手段とを設けた構成となっている。
【0009】なお、駆動停止信号出力手段と緊急停止信
号出力手段とをそれぞれ2つずつ設け、これらがそれぞ
れ独立に並行して所定の各処理を行う二重回路構成に
し、より安全性を高めるようにすることができる。
【0010】
【作用】上記のごとく構成した本発明の第1において
は、予め1行程運転、連続運転などの運転モードに対応
してプレス速度と駆動停止信号の出力位置との関係を予
め求めておき、検出した駆動軸の回転位置が予め求めた
駆動停止信号出力位置になったときに駆動停止信号を出
力するようにしているので、運転モードが異なった場合
であっても、スライドを正確に上死点に停止させること
ができる。
【0011】また、本発明の第2においては、実際のす
べり量を求めてすべりデータ記憶手段に格納してあるす
べりデータを書き換えるようにしたことにより、プレス
を長時間連続運転している場合に、機械の温度や潤滑状
態、ブレーキの摩擦係数などの種々の条件が変化したよ
うな場合であっても、スライドを正確に上死点に停止さ
せることができる。そして、本発明の第3においては、
上死点の制御回路系に異常が生じて駆動軸の所定の回転
位置で駆動停止信号が出力されないような場合が発生し
たとしても、プレス速度に応じて予め定めた上下限値を
基準に緊急停止信号を出力するため、スライドのオーバ
ーランを防ぐことができ、危険の防止が図れる。
【0012】
【実施例】本発明に係るプレス機械の停止制御装置の好
ましい実施例を添付図面に従って詳細に説明する。図1
は、本発明の第1実施例に係る停止制御装置のブロック
図であり、2つの同一構成の制御系を備えた、いわゆる
二重回路を形成して安全性を高めるようにしてある。
【0013】図1において、CPU10a、10bは、
それぞれ駆動停止信号出力手段および緊急停止信号出力
手段の役割をなしており、図示しないプレス速度検出手
段からプレス速度信号が入力し、図示しない回転角検出
手段が検出した駆動軸(図示せず)の回転角度信号が入
力する。また、CPU10a、10bには、各種の運転
インターロック信号が入力するとともに、プレス本体に
設けたモード信号出力手段である運転モード選択スイッ
チ(図示せず)から運転モード信号が入力する。そし
て、各CPU10a、10bは、後述するように、図示
しないメインモータの動力を駆動軸に伝達、遮断するク
ラッチ・ブレーキ12を制御している駆動制御部として
のクラッチ・ブレーキ制御バルブ(C/Bバルブ)1
4、15に駆動停止信号を出力するようになっている。
【0014】なお、図示しない回転角検出手段は、例え
ば駆動軸に設けたパルス発生器と、このパルス発生器の
発生パルスを取り込んで角度信号に変換する角度演算器
とから構成することができる。また、図示しないプレス
速度検出手段は、上記のパルス発生器と、このパルス発
生器が出力したパルスを取り込み、駆動軸の回転速度を
演算するとともに、駆動軸の回転によって上下動するス
ライド(図示せず)の上下速度を演算する速度演算器に
よって構成することができる。
【0015】CPU10a、10bは、それぞれにバス
を介して、制御プログラム等を格納した制御ROM16
a、16b、入力されたデータや制御プログラムなどを
書き込むRAM18a、18b、後述するように、基準
の駆動停止信号出力位置が書き込まれるDPRAM20
a、20bが接続してある。また、DPRAM20aと
DPRAM20bとは、バスを介して相互に接続してあ
るとともに、バスを介して後述する上下限値のデータを
格納する上下限値記憶手段としてのROM22、プレス
機械の運転モードに対応した駆動停止信号出力位置のデ
ータを格納したすべりデータ記憶手段を構成しているE
EPROM24、これらROM22、24とに格納した
データの読み出し、DPRAM20a、20bに書き込
みを行うCPU26が接続してある。
【0016】EEPROM24に格納してあるデータ
は、図2に示したような上死点停止すべり角度(すべり
データ)、すなわち駆動停止信号を出力したときの駆動
軸の回転位置(回転角度)と駆動軸の回転が実際に停止
した位置(角度)との差が格納してある。これらのすべ
り角度は、プレスの運転モードにおけるプレス速度(例
えば、スライドの下死点における速度)と関係させて予
め求めてあり、例えば曲線Aが1行程運転モードのとき
の上死点停止すべり角度、曲線Bがプレスの連続運転モ
ードのときの上死点停止すべり角度のデータである。ま
た、ROM22に格納してある上下限値のデータは、図
3に実線によって示したような下限すべり角度、上限す
べり角度によって表されており、下限すべり角度と上限
値すべり角度との間に図2に示した曲線A、Bのすべり
データを含むように設定される。なお、ROM22、E
EPROM24に記憶させるデータは、このようになす
べり角度そのものでなく、すべり角度を考慮したスライ
ドを上死点に停止させるために駆動停止信号を出力すべ
き駆動軸の回転角度のデータであってもよい。
【0017】上記のごとく構成した実施例の作用は、次
のとおりである。EEPROM24には、図2に示した
ような、運転モードごとにプレス速度に対応して予め求
めたすべり角度(上死点停止データ)が格納してあり、
ROM22には図3の実線で示した上限値すべり角度と
下限値すべり角度とが格納してある。そして、電源が投
入されて制御装置が起動されると、CPU26は、EE
PROM24内のデータをサムチェックしてデータの誤
りの有無を判定し、データに誤りがない場合、EEPR
OM24のデータとROM22のデータと読み出してD
PRAM20a、20bに書き込む。
【0018】駆動停止信号出力手段であるCPU10
a、10bは、運転モード信号とプレス速度信号とが入
力してくると、DPRAM20a、20bに書き込まれ
た図2のすべりデータから駆動軸がどの回転位置にきた
ときに駆動停止信号をC/Bバルブ14、15に出力す
べきかを求める。そして、CPU10a、10bは、回
転角検出手段からプレス角度(駆動軸の回転角度)を読
み込み、回転角検出手段が検出した駆動軸の回転角度が
求めた回転位置となると、C/Bバルブ14、15に駆
動停止信号を出力する。また、CPU10a、10b
は、緊急停止信号出力手段としての役割をしており、プ
レスの運転ルーチンの中で、DPRAM20a、20b
に書き込まれたROM22の上下限値に基づいて、
【数1】 上限すべり角度>上死点停止>下限すべり角度 の比較チェックを行い、〔数1〕が成立しないとC/B
バルブ14、15の出力を止める緊急停止信号を出力
し、プレスを緊急停止させる。
【0019】すなわち、各CPU10a、10bは、C
/Bバルブ14、15に出力した駆動停止信号の出力位
置が、図3の上限すべり角度から求めた駆動軸の回転位
置下限値と下限すべり角度から求めた駆動軸の回転位置
上限値との間に入っているかを判断する。そして、下限
すべり角度より小さい位置において駆動停止信号が出力
されると、駆動軸の上死点に非常に近い位置で駆動停止
信号が出力されることになり、駆動軸が上死点から大き
くオーバーランして危険であり、逆に上限すべり角度よ
り大きな位置において駆動停止信号が出力された場合、
駆動軸は上死点よりずっと手前で停止することになり、
製品を損傷したり、危険の発生する可能性があため、C
PU10a、10bは、〔数1〕が成立するか否かを常
にチェックし、成立しない場合、プレスを緊急停止させ
る。
【0020】このように、実施例においては、運転モー
ドに応じてプレス速度とすべり量との関係を求め、この
関係に基づいて駆動停止信号を出力するようにしている
ため、プレスの運転モードが異なったとしても、駆動軸
(スライド)を正確に上死点に停止させることができ
る。しかも、駆動停止信号が下限値と上限値との間に出
力されなかった場合に、プレスを緊急停止させるため、
スライドが大きくオーバーランするようなことを避ける
ことができ、プレス機械の安全性を向上することができ
る。しかも、実施例においては、すべりデータをEEP
ROM24に格納したことにより、CPU26によって
EEPROM24内のデータを容易に書き換えることが
でき、データの修正や追加等を容易に行うことができ
る。
【0021】なお、前記実施例においては、二重回路を
構成した場合について説明したが、図1の二点鎖線によ
って囲った回路を省略し、1回路によって構成してもよ
い。また、前記実施例においては、EEPROM24に
運転モードに対応したすべりデータを格納した場合につ
いて説明したが、EEPROM24を用いずに、普通の
ROM22に書き込んでもよい。
【0022】図4は、本発明の第2実施例に係るブロッ
ク図である。図4において、制御装置30の停止信号出
力位置演算部32は、プレス速度信号とモード選択信号
とを受けて、すべり角度データ記憶部34に格納してあ
る図2に示したようなすべり角度データに基づいて、駆
動軸がどの回転角度になったときに駆動停止信号を出力
すべきかを求め、求めた出力位置を停止信号出力部36
に送出する。停止信号出力部36は、プレス角度信号を
読み込み、プレス角度信号が停止信号出力位置演算部3
2の求めて停止位置になると、駆動停止信号をC/Bバ
ルブ14とすべり角度修正部38および緊急停止信号出
力部40の緊急停止信号出力回路42とに出力する。
【0023】すべり角度修正部38は、プレス速度信号
とプレス角度信号とから駆動軸の停止した位置を求める
とともに、停止信号出力部36が駆動停止信号を出力し
てから駆動軸が停止するまでのすべり角度を演算する。
さらに、すべり角度修正部38は、モード選択信号を取
り込んで演算したすべり角度とすべり角度データ記憶部
34内のデータとを比較し、両者に差のある場合は、す
べり角度データ記憶部34内のデータを演算によって求
めたすべり角度データに書き換える。なお、演算により
求めたデータと記憶部34内のデータとを比較せずに、
記憶部34内のデータを常に演算によって求めたデータ
に書き換えるようにしてもよい。
【0024】緊急停止信号出力部40は、緊急停止信号
出力回路42と緊急停止信号出力位置演算回路44とか
ら構成してあり、緊急停止信号出力位置演算回路44が
プレス速度を取り込んで、上下限値データ記憶部46に
書き込まれている図3に示したような上下限値のデータ
から、緊急停止信号を出力すべき駆動軸の上下限の回転
位置を求め、緊急停止信号出力回路42に与える。そし
て、緊急停止信号出力回路42は、停止信号出力部36
の出力とプレス角度信号とから、停止信号出力部36が
駆動停止信号を出力した駆動軸の回転位置が緊急停止信
号出力位置演算回路44の求めた上下限値内であるかを
判断し、駆動停止信号を出力した駆動軸の回転位置が上
下限位置の範囲から外れていると、C/Bバルブ14に
緊急停止信号を出力し、バルブ出力を止めてプレスを停
止させる。
【0025】このように、第2実施例においては、すべ
り角度データ記憶部に格納してある運転モードに対応し
たすべり角度データをすべり角度修正部38によって書
き換えるようにしているため、長時間運転や長期間の使
用によってブレーキの摩擦係数が変化するなどの制御条
件が変化したとしても、スライドを正確に上死点に停止
させることができ、安全性を向上することができる。な
お、本実施例においても、二重回路を構成してもよいこ
とは勿論である。なお、第1実施例においてCPU10
a、10bにより実際のすべり角度を求め、これをDP
RAM20a、20bに書き込んだのち、CPU26が
そのデータに基づいてEEPROM24内のデータを修
正するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、予め1行程運転モード、連続運転モードなどの運転
モードに対応してプレス速度と駆動停止信号の出力位置
との関係を求め、検出した駆動軸の回転位置が予め求め
た駆動停止信号出力位置になったときに駆動停止信号を
出力するようにしているので、運転モードが異なった場
合であっても、スライドを正確に上死点に停止させるこ
とができる。
【0027】また、本発明の第2によれば、実際のすべ
り量を求めてすべり角度データ記憶手段に格納してある
すべりデータを書き換えるようにしたことにより、プレ
スを長時間連続運転している場合に、機械の温度や潤滑
状態など、長期間の使用によるブレーキの摩擦係数の変
化等、種々の条件が変化したような場合であっても、ス
ライドを正確に上死点に停止させることができる。そし
て、本発明の第3によれば、上死点の制御回路系に異常
が生じて駆動軸の所定の回転位置で駆動停止信号が出力
されないような場合が発生したとしても、プレス速度に
応じて予め定めた上下限値を基準に緊急停止信号を出力
するため、スライドのオーバーランを防ぐことができ、
危険の防止が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るプレス機械の停止制
御装置のブロック図である。
【図2】実施例に係る運転モードに対応したプレス速度
についての駆動軸のすべり角度データの一例を示す図で
ある。
【図3】実施例に係るすべり角度の下限値と上限値との
一例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るプレス機械の停止制
御装置のブロック図である。
【符号の説明】
10a、10b 駆動停止信号出力手段、緊急停止信号
出力手段(CPU) 14、15 駆動制御部(C/Bバルブ) 22 上下限値記憶手段(ROM) 24 すべりデータ記憶手段(EEPRO
M) 30 制御装置 34 すべり角度データ記憶部 36 停止信号出力部 38 すべり修正部(すべり角度修正部) 40 緊急停止信号出力部 46 上下限値データ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 15/14 B30B 15/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともスライドを1行程させる運転
    モードごとに対応して、プレス速度に対する、駆動停止
    信号出力位置と実際の駆動軸の停止位置との予め求
    めて格納したすべりデータ記憶手段と、前記駆動軸の回
    転角度を求める回転角検出手段と、前記駆動軸の回転速
    を求めるプレス速度検出手段と、選択されたプレスの
    運転モードを出力するモード信号出力手段と、このモー
    ド信号出力手段と前記プレス速度検出手段との出力信号
    を取り込み、前記すべりデータ記憶手段に格納してある
    すべりデータに基づいてプレスの駆動停止信号出力位置
    を求めるとともに、前記回転角検出手段の検出信号に基
    づいて、前記駆動軸が求めた駆動停止信号出力位置に
    達したときに、プレスの駆動を制御する駆動制御部に駆
    動停止信号を出力する駆動停止信号出力手段と、を有す
    ることを特徴とするプレス機械の停止制御装置。
  2. 【請求項2】 少なくともスライドを1行程させる運転
    モードごとに対応して、プレス速度に対する駆動停止信
    号出力位置と実際の駆動軸の停止位置との予め求め
    格納したすべりデータ記憶手段と、前記駆動軸の回転
    角度を求める回転角検出手段と、前記駆動軸の回転速度
    を求めるプレス速度検出手段と、選択されたプレスの運
    転モードを出力するモード信号出力手段と、このモード
    信号出力手段と前記プレス速度検出手段との出力信号を
    取り込み、前記すべりデータ記憶手段に格納してあるす
    べりデータに基づいてプレスの駆動停止信号出力位置を
    求めるとともに、前記回転角検出手段の検出信号に基づ
    いて、前記駆動軸が求めた駆動停止信号出力位置に達
    したときに、プレスの駆動を制御する駆動制御部に駆動
    停止信号を出力する駆動停止信号出力手段と、この駆動
    停止信号出力手段と前記回転角検出手段と前記プレス速
    度検出手段と前記モード信号出力手段との出力信号に基
    づいて、前記駆動軸の実際のすべり量を求め、前記すべ
    りデータ記憶手段内のすべりデータを新たに求めたすべ
    り量に書き換えるすべり修正手段と、を有することを特
    徴とするプレス機械の停止制御装置。
  3. 【請求項3】 少なくともスライドを1行程させる運転
    モードごとに対応して、プレス速度に対する駆動停止信
    号出力位置と実際の駆動軸の停止位置との予め求め
    格納したすべりデータ記憶手段と、前記駆動軸の回転
    角度を求める回転角検出手段と、前記駆動軸の回転速度
    を求めるプレス速度検出手段と、選択されたプレスの運
    転モードを出力するモード信号出力手段と、このモード
    信号出力手段と前記プレス速度検出手段との出力信号を
    取り込み、前記すべりデータ記憶手段に格納してあるす
    べりデータに基づいてプレスの駆動停止信号出力位置を
    求めるとともに、前記回転角検出手段の検出信号に基づ
    いて、前記駆動軸が求めた駆動停止信号出力位置に達
    したときに、プレスの駆動を制御する駆動制御部に駆動
    停止信号を出力する駆動停止信号出力手段と、この駆動
    停止信号出力手段と前記回転角検出手段と前記プレス速
    度検出手段と前記モード信号出力手段との出力信号に基
    づいて、前記駆動軸の実際のすべり量を求め、前記すべ
    りデータ記憶手段内のすべりデータを新たに求めたすべ
    り量に書き換えるすべり修正手段と、前記プレス速度に
    応じて予め定められ、前記駆動軸が達する回転位置まで
    前記駆動停止信号出力手段が前記駆動停止信号を出力し
    てはならない下限値と、前記駆動軸が到達した回転位置
    までに前記駆動停止信号出力手段が前記駆動停止信号を
    出力すべき上限値とを格納した上下限値記憶手段と、こ
    の上下限値記憶手段内の上下限値と前記プレス速度検出
    手段の出力信号とから、前記駆動停止信号出力手段が前
    記駆動停止信号を出力してはならない前記下限値と駆動
    停止信号を出力すべき前記上限値とを求めるとともに、
    前記回転角検出手段と前記駆動停止信号出力手段との出
    力信号とから、前記駆動停止信号出力手段が前記駆動
    軸が前記下限値に達する前に前記駆動停止信号を出力し
    た場合、または前記駆動停止信号出力手段が前記駆動
    軸が前記上限値に達したときまでに前記駆動停止信号を
    出力しなかった場合に、前記駆動制御部に緊急停止信号
    を出力する緊急停止信号出力手段と、を有することを特
    徴とするプレス機械の停止制御装置
  4. 【請求項4】 前記駆動停止信号出力手段は2つ設けら
    れ、それぞれが独立に並行して前記処理を行うことを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載のプレス
    機械の停止装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動停止信号出力手段と前記緊急停
    止信号出力手段とはそれぞれ2つずつ設けられ、それぞ
    れが独立に並行して前記各処理を行うことを特徴とする
    請求項4に記載のプレス機械の停止制御装置。
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