JP3479754B2 - 岩盤削孔装置 - Google Patents

岩盤削孔装置

Info

Publication number
JP3479754B2
JP3479754B2 JP11930095A JP11930095A JP3479754B2 JP 3479754 B2 JP3479754 B2 JP 3479754B2 JP 11930095 A JP11930095 A JP 11930095A JP 11930095 A JP11930095 A JP 11930095A JP 3479754 B2 JP3479754 B2 JP 3479754B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drilling
shaft member
rod
guide rod
rock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11930095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08291687A (ja
Inventor
敏郎 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Ohmoto Gumi Co Ltd
Original Assignee
Fujita Corp
Ohmoto Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp, Ohmoto Gumi Co Ltd filed Critical Fujita Corp
Priority to JP11930095A priority Critical patent/JP3479754B2/ja
Priority to US08/615,608 priority patent/US5690184A/en
Priority to KR1019960011550A priority patent/KR960038046A/ko
Publication of JPH08291687A publication Critical patent/JPH08291687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3479754B2 publication Critical patent/JP3479754B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B19/00Handling rods, casings, tubes or the like outside the borehole, e.g. in the derrick; Apparatus for feeding the rods or cables
    • E21B19/24Guiding or centralising devices for drilling rods or pipes
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B7/00Special methods or apparatus for drilling
    • E21B7/02Drilling rigs characterised by means for land transport with their own drive, e.g. skid mounting or wheel mounting
    • E21B7/025Rock drills, i.e. jumbo drills
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B12/00Accessories for drilling tools

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル掘削などの
際、岩盤にスリット状の溝を形成するための削孔装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばトンネルなどの構築のため
に岩盤を掘削する場合、ダイナマイトなどを用いる発破
工法が採られてきた。しかし、爆破の衝撃により、大き
な振動や騒音が発生して周辺環境に悪影響を及ぼした
り、周辺岩盤の緩みを招くといった問題があった。そこ
で、静的にトンネルなどを掘削する工法が採用されるよ
うになってきている。この工法ではまず、トンネルなど
の断面外周に沿って、また断面を区画する複数の領域の
境界に沿って多数の孔が一部重複して連続削孔され、削
孔列によるスリット状の溝が形成される。次に、例え
ば、溝によって囲まれた領域に多数の割岩孔を形成して
ゴムチューブ式等の割岩機が挿入され、それを膨張させ
ることにより、各領域が破砕される。このような溝の形
成、および溝によって囲まれた領域の破砕を繰り返すこ
とにより、トンネルなどが掘り進められる。
【0003】この工法で多数の孔を連続削孔するとき、
従来は図4(A)、(B)に示すような削孔装置が用い
られていた。101は削孔装置の架台で、架台101の
上にはブラケット107が直立して取り付けられ、削孔
ロッド104はこのブラケット107を貫通し、ブラケ
ット107によりその長手方向に摺動可能に支持されて
いる。削孔ロッド104の先端には削孔ビット103が
固着されている。
【0004】架台101上の、ブラケット107より前
方の位置には案内ロッドが貫通するロッド・サポート1
10が設けられ、削孔ロッド104を回転可能に支持し
ている。ブラケット107よりさらに後方には、これと
一体になって架台101上を前後に移動自在なドリフタ
ー102が設けられ、削孔ロッド104の他端はドリフ
ター102に取り付けられている。ブラケット107に
は、削孔ロッド104と並んで、その上方に案内ロッド
106が削孔ロッド104と平行に取り付けられてい
る。案内ロッド106は中空であり、削孔時に水が注入
され、それらはロッド106の先端部より噴出する。
【0005】このような削孔装置により岩盤に削孔する
場合には、案内ロッド106の先端を、まず、すでに削
孔されている孔に合わせ、削孔ロッド104を所定の動
力源(図示せず)によって回転させ、ドリフター102
を所定の駆動手段(図示せず)で移動することにより案
内ロッド106と共に削孔ビット103を除々に前進さ
せ、案内ロッド106に隣接して削孔が行われる。削孔
の際、案内ロッド106の中空部分に注入された水は、
先端から噴出して削孔ビット103を冷却しながら切削
粉を洗い流して後方に排除する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の削孔
装置では、案内ロッド106を孔に徐々に挿入してブラ
ケット107とロッドサポート110を介して削孔ロッ
ド104を安定させ、かつ案内ロッド106が挿入され
ている孔と、新たに削孔する孔との間隔が適切に設定さ
れるようにしている。しかし、削孔ビット103を前進
させると、ロッドサポート110から削孔ビット103
までの距離は長くなるため、ロッド104はしだいに隣
接する孔の方向、すなわち案内ロッド106の方向に曲
りやすくなる。これは、削孔時に削孔ビット103の受
ける抵抗が既に孔が開いている側において小さいためで
ある。そして、岩盤が特に硬質の場合には削孔ロッド1
04の曲りは大きくなり、削孔ビット103の周辺部が
案内ロッド106に接してしまい、削孔ビット103
は、その周辺部が案内ロッド106の表面を摺動しつつ
回転する。その結果、案内ロッド106および削孔ビッ
ト103周辺部が摩耗し、また案内ロッド106および
削孔ビット103が損傷する場合もあり、案内ロッド1
06や削孔ビット103の頻繁な交換が必要となる。
【0007】案内ロッド106と削孔ビット103との
接触を回避するために、案内ロッド106と削孔ビット
103との間隔を広くすることも可能であるが、その場
合には、隣接して削孔された孔がつながらなくなり、ス
リット状の溝を形成することが困難となる。従来はこの
ような案内ロッドと削孔ロッドとの接触により、施工効
率の大幅な低下を招いていた。一方、削孔ロッド104
の曲がりを回避するため、その先端部104aを太くす
ると、切削粉の排出が非常に困難となり、施工効率が極
端に低下する。そこで本発明の目的は、案内ロッドと削
孔ビットとの接触による案内ロッドおよび削孔ビットの
摩耗や損傷を防止して施工効率の向上を可能とした岩盤
削孔装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、スリット状の溝を成す多数の孔を岩盤に
削孔する際に既に削孔された前記孔に挿入する案内ロッ
ドと、前記孔を削孔するための削孔ビットが装着された
削孔ロッドと、架台の先端に設けられ前記案内ロッドの
基部を支持すると共に、前記削孔ロッドをその長手方向
に移動可能に支持するブラケットとを備えた岩盤削孔装
置において、前記案内ロッドは、前記ブラケットに固定
された軸部材と、この軸部材のほぼ全長にわたりその外
周に回転可能に結合された筒状部材とで構成されている
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記筒状部材が前記軸部
材より硬度の低い材料により形成されていることを特徴
とする。また、本発明は、前記軸部材と筒状部材が共に
鋼製であることを特徴とする。また、本発明は、前記軸
部材の外周には前記筒状部材が回転可能に嵌合される軸
受面が形成され、前記軸部材の内部には、軸部材の長手
方向に延在する空気通路が形成され、前記空気通路は、
軸部材の基部の端面に開口すると共に軸受面の複数箇所
に開口されていることを特徴とする。また、本発明は、
前記軸部材の先端にはキャップ部材が設けられ、このキ
ャップ部材は前記空気通路の内周面に設けられた軸受面
により回転可能に支持されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】削孔時に、削孔ロッドが曲り、回転している削
孔ビットの周辺部が案内ロッドに接触すると、筒状部材
が回転する。その結果、削孔ビットの周辺部と筒状部材
表面との間の摩擦は極めて少なくなり、筒状部材表面お
よび削孔ビット周辺部の摩耗はほとんど発生せず、また
案内ロッドおよび削孔ビットの破損も回避できる。従っ
て、案内ロッドおよび削孔ビットを頻繁に交換する必要
がなくなり、施工効率を大幅に向上させることができ
る。また、万一破損した場合も、削孔ビットを痛めず、
高度の低い材料のみの破損となり、案内ロッドの筒状部
材を交換することで施工を続行することが可能となる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。図3
は本発明の岩盤削孔装置の斜視図である。1は削孔装置
の架台で、架台1の上にはブラケット7が取り付けら
れ、削孔ロッド4はこのブラケット7を貫通し、ブラケ
ット7によりその長手方向に摺動可能に支持されてい
る。削孔ロッド4の先端には削孔ビット3が取り付けら
れている。削孔ロッド4は中空となっており、その中空
部分は、削孔ビット3の前面に設けられた複数の開口に
接続している。
【0012】削孔時にはロッド4の端部から上記中空部
分に水が注入され、その水は削孔ビット3の上記開口よ
り噴出する。架台1上の、ブラケット7より後方の位置
にはロッド・サポート10が設けられ、削孔ロッド4を
回転可能に支持している。ロッド・サポート10よりさ
らに後方には、架台1上を前後に移動自在なドリフター
2が設けられ、削孔ロッド4の他端はドリフター2に取
り付けられている。ブラケット7には、削孔ロッド4と
並んで、その上方に案内ロッド60が削孔ロッド4と平
行に取り付けられている。案内ロッド60も中空であ
り、削孔時には空気または水が注入され、それらはロッ
ド60の先端部より噴出する。
【0013】次に、図1を参照して削孔装置の要部につ
いて説明する。図1(A)は本発明による岩盤削孔装置
の要部側面図、図1(B)は図1(A)のAA断面図を
示す。案内ロッド60は、軸部材60aと、軸部材60
aに回転可能に嵌合される筒状部材60cと、軸部材6
0aの先端に取着されるキャップ60b等で構成されて
いる。軸部材60aは例えば鋼材で形成され、筒状部材
60cは、軸部材60aより硬度の低い鋼材で形成され
ている。軸部材60aの外周には、その基部(図1の
(A)における左側)から先部にわたり、基部よりも若
干小径の軸受面60kが形成され、また、先部には雄ね
じが形成されている。筒状部材60cはこの軸受面60
kに回転可能に嵌合され、基部と軸受面60kとの段
部、及び、軸部材60aの先部のねじに結合されたキャ
ップ60bにより軸方向に移動できないようになってい
る。筒状部材60cの外径は、軸受面60k寄りの基部
部分60gの外周面とほぼ連続する外周面となる寸法で
形成されている。キャップ60bの基部は、筒状部材6
0cとほぼ同じ外径で形成され、キャップ60bは、軸
部材60aに筒状部材60cを嵌合させた後、軸部材6
0aの先端に螺合される。
【0014】このキャップ60bと軸部材60aの結合
方法としては、図1(A)の他にも種々考えられる。例
えば、図2(A)に示すように、軸部材60aの空気通
路60dを軸部材60aの先端まで延出させたもの、図
2(B)に示すように、案内ロッド60の先端からも空
気を噴出可能とするため、キャップ60bの内部にも通
路60mを設けたもの、図2(C)に示すように、軸部
材60aの先端外周ではなく、空気通路60d側に雌ね
じ60gを設け、キャップ60bの基部に雄ねじを有す
る軸60pを設け、キャップ60bを軸部材60aに螺
合するようにしたもの、更に、図2(D)に示すよう
に、キャップ60bの基部に所定の長さの軸60pを突
出し、軸60pの先部に雄ねじ部60sを形成し、軸6
0pの基部に雄ねじのない軸部60rを形成し、雄ねじ
部60sが軸部材60aの空気通路60dの内面に形成
した雌ねじ60qを通り越して軸部60rを雌ねじ60
qの内周面において回転可能に支持させるようにしても
よい。なお、図2(D)の場合には雌ねじ60qの内周
面が軸部60rの軸受面となる。
【0015】軸部材60aの基部の端部には雄ネジ60
hが形成されている。この雄ネジの外径は基部部分60
gより小さく形成され、従って、基部部分60gからこ
の雄ネジに至る部分は円錐部60iになっている。軸部
材60aの中心部にはほぼ全長にわたって通気用の孔6
0dが形成されている。この孔60dは雄ネジ60h側
の端面において開口している。また、軸受面60kの表
面には複数の開口が形成されており、これらの開口と孔
60dとは複数の孔60eによってそれぞれ接続されて
いる。
【0016】ブラケット7には、案内ロッド60を取り
付けるための開口7aが形成されている。軸部材60a
の基部の上記雄ネジ60hはこの開口7aに挿通され、
開口7aの左側に突出した雄ネジ60hに、ナット24
a、24bが螺着されて締め付けられ、これにより、案
内ロッド60はナット24a、24bと前記円錐部60
iとによりブラケット7に締め付け固定される。
【0017】このような構成を有する岩盤削孔装置によ
る削孔は次のようにして行う。岩盤19にはすでに孔1
7が形成されており、まずこの孔17に案内ロッド60
を図のように挿入して、架台1を固定する。そして雄ネ
ジ60h側の端部から、案内ロッド60の孔60d内に
空気を加圧注入する。注入された空気は複数の孔60e
を通じて、軸受面60kと筒状部材60cとの間の隙間
に入り、その後、隙間を通って筒状部材60cの両端部
より外部に出る。このように軸受面60kと筒状部材6
0cとの間に空気を流通させることによって、軸部材6
0aと筒状部材60cとの間の摩擦が小さくなり、筒状
部材60cの回転が円滑となる。案内ロッド60の挿入
により、案内ロッド60が岩盤に固定され、従ってブラ
ケット7も岩盤に固定されることになる。そして、削孔
ロッド4を高速回転させ、削孔ビット3を除々に前進さ
せて、案内ロッド60を挿入した孔に隣接して削孔を行
う。
【0018】削孔が進行し、ブラケット7から削孔ビッ
ト3までの距離がしだいに長くなると、削孔ロッド4は
孔17側に曲るようになり、岩盤19が特に硬質の場合
にはロッド4の曲りが大きく、削孔ビット3の周辺部3
aはロッド60に接触する。このとき従来の削孔装置で
は、削孔ビット3の回転によりロッド60の表面および
削孔ビット3自身の周辺部が摩耗したり、あるいはロッ
ド60および削孔ビット3の破損を引き起こしたりする
ことになるが、本実施例の削孔装置では、削孔ビット3
の周辺部3aがロッド60に接触すると、削孔ビット3
の回転によりロッド60の筒状部材60cも回転する。
この場合、図2(D)のようにすると、削孔ビット3が
案内ロッド60の先端に進み、削孔ビット3がキャップ
60bに接触しても、キャップ60bも回転する。すな
わち、筒状部材60cだけでなく、キャップ60bを含
めた案内ロッド60のほぼ全長にわたり回転することに
なる。従って、案内ロッド60表面とビット3の周辺部
3aとの間の摩擦は極めて少なく、案内ロッド60表面
および削孔ビット3の周辺部3aの摩耗はほとんど発生
せず、またそれらの破損も回避できる。その結果、案内
ロッド60および削孔ビット3を頻繁に交換する必要が
なくなり、施工効率は大幅に向上する。
【0019】また、案内ロッド60と削孔ビット3の周
辺部3aとの間の摩擦が極めて少ないため、両者が接触
しても削孔ビット3の回転力はほとんど失われない。さ
らに、従来の削孔装置の削孔ロッド104aのように特
別太くする必要もないため、切削粉の後方への排出がス
ムーズとなる。従って、高速削孔が可能であり、この点
でも施工効率が改善される。さらに、案内ロッド60と
削孔ビット3との間の摩擦が極めて少ないことから、削
孔ビット3と案内ロッド60とを従来より接近させて配
置し、削孔ビット3が案内ロッド60に最初から接触し
た状態で削孔を行うことも可能である。そうすることに
よって、削孔ロッド4が案内ロッド60から離れる方向
に多少曲ったとしても、新たに削孔された孔は、深部に
おいても必ず、案内ロッド60が挿入された孔に接続さ
れたものとなる。すなわち、岩盤の深部においても正し
く溝が形成される。また、長時間の運転により筒状部材
60cが摩耗した場合には、キャップ60bを外して、
筒状部材60cのみを交換すればよい。従って、軸部材
60aは交換する必要がなく、経済的である。
【0020】尚、実施例では、案内ロッド60の孔60
dには空気を注入するようにしたが、空気の代りに水を
注入しても、同様の作用を実現できる。また、注入は常
に行うとは限らず、孔内における切削粉の状況および削
孔の状況など、必要におうじて行われる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
スリット状の溝を成す多数の孔を岩盤に削孔する際に既
に削孔された前記孔に挿入する案内ロッドと、前記孔を
削孔するための削孔ビットが装着された削孔ロッドと、
架台の先端に設けられ前記案内ロッドの基部を支持する
と共に、前記削孔ロッドをその長手方向に移動可能に支
持するブラケットとを備えた岩盤削孔装置において、前
記案内ロッドは、前記ブラケットに固定された軸部材
と、この軸部材のほぼ全長にわたりその外周に回転可能
に結合された筒状部材とで構成されている。そのため、
削孔時に、削孔ロッドが曲り、回転している削孔ビット
の周辺部が案内ロッド、すなわち軸部材を覆う上記筒状
部材に接触すると、筒状部材も回転する。その結果、削
孔ビットの周辺部と案内ロッドの筒状部材表面との間の
摩擦は極めて少なくなり、案内ロッドおよび削孔ビット
を頻繁に交換する必要がなくなり、施工効率を大幅に向
上させることができる。また、削孔ロッドを特別太くす
る必要もないため、切削粉の排出がスムーズであり、必
要におうじて削孔ロッドだけでなく案内ロッドからも水
を噴出できるため、切削粉の排出効率が向上して高速削
孔が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の岩盤削孔装置の要部側面図、
(B)は(A)のAA断面図である。
【図2】(A)乃至(D)はそれぞれ案内ロッドの変形
例の要部拡大図である。
【図3】本発明の岩盤削孔装置を示す斜視図である。
【図4】(A)は従来の岩盤削孔装置の正面図、(B)
は部分拡大図である。
【符号の説明】
1 架台 2 ドリフター 3 削孔ビット 4 削孔ロッド 60 案内ロッド 7 ブラケット 17 孔 19 岩盤 60a 軸部材 60b キャップ 60c 筒状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 敏郎 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株式会社フジタ内 (56)参考文献 特開 平2−289788(JP,A) 特公 平6−3104(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21C 25/00 - 25/68 E21B 19/08 - 19/089 E21B 44/00 E21B 44/08 E21B 7/02 E21B 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリット状の溝を成す多数の孔を岩盤に
    削孔する際に既に削孔された前記孔に挿入する案内ロッ
    ドと、 前記孔を削孔するための削孔ビットが装着された削孔ロ
    ッドと、 架台の先端に設けられ前記案内ロッドの基部を支持する
    と共に、前記削孔ロッドをその長手方向に移動可能に支
    持するブラケットと、 を備えた岩盤削孔装置において、 前記案内ロッドは、前記ブラケットに固定された軸部材
    と、この軸部材のほぼ全長にわたりその外周に回転可能
    に結合された筒状部材とで構成されている、 ことを特徴とする岩盤削孔装置。
  2. 【請求項2】 前記筒状部材は前記軸部材より硬度の低
    い材料により形成されている請求項1記載の岩盤削孔装
    置。
  3. 【請求項3】 前記軸部材と筒状部材は共に鋼製である
    請求項2記載の岩盤削孔装置。
  4. 【請求項4】 前記軸部材の外周には前記筒状部材が回
    転可能に嵌合される軸受面が形成され、前記軸部材の内
    部には、軸部材の長手方向に延在する空気通路が形成さ
    れ、前記空気通路は、軸部材の基部の端面に開口すると
    共に軸受面の複数箇所に開口されている請求項1記載の
    岩盤削孔装置。
  5. 【請求項5】 前記軸部材の先端にはキャップ部材が設
    けられ、このキャップ部材は前記空気通路の内周面に設
    けられた軸受面により回転可能に支持されている請求項
    4記載の岩盤削孔装置。
JP11930095A 1995-04-20 1995-04-20 岩盤削孔装置 Expired - Lifetime JP3479754B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11930095A JP3479754B2 (ja) 1995-04-20 1995-04-20 岩盤削孔装置
US08/615,608 US5690184A (en) 1995-04-20 1996-03-13 Rock drilling apparatus
KR1019960011550A KR960038046A (ko) 1995-04-20 1996-04-17 암반드릴 가공장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11930095A JP3479754B2 (ja) 1995-04-20 1995-04-20 岩盤削孔装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08291687A JPH08291687A (ja) 1996-11-05
JP3479754B2 true JP3479754B2 (ja) 2003-12-15

Family

ID=14758012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11930095A Expired - Lifetime JP3479754B2 (ja) 1995-04-20 1995-04-20 岩盤削孔装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5690184A (ja)
JP (1) JP3479754B2 (ja)
KR (1) KR960038046A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012167425A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Fujita Corp 岩盤削孔装置および岩盤削孔方法
JP2014159740A (ja) * 2014-06-11 2014-09-04 Fujita Corp 岩盤削孔装置および岩盤削孔方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10243744B4 (de) * 2002-09-20 2006-10-12 Bauer Maschinen Gmbh Verschiebevorrichtung und Baumaschine mit Verschiebevorrichtung
DE602006001586D1 (de) * 2005-03-11 2008-08-07 Atlas Copco Rock Drills Ab Dämpfungsvorrichtung für eine ausgangswelle in einem getriebe
JP2007113233A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Tobishima Corp 岩盤削孔装置
CA2714983C (en) * 2008-04-03 2012-08-28 Sandvik Mining And Construction Oy Drilling unit, method for slot drilling and slotting device
CN102108862B (zh) * 2010-12-30 2012-09-05 三一重型装备有限公司 一种采煤设备及其滚筒电气调速系统
US9677340B1 (en) * 2011-06-23 2017-06-13 Bernard J. Gochis High speed precision guide device for creating holes for piles or other support members
JP6254782B2 (ja) * 2013-07-02 2017-12-27 株式会社進明技興 掘削ガイド体及び同掘削ガイド体を用いた立坑の掘削方法
CN105350929B (zh) * 2015-12-06 2018-09-18 长江大学 一种近钻头可调控钻压短节

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3584524A (en) * 1968-08-13 1971-06-15 Abex Corp Torque resistance responsive drilling machine
US3628614A (en) * 1970-03-23 1971-12-21 Francis J Brennan Drill-supporting apparatus
US3804544A (en) * 1971-12-29 1974-04-16 R Adams Drill feed control
US3807512A (en) * 1972-12-29 1974-04-30 Texaco Inc Percussion-rotary drilling mechanism with mud drive turbine
SE388453B (sv) * 1973-05-08 1976-10-04 Atlas Copco Ab Anordning for forflyttning av stenger fran ett magasinerat lege till centrumaxeln for ett borrhal
US4681170A (en) * 1985-08-05 1987-07-21 Furukawa Co., Ltd. Rock drills for drilling continuously arrayed bores
NL8801466A (nl) * 1988-06-07 1990-01-02 Emerson Electric Co Inrichting voor het aandrijven van een boor- en/of slaggereedschap.
JP2761954B2 (ja) * 1989-02-27 1998-06-04 前田建設工業株式会社 岩盤にスロットを形成するための削孔装置
US5133418A (en) * 1991-01-28 1992-07-28 Lag Steering Systems Directional drilling system with eccentric mounted motor and biaxial sensor and method
TW271460B (ja) * 1992-06-16 1996-03-01 Furukawa Co Ltd
JPH063104A (ja) * 1992-06-23 1994-01-11 Sony Magnescale Inc 位置検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012167425A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Fujita Corp 岩盤削孔装置および岩盤削孔方法
JP2014159740A (ja) * 2014-06-11 2014-09-04 Fujita Corp 岩盤削孔装置および岩盤削孔方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR960038046A (ko) 1996-11-21
JPH08291687A (ja) 1996-11-05
US5690184A (en) 1997-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6450269B1 (en) Method and bit for directional horizontal boring
JP3479754B2 (ja) 岩盤削孔装置
US3905431A (en) Earth boring method and apparatus
FI103430B (fi) Poralaite ja menetelmä reiän poraamiseksi useaan erilaatuiseen maaperä än
JP3477683B2 (ja) 岩盤削孔装置
JP3489092B2 (ja) 坑道掘進工法及び坑道掘進機
KR20080052575A (ko) 싱글 패스 앵커 볼팅을 위한 일체형 드릴 비트 및 싱글패스 드릴 장치
JP3496857B2 (ja) 岩盤削孔装置
JP2761954B2 (ja) 岩盤にスロットを形成するための削孔装置
JPH09279976A (ja) 岩盤削孔装置
JP7417355B2 (ja) ベアリングプレート設置面切削研磨方法及びこれに用いる装置
JP3123875B2 (ja) 溝状連続孔の形成方法
JP2876102B2 (ja) トンネル切羽面外周部の穿孔装置
JPH08291688A (ja) 岩盤削孔方法
JPS62248792A (ja) 岩盤等にスロツトを形成するための穿孔機のビツト
JP2954565B1 (ja) パイロット孔掘削装置
JP3012877B2 (ja) 発破孔のノッチ形成装置及びノッチ形成方法
CN112196570B (zh) 一种隧道掘进机的钻孔设备及隧道掘进机
JP2859816B2 (ja) さく岩用工具及びさく岩方法
CN207598246U (zh) 钻具和钻机
JP2013002129A (ja) 削孔装置
JP2004003365A (ja) 坑道掘進工法及び坑道掘進機
JP3253896B2 (ja) 穿孔機
JP3243485B2 (ja) 連続孔のさく孔装置およびさく孔方法
JPH07109892A (ja) トンネルボーリングマシン

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030818

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101010

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term