JP3478645B2 - スプリンクラーの噴射ノズル装置 - Google Patents

スプリンクラーの噴射ノズル装置

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JP3478645B2
JP3478645B2 JP23550695A JP23550695A JP3478645B2 JP 3478645 B2 JP3478645 B2 JP 3478645B2 JP 23550695 A JP23550695 A JP 23550695A JP 23550695 A JP23550695 A JP 23550695A JP 3478645 B2 JP3478645 B2 JP 3478645B2
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萬治 菊見
篤 肥後
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/04Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet
    • B05B3/0409Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet with moving, e.g. rotating, outlet elements
    • B05B3/0472Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements driven by the liquid or other fluent material discharged, e.g. the liquid actuating a motor before passing to the outlet with moving, e.g. rotating, outlet elements the spray jet actuating a movable deflector which is successively moved out of the jet by jet action and brought back into the jet by spring action

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば、鉄道の軌道
間の積雪を消雪する消雪用スプリンクラーの噴射ノズル
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の軌道間の積雪を消雪する消雪用
スプリンクラーの噴射ノズル装置は、例えば、特公平3
−80064号公報、実公平4−20513号公報に記
載されているように、ノズル体の噴射ノズルから噴射さ
れた水流を噴射ノズルの前方に進退可能に設けられた反
射板に当て拡散させ、この反射板を水圧でスプリングに
抗して側方に移動させ、反射板の前方に位置している水
平整流板に噴射口から噴射される水流を複数の水流束に
整流して飛散させ、引き続き、反射板がスプリングによ
る付勢力で噴射口の前方に復帰した反射板にて拡散散布
するようにし、並設したスプリンクラーからそれぞれ噴
射される水流が散布される範囲の周辺部を隣接のスプリ
ンクラーから散布される範囲の周辺部とオーバーラップ
させ、消雪が全面的に均等に行われるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の消雪用スプ
リンクラーの噴射ノズル装置では、反射板に当った水流
は拡散されるが、水平整流板に当った水流は反射板にて
拡散される水流に比して遠方に飛散される水量が多くな
り、各スプリンクラーから散布される範囲は細長楕円形
状となり、豪雪時には軌道間の積雪は一面にシャーベッ
ト状の残雪となって軌道短絡や、ポイント部に雪を挟み
込んでポイントの不作動の原因となる問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、噴射口から噴射される水流をウォーターカーテンの
ように垂直状に拡散させて噴射させ、軌道間の積雪を軌
道方向と略直角方向の軌道横断方向に融雪して積雪を分
断し、軌道短絡や、ポイント部に雪を挟み込み、ポイン
トの不作動のおそれがないように消雪できるスプリンク
ラーの噴射ノズル装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のス
プリンクラーの噴射ノズル装置は、ノズル噴射口を有す
るノズル体と、このノズル体の噴射口の前方に臨ませて
取り付けられ前記ノズル噴射口から噴射された噴射水流
を垂直方向に拡がる噴射水流として噴射するノズルアタ
ッチメントとを備え、前記ノズルアタッチメントは、先
端噴射口を縦方向に細長い略矩形状に開口し、かつこの
先端噴射口の開口面より前記ノズル体のノズル噴射口に
対向する後端側流入開口部の開口面を拡幅し、この後端
側流入開口部から前記先端噴射口に向って漸次縮幅され
る整流水通路を有するものである。
【0006】そして、ノズル体の噴射口から噴射される
水流は、ノズル体の前側に取り付けられているノズルア
タッチメントの拡幅された後端側流入開口部から先端噴
射口に向って漸次縮幅される整流通路に導入され、整流
通路の噴射口から垂直方向に拡がった水流となって噴射
される。この垂直方向に拡がった水流は、積雪に対し線
状に散布され、積雪を線状に消雪するため、シャーベッ
ト状の雪による軌道短絡やポイント部の挟み込まれた雪
によるポイントの不作動が生じることを防止できる。
【0007】請求項2記載の発明のスプリンクラーの噴
射ノズル装置は、請求項1記載のスプリンクラーの噴射
ノズル装置において、ノズルアタッチメントの整流水通
路は、ノズル体の噴射口に対向する後端側流入開口部か
ら先端噴射口に向って漸次上下方向の高さを高くしたも
のである。
【0008】そして、ノズル体の噴射口から噴射される
水流は、ノズルアタッチメントの拡幅された後端側流入
開口部から先端噴射口に向って漸次縮幅される整流通路
を通過するとき、整流通路は後端側流入開口部から先端
噴射口に向って漸次上下方向の高さを高くしたため、垂
直方向に拡がった水流は上下間において均等に噴射さ
れ、軌道間の積雪に対し線状の消雪が均等にできる。
【0009】請求項3記載のスプリンクラーの噴射ノズ
ル装置は、請求項1または2記載のスプリンクラーの噴
射ノズル装置において、ノズルアタッチメントは、ノズ
ル体の噴射口の前方に前後方向の位置を調整可能に取り
付けたものである。
【0010】そして、ノズルアタッチメントの取り付け
位置を前後方向に調整することにより、ノズル体のノズ
ル噴射口とノズルアタッチメントの後端側流入開口部と
の間隔を調整することにより、ノズルアタッチメントの
噴射口から散水される角度を調整でき、ノズルアタッチ
メントの取り付け位置を前側にしてノズル体のノズル噴
射口とノズルアタッチメントの後端側流入開口部との間
隔を拡げると、散水範囲は短くなり、ノズルアタッチメ
ントの取り付け位置を後側にしてノズル体のノズル噴射
口とノズルアタッチメントの後端側流入開口部との間隔
を狭めると、散水範囲は長くなり、ノズル体の設置状況
に応じて軌道に対する散布範囲を調整できる。
【0011】請求項4記載の発明のスプリンクラーの噴
射ノズル装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の
スプリンクラーの噴射ノズル装置において、ノズル体に
ノズル噴射口の前方上側に向ってアームを突設し、この
アームの先端に前記ノズル噴射口から噴射された水流を
複数の水流束に整流する水平整流板を取り付け、この水
平整流板にノズルアタッチメントの上部に設けた取り付
け板部を折り曲げ可能のワッシャーを介在して六角形の
頭部を有するビスにて固着し、前記ワッシャーの端部を
前記ビスの頭部の周面に沿って折り曲げ添接したもので
ある。
【0012】そして、ノズルアタッチメントは水平整流
板に取り付けることにより他のアームなどを突設するこ
となく容易にノズル体に取り付けることができる。積雪
状況または雪質に応じて水平整流板にノズルアタッチメ
ントを取り付けたときに、ワッシャーの端部をビスの頭
部の周面に沿って折り曲げ添接することにビスの緩み方
向の回動が防止され、ノズルアタッチメントは確実に水
平整流板に固着され、ノズルアタッチメントが水平整流
板から脱落落下することを防止できる。
【0013】また、ノズルアタッチメントを使用しない
ときには、ノズル体の噴射口から噴射される水流は、水
平整流板により下方に拡散散布される。
【0014】請求項5記載の発明のスプリンクラーの噴
射ノズル装置は、請求項4記載のスプリンクラーの噴射
ノズル装置において、ノズル体に、このノズル体の噴射
口と水平整流板との間に進退自在でスプリングの付勢力
によって前記ノズル体の噴射口と水平整流板との間に保
持される反射板を設けたアームを回動可能に取り付けた
ものである。
【0015】そして、ノズル体の噴射口から噴射される
水流は、反射板に当って一側方に平面的に拡がる拡散散
布となり、同時に反射板は当った水圧でスプリングに抗
して他側方に押圧されてノズル体のノズル噴射口とノズ
ルアタッチメントの後端側流入開口部との間から退避さ
れ、ノズル体の噴射口からノズルアタッチメントの後端
側流入開口部から整流通路に導入され、整流通路の先端
噴射口から噴射される水流は垂直方向に拡って散布され
る。次いで、反射板は水圧を受けなくなるため、スプリ
ングの付勢力で復帰してノズル体のノズル噴射口とノズ
ルアタッチメントの後端側流入開口部との間に位置し、
再びノズル本体のノズル噴射口から噴射した水流を一側
方に拡がる拡散散布となり、この動作を反復して軌道間
の積雪を全面的に融雪するとともに線状に分断消雪す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態の構成を図
1に基いて説明する。
【0017】まず、ノズル体について説明する。
【0018】ノズル体1は、給水配管に下端に開口した
接続部2aが接続されて垂直に支持される中空支軸2を有
し、この支軸2には下端面に開口し上端を閉塞した水通
路3が形成され、この支軸2の外周中間部には環状の鍔
部4が形成され、この鍔部4の上側に位置して対称状に
180 °位置に前記水通路3に連通する導水孔5がそれぞ
れ開口され、この導水孔5の上下位置に環状溝6,7が
それぞれ形成され、この環状溝6,7に前記水通路3に
連通する小径の導水孔8がそれぞれ開口されている。
【0019】また、前記ノズル体1は前記支軸2に嵌合
固定されるノズル本体10を有し、このノズル本体10は前
記支軸2に嵌合される嵌合孔11が下面に開口して形成さ
れている。この嵌合孔11の下部は前記支軸2の鍔部4よ
り径大に形成されたナット嵌合部12に形成され、この嵌
合孔11のナット嵌合部12を形成する段部13が前記鍔部4
にワッシャー4aを介して係合されるようになっている。
そして、前記支軸2の下方から嵌合したナット14がナッ
ト嵌合部12の内周に形成したねじ溝15に締め付け螺合す
ることによりノズル本体10の嵌合孔11の段部13が支軸2
の鍔部4の上面側にワッシャー4aを介して圧接され、ノ
ズル本体10は支軸2に固定される。なお、この鍔部4の
下面とナット14の先端都の間に複数の環状ワッシャー15
a を介在して水密に保持する。
【0020】また、前記ノズル本体10には対称状に180
°方向にそれぞれ斜め上向きの導水管部16が突設され、
この各導水管部16は前記ノズル本体10の嵌合孔11に連通
されて前記導水孔5から導出する水が導入されるように
なっている。さらに、前記支軸2の上下の小径の導水孔
8も支軸2の図示しない案内溝によってそれぞれ各導水
管部16に連通されるようになっている。
【0021】さらに、前記両導水管部16の先端にはノズ
ル口体17がそれぞれ取り付けられ、この各ノズル口体17
に一体に突設したアーム18の先端にはこのノズル口体17
のノズル噴射口19の先端に対向する水平整流板20がそれ
ぞれ設けられている。この水平整流板20の下面には、ノ
ズル口体17のノズル噴射口19から噴射された水流が当っ
て水流の向きを下向きに複数の水流束となって拡散する
整流溝21が前後方向に形成されている。
【0022】また、前記ノズル本体10の中心部には支持
軸部22が突設され、この支持軸部22には反射板25の筒状
基部26が回動自在に嵌合されている。この基部26は前記
支持軸部22の上端に割りピン27にて固定したスプリング
止めリング28にて抜け止め保持され、この筒状基部26に
は上面に開口した環状凹部29が形成されている。そし
て、この環状凹部29に巻装したスプリング30の一端はこ
の筒状基部26に他端はスプリング止めリング28に係止さ
れ、このスプリング30にてこの筒状基部26は一方方向に
回動するように付勢されている。なお、前記割りピン27
を抜いてスプリング止めリング28を回動してスプリング
30の弾性力を調整することにより反射板25の回動速度を
調整できる。
【0023】さらに、前記反射板25の筒状基部26には対
称状に180 °の位置に揺動アーム31がそれぞれ突設さ
れ、この両揺動アーム31の先端には、前記ノズル口体17
のノズル噴射口19と前記水平整流板20との間に進退する
前記反射板25がそれぞれ設けられている。そして、この
両揺動アーム31は前記ノズル本体10の導水管部16に設け
た制止突部32により前記スプリング30による回動範囲を
抑制され、常時は反射板25が前記ノズル口体17のノズル
噴射口19と前記水平整流板20との間に保持されるように
なっている。
【0024】また、前記反射板25は、前記ノズル口体17
のノズル噴射口19に対向する導入口部33を有し、この導
入口部33に連通する水流反射路34は一側に向って円弧状
に湾曲され、この水流反射路34には一側に向って開口し
た拡散噴射孔35が形成されている。
【0025】次に、ノズルアタッチメント40を図2およ
び図3に基いて説明する。
【0026】このノズルアタッチメント40は、先端噴射
口41を縦方向に細長い略矩形状に開口し、かつこの先端
噴射口41の開口面より後端側流入開口部42の開口面が拡
幅され、この後端側流入開口部42から前記先端噴射口41
に向って漸次縮幅される整流水通路43が形成されてい
る。また、この整流水通路43の上部には、後端側流入開
口部42から先端噴射口41に向ってこの整流水通路43の上
下方向の高さが漸次高くなるようにした案内板44が設け
られている。
【0027】また、前記ノズルアタッチメント40の上部
には前記水平整流板20に嵌合される略矩形形状の取り付
け枠45が取り付けられ、この取り付け枠45の一側上面に
は取り付けねじ孔が形成され、このノズルアタッチメン
ト40の取り付け位置を前後方向に移動して散水角度を調
整した後に、この取り付け枠45の取り付けねじ孔に螺合
した六角形の頭部47を有するビス48の先端を前記水平整
流板20の上面に圧接して固定するようになっている。ま
た、この六角形の頭部47と前記水平整流板20の上面との
間に折り曲げ可能なワッシャー49を介在させ、このビス
48の締め付け後に前記ワッシャー49の端部50をこのビス
48の頭部47の周面に沿って折り曲げて添接してビス48の
緩み方向の回転を阻止するようになっている。
【0028】このノズルアタッチメント40を前記水平整
流板20に取り付けた状態で後端側流入開口部42の開口面
が前記ノズル本体10に取り付けたノズル口体17のノズル
噴射口19に対向する。そして、前記ノズル噴射口19から
噴射された噴射水流はノズルアタッチメント40の先端噴
射口41から垂直方向に拡がる噴射水流として噴射され
る。
【0029】なお、前記ノズル体1のノズル口体17に一
体に突設したアーム18の先端に設けた水平整流板20は傾
斜角度を変化させることにより散水範囲を調整でき、水
平整流板20の取り付け角度を変化させた遠距離用ノズル
口体と近距離用ノズル口体17とを選択的にノズル本体10
の導水管部16の先端に取り付ける。なお、遠距離用ノズ
ル口体からの散布距離は約8mとし、近距離用ノズル口
体17からの散布距離は約4m程度とし、ノズルアタッチ
メント40は近距離用ノズル口体17に設けた水平整流板20
に取り付ける。
【0030】次にこの実施の形態の作用について説明す
る。
【0031】支軸2に給水された水は水通路3から導水
孔5および小径の導水孔8からノズル本体10の嵌合孔11
に導出され、ノズル本体10の対称状に180 °方向にそれ
ぞれ斜め上向きに突設した導水管部16に流入し、この各
導水管部16に流入した水流はノズル本体10の内周に連通
されて両導水管部16の先端に取り付けたノズル口体17の
ノズル噴射口19から噴射され、このノズル噴射口19から
噴射された水流はノズル口体17のノズル噴射口19に対向
した位置の反射板25の導入口部33に流入される。
【0032】この反射板25の導入口部33に流入した水流
は一側に向って円弧状に湾曲された水流反射路34に沿っ
て流動し、水流反射路34の一側に向って開口した拡散噴
射孔35から一側に向って拡散噴射される。そして、この
とき、反射板25は水流反射路34に当たる水圧でスプリン
グ30の付勢力に抗して筒状基部26を中心として他側に回
動され、反射板25はノズル口体17のノズル噴射口19と水
平整流板20との間から退避される。
【0033】この状態で、ノズル口体17のノズル噴射口
19から噴射した水流は水平整流板20に当り、水平整流板
20に当った水流は整流溝21により下向きの複数の水流束
となって拡散散布される。
【0034】そして、反射板25はノズル口体17のノズル
噴射口19から噴射される水流の水圧を受けなくなると、
スプリング30による付勢力でノズル口体17のノズル噴射
口19と水平整流板20との間に向って復帰回動され、ノズ
ル口体17のノズル噴射口19と水平整流板20との間に位置
したとき、反射板25を取り付けた揺動アーム31はノズル
本体10の導水管部16に設けた制止突部32に当って制止さ
れ、反射板25はノズル口体17のノズル噴射口19と水平整
流板20との間に保持される。この状態で再びノズル口体
17のノズル噴射口19から噴射した水流は反射板25で一側
に拡散散布され、ノズル口体17のノズル噴射口19から噴
射した水流は反射板25と水平整流板20とに交互に当り、
反射板25に当った水流は水平整流板20に当った水流より
比較的に遠くに飛散される。
【0035】また、豪雪時に軌道間の積雪がシャーベッ
ト状となったとき、またはシャーベット状となるおそれ
があるとき、水平整流板20にノズルアタッチメント40の
取り付け枠45を嵌合し、ノズルアタッチメント40の取り
付け位置を前後方向に移動して散水角度を調整した後
に、この取り付け枠45のねじ孔46に螺合したビス48を締
め付け、ビス48の先端を水平整流板20の上面に圧接して
固定し、六角形の頭部47と水平整流板20の上面との間に
介在させたワッシャー49の端部50をこのビス48の頭部47
の周面に沿って折り曲げて添接してビス48の緩み回転を
阻止する。
【0036】なお、ノズルアタッチメント40の取り付け
位置を前側にしてノズル口体17のノズル噴射口19とノズ
ルアタッチメント40の後端側流入開口部42との間隔を拡
げることにより散水範囲は短くなり、ノズルアタッチメ
ント40の取り付け位置を後側にしてノズル口体17のノズ
ル噴射口19とノズルアタッチメント40の後端側流入開口
部42との間隔を狭めると、散水範囲は長くなり、スプリ
ンクラーの設置状況に応じて軌道に対する散布範囲を調
整する。
【0037】このノズルアタッチメント40を水平整流板
20に取り付けた状態で、後端側流入開口部42の開口面が
ノズル本体10に取り付けたノズル口体17のノズル噴射口
19に対向する。そして、ノズル噴射口19から噴射された
噴射水流はノズルアタッチメント40の拡幅された後端側
流入開口部42から先端噴射口41に向って漸次縮幅される
整流水通路43に導入され、整流水通路43の先端噴射口41
から垂直方向に拡がった水流となって噴射される。
【0038】また、ノズル口体17のノズル噴射口19から
噴射される水流は、ノズルアタッチメント40の拡幅され
た後端側流入開口部42から先端噴射口41に向って漸次縮
幅される整流水通路43を通過するとき、整流水通路43は
後端側流入開口部42から先端噴射口41に向って漸次上下
方向の高さを高くしたため、垂直方向に拡がった水流は
上下間において均等に噴射される。
【0039】このように、ノズルアタッチメント40の整
流水通路43の先端噴射口41から垂直方向に拡がった水流
となって噴射され、この垂直方向に拡がった水流は、積
雪に対し線状に散布され、積雪を線状に消雪するため、
シャーベット状の雪による軌道短絡やポイント部の挟み
込まれた雪によるポイントの不作動が生じることを防止
できる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ノズル体
の噴射口から噴射される水流は、ノズル体の前側に取り
付けられているノズルアタッチメントの拡幅された後端
側流入開口部から先端噴射口に向って漸次縮幅される整
流通路に導入され、整流通路の噴射口から垂直方向に拡
がった水流となって噴射されるので、噴射水は積雪に対
し線状に散布され、積雪を線状に消雪するため、シャー
ベット状の雪による軌道短絡やポイント部の挟み込まれ
た雪によるポイントの不作動が生じることを防止でき
る。
【0041】請求項2記載の発明によれば、ノズル体の
噴射口から噴射される水流は、ノズルアタッチメントの
拡幅された後端側流入開口部から先端噴射口に向って漸
次縮幅される整流通路を通過するとき、整流通路は後端
側流入開口部から先端噴射口に向って漸次上下方向の高
さを高くしたため、垂直方向に拡がった水流は上下間に
おいて均等に噴射され、軌道間の積雪に対し線状の消雪
が均等にできる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、ノズルアタ
ッチメントの取り付け位置を前後方向に調整することが
できるので、ノズル体のノズル噴射口とノズルアタッチ
メントの後端側流入開口部との間隔を調整でき、ノズル
アタッチメントの噴射口から散水される角度を調整で
き、スプリンクラーの設置状況に応じて軌道に対する散
布範囲を調整できる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、ノズルアタ
ッチメントは噴射ノズルから噴射される水流を整流する
水平整流板に取り付けることにより、他のアームなどを
突設することなく容易にノズル体に取り付けることがで
きる。積雪状況または雪質に応じて水平整流板にノズル
アタッチメントを取り付けたときに、ワッシャーの端部
をビスの頭部の周面に沿って折り曲げ添接することにビ
スの緩み方向の回動が防止され、ノズルアタッチメント
は確実に水平整流板に固着され、ノズルアタッチメント
が水平整流板から脱落落下することを防止できる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、ノズル体の
噴射口から噴射される水流は、反射板とノズルアタッチ
メントとに交互に当り、この動作を反復して軌道間の積
雪を全面的に融雪するとともに線状に分断消雪すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すスプリンクラーの
噴射ノズル装置の一部を切り欠いた側面図である。
【図2】同上噴射ノズル装置のアタッチメントの正面図
である。
【図3】同上噴射ノズル装置のアタッチメントの背面図
である。
【符号の説明】
1 ノズル体 19 ノズル噴射口 20 水平整流板 25 反射板 31 アーム 40 ノズルアタッチメント 41 先端噴射口 42 後端側流入開口部 43 整流水通路 47 六角形の頭部 48 ビス 49 ワッシャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊見 萬治 東京都杉並区下井草三丁目3番1号 (72)発明者 肥後 篤 東京都東村山市富士見町一丁目2番地54 3号棟304号 (56)参考文献 実開 昭55−9241(JP,U) 実開 昭54−163313(JP,U) 実公 平3−80064(JP,Y2) 実公 平4−20513(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 1/00 - 1/36 B05B 3/00 - 3/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル噴射口を有するノズル体と、この
    ノズル体の噴射口の前方に臨ませて取り付けられ前記ノ
    ズル噴射口から噴射された噴射水流を垂直方向に拡がる
    噴射水流として噴射するノズルアタッチメントとを備
    え、 前記ノズルアタッチメントは、先端噴射口を縦方向に細
    長い略矩形状に開口し、かつこの先端噴射口の開口面よ
    り前記ノズル体のノズル噴射口に対向する後端側流入開
    口部の開口面を拡幅し、この後端側流入開口部から前記
    先端噴射口に向って漸次縮幅される整流水通路を有する
    ことを特徴とするスプリンクラーの噴射ノズル装置。
  2. 【請求項2】 ノズルアタッチメントの整流水通路は、
    ノズル体の噴射口に対向する後端側流入開口部から先端
    噴射口に向って漸次上下方向の高さを高くしたことを特
    徴とする請求項1記載のスプリンクラーの噴射ノズル装
    置。
  3. 【請求項3】 ノズルアタッチメントは、ノズル体の噴
    射口の前方に前後方向の位置を調整可能に取り付けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のスプリンクラー
    の噴射ノズル装置。
  4. 【請求項4】 ノズル体にノズル噴射口の前方上側に向
    ってアームを突設し、このアームの先端に前記ノズル噴
    射口から噴射された水流を複数の水流束に整流する水平
    整流板を取り付け、この水平整流板にノズルアタッチメ
    ントの上部に設けた取り付け板部を折り曲げ可能のワッ
    シャーを介在して六角形の頭部を有するビスにて固着
    し、前記ワッシャーの端部を前記ビスの頭部の周面に沿
    って折り曲げ添接したことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載のスプリンクラーの噴射ノズル装
    置。
  5. 【請求項5】 ノズル体に、このノズル体の噴射口と水
    平整流板との間に進退自在でスプリングの付勢力によっ
    て前記ノズル本体の噴射口と水平整流板との間に保持さ
    れる反射板を設けたアームを回動可能に取り付けたこと
    を特徴とする請求項4記載のスプリンクラーの噴射ノズ
    ル装置。
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