JP3477986B2 - 三相交流電力調整装置 - Google Patents

三相交流電力調整装置

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JP3477986B2
JP3477986B2 JP09575596A JP9575596A JP3477986B2 JP 3477986 B2 JP3477986 B2 JP 3477986B2 JP 09575596 A JP09575596 A JP 09575596A JP 9575596 A JP9575596 A JP 9575596A JP 3477986 B2 JP3477986 B2 JP 3477986B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、三相交流電源を電圧
制御または電力制御して、負荷へ三相交流電力を供給す
る三相交流電力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は三相交流電力調整装置の従来例を
示した主回路接続図である。この従来例回路は、サイリ
スタ1Tとサイリスタ2Tとの逆並列接続で構成している第
1双方向スイッチ回路31を三相交流電源30のR相端子と
三相交流負荷40のU相端子との間に挿入し、サイリスタ
3Tとサイリスタ4Tとの逆並列接続で構成している第2双
方向スイッチ回路32を三相交流電源30のT相端子と三相
交流負荷40のW相端子との間に挿入し、三相交流電源30
のS相端子と三相交流負荷40のV相端子とを直結するも
のである。
【0003】図7は図6に図示の三相交流電力調整装置
の従来例回路の各部の動作状態を示した動作波形図であ
って、図7(a) は三相交流電源電圧波形、図7(b) はサ
イリスタ1Tのオン信号、図7(c) はサイリスタ2Tのオン
信号、図7(d) はサイリスタ3Tのオン信号、図7(e) は
サイリスタ4Tのオン信号、図7(f) はU相出力電圧の波
形、図7(g) はW相出力電圧の波形、図7(h) はU−V
線間出力電圧の波形、図7(i) はV−W線間出力電圧の
波形、図7(j) はW−U線間出力電圧の波形、をそれぞ
れが示している。
【0004】この図7の動作波形図において、三相交流
電源30のR相電圧VR が正の期間のときにサイリスタ1T
を所望の位相制御角でオンすると、電圧VR の正の期間
の一部がサイリスタ1Tを介してU相端子に現れる(図7
(f) 参照)。負の期間においても同様に電圧VR の負の
期間の一部がサイリスタ2Tを介してU相端子に現れる
(図7(f) 参照)。また、T相電圧VT が正の期間のと
きにサイリスタ3Tを所望の位相制御角でオンすれば、電
圧VT の正の期間の一部がサイリスタ3Tを介してW相端
子に現れ、負の期間においても同様に電圧VT の負の期
間の一部がサイリスタ4Tを介してW相端子に現れる(図
7(g) 参照)。三相交流電源30のS相出力電圧はそのま
ま三相交流負荷40のV相電圧となるから、U相とV相と
の線間電圧VUV,V相とW相との線間電圧VVW,及びW
相とU相との線間電圧VWUは、それぞれ図7(h) ,(i)
,及び(j) に示すごとくになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に図示している従
来の三相交流電力調整装置は、サイリスタの逆並列接続
でなる双方向スイッチ31と32で構成し、各サイリスタを
位相制御することで出力電圧または出力電力を調整して
いるため、図7の動作波形図に図示のように三相不平衡
の歪んだ電圧波形になる。従ってその電流波形も低次の
高調波成分を多く含んだ歪み電流となる欠点がある。ま
た、当該三相交流電力調整装置への入力電源容量と負荷
容量とが一致しないこと、入力電流も歪み波形になるこ
と、三相平衡負荷の場合でも三相交流出力電圧のバラン
スがとれないこと、などの不都合がある。更に従来の三
相交流電力調整装置では、その出力電圧は入力電圧より
も低い値しか得られない。従って負荷に適応した電圧を
得るために、電源側か負荷側に変圧器を備えなければな
らない場合もあった。
【0006】そこでこの発明の目的は、三相交流電力調
整装置の入力電源容量と負荷容量とを等しくし、電流歪
みを除去し、三相平衡負荷時は勿論のことで不平衡負荷
時でも三相交流出力電圧を平衡させ、且つ変圧器を使用
せずに入力電圧よりも高い出力電圧を得られるようにす
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めにこの発明の三相交流電力調整装置において、第1の
発明は、2つのダイオードを直列接続して得られる第1
直列回路と第2直列回路と第3直列回路のうちの第2直
列回路と第3直列回路の各ダイオードのそれぞれに別個
のスイッチング素子を逆並列接続し、これら第1,第
2,及び第3直列回路を相互に並列接続した第1並列回
路と、それぞれが前記第1,第2,及び第3直列回路と
同じ構成の第4,第5,及び第6直列回路を相互に並列
接続した第2並列回路とで構成し、前記第1並列回路を
構成する第1直列回路のダイオード同士の結合点に三相
交流電源の第1相を接続し、前記第1並列回路を構成す
る第2直列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交
流電源の第2相を接続し、前記第1並列回路を構成する
第3直列回路のダイオード同士の結合点に三相交流負荷
の第1相を接続し、前記第2並列回路を構成する第4直
列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流電源の
第3相を接続し、前記第2並列回路を構成する第5直列
回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流電源の第
2相を接続し、前記第2並列回路を構成する第6直列回
路のダイオード同士の結合点に前記三相交流負荷の第3
相を接続し、前記三相交流電源の第2相と前記三相交流
負荷の第2相とを接続して三相交流電力調整装置を構成
する。交流電源電圧の極性に対応して前記第2または第
5直列回路の上下いずれかのスイッチング素子をオンと
し、この状態で前記第3または第6直列回路の上下のス
イッチング素子を交互に高頻度でオン・オフさせること
により、力率が1の前記三相交流負荷へ所望の交流電力
を供給する。
【0008】第2の発明は、2つのダイオードを直列接
続して得られる第7直列回路と第8直列回路と第9直列
回路のすべてのダイオードのそれぞれに別個のスイッチ
ング素子を逆並列接続し、これら第7,第8,及び第9
直列回路を相互に並列接続した第3並列回路を前記第1
並列回路の代わりに使用し、前記第7,第8,及び第9
直列回路と同じ構成の第10,第11,及び第12直列
回路を相互に並列接続した第4並列回路を前記第2並列
回路の代わりに使用して三相交流電力調整装置を構成す
る。交流電源電圧の極性に対応して前記第8または第1
1直列回路の上下いずれかのスイッチング素子をオンと
し、この状態で前記第9または第12直列回路の上下の
スイッチング素子を交互に高頻度でオン・オフさせるの
であるが、このときに交流電源電圧の極性に対応して前
記第7または第10直列回路の上下いずれかのスイッチ
ング素子をオンにすることにより、前記三相交流負荷の
力率が1以外であっても、この負荷へ所望の交流電力を
供給する。
【0009】第3の発明は、前述した第1の発明におけ
る第1並列回路に第1コンデンサを並列に接続し、第2
並列回路には第2コンデンサを並列に接続し、前記第1
並列回路を構成する第1直列回路のダイオード同士の結
合点と前記第2並列回路を構成する第4直列回路のダイ
オード同士の結合点とを第3コンデンサを介して接続し
て三相交流電力調整装置を構成する。各スイッチング素
子を前述の第1発明と同じ動作をさせることで、力率1
の三相交流負荷へ交流電力を供給するが、これら各コン
デンサは、各スイッチング素子が動作する際に生じる過
電圧を抑制するスナバとして動作し、入力電流に含まれ
る高周波リップル分を除去するフィルタとして動作す
る。
【0010】第4の発明は、前述した第2の発明におけ
る第3並列回路に第4コンデンサを並列に接続し、第4
並列回路に第5コンデンサを並列に接続し、前記第3並
列回路を構成する第7直列回路のダイオード同士の結合
点と前記第4並列回路を構成する第10直列回路のダイ
オード同士の結合点とを第6コンデンサを介して接続し
て三相交流電力調整装置を構成する。各スイッチング素
子を前述の第2発明と同じ動作をさせることで、力率が
1以外の三相交流負荷へ交流電力を供給するが、これら
各コンデンサは、各スイッチング素子が動作する際に生
じる過電圧を抑制するスナバとして動作し、入力電流に
含まれる高周波リップル分を除去するフィルタとして動
作する。
【0011】第5の発明は、2つのダイオードを直列接
続して得られる第13直列回路と第14直列回路と第1
5直列回路のうちの第13直列回路と第15直列回路の
各ダイオードのそれぞれに別個のスイッチング素子を逆
並列接続し、これら第13,第14,及び第15直列回
路を相互に並列接続した第5並列回路と、それぞれが前
記第13,第14,及び第15直列回路と同じ構成の第
16,第17,及び第18直列回路を相互に並列接続し
た第6並列回路とで構成し、前記第5並列回路を構成す
る第13直列回路のダイオード同士の結合点と三相交流
電源の第1相とをリアクトルを介して接続し、前記第5
並列回路を構成する第14直列回路のダイオード同士の
結合点に前記三相交流電源の第2相を接続し、前記第5
並列回路を構成する第15直列回路のダイオード同士の
結合点に三相交流負荷の第1相を接続し、前記第6並列
回路を構成する第16直列回路のダイオード同士の結合
点と前記三相交流電源の第3相とを他のリアクトルを介
して接続し、前記第6並列回路を構成する第17直列回
路のダイオード同士の結合点に前記三相交流電源の第2
相を接続し、前記第6並列回路を構成する第18直列回
路のダイオード同士の結合点に前記三相交流負荷の第3
相を接続し、前記三相交流電源の第2相と前記三相交流
負荷の第2相とを接続し、前記三相交流負荷の各相間に
別個のコンデンサを接続して三相交流電力調整装置を構
成する。交流電源電圧の極性に対応して前記第15また
は第18直列回路の上下いずれかのスイッチング素子を
オンとし、この状態で前記第13または第16直列回路
の上下いずれかのスイッチング素子をオンにすれば、前
記リアクトルにエネルギーが蓄積される。次いで前記第
13または第16直列回路の上下いずれかのスイッチン
グ素子をオフにすれば、リアクトルの蓄積エネルギーが
コンデンサへ移されて、このコンデンサを交流電源電圧
と同じ極性に充電する。即ちこのコンデンサに並列して
いる負荷に交流電圧が院加されることになる。従って前
記第13または第16直列回路の上下のスイッチング素
子を交互に高頻度でオン・オフさせることにより、力率
が1の前記三相交流負荷へ所望の交流電力を供給する。
【0012】第6の発明は、2つのダイオードを直列接
続して得られる第19直列回路と第20直列回路と第2
1直列回路のすべてのダイオードのそれぞれに別個のス
イッチング素子を逆並列接続し、これら第19,第2
0,及び第21直列回路を相互に並列接続した第7並列
回路を前記第5並列回路の代わりに使用し、前記第1
9,第20,及び第21直列回路と同じ構成の第22,
第23,及び第24直列回路を相互に並列接続した第8
並列回路を前記第6並列回路の代わりに使用して三相交
流電力調整装置を構成する。交流電源電圧の極性に対応
して前記第21または第24直列回路の上下いずれかの
スイッチング素子をオンとし、この状態で前記第19ま
たは第22直列回路の上下のスイッチング素子を交互に
高頻度でオン・オフさせるのであるが、このときに交流
電源電圧の極性に対応して前記第20または第23直列
回路の上下いずれかのスイッチング素子をオンにするこ
とにより、前記三相交流負荷の力率が1以外であって
も、この負荷へ所望の交流電力を供給する。
【0013】第7の発明は、前述した第5の発明におけ
る第5並列回路にコンデンサを並列に接続し、第6並列
回路には他のコンデンサを並列に接続し、前記第5並列
回路を構成する第15直列回路のダイオード同士の結合
点と前記第6並列回路を構成する第18直列回路のダイ
オード同士の結合点とを別のコンデンサを介して接続し
て三相交流電力調整装置を構成する。各スイッチング素
子を前述の第5発明と同じ動作をさせることで、力率1
の三相交流負荷へ交流電力を供給するが、これら各コン
デンサは、各スイッチング素子が動作する際に生じる過
電圧を抑制するスナバとして動作し、入力電流に含まれ
る高周波リップル分を除去するフィルタとして動作す
る。
【0014】第8の発明は、前述した第6の発明におけ
る第7並列回路にコンデンサを並列に接続し、第8並列
回路に他のコンデンサを並列に接続し、前記第7並列回
路を構成する第21直列回路のダイオード同士の結合点
と前記第8並列回路を構成する第24直列回路のダイオ
ード同士の結合点とを別のコンデンサを介して接続して
三相交流電力調整装置を構成する。各スイッチング素子
を前述の第6発明と同じ動作をさせることで、三相交流
負荷の力率が1以外であってもこの負荷へ交流電力を供
給するが、これら各コンデンサは、各スイッチング素子
が動作する際に生じる過電圧を抑制するスナバとして動
作し、入力電流に含まれる高周波リップル分を除去する
フィルタとして動作する。
【0015】
【発明の実施の形態】2つのダイオードの直列接続でな
る直列回路の3組を並列接続した並列回路で、この並列
回路を構成している3組の直列回路のすべてのダイオー
ドに別個のスイッチング素子を逆並列接続すれば、負荷
の力率が1以外でも適用が可能であり、3組の直列回路
のうちの2組の直列回路の各ダイオードに別個のスイッ
チング素子を逆並列接続すれば、力率1の負荷に適用で
きる。
【0016】前述した構成の並列回路の2組を使用し、
一方の並列回路の第1の直列回路のダイオード同士の結
合点に三相交流電源の第1相を接続し、第2の直列回路
のダイオード同士の結合点には三相交流電源の第2相を
接続し、第3の直列回路のダイオード同士の結合点には
三相交流負荷の第1相を接続する。他方の並列回路の第
1の直列回路のダイオード同士の結合点には三相交流電
源の第3相を接続し、第2の直列回路のダイオード同士
の結合点には三相交流電源の第2相を接続し、第3の直
列回路のダイオード同士の結合点には三相交流負荷の第
3相を接続する。さらに三相交流電源の第2相と三相交
流負荷の第2相とを接続することにより、三相交流電力
調整装置を形成する。
【0017】第1の発明は、三相交流電源の第1相と第
3相が接続されている両並列回路の第1直列回路はダイ
オードのみの構成とする。ここで両並列回路を構成する
第3直列回路の上下いずれかのスイッチング素子を電源
電圧の極性に対応してオンさせ、この状態で第2直列回
路の上下のスイッチング素子を高周波数で交互にオン・
オフさせることにより、力率が1の三相交流負荷へ所望
の三相交流電力を供給することができる。
【0018】第2の発明は、両並列回路のすべてのダイ
オードにスイッチング素子が逆並列接続されている構成
である。第2直列回路と第3直列回路の各スイッチング
素子は前述した第1の発明と同じ動作である。負荷の力
率が1以外の場合は、負荷に印加される電圧の極性と電
流の極性とが異なる期間が存在するが、このとき第1直
列回路のスイッチング素子を適切な時点でオンさせるこ
とにより、三相交流負荷の力率が1以外でも所望の三相
交流電力を供給することができる。
【0019】第3の発明は、前述した第1の発明と同じ
構成の両並列回路のそれぞれに別個のコンデンサを並列
に接続し、且つ一方の並列回路の第1直列回路のダイオ
ード同士の結合点と他方の並列回路の第1直列回路のダ
イオード同士の結合点とを他のコンデンサを介して接続
する構成とし、各スイッチング素子は第1の発明と同じ
動作をさせる。これにより力率1の三相交流負荷へ交流
電力を供給するときに、各コンデンサはスイッチング素
子が動作する際に生じる過電圧を抑制し、且つ入力電流
に含まれる高周波リップル分を除去する。
【0020】第4の発明は、前述した第2の発明と同じ
構成の両並列回路のそれぞれに別個のコンデンサを並列
に接続し、且つ一方の並列回路の第1直列回路のダイオ
ード同士の結合点と他方の並列回路の第1直列回路のダ
イオード同士の結合点とをコンデンサを介して接続する
構成とし、各スイッチング素子は第2の発明と同じ動作
をさせる。これにより三相交流負荷の力率が1以外であ
っても交流電力を供給できるし、各コンデンサはスイッ
チング素子が動作する際に生じる過電圧を抑制し、且つ
入力電流に含まれる高周波リップル分を除去する。
【0021】第5の発明は、三相交流電源の第2相が接
続されている両並列回路の第2直列回路はダイオードの
みの構成とする。三相交流電源の第1相はリアクトルを
介して一方の並列回路の第1直列回路に接続され、三相
交流電源の第3相は他のリアクトルを介して他方の並列
回路の第1直列回路に接続される。且つ三相交流負荷側
の各相間には別個のコンデンサを接続する構成である。
両並列回路を構成する第3直列回路の上下いずれかのス
イッチング素子を電源電圧の極性に対応してオン状態に
あるときに、第1直列回路のスイッチング素子のオンに
よりリアクトルにエネルギーが蓄積され、次いでこの素
子のオフ時にこのエネルギーが負荷側のコンデンサに移
送されて負荷に供給される。よって前記第1直列回路の
上下スイッチング素子を高周波数で交互にオン・オフさ
せることにより、力率が1の三相交流負荷へ所望の三相
交流電力を供給することができる。
【0022】第6の発明は、両並列回路のすべてのダイ
オードにスイッチング素子が逆並列接続された構成であ
り、三相交流電源の第1相はリアクトルを介して一方の
並列回路の第1直列回路に接続され、三相交流電源の第
3相は他のリアクトルを介して他方の並列回路の第1直
列回路に接続される。且つ三相交流負荷側の各相間には
別個のコンデンサを接続する構成である。第1直列回路
と第3直列回路の各スイッチング素子は前述した第5の
発明と同じ動作をさせるが、負荷の力率が1以外の場合
は負荷に印加される電圧の極性と電流の極性とが異なる
期間が存在する。そこで両並列回路の第2直列回路のス
イッチング素子を適切な時点でオンさせることにより、
三相交流負荷の力率が1以外でも所望の三相交流電力を
供給できる。
【0023】第7の発明は、両並列回路を前述した第5
発明と同じ構成とし、三相交流電源の第1相はリアクト
ルを介して一方の並列回路の第1直列回路に接続し、三
相交流電源の第3相は他のリアクトルを介して他方の並
列回路の第1直列回路に接続する。両並列回路にはそれ
ぞれ別個のコンデンサを並列に接続し、且つ一方の並列
回路の第3直列回路のダイオード同士の結合点と他方の
並列回路の第3直列回路のダイオード同士の結合点とを
コンデンサを介して接続する。この構成で各スイッチン
グ素子を前述した第5発明と同じ動作をさせることによ
り、力率が1の三相交流負荷へ所望の三相交流電力を供
給することができる。
【0024】第8の発明は、両並列回路を前述した第6
発明と同じ構成とし、三相交流電源の第1相はリアクト
ルを介して一方の並列回路の第1直列回路に接続し、三
相交流電源の第3相は他のリアクトルを介して他方の並
列回路の第1直列回路に接続する。両並列回路にはそれ
ぞれ別個のコンデンサを並列に接続し、且つ一方の並列
回路の第3直列回路のダイオード同士の結合点と他方の
並列回路の第3直列回路のダイオード同士の結合点とを
コンデンサを介して接続する。この構成で各スイッチン
グ素子を前述した第6発明と同じ動作をさせることによ
り、三相交流負荷の力率が1以外でも所望の三相交流電
力を供給できる。
【0025】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を表した主回路接
続図であって請求項1に対応するが、この第1実施例回
路は負荷が抵抗で構成されている(力率1)場合に適用
する。ダイオード1Dとダイオード2Dとを直列接続して第
1直列回路を構成する。また、ダイオード3Dとダイオー
ド4Dとを直列接続して得られる第2直列回路のこれらダ
イオード3Dとダイオード4Dには、それぞれスイッチング
素子としての絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下
ではIGBTと略記する)1Sと2Sとを逆並列接続する。
更にダイオード5Dとダイオード6Dとを直列接続して得ら
れる第3直列回路のこれらダイオード5Dとダイオード6D
にも、それぞれIGBT3SとIGBT4Sとを逆並列接続
する。これら第1直列回路と第2直列回路と第3直列回
路とを相互に並列接続することで第1並列回路60を構成
する。
【0026】同様に、ダイオード7Dとダイオード8Dとの
直列接続で第4直列回路を構成し、ダイオード9DとIG
BT5Sとの逆並列接続回路にダイオード10D とIGBT
6Sとの逆並列接続回路を直列接続して第5直列回路を構
成し、ダイオード11D とIGBT7Sとの逆並列接続回路
にダイオード12D とIGBT8Sとの逆並列接続回路を直
列接続して第6直列回路を構成し、これら第4直列回路
と第5直列回路と第6直列回路とを相互に並列接続して
第2並列回路70を構成する。
【0027】三相交流電源30の第1相(R相)は第1並
列回路60を構成する第1直列回路のダイオード同士の結
合点に接続し、この第1並列回路60を構成する第3直列
回路のダイオード同士の結合点を三相交流負荷40の第1
相(U相)に接続する。また、三相交流電源30の第3相
(T相)は第2並列回路70を構成する第4直列回路のダ
イオード同士の結合点に接続し、この第2並列回路70を
構成する第6直列回路のダイオード同士の結合点を三相
交流負荷40の第3相(W相)に接続する。更に、三相交
流電源30の第2相(S相)は三相交流負荷40の第2相
(V相)に接続すると共に、第1並列回路60を構成する
第2直列回路のダイオード同士の結合点と、第2並列回
路70を構成する第5直列回路のダイオード同士の結合点
とに接続する。
【0028】図2は図1に図示の第1実施例回路の各部
の動作を表したタイムチャートであって、図2(a) は三
相交流電源電圧波形、図2(b) はキャリアと出力電圧指
令の変化、図2(c) は電圧出力パルスの変化、図2(d)
はR相−S相線間電圧VRSが負のときに出力されるIG
BT1Sのオン信号の変化、図2(e) はR相−S相線間電
圧VRSが正のときに出力されるIGBT2Sのオン信号の
変化、図2(f) はIGBT3Sのオン信号の変化(即ち
“電圧出力パルス(c) ”と“IGBT1Sのオン信号(d)
”との排他的論理和)、図2(g) はIGBT4Sのオン
信号の変化(即ち“IGBT3Sのオン信号(f) ”の反転
信号)、図2(h) はS相−T相線間電圧VSTが正(即ち
T相−S相線間電圧VTSが負)のときに出力されるIG
BT5Sのオン信号の変化、図2(i) はS相−T相線間電
圧VSTが負(即ちT相−S相線間電圧VTSが正)のとき
に出力されるIGBT6Sのオン信号の変化、図2(j) は
IGBT7Sのオン信号の変化(即ち“電圧出力パルス
(c) ”と“IGBT5Sのオン信号(h) ”との排他的論理
和)、図2(k) はIGBT8Sのオン信号の変化(即ち
“IGBT7Sのオン信号(j) ”の反転信号)、図2(l)
はU相−V相線間出力電圧の変化、図2(m) はV相−W
相線間出力電圧の変化、図2(n) はW相−U相線間出力
電圧の変化、をそれぞれが表している。
【0029】R相−S相線間電圧VRSが正の半サイクル
の期間ではIGBT2Sをオンの状態にして、IGBT3S
をオン(このときIGBT4Sはオフ)にすると、R相端
子→ダイオード1D→IGBT3S→U相端子→V相端子→
S相端子の経路で、三相交流負荷40のU相端子とV相端
子との間に電圧が印加される。次いでIGBT3Sをオフ
にしてIGBT4Sをオンにすると、三相交流負荷40のU
相端子とV相端子との間の電圧は零になる。即ち三相交
流負荷40に電圧は印加されない。このIGBT3SとIG
BT4Sとの交互のオン・オフ動作は、電圧出力パルス
(図2(c) 参照)に従って、高周波で繰り返される。
【0030】次にR相−S相線間電圧VRSが負の半サイ
クルの期間ではIGBT1Sをオンの状態にして、IGB
T4Sをオン(このときIGBT3Sはオフ)にすると、S
相端子→V相端子→U相端子→IGBT4S→ダイオード
2D→R相端子の経路で、三相交流負荷40のV相端子とU
相端子との間に電圧が印加される。次いでIGBT4Sを
オフにしてIGBT3Sをオンにすると、三相交流負荷40
のV相端子とU相端子との間の電圧は零になる。即ち三
相交流負荷40に電圧は印加されない。このときもIGB
T3SとIGBT4Sは、電圧出力パルス(図2(c) 参照)
に従って、高周波で交互にオン・オフ動作をする。かく
して三相交流負荷40のU相端子とV相端子との間には、
図2(l) に図示の電圧波形が印加されることになる。
【0031】前述した動作と同時に、T相−S相線間電
圧VTSが負の半サイクルの期間ではIGBT5Sをオンの
状態にしてIGBT8Sをオン,IGBT7Sをオフにすれ
ば、S相端子→V相端子→W相端子→IGBT8S→ダイ
オード8D→T相端子の経路で三相交流負荷40のV相端子
とW相端子との間に電圧が印加され、次いでIGBT8S
をオフ,IGBT7SをオンにすればV相端子とW相端子
との間の印加電圧は零になる。また、T相−S相線間電
圧VTSが正の半サイクル期間ではIGBT6Sをオン状態
にしてIGBT7Sをオン,IGBT8Sをオフにすると、
T相端子→ダイオード7D→IGBT7S→W相端子→V相
端子→S相端子で三相交流負荷40のW相端子とV相端子
との間に電圧が印加され、次いでIGBT7Sをオフ,I
GBT8SをオンにすればW相端子とV相端子との間の印
加電圧は零になる。これらの動作も前述と同様に、電圧
出力パルス(図2(c) 参照)に従って高周波で繰り返さ
れるので、三相交流負荷40のV相端子とW相端子との間
には、図2(m) に図示の電圧波形が印加されることにな
る。
【0032】前述した動作により、三相交流負荷40のW
相端子とU相端子との間には、U相−V相線間電圧(図
2(l) に図示)とV相−W相線間電圧(図2(m) に図
示)との差分が印加されるが、その電圧波形は図2(n)
に表される。図3は本発明の第2実施例を表した主回路
接続図であって請求項2に対応するが、この第2実施例
回路は、三相交流負荷50の力率がいかなる値であっても
適用が可能である。即ち、三相交流負荷50が抵抗ととも
に誘導性リアクタンスあるいは容量性リアクタンスとで
構成されていても適用が可能である。
【0033】この第2実施例回路と図1で既述の第1実
施例回路との相違点は、すべてのダイオードにスイッチ
ング素子が逆並列接続されていることである。即ち、三
相交流電源30のR相端子と三相交流負荷50のU相端子と
の間に挿入される第3並列回路80は、第7直列回路と第
8直列回路と第9直列回路との並列接続で構成している
が、これら第7,第8,第9直列回路は、いずれもダイ
オードとスイッチング素子としてのIGBTとの逆並列
接続回路の2組を直列接続して構成している。また、三
相交流電源30のT相端子と三相交流負荷50のW相端子と
の間に挿入される第4並列回路90も、ダイオードとスイ
ッチング素子としてのIGBTとの逆並列接続回路の2
組を直列接続して得られる第10直列回路と第11直列
回路と第12直列回路とを相互に並列接続して構成して
いる。
【0034】前述した図1の第1実施例回路の場合に三
相交流負荷40の力率が1でないと、この負荷に印加され
る電圧の極性と電流の極性とが異なる期間が存在する。
例えば、R相−S相線間電圧VRSが正の期間で三相交流
負荷40に正電圧が印加されているときにR相電流が負の
モード、即ちU相端子からダイオード5Dを経て三相交流
電源30へR相電流が流れようとしても、この方向の電流
はダイオード1Dでブロックされるから、負荷電流は流れ
ることができない。しかしながら図3の第2実施例回路
においては、R相−S相線間電圧VRSが正の半サイクル
の期間のときは第7直列回路を構成するIGBT9Sをオ
ンさせておき、負の半サイクルの期間のときは第7直列
回路を構成するIGBT10S をオンさせておく。これに
より、R相−S相線間電圧VRSが正の期間で三相交流負
荷50に正電圧が印加されていてR相電流が負のモードで
あっても、U相端子→ダイオード17D →IGBT9S→R
相端子の方向に電流を流すことができるから、負荷の力
率が1ときは勿論、力率が1以外の負荷(例えば誘導性
負荷や容量性負荷)にも適用が可能になる。
【0035】図4は本発明の第3実施例を表した主回路
接続図であって請求項3に対応するが、この第3実施例
回路は負荷が抵抗で構成されている(力率1)場合に適
用される。この第3実施例回路は、図1で既述の第1実
施例回路に3つのコンデンサを付加して構成している。
即ち、第1並列回路60に第1コンデンサ1Cを並列に接続
し、第2並列回路70に第2コンデンサ2Cを並列に接続
し、且つ第1並列回路60を構成する第1直列回路のダイ
オード同士の結合点と第2並列回路70を構成する第4直
列回路のダイオード同士の結合点とを接続する回路に第
3コンデンサ3Cを挿入している。
【0036】これら第1コンデンサ1C,第2コンデンサ
2C,及び第3コンデンサ3Cを前述した位置に接続するこ
とで、第1並列回路60と第2並列回路70とがスイッチン
グ動作するのに伴って入力電流に含まれる高周波リップ
ルを除去し、あるいはスイッチング素子に発生する過電
圧を抑制する。例えばIGBT3Sがオフしたときに、R
相端子からこのIGBT3Sまでの配線のインダクタンス
に蓄えられたエネルギーは第1コンデンサ1Cに吸収され
る。即ち当該第1コンデンサ1Cは、IGBT3Sに発生す
る過電圧を抑制するスナバとして動作する。更に、例え
ばR相−S相線間電圧VRSが正の期間では、ダイオード
1Dとダイオード4DとIGBT2Sとがオンしているので、
第1コンデンサ1Cは三相交流電源30のR相端子とS相端
子との間に接続されていることと等価になる。従って当
該第1コンデンサ1Cは、三相交流負荷40のU相端子とV
相端子との間を流れる電流に含まれているスイッチング
周波数に起因するリップル分を除去するフィルタとして
動作する。これはR相−S相線間電圧VRSが負の期間に
おいても同様である。なお、各IGBTの動作は図1で
既述の第1実施例回路の場合と同じであるから、これら
の動作説明は省略する。
【0037】図5は本発明の第4実施例を表した主回路
接続図であって請求項4に対応するが、この第4実施例
回路は負荷の力率が1ときは勿論、力率が1以外の負荷
(例えば誘導性負荷や容量性負荷)にも適用が可能であ
る。この第4実施例回路は、図3で既述の第2実施例回
路に3つのコンデンサを付加して構成している。即ち、
第3並列回路80に第4コンデンサ4Cを並列に接続し、第
4並列回路90に第5コンデンサ5Cを並列に接続し、且つ
第3並列回路80を構成する第7直列回路のダイオード同
士の結合点と、第4並列回路90を構成する第10直列回
路のダイオード同士の結合点とを接続する回路に第6コ
ンデンサ6Cを挿入している。。
【0038】図5の第4実施例回路も、前述した第3実
施例回路の場合と同様に、第4コンデンサ4C,第5コン
デンサ5C,第6コンデンサ6Cを前述した位置に接続する
ことで、三相交流負荷50の力率が1より小さい場合であ
っても、三相交流電源30側に現れる入力電流のスイッチ
ング周波数成分に起因する高周波リップル分を除去する
フィルタとしての役割と、各IGBTが動作する際に生
じる過電圧を抑制するスナバとしての役割とを果たして
いる。なお、各IGBTの動作は図3で既述の第2実施
例回路の場合と同じであるから、その動作説明は省略す
る。
【0039】図8は本発明の第5実施例を表した主回路
接続図であって請求項5に対応するが、この第5実施例
回路は負荷が抵抗で構成されている(力率1)場合に適
用する。ダイオード25D とダイオード26D とを直列接続
し、それぞれのダイオードにIGBT21S とIGBT22
S を逆並列接続して第13直列回路を構成し、ダイオー
ド27D とダイオード28D とを直列接続して第14直列回
路を構成し、ダイオード29D とダイオード30D とを直列
接続し、それぞれのダイオードにIGBT23S とIGB
T24S を逆並列接続して第15直列回路を構成する。こ
れら第13直列回路と第14直列回路と第15直列回路
とを相互に並列接続することで第5並列回路110 を構成
する。
【0040】同様に、ダイオード31D とIGBT25S と
の逆並列接続回路にダイオード32DとIGBT26S との
逆並列接続回路を直列接続して第16直列回路を構成
し、ダイオード27D とダイオード28D との直列接続で第
17直列回路を構成し、ダイオード35D とIGBT27S
との逆並列接続回路にダイオード36D とIGBT28S と
の逆並列接続回路を直列接続して第18直列回路を構成
し、これら第16直列回路と第17直列回路と第18直
列回路とを相互に並列接続して第6並列回路120を構成
する。
【0041】三相交流電源30の第1相(R相)はリアク
トル1Lを介して第5並列回路110 を構成する第13直列
回路のダイオード同士の結合点に接続し、この第5並列
回路110 を構成する第15直列回路のダイオード同士の
結合点を三相交流負荷40の第1相(U相)に接続する。
また、三相交流電源30の第3相(T相)はリアクトル2L
を介して第6並列回路120 を構成する第16直列回路の
ダイオード同士の結合点に接続し、この第6並列回路12
0 を構成する第18直列回路のダイオード同士の結合点
を三相交流負荷40の第3相(W相)に接続する。更に、
三相交流電源30の第2相(S相)は三相交流負荷40の第
2相(V相)に接続すると共に、第5並列回路110 を構
成する第14直列回路のダイオード同士の結合点と、第
6並列回路120 を構成する第17直列回路のダイオード
同士の結合点とに接続する。
【0042】三相交流負荷40側の第1相(U相)と第2
相(V相)との間にコンデンサ7Cを接続し、第2相(V
相)と第3相(T相)との間にコンデンサ8Cを接続し、
第3相(T相)と第1相(U相)との間にコンデンサ9C
を接続すると共に、各IGBTが動作したときに生じる
過渡電圧を抑制するために、第5並列回路110 にはスナ
バ回路1Nを並列に接続し、第6並列回路120 にはスナバ
回路2Nを並列に接続する。
【0043】図9は図8に図示の第5実施例回路の各部
の動作を表したタイムチャートであって、図9(a) は三
相交流電源電圧波形、図9(b) はキャリアと出力電圧指
令の変化、図9(c) は電圧出力パルスの変化、図9(d)
はR相−S相線間電圧VRSが負のときに出力されるIG
BT24S のオン信号の変化、図2(e) はR相−S相線間
電圧VRSが正のときに出力されるIGBT23S のオン信
号の変化、図2(f) はIGBT22S のオン信号の変化、
図2(g) はIGBT21S のオン信号の変化、図2(h) は
S相−T相線間電圧VSTが正のときに出力されるIGB
T28S のオン信号の変化、図2(i) はS相−T相線間電
圧VSTが負のときに出力されるIGBT27S のオン信号
の変化、図2(j) はIGBT26S のオン信号の変化、図
2(k) はIGBT25S のオン信号の変化、図2(l) はU
相−V相線間出力電圧の変化、図2(m) はV相−W相線
間出力電圧の変化、図2(n) はW相−U相線間出力電圧
の変化、をそれぞれが表している。
【0044】R相−S相線間電圧VRSが正の半サイクル
の期間ではIGBT23S をオンの状態にして、IGBT
22S をオン(このときIGBT21S はオフ)にすると、
R相端子→リアクトル1L→IGBT22S →ダイオード28
D →S相端子の経路で電流が流れて、リアクトル1Lにエ
ネルギーが蓄積される。次いでIGBT22S をオフにし
てIGBT21S をオンにすると、リアクトル1Lに蓄積さ
れたエネルギーは、リアクトル1L→ダイオード25D →I
GBT23S →コンデンサ7C→S相端子の経路で移動し
て、コンデンサ7Cを線間電圧VRSと同じ極性に充電す
る。U相端子とV相端子間の負荷はコンデンサ7Cと並列
になっているから、当該コンデンサ7Cの電荷が三相交流
負荷40へ与えられる。
【0045】次にR相−S相線間電圧VRSが負の半サイ
クルの期間ではIGBT24S をオンの状態にして、IG
BT21S をオン(このときIGBT22S はオフ)にする
と、S相端子→ダイオード27D →IGBT21S →リアク
トル1L→R相端子の経路に電流が流れて、リアクトル1L
にエネルギーが蓄積される。次いでIGBT23S をオフ
してIGBT22S をオンにすると、S相端子→コンデン
サ7C→IGBT24S →ダイオード26D →リアクトル1L→
R相端子の経路で、リアクトル1Lの蓄積エネルギーはコ
ンデンサ7Cへ移される。従ってコンデンサ7Cは線間電圧
RSと同極性で充電される。
【0046】これら一連の動作を高周波で繰り返すこと
により、三相交流負荷40のU相端子とV相端子の間には
電圧VUV(図9(l) 参照)が印加される。このときコン
デンサ7C静電容量の大小により電圧波形のリップルが変
化する。前述した動作と同時に、S相−T相線間電圧V
STが負の半サイクル(T相−S相線間電圧VTSが正の半
サイクル)の期間では、IGBT27S をオンの状態にし
てIGBT26S をオン,IGBT25S をオフにすれば、
T相端子→リアクトル2L→IGBT26S →ダイオード34
D →S相端子の経路で電流が流れて、リアクトル2Lにエ
ネルギーを蓄積する。次いでIGBT26S をオフ,IG
BT25S をオンにすれば、三相交流負荷40のV相端子と
W相端子との間に接続しているコンデンサ8Cには、リア
クトル2Lからのエネルギーが移されて、このコンデンサ
8Cを線間電圧VSTと同じ極性に充電する。
【0047】またS相−T相線間電圧VSTが正の半サイ
クル期間ではIGBT28S をオン状態にして、IGBT
25S とIGBT26S のオン・オフを交互に高周波で繰り
返させることにより、これに連動してリアクトル2Lにエ
ネルギーを蓄える動作と、このエネルギーをコンデンサ
8Cへ移す動作とが繰り返されることになり、三相交流負
荷40のV相端子とW相端子の間には電圧VVWが印加され
る(図8(m) 参照)。このときコンデンサ8Cの静電容量
に対応して電圧波形のリップルが変化するのは勿論であ
る。
【0048】前述した動作の結果、三相交流負荷40のW
相端子とU相端子との間に現れる電圧VWUは、前述した
電圧VUVと電圧VVWとの差分となる(図8(n) 参照)。
このときの電圧波形のリップルもコンデンサ9Cの静電容
量に対応して低減されるのは勿論である。また、各IG
BTがオフする際に配線インダクタンスの影響で過渡電
圧が発生するが、この過渡電圧を抑制して素子が過電圧
で破壊されるのを防ぐために、コンデンサ,ダイオー
ド,抵抗などで構成したスナバ回路1Nを第5並列回路11
0 に並列に接続し、スナバ回路2Nを第6並列回路120 に
並列に接続している。
【0049】図10は本発明の第6実施例を表した主回
路接続図であって請求項6に対応するが、この第6実施
例回路は、三相交流負荷50の力率がいかなる値であって
も適用が可能である。即ち、三相交流負荷50が抵抗とと
もに誘導性リアクタンスあるいは容量性リアクタンスと
で構成されていても適用が可能である。この第6実施例
回路と図8で既述の第5実施例回路との相違点は、すべ
てのダイオードにスイッチング素子が逆並列接続されて
いることである。即ち、三相交流電源30のR相端子と三
相交流負荷50のU相端子との間に挿入される第7並列回
路130 は、第19直列回路と第20直列回路と第21直
列回路との並列接続で構成しているが、これら第19,
第20,第21直列回路は、いずれもダイオードとスイ
ッチング素子としてのIGBTとの逆並列接続回路の2
組を直列接続して構成している。また、三相交流電源30
のT相端子と三相交流負荷50のW相端子との間に挿入さ
れる第8並列回路140 も、ダイオードとスイッチング素
子としてのIGBTとの逆並列接続回路の2組を直列接
続して得られる第22直列回路と第23直列回路と第2
4直列回路とを相互に並列接続して構成している。
【0050】前述した図8の第5実施例回路では、三相
交流負荷40の力率が1でない場合には、この負荷に印加
される電圧の極性と電流の極性とが異なる期間が存在す
る。例えば、R相−S相線間電圧VRSが正の期間で三相
交流負荷40に正電圧が印加されているときにR相電流が
負のモードでは、IGBT23S がオンの状態のときにI
GBT22S をオンにしても、リアクトル1Lの電流はダイ
オード28D にブロックされて電源側へ流れることができ
ないから、リアクトル1Lにエネルギーを蓄えることがで
きない。しかしながら図10に図示の第6実施例回路で
は、R相−S相線間電圧VRSが正の半サイクルの期間の
ときは第20直列回路を構成するIGBT32S をオンさ
せておき、負の半サイクルの期間のときはIGBT31S
をオンさせることにより、リアクトル1Lに電流を流すこ
とができるようになる。また線間電圧VSTが正の半サイ
クルではIGBT37S をオンにし、負の半サイクルでは
IGBT38S をオンにすることで、同様にリアクトル2L
にエネルギーを蓄えることが可能になる。よって力率が
1以外の負荷(例えば誘導性負荷や容量性負荷)にも適
用が可能になる。
【0051】なお、負荷側の各相間に接続しているコン
デンサ10C ,コンデンサ11C ,及びコンデンサ12C と、
第7並列回路130 に並列接続しているスナバ回路3N及び
第8並列回路140 に並列接続しているスナバ回路4Nの役
割は、図8で既述の第5実施例回路における各コンデン
サ、各スナバ回路の役割と同じであるから、これらの説
明は省略する。
【0052】図11は本発明の第7実施例を表した主回
路接続図であって請求項7に対応するが、この第7実施
例回路は負荷が抵抗で構成されている(力率1)場合に
適用する。この第7実施例回路は、図8で既述の第5実
施例回路における3つのコンデンサの接続位置を変更
し、且つスナバ回路を省略した回路構成にしている。即
ち、第5並列回路110 にコンデンサ13C を並列に接続
し、第6並列回路120 にコンデンサ14C を並列に接続
し、且つ第5並列回路110 を構成する第15直列回路の
ダイオード同士の結合点と第6並列回路120 を構成する
第18直列回路のダイオード同士の結合点とを接続する
回路にコンデンサ15C を挿入している。
【0053】これらのコンデンサ13C ,コンデンサ14C
,及びコンデンサ15C を前述した位置に接続すること
で、第5並列回路110 と第6並列回路120 とがスイッチ
ング動作するのに伴って入力電流に含まれるスイッチン
グ周波数に起因する高周波リップルを除去し、あるいは
スイッチング素子に発生する過電圧を抑制する。例えば
各IGBTがオフしたときに配線のインダクタンスに蓄
えられたエネルギーに起因して生じる過大な電圧は、ス
ナバ回路により抑制されるのと同様にコンデンサ13C や
コンデンサ14C により抑制される。例えば線間電圧VRS
が正の期間ではIGBT23S とダイオード25D とダイオ
ード28D がオンしているから、コンデンサ13C はU相端
子とV相端子との間に接続されているのと等価である。
よってU相端子とV相端子に印加される電圧に含まれる
スイッチング周波数に起因するリップル分を、正弦波状
に平滑するコンデンサとして作用する。この作用は線間
電圧VRSが負の期間の場合も同様である。
【0054】図12は本発明の第8実施例を表した主回
路接続図であって請求項8に対応するが、この第8実施
例回路は負荷の力率が1ときは勿論、力率が1以外の負
荷(例えば誘導性負荷や容量性負荷)にも適用が可能で
ある。この第8実施例回路は、図10で既述の第6実施
例回路に3つのコンデンサの接続位置を変更し、且つス
ナバ回路を省略した回路構成している。即ち、第7並列
回路130 にコンデンサ16C を並列に接続し、第8並列回
路140 にコンデンサ17C を並列に接続し、且つ第7並列
回路130 を構成する第21直列回路のダイオード同士の
結合点と、第8並列回路140 を構成する第24直列回路
のダイオード同士の結合点とを接続する回路にコンデン
サ18C を挿入している。
【0055】図12の第8実施例回路も、前述した第7
実施例回路の場合と同様に、コンデンサ16C ,コンデン
サ17C ,及びコンデンサ18C を前述した位置に接続する
ことで、三相交流負荷50の力率が1より小さい場合であ
っても、三相交流電源30側に現れる入力電流のスイッチ
ング周波数成分に起因する高周波リップル分を除去する
フィルタとしての役割と、各IGBTが動作する際に生
じる過電圧を抑制するスナバとしての役割とを果たして
いる。なお、各IGBTの動作は図10で既述の第6実
施例回路の場合と同じであるから、その動作説明は省略
する。
【0056】
【発明の効果】サイリスタなどのスイッチング素子を逆
並列接続して構成した双方向スイッチ回路で構成し、各
サイリスタを位相制御する従来の三相交流電力調整装置
は、電源容量と負荷容量とが一致せず、入力電流に歪み
を生じ、三相平衡負荷を接続しても三相交流出力電圧が
不平衡になってしまうなどの不具合があったが、本発明
によれば、電源容量と負荷容量との不一致が解消される
から、電力会社と契約する契約容量を従来よりも低減で
きる効果が得られるし、電流歪みを除去し、三相平衡負
荷を接続したときは勿論のことで不平衡負荷を接続した
ときでも三相交流出力電圧をバランスさせることができ
る効果が得られる。また、請求項5乃至8に対応する本
発明では、出力電圧を入力電圧よりも高くすることがで
きるので、変圧器を使用せずに電源電圧と負荷電圧との
マッチングの範囲が広く得られる効果がある。更に、コ
ンデンサを付加している請求項3,4,7,および8に
対応する本発明では、スイッチング素子の動作時に生じ
る過電圧を抑制するスナバ回路の役割と、入力電流に含
まれる高周波リップル分を除去するフィルタの役割を、
単にコンデンサを付加するのみで果たしていることか
ら、従来のスナバ回路やフィルタを省略することができ
るので、装置全体の回路構成が簡略化され、装置を小形
化できる効果も合わせて得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した主回路接続図
【図2】図1に図示の第1実施例回路の各部の動作を表
したタイムチャート
【図3】本発明の第2実施例を表した主回路接続図
【図4】本発明の第3実施例を表した主回路接続図
【図5】本発明の第4実施例を表した主回路接続図
【図6】三相交流電力調整装置の従来例を示した主回路
接続図
【図7】図6に図示の三相交流電力調整装置の従来例回
路の各部の動作状態を示した動作波形図
【図8】本発明の第5実施例を表した主回路接続図
【図9】図8に図示の第5実施例回路の各部の動作を表
したタイムチャート
【図10】本発明の第6実施例を表した主回路接続図
【図11】本発明の第7実施例を表した主回路接続図
【図12】本発明の第8実施例を表した主回路接続図
【符号の説明】
1C〜18C コンデンサ 1D〜48D ダイオード 1L〜4L リアクトル 1N〜4N スナバ回路 1S〜40S スイッチング素子としてのIGBT 1T〜4T サイリスタ 30 三相交流電源 31 第1双方向スイッチ回路 32 第2双方向スイッチ回路 40 三相交流負荷(力率1) 50 三相交流負荷(全力率) 60 第1並列回路 70 第2並列回路 80 第3並列回路 90 第4並列回路 110 第5並列回路 120 第6並列回路 130 第7並列回路 140 第8並列回路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのダイオードを直列接続して得られる
    第1直列回路と第2直列回路と第3直列回路のうちの第
    2直列回路と第3直列回路の各ダイオードのそれぞれに
    別個のスイッチング素子を逆並列接続し、これら第1,
    第2,及び第3直列回路を相互に並列接続した第1並列
    回路と、それぞれが前記第1,第2,及び第3直列回路
    と同じ構成の第4,第5,及び第6直列回路を相互に並
    列接続した第2並列回路とで構成し、前記第1並列回路
    を構成する第1直列回路のダイオード同士の結合点に三
    相交流電源の第1相を接続し、前記第1並列回路を構成
    する第2直列回路のダイオード同士の結合点に前記三相
    交流電源の第2相を接続し、前記第1並列回路を構成す
    る第3直列回路のダイオード同士の結合点に三相交流負
    荷の第1相を接続し、前記第2並列回路を構成する第4
    直列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流電源
    の第3相を接続し、前記第2並列回路を構成する第5直
    列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流電源の
    第2相を接続し、前記第2並列回路を構成する第6直列
    回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流負荷の第
    3相を接続し、前記三相交流電源の第2相と前記三相交
    流負荷の第2相とを接続することを特徴とする三相交流
    電力調整装置。
  2. 【請求項2】2つのダイオードを直列接続して得られる
    第7直列回路と第8直列回路と第9直列回路のすべての
    ダイオードのそれぞれに別個のスイッチング素子を逆並
    列接続し、これら第7,第8,及び第9直列回路を相互
    に並列接続した第3並列回路と、それぞれが前記第7,
    第8,及び第9直列回路と同じ構成の第10,第11,
    及び第12直列回路を相互に並列接続した第4並列回路
    とで構成し、前記第3並列回路を構成する第7直列回路
    のダイオード同士の結合点に三相交流電源の第1相を接
    続し、前記第3並列回路を構成する第8直列回路のダイ
    オード同士の結合点に前記三相交流電源の第2相を接続
    し、前記第3並列回路を構成する第9直列回路のダイオ
    ード同士の結合点に三相交流負荷の第1相を接続し、前
    記第4並列回路を構成する第10直列回路のダイオード
    同士の結合点に前記三相交流電源の第3相を接続し、前
    記第4並列回路を構成する第11直列回路のダイオード
    同士の結合点に前記三相交流電源の第2相を接続し、前
    記第4並列回路を構成する第12直列回路のダイオード
    同士の結合点に前記三相交流負荷の第3相を接続し、前
    記三相交流電源の第2相と前記三相交流負荷の第2相と
    を接続することを特徴とする三相交流電力調整装置。
  3. 【請求項3】2つのダイオードを直列接続して得られる
    第1直列回路と第2直列回路と第3直列回路のうちの第
    2直列回路と第3直列回路の各ダイオードのそれぞれに
    別個のスイッチング素子を逆並列接続し、これら第1,
    第2,及び第3直列回路を相互に並列接続した第1並列
    回路と、この第1並列回路に並列接続した第1コンデン
    サと、それぞれが前記第1,第2,及び第3直列回路と
    同じ構成の第4,第5,及び第6直列回路を相互に並列
    接続した第2並列回路と、この第2並列回路に並列接続
    した第2コンデンサと、前記第1並列回路を構成する第
    1直列回路のダイオード同士の結合点と前記第2並列回
    路を構成する第4直列回路のダイオード同士の結合点と
    を接続する回路に挿入した第3コンデンサとで構成し、
    前記第1並列回路を構成する第1直列回路のダイオード
    同士の結合点に三相交流電源の第1相を接続し、前記第
    1並列回路を構成する第2直列回路のダイオード同士の
    結合点に前記三相交流電源の第2相を接続し、前記第1
    並列回路を構成する第3直列回路のダイオード同士の結
    合点に三相交流負荷の第1相を接続し、前記第2並列回
    路を構成する第4直列回路のダイオード同士の結合点に
    前記三相交流電源の第3相を接続し、前記第2並列回路
    を構成する第5直列回路のダイオード同士の結合点に前
    記三相交流電源の第2相を接続し、前記第2並列回路を
    構成する第6直列回路のダイオード同士の結合点に前記
    三相交流負荷の第3相を接続し、前記三相交流電源の第
    2相と前記三相交流負荷の第2相とを接続することを特
    徴とする三相交流電力調整装置。
  4. 【請求項4】2つのダイオードを直列接続して得られる
    第7直列回路と第8直列回路と第9直列回路のすべての
    ダイオードのそれぞれに別個のスイッチング素子を逆並
    列接続し、これら第7,第8,及び第9直列回路を相互
    に並列接続した第3並列回路と、この第3並列回路に並
    列接続した第4コンデンサと、それぞれが前記第7,第
    8,及び第9直列回路と同じ構成の第10,第11,及
    び第12直列回路を相互に並列接続した第4並列回路
    と、この第4並列回路に並列接続した第5コンデンサ
    と、前記第3並列回路を構成する第7直列回路のダイオ
    ード同士の結合点と前記第4並列回路を構成する第10
    直列回路のダイオード同士の結合点とを接続する回路に
    挿入した第6コンデンサとで構成し、前記第3並列回路
    を構成する第7直列回路のダイオード同士の結合点に三
    相交流電源の第1相を接続し、前記第3並列回路を構成
    する第8直列回路のダイオード同士の結合点に前記三相
    交流電源の第2相を接続し、前記第3並列回路を構成す
    る第9直列回路のダイオード同士の結合点に三相交流負
    荷の第1相を接続し、前記第4並列回路を構成する第1
    0直列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流電
    源の第3相を接続し、前記第4並列回路を構成する第1
    1直列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流電
    源の第2相を接続し、前記第4並列回路を構成する第1
    2直列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流負
    荷の第3相を接続し、前記三相交流電源の第2相と前記
    三相交流負荷の第2相とを接続することを特徴とする三
    相交流電力調整装置。
  5. 【請求項5】2つのダイオードを直列接続して得られる
    第13直列回路と第14直列回路と第15直列回路のう
    ちの第13直列回路と第15直列回路の各ダイオードの
    それぞれに別個のスイッチング素子を逆並列接続し、こ
    れら第13,第14,及び第15直列回路を相互に並列
    接続した第5並列回路と、それぞれが前記第13,第1
    4,及び第15直列回路と同じ構成の第16,第17,
    及び第18直列回路を相互に並列接続した第6並列回路
    とで構成し、前記第5並列回路を構成する第13直列回
    路のダイオード同士の結合点と三相交流電源の第1相と
    をリアクトルを介して接続し、前記第5並列回路を構成
    する第14直列回路のダイオード同士の結合点に前記三
    相交流電源の第2相を接続し、前記第5並列回路を構成
    する第15直列回路のダイオード同士の結合点に三相交
    流負荷の第1相を接続し、前記第6並列回路を構成する
    第16直列回路のダイオード同士の結合点と前記三相交
    流電源の第3相とを他のリアクトルを介して接続し、前
    記第6並列回路を構成する第17直列回路のダイオード
    同士の結合点に前記三相交流電源の第2相を接続し、前
    記第6並列回路を構成する第18直列回路のダイオード
    同士の結合点に前記三相交流負荷の第3相を接続し、前
    記三相交流電源の第2相と前記三相交流負荷の第2相と
    を接続し、前記三相交流負荷の各相間に別個のコンデン
    サを接続することを特徴とする三相交流電力調整装置。
  6. 【請求項6】2つのダイオードを直列接続して得られる
    第19直列回路と第20直列回路と第21直列回路のす
    べてのダイオードのそれぞれに別個のスイッチング素子
    を逆並列接続し、これら第19,第20,及び第21直
    列回路を相互に並列接続した第7並列回路と、それぞれ
    が前記第19,第20,及び第21直列回路と同じ構成
    の第22,第23,及び第24直列回路を相互に並列接
    続した第8並列回路とで構成し、前記第7並列回路を構
    成する第19直列回路のダイオード同士の結合点と三相
    交流電源の第1相とをリアクトルを介して接続し、前記
    第7並列回路を構成する第20直列回路のダイオード同
    士の結合点に前記三相交流電源の第2相を接続し、前記
    第7並列回路を構成する第21直列回路のダイオード同
    士の結合点に三相交流負荷の第1相を接続し、前記第8
    並列回路を構成する第22直列回路のダイオード同士の
    結合点と前記三相交流電源の第3相とを他のリアクトル
    を介して接続し、前記第8並列回路を構成する第23直
    列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流電源の
    第2相を接続し、前記第8並列回路を構成する第24直
    列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流負荷の
    第3相を接続し、前記三相交流電源の第2相と前記三相
    交流負荷の第2相とを接続し、前記三相交流負荷の各相
    間に別個のコンデンサを接続することを特徴とする三相
    交流電力調整装置。
  7. 【請求項7】2つのダイオードを直列接続して得られる
    第13直列回路と第14直列回路と第15直列回路のう
    ちの第13直列回路と第15直列回路の各ダイオードの
    それぞれに別個のスイッチング素子を逆並列接続し、こ
    れら第13,第14,及び第15直列回路を相互に並列
    接続した第5並列回路と、それぞれが前記第13,第1
    4,及び第15直列回路と同じ構成の第16,第17,
    及び第18直列回路を相互に並列接続した第6並列回路
    とで構成し、前記第5並列回路を構成する第13直列回
    路のダイオード同士の結合点と三相交流電源の第1相と
    をリアクトルを介して接続し、前記第5並列回路を構成
    する第14直列回路のダイオード同士の結合点に前記三
    相交流電源の第2相を接続し、前記第5並列回路を構成
    する第15直列回路のダイオード同士の結合点に三相交
    流負荷の第1相を接続し、前記第6並列回路を構成する
    第16直列回路のダイオード同士の結合点と前記三相交
    流電源の第3相とを他のリアクトルを介して接続し、前
    記第6並列回路を構成する第17直列回路のダイオード
    同士の結合点に前記三相交流電源の第2相を接続し、前
    記第6並列回路を構成する第18直列回路のダイオード
    同士の結合点に前記三相交流負荷の第3相を接続し、前
    記三相交流電源の第2相と前記三相交流負荷の第2相と
    を接続し、前記第5並列回路にコンデンサを並列に接続
    し、前記第6並列回路に他のコンデンサを並列に接続
    し、前記第5並列回路を構成する第15直列回路のダイ
    オード同士の結合点と前記第6並列回路を構成する第1
    8直列回路のダイオード同士の結合点とを別のコンデン
    サを介して接続することを特徴とする三相交流電力調整
    装置。
  8. 【請求項8】2つのダイオードを直列接続して得られる
    第19直列回路と第20直列回路と第21直列回路のす
    べてのダイオードのそれぞれに別個のスイッチング素子
    を逆並列接続し、これら第19,第20,及び第21直
    列回路を相互に並列接続した第7並列回路と、それぞれ
    が前記第19,第20,及び第21直列回路と同じ構成
    の第22,第23,及び第24直列回路を相互に並列接
    続した第8並列回路とで構成し、前記第7並列回路を構
    成する第19直列回路のダイオード同士の結合点と三相
    交流電源の第1相とをリアクトルを介して接続し、前記
    第7並列回路を構成する第20直列回路のダイオード同
    士の結合点に前記三相交流電源の第2相を接続し、前記
    第7並列回路を構成する第21直列回路のダイオード同
    士の結合点に三相交流負荷の第1相を接続し、前記第8
    並列回路を構成する第22直列回路のダイオード同士の
    結合点と前記三相交流電源の第3相とを他のリアクトル
    を介して接続し、前記第8並列回路を構成する第23直
    列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流電源の
    第2相を接続し、前記第8並列回路を構成する第24直
    列回路のダイオード同士の結合点に前記三相交流負荷の
    第3相を接続し、前記三相交流電源の第2相と前記三相
    交流負荷の第2相とを接続し、前記第7並列回路にコン
    デンサを並列に接続し、前記第8並列回路に他のコンデ
    ンサを並列に接続し、前記第7並列回路を構成する第2
    1直列回路のダイオード同士の結合点と前記第8並列回
    路を構成する第24直列回路のダイオード同士の結合点
    とを別のコンデンサを介して接続することを特徴とする
    三相交流電力調整装置。
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