JP3477840B2 - 減水剤の製造方法 - Google Patents
減水剤の製造方法Info
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Description
リウムとカリウムを全く含まないか著しく少くした減水
剤の製造方法に関する。本発明で得られた減水剤は、セ
メント、石膏などの水性ペースト、モルタル、コンクリ
ートなどの用途、特にアルカリ分の混入を極力抑制する
用途に好適に利用される。
クリートの早期劣化が問題となっている。この対策のひ
とつとして、コンクリート中のアルカリ分としてナトリ
ウムとカリウムの量をNa20換算にて3.0kg/m3 以
下に抑えるように規制されている。そのためには、原料
セメントおよび骨材に由来するアルカリ分を抑制するこ
とが何よりも優先して重要であるが、コンクリート混和
剤である減水剤もアルカリ分の少ない方がより好ましい
と考えられる。特に、単位セメント量を500kg/m
3 以上も使用する高強度コンクリートや高性能減水剤を
より多く使用する高流動化コンクリートの場面では、ア
ルカリ分を全く含まないかまたは著しく少なくした減水
剤がより好ましいことになる。
の減水剤の各種の製造方法が提案されている。例えば、
カルシウム塩型のメラミン系減水剤の製造方法として
は、特公平1−40850号公報には、メラミン、ホル
ムアルデヒドおよび亜硫酸カルシウムを1:3.5〜
6:0.5〜1の一定モル比でスルホン化メチロールメ
ラミンを一旦生成させた後、酸性にて縮合反応をさせ、
次いで水酸化カルシウムなどにて中和する方法が開示さ
れている。特開平3−285851号公報には、メラミ
ン、ホルムアルデヒドおよびアミドスルホン酸カルシウ
ムを1:3.3〜6.0:0.3〜1.5の一定モル比
で混合し、pH6.5〜8.0と60〜95℃で加熱す
る方法が開示されている。また、特公昭41−1173
7号公報には、ナフタレンを濃硫酸にてスルホン化した
後、ホルムアルデヒドにて縮合し、次いで水酸化カルシ
ウムまたは酸化カルシウムにて中和してカルシウム塩型
のナフタレン系減水剤を得る方法が開示されている。
号公報の方法では、実際には亜硫酸カルシウムを利用で
きないので、同公報の例3に記載されているように酸化
カルシウム存在下にて二酸化硫黄ガスを導入してスルホ
ン化反応を行う方法となり、製造自体が効率的とはいえ
ない。特開平3−285851号公報の方法では、反応
条件に制約があるために得られたカルシウム塩型のメラ
ミン系減水剤は、従来のナトリウム塩メラミン系減水剤
と比べ、減水性能および長期安定性が不十分である。ま
た、カルシウム塩型のナフタレン系減水剤の製造方法
は、中和工程にて生成した、濾過が困難な大量の硫酸カ
ルシウムを除去する必要があるので効率的でなく、しか
もその性能は、従来のナトリウム塩ナフタレン系減水剤
のそれより不十分であるという問題がある。そこで、本
発明者らは、カルシウム塩型の減水剤の製造方法を鋭意
検討した結果、既存の減水剤を出発原料として、減水性
能と長期安定性を損なうことなくカルシウム塩型の減水
剤が効率的かつ簡便に製造できる方法を見出し本発明を
完成した。
カルシウム型カチオン交換樹脂を充填したカラムに、
1.0〜6.0重量%のナトリウムおよび/またはカリ
ウムを含みかつ2〜800mPa・sの粘度を有する原
料減水剤水溶液を通液することにより、該水溶液に含ま
れるナトリウムおよび/またはカリウムを該交換樹脂の
カルシウムとイオン交換させることを特徴とする減水剤
水溶液の製造方法である。
使用される原料減水剤水溶液は、アルカリ分としてナト
リウムおよび/またはカリウムを含むところの、ナフタ
レン系減水剤であるナフタレンホルムアルデヒド縮合物
のスルホン酸塩水溶液、メラミン系減水剤であるメラミ
ンホルムアルデヒド縮合物のスルホン酸塩水溶液、リグ
ニンスルホン酸塩水溶液、オキシカルボン酸塩水溶液、
ポリカルボン酸塩および芳香族アミノスルホン酸塩ポリ
マー水溶液から選ばれる。これらの減水剤水溶液を2〜
3種混合して原料減水剤水溶液とすることもできる。特
に、高性能減水剤として広く利用されているナフタレン
ホルムアルデヒド縮合物のスルホン酸塩水溶液すなわち
ナフタレン系減水剤、メラミンホルムアルデヒド縮合物
のスルホン酸塩水溶液すなわちメラミン系減水剤および
これらの混合物が、本発明の原料減水剤水溶液として好
ましい。最も好ましくはメラミンホルムアルデヒド縮合
物のスルホン酸塩水溶液であるメラミン系減水剤であ
る。カルシウム型カチオン交換樹脂を充填したカラムに
通液するときのこれらの減水剤水溶液は、1.0〜6.
0重量%、好ましくは2.0〜5.0重量%のナトリウ
ムおよび/またはカリウムを含み、かつ2〜800mP
a・s、望ましくは3〜200mPa・sの粘度を有す
る。場合によっては、濃縮または水希釈もしくは加熱し
て粘度を調整した原料減水剤水溶液を該カラムに通液す
る。
ルシウム型カチオン交換樹脂であるが、スルホン酸基ま
たはカルボン酸基を有する、スチレン系、アクリル系、
メタクリル系などの通常の市販のカチオン交換樹脂から
出発してカルシウム型カチオン交換樹脂へ調製する。例
えば、カルシウム型カチオン交換樹脂は、次のように調
製される。ナトリウム型カチオン交換樹脂をカラムに充
填し、イオン交換容量を越える量の過剰の酸、例えば、
塩酸を通液して水素型カチオン交換樹脂に換えた後、流
出水のpHが中性になるまで純水を通液・洗浄する。そ
の後、イオン交換容量を越える充分な量のカルシウム塩
の水溶液を通液する。水酸化カルシウムにて飽和したカ
ルシウム塩の水溶液を通液する方がイオン交換を促進す
るので都合がよい。該カルシウム塩としては、水への溶
解度の大きな塩化カルシウム、硝酸カルシウム、アミド
スルホン酸カルシウムなどの水溶液が挙げられる。次い
で、流出水のpHがアルカリ性を示さなくなるまで純水
で洗浄すると、カルシウム型カチオン交換樹脂となる。
ン交換樹脂カラムに、上記の原料減水剤水溶液を空間速
度 1〜5 で通液すると、該水溶液中のナトリウムおよび
/またはカリウムイオンのアルカリ分の大部分は、カル
シウムイオンと置換され、本発明のカルシウム塩型の減
水剤水溶液が得られる。この場合、該水溶液に含まれる
カチオンをイオン交換するに充分なイオン交換容量をも
ったカルシウム型カチオン交換樹脂を使用することが重
要であることは勿論である。また、該原料水溶液の粘度
が大きい場合には、原料水溶液を加熱または水希釈し
て、逆に粘度が小さい場合には濃縮して、粘度を調節し
て該カラムに供給することも可能である。このようにし
て、一回のイオン交換の操作により、該水溶液のアルカ
リ分が50%以上、通常80%以上の交換率にてカルシ
ウムイオンにイオン交換された減水剤水溶液が得られ
る。また、得られたカルシウム塩塩型の減水剤水溶液
を、さらに別のカルシウム型カチオン交換樹脂カラムに
通液してイオン交換率をさらに増加させることも可能で
ある。なお、イオン交換操作を経たカラムは、ナトリウ
ム型および/またはカリウム型カチオン交換樹脂となっ
ているので、上述した方法によりカルシウム型カチオン
交換樹脂に再生すれば繰り返し再使用ができる。
ムに原料減水剤水溶液を通液する操作のみで、該水溶液
中のナトリウムおよび/またはカリウムのアルカリ分の
大部分が、カラム中の該樹脂のカルシウムとイオン交換
し、カルシウム塩型の減水剤水溶液が容易に得られる。
よび/またはカリウムの量が1.0重量%未満では、イ
オン交換率が急激に低下するので効率的でない。ナトリ
ウムおよび/またはカリウムの量が6.0重量%を越す
原料減水剤水溶液にも、原理上、本発明の方法を適用で
きるが、原料減水剤水溶液自体の性能が劣る場合が多く
実用的でない。
sを越す場合、イオン交換率が低下する。原料減水剤水
溶液の粘度が2mPa・s未満では、原料減水剤水溶液
の固形分が小さすぎるかまたはその性能に問題があるの
で実用性に乏しい。
説明する。 実施例1 内径20cmで高さ70cmのイオン交換塔にナトリウ
ム型カチオン交換樹脂(オルガノ株式会社の商品名 ア
ンバーライトIR−120B)19リットルを湿潤状態
で充填した。このカラムに交換容量以上の10重量%塩
酸を通液・水洗して水素型カチオン交換樹脂とした。次
に、このカラムに、水酸化カルシウムを飽和させた10
重量%塩化カルシウム水溶液を交換容量以上に通液し
た。水洗してカルシウム型カチオン交換樹脂カラムを得
た。一方、特公平2−43763号公報の実施例2に準
じて、固形分42.0重量%、粘度150mPa・s
(20℃)およびナトリウム4.2重量%である原料減
水剤水溶液を調製した。この原料減水剤水溶液20.8
0kgを空間速度1.0と温度20℃の通液条件にて上
記カラムに通液してイオン交換を行ったところ、固形分
35.0重量%でナトリウム0.32重量%を含むカル
シウム塩型の減水剤水溶液を得た。このときのイオン交
換率は、91%であった。
ットルを充填したカラムを使用した。原料減水剤水溶液
であるメラミン系減水剤は、実施例1と同様に特公平2
−43763号公報の実施例2に準じて調製した。ただ
し、縮合時間を短縮して、より低粘度とした。固形分4
2.0重量%で粘度50mPa・s(20℃)であり、
ナトリウム4.2重量%を含む原料減水剤水溶液を実施
例1と同一条件にて上記カラムに通液してイオン交換を
行い、固形分35.0重量%でナトリウム0.35重量
%のカルシウム塩型の減水剤水溶液を得た。このときの
イオン交換率は、90%であった。
ットルを充填したカラムを調製し使用した。原料減水剤
水溶液であるメラミン系減水剤は、実施例1と同様に特
公平2−43763号公報の実施例2に準じて調製し
た。ただし、縮合時間を延長して、より高粘度とした。
固形分42.0重量%で粘度750mPa・s(20
℃)であり、ナトリウム4.2重量%を含む原料減水剤
水溶液を実施例1と同一条件にて上記カラムに通液して
イオン交換を行い、固形分35.0重量%でナトリウム
1.68重量%を含むカルシウム塩型の減水剤水溶液を
得た。このときのイオン交換率は、52%であった。
て、その粘度を74mPa・s(50℃)として実施例
1と同様な方法にて調製したカルシウム型カチオン交換
樹脂19リットルを充填したカラムに供給した。また、
カラム温度を50℃とした以外は、実施例3と同様にカ
チオン交換操作を行った。固形分35.0重量%でナト
リウム0.34重量%のカルシウム塩型の減水剤水溶液
を得た。このときのイオン交換率は、90%であった。
て、固形分10.0重量%、粘度7mPa・s(20
℃)およびナトリウム1.00重量%の原料減水剤水溶
液を調製した。この原料減水剤水溶液87.36kg
を、実施例1と同様な方法にて調製したカルシウム型カ
チオン交換樹脂19リットルを充填したカラムに空間速
度1.0、温度20℃の通液条件にてイオン交換を行っ
たところ、固形分9.0重量%でナトリウム0.26 重量
%を含んだカルシウム塩型の減水剤水溶液を得た。この
ときのイオン交換率は、71 %であった。
て、固形分20.0重量%、粘度10mPa・s(20
℃)およびナトリウム2.0重量%の原料減水剤水溶液
を調製した。この原料減水剤水溶液43.68kgを、
実施例1と同様な方法にて調製したカルシウム型カチオ
ン交換樹脂19リットルを充填したカラムに空間速度
1.0で温度20℃の通液条件にてイオン交換を行った
ところ、固形分18.0重量%でナトリウム0.21重
量%を含んだカルシウム塩型の減水剤水溶液を得た。こ
のときのイオン交換率は、88%であった。
ットルを充填したカラムを使用した。実施例1に使用し
た原料減水剤水溶液13.87kgを空間速度1.0で
温度20℃の通液条件にてイオン交換を行ったところ、
固形分35.0重量%でナトリウム0.01重量%以下
を含むカルシウム塩型の減水剤水溶液を得た。このとき
のイオン交換率は、ほぼ100%であった。
脂19リットルを調製し、これを充填カラムとした。実
施例1に使用した原料減水剤水溶液20.80kgを空
間速度5.0で温度20℃の通液条件にてイオン交換を
行ったところ、固形分35.0重量%でナトリウム0.
51 重量%を含むカルシウム塩型の減水剤水溶液を得
た。このときのイオン交換率は、86 %であった。
脂19リットルを調製し、これを充填カラムとした。固
形分22重量%でナトリウム2.3重量%を含む市販の
メラミン系減水剤37.98kgを、空間速度1.0で
温度20℃の通液条件にてカラムに通液した。その結
果、固形分20重量%でナトリウム0.13重量%を含
むカルシウム塩型の減水剤水溶液を得た。このときのイ
オン交換率は、94%であった。
脂19リットルを調製し、これを充填カラムとした。固
形分35.0重量%で粘度30mPa・s(20℃)お
よびナトリウム3.6重量%を含む市販のメラミン系減
水剤24.27kgを、空間速度1.0で温度20℃の
通液条件にてカラムに通液した。その結果、固形分3
0.0重量%でナトリウム0.31重量%を含むカルシ
ウム塩型の減水剤水溶液を得た。このときのイオン交換
率は、90%であった。
脂19リットルを調製し、これを充填カラムとした。固
形分40重量%、粘度50mPa・s(20℃)および
ナトリウム2.7重量%である市販のナフタレン系減水
剤32.36kgを、空間速度1.0で温度20℃の条
件にてカラムに通液した。その結果、固形分34重量%
でナトリウム0.28重量%を含むカルシウム塩型の減
水剤水溶液を得た。このときのイオン交換率は、88%
であった。
示すコンクリート配合の全材料を50リットル傾胴型ミ
キサーに投入して3分間混練した。練り上がり後、直ち
に、JIS A 1101に従いスランプ値、JIS A 1128に従い空
気量をそれぞれ測定した。その結果の一部を第2表に示
した。第2表にて、比較例1、2および3の減水剤は、
それぞれ、実施例1、9および10におけるイオン交換
に使用した原料減水剤水溶液である。なお、実施例1〜
11で得られたカルシウム塩型の減水剤水溶液は、いず
れも減水性能と長期安定性に関して、原料減水剤水溶液
とほぼ同等であることを確認された。
減水剤のアルカリ分の大部分を容易かつ効率的にカルシ
ウムと置換することができ、ほとんどアルカリ分を含ま
ないか、従来の減水剤水溶液のアルカリ分の20%程度
しか含まないカルシウム塩型の減水剤水溶液が得られ
る。しかも従来の減水剤水溶液と同等の安定性と性能を
有する。従って、アルカリ分の混入を極力抑制する用
途、例えば、高強度コンクリートや高流動化コンクリー
トに好適に利用することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 カルシウム型カチオン交換樹脂を充填し
たカラムに、1.0〜6.0重量%のナトリウムおよび
/またはカリウムを含みかつ2〜800mPa・sの粘
度を有する原料減水剤水溶液を通液することにより、該
水溶液に含まれるナトリウムおよび/またはカリウムを
該交換樹脂のカルシウムとイオン交換させることを特徴
とする減水剤水溶液の製造方法。 - 【請求項2】 原料減水剤水溶液がメラミン系減水剤お
よび/またはナフタレン系減水剤である請求項1の製造
方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP23514294A JP3477840B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 減水剤の製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23514294A JP3477840B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 減水剤の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0891899A JPH0891899A (ja) | 1996-04-09 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
CN104119023B (zh) * | 2014-06-25 | 2015-12-30 | 芜湖市三兴混凝土外加剂有限公司 | 缓凝高效减水剂 |
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1994
- 1994-09-29 JP JP23514294A patent/JP3477840B2/ja not_active Expired - Fee Related
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