JP3477575B2 - 防音壁の遮音板留め金具 - Google Patents

防音壁の遮音板留め金具

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JP3477575B2
JP3477575B2 JP2000395309A JP2000395309A JP3477575B2 JP 3477575 B2 JP3477575 B2 JP 3477575B2 JP 2000395309 A JP2000395309 A JP 2000395309A JP 2000395309 A JP2000395309 A JP 2000395309A JP 3477575 B2 JP3477575 B2 JP 3477575B2
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忠彦 中西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音壁において遮
音板を固定するための板バネ式の遮音板留め金具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車道路の両側等に設けられ
る防音壁は、例えば実開平4−57513号公報に示さ
れているように、所定間隔をあけて立設された複数の支
柱と、該相隣接する一対の支柱の対向面に形成され、該
支柱の長さ方向に延びる断面コ字状溝と、該相対向する
断面コ字状溝間に嵌め込まれ、該断面コ字状溝の溝幅よ
りも厚みが小さく設定された遮音板とを備えている。そ
して、上記遮音板と断面コ字状溝における一方の側面と
の隙間(溝幅方向の隙間)には板バネ式の遮音板留め金
具が装着され、この留め金具の弾性復元力により遮音板
が断面コ字状溝の他方の側面に押圧されて固定されるよ
うになっている。
【0003】上記留め金具は、基本的には、略上下方向
に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向の一方
の面が上記遮音板の厚み方向における該隙間側の面に当
接する第1縦辺部と、この第1縦辺部と対向しかつ該第
1縦辺部との水平距離が上側に向かって大きくなるよう
に設けられ、留め金具が上記隙間に装着されたときに、
厚み方向における第1縦辺部と反対側面の上端部が上記
断面コ字状溝の一方の側面に当接する第2縦辺部とを備
えている。上記第1縦辺部及び第2縦辺部の下端部同士
は、例えば上記公報のように連結辺部を介して接続され
るか、又は、例えば実開昭61−50109号公報に示
されているように、連結辺部を介さずに直接接続されて
いる。
【0004】そして、上記第1縦辺部及び第2縦辺部の
下端部間の水平距離は、上記隙間よりも小さく設定され
ている一方、上端部間の水平距離は、上記隙間よりも大
きく設定されており、留め金具を上記遮音板と断面コ字
状溝との隙間に装着するには、先ず、第1縦辺部及び第
2縦辺部の下端部をその隙間に挿入しておき、この留め
金具を上側からハンマー等で叩くことにより第1縦辺部
及び第2縦辺部の上端部を互いに近付く方向に撓ませて
上記隙間に完全に挿入させる。
【0005】しかし、上記従来の留め金具の装着方法で
は、留め金具を重いハンマーで叩いて装着しなければな
らないため、装着作業に時間がかかると共に、力の弱い
作業者に装着作業を行わせることはできないという問題
がある。また、装着作業時に大きな音が発生すると共
に、留め金具が破損する場合がある。
【0006】この不具合対策として、特開平10−24
5821号公報のものが知られている。このものでは、
略上下方向に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み
方向の一方の面が上記遮音板の厚み方向における該隙間
側の面に当接する第1縦辺部と、上記第1縦辺部と対向
しかつ該第1縦辺部との水平距離が上側に向かって大き
くなるように略上下方向に延び、下端部が上記第1縦辺
部の下端部に接続され、上記隙間に装着されたときに、
厚み方向における第1縦辺部と反対側面の上端部が上記
断面コ字状溝の一方の側面に当接する第2縦辺部と、上
記第1縦辺部と第2の縦辺部とを係合する係合手段とを
備え、上記係合手段により第1縦辺部及び第2縦辺部同
士が係合されているときに、該第1縦辺部及び第2縦辺
部の上端部間の水平距離が非係合時よりも小さくなるよ
うに構成されているものが開示されている。
【0007】上記公報の留め金具では、第1縦辺部と第
2縦辺部とを圧縮状態で保持する圧縮状態保持機構を備
えている。この圧縮状態保持機構により、留め金具は金
槌等で強制的に叩かなくても、断面コ字状溝と防音壁の
隙間に挿入できる。そして、圧縮状態の解除時には弾性
力の復元、上記隙間を弾性的に保持できるようになって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平1
0−245821号公報の図1、図2の構造のもので
は、圧縮状態保持機構がボルトとナットで構成されてい
るので、係合を解除する場合には、第1縦辺部と第2縦
辺部とが互いに開く方向に弾性力が作用しているため
に、ボルトをナットから緩めることが非常に困難であ
り、ワンタッチで作業することができない。
【0009】また、図3、図4の構造のものでは、第1
縦辺部と第2縦辺部とを係止片と係止突片とで係合及び
解除を行うようにしており、ワンタッチで係合及び解除
を行うことができる。しかし、第1縦辺部と第2縦辺部
とを係合した場合に、これらの係止片と係止突片には、
第1縦辺部と第2縦辺部とが互いに離れる方向に作用す
る弾性復元力に打ち勝つだけの強い係合状態に維持でき
る必要があるが、上記図3、図4の構造のものでは、そ
れだけの係合力は無い。
【0010】即ち、上記図3、図4の構造のものでは、
係止片と係止突片との係合力が弱いと、遮音板留め金具
を装着する前に、第1縦辺部と第2縦辺部の弾性復元力
に負けて、係止片と係止突片との係合が外れることがあ
る。或は、係止片と係止突片との係合力が強いと、係止
片・係止突片と第1縦辺部・第2縦辺部との境界部分に
亀裂が入り破損してしまう不具合がある。
【0011】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記のような防音壁の
遮音板留め金具に対して、その構成を改良することによ
って、留め金具の遮音板と断面コ字状溝との隙間に対す
る装着を、重いハンマー等を用いないで簡単な作業でス
ムーズに行えるようにすることと同時に、係合部により
装着前には確実に係合状態が維持される構造を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、所定間隔をあけて立設され
た複数の支柱と、該相隣接する一対の支柱の対向面に形
成され、該支柱の長さ方向に延びる断面コ字状溝と、該
相対向する断面コ字状溝間に嵌め込まれ、該断面コ字状
溝の溝幅よりも厚みが小さく設定された遮音板とを備え
た防音壁において、上記遮音板と断面コ字状溝における
一方の側面との隙間に装着され、弾性復元力により該遮
音板を断面コ字状溝の他方の側面に押圧する板バネ式の
遮音板留め金具であって、略上下方向に延び、上記隙間
に装着されたときに、厚み方向の一方の面が上記遮音板
の厚み方向における該隙間側の面に当接する第1縦辺部
と、上記第1縦辺部と対向しかつ該第1縦辺部との水平
距離が上側に向かって大きくなるように略上下方向に延
び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向における第
1縦辺部と反対側面の上端部が上記断面コ字状溝の一方
の側面に当接する第2縦辺部と、上記第2縦辺部の上端
部に接続され、該上端部から上記第1縦辺部側に向かっ
て延び、一部に係合用孔を有する上辺部と、上記上辺部
の第1縦辺部側端部に接続され、該端部から上記第2縦
辺部側でかつ下側に向かって延びる下辺部と、上記第2
縦辺部に設けられ、上記上辺部の係合用孔に対して係脱
自在な係合部と、上記係合用孔の近傍に形成された補強
用の第1ビードとを備え、上記係合部と上記係合用孔と
が係合しているときに、該上辺部の第1縦辺部側端部と
第2縦辺部との間における該第2縦辺部の厚み方向に沿
った距離が非係合時よりも小くなるように構成されてい
る。
【0013】上記の構成により、係合部が上辺部に係合
することで、第1縦辺部及び第2縦辺部の上端部間の水
平距離を、遮音板と断面コ字状溝における一方の側面と
の隙間量と略同じになるようにするか又はその隙間量よ
りも小さくなるようにすることができる。この結果、作
業者は、予め係合部が上辺部に係合した留め金具をその
隙間に挿入して上記係合を解除するだけで済み、力の弱
い作業者であっても留め金具を簡単な作業で容易にかつ
スムーズに装着することができるとともに、その装着作
業時に大きな音が発生したり、留め金具が壊れたりする
のを防止することができる。特に、上辺部の係合用孔が
ビードで補強されているので、係合部を上辺部の係合用
孔の縁辺部に係合した場合や係合を解除した場合に、係
合用孔の破損が防止され、安定した係合状態が維持でき
る。
【0014】請求項2の発明では、 所定間隔をあけて
立設された複数の支柱と、該相隣接する一対の支柱の対
向面に形成され、該支柱の長さ方向に延びる断面コ字状
溝と、該相対向する断面コ字状溝間に嵌め込まれ、該断
面コ字状溝の溝幅よりも厚みが小さく設定された遮音板
とを備えた防音壁において、上記遮音板と断面コ字状溝
における一方の側面との隙間に装着され、弾性復元力に
より該遮音板を断面コ字状溝の他方の側面に押圧する板
バネ式の遮音板留め金具であって、略上下方向に延び、
上記隙間に装着されたときに、厚み方向の一方の面が上
記遮音板の厚み方向における該隙間側の面に当接する第
1縦辺部と、上記第1縦辺部と対向しかつ該第1縦辺部
との水平距離が上側に向かって大きくなるように略上下
方向に延び、上記隙間に装着されたときに、厚み方向に
おける第1縦辺部と反対側面の上端部が上記断面コ字状
溝の一方の側面に当接する第2縦辺部と、上記第2縦辺
部の上端部に接続され、該上端部から上記第1縦辺部側
に向かって延び、一部に係合用孔を有する上辺部と、上
記上辺部の第1縦辺部側端部に接続され、該端部から上
記第2縦辺部側でかつ下側に向かって延びる下辺部と、
上記第2縦辺部に設けられ、上記係合用孔に対して係脱
自在な係合部とを備え、該係合部は上記第2縦辺部の一
部に切れ目を入れて形成された可撓板部材からなり、該
可撓板部材の基端部が第2縦辺部に一体に接続され、該
基端部から上側に延びる本体部が第2縦辺部の厚み方向
に撓むことが可能な片持ちはり状の可撓部を形成し、該
可撓部の先端部に上記係合用孔の縁辺部と係合する突起
部とを備え、該可撓板部材の該基端部と上記第2縦辺部
の境界切れ目部分を滑らかな曲線状で接続する接続孔を
備え、上記係合部と上記係合用孔とが係合しているとき
に、該上辺部の第1縦辺部側端部と第2縦辺部との間に
おける該第2縦辺部の厚み方向に沿った距離が非係合時
よりも小なるように構成されている。
【0015】上記の構成により、係合部が上辺部に係合
することで、第1縦辺部及び第2縦辺部の上端部間の水
平距離を、遮音板と断面コ字状溝における一方の側面と
の隙間量と略同じになるようにするか又はその隙間量よ
りも小さくなるようにすることができる。この結果、作
業者は、予め係合部が上辺部に係合した留め金具をその
隙間に挿入して上記係合を解除するだけで済み、力の弱
い作業者であっても留め金具を簡単な作業で容易にかつ
スムーズに装着することができるとともに、その装着作
業時に大きな音が発生したり、留め金具が壊れたりする
のを防止することができる。特に、第2縦辺部に切れ目
を入れて可撓板部材を形成しているために、可撓板部材
の基端部と第2縦辺部との境界部分が脆弱であって亀裂
が発生しやすいが、この発明では、この脆弱部分の応力
集中を軽減するようにしたので、この脆弱部部から破損
することを防止できる。
【0016】請求項3の発明では、請求項2記載の防音
壁の遮音板留め金具において、上記係合用孔の近辺に補
強用のビードを備える構成であるので、係合部を上辺部
の係合用孔の縁辺部に係合した場合や係合を解除した場
合に、係合用孔の破損が防止され、安定した係合状態が
維持できる。
【0017】請求項4の発明では、請求項1ないし3の
いずれか記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記
係合部は、上記第2縦辺部の一部を切欠いで形成された
可撓板部材からなり、該可撓板部材は、上記第2縦辺部
に一体に接続された基端部と、第2縦辺部の厚み方向に
可撓可能な可撓部と、該可撓部の両側部に設けられ、該
係合用孔の縁辺部に係合可能な突起部とを備え、該突起
部用に開口した第2縦辺部の開口孔の近傍に、該開口孔
の縁辺部を補強する第2ビードが設けられている構成で
あり、第2縦辺部の開口孔の破損・亀裂防止が強化され
る。
【0018】請求項5の発明では、請求項4記載の防音
壁の遮音板留め金具において、第2縦辺部と上辺部との
折り曲げ接続部分に補強用ビードが設けられている構成
であり、該突起部用に第2縦辺部に大きな開口孔を形成
しても、この開口孔から破損することを防止することが
できるとともに、第2縦辺部と上辺部との折曲げ接続部
分も強化されるので、第2縦辺部と上辺部との弾性復元
力が効果的に強化される。
【0019】請求項6の発明では、請求項4記載の防音
壁の遮音板留め金具において、該開口孔の縁辺部を補強
する第2ビードが該可撓板部材の該突起部に相当する開
口孔の両側近傍に、該第2縦辺部から該上辺部にまたが
って設けられている構成であり、第2縦辺部の開口孔の
破損防止と、第2縦辺部と上辺部との折曲げ接続部分の
弾性復元力向上をこの第2ビードで兼ねて達成できる。
【0020】請求項7の発明では、請求項4ないし6の
いずれか記載の防音壁の遮音板留め金具において、上記
係合用孔は、該可撓板部材の該突起部が挿出入可能な大
きさの挿入孔部と、該可撓板部材の該突起部が係合可能
な幅狭の係止孔部とからなり、該可撓板部材の該突起部
が剪断力で該係止孔部の縁辺部に係合される構成であ
り、該係合用孔の破損が十分に防止されると共に該突起
部の係合状態が確実に維持される。
【0021】請求項8の発明は、請求項1ないし7のい
ずれか記載の防音壁の遮音板留め金具において、該突起
部用に切欠き開口された第2縦辺部の開口孔の少なくと
も一部の縁辺部が第1縦辺部方向にバーリング加工され
て形成されている構成であり、第2縦辺部の開口孔の縁
辺部が強化されるので、この部分から破損することが確
実に防止できる。
【0022】請求項9の発明は、請求項1ないし8のい
ずれか記載の防音壁の遮音板留め金具において、両端部
が上記第1縦辺部及び第2縦辺部の下端部にそれぞれ接
続され、該両端部間の長さが上記隙間よりも小さく設定
された連結辺部を有する構成であり、該断面コ字状溝と
遮音板との間隙が比較的広い場合にも、留め金具の弾性
復元力を十分に機能させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本発明の
実施形態1に係る遮音板留め金具10が設けられた防音
壁1を示し、この防音壁1は、自動車道路の両側におい
て該自動車道路に沿った方向(図1の紙面に垂直な方
向)に所定間隔をあけて立設された多数の支柱2,2,
…を備えている。この各支柱2の上部は、自動車道路側
に向けて円弧状に湾曲されている。上記各支柱2は、H
形鋼からなっていて、該支柱2の長さ方向に延びる2つ
の断面コ字状溝3,3を有し、この各断面コ字状溝3の
開口が自動車道路に沿った方向(防音壁1の長さ方向)
を向くように立設されている。すなわち、各断面コ字状
溝3は、相隣接する一対の支柱2,2の対向面に形成さ
れていることになる。
【0024】上記一対の支柱2,2の対向面における相
対向する断面コ字状溝3,3間には、自動車道路に沿っ
た方向に延びる複数の遮音板4,4,…が上下方向に積
み重ねられた状態で嵌め込まれている。この各遮音板4
は、ポリカーボネート等のプラスチック製や、鉄及びア
ルミニウムからなるボックスタイプ製であり、その厚み
tは上記断面コ字状溝3の溝幅Wよりも小さく設定され
ている。尚、各支柱2の自動車道路と反対側面には金属
製の外装板(図示せず)が貼付固定されている。
【0025】上記各遮音板4と各断面コ字状溝3におけ
る自動車道路と反対側の側面との隙間(隙間量S=W−
t)には、弾性復元力により該遮音板4を断面コ字状溝
3の自動車道路側の側面に押圧しかつばね鋼鋼材等から
なる板バネ式の遮音板留め金具10が装着されている。
この留め金具10は、上記各遮音板4の長さ方向両端部
の上端部に設けられていて、遮音板4の厚み方向におけ
る自動車道路と反対側面(上記隙間側面)の上端部を自
動車道路側に押圧するように構成されている。尚、上記
各遮音板4の上端部における自動車道路側部には、下側
に凹む段差部4aが形成され、この段差部4aと断面コ
字状溝3の自動車道路側の側面との間には、この遮音板
4の直ぐ上側に積み重ねられる遮音板4の下端部に設け
た凸部(図示せず)が挿入されるようになっており、こ
のことで、遮音板4の下端部の厚み方向への移動が規制
されるようになっている。
【0026】上記留め金具10は、具体的には、図2及
び図3に示すように、該留め金具10が上記隙間に装着
されたときに、下面が上記遮音板4の上端面に当接しか
つ該上端面に突設された断面円形の嵌合部4c(図1参
照)と略嵌合する嵌合孔11aを有する取付辺部11を
備えている。この取付辺部11の自動車道路と反対側端
部には、略上下方向に延びる第1縦辺部12の上端部が
接続されている。この第1縦辺部12の厚み方向におけ
る自動車道路側面は、留め金具10が上記隙間に装着さ
れたときに、略全体的に上記遮音板4の厚み方向におけ
る上記隙間側面に当接するようになっている。
【0027】上記第1縦辺部12と対向しかつ第1縦辺
部12との水平距離が上側に向かって大きくなるように
略上下方向に延びる第2縦辺部13が設けられ、この第
2縦辺部13の厚み方向における上記第1縦辺部12と
反対側面(自動車道路と反対側面)の上端部は、留め金
具10が上記隙間に装着されたときに、上記断面コ字状
溝3の自動車道路と反対側の側面に当接するようになっ
ている。
【0028】これら第1縦辺部12及び第2縦辺部13
の下端部は、略水平方向に延びる連結辺部16の両端部
にそれぞれ接続されている。この連結辺部16の両端部
間の長さは遮音板4と断面コ字状溝3における自動車道
路と反対側の側面との隙間量Sよりも小さく設定されて
いる。
【0029】上記第2縦辺部13の上端部には、該上端
部から上記第1縦辺部12側でかつ下側に延びる上辺部
17が接続されている。この上辺部17の第1縦辺部1
2側端部は、留め金具10が上記隙間に装着されたとき
に、第1縦辺部12の上下方向略中間部分に当接するよ
うになっている。上記上辺部17の第1縦辺部12側端
部(下端部)には、該端部から上記第2縦辺部側でかつ
下側に向かって延びる下辺部18が接続されている。
【0030】上記第2縦辺部13の幅方向略中央部に係
合部20が設けられている。上記上辺部17の幅方向略
中央部には、係合部20が係脱自在な係合用孔30が設
けられている。上記係合部20と上記係合用孔30とが
係合しているときに、該上辺部17の第1縦辺部側端部
と第2縦辺部13との間における該第2縦辺部13の厚
み方向に沿った距離が非係合時よりも小さくなるように
構成されている。
【0031】該係合部20は、上記第2縦辺部13の幅
方向略中央部に縦方向に略キノコ状の切れ目を入れて形
成された可撓板部材21からなり、該可撓板部材21の
基端部21aが第2縦辺部13に一体に接続されたまま
であり、該基端部21aから上側に延びる本体部が第2
縦辺部13の厚み方向に撓むことが可能な片持ちはり状
の可撓部21bを形成し、該可撓部21bの先端部に上
記係合用孔30と係合する突起部22,22とを備えて
いる。
【0032】上記両突起部22,22は、上記可撓部2
1bの幅厚よりも大きい断面略半円形状からなり、上記
可撓部21bの幅厚よりも幅方向に突出した部分が係合
用孔30に係合するようになっている。
【0033】該可撓板部材21の該可撓部21b及び各
突起部22は、断面略キノコ形状に一辺部を除いて周囲
から切り離すことで、第2縦辺部13と一体形成されか
つ第2縦辺部13の厚み方向に撓むように形成されてい
るので、突起部22を係合用孔30に係合した場合、切
れ目部分の端部(基端部側)には、更に切れ目を増加す
る方向、或はそこから裂け目が形成される方向に力が作
用する。本発明のこの実施例では、切れ目の端部、即ち
該可撓板部材21の基端部21aと上記第2縦辺部13
との境界部分に、断面略円形の接続孔23を形成してい
る。
【0034】該接続孔23を設けたことにより、上記切
れ目の端部が滑らかな曲線状となり、この部分に応力集
中することが軽減できるので、切れ目が拡大することや
裂け目が発生することが防止できる。
【0035】該係合用孔30には、幅広の挿入孔部31
と幅狭の係止孔部32とが略凸形状に連設されている。
挿入孔部31は該可撓板部材21の突起部22,22が
挿入離脱できる幅広になっており、係止孔部32は該可
撓板部材21の突起部22,22が挿入離脱できない幅
狭になっている。この係止孔部32の両縁が、突起部2
2,22と係合する縁辺部となっている。
【0036】上記係合用孔30の両側には、補強用の第
1ビード33が設けられている。この第1ビード33
は、突起部22を係止孔部32の縁辺部に係合した時
に、係止孔部32の周囲の縁辺部が引張り荷重が作用す
るが、その場合の引張り荷重に対抗して係合用孔30が
変形・破損しないように補強している。
【0037】この実施形態1では、上記留め金具10を
遮音板4と断面コ字状溝3の自動車道路と反対側の側面
との隙間に装着するには、先ず、各突起部22を係合用
孔30の係合孔部32に係合させておく。係合時には、
図4に二点鎖線で示すように、上辺部17の第1縦辺部
12側端部は、下側でかつ第2縦辺部13側に移動し、
下辺部18の下端部は第2縦辺部13と連結辺部16と
の接続部に略当接しており、係合部20の可撓部21の
先端部は、第1縦辺部12側に撓んでいる。なお、この
係合は留め金具10の製造時に製造装置により行っても
よく、装着作業者が工具を用いて行ってもよい。
【0038】そして、上辺部17の第1縦辺部12側端
部と第2縦辺部13との間における該第2縦辺部13の
厚み方向に沿った距離は、係合部20と上辺部17の係
合用孔30とが係合していないときにはH1に設定され
ている一方、係合時には、非係合時のH1よりも小さい
H2になるように構成されている。そして、第1縦辺部
12及び第2縦辺部13の上端部を互いに近付くように
撓ませて、上辺部17の第1縦辺部12側端部を第1縦
辺部12に当接させたときに、第1縦辺部12及び第2
縦辺部13の上端部間の水平距離(対向面とは反対側面
間の水平距離)が、係合部20と上辺部17の係合用孔
30との非係合時には上記隙間量Sよりも大きい一方、
係合時には非係合時よりも小さくかつ上記隙間量Sより
も小さくなるようになっている。尚、第1縦辺部12及
び第2縦辺部13の上端部を互いに近付くように撓ませ
る際、該第1縦辺部12及び第2縦辺部13の弾性復元
力は、上辺部17の第1縦辺部12側端部が第1縦辺部
12に当接するまでは比較的小さい。
【0039】そして、第1縦辺部12及び第2縦辺部1
3の上端部を互いに近付くように撓ませながら、取付辺
部11の嵌合孔11aを遮音板4の上端面の嵌合部4c
に嵌合させる。このとき、第1縦辺部12及び第2縦辺
部13の弾性復元力はかなり小さいので、ハンマー等を
用いて無理矢理挿入しなくても第1縦辺部12及び第2
縦辺部13の下端部から上端部に至るまでの全体を、上
記隙間内に容易に挿入することができる。
【0040】次いで、ドライバー等の工具50により、
上記係合部20の突起部22の上端部を係止孔部22か
ら挿入孔部21方向に押圧する。押圧しにくい場合に
は、上辺部17を下方に押圧して突起部22を動きやす
いようにしてから、突起部22を動かしても良い。
【0041】そして、係合部20の突起部22が係合用
孔30の挿入孔部31まで移動すると、係合部20と係
合用孔30との係合が解除される。なお、突起部22の
上端部に、第2縦辺部13方向に傾斜した延設部を設
け、工具等でこの延設部を持ち上げ方向にしながら、第
1縦辺部12方向に移動させるようにしても良い。
【0042】上述の如く係合部20の突起部22と係合
孔30との係合を解除すると、第2縦辺部13における
自動車道路と反対側面の上端部が断面コ字状溝3の自動
車道路と反対側の側面に当接する一方、第1縦辺部12
の自動車道路側面の略全体が遮音板4の自動車道路と反
対側面に当接し、このことで、遮音板4が断面コ字状溝
3の自動車道路側の側面に押圧されて固定され、留め金
具10の装着が完了する(図1参照)。
【0043】予め係合部20の各突起部22と上辺部1
7とを係合しているので、留め金具10をハンマー等を
用いて無理矢理挿入することなく容易に上記隙間に挿入
することができ、しかも、その挿入後に上記係合の解除
も容易に行える。よって、力の弱い作業者であっても留
め金具10を簡単な作業で容易に装着することができる
と共に、その装着作業時に大きな音が発生したり、留め
金具10が壊れたりするのを防止することができる。
【0044】加えて、第1ビード33により、係合用孔
30の縁辺部を強化しているので、突起部22を上辺部
17に係合した場合でも、係合用孔30の縁辺部が破損
したり裂け目が生じることを防止でき、歩留りが飛躍的
に向上した。
【0045】また、可撓板部材21の可撓部21bの切
れ目端部(基端部側)、即ち該可撓板部材21の基端部
21aと上記第2縦辺部13との境界部分に、断面略円
形の接続孔23を形成したことにより、切れ目端部が滑
らかな曲線状となり、この部分に応力集中することが軽
減できるので、切れ目が拡大することや裂け目が発生す
ることが防止できる。
【0046】上記第1ビード33及び上記接続孔23
は、両方とも設けることが好ましいが、止め金具の形状
や大きさ、遮音壁の種類等によっては、どちらか一方で
あっても良い場合がある。
【0047】さらに、取付辺部11は必ずしも必要では
ない。つまり、留め金具10の装着時に、第1縦辺部1
2の自動車道路側面を遮音板4の自動車道路と反対側面
に貼り付ける等すれば、取付辺部11はなくてもよい。
また、地面に近い一番下の遮音板の下部に取り付ける止
め金具は、取付辺部11の無いものを用いる。
【0048】(実施形態2)図5は、本発明の実施形態
2を示し(尚、図2及び図3と同じ部分については同じ
符号を付してその詳細な説明は省略する)、留め金具1
0の基本形状を上記実施形態1とは異ならせたものであ
る。
【0049】この実施形態2は、実施形態1の留め金具
に対して、更に別の構成を追加したものである。追加構
成は、可撓板部材21の突起部22を切り抜く部分に相
当する開口孔24の両側方に第2ビード25を設けた点
である。この第2ビード25を設けたことにより、第2
縦辺部13の開口孔24の破損や亀裂が十分に防止され
る。
【0050】図6は、本発明の実施形態3を示し(尚、
図2及び図3と同じ部分については同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する)、留め金具10の基本形状を
上記実施形態1とは異ならせたものである。この実施形
態3では、実施形態2に、更に別の補強用ビード26を
設けたものである。この補強用ビード26により、第2
縦辺部13と上辺部17との折り曲げ接続部分の弾性復
元力を強化することができる。
【0051】実施形態3では、補強用ビード26を両端
に設けたが、必ずしも両端である必要は無く、第2ビー
ド25と両端の間、又は第2ビード25と開口孔24の
間であっても良い。また、図7の実施形態4のように、
第2ビードと補強用ビードを兼用したビードを設けても
良い。
【0052】図8は、本発明の実施形態5を示し(尚、
図2及び図3と同じ部分については同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する)、留め金具10の基本形状を
上記実施形態1とは異ならせたものである。可撓板部材
21の突起部21bを切り抜く部分に相当する開口部2
4の両側方に第2ビード25を設ける代わりに、該開口
部25を内側にバーリング加工しバーリング加工部27
を設けた点である。特にバーリング加工部27は半円形
状部分の開口縁辺を内側に折り曲げるように加工して形
成する。この加工により、第2縦辺部13の開口孔の破
損や亀裂が十分に防止される。
【0053】図9は、本発明の実施形態6を示し(尚、
図2及び図3と同じ部分については同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する)、留め金具10の基本形状を
上記実施形態1とは異ならせたものである。この実施形
態6は、図7の実施形態4と図8の実施形態5とを組み
合わせたようなものである。該開口部24側方に設ける
第2ビード25を第2縦辺部13から上辺部17にかけ
て形成し、更に、該開口部24を内側にバーリング加工
したものである。係合部20を係合用孔30に係合した
場合にも、該開口部24及び上辺部17が補強されてい
るので、係合状態を安定して維持した留め金具を得られ
る。
【0054】上記実施形態では、係合用孔30の挿入孔
部31を第1縦辺部12側に、係止孔部32を第2縦辺
部13側に連接したが、逆に連接して設けても良い。こ
の場合には、係合部20と係合用孔30との係合が強化
され、不用意に外れにくい構造とすることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
力の弱い作業者であっても留め金具を簡単な作業で容易
に装着することができ、安全で作業性に優れていると共
に、その装着作業時に大きな音が発生したり、留め金具
が壊れて散乱したりするのを防止することができる。そ
れと共に、遮音板留め金具の破損を大幅に低減できるの
で、歩留を向上でき、実用できるようにした。
【0056】特に、接続孔、第1ビード、第2ビード、
補強ビードやバーリング加工部等を別部材でなく、元の
遮音板留め金具の一部を加工してできるので、簡単にか
つ低コストで形成することができる。その上、これらの
加工を組み合わせて行うことも極めて容易に行うことが
できる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る遮音板留め金具が設
けられた防音壁を示す断面図である。
【図2】図1の遮音板留め金具の詳細を示す斜視図であ
る。
【図3】図2の遮音板留め金具の係合状態を示す斜視図
である。
【図4】図1の遮音板留め金具の係合状態と非係合状態
を説明する側面図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る図2相当図である。
【図6】本発明の実施形態3に係る図2相当図である。
【図7】本発明の実施形態4に係る図2相当図である。
【図8】本発明の実施形態5に係る図2相当図である。
【図9】本発明の実施形態6に係る図2相当図である。
【符号の説明】
1 防音壁 2 支柱 3 断面コ字状部 4 遮音板 10 遮音板留め金具 12 第1縦辺部 13 第2縦辺部 16 連結辺部 17 上辺部 18 下辺部 20 係合部(係合手段) 21 可撓板部材 22 突起部 23 接続孔 24 開口孔 25 第2ビード 26 補強用ビード 27 バーリング加工部 30 係合部 31 挿入孔部 32 係止孔部 33 第1ビード部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 8/00 E04B 1/86 F16B 2/04 F16B 2/14 F16F 1/18

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をあけて立設された複数の支柱
    と、該相隣接する一対の支柱の対向面に形成され、該支
    柱の長さ方向に延びる断面コ字状溝と、該相対向する断
    面コ字状溝間に嵌め込まれ、該断面コ字状溝の溝幅より
    も厚みが小さく設定された遮音板とを備えた防音壁にお
    いて、上記遮音板と断面コ字状溝における一方の側面と
    の隙間に装着され、弾性復元力により該遮音板を断面コ
    字状溝の他方の側面に押圧する板バネ式の遮音板留め金
    具であって、略上下方向に延び、上記隙間に装着された
    ときに、厚み方向の一方の面が上記遮音板の厚み方向に
    おける該隙間側の面に当接する第1縦辺部と、上記第1
    縦辺部と対向しかつ該第1縦辺部との水平距離が上側に
    向かって大きくなるように略上下方向に延び、上記隙間
    に装着されたときに、厚み方向における第1縦辺部と反
    対側面の上端部が上記断面コ字状溝の一方の側面に当接
    する第2縦辺部と、上記第2縦辺部の上端部に接続さ
    れ、該上端部から上記第1縦辺部側に向かって延び、一
    部に係合用孔を有する上辺部と、上記上辺部の第1縦辺
    部側端部に接続され、該端部から上記第2縦辺部側でか
    つ下側に向かって延びる下辺部と、上記第2縦辺部に設
    けられ、上記上辺部の係合用孔に対して係脱自在な係合
    部と、上記係合用孔の近傍に形成された補強用の第1ビ
    ードとを備え、上記係合部と上記係合用孔とが係合して
    いるときに、該上辺部の第1縦辺部側端部と第2縦辺部
    との間における該第2縦辺部の厚み方向に沿った距離が
    非係合時よりも小さくなるように構成されていることを
    特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  2. 【請求項2】 所定間隔をあけて立設された複数の支柱
    と、該相隣接する一対の支柱の対向面に形成され、該支
    柱の長さ方向に延びる断面コ字状溝と、該相対向する断
    面コ字状溝間に嵌め込まれ、該断面コ字状溝の溝幅より
    も厚みが小さく設定された遮音板とを備えた防音壁にお
    いて、上記遮音板と断面コ字状溝における一方の側面と
    の隙間に装着され、弾性復元力により該遮音板を断面コ
    字状溝の他方の側面に押圧する板バネ式の遮音板留め金
    具であって、略上下方向に延び、上記隙間に装着された
    ときに、厚み方向の一方の面が上記遮音板の厚み方向に
    おける該隙間側の面に当接する第1縦辺部と、上記第1
    縦辺部と対向しかつ該第1縦辺部との水平距離が上側に
    向かって大きくなるように略上下方向に延び、上記隙間
    に装着されたときに、厚み方向における第1縦辺部と反
    対側面の上端部が上記断面コ字状溝の一方の側面に当接
    する第2縦辺部と、上記第2縦辺部の上端部に接続さ
    れ、該上端部から上記第1縦辺部側に向かって延び、一
    部に係合用孔を有する上辺部と、上記上辺部の第1縦辺
    部側端部に接続され、該端部から上記第2縦辺部側でか
    つ下側に向かって延びる下辺部と、上記第2縦辺部に設
    けられ、上記係合用孔に対して係脱自在な係合部とを備
    え、該係合部は上記第2縦辺部の一部に切れ目を入れて
    形成された可撓板部材からなり、該可撓板部材の基端部
    が第2縦辺部に一体に接続され、該基端部から上側に延
    びる本体部が第2縦辺部の厚み方向に撓むことが可能な
    片持ちはり状の可撓部を形成し、該可撓部の先端部に上
    記係合用孔の縁辺部と係合する突起部とを備え、該可撓
    板部材の該基端部と上記第2縦辺部の境界切れ目部分を
    滑らかな曲線状で接続する接続孔を備え、上記係合部と
    上記係合用孔とが係合しているときに、該上辺部の第1
    縦辺部側端部と第2縦辺部との間における該第2縦辺部
    の厚み方向に沿った距離が非係合時よりも小さくなるよ
    うに構成されていることを特徴とする防音壁の遮音板留
    め金具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の防音壁の遮音板留め金具
    において、上記上辺部の係合用孔の近辺に補強用の第1
    ビードを備えることを特徴とする防音壁の遮音板留め金
    具。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の防音
    壁の遮音板留め金具において、上記係合部は、上記第2
    縦辺部の一部を切欠いで形成された可撓板部材からな
    り、該可撓板部材は、上記第2縦辺部に一体に接続され
    た基端部と、第2縦辺部の厚み方向に可撓可能な可撓部
    と、該可撓部の両側部に設けられ、該係合用孔の縁辺部
    に係合可能な突起部とを備え、該突起部用に開口した第
    2縦辺部の開口孔の近傍に、該開口孔の縁辺部を補強す
    る第2ビードが設けられていることを特徴とする防音壁
    の遮音板留め金具。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の防音壁の遮音板留め金具
    において、第2縦辺部と上辺部との折り曲げ接続部分に
    補強用ビードが設けられていることを特徴とする防音壁
    の遮音板留め金具。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の防音壁の遮音板留め金具
    において、該開口孔の縁辺部を補強する第2ビードが該
    可撓板部材の該突起部に相当する開口孔の両側近傍に、
    該第2縦辺部から該上辺部にまたがって設けられている
    ことを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし6のいずれか記載の防音
    壁の遮音板留め金具において、上記係合用孔は、該可撓
    板部材の該突起部が挿出入可能な大きさの挿入孔部と、
    該可撓板部材の該突起部が係合可能な幅狭の係止孔部と
    からなり、該可撓板部材の該突起部が剪断力で該係止孔
    部の縁辺部に係合されることを特徴とする防音壁の遮音
    板留め金具。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか記載の防音
    壁の遮音板留め金具において、該突起部用に切欠き開口
    された第2縦辺部の開口孔の少なくとも一部の縁辺部が
    第1縦辺部方向にバーリング加工されて形成されている
    ことを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか記載の防音
    壁の遮音板留め金具において、両端部が上記第1縦辺部
    及び第2縦辺部の下端部にそれぞれ接続され、該両端部
    間の長さが上記隙間よりも小さく設定された連結辺部を
    有することを特徴とする防音壁の遮音板留め金具。
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