JP3477535B2 - 洗浄水分配器を備えた便器の結露防止構造 - Google Patents

洗浄水分配器を備えた便器の結露防止構造

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JP3477535B2 JP20903594A JP20903594A JP3477535B2 JP 3477535 B2 JP3477535 B2 JP 3477535B2 JP 20903594 A JP20903594 A JP 20903594A JP 20903594 A JP20903594 A JP 20903594A JP 3477535 B2 JP3477535 B2 JP 3477535B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄タンクからの洗浄
水を洗浄水分配器を介して供給するように構成した便器
における結露防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、洗浄タンク3
1からの洗浄水を洗浄水分配器32を介して、便器本体
33内における便鉢後部の給水口34及びリム通水路3
5へ分配して供給するようにした、いわゆる洗浄水分配
器方式の便器にあっては、前記洗浄水分配器32の分配
管を構成する両先端部はリム通水路35内へ差し込んだ
状態でその本体部は便器本体33の給水開口部36に載
置されている。洗浄タンク31はその排水口37を給水
開口部36の上方から洗浄水分配器32の中央給水部3
8を内挿して差し込まれ、洗浄タンク31の両端に設け
た密結ボルト39が給水開口部36の両縁部に形成され
たボルト挿通孔40,40に挿通して取り付けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の洗浄
水分配器方式の便器では、洗浄タンク31の排水口37
と洗浄水分配器32の中央給水部38との接続は、遊嵌
状態で差し込まれるだけであるので、両者の隙間から漏
水した水は、前記給水開口部36の底部に溜まって排出
されず、この溜まった水が腐って臭気を発するという問
題があった。また、給水開口部36内に水が溜まるため
に、給水開口部36の外面側に結露が発生し易いという
問題があった。そして、結露により床に水滴が滴下する
場合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の洗浄水分配器を備えた便器の結露防止構造は、洗浄
タンクと便器本体を連結して構成され、前記洗浄タンク
から便器本体内へ洗浄水を給水するにあって2方向に分
配給水させる洗浄水分配器を前記便器本体の給水開口部
内に備えた便器において、少なくとも前記給水開口部の
下部に便器本体の外面側の結露を防止するための断熱部
を形成し、当該断熱部は、給水開口部内に埋設した断熱
材からなり、その上面を給水開口部内に形成された水逃
し孔と略々同じレベルとしたことを特徴とする
【0005】本発明に係る請求項2記載の洗浄水分配器
を備えた便器の結露防止構造は、洗浄タンクと便器本体
を連結して構成され、前記洗浄タンクから便器本体内へ
洗浄水を給水するにあって2方向に分配給水させる洗浄
水分配器を前記便器本体の給水開口部内に備えた便器に
おいて、少なくとも前記給水開口部の下部に便器本体の
外面側の結露を防止するための断熱部を形成し、当該断
熱部は給水開口部内に埋設した断熱材からなり、当該断
熱材上に洗浄水分配器を位置決めするための係止部材を
設けたことを特徴とする
【0006】本発明に係る請求項3記載の洗浄水分配器
を備えた便器の結露防止構造は、洗浄タンクと便器本体
を連結して構成され、前記洗浄タンクから便器本体内へ
洗浄水を給水するにあって2方向に分配給水させる洗浄
水分配器を前記便器本体の給水開口部内に備えた便器に
おいて、少なくとも前記給水開口部の下部に便器本体の
外面側の結露を防止するための断熱部を形成し、当該断
熱部は給水開口部内に埋設した断熱材からなり、当該断
熱材に洗浄水分配器を位置決め載置するための凹部を形
成したことを特徴とする
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】本発明に係る請求項記載の洗浄水分配器
を備えた便器の結露防止構造は、請求項記載の構造の
係止部材の上面が給水開口部内に形成された水逃し孔と
略々同じレベルにされていることを特徴とする
【0011】
【作用】請求項1によると、少なくとも給水開口部の下
部に断熱部を形成し、当該断熱部を給水開口部内に埋設
した断熱材としたから、水が溜まる給水開口部内の下部
と便器本体外との間を熱遮断して、便器本体の外面側の
結露を防止できる。
【0012】そして、給水開口部内に形成された水逃し
孔と断熱材の上面とが略々同じレベルに形成されている
ので、給水開口部内に溜まる水はこの水逃し孔を介し
て、便鉢内に逃がされるから、給水開口部内に水が溜ま
ることがない。
【0013】請求項によると、断熱材上に洗浄水分配
器の位置決め用の係止部材を設けているので、洗浄水分
配器を給水開口部内の常に一定した位置に載置すること
ができるので、洗浄タンクの排水口と洗浄水分配器の中
央給水部との位置合わせが簡単になる。
【0014】請求項によると、前記請求項と同様に
洗浄水分配器の位置決めが簡単になり、さらに断熱材自
体に位置決め機能を持たしているので、別途部材が不要
であるので、より好ましい。
【0015】請求項によると、給水開口部内に形成さ
れた水逃し孔と係止部材の上面とが略々同じレベルに形
成されているので、給水開口部内に溜まる水はこの水逃
し孔を介して便鉢内に逃がされるから、給水開口部内に
水が溜まることがない。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る洗浄水分配器を備えた便
器の結露防止構造の実施例について図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る洗浄水分配器を備えた便器を
示す部分断面図である。便器1は、いわゆる洗浄水分配
器方式の便器であり、便器本体2の後端部に開孔形成さ
れた給水開口部3内に洗浄水分配器4が位置決めされ、
給水開口部3の上部から洗浄タンク(図示省略)が密結
して取り付けられるものである。給水開口部3は、便鉢
5の後部側から溜水面6に向けて給水する給水路7とリ
ム通水路8に連通する部分であり、その開口形状は洗浄
タンクの下端部の横断面形状と合致する形状になされて
いる(図2参照)。給水開口部3内の左右端部の夫々に
は台座9,9が形成され、この台座9,9の中央部には
便器本体2の上縁部、いわゆる桂部の下端まで至るボル
ト挿通孔10,10が形成されている。
【0017】前記洗浄水分配器4は、図3に示すよう
に、樹脂製からなる全体としてフレキシブルな管体であ
り、筒状の中央給水部11の両側から腕状に延びる分配
管12,12によって2方向に分配給水されるものであ
る。すなわち、分配管12,12は、中央給水部11の
下端から夫々直交方向に分岐された分岐部13,13
と、折曲部14,14と、ホース部15,15とからな
っている。中央給水部11の外周上部は、その保形性を
維持するために蛇腹体16になされている。また本例で
は、さらにその保形性を良好にするために、中央給水部
11の上部内周に、中央給水部11を構成する樹脂より
も、より硬度の高い樹脂からなるリングキャップ17が
内嵌されている。このリングキャップ17は、間隔をお
いて3ケ所に縦割り溝18が形成され、これにより径方
向に伸縮可能であるので、中央給水部11に内嵌しやす
くなっている。また、リングキャップ17の外周には、
前記蛇腹体16に係合する凸条部19が形成されてい
る。
【0018】折曲部14,14は、流路を閉塞しないで
任意角度に折り曲げることができるように蛇腹体となさ
れ、ホース部15,15は洗浄水の流路を先の方へ伸ば
す部分であり、本例では流速を高めるためにその径は先
にいくに従って先細状になされている。また、ホース部
15の基端側の内側には、便鉢5の後部側から溜水面6
に向けて吐水する前記給水路7に給水するための給水部
20,20が夫々窓状に開口形成されている。ホース部
15,15の先端面は、双方ともに開口した場合の他
に、便鉢5内での排水流に渦を起こしてその回転力によ
りサイホン作用を行う便器の場合には、図示するように
一方のみが開口される。
【0019】図4に示す如く、給水開口部3において、
前記台座9,9は中央部にかけて段差部21,21が形
成され、これら段差部21,21からさらに中央部にか
けて深鉢部22になされている。段差部21,21には
前記洗浄水分配器4の分岐部13,13及び折曲部1
4,14が載置され、洗浄水分配器4のホース部15,
15は、リム通水路8への連通口23,23から該リム
通水路8内へ挿通されている。
【0020】前記深鉢部22に、ポリスチレン等の発泡
樹脂等の材質からなる断熱材24が埋設状に収納されて
いる。本例ではこの断熱材24の上面24aは平面にな
され、この上面24aは給水開口部3内に形成された水
逃し孔25と略々同じレベルになるようになされてい
る。
【0021】而して、給水開口部3内の深鉢部22に断
熱材24を設けているので、給水開口部3内の温度と便
器本体2外とは熱遮断される。このため、便器本体2の
外面側の結露が防止される。また、給水開口部3内に溜
まる水は、水逃し孔25から排出されるので、溜水を原
因として発生する臭気を防止することができる。
【0022】ところで、上記した実施例に加えて、洗浄
タンクの排水口と洗浄水分配器4の中央給水部11との
位置合わせを容易にするために、図5に示す断熱材24
の上面24aに洗浄水分配器4の分岐部13,13又
は折曲部14,14を係合して載置するため上向き半
弧状に開口された受台27,27を設置した係止部材2
8を載置することができる。この係止部材28の上面は
図4と同じく、水逃し孔25と略々同じレベルになるよ
うになされている。勿論、係止部材28としては、前記
段差部21,21をわたして設けるようなものにしても
よい。
【0023】さらに、図6では断熱材29自体の形状に
洗浄水分配器4を位置決め載置するための凹部30を形
成したものであり、これによると洗浄分配器4の位置決
めに対して前記係止部材28等の別部材が不要となる。
【0024】
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、便
器本体の給水開口部の底部に水が溜まらないので、その
水が腐って臭気を発したり、また給水開口部の外面
結露して水滴が滴下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄水分配器を備えた便器の結露
防止構造を示す部分断面図である。
【図2】便器本体に洗浄水分配器を装着した状態を示す
平面図である。
【図3】洗浄水分配器を示す斜視図である。
【図4】図1におけるA−A断面図である。
【図5】係止部材を設けた場合を例示し、図5(A)は
図4に対応する実施例に係止部材を設けた場合を示す断
面図、図5(B)は係止部材を示す斜視図である。
【図6】他の実施例を示す部分断面図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…便器 24…断熱材 2…便器本体 28…係止部材 3…給水開口部 29…断熱材 4…洗浄水分配器 30…凹部 11…中央給水部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄タンクと便器本体を連結して構成さ
    れ、前記洗浄タンクから便器本体内へ洗浄水を給水する
    にあって2方向に分配給水させる洗浄水分配器を前記便
    器本体の給水開口部内に備えた便器において、少なくと
    も前記給水開口部の下部に便器本体の外面側の結露を防
    止するための断熱部を形成し、当該断熱部は、給水開口
    部内に埋設した断熱材からなり、その上面が給水開口部
    内に形成された水逃し孔と略々同じレベルであることを
    特徴とする洗浄水分配器を備えた便器の結露防止構造。
  2. 【請求項2】 洗浄タンクと便器本体を連結して構成さ
    れ、前記洗浄タンクから便器本体内へ洗浄水を給水する
    にあって2方向に分配給水させる洗浄水分配器を前記便
    器本体の給水開口部内に備えた便器において、少なくと
    も前記給水開口部の下部に便器本体の外面側の結露を防
    止するための断熱部を形成し、当該断熱部は給水開口部
    内に埋設した断熱材からなり、当該断熱材上に洗浄水分
    配器を位置決めするための係止部材が設けられているこ
    とを特徴とする洗浄水分配器を備えた便器の結露防止構
    造。
  3. 【請求項3】 洗浄タンクと便器本体を連結して構成さ
    れ、前記洗浄タンクから便器本体内へ洗浄水を給水する
    にあって2方向に分配給水させる洗浄水分配器を前記便
    器本体の給水開口部内に備えた便器において、少なくと
    も前記給水開口部の下部に便器本体の外面側の結露を防
    止するための断熱部を形成し、当該断熱部は給水開口部
    内に埋設した断熱材からなり、当該断熱材に洗浄水分配
    器を位置決め載置するための凹部が形成されていること
    を特徴とする洗浄水分配器を備えた便器の結露防止構
    造。
  4. 【請求項4】 前記係止部材の上面が給水開口部内に形
    成された水逃し孔と略々同じレベルであることを特徴と
    する請求項2記載の洗浄水分配器を備えた便器の結露防
    止構造。
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