JP3476992B2 - 分岐サドル装置 - Google Patents

分岐サドル装置

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JP3476992B2 JP09195396A JP9195396A JP3476992B2 JP 3476992 B2 JP3476992 B2 JP 3476992B2 JP 09195396 A JP09195396 A JP 09195396A JP 9195396 A JP9195396 A JP 9195396A JP 3476992 B2 JP3476992 B2 JP 3476992B2
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秀之 大島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水道や下水道な
どの配水管に分水栓を装着する際に用いられる分岐サド
ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に金属製の配水管本体、分岐用サド
ル、分水栓、及び分岐管等は、地中に埋設されるため、
永年使用すると腐食が発生し、水道水が汚濁する原因と
なる。
【0003】そのため、近年においては、上記分水栓や
分岐管の材質を、通常のダクタイル鋳鉄製からステンレ
ス製に変更する傾向にある。
【0004】ところが、分岐用サドルの殆どはダクタイ
ル鋳鉄製であるため、ステンレス製とした分岐栓との間
に、材質の違いによる電位差が生じ、それらの接触部等
が腐食し易くなるという問題が発生する。
【0005】この問題を解決するため、本願出願人は、
例えば実開平4−122770号公報において、分岐用
サドルと分水栓とを絶縁ブッシュによる隔離して電子の
往来をなくし、互いの接触部が腐食するのを防止しうる
ようにした分岐サドル装置を既に提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記先願のもの
においては、分水栓が、分岐サドルに嵌合した絶縁ブッ
シュの雌ねじ孔に単に螺合して装着された構成となって
いるため、分岐サドルに対する分水栓の位置決めがやや
面倒であるとともに、地震等により、分水栓に回転方向
に大きな土圧が加わった際に、それが回動する恐れがあ
った。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、分水栓装着時の位置決めが容易でかつその回動を防
止することができるようにした分岐サドル装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の分岐サドル装置は、サドルに装着した分水
栓と管壁の分岐孔とを連通させて締着できるようにした
分岐サドル装置において、前記サドルに連接された筒状
の取付部に、前記分水栓の導水管を、絶縁カラーを介在
させるとともに、取付部、導水管、及び絶縁カラー同士
の相対回転を回り止め手段により阻止して嵌合し、導水
管における取付部内に位置する下端部に、少なくともサ
ドルと接触する部分を絶縁材により形成した固定リング
を螺着することにより、サドルと分水栓とを結合するよ
うにしたことを特徴としている。
【0009】上記回り止め手段が、取付部、導水管、及
び絶縁カラー同士が互いに嵌合し合う面に形成された凹
溝と、それに嵌合可能な凸条とからなるものであるのが
好ましい。
【0010】上記固定リングが導水管に螺合される内側
の金属リングと、その外周面に一体的にモールドされた
絶縁リングとからなるものであるのが好ましい。
【0011】取付部の下端開口部に設けられたパッキン
と、固定リング及び導水管の下端との間に絶縁材が介設
されているのが好ましい。
【0012】本発明によると、上記構成とすることによ
り、サドルと分水栓とは、それらの取付部と導水管との
間に介在した絶縁カラーにより隔離されているので、両
者間に電子の往来はなく、互いの接触部に腐食等の発生
する恐れはない。
【0013】また、取付部と導水管と絶縁カラーとは、
凹溝と凸条等の回り止め手段により相対回転が阻止され
て嵌合し合っているので、位置決めが確実かつ容易にな
るばかりか、分水栓に回転方向の大きな土圧等が加わる
などしても、それが回動することはない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1において、1はダクタイル鋳鉄製
の配水管で、その管壁上部には分岐孔2が穿設されてい
る。
【0015】配水管1の周囲には、上下1対のダクタイ
ル鋳鉄製のサドル3、4が分岐孔2を囲むようにして、
左右のフランジ部がボルト5とナット6により締着され
ている。
【0016】上サドル3の中央には、分岐孔2と同軸を
なす筒条の取付部3aが上向きに連設されており、その
内面の下端角部にはスチレンブタジエンラバー製等より
なるパッキン7が、分岐孔2の回りに圧接するようにし
て嵌合されている。
【0017】8は、ステンレス製の分水栓で、その概ね
円筒形の導水管9は、上記取付部3aの上端の小径部3
bに、上端に水平の外向鍔10aを有する硬質合成樹脂
製の絶縁カラー10を介して嵌合されている。
【0018】すなわち、図2に詳細を示すように、絶縁
カラー10の円筒部の内外周面には、上下方向を向く凹
溝11が、円周方向に所定の間隔(実施例では45゜間
隔)を隔てて複数形成されている。なお、内外の凹溝1
1は、その位相を円周方向に22.5゜ずらして形成さ
れている。この絶縁カラー10の内外の凹溝に、小径部
3bの内面及び導水管9の外周面にそれぞれ形成された
凸条12を嵌合することにより、上サドル3の取付部3
a、絶縁カラー10、及び分水栓8同士は互いに相対回
転不能として、かつ位置決めされて嵌合し合っている。
【0019】小径部3bの下方の取付部3aの内面と導
水管9の外周面との間に形成された環状の空間部13内
には、固定リング14がその内面に螺刻した雌ねじ15
を、導水管9の下部外周面に形成した雄ねじ16に螺合
することにより、分水栓8を締め付けるようにして収容
されている。
【0020】固定リング14は、図3に拡大して示すよ
うに、内側の金属リング(例えばステンレス製)14a
の外周面に、硬質合成樹脂等の絶縁リング14bを一体
的にモールドして形成されている。絶縁リング14bの
上部は、小径部3bの下面に当接して金属リング14a
と取付部3aとが金属同士で接触するのを防止し、両者
を介して上サドル3と分水栓8間に電子の往来するのを
阻止している。17は、固定リング14着脱用の工具を
挿入するための複数の係合溝である。
【0021】18はOリングで導水管9と固定リング1
4との接触面をシールしている。導水管9の下端とパッ
キン7との間には、断面形が外向L字形をなす保持リン
グ19が、その筒部外周面に形成した雄ねじ20を、導
水管9の下部内周面に形成した雌ねじ21に螺挿するこ
とにより、導水管9と固定リング14の下面を覆うよう
にして締着されている。なお、上記雄ねじ20及び雌ね
じ21は左ねじとして、固定リング14との共回りを防
止している。
【0022】保持リング19は、図4に拡大して示すよ
うに、金属製の円筒リング19aの外周面に、外向L字
形の硬質合成樹脂の絶縁リング19bを一体的にモール
ドして構成され、雄ねじ20は絶縁リング19bに形成
してある。
【0023】なお、パッキン7と導水管9及び金属リン
グ14aとが、絶縁リング19bを介して接触するよう
にし、分水栓8と上サドル3との間にパッキン7を介し
て電子が往来するのを防止している。
【0024】以上説明したように、上記実施例の分岐サ
ドル装置においては、上サドル3と分水栓8とは、ぞれ
らの取付部3aと導水管9との間に介設した絶縁カラー
10により隔離されているので、それらの材質が異なっ
ていても、両者間に電子の往来はなく、互いの接触部に
腐食等の発生する恐れなない。
【0025】また、分水栓8を上サドル3に装着する際
は、取付部3a、絶縁カラー10、及び導水管9に形成
した凹溝11と凸条12とにより容易に位置決めを行う
ことができ、しかも凹溝11と凸条12により相対回転
が阻止されるので、固定リング14を下方から螺合して
も位置ずれせず、かつ分水栓8に地震等により回転方向
の大きな土圧が加わるなどしても、それが回動する恐れ
はない。
【0026】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0027】例えば、回り止め手段としての凹溝11と
凸条12の数は、円周方向に等間隔おきに少なくとも2
個又は3個あればよく、また、凹溝11や凸条12に代
えてスプラインやセレーション係合としてもよい。
【0028】また、凹溝11や凸条12とからなる回り
止め手段を、取付部3a、絶縁カラー10、及び導水管
9同士が互いに面接触している上下の水平面に、放射方
向を向いて形成してもよい。
【0029】固定リング14における絶縁リング14b
を、金属リング14aの下面を覆う位置までモールド
し、保持リング19を廃止することもある。そしてサド
ルは上下1対のものを示したが、3つ割型、4つ割型自
由である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
る。
【0031】(a)サドルと分水栓とは、絶縁カラーに
より隔離されているので、それらの材質が異なっていて
も、電子の往来はなく、互いの接触部が腐食する恐れは
ない。
【0032】(b)取付部と導水管と絶縁カラーとは、
凹溝と凸条等の回り止め手段により相対回転が阻止され
ているので、分水栓に回転方向の大きな土圧等が作用し
ても、それが回動することはない。
【0033】(c)請求項2に記載の発明によれば、上
記(b)の効果に加えて、サドルと分水栓の位置決めを
容易に行うことができる。
【0034】(d)請求項3に記載の発明によれば、導
水管と固定リングとは、金属同士で螺合するので、大き
な締付強度が得られるとともに、ねじ山等が破損する恐
れもない。
【0035】(e)請求項4に記載の発明によれば、サ
ドルの分水栓との間に、パッキンを介して電子が往来す
るのを防止しうる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠縦断正面図で
ある。
【図2】図1におけるII−II線に沿う拡大横断平面
図である。
【図3】固定リングの拡大半断面図である。
【図4】保持リングの拡大半断面図である。
【符号の説明】
1 配水管 2 分岐孔 3、4 サドル 3a 取付部 5 ボルト 6 ナット 7 パッキン 8 分水栓 9 導水管 10 絶縁カラー 10a 外向鍔 11 凹溝 12 凸条 13 空間部 14 固定リング 14a 金属リング 14b 絶縁リング 15 雌ねじ 16 雄ねじ 17 係合溝 18 Oリング 19 保持リング 19a 円筒リング 19b 絶縁リング 20 雄ねじ 21 雌ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−330542(JP,A) 特開 平7−332565(JP,A) 実開 平4−122770(JP,U) 実開 平7−23892(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03B 7/00 E03B 7/07 E03B 9/08 F16L 41/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サドルに装着した分水栓と管壁の分岐孔
    とを連通させて締着できるようにした分岐サドル装置に
    おいて、 前記サドルに連接された筒状の取付部に、前記分水栓の
    導水管を、絶縁カラーを介在させるとともに、取付部、
    導水管、及び絶縁カラー同士の相対回転を回り止め手段
    により阻止して嵌合し、導水管における取付部内に位置
    する下端部に、少なくともサドルと接触する部分を絶縁
    材により形成した固定リングを螺着することにより、サ
    ドルと分水栓とを結合するようにしたことを特徴とする
    分岐サドル装置。
  2. 【請求項2】 回り止め手段が、取付部、導水管、及び
    絶縁カラー同士が互いに嵌合し合う面に形成された凹溝
    と、それに嵌合可能な凸条とからなるものである請求項
    1に記載の分岐サドル装置。
  3. 【請求項3】 固定リングが導水管に螺合される内側の
    金属リングと、その外周面に一体的にモールドされた絶
    縁リングとからなるものである請求項1または2に記載
    の分岐サドル装置。
  4. 【請求項4】 取付部の下端開口部に設けられたパッキ
    ンと、固定リング及び導水管の下端との間に絶縁材が介
    設されている請求項1ないし3のいずれかに記載の分岐
    サドル装置。
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