JP3476843B2 - 輪郭強調回路 - Google Patents
輪郭強調回路Info
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Description
の撮影する被写体像の輪郭強調処理を行う輪郭強調回路
に関する。
置では、解像度の低下を補償する為の輪郭強調量を解像
度テストチャートを用いて決定している。
は、基本空間周波数を持つ解像度評価用テストチャート
と、イメージセンサの読取りピッチと同程度の空間周波
数を持つ解像度評価用テストチャートとを有し、画像を
読み取る際に上記2種類の解像度評価用テストチャート
をイメージセンサで読み取り、このイメージセンサが読
み取ったデータに基づき輪郭強調量を算出し、解像度補
償を行うように動作する画像読取装置に関する技術が開
示されている。
装置では、撮像前にあらかじめ評価用チャートを撮像し
て輪郭強調量を決定しなくてはならなかった。
置においては、評価用のチャートを読み込む際に原稿ま
での焦点距離、光量の安定性が計れるが、立体物などを
撮像できる撮像装置においては、評価用チャートと撮像
装置との間には距離が生じてしまう。さらに、光量の安
定性においても、暗室等を用いて外光を遮断せねばなら
ず多数の工程を必要とし調整に手間と時間が掛るという
問題点を有していた。本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、光学系の空間周
波数特性に基づいて輪郭強調量を自動的に設定すること
により最適な解像度補償を行うことにある。
に、本発明の第1の態様に係る輪郭強調回路は、光学系
を介して入射される被写体像を撮像素子により読み取る
撮像装置において、上記撮像装置からの画像信号を受け
る入力手段と、上記光学系の空間周波数特性に係る情報
を受け、該情報に基づいて輪郭強調量の特性を設定する
輪郭強調量設定手段と、上記輪郭強調量設定手段により
設定された上記輪郭強調量の特性に基づいてコアリング
幅を設定するコアリング処理制御手段と、上記コアリン
グ処理制御手段により設定されたコアリング幅に基づい
て上記画像信号を輪郭強調する輪郭強調手段と、上記輪
郭強調手段により輪郭強調された画像信号を出力する出
力手段と、を具備することを特徴とする。さらに、本発
明の第2の態様に係る輪郭強調回路では、上記輪郭強調
量設定手段は、上記光学系の光軸中心部よりも光軸周辺
部での強調量が増すように、輪郭強調量の特性を設定す
ること、を特徴とする。
では、光学系を介して入射される被写体像を撮像素子に
より読み取る撮像装置において、入力手段により上記撮
像装置からの画像信号が受けられ、輪郭強調量設定手段
により上記光学系の空間周波数特性に係る情報が受け付
けられて該情報に基づいて輪郭強調量の特性が設定さ
れ、コアリング処理制御手段により上記輪郭強調量設定
手段により設定された上記輪郭強調量の特性に基づいて
コアリング幅が設定され、輪郭強調手段により上記コア
リング処理制御手段により設定されたコアリング幅に基
づいて上記画像信号が輪郭強調され、出力手段により上
記輪郭強調手段により輪郭強調された画像信号が出力さ
れる。さらに、本発明の第2の態様に係る輪郭強調回路
では、上記輪郭強調量設定手段により、上記光学系の光
軸中心部よりも光軸周辺部での強調量が増すように輪郭
強調量の特性が設定される。
回路の構成を示す図である。
力されるデータ入力端子1は高域フィルタ(HPF;high-pa
ss filter)2、及び遅延回路12の入力端子に接続され
ている。
3に接続されており、該乗算器3の出力端子にはリード
オンリメモリ(ROM)テーブル4が接続されている。
この乗算器3の他方の入力端子にはセレクタ5が接続さ
れており、該セレクタ5には強調係数制御回路10が接
続されていると共にROM6〜8が接続されている。さ
らに、上記強調係数制御回路10はHPF2のフィルタ
係数設定用ROM9にも接続されている。また、上記R
OMテーブル4には、入力に対して複数の非線形な処理
が選択できるようにコアリング処理制御回路11が接続
されており、このROMテーブル4と上記遅延器12の
それぞれの出力端子は加算器13の入力端子にそれぞれ
接続されている。そして、加算器13の出力端子はデー
タ出力端子14に接続されている。尚、上記強調係数制
御回路10とコアリング処理制御回路11は、システム
コンピュータ15と相互通信が取れるように構成されて
いる。
F;modulation transfer function)特性の第1のレンズ
を本実施例の標準レンズとして使用しているが、この第
1のレンズはコストが高いため、該第1のレンズに対し
て性能が劣る第2のレンズを使用することがある。
す図であり、上記第2のレンズは上記第1のレンズに対
して高域特性が劣るので、この第2のレンズを使用する
場合には、図5に示すような輪郭強調量の特性により輪
郭強調補正を行っている。以下、この第2のレンズを使
用した場合の輪郭強調補正について説明する。
ムコンピュータ15に第2のレンズが使用された事を知
らせる情報が伝達される。この事により輪郭強調係数制
御回路10はROM9から先程の図5に示した輪郭強調
量にあったフィルタ係数を読み出し、HPF2に送りフ
ィルタ係数が変更される。
れかを選択し、選択されたROMのデータ領域にあらか
じめ記憶された輪郭強調量に係るデータが読み出され
る。この場合、乗算器を使用しない処理を行うため、選
択されたROMのデータ領域には全て“1”が書き込ま
れている。
にもシステムコンピュータ15からの上記第2のレンズ
が使用された事を知らせる情報が伝達され、ROMテー
ブル4が上記輪郭強調量に合ったコアリング処理が行え
るように変更される。この時、ROMテーブル4の出力
には、図5に相当する輪郭強調量が得られている。
力である原信号とが加算器13で加算処理されて、その
処理された画像信号はデータ出力端子14より出力され
る。このような処理により、高域特性が劣る第2のレン
ズを使用しても第1のレンズに相当する解像度の画質を
得る事ができる。次に、一般的にレンズを使用した場合
に生じる光軸中心部に対する光軸周辺部のMTF特性の
劣化の補償について説明する。
から光軸周辺部までのMTF特性を示す図であり、同図
に示すグラフの横軸の何割とは光軸中心位置から使用さ
れる最大距離位置までの割合を示す。そして、図7は上
記MTF特性の劣化に対して補償を行うための輪郭強調
量の特性を示す図である。
MTF特性は光軸中心部のMTF特性に対して劣化して
しまう。この光軸周辺部に生じるMTF特性の劣化を補
償する場合には、図1の構成におけるHPF2のフィル
タ係数と乗算器3に乗じられる係数との組み合わせで図
7に示すような輪郭強調量が得られるように、ROM6
〜8のいずれかに輪郭強調係数をあらかじめ記憶してお
く。そして、システムコンピュータ15から送られる第
1のレンズが使用されたという情報に基づいて強調係数
制御回路10により制御が行われる。
換え、光軸中心部より光軸周辺部で強調量が増すように
係数を切り換える。この場合、1画素に対してではなく
数画素のブロックに区切って係数の処理を行っても良
い。
であり、この上記係数に応じてコアリング処理制御回路
11ではコアリング幅を増減する。こうして、レンズの
光軸中心部と光軸周辺部との画素差が補償される。次
に、図8は本発明の第2実施例の輪郭強調回路の構成を
示す図である。
れるデータ入力端子21はHPF22及び遅延回路30
の入力端子に接続されており、該HPF22の出力端子
はROMテーブル23に接続されている。このHPF2
2の他方の入力端子にはセレクタ24が接続されてお
り、該セレクタ24には強調係数制御回路28が接続さ
れていると共に、ROM25〜27が接続されている。
力に対して複数の非線形な処理が選択できるようにコア
リング処理制御回路29が接続されており、このROM
テーブル23と上記遅延器30のそれぞれの出力端子は
加算器31の入力端子に接続されている。そして、加算
器31の出力端子はデータ出力端子32に接続されてい
る。尚、上記強調係数制御回路28とコアリング処理制
御回路29は、システムコンピュータ33と相互通信が
取れるように構成されている。
ュータ33に第2のレンズが使用された事を知らせる情
報が伝達されると、強調係数制御回路28によりROM
25からの先程の図5の輪郭強調量に合った係数が読み
出され、HPF22のフィルタ係数が変更される。その
後、ROMテーブル23や加算器31の処理は第1実施
例と同様に行われ、出力される画像信号には見かけ上、
レンズ1に相当する画質を得ることができる。
部のMTF特性の劣化に対して、図2に示すような補償
を行う場合には、HPF22自体が4画素ごとに係数が
書き換えられることが必要であり、第1実施例とは異な
り、HPF22は強調係数制御回路28の制御信号によ
って、例えば1画素ごとに係数書き換え可能なHPF2
2である必要がある。
情報に基づいて、強調係数制御回路28がROM25〜
27からのフィルタ係数を処理に合うようにセレクタ2
4が選択して4画素毎にHPF22の係数を切り換え
る。その後のROMテーブル23や加算器31の処理は
第1実施例と同様に行われ、こうしてレンズの光軸中心
と光軸周辺部との画質差は補償される。
F特性が標準レンズより劣るレンズを使用した場合で
も、輪郭強調補正を行うことで標準レンズを使用した場
合と同様の効果を得ることができる。さらに、レンズの
光軸中心部に対して光軸周辺部に現れるMTF特性の劣
化による画質差を解像度補償することができる。
応じて輪郭強調量を自動的に設定することにより最適な
解像度補償を行うことができる輪郭強調回路を提供する
事ができる。
成を示す図である。
である。
成を示す図である。
OMテーブル、5…セレクタ、6,7,8,9…RO
M、10…強調係数制御回路、11…コアリング処理制
御回路、12…遅延器、13…加算器、14…データ出
力端子、15…システムコンピュータ。
Claims (2)
- 【請求項1】 光学系を介して入射される被写体像を撮
像素子により読み取る撮像装置において、 上記撮像装置からの画像信号を受ける入力手段と、 上記光学系の空間周波数特性に係る情報を受け、該情報
に基づいて輪郭強調量の特性を設定する輪郭強調量設定
手段と、 上記輪郭強調量設定手段により設定された上記輪郭強調
量の特性に基づいてコアリング幅を設定するコアリング
処理制御手段と、 上記コアリング処理制御手段により設定されたコアリン
グ幅に基づいて上記画像信号を輪郭強調する輪郭強調手
段と、 上記輪郭強調手段により輪郭強調された画像信号を出力
する出力手段と、を具備することを特徴とする輪郭強調
回路。 - 【請求項2】 上記輪郭強調量設定手段は、 上記光学系の光軸中心部よりも光軸周辺部での強調量が
増すように、輪郭強調量の特性を設定すること、を特徴
とする請求項1に記載の輪郭強調回路。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP07064992A JP3476843B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 輪郭強調回路 |
Publications (2)
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ID=13437711
Family Applications (1)
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JP07064992A Expired - Fee Related JP3476843B2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 輪郭強調回路 |
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1992
- 1992-03-27 JP JP07064992A patent/JP3476843B2/ja not_active Expired - Fee Related
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