JP3476269B2 - 肌の弾力性を判定するための機器 - Google Patents
肌の弾力性を判定するための機器Info
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- Japan
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- elasticity
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- Expired - Lifetime
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- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
Description
ための機器に関する。
膚粘弾性測定機を用い、測定部位にセンサーを密接させ
て吸引と開放とを行い、皮膚を吸引したときの力と開放
時の皮膚の戻り力とによって粘弾性回復率を求めて測定
している。このような測定機の取り扱いは熟練した技術
を要し、簡便な測定を行うことが出来ない不便さが存し
ていると共に、被験者は自己の肌の弾性に関し他人と比
較して、どの程度の位置付けであるかを実感として知る
ことが出来ず、測定結果への信頼性に疑念を抱かしめる
おそれがあった。
を柔らかさと、はりの2要素に基づいて判定し、判定に
際して手指の感触をもって行い、被験者自身も自分の肌
の弾力性を官能的に実感し得るようにせんとするもので
ある。
に、この発明が採った手段は、単一の弾性体からなるブ
ロックモデルと、弾性体製の外皮内に弾性発泡体を充填
してなるブロックモデルとからなり、弾性体の硬度及び
外皮の肉厚を調整して、柔らかさと戻り力の異なる複数
のブロックモデルを用意し、該ブロックモデルを柔らか
さと戻り力に従って段階的に支持台上に配列したことを
特徴とする。
弾性発泡体が軟質発泡ポリウレタンからなることを特徴
とする。
形成し、弾性体の硬度と反発復元力とを調整して、複数
種のブロックモデルを用意し、該ブロックモデルと被判
定者の肌とを手指により押圧して、比較考量し、被判定
者の肌の弾力性を判定する。判定者と共に被判定者もブ
ロックモデルを押圧して自分の肌の弾力性を官能的に実
感し、判定することが出来る。
に弾性発泡体を充填したものとからなり、弾性材の硬さ
或は肉厚によりブロックモデル毎に異なったの柔らかさ
と戻りとを設定することが出来る。
モデルとを手指による押圧により比較考量して、被判定
者の肌の弾性値を容易に判定することが出来ると共に、
被判定者も自分でブロックモデルを押圧して自分自身で
肌の弾力性を実感することが出来る利点がある。
い実施例を詳細に説明する。この発明は、人の肌と類似
の粘弾性を有する素材で、複数のブロックモデル(1)を
作成して用意し、実際の被験者の肌の粘弾性に近似した
ブロックモデル(1)を選別して、該ブロックモデル(1)
の粘弾性値をもって被験者の肌の粘弾性を判定するよう
にしたことを特徴とする。
に異なった粘弾性値を有する複数のブロックモデル(1)
を用意し段階に従って支持台(2)に配列する。図示の実
施例において、ブロックモデル(1)は、上面を円弧状に
上方へ突出させ底面を平坦にした半楕円形状としたがこ
れに限られるものではない。又、支持台(2)は、該ブロ
ックモデル(1)を挿着する凹所(3)を一列に形成したも
のとしたが、複数のブロックモデルを力学的特性に従っ
てマトリックス状に配列しても良い。
りの早さ)、弾力等の官能用語で表現されるので、柔ら
かい肌、普通の肌、硬い肌及びこれに加えて戻りの早さ
に応じて複数のブロックモデルを用意し、段階的に配列
する。判定者又は被験者は、判定に際して、ブロックモ
デル(1)を指で押圧して被判定肌に近似したブロックモ
デル(1)を選択し、そのブロックモデル(1)で代表され
る弾性値をもって、判定値とする。これにより判定者は
被験者の肌の弾力性を数値として判定することが出来る
と共に、被験者は自分の肌の弾力性をブロックモデルを
押圧して官能的に実感しつつ判定結果を確認することが
出来ると共に、他人の肌の弾力との相違も理解すること
が可能となる。
(1)は図4と図5に示す構造の2種類のものからなり、
ブロックモデル(1)に設定する弾力性に応じて図4又は
図5のいずれかの構造を選択する。図4のブロックモデ
ル(1)は、所定の肉厚を有する弾性体からなる外皮(4)
と該外皮(4)内に充填した弾性発泡体(5)とからなり、
図5のブロックモデル全体を単一の弾性体で形成したも
のである。図4の外皮(4)又は図5のブロックモデル
(1)を形成する弾性体は、非粘着性の高分子材料であ
り、例えば軟質ポリウレタン、RTVシリコンゴム、塩
化ビニルゾル等があげられる。又、弾性発泡体(5)は、
例えば軟質発泡ポリウレタン、軟質発泡ポリ塩化ビニ
ル、軟質発泡ポリエチレン等の発泡体が最も好ましい
が、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエンゴム等のエラストマーの架橋発泡体であっても
良い。
外皮(4)又はムクの弾性体を軟質ポリウレタンとし、弾
性発泡体(5)を軟質発泡ポリウレタンとしたものであっ
て、各ブロックモデルの軟質ポリウレタン及び軟質発泡
ポリウレタンの肉厚、硬さ及びイソシアネート(A)とポ
リオール(B)の配合比は表1に示すとおりである。硬さ
はショアーAFKにて計測した。
た弾性発泡体(5)により押圧されたときの戻りが良くな
る。これに対し、図5のムクの構造のものでは押圧され
たときの戻りがこれよりも悪い。そこで、図4と図5の
構造のものを1組として、柔らかい、普通の、硬いの3
種類のものを用意し、これに戻りの良いもの(図4)、
戻りの悪いもの(図5)を組み合わせることにより、6
種類のブロックモデルを得ることが出来る。表1はこの
ような6種類のブロックモデルである。
評価し、この発明の判定機器にて評価した。その結果は
表2のとおりである。この判定において柔らかさは柔ら
かい、やや柔らかい、普通、やや硬い、硬いの5段階評
価とし、戻りについては戻る(有)、戻らない(無)の
2区分とした。判定は4名の判定者で行い、多数決とし
た。表2における判定機の数値は、表1の判定機のN
O.と一致するものである。そして、この表2の結果を
グラフにしたものが図6である。図6から明らかなよう
に、判定者の官能評価と判定機の結果とは比較的良く一
致しており、この発明の判定機の効果が確認出来た。
に沿った断面図
線に沿った断面図
Claims (2)
- 【請求項1】 単一の弾性体からなるブロックモデル
と、弾性体製の外皮内に弾性発泡体を充填してなるブロ
ックモデルとからなり、弾性体の硬度及び外皮の肉厚を
調整して、柔らかさと戻り力の異なる複数のブロックモ
デルを用意し、該ブロックモデルを柔らかさと戻り力に
従って段階的に支持台上に配列したことを特徴とする肌
の弾力性を判定するための機器。 - 【請求項2】 弾性体が軟質ポリウレタンからなり、弾
性発泡体が軟質発泡ポリウレタンからなることを特徴と
する請求項1記載の肌の弾力性を判定するための機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05504495A JP3476269B2 (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 肌の弾力性を判定するための機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05504495A JP3476269B2 (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 肌の弾力性を判定するための機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08224217A JPH08224217A (ja) | 1996-09-03 |
JP3476269B2 true JP3476269B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=12987678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05504495A Expired - Lifetime JP3476269B2 (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 肌の弾力性を判定するための機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3476269B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008188363A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Nobuyasu Yamashita | 血圧実感機及び血圧実感方法 |
JP2011053609A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Shiseido Co Ltd | スキンケア効果モデル |
JP7382416B2 (ja) * | 2019-10-08 | 2023-11-16 | 株式会社 資生堂 | 人肌模型キット |
WO2021070269A1 (ja) * | 2019-10-08 | 2021-04-15 | 株式会社 資生堂 | 人肌模型キット |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP05504495A patent/JP3476269B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08224217A (ja) | 1996-09-03 |
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