JP3476269B2 - 肌の弾力性を判定するための機器 - Google Patents

肌の弾力性を判定するための機器

Info

Publication number
JP3476269B2
JP3476269B2 JP05504495A JP5504495A JP3476269B2 JP 3476269 B2 JP3476269 B2 JP 3476269B2 JP 05504495 A JP05504495 A JP 05504495A JP 5504495 A JP5504495 A JP 5504495A JP 3476269 B2 JP3476269 B2 JP 3476269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
block model
elastic
block
elasticity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP05504495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08224217A (ja
Inventor
弘行 塚田
好江 石川
由美子 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP05504495A priority Critical patent/JP3476269B2/ja
Publication of JPH08224217A publication Critical patent/JPH08224217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3476269B2 publication Critical patent/JP3476269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、肌の弾力を判定する
ための機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、肌の弾力特性は、例えば吸引式皮
膚粘弾性測定機を用い、測定部位にセンサーを密接させ
て吸引と開放とを行い、皮膚を吸引したときの力と開放
時の皮膚の戻り力とによって粘弾性回復率を求めて測定
している。このような測定機の取り扱いは熟練した技術
を要し、簡便な測定を行うことが出来ない不便さが存し
ていると共に、被験者は自己の肌の弾性に関し他人と比
較して、どの程度の位置付けであるかを実感として知る
ことが出来ず、測定結果への信頼性に疑念を抱かしめる
おそれがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、肌の弾力
を柔らかさと、はりの2要素に基づいて判定し、判定に
際して手指の感触をもって行い、被験者自身も自分の肌
の弾力性を官能的に実感し得るようにせんとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明が採った手段は、単一の弾性体からなるブ
ロックモデルと、弾性体製の外皮内に弾性発泡体を充填
してなるブロックモデルとからなり、弾性体の硬度及び
外皮の肉厚を調整して、柔らかさと戻り力の異なる複数
のブロックモデルを用意し、該ブロックモデルを柔らか
さと戻り力に従って段階的に支持台上に配列したことを
特徴とする。
【0005】又、弾性体が軟質ポリウレタンからなり、
弾性発泡体が軟質発泡ポリウレタンからなることを特徴
とする。
【0006】
【作 用】肌の弾性を模したブロックモデルを弾性体で
形成し、弾性体の硬度と反発復元力とを調整して、複数
種のブロックモデルを用意し、該ブロックモデルと被判
定者の肌とを手指により押圧して、比較考量し、被判定
者の肌の弾力性を判定する。判定者と共に被判定者もブ
ロックモデルを押圧して自分の肌の弾力性を官能的に実
感し、判定することが出来る。
【0007】ブロックモデルは弾性体単一のものと内部
に弾性発泡体を充填したものとからなり、弾性材の硬さ
或は肉厚によりブロックモデル毎に異なったの柔らかさ
と戻りとを設定することが出来る。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、実際の肌とブロック
モデルとを手指による押圧により比較考量して、被判定
者の肌の弾性値を容易に判定することが出来ると共に、
被判定者も自分でブロックモデルを押圧して自分自身で
肌の弾力性を実感することが出来る利点がある。
【0009】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、この発明の好まし
い実施例を詳細に説明する。この発明は、人の肌と類似
の粘弾性を有する素材で、複数のブロックモデル(1)を
作成して用意し、実際の被験者の肌の粘弾性に近似した
ブロックモデル(1)を選別して、該ブロックモデル(1)
の粘弾性値をもって被験者の肌の粘弾性を判定するよう
にしたことを特徴とする。
【0010】ブロックモデル(1)は、好ましくは段階的
に異なった粘弾性値を有する複数のブロックモデル(1)
を用意し段階に従って支持台(2)に配列する。図示の実
施例において、ブロックモデル(1)は、上面を円弧状に
上方へ突出させ底面を平坦にした半楕円形状としたがこ
れに限られるものではない。又、支持台(2)は、該ブロ
ックモデル(1)を挿着する凹所(3)を一列に形成したも
のとしたが、複数のブロックモデルを力学的特性に従っ
てマトリックス状に配列しても良い。
【0011】人の肌の粘弾性は、肌の柔軟性、はり(戻
りの早さ)、弾力等の官能用語で表現されるので、柔ら
かい肌、普通の肌、硬い肌及びこれに加えて戻りの早さ
に応じて複数のブロックモデルを用意し、段階的に配列
する。判定者又は被験者は、判定に際して、ブロックモ
デル(1)を指で押圧して被判定肌に近似したブロックモ
デル(1)を選択し、そのブロックモデル(1)で代表され
る弾性値をもって、判定値とする。これにより判定者は
被験者の肌の弾力性を数値として判定することが出来る
と共に、被験者は自分の肌の弾力性をブロックモデルを
押圧して官能的に実感しつつ判定結果を確認することが
出来ると共に、他人の肌の弾力との相違も理解すること
が可能となる。
【0012】図3〜図5を参照して、ブロックモデル
(1)は図4と図5に示す構造の2種類のものからなり、
ブロックモデル(1)に設定する弾力性に応じて図4又は
図5のいずれかの構造を選択する。図4のブロックモデ
ル(1)は、所定の肉厚を有する弾性体からなる外皮(4)
と該外皮(4)内に充填した弾性発泡体(5)とからなり、
図5のブロックモデル全体を単一の弾性体で形成したも
のである。図4の外皮(4)又は図5のブロックモデル
(1)を形成する弾性体は、非粘着性の高分子材料であ
り、例えば軟質ポリウレタン、RTVシリコンゴム、塩
化ビニルゾル等があげられる。又、弾性発泡体(5)は、
例えば軟質発泡ポリウレタン、軟質発泡ポリ塩化ビニ
ル、軟質発泡ポリエチレン等の発泡体が最も好ましい
が、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエンゴム等のエラストマーの架橋発泡体であっても
良い。
【0013】図1に示す6個のブロックモデル(1)は、
外皮(4)又はムクの弾性体を軟質ポリウレタンとし、弾
性発泡体(5)を軟質発泡ポリウレタンとしたものであっ
て、各ブロックモデルの軟質ポリウレタン及び軟質発泡
ポリウレタンの肉厚、硬さ及びイソシアネート(A)とポ
リオール(B)の配合比は表1に示すとおりである。硬さ
はショアーAFKにて計測した。
【0014】
【表1】
【0015】図4の構造のものは、外皮(4)内に充填し
た弾性発泡体(5)により押圧されたときの戻りが良くな
る。これに対し、図5のムクの構造のものでは押圧され
たときの戻りがこれよりも悪い。そこで、図4と図5の
構造のものを1組として、柔らかい、普通の、硬いの3
種類のものを用意し、これに戻りの良いもの(図4)、
戻りの悪いもの(図5)を組み合わせることにより、6
種類のブロックモデルを得ることが出来る。表1はこの
ような6種類のブロックモデルである。
【0016】人間の頬を手指にて柔らかさと戻りを官能
評価し、この発明の判定機器にて評価した。その結果は
表2のとおりである。この判定において柔らかさは柔ら
かい、やや柔らかい、普通、やや硬い、硬いの5段階評
価とし、戻りについては戻る(有)、戻らない(無)の
2区分とした。判定は4名の判定者で行い、多数決とし
た。表2における判定機の数値は、表1の判定機のN
O.と一致するものである。そして、この表2の結果を
グラフにしたものが図6である。図6から明らかなよう
に、判定者の官能評価と判定機の結果とは比較的良く一
致しており、この発明の判定機の効果が確認出来た。
【0017】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る判定機の斜視図
【図2】この発明に係る判定機の側面図
【図3】ブロックモデルの平面図
【図4】ブロックモデルの一構造を示す図3のA−A線
に沿った断面図
【図5】ブロックモデルの他の構造を示す図3のA−A
線に沿った断面図
【図6】官能評価と判定機の結果を示すグラフ
【符号の説明】
(1) ブロックモデル (2) 支持台 (3) 凹 所 (4) 外 皮 (5) 弾性発泡体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西原 由美子 東京都中央区銀座7丁目5番5号 株式 会社資生堂内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の弾性体からなるブロックモデル
    と、弾性体製の外皮内に弾性発泡体を充填してなるブロ
    ックモデルとからなり、弾性体の硬度及び外皮の肉厚を
    調整して、柔らかさと戻り力の異なる複数のブロックモ
    デルを用意し、該ブロックモデルを柔らかさと戻り力に
    従って段階的に支持台上に配列したことを特徴とする肌
    の弾力性を判定するための機器。
  2. 【請求項2】 弾性体が軟質ポリウレタンからなり、弾
    性発泡体が軟質発泡ポリウレタンからなることを特徴と
    する請求項記載の肌の弾力性を判定するための機器。
JP05504495A 1995-02-20 1995-02-20 肌の弾力性を判定するための機器 Expired - Lifetime JP3476269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05504495A JP3476269B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 肌の弾力性を判定するための機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05504495A JP3476269B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 肌の弾力性を判定するための機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08224217A JPH08224217A (ja) 1996-09-03
JP3476269B2 true JP3476269B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=12987678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05504495A Expired - Lifetime JP3476269B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 肌の弾力性を判定するための機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3476269B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188363A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Nobuyasu Yamashita 血圧実感機及び血圧実感方法
JP2011053609A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Shiseido Co Ltd スキンケア効果モデル
JP7382416B2 (ja) * 2019-10-08 2023-11-16 株式会社 資生堂 人肌模型キット
WO2021070269A1 (ja) * 2019-10-08 2021-04-15 株式会社 資生堂 人肌模型キット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08224217A (ja) 1996-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101056406B1 (ko) 게임장치, 게임처리방법 및 정보기록매체
CN107949818A (zh) 信息处理设备、方法和计算机程序
JP6194550B2 (ja) 手技シミュレータ
US20040169483A1 (en) Haptic interface
JP2013233426A (ja) 運動補助具
JP3476269B2 (ja) 肌の弾力性を判定するための機器
EP3738653A1 (en) Device and method for pelvic floor training
KR20170047160A (ko) 단말과 연동 가능한 자세 교정 모듈
JPH0355077A (ja) 足底圧検出装置
US20070173391A1 (en) Lumbar wedge
JP4959260B2 (ja) 下肢訓練装置
Jie et al. An interactive upper limb rehab device for elderly stroke patients
JPH1156818A (ja) 入力装置
EP2918257A1 (en) Massage measurement apparatus and massage measurement method
Anlauff et al. VibeWalk: Foot-based tactons during walking and quiet stance
JP2020067723A (ja) 足裏感触提示装置、足裏感触提示方法及び仮想現実システム
CA2240276C (en) Nail treatment training device
CN203874385U (zh) 面部肌肉锻炼器
US4932655A (en) Balancing game
KR200484717Y1 (ko) 웨어러블 자세 감지 장치
Lakatos et al. Haptic underestimation of angular extent
US20210322819A1 (en) Compact lightweight personal trainer
JP4686308B2 (ja) 下肢訓練装置
EP3509556B1 (en) Diagnostic and rehabilitation seat pad and diagnostic and rehabilitation device
JP2013220347A (ja) 運動補助具

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030819

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070926

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 9