JP3475929B2 - 画像取得方法、画像取得システム、撮影仲介システムおよびコンピュータプログラム - Google Patents

画像取得方法、画像取得システム、撮影仲介システムおよびコンピュータプログラム

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JP3475929B2
JP3475929B2 JP2001010073A JP2001010073A JP3475929B2 JP 3475929 B2 JP3475929 B2 JP 3475929B2 JP 2001010073 A JP2001010073 A JP 2001010073A JP 2001010073 A JP2001010073 A JP 2001010073A JP 3475929 B2 JP3475929 B2 JP 3475929B2
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博志 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔地にある撮影
対象の画像を取得する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テーマパークや観光スポット
等の有名な地点のリアルタイムの画像を、インターネッ
ト等の通信網を経由して提供することが行われている。
たとえば、ある観光スポットを一定時間ごとに撮影する
固定式カメラが設置されており、この固定式カメラによ
って撮影された画像を含むウェブコンテンツを自動的に
作成し、当該ウェブコンテンツを自動的にインターネッ
ト上に公開するようになっている。この観光スポットの
画像の取得希望者は、当該ウェブコンテンツが公開され
ているウェブサイトにアクセスすることにより、世界中
からこの観光スポットのリアルタイム画像を取得するこ
とができるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この遠
隔地のリアルタイム画像を取得するためには、膨大なイ
ンターネットの中を検索し当該ウェブサイトを探し当て
る必要があり煩雑な作業が伴っていた。
【0004】また、固定式カメラであるため、当然なが
ら固定式カメラが設置されていない地点の画像を取得す
ることはできなかった。たとえ固定式カメラが希望する
地点に設置されていたとしても、希望する撮影対象をと
らえている訳ではないために希望する画像を取得できる
機会は少なく、必ずしも有効に活用されているわけでは
なかった。
【0005】遠隔地にある撮影対象のリアルタイム画像
の取得希望ニーズは高い。特に、事故、自然災害や救急
医療等の緊急事態が発生した場合には、現場の状況を一
刻も早く正確に把握することが必要であり、このような
緊急事態において遠隔地であっても現場の状況を把握で
きる画像を取得するシステムが望まれていた。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、遠隔地にある任意の撮影対象の画像を取得する
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、遠隔地にある撮影対象の画像を
取得する方法であって、前記撮影対象の地点を特定して
当該撮影対象の撮影を依頼する撮影依頼情報を、第1通
信端末からネットワーク経由で管理装置に送信する第1
送信工程と、撮影手段が付随した可搬性の複数の通信端
末のそれぞれの所在位置情報を得る位置情報取得工程
と、前記撮影対象の地点、および、前記それぞれの所在
位置情報に基づいて、前記複数の通信端末のうち前記撮
影対象の近傍に存在する通信端末を第2通信端末として
選択する選択工程と、前記管理装置から前記第2通信端
末に前記撮影依頼情報を前記ネットワーク経由で送信す
る第2送信工程と、前記撮影依頼情報に対応した情報
前記第2通信端末の表示手段によって表示する表示工程
と、前記第2通信端末により撮影された撮影画像を前記
ネットワーク経由で前記第2通信端末から前記管理装置
に送信する第3送信工程と、前記管理装置から前記第1
通信端末に前記撮影画像を転送する転送工程とを備えて
いる。
【0008】
【0009】また、請求項の発明は、請求項の発明
に係る画像取得方法において、前記転送工程は、前記撮
影画像が前記撮影依頼情報に適合するか否かを判定する
判定工程と、前記撮影画像が前記撮影依頼情報に適合し
ていることを条件として、前記管理装置から前記第1通
信端末への前記撮影画像の転送を許可する許可工程とを
備えている。
【0010】また、請求項の発明は、請求項の発明
に係る画像取得方法において、前記判定工程が、前記管
理装置において前記撮影画像のサンプル画像を生成し、
前記サンプル画像を前記第1通信端末に送信する工程、
を備え、前記許可工程が、前記第1通信端末から前記管
理装置に送信された画像確認通知に応答して、前記管理
装置から前記第1通信端末への前記撮影画像を転送を許
可する工程を備えている。
【0011】 また、請求項4の発明は、請求項1から
3のいずれかの発明に係る画像取得方法において、前記
第1通信端末への前記撮影画像の転送と同期して、前記
第1通信端末の所持者に対する課金処理を行う課金工
程、をさらに備えている。
【0012】 また、請求項5の発明は、請求項1から
3のいずれかの発明に係る画像取得方法において、前記
転送工程は、前記撮影画像に広告情報を付加して前記第
1通信端末に転送する工程を備えている。
【0013】また、請求項の発明は、遠隔地にある撮
影対象の画像を取得する方法であって、前記撮影対象の
地点を特定して当該撮影対象の撮影を依頼する撮影依頼
情報を、第1通信端末からネットワーク経由で管理装置
に送信する第1送信工程と、撮影手段が付随した可搬性
の複数の通信端末のそれぞれの所在位置情報を得る位置
情報取得工程と、前記撮影対象の地点、および、前記そ
れぞれの所在位置情報に基づいて、前記複数の通信端末
のうち前記撮影対象の近傍に存在する通信端末を第2通
信端末として選択する選択工程と、前記管理装置から前
記第2通信端末に前記撮影依頼情報を前記ネットワーク
経由で送信する第2送信工程と、撮影の依頼者による前
記第1通信端末の操作に応答して前記管理装置から前記
第2通信端末に動作指令信号を送信し、当該動作命令信
号に応答して動作する前記第2通信端末の撮像手段によ
って前記撮影依頼情報で特定されている撮影対象を撮影
し、それによって撮影画像を取得する撮影工程と、前記
撮影画像を前記ネットワーク経由で前記第2通信端末か
ら前記管理装置に送信する第3送信工程と、前記管理装
置から前記第1通信端末に前記撮影画像を転送する転送
工程とを備えている。
【0014】また、請求項の発明は、遠隔地にある撮
影対象の画像を取得するシステムであって、前記撮影対
の地点を特定して当該撮影対象の撮影を依頼する撮影
依頼情報をネットワーク経由で送信可能な第1通信端末
と、画像撮影手段が付随し、かつ撮影した画像を前記ネ
ットワーク経由で送信可能な可搬性の複数の通信端末
と、前記複数の通信端末のそれぞれの所在位置情報を取
得する位置取得手段と、前記撮影対象の地点、および、
前記それぞれの所在位置情報に基づいて、前記複数の通
信端末のうち前記撮影対象の近傍に存在する通信端末を
第2通信端末として選択する選択手段と、前記第1通信
端末から受信した前記撮影依頼情報を、前記ネットワー
ク経由で前記第2通信端末に対して転送する依頼転送手
段と、前記第2通信端末による前記撮影依頼情報に対応
した情報の表示に基づいて前記第2通信端末により撮影
された撮影画像を、前記第2通信端末から前記ネットワ
ーク経由で受信する画像受信手段と、前記撮影画像を前
記第1通信端末に前記ネットワーク経由で転送する画像
転送手段とを備えている。
【0015】また、請求項の発明は、遠隔地にある撮
影対象の画像の取得を希望する依頼者と前記画像を撮影
する撮影者とを仲介するシステムであって、第1通信端
末から、前記撮影対象の地点を特定して当該撮影対象の
撮影を依頼する撮影依頼情報をネットワーク経由で受け
付ける依頼受付手段と、撮影手段が付随した可搬性の複
数の通信端末のそれぞれの所在位置情報を取得する位置
取得手段と、前記撮影対象の地点、および、前記それぞ
れの所在位置情報に基づいて、前記複数の通信端末のう
前記撮影対象の近傍に存在する第2通信端末を選択
し、前記第2通信端末に対して、前記撮影依頼情報を前
記ネットワーク経由で送信する依頼転送手段と、前記第
2通信端末による前記撮影依頼情報に対応した情報の表
示に基づいて前記第2通信端末により撮影された撮影画
像を、前記第2通信端末から前記ネットワーク経由で受
信する画像受信手段と、前記撮影画像を前記第1通信端
末に前記ネットワーク経由で転送する画像転送手段と
備えている。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】 また、請求項の発明は、コンピュータ
プログラムであって、コンピュータによって実行される
ことにより、前記コンピュータが請求項8の撮影仲介シ
ステムとして動作する。
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
【0023】<1.第1の実施の形態> <1−1.システム全体概要>図1は、本発明に係る画
像取得システム10の構成を示す概略図である。図1に
示すように、本実施の形態の画像取得システム10は、
管理装置となる撮影仲介システム1と、位置情報システ
ム4と、複数の通信端末Tとを備えている。通信端末T
のそれぞれは可搬型であり、典型的には携帯電話であ
る。図1には3つの通信端末Tのみが描かれているが、
実際には多数の通信端末Tがこの画像取得システム10
に含まれている。通信端末Tのそれぞれは、撮影部と、
当該通信端末T自身の位置を検出するGPSセンサとが
付随している。
【0024】通信端末Tのそれぞれは、遠隔地の撮影対
象について撮影を希望する依頼者が使用することができ
る。また、これらの通信端末Tのそれぞれは、他の通信
端末からの撮影依頼を受けて撮影対象物の画像を撮影
し、その画像を転送するために使用することができる。
以下では、通信端末Tの集合のうち、通信端末2が依頼
者側通信端末(第1通信端末)として使用され、通信端
末3のいずれか(たとえば通信端末3a)が、撮影を行
う撮影者側端末(第2通信端末)として選択される場面
を考える。ただし、これらの関係は固定的なものではな
く、通信端末3aが第1通信端末として機能し、通信端
末3bが第2通信端末として機能する場面もある。一部
の通信端末は撮影部やGPSセンサを備えていなくても
よい。この場合は、そのような通信端末は第1通信端末
としてのみ使用できる。
【0025】本実施の形態では、通信端末Tのそれぞれ
は、電話網6を介してインターネット5に接続すること
ができる。また、撮影仲介システム1と、位置情報シス
テム4もインターネット5に接続されており、各装置相
互間で通信が可能である。なお、本明細書においては、
電話網6とインターネット5を併せて「ネットワーク」
7と称することとする。
【0026】<1−2.通信端末Tの機能構成>図2
は、携帯電話として構成された通信端末T(2、3)の
本実施の形態に係る機能構成の概略を示すブロック図で
ある。図2に示すように、通信端末Tは装置全体を制御
するための制御部30を備えている。この制御部30は
マイクロコンピュータを備えて構成されている。具体的
には、その本体部であるCPU301、制御用ソフトウ
ェアなどを記憶するROM302、作業領域となるRA
M303、バッテリーバックアップされたSRAM等か
らなる記憶部304を備えており、それぞれをバスライ
ンによって接続した構成となっている。
【0027】また、制御部30のバスラインには、各種
情報を表示する表示部305、入力および操作手段とな
る操作キー306、通信部308、撮影部330および
GPSセンサ320が接続されている。なお、既述した
ように依頼者側の第1通信端末2においては、撮影部3
30およびGPSセンサ320は必須のものではない。
【0028】通信部308は図示を省略するアンテナが
接続されており、ネットワーク7を介してほかの携帯電
話やコンピュータと通信を行う。撮影部330は、レン
ズ等の撮像光学系およびCCD等の撮像素子等からなる
カメラを備えており、カラー画像を静止画、動画を問わ
ず撮影できる。撮影された撮影画像は、静止画であれば
JPEG等の形式、動画であればMPEG−4等の形式
に圧縮される。また、撮影部330は方位計340を備
えており、カメラの方位を計測して撮影した画像の方位
を方位データとして撮影画像に付加できるようになって
いる。GPSセンサ320は所定時間ごとに複数の人工
衛星から発信される電波を受信し、人工衛星からの距離
と衛星の軌道を元にして三角測量の原理で現在の正確な
緯度経度データを取得することができる。
【0029】操作キー306は、数字キー、十字キー、
および撮影を行うシャッターキー等から構成され、通
話、データ通信、画像の撮影等の各種操作を行うことが
できる。表示部305は、カラー表示が可能なTFT等
の液晶により構成されており、撮影部330で撮影した
画像や通信部308を通じてダウンロードした画像を表
示することができる。また、表示部305には各種コマ
ンドボタンが表示され、操作キー306を操作してこの
コマンドボタンを選択することによりCPU301に対
して各種命令を出すことができる。
【0030】また、通信端末TにはJava(商標)等
の言語で記述されたプログラムの実行環境が備えられて
いる。すなわち、プログラムを所定のサーバー記憶装置
からネットワーク7を経由してダウンロードして記憶部
304に保存することができ、適時このプログラムをR
AM303上にコピーし、CPU301がRAM303
内のプログラム310に従って演算処理を実行すること
により各種動作を行うことができる。
【0031】各通信端末Tには、事前に撮影仲介システ
ム1から依頼者側端末用プログラムをダウンロードして
記憶部304に記憶されており、この依頼者側端末用プ
ログラムを実行することにより第1通信端末としての動
作を行うことができる。また、同様に、各通信端末Tに
は、事前に撮影仲介システム1から撮影者側端末用プロ
グラムをダウンロードして記憶部304に記憶されてお
り、この撮影者側端末用プログラムを実行することによ
り第2通信端末としての動作を行うことができる。撮影
部を持たない通信端末には依頼者側端末用プログラムを
ダウンロードして記憶しておくだけで足りる。
【0032】各通信端末Tは、事前にネットワーク7を
介して撮影仲介システム1に接続して撮影仲介システム
1の利用登録を行い必要なデータを登録している。この
利用登録と同時に、それぞれ必要なプログラムがダウン
ロードされるようになっている。
【0033】<1−3.撮影仲介システム1の機能構成
>図3は、撮影仲介システム1の構造の一例を示す図で
ある。撮影仲介システム1は、ハードウェアとしての構
成は通常のコンピュータと同様の構成となっている。す
なわち撮影仲介システム1は、各種演算処理を行うCP
U101と、基本プログラムを記憶するROM102
と、作業領域となるRAM103と、各種情報を記憶す
る固定ディスク104とをバスラインに接続した構成と
なっている。また、バスラインには、各種情報の表示を
行うディスプレイ105、操作者からの入力を受け付け
るキーボード106aおよびマウス106b、光ディス
ク、磁気ディスク等の記録媒体90から各種データの読
み取りを行う読取装置107、ならびに、ネットワーク
7を介してほかのコンピュータや携帯電話と通信を行う
通信部108が、便宜、インターフェース(I/F)を
介して接続される。
【0034】撮影仲介システム1には、事前に読取装置
107を介して記録媒体90からプログラムが読み出さ
れ、固定ディスク104に記憶される。そして、プログ
ラムがRAM103にコピーされるとともにCPU10
1がRAM103内のプログラム110に従って演算処
理を実行することにより撮影仲介システム1としての動
作を行う。なお、このようなプログラムは、所定のサー
バー記憶装置からネットワーク7を経由してダウンロー
ドして固定ディスク104に記憶することもできる。
【0035】図4は、撮影仲介システム1の固定ディス
ク104に記憶された各種データベースと、CPU10
1がプログラム110に従って動作することにより実現
する機能構成の概略を示すブロック図である。図4に示
すように固定ディスク104には、依頼者のデータを扱
う依頼者データベース(以下、依頼者DBと略す)12
0、撮影者のデータを扱う撮影者データベース(以下、
撮影者DBと略す)130および緯度経度のデータを扱
う緯度経度データベース(以下、緯度経度DBと略す)
140が構築されている。
【0036】依頼者DB120は、ユーザーID、パス
ワード、氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号
および課金額等のデータから構成されている。また、撮
影者DB130は、氏名、住所、電話番号、振込口座番
号、コンタクトアドレス、撮影可能か否かのフラグ、緯
度経度、過去の撮影実績および画像撮影額等のデータか
ら構成されている。なお、それぞれの通信端末Tから、
撮影仲介システム1の利用登録時に入力されたデータ
は、依頼者DB120および撮影者DB130のデータ
の一部となって登録される。
【0037】緯度経度DB140は、地図テーブル14
1と、住所テーブル142と、目標物テーブル143と
を備えている。地図テーブル141は各地の地図画像を
様々な縮尺で持っており、その最大縮尺の地図画像はた
とえば100m×100mである。また、すべての地図
画像は、その地図画像のXY座標と、実際の緯度経度を
対応付けられている。すなわち、この地図テーブル14
1を利用すれば任意の地図画像の任意の地点における実
際の緯度経度データを取得することができる。
【0038】住所テーブル142は、「○○県○○市○
○区○○町○丁目○番地○号」といった各地の住所と、
緯度経度を対応付けられている。すなわち、この住所テ
ーブル142を利用すれば住所から緯度経度データを取
得することができる。また逆に、緯度経度データから住
所を取得することもできる。
【0039】目標物テーブル143は、各地の駅名、交
差点名、建物名等の目標物の名称と緯度経度を対応付け
られている。すなわち、この目標物テーブル143を利
用すれば目標物の名称から緯度経度データを取得するこ
とができる。
【0040】図4において、依頼受信部171、撮影者
選択部172、依頼転送部173、画像受信部174、
画像転送部175、画像加工部176、画像判定部17
7、課金処理部180、および位置取得部160が、撮
影仲介システム1のCPU101等が実現する機能要素
に相当する。通信部108に接続された各種機能要素
は、必要に応じてネットワーク7に接続された外部の通
信端末Tおよび位置情報システム4と通信部108を介
して通信を行う。
【0041】依頼受信部171は、依頼者の第1通信端
末2からネットワーク7を介して、撮影対象を特定した
撮影依頼情報を受信する。撮影依頼情報に基づき緯度経
度DB140を参照して撮影対象の地点を緯度経度デー
タに変換する。撮影者選択部172は依頼受信部171
で変換された緯度経度データ受け取り、撮影者DB13
0を参照して、その緯度経度データの近傍に存在する撮
影候補となる撮影可能なひとつの第2通信端末3(たと
えば通信端末3a)を選択する。依頼転送部173は撮
影者選択部172において選択された第2通信端末3a
に対して、第1通信端末2から受け付けた撮影依頼情報
をネットワーク7を介して転送するとともに、選択され
た第2通信端末3aの撮影者が撮影依頼を承諾するか否
かの確認を行う。画像受信部174は依頼を受諾した撮
影者の第2通信端末3aで撮影された撮影画像をネット
ワーク7を介して受信し、固定ディスク104に記憶す
る。
【0042】画像転送部175は、固定ディスク104
に記憶された撮影画像を第1通信端末2にネットワーク
7を介して転送する。また、画像転送部175は画像加
工部176と画像判定部を備えている。画像加工部17
6は撮影画像を加工処理することができ、画像判定部1
77は撮影画像が第1通信端末2から受信した撮影依頼
情報と適合しているか否かを判定する。課金処理部18
0は、画像転送部175において第1通信端末2に送信
した画像データ量に応じて課金処理を行う。位置取得部
160は所定時間ごとにネットワーク7を介して位置情
報システム4に問い合わせることにより、撮影可能な通
信端末Tの緯度経度データを取得する。
【0043】<1−4.緯度経度データの取得>以下、
通信端末Tの緯度経度データの取得について説明する。
【0044】まず、位置情報システム4について説明す
る。図1に示すように、位置情報システム4は、ネット
ワーク7を介して携帯電話である複数の通信端末Tと通
信が可能な状態となっている。位置情報システム4は、
GPSセンサ320を備える各通信端末Tの現在位置、
すなわち、各通信端末Tの緯度経度データを取得するシ
ステムであり、これらの緯度経度データを記憶する位置
情報テーブル40を備える。
【0045】GPSセンサ320を備える各通信端末T
は、所定時間ごとに複数の人工衛星から送られてくる電
波で、現在の正確な緯度経度データを取得することがで
きる。位置情報システム4は、所定時間ごとにこれらの
各通信端末Tと通信を行い、その位置情報テーブル40
を書き換え更新している。これにより、位置情報テーブ
ル40を参照することで各通信端末Tの現在の緯度経度
データを得ることができるのである。位置情報システム
4は、ネットワーク7を介しての各通信端末Tの位置の
問い合わせに対して、位置情報テーブル40を参照して
緯度経度データを返信するようになっている。問い合わ
せ時の各通信端末Tの特定には、各通信端末Tの電話番
号を使用すればよい。
【0046】次に、通信端末Tが撮影可能か否かの判断
処理について説明する。なお、ここでは通信端末2から
撮影依頼を出す場合を想定しているので、通信端末2に
ついては以下の判断処理から除外される。通信端末Tに
おいて前述した撮影者側端末用プログラムを実行するこ
とは、撮影仲介システム1に対して撮影可能であること
の意思表示になる。すなわち、通信端末Tにおいて、撮
影者側端末用プログラムが未実行のときには撮影依頼情
報を受信することはなく、候補となる撮影者が撮影依頼
情報を受信したとしても撮影することができない場合に
は、この撮影者側端末用プログラムの実行をしなければ
よい。
【0047】また、候補となる撮影者が撮影できる状態
になれば、この撮影者側端末用プログラムを実行する。
撮影者側端末用プログラムを実行した瞬間に、撮影仲介
システム1に対して撮影が可能である旨の情報が送信さ
れる。情報を受け取った撮影仲介システム1は、撮影者
DB130の当該通信端末Tの撮影可能か否かのフラグ
を撮影可能として書き換え更新する。また、同時に通信
端末TのIPアドレス等のコンタクトアドレスが送信さ
れ、撮影者DB130のデータに反映されるとともに、
撮影仲介システム1とデータの送受信が可能な状態とな
る。撮影者側端末用プログラムを終了するときは、撮影
仲介システム1に対して撮影が不可能である旨の情報が
送信され、撮影者DB130の当該通信端末Tの撮影可
能か否かのフラグを撮影不可とし、撮影者DB130の
データを書き換え更新する。
【0048】次に、撮影仲介システム1の位置取得部1
60について説明する。位置取得部160は、まず、撮
影者DB130に登録されている通信端末Tのうち、撮
影可能か否かのフラグと電話番号データを参照し、撮影
可能である通信端末(以下「撮影可能端末」)のみの電
話番号テーブルを作成する。この電話番号テーブルを位
置情報システム4に送信することによって問い合わせ、
各撮影可能端末の緯度経度データを取得する。位置取得
部160はこの取得した緯度経度データに基づいて撮影
者DB130を書き換え更新する。
【0049】位置取得部160は、この位置情報システ
ム4への問い合わせを所定時間ごとに自動的に繰り返し
行っている。このことにより、常時、撮影可能端末の緯
度経度データを記憶していることとなる。なお、この位
置取得部160の撮影可能端末の緯度経度データの取得
処理は次に述べる撮影仲介処理とは独立して行われる。
【0050】<1−5.撮影仲介処理フロー>図5は、
撮影仲介システム1が、遠隔地にある撮影対象の画像の
取得を希望する依頼者と前記画像を撮影する撮影者とを
仲介する撮影仲介処理の流れを示す図である。
【0051】まず、依頼者の第1通信端末2から撮影依
頼情報をネットワーク7を介して依頼受信部171にお
いて受信する(ステップS10)。図6は、依頼受信部
171が撮影依頼情報を受信する流れを示す図である。
依頼者は撮影依頼を行うときには、携帯電話の依頼者側
端末用プログラムを実行させてネットワーク7を介し撮
影仲介システム1に接続する。
【0052】撮影仲介システム1に接続することによ
り、図7の如きユーザー情報入力画面D21が表示され
る。登録されている依頼者は、事前に通知されているユ
ーザーIDおよびパスワードのユーザー情報を入力し送
信ボタンを選択することにより、ユーザー情報を撮影仲
介システム1に送信する。
【0053】依頼受信部171は、ユーザー情報を受信
する(ステップS11)と、すでに登録された依頼者か
否かを依頼者DB120を参照して判断する(ステップ
S12)。依頼者DB120のデータとユーザー情報が
一致しない場合には、不正使用と判断し処理を終了す
る。
【0054】ユーザー情報が一致し登録された依頼者で
あることを確認されると、第1通信端末2には撮影依頼
情報入力画面D22が表示される。この撮影依頼情報入
力画面D22では、静止画か動画かの画像転送方式、撮
影対象のリクエスト情報および撮影対象の地点の指定方
法を入力する。リクエスト情報は撮影者に対して撮影対
象を特定する情報であり、希望する撮影対象を具体的に
入力する。この例では「清水寺の混雑具合」となってい
る。撮影依頼情報となるこれらの情報は入力されるとネ
ットワーク7を介して撮影仲介システム1に送信され
る。
【0055】依頼受信部171は第1通信端末2に入力
された撮影依頼情報を受信する(ステップS13)と、
撮影依頼情報のうち画像転送方式およびリクエスト情報
はそのままの情報で記憶する。次に、撮影依頼情報のう
ち撮影対象の地点の指定方法に基づいて第1通信端末2
に撮影対象の地点指定画面を表示させる(ステップS1
4)。
【0056】撮影対象の地点の指定方法が「地図で指
定」の場合は、依頼受信部171は緯度経度DB140
の地図テーブル141を参照して、第1通信端末2に図
8の如き地図指定画面D23を表示させる。地図指定画
面D23には、地図画像Mとともに地図画像M上に格子
状の選択枠が表示される。選択カーソルCを第1通信端
末2の操作キー306で操作することにより任意の選択
枠を指定することができる。選択カーソルCで選択枠を
指定し送信すると、指定された選択枠内に表示されてい
た地図画像Mの部分が拡大され、より縮尺の大きい新た
な地図画像Mが表示される。このようにして順次縮尺の
大きな地図画像Mを表示していき、最終的には最大の縮
尺であるたとえば100m×100mの地図画像を表示
する。この最大の縮尺である地図画像を同様に選択カー
ソルCにより指定し送信すると、指定された選択枠内の
中心座標データとして送信される。中心座標データを受
信した依頼受信部171は、緯度経度DB140の地図
テーブル141を参照し緯度経度データに変換する(ス
テップS15)。
【0057】撮影対象の地点の指定方法が「住所で指
定」の場合は、依頼受信部171は第1通信端末2に図
9の如き住所入力画面D24を表示させる。住所入力画
面D24には、住所の入力を促すようになっている。依
頼者は、第1通信端末2に撮影対象となる地点の住所を
入力し、撮影仲介システム1に送信する。入力された住
所を受信した依頼受信部171は、緯度経度DB140
の住所テーブル142を参照し緯度経度データに変換す
る(ステップS16)。ここで、受信した住所が住所テ
ーブル142に存在しない場合は、再度第1通信端末2
に住所を入力するようにさせ、住所テーブル142に存
在する住所を受信するまでこの動作を繰り返す。
【0058】撮影対象の地点の指定方法が「目標物で指
定」の場合は、依頼受信部171は第1通信端末2に図
10の如き目標物入力画面D25を表示させる。目標物
入力画面D25には、目標物の名称の入力を促すように
なっている。依頼者は、第1通信端末2に撮影対象の地
点の目標となる目標物の名称を入力し、撮影仲介システ
ム1に送信する。入力された目標物の名称を受信した依
頼受信部171は、緯度経度DB140の目標物テーブ
ル143を参照し緯度経度データに変換する(ステップ
S17)。ここで、入力された目標物の名称が目標物テ
ーブル143に複数存在する場合は、その目標物の緯度
経度データと住所テーブル142を参照し、ヒットした
データの住所一覧を生成する。この住所一覧を第1通信
端末2に表示させ、依頼者にこの住所一覧から撮影対象
の地点を特定させる。また、入力された目標物の名称が
目標物テーブル143に存在しない場合は、再度第1通
信端末2に目標物の名称を入力するようにさせ、目標物
テーブル143に存在する目標物の名称を受信するまで
この動作を繰り返す。
【0059】以上の処理により依頼受信部171は、撮
影依頼情報として、画像転送方式、撮影対象を特定する
リクエスト情報、撮影対象の地点の緯度経度データを取
得する。依頼受信部171は、撮影対象の地点の緯度経
度データを基に、住所テーブル142を参照してこの緯
度経度データに対応する住所データを撮影依頼情報にさ
らに付加する。依頼受信部171はこの撮影依頼情報を
撮影者選択部172に受け渡す。
【0060】撮影依頼情報を受け取った撮影者選択部1
72は、撮影対象の地点の緯度経度データに基づいて撮
影者DB130を参照し、撮影対象の地点の近傍に存在
する撮影候補となる通信端末(以下「候補端末」)を検
索する(ステップS21)。具体的には、撮影対象の地
点の緯度経度データと、撮影者DB130の撮影可能な
通信端末Tの緯度経度データを比較し、撮影対象の地点
からたとえば200m以内に存在する候補端末を検索す
る。
【0061】まず、上記検索によって撮影可能な候補端
末が存在するか否かが確認される(ステップS22)。
候補端末が存在しない場合には、第1通信端末2に撮影
対象の地点の近傍には候補端末が存在しない旨を表示さ
せ、候補端末を再度検索するか終了するかを問い合わせ
る(ステップS202)。依頼者が終了を選択した場合
は処理を終了し、再検索を選択した場合はステップS2
1に戻り、再度、撮影対象の地点の近傍に存在する候補
端末を検索する。再検索するときは検索する条件を変更
させてもよい。たとえば撮影対象の地点から200m以
内という条件を500m以内という条件に変更させても
よい。
【0062】次に、候補端末が複数存在するか否かが確
認される(ステップS23)。候補端末が一つだけの場
合は、撮影者選択部172は当該候補端末を第2通信端
末3aとして選択する(ステップS24a)。
【0063】また、候補端末が複数存在した場合には、
最も撮影対象の地点に近い候補端末を第2通信端末3a
として選択する。ここで、最も撮影対象の地点に近い候
補端末の距離に対して所定距離たとえば20m程度の違
いで少なくとも他の候補端末が存在したときは誤差と判
断する。このとき、撮影者選択部172は撮影者DB1
30の過去の撮影実績データを参照し最も最適な候補端
末を第2通信端末3aとして選択する。この過去の撮影
実績データは、過去に撮影仲介システム1から撮影依頼
を受けて撮影した撮影回数と取引が成立した取引成立回
数から構成されており、過去の取引成立率が算出でき
る。撮影者選択部172はこの取引成立率を算出して最
も取引成立率の高い第2通信端末3aを選択する(ステ
ップS24b)。
【0064】以上の処理により撮影者選択部172は撮
影を依頼する第2通信端末3aを選択する。撮影者選択
部172は、撮影者DB130を参照して選択された第
2通信端末3aのコンタクトアドレスを取得し、撮影依
頼情報にコンタクトアドレスを付加して、この撮影依頼
情報を依頼転送部173に受け渡す。
【0065】撮影依頼情報を受け取った依頼転送部17
3は、コンタクトアドレスを基に、撮影者選択部172
にて選択された第2通信端末3aにコンタクトを行う
(ステップS25)。具体的には、依頼転送部173は
撮影依頼がある旨を当該第2通信端末3aに送信し、図
11の如きコンタクト画面D31を表示させる。
【0066】撮影依頼がある旨を受信した第2通信端末
3aの撮影者は、撮影依頼情報を確認するか否かを、表
示されたコマンドボタンによって選択でき、このコマン
ドボタンを選択することによって撮影仲介システム1に
対して応答する(ステップS26)。撮影依頼情報を確
認しないことを選択した場合や、所定時間に応答がない
場合は、当該第2通信端末3aの撮影者が撮影できない
状態と判断される。このときには、ステップS23にお
いて候補端末が複数であったか否かを確認し(ステップ
S201)、複数であったならばステップS24bに戻
り、再度、撮影者選択部172に、当該通信端末3aと
は別の通信端末(たとえば通信端末3b)を選択させ
る。ステップS23において候補端末が一つであったな
らば、第1通信端末2に、候補端末を再度検索するか終
了するかを問い合わせる(ステップS202)。
【0067】また、撮影依頼がある旨を受信した第2通
信端末3aの撮影者が撮影依頼情報を確認することを選
択すれば、依頼転送部173は撮影依頼情報を当該第2
通信端末3aに転送し、撮影依頼情報画面D32を表示
させる(ステップS27)。この撮影依頼情報画面D3
2には、撮影依頼情報のうち、画像転送方式、リクエス
ト情報、および撮影対象の地点の住所が表示される。当
該第2通信端末3aを所持する撮影者は、撮影依頼情報
の内容を確認し撮影依頼を承諾するか否かを表示された
コマンドボタンによって選択できる(ステップS2
8)。
【0068】撮影依頼を承諾しないことを選択した場合
は、ステップS201に行き、前述した処理を行う。ま
た、撮影依頼を承諾することを選択した場合は、依頼転
送部173はその旨を第1通信端末2に通知するととも
に、撮影依頼情報を固定ディスク104に保存する。
【0069】撮影依頼を承諾した第2通信端末3aは、
撮影者側端末用プログラムの処理により自動的に画像を
撮影できる状態になる。すなわち、撮影部330が動作
し表示部305にライブビュー画像を表示する。それと
ともに、操作キー306のシャッターキーを押下する事
によって、画像転送方式が静止画であれば静止画の撮影
が行われ、動画であれば動画の撮影が開始される状態と
なる。
【0070】当該第2通信端末3aの所持者たる撮影者
は、撮影依頼情報に基づいて撮影対象が撮影できる場所
まで移動し、シャッターキーを押下して撮影を行う。図
13は、第2通信端末3aで撮影された撮影画像の一例
を示す図である。撮影画像P1は、撮影対象を特定する
リクエスト情報である「清水寺の混雑具合」に対応した
画像である。
【0071】第2通信端末3aのシャッターキーが押下
され撮影が行われると、撮影者側端末用プログラムの処
理により、静止画であれば撮影画像が、動画であれば撮
影された画像のうち1フレーム目の静止画の撮影画像
が、撮影依頼情報に関連付けられて自動的に撮影仲介シ
ステム1に送信される。ここで撮影依頼情報には、シリ
アル番号が含まれており、第2通信端末3aから撮影仲
介システム1に撮影画像を送信するときにそのシリアル
番号の情報も同時に送信されることで関連付けが行われ
る。また、この撮影画像には、撮影時点の第2通信端末
3aのGPSセンサ320からの緯度経度データと方位
計340からの方位データが付加されて送信される。
【0072】画像受信部174は撮影画像P1を受信す
る(ステップS29)と、受信した撮影画像P1がどの
撮影依頼情報に対応するかを同時に受信したシリアル番
号から判別し、該当する撮影依頼情報を固定ディスク1
04から読み出す。なお、ここで撮影画像P1と撮影依
頼情報の関連付けにシリアル番号を用いているが、撮影
画像と共に第2通信端末3aを特定する情報となるCo
okieを撮影仲介システム1に送信し、画像受信部1
74はそのCookieと撮影画像に付加された緯度経
度データから撮影画像がどの撮影依頼情報に対応したも
のであるかを判別してもよい。また、依頼転送部173
が、直接画像受信部174に撮影依頼情報を受け渡し、
撮影画像P1の受信を待機するようにしてもよい。
【0073】画像受信部174は、受信した撮影画像P
1を固定ディスク104に保存するとともに、撮影依頼
情報を画像転送部175に受け渡す。撮影依頼情報を受
け取った画像転送部175は、撮影画像転送処理を行う
(ステップS30)。図12は、画像転送部175の撮
影画像転送処理の流れを示す図である。
【0074】画像転送部175は、まず画像判定部17
7に撮影画像が撮影依頼情報に適合しているか否かの判
定をさせる。画像判定部177は固定ディスク104か
ら撮影画像P1を読み出し、画像加工部176にサンプ
ル画像を生成させる(ステップS301)。このサンプ
ル画像は撮影画像の画質を落とすか、撮影画像の一部を
切り出したものであり、具体的には、撮影画像P1にマ
スク処理等の加工処理を行い、撮影画像P1が何が撮影
されたものかを人間の目で見て判断できる程度のサンプ
ル画像を生成させる。図14は、画像加工部176にて
生成されたサンプル画像の一例を示す図である。図14
においてサンプル画像P2は、撮影画像P1にマスク処
理が施されている。人間の目で見て何が撮影されたもの
かは判断できるが、画像の詳細については判断できな
い。なお、このサンプル画像P2の生成においては、ノ
イズを付ける、ネガポジを反転させる、モザイクをかけ
る、画素数ないしは解像度を落とす等の加工処理を行っ
てもよい。
【0075】画像判定部177は、画像加工部176に
て生成されたサンプル画像P2を、撮影依頼を行った第
1通信端末2に送信し、第1通信端末2の表示部305
にサンプル画像P2を表示させる(ステップS30
2)。それとともに、当該サンプル画像P2が第1通信
端末2に入力された撮影依頼情報に適合するか否かをサ
ンプル画像P2とともに表示されたコマンドボタンによ
って選択させる(ステップS303)。
【0076】第1通信端末2の依頼者は、表示されたサ
ンプル画像P2を見てサンプル画像P2が適合するか否
かを選択する(ステップS304)。依頼者が適合する
と選択した場合には、画像判定部177は適合であると
画像転送部175に返信する。
【0077】また、依頼者がサンプル画像P2が適合し
ないと選択した場合には、画像判定部177は撮影画像
P1を撮影した第2通信端末3aの撮影者に適合するか
否かを選択させる(ステップS311)。撮影者が適合
しないと選択した場合には、依頼者および撮影者がとも
に適合しないと判断しているので、画像判定部177は
適合でないと画像転送部175に返信する。
【0078】撮影者が撮影画像P1は適合すると選択し
た場合には、依頼者と撮影者の判断が不一致となり、画
像判定部177は、独自に撮影画像P1が撮影依頼情報
に適合するか否かの判定を行う(ステップS313)。
具体的には、画像判定部177は当該撮影画像P1を固
定ディスク104から読み出し、撮影画像P1に含まれ
る緯度経度データと方位データを取得する。そして、撮
影依頼情報の緯度経度データの地点が、撮影画像P1に
含まれる緯度経度データの地点から方位データの方向に
あるか否かを算出することにより適合しているか否かを
判定する。この判定結果を画像転送部175に返信す
る。
【0079】なお、依頼者と撮影者の判断が不一致とな
った場合に画像判定部177によって行われる判定処理
は、上記のように自動的に行われてもよく、撮影仲介シ
ステム1の管理者が撮影依頼情報と撮影画像P1を見る
ことによって判定してもよい。
【0080】画像転送部175は、画像判定部177に
おいて適合しないと判定されたときは撮影仲介の取引不
成立とし、第1通信端末2および第2通信端末3aに取
引が不成立となったことを通知し(ステップS315、
ステップS316)、依頼者DB120の過去の撮影実
績データである撮影回数を1増やして書き換え更新し処
理を終了する。
【0081】また、画像転送部175は、画像判定部1
77において適合すると判定された場合は撮影仲介の取
引成立とし、正式な撮影画像を第1通信端末2に転送す
る(ステップS305)。具体的には、画像転送方式が
静止画である場合は、固定ディスク104から正式な撮
影画像P1を読み出し第1通信端末2に転送する。ま
た、画像転送方式が動画である場合は、第2通信端末3
aにて撮影された撮影画像P1は順次画像受信部174
に送信されそのまま画像転送部175にて第1通信端末
2に転送される。依頼者が終了ボタンを選択するまでこ
の動画を第1通信端末2に転送し続ける。このようにし
て依頼者はほぼリアルタイムの撮影画像を閲覧すること
ができる。
【0082】次に、画像転送部175は、依頼者DB1
20の過去の撮影実績データである撮影回数と取引成立
回数をそれぞれ1増やして書き換え更新し、第1通信端
末2に転送した撮影画像データのデータ量を課金処理部
180に受け渡す。
【0083】データ量を受け渡された課金処理部180
は、このデータ量に応じての画像撮影料とシステム利用
料(併せて課金額と称す)を算出する。そして、依頼者
DB120の課金額を書き換え更新する(ステップS3
06)。なお、依頼者への金銭の請求は所定の期間ごと
に累積された課金額に基づいて別途行われる。また、課
金処理部180は、撮影した第2通信端末3aに画像撮
影料等を含む取引情報を送信し通信を終了する(ステッ
プS307)とともに、撮影者DB130の画像撮影額
を書き換え更新する。なお、撮影者への金銭の支払いは
所定の期間ごとに累積された画像撮影額に基づいて別途
行われる。これらの課金は、たとえば銀行サーバ上のク
レジットカード口座からの料金の自動引き落としによっ
て行うことができる。
【0084】以上、第1の実施の形態について説明した
が、この画像取得システムを利用すれば、遠隔地にある
撮影対象の画像の取得を希望する依頼者は、撮影に対す
る対価を支払うことにより、簡易に、遠隔地にある任意
の撮影対象の撮影画像を閲覧することができる。
【0085】<2.第2の実施の形態>次に、本発明の
第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態
においては、依頼者が撮影に対する対価を支払うことに
よって画像を取得していたが、第2の実施の形態では、
依頼者に転送する画像に広告を付加するという点で相違
している。
【0086】図15は、第2の実施の形態の撮影仲介シ
ステム1の固定ディスク104に記憶された各種データ
ベースと、CPU101がプログラム110に従って動
作することにより実現する機能構成の概略を示すブロッ
ク図である。なお、第1の実施の形態と同じ機能を有す
るものには同一の符号を付している。
【0087】図15に示すように固定ディスク104に
は、依頼者DB120、撮影者DB130および緯度経
度DB140とともに広告データベース(以下、広告D
Bと略す)150が構築されている。
【0088】依頼者DB120は第1の実施の形態では
対価を支払うためのクレジットカード番号が含まれてい
たが、第2の実施の形態では対価を支払わないために必
要ない。このかわりに依頼者の趣味や嗜好といった顧客
情報が含まれている。この顧客情報は撮影仲介システム
1の利用登録時に、他の氏名、住所、電話番号等のデー
タとともに登録される。
【0089】広告DB150は、各種の広告画像、広告
主名、広告転送実績、およびその広告画像に対応づけた
キーワードから構成される。たとえば、旅行代理店の広
告であれば、「旅行」、「旅」、「海外」等のキーワー
ドとともに保存されている。すなわち、「旅行」という
キーワードから対応する広告画像を取得することができ
る。これらの広告画像は別途、広告主からの申し込みに
よって登録される。
【0090】図15において、依頼受信部171、撮影
者選択部172、依頼転送部173、画像受信部17
4、画像転送部175、広告付加部178、位置取得部
160、および取引処理部190が、撮影仲介システム
1のCPU101等が実現する機能要素に相当する。第
1の実施の形態との相違点としては、画像転送部175
が画像加工部176および画像判定部177を備えてお
らず、そのかわりに広告付加部178を備えている。ま
た、課金処理部180のかわりに取引処理部190があ
る。広告付加部178は、画像転送部175にて第1通
信端末2に転送される撮影画像P1に撮影依頼を行った
撮影者に適した広告画像を付加する。また、取引処理部
190は、画像転送部175において第1通信端末2に
送信した画像データ量に応じて広告料等の算出を行う。
【0091】第2の実施の形態における撮影仲介システ
ム1の撮影仲介処理の流れは、撮影画像転送処理(ステ
ップS30)以外は第1の実施の形態と同様である(図
5参照)。図16は、本実施の形態における画像転送部
175の撮影画像転送処理の流れを示す図である。
【0092】まず、画像受信部174から撮影依頼情報
を受け取った画像転送部175は、広告付加部178に
依頼者の顧客情報に適した広告画像を付加させる。具体
的には、広告付加部178は依頼者DB120を参照し
て、撮影依頼をした依頼者の趣味や嗜好等の顧客情報を
取得する(ステップS351)。次に、広告DB150
を参照して、この顧客情報のキーワードから当該依頼者
に適した広告画像を取得し(ステップS352)、固定
ディスク104内の撮影画像P1にこの広告画像を付加
する(ステップS353)。たとえば、依頼者が旅行に
興味があり利用登録時に顧客情報として「旅行」と登録
していたとする。広告付加部178は、「旅行」という
キーワードに適する「○○旅行代理店」の広告画像を取
得し、撮影画像P1に付加するわけである。
【0093】画像転送部175は、広告付加部178に
て広告画像が付加された撮影画像P1を第1通信端末2
に転送する(ステップS354)。図17は、第1通信
端末2の表示の一例を示す図である。図17において、
撮影画像P1とともに広告画像Aが付加されて表示され
る。
【0094】本実施の形態においては、撮影画像が適合
するか否かの判定を行わずに必ず第1通信端末2に転送
されるため、取引成立回数を撮影者の過去の撮影実績デ
ータとして反映できない。よって、画像転送部175
は、撮影画像の転送終了後に第1通信端末2にアンケー
ト画面を表示して撮影者の評価を行わせるようになって
おり、この評価が撮影者の過去の撮影実績データとして
撮影者DB130に反映される。また、画像転送部17
5は、第1通信端末2に転送した撮影画像データのデー
タ量を取引処理部180に受け渡す。
【0095】データ量を受け渡された取引処理部180
は、このデータ量に応じての画像撮影料とシステム利用
料(併せて広告料と称す)を算出する。そして、広告D
B150の広告転送実績を書き換え更新する(ステップ
S355)。なお、広告主への広告料の請求は、所定の
期間ごとに累積された額に基づいて別途行われる。ま
た、取引処理部180は、撮影した第2通信端末3aに
画像撮影料等を含む取引情報を送信し通信を終了する
(ステップS356)とともに、撮影者DB130の画
像撮影額を書き換え更新する。なお、撮影者への金銭の
支払いは、所定の期間ごとに累積された画像撮影額に基
づいて別途行われる。
【0096】以上、第2の実施の形態について説明した
が、この画像取得システムを利用すれば、遠隔地にある
撮影対象の画像の取得を希望する依頼者は、撮影に対す
る対価を支払うことなく、簡易に、遠隔地にある任意の
撮影対象の撮影画像を閲覧することができる。
【0097】<3.第3の実施の形態>次に、本発明の
第3の実施の形態について説明する。
【0098】図18は、本実施の形態における第2通信
端末として選択され得る通信端末(たとえば通信端末3
a)の斜視図である。通信端末3aの撮影部330は、
筐体332と略コの字状のフレーム335から構成され
る。筐体332は、レンズ等の撮像光学系331、CC
D等の撮像素子および方位計340等が内部に設けれれ
ている。また、筐体332はフレーム335に設けられ
た第1軸333により、第1軸333を中心として回転
自在に支持されている。また、フレーム335は第1軸
333に直行する第2軸334を中心として回転自在に
支持されている。すなわち、筐体332は、互いに直行
する第1軸333と第2軸334により、任意の方向に
撮影光学系331の光軸を向けることができる。
【0099】また、第1軸333と第2軸334は、図
示を省略するモータと歯車によって駆動することがで
き、操作キー306を操作することによって任意の方向
に光軸を向けることができる。また、CPU301がプ
ログラム310に従って演算処理を実行することによっ
て、光軸方向の変更、焦点距離の変更等の所定の撮影動
作の制御を行うことができる。
【0100】第3の実施の形態における撮影仲介システ
ム1の撮影仲介処理の流れは、第1の実施の形態と同様
である(図5および図12参照)。前述したように、ス
テップS305にて、画像転送方式が動画である場合
は、第2通信端末3aにて撮影された撮影画像P1は順
次第1通信端末2に転送され、依頼者はほぼリアルタイ
ムの撮影画像を閲覧することができる。本実施の形態で
はこのときに、第1通信端末2から第2通信端末3aの
撮影部330の撮影動作たとえば撮影方向やズームなど
をネットワーク7を経由して制御することができる。
【0101】図19は、第1通信端末2の表示の一例を
示す図である。第2通信端末3aで撮影されている撮影
画像P1とともに、各種コマンドボタン(C10L,C
10U,C10R,C10D,C20,C21)が表示
されている。
【0102】これらのコマンドボタンにはそれぞれ動作
命令が割り当てられており、たとえば「左」ボタンC1
0Lを選択すると、第1通信端末2の撮影部330の光
軸を左に向けるという命令が撮影仲介システム1に送信
される。撮影仲介システム1は、この命令を第2通信端
末3aに転送することによって、第2通信端末3aは第
1通信端末2からの動作命令を受信する。動作命令を受
信した第2通信端末3aの撮影者側端末用プログラム
は、この動作命令に従って撮影部330の撮影動作の制
御を行い、撮影部330は左に光軸を方向変更する。同
様に、「上」ボタンC10U、「下」ボタンC10Dお
よび「右」ボタンC10Rを選択すると、第2通信端末
3aの撮影部330は光軸方向の変更を行い、依頼者の
任意の方向の撮影対象を撮影することができる。
【0103】また、「ズームイン」ボタンC20および
「ズームアウト」ボタンC21を選択した場合は、第2
通信端末3aの撮影部330は焦点距離の変更を行い、
依頼者の任意の大きさで撮影対象を撮影することができ
る。
【0104】以上、第3の実施の形態について説明した
が、この画像取得システムを利用すれば、遠隔地にある
撮影対象の画像の取得を希望する依頼者は、簡易に、遠
隔地にある任意の撮影対象の撮影画像を、任意の撮影方
向および大きさ等の条件で閲覧することができる。
【0105】<4.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定
されるものではない。たとえば、第1通信端末2は、上
記実施の形態においては依頼者側端末用プログラムを実
行して撮影仲介システム1に接続していたが、撮影仲介
システム1のウェブコンテンツをブラウザにより閲覧す
る形態であってもよい。
【0106】また、撮影仲介システム1と第2通信端末
3a間のデータの送受信は、電子メールを利用してもよ
い。たとえば、撮影仲介システム1から第2通信端末3
aへの撮影依頼情報の送信において、コンタクトアドレ
スとして第2通信端末3aのメールアドレスを指定し電
子メールとして送信するようにしてもよい。同様に、第
2通信端末3aから撮影仲介システム1への撮影画像の
送信においても、電子メールを利用してもよい。このと
き、撮影依頼情報にはシリアル番号が含まれており、依
頼する際の電子メール(依頼メール)にはそのシリアル
番号がタイトルとなる。撮影者が撮影してその撮影画像
を撮影仲介システム1(のメールアドレス)に送信する
際には、そのシリアル番号をタイトルに含めたメール
(依頼メールに対する返信)に撮影画像を添付して送信
する。撮影仲介システム1では、受信したメールのタイ
トルからそのメールに添付されている画像がどの撮影依
頼情報に対応したものであるかを判別する。これによれ
ば、第2通信端末3aにおいて撮影者側端末用プログラ
ムなどの専用プログラムを利用しなくとも、撮影の依頼
および撮影画像の取得を行うことができる。
【0107】また、第1通信端末1から撮影仲介システ
ム1へ撮影依頼情報の送信を行い、撮影仲介システム1
においてこの撮影依頼情報を一旦保存しておき、後に、
当該撮影依頼情報に関連づけた画像が撮影された時点
で、第1通信端末1に撮影された撮影画像を電子メール
等によって転送するようにしてもよい。これによれば、
撮影依頼をする時点において撮影対象の地点に近い候補
端末が存在するか否かにかかわらず、遠隔地にある任意
の撮影対象の撮影画像を閲覧することができる。
【0108】また、第1通信端末2は携帯電話であった
が、これに限定される物ではなく、たとえば、ネットワ
ーク7に接続できる通常のコンピュータ等であってもよ
い。すなわち、ネットワーク7に接続できる端末であれ
ば、本発明にかかる技術を適用することができ、どのよ
うな端末からでも任意の地点の撮影画像を取得すること
ができる。
【0109】また、上記実施の形態において通信端末3
は、撮影部330を備えた携帯電話であったが、通常の
携帯電話にデジタルカメラをケーブル等によって接続し
たものでもよい。また、無線によるネットワーク7の通
信機能を備えたデジタルカメラであってもよい。
【0110】また、上記実施の形態において通信端末3
自体にGPSセンサ320を内蔵し位置情報である緯度
経度データを取得したが、携帯電話の基地局の位置情報
を利用してもよい。すなわち、複数の基地局からの電波
を受信してその電波の強さから当該携帯電話の位置を算
出する方法であってもよい。これによれば、GPSセン
サ320を内蔵していなくても通信端末3の位置情報を
取得することができる。
【0111】また、上記実施の形態において、撮影仲介
システム1と位置情報システム4は別装置として構成さ
れていたが、同一の装置内にそれぞれに相当する機能を
持たせてもよい。このようにすれば、画像取得システム
はより簡単な構成となる。
【0112】
【発明の効果】請求項1および7の発明によれば、遠隔
地にある任意の撮影対象の撮影画像を、本人がその地点
に出向くことなく短期間で取得することができる。ま
た、第1通信端末において遠隔地にある任意の撮影対象
の撮影画像を閲覧することができる。
【0113】
【0114】また、請求項の発明によれば、撮影画像
が撮影依頼情報に適合していることを条件として撮影画
像を閲覧することができるため、信頼性の高い撮影画像
を閲覧することができる。
【0115】また、請求項の発明によれば、第1通信
端末において撮影画像が撮影依頼情報に適合していると
確認した後に撮影画像を閲覧することができるため、さ
らに信頼性の高い撮影画像を閲覧することができる。
【0116】また、請求項の発明によれば、第1通信
端末に撮影画像の転送に対して課金することにより、撮
影の対価を支払うことによって遠隔地にある任意の撮影
対象の撮影画像を閲覧することができる。
【0117】また、請求項の発明によれば、撮影画像
に広告を付加することにより、撮影の対価を支払うこと
なく、遠隔地にある任意の撮影対象の撮影画像を閲覧す
ることができる。
【0118】また、請求項の発明によれば、第1通信
端末からの動作指令に応答して第2通信端末が動作する
ことにより、任意の条件で遠隔地にある任意の撮影対象
の撮影画像を閲覧することができる。
【0119】 また、請求項8およびの発明によれ
ば、遠隔地にある撮影対象の画像の取得を希望する依頼
者と前記画像を撮影する撮影者を簡易に仲介することが
できる。
【0120】
【0121】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像取得システムの構成を示す概
略図である。
【図2】通信端末(携帯電話)の機能構成の概略を示す
ブロック図である。
【図3】撮影仲介システムの構造を例示する図である。
【図4】第1の実施の形態における撮影仲介システムの
各種データベースと機能構成の概略を示すブロック図で
ある。
【図5】撮影仲介システムの撮影仲介処理の流れを示す
図である。
【図6】撮影仲介システムの撮影依頼情報を受信する流
れを示す図である。
【図7】第1通信端末の撮影依頼情報の入力画面を例示
する図である。
【図8】第1通信端末の撮影対象の地点を地図で指定す
る画面を例示する図である。
【図9】第1通信端末の撮影対象の地点を住所で指定す
る画面を例示する図である。
【図10】第1通信端末の撮影対象の地点を目標物で指
定する画面を例示する図である。
【図11】第2通信端末の撮影依頼情報を表示する画面
を例示する図である。
【図12】第1の実施の形態における撮影画像転送処理
の流れを示す図である
【図13】第2通信端末で撮影された撮影画像を例示す
る図である。
【図14】撮影仲介システムにて生成されたサンプル画
像を例示する図である。
【図15】第2の実施の形態における撮影仲介システム
の各種データベースと機能構成の概略を示すブロック図
である。
【図16】第2の実施の形態における撮影画像転送処理
の流れを示す図である。
【図17】第2の実施の形態における第1通信端末の撮
影画像を表示する画面を例示する図である。
【図18】第3の実施の形態における第2通信端末の斜
視図である。
【図19】第3の実施の形態における第1通信端末の第
2通信端末を制御する画面を例示する図である。
【符号の説明】
1 撮影仲介システム T 通信端末(携帯電話) 2 第1通信端末 3a、3b 第2通信端末として選択可能な通信端
末 4 位置情報システム 7 ネットワーク 10 画像取得システム 110 プログラム 120 依頼者DB 130 撮影者DB 140 緯度経度DB 150 広告DB 160 位置取得部 171 依頼受信部 172 撮影者選択部 173 依頼転送部 174 画像受信部 175 画像転送部 178 広告付加部 180 課金処理部 310 プログラム 320 GPSセンサ 330 撮影部 P1 撮影画像 P2 サンプル画像 A 広告画像
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18 H04N 7/14 - 7/173

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔地にある撮影対象の画像を取得する
    方法であって、 前記撮影対象の地点を特定して当該撮影対象の撮影を依
    頼する撮影依頼情報を、第1通信端末からネットワーク
    経由で管理装置に送信する第1送信工程と、 撮影手段が付随した可搬性の複数の通信端末のそれぞれ
    の所在位置情報を得る位置情報取得工程と、 前記撮影対象の地点、および、前記それぞれの所在位置
    情報に基づいて、前記複数の通信端末のうち前記撮影対
    象の近傍に存在する通信端末を第2通信端末として選択
    する選択工程と、 前記管理装置から前記第2通信端末に前記撮影依頼情報
    を前記ネットワーク経由で送信する第2送信工程と、 前記撮影依頼情報に対応した情報を前記第2通信端末の
    表示手段によって表示する表示工程と、 前記第2通信端末により撮影された撮影画像を前記ネッ
    トワーク経由で前記第2通信端末から前記管理装置に送
    信する第3送信工程と、 前記管理装置から前記第1通信端末に前記撮影画像を転
    送する転送工程と、 を備えることを特徴とする画像取得方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像取得方法におい
    て、 前記転送工程は、 前記撮影画像が前記撮影依頼情報に適合するか否かを判
    定する判定工程と、 前記撮影画像が前記撮影依頼情
    報に適合していることを条件として、前記管理装置から
    前記第1通信端末への前記撮影画像の転送を許可する許
    可工程と、 を備えることを特徴とする画像取得方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像取得方法におい
    て、 前記判定工程が、 前記管理装置において前記撮影画像のサンプル画像を生
    成し、前記サンプル画像を前記第1通信端末に送信する
    工程、 を備え、 前記許可工程が、 前記第1通信端末から前記管理装置に送信された画像確
    認通知に応答して、前記管理装置から前記第1通信端末
    への前記撮影画像を転送を許可する工程、 を備えることを特徴とする画像取得方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の画像
    取得方法において、 前記第1通信端末への前記撮影画像の転送と同期して、
    前記第1通信端末の所持者に対する課金処理を行う課金
    工程、 をさらに備えることを特徴とする画像取得方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれかに記載の画像
    取得方法において、 前記転送工程は、 前記撮影画像に広告情報を付加して前記第1通信端末に
    転送する工程、 を備えることを特徴とする画像取得方法。
  6. 【請求項6】 遠隔地にある撮影対象の画像を取得する
    方法であって、 前記撮影対象の地点を特定して当該撮影対象の撮影を依
    頼する撮影依頼情報を、第1通信端末からネットワーク
    経由で管理装置に送信する第1送信工程と、 撮影手段が付随した可搬性の複数の通信端末のそれぞれ
    の所在位置情報を得る位置情報取得工程と、 前記撮影対象の地点、および、前記それぞれの所在位置
    情報に基づいて、前記複数の通信端末のうち前記撮影対
    象の近傍に存在する通信端末を第2通信端末として選択
    する選択工程と、 前記管理装置から前記第2通信端末に前記撮影依頼情報
    を前記ネットワーク経由で送信する第2送信工程と、 撮影の依頼者による前記第1通信端末の操作に応答して
    前記管理装置から前記第2通信端末に動作指令信号を送
    信し、当該動作命令信号に応答して動作する前記第2通
    信端末の撮像手段によって前記撮影依頼情報で特定され
    ている撮影対象を撮影し、それによって撮影画像を取得
    する撮影工程と、 前記撮影画像を前記ネットワーク経由で前記第2通信端
    末から前記管理装置に送信する第3送信工程と、 前記管理装置から前記第1通信端末に前記撮影画像を転
    送する転送工程と、 を備えることを特徴とする画像取得方法。
  7. 【請求項7】 遠隔地にある撮影対象の画像を取得する
    システムであって、 前記撮影対象の地点を特定して当該撮影対象の撮影を依
    頼する撮影依頼情報をネットワーク経由で送信可能な第
    1通信端末と、 画像撮影手段が付随し、かつ撮影した画像を前記ネット
    ワーク経由で送信可能な可搬性の複数の通信端末と、 前記複数の通信端末のそれぞれの所在位置情報を取得す
    る位置取得手段と、 前記撮影対象の地点、および、前記それぞれの所在位置
    情報に基づいて、前記複数の通信端末のうち前記撮影対
    象の近傍に存在する通信端末を第2通信端末として選択
    する選択手段と、 前記第1通信端末から受信した前記撮影依頼情報を、前
    記ネットワーク経由で前記第2通信端末に対して転送す
    る依頼転送手段と、 前記第2通信端末による前記撮影依頼情報に対応した情
    報の表示に基づいて前記第2通信端末により撮影された
    撮影画像を、前記第2通信端末から前記ネットワーク経
    由で受信する画像受信手段と、 前記撮影画像を前記第1通信端末に前記ネットワーク経
    由で転送する画像転送手段と、 を備えることを特徴とする画像取得システム。
  8. 【請求項8】 遠隔地にある撮影対象の画像の取得を希
    望する依頼者と前記画像を撮影する撮影者とを仲介する
    システムであって、 第1通信端末から、前記撮影対象の地点を特定して当該
    撮影対象の撮影を依頼する撮影依頼情報をネットワーク
    経由で受け付ける依頼受付手段と、 撮影手段が付随した可搬性の複数の通信端末のそれぞれ
    の所在位置情報を取得する位置取得手段と、 前記撮影対象の地点、および、前記それぞれの所在位置
    情報に基づいて、前記複数の通信端末のうち前記撮影対
    象の近傍に存在する第2通信端末を選択し、前記第2通
    信端末に対して、前記撮影依頼情報を前記ネットワーク
    経由で送信する依頼転送手段と、 前記第2通信端末による前記撮影依頼情報に対応した情
    報の表示に基づいて前記第2通信端末により撮影された
    撮影画像を、前記第2通信端末から前記ネットワーク経
    由で受信する画像受信手段と、 前記撮影画像を前記第1通信端末に前記ネットワーク経
    由で転送する画像転送手段と、 を備えることを特徴とする撮影仲介システム。
  9. 【請求項9】ンピュータによって実行されることに
    より、前記コンピュータが請求項8の撮影仲介システム
    として動作することを特徴とするコンピュータプログラ
    ム。
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