JP3475625B2 - Pto制御装置 - Google Patents

Pto制御装置

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JP3475625B2
JP3475625B2 JP34609795A JP34609795A JP3475625B2 JP 3475625 B2 JP3475625 B2 JP 3475625B2 JP 34609795 A JP34609795 A JP 34609795A JP 34609795 A JP34609795 A JP 34609795A JP 3475625 B2 JP3475625 B2 JP 3475625B2
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pto
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晃康 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載した
架装装置への動力取出しを制御するPTO制御装置(P
TO:Power Take Off)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車によっては、クレーンとかポンプ
とかといった、使用時に動力を必要とする架装装置を搭
載したものがある。このような自動車では、架装装置を
使用する時には、走行用に使うエンジンより動力を取り
出しているものが多い。その動力取出装置がPTO装置
であり、その制御を行うのがPTO制御装置である。乗
用車以外にも自動変速機搭載車が普及してくるにつれ、
前記のような架装装置を搭載した自動変速機搭載車も増
えてきている。
【0003】図4は、従来のPTO制御装置の1例を示
す図である。ここでは、自動変速機搭載車のものを例に
とっている。図4において、1はバッテリ、2はメイン
ヒューズ、3はスタータスイッチヒューズ、4はスター
タスイッチ、5はスタータリレー、5−1はスタータリ
レーコイル、5−2はスタータリレー接点、6はスター
タ用インヒビタスイッチ、7はヒューズ、8はPTOス
イッチ、9はシフトリレー、10はアイドルリレー、1
0−1はアイドルリレーコイル、10−2はアイドルリ
レー接点、11はアイドル検出スイッチ、12はインヒ
ビタスイッチ、13,14はダイオード、15はATコ
ントローラ、16はPTOインジケータランプ、17は
PTOインジケータリレー、17−1はPTOインジケ
ータリレーコイル、17−2はPTOインジケータリレ
ー接点、18は緊急PTOスイッチ、19は電磁クラッ
チである。
【0004】(回路構成)電磁クラッチ19は、エンジ
ンからの動力を架装装置に伝達するためのものであり、
これに通電された時に動力は伝達可能となる。PTOス
イッチ8の一端は、ヒューズ7を介してスタータスイッ
チ4のON接点と接続されている。シフトリレー9は、
第1のスイッチ手段の例であり、アイドルリレー10は
第2のスイッチ手段の例であり、これらは、PTOスイ
ッチ8と電磁クラッチ19との間に直列接続されてい
る。緊急PTOスイッチ18は、バッテリ1と電磁クラ
ッチ19との間に、メインヒューズ2を介して接続され
ている。
【0005】PTOインジケータランプ16とPTOイ
ンジケータリレー17とは、スタータスイッチ4のON
接点と、アースとの間に直列接続され、PTOインジケ
ータリレーコイル17−1は、電磁クラッチ19への電
流が分流して流れて来るように接続構成されている。
【0006】インヒビタースイッチ12は、複数個の接
点から成るシフトレバー位置検出手段であり、シフトレ
バーのシフト位置に対応した接点がオンするスイッチで
ある。例えば、P位置にされた時にはP接点がオンされ
る。同様に、R位置あるいはN位置にされた時には、R
接点あるいはN接点がオンされる。このオンによって、
シフトレバーの位置が検出される。インヒビタスイッチ
12の検出信号は、自動変速機等の制御のためにATコ
ントローラ15へ送られる。P位置,N位置にされたと
の信号は、それぞれダイオード13,14を経て送られ
る。ダイオード13,14は、信号が回り込んで流れな
いようにする逆流阻止用である。
【0007】なお、P位置にされたとの信号は、シフト
リレーコイル9−1にも送られるよう接続されている。
図4の例では、PTO装置を作動させるためには、シフ
トレバーはP位置にしておかなければならない、という
ことが条件づけられていることを示している(もし、N
位置にしておくことが条件とされている場合は、N位置
にされたとの信号が、シフトリレーコイル9−1に送ら
れるよう接続されるし、もし、P位置またはN位置にし
ておくことが条件とされている場合は、P位置またはN
位置にされたとの信号が、シフトリレーコイル9−1に
送られるよう接続される)。
【0008】アイドル検出スイッチ11は、エンジンが
アイドル状態となった時にオンされるスイッチであり、
通常、アクセルペダル機構に取り付けられる(詳しく
は、図5で説明する)。アイドルリレー10は、アイド
ル状態が検出された時にアイドルリレーコイル10−1
に通電され、アイドルリレー接点10−2がオンされる
リレーである。
【0009】なお、アイドルリレー10およびアイドル
検出スイッチ11を設け、アイドル状態の時でないと電
磁クラッチ19をつなぐことが出来ないようにしている
理由は、もし、アイドル状態ではない状態で電磁クラッ
チをつなぐと、電磁クラッチの耐久性が悪くなるからで
ある。電磁クラッチをつないだ後におけるエンジンの出
力制御は、アクセルペダルによってではなく、PTO装
置専用の制御レバーにより行われる。PTO装置使用中
は、アクセルペダルを踏み込むことはしないから、アク
セルペダル機構に取り付けられたアイドル検出スイッチ
11は、アイドル状態を示したままとなり(つまり、オ
ンを維持し)、アイドルリレー10もオンを維持する。
【0010】PTOスイッチ8および緊急PTOスイッ
チ18は、操作して手を離すと押しボタン等の操作部は
元の位置に復帰するが、接点は操作された位置を保持す
るというスイッチである(いわゆる「操作スイッチ残留
接点」)。従って、最初押すとオンになり、もう一度押
すとオフになる。PTOインジケータランプ16は、電
磁クラッチ19を介して動力が取り出されていることを
表示するランプである。
【0011】スタータ用インヒビタスイッチ6は、シフ
トレバーがP位置またはN位置にされた時にオンするス
イッチである。スタータリレーコイル5−1は、スター
タスイッチ4のスタータ接点(ST接点)とスタータ用
インヒビタスイッチ6との間に接続されている。自動車
を始動する場合には、シフトレバーをP位置またはN位
置にし(従って、スタータ用インヒビタスイッチ6がオ
ン)、スタータスイッチ4をST接点にオンとする。そ
うすると、スタータリレーコイル5−1に通電され、ス
タータリレー接点5−2がオンとなり、図示しないスタ
ータに給電され、始動が行われる。
【0012】(アイドル検出スイッチの取付け箇所)図
5は、アイドル検出スイッチ11をアクセルペダル機構
に取り付けた図である。図5において、50はアクセル
ペダル、51はロッド、52はリンク体、53はケーブ
ル鞘、54はアクセルコントロールケーブル、55は回
動軸、56はケーブル固着部、57はリンク体、58は
回動軸、59はリンク体、59−1はアイドル検出スイ
ッチ作動用可動部、60はアイドル検出スイッチ取付け
固定台座である。図5(イ)は、アクセルペダル50を
踏んでいない状態を示し、図5(ロ)は踏み込んでいる
状態を示している。
【0013】アイドル検出スイッチ11は、アイドル検
出スイッチ取付け固定台座60に固定されている。リン
ク体52,57は、それぞれ回動軸55,58を中心に
して回動し、リンク体52はロッド51を介してアクセ
ルペダル50と連結されている。リンク体59は、リン
ク体52,57の一方の端部同士を連結しており、その
途中には、アイドル検出スイッチ作動用可動部59−1
が設けられている。リンク体57の他方の端部には、ア
クセルコントロールケーブル54が固着される。ケーブ
ル固着部56は、その固着部である。
【0014】図5(イ)のように、アクセルペダル50
が踏まれていない状態では、アイドル検出スイッチ作動
用可動部59−1がアイドル検出スイッチ11に接して
いる。これで、アイドル状態が検出される。アクセルペ
ダル50が踏み込まれると、ロッド51が下方に引っ張
られ、リンク体52,58,59が、図5(ロ)の矢印
方向に回動する。アイドル検出スイッチ作動用可動部5
9−1がアイドル検出スイッチ11より離れることによ
り、アイドル状態ではなくなったことが検出される。な
お、アクセルコントロールケーブル54が引っ張られる
と、燃料噴射量が増加される。
【0015】(PTO制御装置の動作)次に、PTO制
御装置の動作を説明する。この例では、PTO装置を作
動させるための条件が、スタータスイッチ4をON接点
にオンした状態で、シフトレバーをP位置にし、エンジ
ンをアイドル状態にすることとされている。
【0016】シフトレバーをP位置にすると、インヒビ
タスイッチ12のP接点がオンとなり、シフトリレーコ
イル9−1に通電され、シフトリレー接点9−2がオン
となる。エンジンをアイドル状態にすると、アイドル検
出スイッチ11がオンとなり、アイドルリレーコイル1
0−1に通電されてアイドルリレー接点10−2がオン
となる。
【0017】このような条件が整った段階で、PTOス
イッチ8をオンすると、バッテリ1→メインヒューズ
2,スタータスイッチヒューズ3→スタータスイッチ4
→ヒューズ7→PTOスイッチ8→シフトリレー接点9
−2→アイドルリレー接点10−2→電磁クラッチ19
→アースという経路で電流が流れ、電磁クラッチ19が
作動する。これにより、エンジンの動力が、架装装置へ
伝達され始める。なお、前記のような条件を無視して緊
急にPTO装置を作動させたい場合は、緊急PTOスイ
ッチ18を押す。すると、バッテリ1→メインヒューズ
2→緊急PTOスイッチ18→電磁クラッチ19→アー
スという経路で電流が流れ、電磁クラッチ19を作動さ
せることが出来る。
【0018】電磁クラッチリレー19に通電される時に
は、その電流の一部がPTOインジケータリレーコイル
17−1にも分流するから、PTOインジケータリレー
接点17−2がオンとなる。そのため、PTOインジケ
ータランプ16が点灯され、PTO装置により動力が取
り出されていることを表示する。
【0019】架装装置の使用が終了し、動力の取り出し
を停止しようとする場合は、PTOスイッチ8を押す。
オンとなっていたPTOスイッチ8はオフとなり、電磁
クラッチ19への通電が停止され、動力の取り出しが停
止される。
【0020】なお、PTO制御装置に関する従来の文献
としては、例えば、実開平7−35154 号公報等がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)前記した従来のPTO制御装置では、次のよ
うな問題点があった。第1の問題点は、PTO装置の出
力制御をアクセルペダルで行うことが出来ないという点
である。第2の問題点は、PTO装置を搭載する自動車
のアクセルペダルは、アイドル検出スイッチを取り付け
れるようにした特別仕様のものとしなければならず、ア
クセルペダルのコストが高くなるという点である。
【0022】(問題点の説明)まず、第1の問題点につ
いて説明する。従来、PTO装置の出力制御は、制御レ
バー等の専用制御装置でしか行うことが出来なかった。
この専用制御装置は、運転室外に設けられていることが
しばしばであったので、運転室のアクセルペダルによっ
ても制御したいという要望が出されていた。しかし、従
来例のものは、そのような要望に応えることが出来なか
った。
【0023】なぜなら、従来はアクセルペダル機構にア
イドル検出スイッチ11が取り付けてあったので、も
し、エンジン出力を増加させようとしてアクセルペダル
を踏むと、その瞬間にアイドル検出スイッチ11がオフ
となる。そのため、アイドルリレー10もオフとなり、
電磁クラッチ19への通電が遮断され、動力の取り出し
が出来なくなってしまう。
【0024】アイドル検出スイッチ11の取付け箇所と
しては、単にアイドル状態を検出するだけなら、アクセ
ルペダル機構以外にはエンジン本体に関する部分も考え
られる。エンジン本体に関する部分とは、例えば、ガソ
リンエンジンではスロットルバルブレバー部、ディーゼ
ルエンジンでは燃料噴射ポンプのコントロールレバー部
等が考えられる。
【0025】しかし、エンジン本体に関する部分に取付
けた場合、PTO装置の出力を増大させようとすると、
その信号は最終的にはエンジン本体に関する部分に伝え
られて来るから、アイドル検出スイッチ11は、その信
号に反応してアイドル状態ではなくなったことを検出し
てしまう。すると、アイドルリレー10もオフとなり、
動力の取り出しが出来なくなる。そのため、従来は、ア
イドル検出スイッチ11はアクセルペダル機構に取り付
けておき、PTO装置使用中はアイドル検出スイッチ1
1を常にオンに保っておくため、アクセルペダルは踏ま
ないようにするという措置が取られていた。
【0026】次に、第2の問題点について説明する。コ
スト低減のためには、自動車の部品は出来るだけ種類が
少ないことが望ましい。しかしながら、PTO装置を搭
載する自動車のアクセルペダル機構は、図5で説明した
ように、アイドル検出スイッチを取り付けるための特別
の構造を有する必要がある(例、アイドル検出スイッチ
作動用可動部59−1を有するリンク体59が必要)。
他方、PTO装置を搭載しない自動車のアクセルペダル
機構は、当然、そのようなものを必要としない。従っ
て、アクセルペダル機構としては、2種類が必要とな
り、コストが高くなる。本発明は、以上のような問題点
を解決することを課題とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、スタータスイッチのON接点と直列に
接続されたPTOスイッチと、該PTOスイッチに直列
に接続され、シフトレバーがパーキング位置にある時に
オンされる第1のスイッチ手段と、エンジンがアイドル
状態であることを検出するアイドル検出手段と、前記第
1のスイッチ手段と直列に接続され、該アイドル検出手
段がアイドル状態を検出した時にオンされる第2のスイ
ッチ手段と、該第2のスイッチ手段と直列に接続され、
前記PTOスイッチ,第1のスイッチ手段および第2の
スイッチ手段がオンされた時に作動して、エンジンから
の動力を架装装置に伝達するPTO装置用電磁クラッチ
とを具えるPTO制御装置において、前記第2のスイッ
チ手段がオンされた時にオンし且つ自己保持機能を有す
る第3のスイッチ手段を、前記第2のスイッチ手段と並
列に接続することとした。
【0028】なお、前記第1のスイッチ手段は、シフト
レバーがニュートラル位置にある時にオンされるスイッ
チ手段としてもよいし、シフトレバーがパーキング位置
またはニュートラル位置にある時にオンされるスイッチ
手段としてもよいし、駐車ブレーキが作動している時に
オンされるスイッチ手段としてもよい。
【0029】(解決する動作の概要)アイドル検出手段
からアイドル検出信号が送られて来た時にオンされる第
2のスイッチ手段と並列に、該第2のスイッチ手段がオ
ンされた時にオンし且つ自己保持機能を有する第3のス
イッチ手段を並列に接続した。そのため、いったん第2
のスイッチ手段に電流が流れて電磁クラッチが作動を開
始した後は、アイドル検出信号が送られて来なくなって
も、第3のスイッチ手段を通る電流によって電磁クラッ
チを作動状態に保つことが出来る。
【0030】これにより、電磁クラッチを介して取り出
す動力を制御するため、エンジン出力を制御するのに、
アクセルペダルを踏んで制御することが出来るようにな
った。また、アイドル検出スイッチは、エンジン本体に
取り付けても差支えないようになり、エンジン本体に取
り付けるとすれば、アクセルペダル機構の構造は1種類
で済むので、コストが低減される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明のPTO制御装置の
第1の実施形態を示す図である。符号は図4のものに対
応し、20はアイドルキープリレー、20−1はアイド
ルキープリレーコイル、20−2はアイドルキープリレ
ー接点、21はダイオードである。アイドルキープリレ
ー20は、アイドルリレー10(第2のスイッチ手段)
がオンされた時にオンし、且つ自己保持機能を有する第
3のスイッチ手段である。図4と同じ符号のものは、同
様の構成を有し、同様の動作をするので、それらについ
ての説明は省略する。
【0032】構成上、図4の従来例と相違する点は、ア
イドルリレー10に対して並列に、自己保持リレーであ
るアイドルキープリレー20を接続した点である。即
ち、アイドルキープリレー接点20−2は、アイドルリ
レー接点10−2と並列に接続され、アイドルキープリ
レーコイル20−1は、アイドルキープリレー接点20
−2の下流側の接点とアースとの間に接続されている。
なお、ダイオード21は、アイドルキープリレー20を
新設したことに付随して設けられた逆流防止用のダイオ
ードである。
【0033】(PTO制御装置の動作)次に、PTO制
御装置の動作を説明する。この例では、PTO装置を作
動させるための条件が、スタータスイッチ4をON接点
にオンした状態で、シフトレバーをP位置にし、エンジ
ンをアイドル状態にすることとされている。
【0034】シフトレバーをP位置にすると、インヒビ
タスイッチ12のP接点がオンとなり、シフトリレーコ
イル9−1に通電され、シフトリレー接点9−2がオン
となる。エンジンをアイドル状態にすると、アイドル検
出スイッチ11がオンとなり、アイドルリレーコイル1
0−1に通電されてアイドルリレー接点10−2がオン
となる。
【0035】このような条件が整った段階で、PTOス
イッチ8をオンすると、バッテリ1→メインヒューズ
2,スタータスイッチヒューズ3→スタータスイッチ4
→ヒューズ7→PTOスイッチ8→シフトリレー接点9
−2→アイドルリレー接点10−2→ダイオード21→
電磁クラッチ19→アースという経路で電流が流れ、電
磁クラッチ19が作動する。これにより、エンジンの動
力が、架装装置へ伝達され始める。
【0036】アイドルリレー接点10−2を通過した電
流は、アイドルキープリレーコイル20−1の方にも流
れるから、アイドルキープリレー接点20−2がオンと
なる。従って、仮になんらかの原因でアイドル検出スイ
ッチ11がオフとなり、アイドルリレー10がオフとな
ったとしても、電磁クラッチ19への電流はアイドルキ
ープリレー接点20−2を通って流れ続ける。
【0037】このように本発明では、いったん電磁クラ
ッチ19に通電されれば、電磁クラッチ19への通電は
確保されるので、アイドル検出スイッチ11に要求され
ることは、PTO装置の作動を開始しようとする時にお
いて、アイドル状態となっているかどうかを検出するこ
とだけであり、開始した後は要求されない。開始後は、
オンとなっていようがオフとなっていようが関係ない要
素として位置づけられている。
【0038】それゆえ、アイドル検出スイッチ11は、
従来通りアクセルペダル機構に取り付けてもよいし、エ
ンジン本体に関する部分に取り付けてもよい。アクセル
ペダル機構以外の箇所に取り付けるとすれば、PTO装
置を搭載する自動車であろうと搭載しない自動車であろ
うと、アクセルペダル機構の構造は同じでよいから、コ
ストを低減することが出来る。
【0039】また、本発明では、いったん電磁クラッチ
19に通電し、PTO装置の作動を開始した後は、制御
レバー等の専用制御装置のみならず、アクセルペダルを
踏むことによっても出力制御をすることが可能となる。
なぜならば、出力を上げようとしてアクセルペダルを踏
むと、エンジンはアイドル状態ではなくなりアイドル検
出スイッチ11はオフとなるが、オフとなっても電磁ク
ラッチ19への通電は確保されているので、動力の取り
出しは停止されないからである。
【0040】なお、電磁クラッチリレー19に通電され
る時には、その電流の一部がPTOインジケータリレー
コイル17−1にも分流し、PTOインジケータランプ
16が点灯される。前記のような条件(P位置,アイド
ル状態)を無視して、緊急にPTO装置を作動させたい
場合は、緊急PTOスイッチ18を押せばよいことは、
従来と同様である。架装装置の使用が終了し、動力の取
り出しを停止しようとする場合は、PTOスイッチ8を
押す。
【0041】次に、アイドル検出スイッチをエンジン本
体に関する部分に取り付ける場合の例を示す。図6は、
アイドル検出スイッチを燃料噴射ポンプに取り付けた図
である。符号は図5のものに対応し、11−1はアイド
ル検出スイッチの接触子、61は燃料噴射ポンプ、62
はコントロールレバー、63は回動軸、64はカムであ
る。
【0042】ディーゼルエンジンでは、燃料噴射ポンプ
61からエンジンへの噴射量は、コントロールレバー6
2をアクセルコントロールケーブル54を引っ張って回
動させることによって制御される。従って、回動の程度
を検出することにより、アイドル状態か否かを検出する
ことが出来る。そこで、回動軸63にカム64を取付
け、それにアイドル検出スイッチ11の接触子11−1
を接触させておくことにより、回動の程度を検出するよ
うにしている。
【0043】図7は、アイドル検出スイッチをアクセル
コントロールケーブルの途中に取り付けた図である。符
号は図6のものに対応し、65は回動軸、66はリンク
機構、67,68はケーブル固着部、69はカムであ
る。アクセルコントロールケーブル54の途中に、回動
軸65を中心として回動するリンク機構66を介在させ
る。このリンク機構66は、アクセルコントロールケー
ブル54の引っ張りの程度に応じて回動させられる。
【0044】そこで、回動軸65にカム69を取付け、
それにアイドル検出スイッチ11の接触子11−1を接
触させておくことにより、回動の程度を検出するように
している。
【0045】(第2の実施形態)図2は、本発明のPT
O制御装置の第2の実施形態を示す図である。図1の実
施形態と相違する点は、ダイオード13のアノードだけ
がシフトリレーコイル9−1に接続されていたのが、ダ
イオード13,14のアノードが一括して接続されてい
るという点だけである。これは、PTO装置を作動させ
るためのシフトレバーの位置に関する条件が、「P位置
にする」ということではなく、「P位置またはN位置に
する」とされていることを示している。その他の動作
は、第1の実施形態と同様であるので、説明は省略す
る。
【0046】(第3の実施形態)図3は、本発明のPT
O制御装置の第3の実施形態を示す図である。図1の実
施形態と相違する点は、ダイオード13のアノードがシ
フトリレーコイル9−1に接続されていたのが、ダイオ
ード14のアノードが接続されるようにされたという点
だけである。大型の自動車に搭載された自動変速機で
は、P位置が設けられていない場合がある。第3の実施
形態は、そのような自動車に適用されるものである。
【0047】第3の実施形態では、PTO装置を作動さ
せるためのシフトレバーの位置に関する条件が、「P位
置にする」ということではなく、「N位置にする」とさ
れていることを示している。その他の動作は、第1の実
施形態と同様であるので、説明は省略する。
【0048】前記した実施形態は、全て自動変速機搭載
車についての例であるが、手動変速機搭載車(MT車)
についても適用することが出来る。その場合には、第1
のスイッチ手段(シフトリレー9)をニュートラル位置
でオンするリレーとしたり、あるいは駐車ブレーキが作
動されたことを検出する信号によりオンされるリレーと
すればよい。
【0049】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のPTO制御装
置では、アイドル検出信号が送られて来た時にオンする
第2のスイッチ手段(アイドルリレー10)と並列に、
該第2のスイッチ手段がオンされた時にオンし且つ自己
保持機能を有する第3のスイッチ手段(アイドルキープ
リレー20)を並列に接続するので、いったん第2のス
イッチ手段に電流が流れて電磁クラッチが作動を開始し
た後は、アイドル検出信号が送られて来なくなっても、
第3のスイッチ手段を通る電流によって電磁クラッチを
作動状態に保つことが出来るようになった。
【0050】そのため、電磁クラッチを介して取り出す
動力を制御するため、エンジン出力を制御するのに、ア
クセルペダルを踏んで制御することが可能となる。ま
た、アイドル検出スイッチは、エンジン本体に取り付け
ても差支えないようになり、エンジン本体に取り付ける
とすれば、アクセルペダル機構の構造は1種類で済むの
で、コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のPTO制御装置の第1の実施形態を
示す図
【図2】 本発明のPTO制御装置の第2の実施形態を
示す図
【図3】 本発明のPTO制御装置の第3の実施形態を
示す図
【図4】 従来のPTO制御装置の1例を示す図
【図5】 アイドル検出スイッチをアクセルペダル機構
に取り付けた図
【図6】 アイドル検出スイッチを燃料噴射ポンプに取
り付けた図
【図7】 アイドル検出スイッチをアクセルコントロー
ルケーブルの途中に取り付けた図
【符号の説明】
1…バッテリ、2…メインヒューズ、3…スタータスイ
ッチヒューズ、4…スタータスイッチ、5…スタータリ
レー、5−1…スタータリレーコイル、5−2…スター
タリレー接点、6…スタータ用インヒビタスイッチ、7
…ヒューズ、8…PTOスイッチ、9…シフトリレー、
10…アイドルリレー、10−1…アイドルリレーコイ
ル、10−2…アイドルリレー接点、11…アイドル検
出スイッチ、11−1…接触子、12…インヒビタスイ
ッチ、13,14…ダイオード、15…ATコントロー
ラ、16…PTOインジケータランプ、17…PTOイ
ンジケータリレー、17−1…PTOインジケータリレ
ーコイル、17−2…PTOインジケータリレー接点、
18…緊急PTOスイッチ、19…電磁クラッチ、20
…アイドルキープリレー、20−1…アイドルキープリ
レーコイル、20−2…アイドルキープリレー接点、2
1…ダイオード、50…アクセルペダル、51…ロッ
ド、52…リンク体、53…ケーブル鞘、54…アクセ
ルコントロールケーブル、55…回動軸、56…ケーブ
ル固着部、57…リンク体、58…回動軸、59…リン
ク体、59−1…アイドル検出スイッチ作動用可動部、
60…アイドル検出スイッチ取付け固定台座、61…燃
料噴射ポンプ、62…コントロールレバー、63…回動
軸、64…カム、65…回動軸、66…リンク機構、6
7,68…ケーブル固着部、69…カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−204831(JP,A) 特開 平3−276827(JP,A) 実開 平5−89064(JP,U) 実開 平7−35154(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 25/00 - 25/06 B60K 17/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタータスイッチのON接点に直列に接
    続されたPTOスイッチと、該PTOスイッチと直列に
    接続され、シフトレバーがパーキング位置にある時にオ
    ンされる第1のスイッチ手段と、エンジンがアイドル状
    態であることを検出するアイドル検出手段と、前記第1
    のスイッチ手段と直列に接続され、該アイドル検出手段
    がアイドル状態を検出した時にオンされる第2のスイッ
    チ手段と、該第2のスイッチ手段と直列に接続され、前
    記PTOスイッチ,第1のスイッチ手段および第2のス
    イッチ手段がオンされた時に作動して、エンジンからの
    動力を架装装置に伝達するPTO装置用電磁クラッチと
    を具えるPTO制御装置において、前記第2のスイッチ
    手段がオンされた時にオンし且つ自己保持機能を有する
    第3のスイッチ手段を、前記第2のスイッチ手段と並列
    に接続したことを特徴とするPTO制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のスイッチ手段を、シフトレバ
    ーがニュートラル位置にある時にオンされるスイッチ手
    段としたことを特徴とする請求項1記載のPTO制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1のスイッチ手段を、シフトレバ
    ーがパーキング位置またはニュートラル位置にある時に
    オンされるスイッチ手段としたことを特徴とする請求項
    1記載のPTO制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のスイッチ手段を、駐車ブレー
    キが作動している時にオンされるスイッチ手段としたこ
    とを特徴とする請求項1記載のPTO制御装置。
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