JP3475290B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

Info

Publication number
JP3475290B2
JP3475290B2 JP2000012952A JP2000012952A JP3475290B2 JP 3475290 B2 JP3475290 B2 JP 3475290B2 JP 2000012952 A JP2000012952 A JP 2000012952A JP 2000012952 A JP2000012952 A JP 2000012952A JP 3475290 B2 JP3475290 B2 JP 3475290B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
mounting plate
plate
head mounting
auxiliary support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000012952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001202730A (ja
Inventor
季三 渡邊
元二 江川
明央 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2000012952A priority Critical patent/JP3475290B2/ja
Publication of JP2001202730A publication Critical patent/JP2001202730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3475290B2 publication Critical patent/JP3475290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
クドライブに用いられる磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスクドライブ(以下FD
Dという)は、記憶装置としてパソコンへ搭載された
り、外付けの記憶装置として手軽なことから一般的に広
く使われている。最近は特にノートブック型パソコンに
搭載されたり、ノートブック型パソコン用の外付けの携
帯型記憶装置としての使用が増えてきている。
【0003】そのFDDに搭載されている磁気ヘッドの
一例として図14ないし図17に示すものがある。この
磁気ヘッドは、図14ないし図16に示すように、情報
を記録・再生する磁気ヘッドピース2,3と、表面上に
前記磁気ヘッドピース2,3をそれぞれ取り付ける弾性
を有する磁気ヘッド取付板4,5と、磁気ヘッド取付板
4,5をそれぞれ先端側に装着する磁気ヘッド支持部材
6,7と、からそれぞれなる一対の磁気ヘッド0,1を
有し、磁気ヘッドピース2,3がそれぞれ磁気記録媒体
(以下、媒体という。)40の下側、上側になるように
媒体40を間にして当該一対の磁気ヘッド0,1を配置
している。
【0004】媒体40は回転装置41により回転し、下
側、上側磁気ヘッド0,1は磁気ヘッド支持部材6,7
の基端側に設けられる移動装置42により磁気ヘッド支
持部材6,7を介し、媒体40における指令された情報
トラック位置に移動される。なお、前記下側、上側磁気
ヘッド0,1は、使用時は媒体40を間に挟んだ状態で
あるが、未使用時には、媒体がないので一定の隙間が空
いた状態で相対して静止している。以下、便宜上、適
宜、下側磁気ヘッド0をサイド0、上側磁気ヘッド1を
サイド1という。
【0005】サイド0に設ける磁気ヘッド取付板4(い
わゆるジンバル又はフレクシャーに相当する。)は基準
側とされ、可撓性が若干小さいものになっている。ま
た、サイド1に設ける磁気ヘッド取付板5は追従側とさ
れ、可撓性が大きいものにされている。そして、サイド
0(磁気ヘッドピース2)及びサイド1(磁気ヘッドピ
ース3)は、媒体40を挟んでバランスがとられ、これ
により両者(磁気ヘッドピース2,3)が、回転装置4
1により回転する媒体40に対して常に密着して摺動で
きるようになっている。磁気ヘッド取付板4,5の材料
としては、可撓性が必要なことから一般的には、ステン
レス板やBe−Cu板などの弾性の高い非磁性のものが
用いられる。また、磁気ヘッド取付板4(サイド0)に
は板厚が0.10〜0.20mmの板材、磁気ヘッド取
付板5(サイド1)には板厚が0.05mmの板材が使
われている。
【0006】磁気ヘッド取付板5は、図17に示すよう
に、磁気ヘッド支持部材7に保持される略“口”字形の
取付板本体5aと、取付板本体5a内に第1スリット5
bを介して配置され、かつ取付板本体5aの相対向する
2つの辺部にそれぞれブリッジ5cを介して繋がれた略
“口”字形の取付板中間体5dと、取付板中間体5dの
内側に第2スリット5eを介して配置され、相対向して
設けられるブリッジ(以下、図15及び図17で斜め右
上、斜め左下のものをそれぞれ第1、第2のブリッジ5
f,5gという)を介して取付板中間体5dに繋がれ磁
気ヘッドピース3が取り付けられる矩形のインランド部
5hと、から構成されている。
【0007】磁気ヘッド取付板5は、第1、第2のブリ
ッジ5f,5gが磁気ヘッド支持部材7の基端側(図1
7の斜め右上側、移動装置42側)及び先端側(図17
の斜め左下側、回転装置側)になるようにして、磁気ヘ
ッド支持部材7の先端側に装着されている。また、磁気
ヘッドピース3は、長手方向を第1、第2のブリッジ5
f,5gの配置方向と直交させて(すなわち、磁気ヘッ
ド支持部材7の長手方向と直交させて)、インランド部
5hに取り付けられている。このように磁気ヘッドピー
ス3を備えた上側磁気ヘッド1と媒体40との配置関係
は、磁気ヘッドピース3の長手方向が媒体40の周方向
に沿い、磁気ヘッドピース3の長手方向と直交する方向
(磁気ヘッド支持部材7の長手方向)が媒体40の径方
向に沿うようになっている。下側磁気ヘッド0と媒体4
0との配置関係も上側磁気ヘッド1と同様のものになっ
ている。
【0008】そして、磁気ヘッド取付板5は、上述した
ような形状とすることによって、全方向からの外力を吸
収できる可撓性をもたせ、これにより磁気ヘッドピース
3の摺動面が常に媒体40に密着して摺動できるように
なっている。以下、磁気ヘッド取付板5における磁気ヘ
ッドピース3を取り付けた面部を取付板表側面部5Sと
いい、その反対側を取付板裏側面部5Rという。また、
便宜上、磁気ヘッド支持部材7における取付板表側面部
5S及び取付板裏側面部5Rに対応した面部を、それぞ
れ支持部材表側面部7S及び支持部材裏側面部7Rとし
て図示する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ノートブック型パソコ
ンやノートブック型パソコン用の携帯型記憶装置として
の外付け用FDDなどが普及するにつれ、持運びや取付
け及び取外し等の取扱い時の振動や落下などにより衝撃
を受ける機会が多くなり、故障する事故が目立つように
なってきている。ノートブック型パソコンや携帯型FD
Dは小型化、薄型化されて持運びやすくなり、いつで
も、どこでも使うことができ便利なものになってきてい
る。しかし、持運びや取扱いを行う際、振動や衝撃を与
えないように特に注意を必要とする。注意を怠ると破損
を招くからであるが振動や衝撃を与えないように注意を
要する理由の1つに磁気ヘッドの存在がある。媒体との
摺動(接触)の追従性を確保するために前述したように
磁気ヘッド取付板4,5が使われているが、磁気ヘッド
取付板4,5は、追従性を良くするために、板厚やスリ
ットおよびブリッジの寸法や形状を工夫し非常に弱いバ
ネ性にしているため、強い振動や衝撃が加わると下側、
上側の磁気ヘッドピース2,3が衝突し、その際に破損
してしまうことがある。
【0010】磁気ヘッドピース2,3の主要部はセラミ
ックス材でできており、媒体40と摺動する面は特に高
精度な鏡面仕上げがなされている。これらの材料は硬い
が脆いため、前述したような衝突が起こると割れたり欠
けたりし易い。そして、このような割れや欠けが発生す
ると、その破片や損傷部で媒体40を傷つけてしまい、
媒体40の破損や記録データの破壊などに至る。また、
割れや欠けの発生が磁気回路を構成する部位であると、
磁気ヘッドとしての機能を失いデータの記録や再生がで
きなくなってしまう。前述したような背景があることに
より最近のパソコンメーカーからの耐衝撃性の改善要求
は、日に日に増しており、その仕様が以前は980 m/s
2 程度に耐えるものであったが、最近は2450m/s2
耐衝撃性が要求されるようになってきている。
【0011】しかしながら、耐衝撃性を上げるために、
磁気ヘッド取付板4,5の可撓性を単に小さくしただけ
では、媒体40への追従性が悪くなりFDDの出力変動
によるモジュレーション特性(以下、 Modulation 特性
という。)が劣化してエラー発生の要因となるので、実
用的なものでなくなってしまうこととなり、両者を満足
させることができずに苦慮しているのが実情である。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、耐衝撃性の向上を図ることができる磁気ヘッドを提
供することを目的とする。また、本発明の他の目的は良
好な Modulation 特性を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
情報を記録・再生する磁気ヘッドピースと、該磁気ヘッ
ドピースを取り付ける弾性を有する磁気ヘッド取付板
と、該磁気ヘッド取付板を先端側に装着する長手状の磁
気ヘッド支持部材とからなる磁気ヘッドを、回転装置に
より回転する磁気記録媒体を間にして、その上側、下側
にそれぞれ配置し、前記磁気ヘッド支持部材の基端側に
設けた移動装置により前記磁気記録媒体の所望のトラッ
ク位置に前記磁気ヘッド支持部材を介して前記磁気ヘッ
ドピースを移動させる磁気ヘッドであって、前記上側に
配置される磁気ヘッド取付板の外周側部分に略沿う形状
で当該外周側部分を覆って前記磁気ヘッド取付板に固定
される周回部と、該周回部から内方に延設され先端側が
略“へ”の字状に折り曲げられた板状の腕部とからなる
補助支持板を、前記磁気ヘッドピースの取付面と反対面
となる前記磁気ヘッド取付板の裏面側に設け、前記補助
支持板の腕部は、前記磁気ヘッド取付板の前記回転装置
側部分の中央部分に延設され、前記補助支持板の腕部の
先端部は、前記磁気ヘッド取付板に当接し前記磁気ヘッ
ド取付板が前記磁気ヘッドピースの取付面と反対方向に
変位することを抑えてなることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、前記補助支持板の腕部が前記磁気ヘッド取
付板における前記磁気ヘッドピースが取り付けられるイ
ンランド部に当接してなることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載また
は請求項2に記載の構成において、前記補助支持板は、
厚さが0.10mm前後のステンレスまたはBe−Cu
の非磁性金属材からなることを特徴とする。請求項4
載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記
載の構成において、前記補助支持板の周回部は全周にわ
たって接着剤にて固定されてなることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態の磁
気ヘッドを図10及び図11に基づいて説明する。この
実施の形態の説明に先だって、便宜上、図1〜図9に基
づいて、参考例を説明する。なお、図14ないし図17
に示すものと同じ部分についての説明、図示は、適宜、
省略する。まず、第1参考例の磁気ヘッドを図1に基づ
いて説 明する。
【0017】この図1の磁気ヘッドは磁気ヘッド取付板
5を備えている。この磁気ヘッド取付板5は、上述した
ように、磁気ヘッド支持部材7に保持される略“口”字
形の取付板本体5aと、取付板本体5a内に第1スリッ
ト5bを介して配置され、かつ取付板本体5aの相対向
する2つの辺部51,52に辺部53,54がそれぞれ
ブリッジ5cを介して繋がれた略“口”字形の取付板中
間体5dと、取付板中間体5dの内側に第2スリット5
eを介して配置され、かつ取付板中間体5dにおけるブ
リッジ5cが接続された辺部53,54と異なる2つの
辺部55,56にそれぞれ第1、第2のブリッジ5f,
5gを介して繋がれ磁気ヘッドピース3が取り付けられ
る矩形のインランド部5hと、から構成されている。そ
して、この磁気ヘッド取付板5は、第1ブリッジ5fを
前記移動装置42側に向け、第2ブリッジ5gを移動装
置と離間する方(回転装置41側)に向けて配置されて
いる。また、この磁気ヘッドは、上側磁気ヘッド1が、
図1に示すように、磁気ヘッド取付板5の移動装置42
側部分(取付板移動装置側部分A)の中央部分(第1の
ブリッジ5f側)を覆うように、ステンレスやBe−C
uなどの金属やプラスチックなどの非磁性材料製で薄板
の押え板10a(抑制手段)を配置し、押え板10aの
一端部を接着剤11により磁気ヘッド支持部材7に固定
したものになっており、押え板10aにより磁気ヘッド
取付板5の可撓性を制限するようにしている。本参考例
の磁気ヘッドは、FDDに用いられるものであり、押え
板10aの板厚を、媒体ケース(図示省略)と接触しな
いように0.10mm前後としている。
【0018】ところで、上側、下側の磁気ヘッドに、上
述したように強い振動や衝撃が加わると磁気ヘッドピー
ス2,3(図14参照)が破損する虞があるが、本発明
者が調査したところ、破損したもののうちほとんどが下
側磁気ヘッド0(サイド0)〔磁気ヘッドピース2〕の
摺動面であることがわかった。また、衝撃を受けた時の
磁気ヘッドの動きをCAE(computer aided engineeri
ng)を用いてシミュレーションしたところ、図13に示
すように、サイド0側とサイド1側の磁気ヘッドピース
2,3が衝突した瞬間を示す図が得られた。図13に示
すように、衝撃による衝突の際には、磁気ヘッド取付板
5における移動装置42側部分(取付板移動装置側部分
A)〔図15参照〕が撓んで、上側磁気ヘッドピース3
の媒体に対向する摺動面の移動装置寄りの角部分(以
下、角部分という)Cが迫り出す姿勢で、サイド0の下
側磁気ヘッドピース2に対してサイド1の上側磁気ヘッ
ドピース3が傾いて角部分Cから衝突していることが判
明した。
【0019】そこで、本第1参考例では、前記CAEの
解析結果による上側磁気ヘッド取付板5の取付板移動装
置側部分Aの撓みに注目し、上述したように押え板10
aを設け、上述した衝突等に際し取付板移動装置側部分
Aが必要以上にせり出すことがないように(すなわち、
押え板10aがストッパーの役目を果たすように)して
いる。
【0020】上述したように構成した第1参考例では、
下側、上側磁気ヘッド0,1(磁気ヘッドピース2,
3)への衝撃等に際し、上側磁気ヘッド取付板5の取付
板移動装置側部分Aが必要以上にせり出すことを押え板
10aが抑制する(すなわち、押え板10aが上側磁気
ヘッド取付板5のせり出し方向への可撓性を抑制す
る)。このため、上側の磁気ヘッドピース3が傾くこと
及び上側の磁気ヘッドピース3が傾いて下側の磁気ヘッ
ドピース2に衝突することが回避され、下側、上側の磁
気ヘッドピース2,3の破損を招くようなことがなくな
り、耐衝撃性の改善を図ることができる。
【0021】また、押え板10aはその一端部を磁気ヘ
ッド支持部材7の上に接着剤11などで固定するもの
の、その他端部(磁気ヘッド取付板5を覆う部分)は固
定されずフリーの状態にされており、上側磁気ヘッド取
付板5の取付板移動装置側部分Aが取付板表側面部5S
の反対側(取付板裏側面部5R)に動くことは抑止して
いない。このため、磁気ヘッドピース3を取り付けた面
(取付板表側面部5S)の方向(特定方向)への動きだ
けを制限するだけで、他の方向への動きを制限すること
はないので、磁気ヘッド取付板5の本来の機能である可
撓性は確保され Modulation 特性が劣化しない。
【0022】この第1参考例について Modulation 特性
を計測したときの出力をオシロスコープに表示させ、そ
の波形の先端部のみを図示した図18(b)が得られ
た。この図18(b)に示すデータは、従来の良品にお
ける Modulation 特性計測時の波形を示す図18(a)
に沿うものであり、良好な Modulation 特性を得られる
ことを確認することができた。なお、図18(c)は、
第1参考例と比較するために、板厚を単に厚くした磁気
ヘッド取付板を備えた従来技術を対象にして求めた Mod
ulation 特性計測時の波形を示しており、 Modulation
特性が悪化したものになっている。
【0023】なお、上述した衝撃による下側、上側の磁
気ヘッドピース2,3同士の衝突は、上記磁気ヘッド取
付板5の取付板移動装置側部分Aが撓んで上側磁気ヘッ
ドピース3の角部分C(図13参照)がせり出す形で、
下側磁気ヘッドピース2に衝突するが、この衝撃にも耐
えられるように上側磁気ヘッド取付板5の板厚を単に厚
くしたのでは、上側磁気ヘッド取付板5の本来の機能で
ある全方向の外力に柔軟に対応する可撓性が失われてし
まう。このため、上述したように上側磁気ヘッド取付板
5の板厚を単に厚くしたのでは、結果的にはFDDの M
odulation 特性が劣化してエラー発生の要因となりFD
Dとしての機能を損ねてしまう。これに対し、この第1
参考例によれば、上述したように、 Modulation 特性を
劣化させることなく、耐衝撃性を大幅に改善できる。
【0024】次に、本発明の第2参考例を図2に基づい
て説明する。この第2参考例は、前記第1参考例(図
1)の押え板10aに比して短い長さの押え板10bを
設けたことが、第1参考例に比して異なっている。第1
参考例(図1)の押え板10aは、他端部がインランド
部5hに達しているのに対し、第2参考例(図2)の押
え板10bは、他端部が第1のブリッジ5fの基端部に
達する長さにされている。
【0025】この第2参考例も、下側、上側磁気ヘッド
0,1(磁気ヘッドピース2,3)への衝撃等に際し、
上側磁気ヘッド取付板5の取付板移動装置側部分Aが必
要以上にせり出すことを押え板10bが抑制し上側の磁
気ヘッドピース3が傾くこと及び磁気ヘッドピース3が
磁気ヘッドピース2へ傾いて衝突することが回避され、
磁気ヘッドピース2,3の破損を招くことがなく、耐衝
撃性を改善できる。また、押え板10bは、その一端部
が磁気ヘッド支持部材7に固定されるものの、その他端
部がフリーの状態にされており、上側磁気ヘッド取付板
5の取付板移動装置側部分Aが取付板表側面部5Sの反
対側(取付板裏側面部5R)に動くことを抑止しない
〔すなわち、取付板表側面部5Sの方向(特定方向)へ
の動きだけを制限するだけで、他の方向への動きを制限
することはない〕ので、磁気ヘッド取付板5の本来の機
能である可撓性は確保され Modulation 特性の劣化を防
止できる。さらに、第1参考例と同様にして耐衝撃性の
向上を図ることができる。
【0026】上記第1、第2参考例では、磁気ヘッド支
持部材7と別体の押え板10a,10bを設けた場合を
例にしたが、この別体の押え板10a,10bに代え
て、磁気ヘッド取付板5の取付板移動装置側部分Aの中
央部分(第1のブリッジ5f側)を覆うように、磁気ヘ
ッド支持部材7に一体成形で押え部(押え板)を設ける
ようにしてもよい。
【0027】本発明の第3参考例を図3に基づいて説明
する。第3参考例は、図3に示すように、磁気ヘッド取
付板5の移動装置側部分の中央部分〔上側磁気ヘッド取
付板5の取付板表側面部5Sにおける取付板移動装置側
部分A〕に粘着性テープ10cを貼付し、粘着性テープ
10cにより磁気ヘッド取付板5の可撓性を制限し、上
側磁気ヘッド取付板5の取付板移動装置側部分Aが必要
以上にせり出すことがないようにしている。粘着性テー
プ10cは厚みが0.1mm前後とすることが好まし
い。粘着テープは前記A部の裏面側に貼付けても当然同
様の効果が得られる。この第3参考例も、第1、第2
考例と同様に、磁気ヘッド取付板5の本来の機能である
可撓性は確保しており Modulation 特性を満足し、かつ
耐衝撃性の向上を図ることができる。
【0028】第3参考例の粘着性テープ10cに代え
て、図4に示すように、高弾性を有する樹脂10dを用
い可撓性を軽減するようにしてもよい(第4参考例)。
樹脂の塗布は磁気ヘッド取付板の表側面部でも裏側面部
でもよい。高弾性を有する樹脂10dとしては、例えば
UV樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂などを用いると
良い。樹脂10dの塗布する厚みは媒体ケースとの接触
を避けることを考慮して、磁気ヘッド取付板5よりの高
さが0.1mm前後となるようにすることが好ましい。
この第4参考例も、上記各参考例と同様に、磁気ヘッド
取付板5の本来の機能である可撓性は確保しており Mod
ulation 特性を満足し、かつ耐衝撃性の向上を図ること
ができる。
【0029】次に本発明の第5参考例を図5に基づいて
説明する。前述しているように、磁気ヘッドピース2,
3同士の衝突は、上側の磁気ヘッドピース3が取り付け
られた上側磁気ヘッド取付板5における取付板移動装置
側部分Aが撓んで上側磁気ヘッドピース3の角部分Cが
せり出す形で、下側磁気ヘッドピース2に衝突する。そ
こで、上側磁気ヘッド取付板5の取付板移動装置側部分
Aが撓めば、反作用で、磁気ヘッド取付板5における磁
気ヘッドピース取付面(取付板表側面部5S)の反対面
(取付板裏側面部5R)の回転装置41寄りの部分(以
下、回転装置側部分という)Bが取付板移動装置側部分
Aの撓み方向と反対方向に撓むことに注目し、本第5
考例では、必要以上に上側磁気ヘッド取付板5の回転装
置側部分Bが、取付板表側面部5Sから回転装置側部分
B方向(図5上方向)にせり出すことがないように矩形
板状の押え板12a(反対面側抑制手段)を設けてい
る。押え板12aは、一端側が磁気ヘッド支持部材7に
接着剤等により固定され、他端側が上側磁気ヘッド取付
板5の回転装置側部分Bを押えるように当該部分Bに対
面したものになっている。
【0030】第5参考例では、下側、上側磁気ヘッド
0,1(磁気ヘッドピース2,3)への衝撃等に際し、
磁気ヘッド取付板5の回転装置側部分Bが図5上方に変
位することを押え板12aが押える。そして、回転装置
側部分Bの図5上方への変位が押えられることに伴い、
磁気ヘッド取付板5の取付板移動装置側部分Aの図5下
方向(上側の磁気ヘッドピース3が下側の磁気ヘッドピ
ース2に衝突する方向)へのせり出し(傾き)が抑制さ
れ、ひいては上側の磁気ヘッドピース3下側の磁気ヘ
ッドピース2へ傾くことによる衝突が回避され、下側、
上側の磁気ヘッドピース2,3の破損を招くようなこと
がなくなり、耐衝撃性の向上を図ることができる。この
第5参考例でも、前記各参考例と同様に、磁気ヘッド取
付板5の本来の機能である可撓性は確保しており Modul
ation 特性を劣化させず耐衝撃性の向上を図ることがで
きる。
【0031】前記押え板12aに代えて図6に示すよう
に、押え板12aの先端側に突起12tを形成して構成
された突起付き押え板12bを設けてもよい(第6参考
)。また、前記押え板12a(又は突起付き押え板1
2b)に代えて、図7に示すように、先端側に突起12
tを備えた突起付き押え部12cを磁気ヘッド支持部材
7と一体成形して得るようにしてもよい(第7参考
)。一体成形することで押え板(例えば押え板12a
または押え板12b)を新たな部品として追加すること
や、取り付ける組み立て時間を増やすこともなく、例え
ば前記第1参考例の押え板10aまたは前記第2参考例
の押え板10bと同様の機能をもたせることができる。
【0032】前記第6、第7参考例でも、前記第5参考
と同様に、磁気ヘッド取付板5の本来の機能である可
撓性は確保しており Modulation 特性を劣化させずに耐
衝撃性の向上を図ることができる。
【0033】第7参考例では、突起12tを備えた突起
付き押え部12cを設けているが、これに代えて突起を
備えない板状の押え部を磁気ヘッド支持部材7と一体成
形するようにしてもよい。この場合、板状の押え部を湾
曲させて先端部が磁気ヘッド取付板5に当接しやすくな
るようにしてもよい。
【0034】次に、本発明の第8参考例を図8及び図9
に基づいて説明する。第8参考例は、磁気ヘッド取付板
5に補助支持板13を備え、組付け作業の容易化と脱落
の懸念などの信頼性の改善を図ったものである。
【0035】補助支持板13は、図9に示すように、前
記磁気ヘッド取付板5の外周側部分に略沿う形状の周回
部13aと、該周回部13aから磁気ヘッド取付板5の
磁気ヘッドピースを取り付けた面部における前記移動装
置42側部分〔上側磁気ヘッド取付板5の取付板表側面
部5Sにおける取付板移動装置側部分A〕の中央部分に
延設され、当該部分を支えるための腕部13b(抑制手
段)とからなっている。補助支持板13は周回部13a
をその全周にわたって接着剤(図示省略)などを付着さ
せて固定する一方、腕部13bは固定せずフリーな状態
にされている。補助支持板13の材質は磁気ヘッド取付
板5と同じステンレスやBe−Cuなどの非磁性金属板
が好ましい。また、補助支持板13の板厚は0.1mm
前後が好ましい。図8には、磁気ヘッドピース3の取り
付いた側の磁気ヘッド取付板5の表面(取付板表側面部
5S)に補助支持板13を重ねて組付けた形態を示して
いる。
【0036】補助支持板13は、外形形状及び外形寸法
を磁気ヘッド取付板5と同等に設定しているので、位置
決めに新たな位置決め治具などを必要とせずに組付する
ことが可能になり、組付け性の向上を図ることができ
る。また、この補助支持板13は、周回部13aを接着
剤などを用いて磁気ヘッド取付板5に固定する一方、腕
部13bに関しては固定(接着)しないようにしてい
る。周回部13aを接着することで、接着面積が大きく
なるので脱落などの危険を回避でき信頼性を上げること
ができる。一方、腕部13bを固定しないでおくこと
で、磁気ヘッド取付板5の可撓性が確保されるので、 M
odulation 特性を劣化させることがない。腕部13b
は、前記押え板10a,10bなどと同様の機能をする
ので、この第8参考例も、前記各参考例と同様に、 Mod
ulation 特性を劣化させることなく耐衝撃性を大幅に改
善することができる。
【0037】ここで、本発明の一実施の形態を図10及
び図11に基づいて説明する。この一実施の形態は、第
8参考例に比して、第8参考例の補助支持板13に代え
て補助支持板14を設けたこと及び補助支持板13を取
付板表側面部5S(図5参照)側に設けたのに代えて補
助支持板14を取付板裏側面部5R(図5参照)側〔前
記段落「0029」中の「磁気ヘッド取付板5における
磁気ヘッドピース取付面(取付板表側面部5S)の反対
面(取付板裏側面部5R)」に対応し、請求項1の「磁
気ヘッドピースの取付面と反対面となる前記磁気ヘッド
取付板の裏面側」に相当する。〕に設けたことが異なっ
ている。
【0038】補助支持板14は、図11に示すように、
前記磁気ヘッド取付板5の外周側部分に略沿う形状の周
回部14aと、該周回部14aから磁気ヘッド取付板5
の取付板裏側面部5Rにおける前記回転装置41側部分
の中央部分に延設され、当該部分を支えるための腕部1
4b(反対面側抑制手段)とからなっている。補助支持
板14は周回部13aをその全周にわたって接着剤など
を付着させて固定する一方、腕部14bに関しては固定
せずフリーな状態にされている。腕部14bは、略
“へ”の字状に折り曲げられ先端部が前記磁気ヘッド取
付板5に当接するようになっている。補助支持板14の
材質は磁気ヘッド取付板5と同じステンレスやBe−C
uなどの非磁性金属板が好ましい。また、補助支持板1
4の板厚は0.1mm前後が好ましい。図10には、磁
気ヘッド取付板5の取付板裏側面部5に補助支持板14
を重ねて組付けた形態を示している。
【0039】補助支持板14は、外形形状及び外形寸法
を磁気ヘッド取付板5と同等に設定しているので、位置
決めに新たな位置決め治具などを必要とせずに組付けす
ることが可能になり、組付け性の向上を図ることができ
る。また、この補助支持板14の周回部14aを接着剤
などを用いて磁気ヘッド取付板5に固定し、腕部14b
は接着していない。周回部14aを接着することで、接
着面積が大きくなるので脱落などの危険を回避でき信頼
性を上げることができる。一方、腕部14bを接着しな
いでおくことで、磁気ヘッド取付板5の可撓性が確保さ
れるので、 Modulation 特性を劣化させることがない。
腕部14bが前述したように第5参考例の押え板12a
〔段落「0030」参照〕と略同様に機能する〔すなわ
ち、図10及び図11に示すように補助支持板14の腕
部14bの先端部が磁気ヘッド取付板5の回転装置41
側(図5参照)に当接し、磁気ヘッド取付板5の回転装
置41側に作用して磁気ヘッド取付板5が磁気ヘッドピ
ース3の取付面〔取付板表側面部5S(図5参照)。図
10下方向〕と反対方向〔取付板裏側面部5R(図5参
照)。図10上方向〕に変位することを抑える機能を発
揮する〕ので、この一実施の形態も、第5参考例と同様
に、 Modulation 特性を劣化させることなく耐衝撃性を
大幅に改善することができる。
【0040】腕部14bは、略“へ”の字状に折り曲げ
られているので、仮に磁気ヘッド取付板5及び磁気ヘッ
ド支持部材7がほぼ面一状態にされる場合でも、腕部1
4bによる磁気ヘッド取付板5への押え付けを行いやす
くなる。
【0041】磁気ヘッド取付板5のスリット(第1、第
2スリット5b,5e)やブリッジ(ブリッジ5c、第
1、第2のブリッジ5f,5g)は一般的に対称形とな
っているが、可撓性の調整をするために、板厚やスリッ
トおよびブリッジの寸法(幅や長さ)を変化させたり、
形状を非対称形にするなどしても、耐衝撃性等に関して
ある程度の改善を図ることができる。
【0042】上述した一実施の形態では、磁気ヘッドが
フロッピーディスクドライブ用磁気ヘッドである場合を
例にしたが、本発明はこれに限らず、ハードディスクド
ライブ用磁気ヘッドや高容量FDD用磁気ヘッド等に本
発明を適用するようにしてもよい。
【0043】前記第1参考例では、上側磁気ヘッド取付
板5に関して第1のブリッジ5fを移動装置42側に向
け、第2のブリッジ5gを回転装置41側に向けて配置
し、磁気ヘッド取付板5の取付板移動装置側部分Aの中
央部分(第1のブリッジ5f側)を覆うように押え板1
0aを設け、押え板10aを抑制手段とした場合を例に
したが、これに代えて、図12に示すように、磁気ヘッ
ド取付板5の第1のブリッジ5f近傍における第1スリ
ット5bにブリッジ5j(抑制手段)を設けるように
成することも考えられる(第9参考例)
【0044】この第9参考例によれば、上述したように
第1スリット5bを架橋するようにブリッジ5jを設け
ているので、上側磁気ヘッド取付板5の取付板移動装置
側部分Aの剛性が大きくなる。このため、下側、上側磁
気ヘッド0,1(磁気ヘッドピース2,3)への衝撃等
に際し、上側磁気ヘッド取付板5の取付板移動装置側部
分Aが必要以上にせり出すことが抑制される(すなわ
ち、押え板10aが上側磁気ヘッド取付板5のせり出し
方向への可撓性を抑制する)。このため、上側の磁気ヘ
ッドピース3が傾くこと及び上側の磁気ヘッドピース3
が傾いて下側の磁気ヘッドピース2に衝突することが回
避され、下側、上側の磁気ヘッドピース2,3の破損を
招くようなことがなくなり、耐衝撃性の改善を図ること
ができる。
【0045】さらに、この第9参考例では、上側磁気ヘ
ッド取付板5に抑制手段(ブリッジ5j)が設けられて
いるので、別部材で抑制手段を設ける場合に比して、部
品数が少なくなると共に、組付のための工程が不要とな
り、その分、生産性の向上を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1から請求項4までのいずれかに
記載の発明によれば、下側、上側の磁気ヘッドピースへ
の衝撃等に際し、補助支持板の腕部の先端部が前記磁気
ヘッド取付板の前記回転装置側に当接し前記磁気ヘッド
取付板が前記磁気ヘッドピースの取付面と反対方向に変
位することを抑えるので、上側の磁気ヘッドピースが下
側の磁気ヘッドピースへ傾くことによる衝突が回避さ
れ、下側、上側の磁気ヘッドピースの破損を招くような
ことがなくなり、耐衝撃性の向上を図ることができる。
また、腕部が略“へ”の字状に折り曲げられているの
で、仮に磁気ヘッド取付板及び磁気ヘッド支持部材がほ
ぼ面一状態にされる場合でも、腕部による磁気ヘッド取
付板への押え付けを行いやすくなる。請求項4記載の発
明によれば、補助支持板の周回部は全周にわたって接着
剤にて固定されており、接着面積が大きくなるので脱落
などの危険を回避でき信頼性を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1参考例の上側磁気ヘッドを示す斜
視図である。
【図2】本発明の第2参考例の上側磁気ヘッドを示す斜
視図である。
【図3】本発明の第3参考例の上側磁気ヘッドを示す斜
視図である。
【図4】本発明の第4参考例の上側磁気ヘッドを示す斜
視図である。
【図5】本発明の第5参考例の上側磁気ヘッドを裏面側
から示す斜視図である。
【図6】本発明の第6参考例の上側磁気ヘッドを裏面側
から示す斜視図である。
【図7】本発明の第7参考例の上側磁気ヘッドを裏面側
から示す斜視図である。
【図8】本発明の第8参考例の上側磁気ヘッドを示す斜
視図である。
【図9】図8の補助支持板を示す斜視図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る上側磁気ヘッド
を裏面側から示す斜視図である。
【図11】図10の補助支持板を示す斜視図である。
【図12】本発明の第9参考例を説明するための磁気ヘ
ッド取付板を示す平面図である。
【図13】CAEによるシミュレーションにおける衝突
の瞬間を捉えた図である。
【図14】FDDに搭載されている磁気ヘッドの一例を
模式的に示す図である。
【図15】図14の上側磁気ヘッドを表面側から示す斜
視図である。
【図16】図14の上側磁気ヘッドを裏面側から示す斜
視図である。
【図17】図14の磁気ヘッド取付板を示す斜視図であ
る。
【図18】良品の従来例、第1参考例、板厚を単に厚く
して可撓性を小さくした磁気ヘッド取付板を有する従来
例のそれぞれ〔(a)、(b)、(c)〕を対象として
Modulation 特性計測時の出力波形の写真に基づく図で
ある。
【符号の説明】
0 下側磁気ヘッド(サイド0) 1 上側磁気ヘッド(サイド1) 2 磁気ヘッドピース(サイド0) 3 磁気ヘッドピース(サイド1) 5 上側磁気ヘッド取付板 14 補助支持板 14b 腕部 40 媒体41 回転装置 42 移動装置 A 取付板移動装置側部分(磁気ヘッド取付板の移
動装置側部分) B 回転装置側部分(磁気ヘッド取付板の移動装置
と離間する側部分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−134577(JP,A) 特開 昭62−162288(JP,A) 特開 平6−333319(JP,A) 特開 昭61−211887(JP,A) 特開 平2−44563(JP,A) 特開 平10−55636(JP,A) 特開 平11−144413(JP,A) 特開 平11−162086(JP,A) 実開 昭63−135551(JP,U) 実開 平2−149155(JP,U) 実開 平4−2359(JP,U) 実開 昭59−161542(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/16 - 21/26 G11B 17/32 - 17/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記録・再生する磁気ヘッドピース
    と、該磁気ヘッドピースを取り付ける弾性を有する磁気
    ヘッド取付板と、該磁気ヘッド取付板を先端側に装着す
    る長手状の磁気ヘッド支持部材とからなる磁気ヘッド
    を、回転装置により回転する磁気記録媒体を間にして、
    その上側、下側にそれぞれ配置し、前記磁気ヘッド支持
    部材の基端側に設けた移動装置により前記磁気記録媒体
    の所望のトラック位置に前記磁気ヘッド支持部材を介し
    て前記磁気ヘッドピースを移動させる磁気ヘッドであっ
    て、 前記上側に配置される磁気ヘッド取付板の外周側部分に
    略沿う形状で当該外周側部分を覆って前記磁気ヘッド取
    付板に固定される周回部と、該周回部から内方に延設さ
    れ先端側が略“へ”の字状に折り曲げられた板状の腕部
    とからなる補助支持板を、前記磁気ヘッドピースの取付
    面と反対面となる前記磁気ヘッド取付板の裏面側に設
    け、前記補助支持板の腕部は、前記磁気ヘッド取付板の前記
    回転装置側部分の中央部分に延設され、前記補助支持板
    の腕部の先端部は、前記磁気ヘッド取付板に当接し 前記
    磁気ヘッド取付板が前記磁気ヘッドピースの取付面と反
    対方向に変位することを抑えてなることを特徴とする磁
    気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記補助支持板の腕部が前記磁気ヘッド
    取付板における前記磁気ヘッドピースが取り付けられる
    インランド部に当接してなることを特徴とする請求項1
    記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記補助支持板は、厚さが0.10mm
    前後のステンレスまたはBe−Cuの非磁性金属材から
    なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記補助支持板の周回部は全周にわたっ
    て接着剤にて固定されてなることを特徴とする請求項1
    から請求項3までのいずれかに記載の磁気ヘッド。
JP2000012952A 2000-01-21 2000-01-21 磁気ヘッド Expired - Fee Related JP3475290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000012952A JP3475290B2 (ja) 2000-01-21 2000-01-21 磁気ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000012952A JP3475290B2 (ja) 2000-01-21 2000-01-21 磁気ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001202730A JP2001202730A (ja) 2001-07-27
JP3475290B2 true JP3475290B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=18540611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000012952A Expired - Fee Related JP3475290B2 (ja) 2000-01-21 2000-01-21 磁気ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3475290B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8054585B2 (en) * 2006-11-28 2011-11-08 Sae Magnetics (Hk) Ltd. Gimbal with assymmetric dynamic stiffness

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001202730A (ja) 2001-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6965500B1 (en) Suspension design for attenuation of disk flutter induced track mis-registration of a hard disk drive by manipulation of load beam pitch angle
JP3057037B2 (ja) 超音波接着実行方法、サスペンション・アセンブリを変形させ維持させ解除する方法
JPH11514780A (ja) 磁気記憶システムのためのマルチピース一体型サスペンション・アセンブリ
JP3844638B2 (ja) 磁気ディスク装置およびその製造方法
US7450347B2 (en) Head suspension with bridge portion separating apertures near lift tab
JPH033176A (ja) 磁気ヘツド・サスペンシヨン装置
US7417823B2 (en) Data storage device with shock sensor mounted on circuit board and provided adjacent shield and disc assembly protrusions
JPH07244826A (ja) 磁気ディスク駆動装置
US7035054B2 (en) Magnetic head apparatus, magnetic head supporting mechanism and magnetic recording apparatus having an improved impact resistance
JPH07176181A (ja) ディスク駆動装置、およびその組立方法
US6937442B2 (en) Contacting point damping method between flex circuit and pivot housing
CN113053421B (zh) 盘装置
JP3475290B2 (ja) 磁気ヘッド
JP4583715B2 (ja) 磁気ヘッド用サスペンション
EP1522065B1 (en) Head support mechanism, head drive device, and disk apparatus
CN111653293B (zh) 盘装置
JP2004303398A (ja) ヘッド支持装置およびそれを用いたディスク装置
KR20000022669A (ko) 헤드 어셈블리 및 디스크 드라이브
US20030231432A1 (en) Windage, shock and low mass conventional suspension design
JPH09251733A (ja) 磁気ディスク装置
JP2806164B2 (ja) 磁気ヘッド組立体
JP2003123460A (ja) 磁気ディスク装置及び加速度センサ実装方法
JP2952106B2 (ja) 磁気ヘッドユニット
JP3986454B2 (ja) ディスク装置
JP2812936B2 (ja) 磁気ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees