JP3475284B2 - 雪害防止機構を有する開閉式の窓 - Google Patents

雪害防止機構を有する開閉式の窓

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JP3475284B2 JP02150897A JP2150897A JP3475284B2 JP 3475284 B2 JP3475284 B2 JP 3475284B2 JP 02150897 A JP02150897 A JP 02150897A JP 2150897 A JP2150897 A JP 2150897A JP 3475284 B2 JP3475284 B2 JP 3475284B2
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陽一郎 菱垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高速道路等
に沿って設置される防音壁設置区間において、照明灯、
標識等の管理用として、道路内への出入用に供される開
閉式の窓に関し、特に積雪により窓の開閉ができなくな
ることを防止した雪害防止機構を有する開閉式の窓に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の開閉式の窓として、本出願
人は特開平7−102535号公報に記載される如き管
理窓を提案した。この管理窓は、防音パネルが戸枠内に
取付けられてなる左右の引違い戸が、方形状の窓枠内に
設けられたものであって、窓枠がアルミニウム型材から
なる複数の枠材が枠組みされて形成されると共に、上下
の横方向の枠材に長さ方向に亘って縦方向にに延出する
騒音の漏洩防止板部が設けられて窓枠と引違い戸との隙
間からの騒音漏洩防止となされ、引違い戸の戸枠がアル
ミニウム型材からなる複数の桟材が枠組み形成されてな
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの開閉
式の窓は、窓枠の上下横枠材はそれぞれ断面略溝形状と
なされ、引違い戸の上部の吊り戸車が上横枠材の溝内に
形成されたガイドに移動可能に支持されると共に、引違
い戸の下部のガイドローラーが下横枠材の溝内に形成さ
れたガイド溝に移動可能に嵌め込まれた吊り下げ構造に
なっており、しかも前記ガイド溝が露出しているため
に、この開閉式の窓を積雪地方に設置した場合、積雪時
に前記ガイド溝内に雪が入り込んで凍結し、ガイド溝が
塞がれてガイドローラーが動かなくなって引違い戸の開
閉ができなくなる問題がある。
【0004】そこで本発明は、上記の如き問題点を解消
し、積雪時において、窓の開閉ができなくなることを防
止した雪害防止機構を有する開閉式の窓を提供せんとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係る雪害防止機構を有する開閉式の窓は、上下横
枠材と左右縦枠材とが方形状に枠組みされて形成された
窓枠内に、左右に開閉可能な引違い戸が設けられ、引違
い戸は、戸枠を形成する上横桟材に吊り戸車が取付けら
れると共に下横桟材に溝部が形成され、窓枠は、前記吊
り戸車が移動可能に支持されるハンガーレールが上横枠
材に長手方向に沿って形成されると共に前記溝部が移動
可能に嵌め込まれる凸条のガイドレールが下横枠材に長
手方向に沿って形成され、且つガイドレールを覆ってガ
イドレール上に雪が積もるのを防ぐレールカバーが開閉
可能に取付けられていることを特徴とするものである。
【0006】この発明によれば、引違い戸の上部の吊り
戸車が窓枠の上横枠材に形成されたハンガーレールに移
動可能に支持されると共に、引違い戸の下部の溝部が窓
枠の下横枠材に形成された凸条のガイドレールに移動可
能に嵌め込まれ、しかもガイドレールを覆ってガイドレ
ール上に雪が積もるのを防ぐレールカバーが開閉可能に
取付けられているので、引違い戸を閉めている時は、レ
ールカバーを閉めた状態にしてガイドレール上に雪が積
もるのを防止し、引違い戸を開ける時に、まずレールカ
バーを開き、その後に引違い戸を開けばよい。従って、
ガイドレール上に直接雪が積もることがなく、また仮に
ガイドレール上に雪がかかっても、凸条のガイドレール
であるために、引違い戸を開ける際に雪が容易に取り除
かれ、引違い戸の開閉ができなくなることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照し、具体的に説明する。すなわち図1は本
発明の実施の一形態を示す正面図、図2は図1のレール
カバーを閉じた状態の縦断面図、図3は図1のレールカ
バーを開けた状態の一部切欠縦断面図、図4は図1の横
断面図、図5は設置状態を示す正面図、図6は本発明に
用いられる引違い戸の実施の他の形態を示す縦断面図で
ある。
【0008】図面において、Wは本発明に係る開閉式の
窓であって、方形状の窓枠1内に、左右に開閉可能な引
違い戸2が設けられている。
【0009】引違い戸2は、それぞれアルマイト処理さ
れたアルミニウム型材等からなる上下横桟材21,22
と左右縦桟材23,24とが方形状に枠組みされて形成
された戸枠25内に透光板26が取付けられて形成さ
れ、透光性と遮音性とが具備されたものである。そして
前記戸枠25を形成する上横桟材21には上部に吊り戸
車27が取付けられ、下横桟材22の下部には断面コ字
状の溝部28が形成され、その溝部28の対向する両内
壁は、丸みを帯びた摺動部29が形成されている。さら
に道路内に入る側から見て、戸枠25の左右縦桟材2
3,24には、一方に引手3、他方に錠前4がそれぞれ
取付けられている。なお前記透光板26としては耐衝撃
性を有するポリカーボネートやアクリル樹脂等の透光性
合成樹脂板やガラス板等が用いられる。
【0010】窓枠1は、それぞれアルマイト処理された
アルミニウム型材等からなる上下横枠材11,12と左
右縦枠材13,14とが枠組みされて形成されている。
そして上横枠材11内には、前記左右の引違い戸2の吊
り戸車27が移動可能に支持されるハンガーレール15
が長手方向に沿って形成され、また下横枠材12の上部
には、下枠アダプター16が取付けられ、その上面に、
前記左右の引違い戸2の溝部28が移動可能に嵌め込ま
れる角凸条のガイドレール17が長手方向に沿って形成
されている。なお前記ガイドレール17は、下枠アダプ
ター16を用いずに下横枠材12に直接形成されていて
もよい。また左右縦枠材13,14には、落下防止ワイ
ヤー19が挿通されるワイヤー挿通孔18がそれぞれ穿
設されている。
【0011】さらに下横枠材12には、図2に示される
如くガイドレール17を覆ってガイドレール17上に雪
が積もるのを防ぐアルミ板等からなるレールカバー5が
取付けられている。すなわちレールカバー5は、その基
端部が下横枠材12の前面に取付けられた丁番6に開閉
可能に取付けられ、先端部が一方の引違い戸2のガイド
レール17を覆って、他方の引違い戸2の下横桟材22
に片流れ状に係止されている。
【0012】そして、引違い戸2を閉めている時は、レ
ールカバー5を閉めた状態にしておけば、ガイドレール
17上に雪が積もるのを防止することができ、またレー
ルカバー5の上に積もる雪は、片流れ状の上面を滑り落
ちやすく、レールカバー5の上に雪が積もるのも防止さ
れる。次に引違い戸2を開ける時は、図3に示される如
くレールカバー5を丁番6を中心に手前に回動させて開
いた状態にすれば、引違い戸2を開けることができる。
【0013】なお本形態での引違い戸2は、一方のみを
可動とし、他方を固定したものとし、図4に示される如
くレールカバー5は可動側の引違い戸2のガイドレール
17上に設けら、使用しない固定側の引違い戸2のガイ
ドレール17は露出された状態であるが、両方の引違い
戸2を可動にするならば、両方の引違い戸2のそれぞれ
のガイドレール17上にレールカバー5を設ければよ
い。
【0014】上記形態による開閉式の窓Wを、図5の如
く、例えば道路に沿って所定間隔をおいて列設されたH
型鋼からなる支柱7の凹溝71間に透光板からなる遮音
パネル72をさし渡して形成される透光性遮音壁の一部
として設置する場合には、左右縦枠材13,14を同様
にして支柱7の凹溝71間にさし渡して設置すれば、こ
の開閉式の窓Wから道路内に出入するようにすることが
できる。またワイヤー挿通孔18に挿通した落下防止ワ
イヤー19を支柱7に固定すれば、この開閉式の窓Wが
支柱7より離脱しても、落下防止ワイヤーで連結されて
いるので、道路上への落下が防止される。
【0015】すなわち本形態の引違い戸2は、前記の如
く戸枠25内に透光板26が取付けられ、引違い戸2の
向こう側が視認される、所謂透光性の引違い戸2となさ
れている。このような透光性の引違い戸2を用いた開閉
式の窓Wは道路に沿って所定間隔をおいて列設された支
柱7間に透光板からなる遮音パネル72をさし渡して形
成される透光性遮音壁の一部として、違和感なく好適に
用いられる。
【0016】また引違い戸2は、図6に示される如く、
内部に吸音材81が充填され表面に多数の吸音孔が穿設
されたパネル8が戸枠25内に取付けられて形成され、
所謂吸音性を具備させた非透光性の引違い戸2でもよ
く、かかる非透光性の引違い戸2を用いた開閉式の窓W
は、例えば道路に沿って所定間隔をおいて列設された支
柱間に非透光性の吸音パネルをさし渡して形成される吸
音壁の一部として、違和感なく好適に用いられる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、引違い戸の下部の溝部
が窓枠の下横枠材に形成された凸条のガイドレールに移
動可能に嵌め込まれ、しかもガイドレールを覆ってガイ
ドレール上に雪が積もるのを防ぐレールカバーが開閉可
能に取付けられているので、引違い戸を閉めている時
は、レールカバーを閉めた状態にしてガイドレール上に
雪が積もるのを防止し、引違い戸を開ける時に、まずレ
ールカバーを開き、その後に引違い戸を開けばよい。従
って、ガイドレール上に直接雪が積もることがなく、ま
た仮にガイドレール上に雪がかかっても、凸条のガイド
レールであるために、引違い戸を開ける際には雪が容易
に取り除かれ、引違い戸の開閉ができなくなることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す正面図である。
【図2】図1のレールカバーを閉じた状態の縦断面図で
ある。
【図3】図1のレールカバーを開けた状態の一部切欠縦
断面図である。
【図4】図1の横断面図である。
【図5】本発明の設置状態を示す正面図。
【図6】本発明に用いられる引違い戸の実施の他の形態
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 窓枠 11 上横枠材 12 下横枠材 13 左縦枠材 14 右縦枠材 15 ハンガーレール 16 下枠アダプター 17 ガイドレール 18 ワイヤー挿通孔 19 落下防止ワイヤー 2 引違い戸 21 上横桟材 22 下横桟材 23 左縦桟材 24 右縦桟材 25 戸枠 26 透光板 27 吊り戸車 28 溝部 29 摺動部 3 引手 4 錠前 5 レールカバー 6 丁番 7 支柱 71 凹溝 72 遮音パネル 8 パネル 81 吸音材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 8/00 E06B 1/34 E06B 1/36 E06B 5/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下横枠材と左右縦枠材とが方形状に枠
    組みされて形成された窓枠内に、左右に開閉可能な引違
    い戸が設けられ、引違い戸は、戸枠を形成する上横桟材
    に吊り戸車が取付けられると共に下横桟材に溝部が形成
    され、窓枠は、前記吊り戸車が移動可能に支持されるハ
    ンガーレールが上横枠材に長手方向に沿って形成される
    と共に前記溝部が移動可能に嵌め込まれる凸条のガイド
    レールが下横枠材に長手方向に沿って形成され、且つガ
    イドレールを覆ってガイドレール上に雪が積もるのを防
    ぐレールカバーが開閉可能に取付けられていることを特
    徴とする雪害防止機構を有する開閉式の窓。
  2. 【請求項2】 レールカバーが、一方の引違い戸のガイ
    ドレールを覆って、その先端部が他方の引違い戸の下横
    桟材に片流れ状に係止されていることを特徴とする雪害
    防止機構を有する開閉式の窓。
  3. 【請求項3】 引違い戸は、透光板が戸枠内に取付けら
    れて形成されていることを特徴とする請求項1または2
    記載の雪害防止機構を有する開閉式の窓。
  4. 【請求項4】 引違い戸は、内部に吸音材が充填され表
    面に多数の吸音孔が穿設されたパネルが戸枠内に取付け
    られて形成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の雪害防止機構を有する開閉式の窓。
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