JP3475227B2 - 定長押出し麺線の製造装置及び製造方法 - Google Patents

定長押出し麺線の製造装置及び製造方法

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JP3475227B2
JP3475227B2 JP04736199A JP4736199A JP3475227B2 JP 3475227 B2 JP3475227 B2 JP 3475227B2 JP 04736199 A JP04736199 A JP 04736199A JP 4736199 A JP4736199 A JP 4736199A JP 3475227 B2 JP3475227 B2 JP 3475227B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定長押出し麺線の製
造装置及び製造方法に関し、より詳しくは押出し機から
例えばスパゲッテイのような麺線群を押出して製造する
際に、麺線群の長さをほぼ一定に揃えることができ、ま
た、一定数量毎に個分けすることができ、更に、その切
断長さを適宜変更し得る装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】例えばス
パゲッテイなどの押出し麺の麺線の製造方法には、ダイ
スから直接麺線を押出して製造する方法以外に、特殊な
ダイスによって麺帯を押出した後、切り刃などによって
適切な幅に切出す方法が知られている。このうち、切出
し方法は、線状の孔を有するダイスによって麺生地を一
旦シート状に押出し、その麺帯を切り刃により麺線状に
切出した後、更に、カッターにより所定長さに切断し
て、一定長さの麺線を製造する方法である。この製造方
法は、一定量の麺線群を高速度で製造することができる
利点があり、定量化と量産化の点で優れている。この利
点を生かした提案として、特開昭58−162230号
や特開昭59−34857号を挙げることができる。
【0003】しかしながら、この製造方法は、麺帯をカ
ッターにより麺線状に切り出すものであるため、麺線の
断面形状が矩形になり、断面形状として丸状を必要とす
る場合は、擬似的なものとなる。また、この切出しによ
る麺線群の製造方法は、麺生地がシート状に押出された
麺帯を麺線状に切り出すものであるが、麺生地をシート
状に押出す圧力が低いことなどに起因して、得られた麺
線の品質・食感がダイスから直接押出して製造された麺
線と比較して劣るという問題がある。
【0004】これに対して、ダイスから直接麺線を押出
して製造する方法は、緻密な麺質を有する品質の高いス
パゲッティなどの押出し麺を得ることができる。この押
出し成形法による押出し麺線、たとえばスパゲッテイな
どの製造方法は、一般的には各種材料を調合してミキシ
ングされた麺生地を押出し機のダイスから押出して、一
定の断面形状の麺線群を得るとともに、その麺線群の途
中を竿掛けし、カッターで端部を切り揃えた後、乾燥さ
せ、その後所望の長さに切断し、計量した後、包装して
いる。
【0005】しかし、この押出し麺線の製造方法におい
ては、押出し機のダイスの孔径はほぼ一定であるが、そ
の各ダイス孔から押出される麺線の速度は一様ではな
く、たとえば図23(a) に示すように、麺線群1のほぼ
中央部の速度が速かったり、あるいは同図(b) に示すよ
うに、麺線群1の両端部の速度が速かったりする。この
速度分布は、押出し機やダイスの特性及び麺生地の特性
などの条件によって定まり、一様にすることはできな
い。このため、押出し成形においては、押出された麺線
群の先端部が常に不揃いとなり、毎回、先端部を切り揃
える必要があり、量産性に欠けるものであった。
【0006】また、押出し機より押出された生麺の状態
で個食に分配する場合には、上述の乾麺の製造方法とは
異なり、押出し麺線の製造時に、ほぼ一定形状の麺線群
を定量毎に分配しなければならない。ところが、押出し
麺線の製造方法は、各麺線が一様の速度で押出されず、
不揃いの端末部を各個食毎に切り捨てる必要があり、定
量化が困難という課題があると同時に、量産化が困難で
あるという課題があった。
【0007】今日の社会的ニーズとしては、押出し麺線
による個食に対する要求が大きい。しかしながら、麺線
押出し方法による個食定量分配の量産化を実現した製造
方法はなく、その実現が望まれていた。
【0008】そこで、本発明者は押出し麺線の定量化と
量産化を図るために鋭意研究と検討を重ねた結果、押出
し麺線の個々の押出し速度は不安定であるが、ばらつき
は一定の範囲内であることに着目し、本発明に至ったの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る定長押出し
麺線の製造装置の要旨とするところは、麺線押出し機
と、該麺線押出し機から押出され、垂下する麺線群の先
端部を切断する第1のカッターと、該先端部が切断され
た麺線群を所定の長さに切断する第2のカッターと、前
記第1のカッターによって切断された先端部の麺線群と
第2のカッターによって切断された所定長さの麺線群と
を選択的に取り出す選択手段とを備え、前記麺線押出し
機、第2のカッター、第1のカッター及び選択手段が当
該順に上から下にほぼ垂直方向に配設されていることに
ある。
【0010】この定長押出し麺線の製造装置によれば、
通常の麺線押出し機のダイスから押出されて麺線群が垂
下するのに伴い、その麺線群の先端は不揃いが進行して
くる。そこで、先ず不揃いの麺線群の先端を第1のカッ
ターで全体として線状に切断し、押出された麺線群がほ
ぼ同じ長さになるように揃える。ここで、本明細書にお
いて、「線状」というときは、特に限定しない限り、直
線状、曲線状、及び螺旋状等の形状をいう。また、「ほ
ぼ同じ長さ」とは、全ての麺線や麺線群が同じ長さにな
る必要はない。たとえば得られた麺線群の量目のバラツ
キが設定された基準となる一定量の許容範囲内にあれば
よい場合は、一部の麺線や麺線群について他より短いも
のが含まれていたとしても製品として何らの不都合はな
く、ほぼ同じ長さの範囲に含まれる。すなわち、一部の
麺線は定長に達していなくてもよい。なお、全ての麺線
及び麺線群が同じ長さであることを必要とする場合は、
そのように設定することも可能である。第1のカッター
は、このように麺線や麺線群がほぼ同じ長さになるまで
連続的に切断の動作を繰り返し、ほぼ同じ長さに切断し
た時、その動作を停止させるのが好ましいが、常時はそ
の動作を停止させておき、押出されてきた麺線や麺線群
がほぼ同じ長さに得られる時点で作動させ、不揃いの先
端部を一度で切断するようにしてもよい。このようにし
て、第1のカッターで麺線群がほぼ同じ長さとなるよう
に先端が切断され揃えられた後、続いてダイス側に配置
された第2のカッターによって先端が全体としてほぼ線
状に揃えられた麺線群が切断されて、ほぼ一定長さの麺
線群が得られる。ほぼ定長化された麺線群が得られるま
での時間は、麺線押出し機の押出し速度が一定であれば
ほぼ一定である。換言すれば、麺線が押出される速度の
バラツキは一定範囲内であるので、以降、この動作が同
じタイムサイクルで繰り返して行われ、ほぼ一定長さの
麺線群が量産される。
【0011】また、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、前記麺線押出し機から押出される麺線群は一定本
数毎に区画され、所定の長さに切断された定量の麺線群
は個別に収容されることにある。このように、麺線押出
し機から押出される麺線群が一定本数毎に区画をなして
いることにより、麺線群の製造工程で定量化された個食
が得られる。
【0012】更に、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、前記第1のカッター又は第2のカッターのいずれ
か一方又は双方は、回転体面上を回転させられる線状の
カッター刃と、該カッター刃と噛み合う固定刃とから構
成されることにある。この構成のカッターにおいては、
カッター刃が回転体面上たとえば円筒面上を1回転させ
られる毎に固定刃と噛み合い、麺線群を切断することが
できる。したがって、カッター刃を断続的に回転させ、
あるいは緩急適宜変化させて連続的に回転させることに
より、麺線群を任意のタイミングで切断することができ
る。
【0013】あるいは、この定長押出し麺線の製造装置
において、前記第1のカッター又は第2のカッターのい
ずれか一方又は双方は、軸心に対して揺動させられる線
状のカッター刃と、該カッター刃と噛み合う固定刃とか
ら構成されることにある。この構成のカッターにおいて
は、カッター刃が1往復揺動させられる毎に固定刃と噛
み合い、麺線群を切断することができる。したがって、
麺線押出し機による麺線群の押出し速度に連動させてカ
ッター刃を適宜揺動させることにより、麺線群を任意の
タイミングで切断することができる。
【0014】また、少なくとも前記第一のカッターが、
軸心に対して揺動させられる線状のカッター刃と、該カ
ッター刃と噛み合う固定刃とから構成される前記定長押
出し麺線の製造装置において、該選択手段は第1のカッ
ターのカッター刃を支持するとともに該第1のカッター
によって切断された先端部の麺線群を回収する受け部材
を備え、該受け部材はカッター刃とともに揺動させられ
るように構成したことにある。この構成の第1のカッタ
ーにおいては、選択手段がカッター刃と一体化させられ
ていて、第1のカッターによって切断された麺線群の不
揃いの先端部はカッター刃と一体の受け部材に載せられ
て回収される。そして、第2のカッターによって切断さ
れたほぼ一定長さの麺線群は異なる通路を落下させら
れ、第1のカッターによって切断された麺線群の不揃い
の先端部と混ざることはない。
【0015】更に、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、前記第1のカッターと第2のカッターとの距離が
可変とされていることにある。このように、第1のカッ
ターと第2のカッターの距離を適宜変更することによ
り、ほぼ一定の長さに切断される麺線群の長さを任意に
調整することができる。例えば、第1のカッター及び第
2のカッターが、回転するカッター刃から構成される場
合には、カッター刃への回転運動の伝達を維持しながら
両方又は一方のカッター刃の回転軸の軸受を移動させる
構成とすることにより、両方の回転軸同志の距離を調節
して第1のカッターと第2のカッターの距離を調節でき
る。なお、カッター刃の回転軸の軸受を移動させる機構
は、螺子機構等を用いて構成できる。また、1個のカッ
ターに対して軸受を複数個設けておき、いずれか一つの
軸受を選択できるように構成しても良い。
【0016】また、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、前記選択手段は、前記第1のカッターによって切
断された先端部の麺線群を回収する回収手段と、第2の
カッターによって切断された所定長さの麺線群を収納す
る収納手段とに、切断された麺線群を選択的に振り分け
るダンパーを備え、第1のカッター及び第2のカッター
の作動に連動させられていることにある。この構成に係
る選択手段を採用し、ダンパーを振り分けることによっ
て、第1のカッターによって切断された先端部の麺線群
を回収手段に回収し、あるいは第2のカッターによって
切断された所定長さの麺線群を収納手段に収納すること
ができる。
【0017】また、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、前記第1のカッターの下方にほぼ水平なパレット
を備え、パレット上に先端部の麺線群を載置し、パレッ
トをほぼ水平方向に運動させることにより、当該先端部
の麺線群を回収することにある。このパレットはほぼ水
平方向に備えられているため、第1のカッターの下方の
広い範囲に渡って位置することとなり、第1のカッター
によって切断された先端部の麺線群は、確実にパレット
上に載置されて回収される。なお、パレットの形態は、
第1のカッターの下方へ落下する先端部の麺線群を受け
ることができるものであれば、ほぼ水平方向の板形状、
上部に凹部を有する湾曲形状等、特に限定されない。ま
た、複数の孔を設けたパレット、又はメッシュ状のパレ
ットであっても良い。
【0018】また、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、前記パレット上に載置された先端部の麺線群を掻
き出して前記回収手段へ送る掻き出し手段を備えたこと
にある。この掻き出し手段により、パレット上の先端部
の麺線群が掻き出されるため、先端部の麺線群がパレッ
トに付着することがなく、先端部の麺線群が確実に回収
手段へ送られる。この掻き出し手段の形態は、アーム等
の部材をパレット上の先端部の麺線群に当接させておい
てパレットをほぼ水平方向に運動させることによって掻
きだす手段、又は、アーム等の部材をパレット上の先端
部の麺線群に当接させておいてパレットのほぼ水平方向
の運動にともなってアーム等の部材をほぼ反対方向へ運
動させる手段等、特に限定されない。
【0019】次に、本発明に係る定長押出し麺線の製造
方法の要旨とするところは、麺線押出し機から順次連続
的に押出されて垂下する麺線群の先端部をほぼ切り揃え
る工程と、該先端部がほぼ切り揃えられた麺線群を所定
の位置で切断する工程とを繰り返し、ほぼ一定長さの麺
線群を製造することにある。この製法を採用することに
より、量産化が実現できる。
【0020】また、この定長押出し麺線の製造方法にお
いて、前記麺線押出し機から順次連続的に押出される麺
線群を一定本数毎に区画し、ほぼ一定長さに切断された
麺線群を該区画毎に収容することにある。この製法を採
用することにより、定量化が実現できる。
【0021】更に、上述の定長押出し麺線の製造装置に
おける製造方法において、前記第1のカッターは垂下す
る麺線群の先端部を常時切り揃えるように連続的に作動
させられるとともに、該先端部をほぼ切り揃えることが
できる所定時間ごとに間欠的に停止させられ、且つ第2
のカッターは該第1のカッターの停止時に作動させら
れ、該先端部がほぼ切り揃えられた麺線群を所定の位置
で切断して、ほぼ一定長さの麺線群を得ることにある。
この製法を採用することにより、高速での量産化が実現
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る定長押出し麺
線の製造装置及びその製造方法の実施の形態を図面に基
づいて詳しく説明する。
【0023】図1及び図2に示すように、定長押出し麺
線の製造装置10は、麺線押出し機12と、この麺線押
出し機12から押出され、垂下する麺線群14の不揃い
の先端部(16)を切断する第1のカッター18と、先
端が切断された麺線群14を所定の長さに切断する第2
のカッター20と、第1のカッター18により切断され
た不揃いの先端部の麺線群16と第2のカッターによっ
て切断された所定長さの麺線群24とを選択的に取り出
す選択手段26とを備え、これら麺線押出し機12、第
2のカッター20、第1のカッター18及び選択手段2
6がこれらの順に上から下にほぼ垂直方向に配設されて
構成されている。
【0024】麺線押出し機12は予め調整された麺生地
を、たとえばスクリュー式の押出し装置に配設された多
数の孔を有するダイスから押し出す装置が用いられる
が、構造などは特に限定されるものではない。麺線押出
し機12は各種の装置の中で、麺線群14を連続的に押
し出す装置が量産性などの観点から特に好ましい。ま
た、麺線押出し機に取り付けられるダイスには麺線が押
出される多数の孔が千鳥状又は格子状などに配設されて
いる。そして、ダイスには一定本数の麺線群14が適切
な個数だけ同時に得られるように、一定数の孔から成る
区画30(図1参照)が複数に区分けされて配設されて
いる。したがって、一定本数の麺線群14からなる区画
30毎に、個別のシュート32へ入っていくことにな
る。なお、ダイスの孔の直径は一定であり、製造される
麺線の直径である。また、ダイスの孔の個数は孔に栓を
するなどによって、押出される麺線の本数を調整するこ
とができる。
【0025】麺線押出し機12から押出された麺線群1
4はシュート32の側壁内面に沿って導かれ、第2のカ
ッター20部を通過させられ、更に、シュート34の側
壁内面に沿って導かれ、第1のカッター18部を通過さ
せられる。このとき、1つの区画30内の麺線群14毎
に、個別に構成されたシュート32、第2のカッター2
0、更にシュート34及び第1のカッター18の順に通
過させられる。
【0026】第1のカッター18と第2のカッター20
はいずれも、線状のカッター刃36,38と固定刃4
0,42とから構成される。このうち、カッター刃3
6,38はそれぞれ別個の軸44の周りを円筒面上に図
示しないモーターなどを備えた駆動装置により回転させ
られ、それぞれの軸44は図示しない別個のフレームに
軸支されている。また、カッター刃36,38は、回転
体面たとえば円筒面の一部を成す形状に形成され、仕切
板でもある回転円盤46の外周部に取り付けられてい
て、図示しない駆動装置によって軸44の周りをそれぞ
れ所定のタイミングで回転させられるように構成されて
いる。他方、固定刃40,42はそれぞれシュート3
2,34の下部に配設され、いずれもカッター刃36,
38の軸44を軸支する別個のフレームにそれぞれ取り
付けられている。なお、定長押出し麺線の製造装置10
において、第1のカッター18の軸44と第2のカッタ
ー20の軸44との距離を調節できるように構成すれ
ば、第1のカッター18と第2のカッター20との距離
が可変となるように構成できる。
【0027】これらカッター刃36,38及び固定刃4
0,42はいずれも一直線状に配設されていてもよい
が、たとえば図3(a) に示すように、仕切板である回転
円盤46で区切られる区画30毎に、カッター刃36,
38を傾斜させて、カッター刃36,38と固定刃4
0,42との噛み合い位置が徐々に移動するように構成
してもよい。あるいは逆に、同図(b) に示すように、仕
切板である回転円盤46で区切られる区画30毎に、固
定刃40,42を傾斜させて、カッター刃36,38と
固定刃40,42との噛み合い位置が徐々に移動するよ
うに構成してもよい。また、カッター刃36,38と固
定刃40,42の双方とも傾斜させて構成することも可
能である。更にまた、これらの実施形態において、カッ
ター刃36,38と固定刃40,42のいずれか一方又
は双方を曲線状に構成してもよく、その他特に限定され
ない。このようにカッター刃36,38又は固定刃4
0,42を傾斜させたり、曲線状に構成することによ
り、麺線の切断面がきれいになり、しかも麺線群14の
切断が順になされるため、カッター刃36,38の負荷
が小さくなり、切断が容易になる。
【0028】そして、第1のカッター18などが取り付
けられるフレームと、第2のカッター20などが取り付
けられるフレームとの間隔は一定であっても、調整し得
るように構成されていてもよい。以上の構成に係る第1
のカッター18及び第2のカッター20は、回転するカ
ッター刃36,38と固定刃40,42がそれぞれ噛み
合ったとき、その間の麺線群14を切断することができ
る。
【0029】これらのカッターのうち、第1のカッター
18のカッター刃36は常に一定速度で回転させられて
いて、図4に示すように、押出されてきた麺線群14の
不揃いの先端部(16)を固定刃40の下に飛び出した
先端から順に細かく切断し、麺線群14の先端部(1
6)が全体として直線状にほぼ切り揃えられる頃、カッ
ター刃36の回転が停止させられる。このほぼ切り揃え
られた麺線群14の中の麺線あるいは麺線群14には短
いものが含まれていてもよく、全ての麺線及び麺線群1
4が切り揃えられることを要しない。カッター刃36の
停止は麺線群14の先端部(16)をほぼ切り揃え、回
転円盤46に仕切られた区画30毎に定量的に同じ重量
として許容される範囲に入る時間を予め求め、それに基
づいて設定されたタイマーによって作動させられる。ま
た、停止させられたカッター刃36の始動は、第2のカ
ッター20が作動したことを検出して作動させられる。
他方、第2のカッター20のカッター刃38は通常定位
置に停止させられていて、第1のカッター18のカッタ
ー刃36が停止させられたとき、瞬時にカッター刃38
が回転させられて固定刃42と噛み合い、麺線群14
(24)を切断した後、落下する定長の麺線群24を引
っ掛けない速度で定位置にまで回転し、その後、停止さ
せられる。
【0030】次に、第1のカッター18の下部には、第
1のカッター18により切断された不揃いの麺線群16
と第2のカッター20により切断されたほぼ一定長さの
麺線群24とを選択的に取り出す選択手段26が配設さ
れている。選択手段26は軸48の周りをシリンダなど
により揺動させられる振分けダンパー(選択手段)50
と、この振分けダンパー50によって導かれてきた不揃
いの麺線群16を受け取って搬出する回収コンベア(回
収手段)52と、振分けダンパー50を通過してきたほ
ぼ一定量の麺線群24を収容するバスケット(収納手
段)54とから構成されている。
【0031】振分けダンパー50は第1のカッター18
が作動しているときは、図2中、二点鎖線で示す位置に
回動させられていて、周期的に切断された不揃いの麺線
群16を回収コンベア52に導く。回収コンベア52に
載せられた麺線群16は麺線押出し機に回収され、混ぜ
合わされて、再利用される。次いで、第1のカッター1
8が停止した後、切り落とされた不揃いの麺線群16が
振分けダンパー50を通過した直後に、図2中、実線で
示す位置に回動させられる。それと同時に、図5に示す
ように、第2のカッター20のカッター刃38が回転駆
動させられ、ほぼ一定長さに切り揃えられてほぼ一定量
とされた麺線群24が落下させられる。このほぼ一定長
さの麺線群24は振分けダンパー50を通過するとき、
位置決めされてバスケット54の中に確実に収容され
る。麺線群24を収容したバスケット54は次工程へ送
られるとともに、空のバスケット54が振分けダンパー
50の下に送られてくる。バスケット54は連続的に又
は間欠的に移動させられていて、いずれにおいても、タ
イムサイクルで作動させられる第1のカッター18及び
第2のカッター20の作動にタイミングを合わせて、バ
スケット54は移動させられる。
【0032】以上、本実施例に係る定長押出し麺線の製
造装置10の構成を作動とともに説明したが、本装置は
上述の作動を繰り返して行い、定量の押出し麺線を個食
毎に区分けして量産することができる。
【0033】次に、本発明に係る定長押出し麺線の製造
装置は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々
の形態で実施し得るものである。
【0034】たとえば、図6に示すように、1人前の個
食を得るための麺線群14の本数が多い場合には、たと
えば2つの小区画56に分けて構成することも可能であ
る。すなわち、同図に示すように、麺線押出し機12に
配設されるダイスの孔を2つの小区画56に分けるとと
もに、それぞれの小区画56から押出されてくる麺線群
14を個別のシュート32に導き、第2のカッター58
に導入する。更に、それぞれの区画56の麺線群14を
個別のシュート34に導き、第1のカッター60に導入
する。第1のカッター60及び第2のカッター58はい
ずれも、回転させられる1つのカッター刃36,38に
対して、それぞれ2個の固定刃40a,40b及び42
a,42bが配設されて構成される。なお、他の構成は
前述の実施形態と同様であり、同一の符号を付して説明
を省略する。
【0035】この定長押出し麺線の製造装置62におい
ても、押出されてきた麺線群14の先端の不揃いの先端
部(16)が第1のカッター60により細かく切断さ
れ、その切断された麺線群16は振分けダンパー50に
よって回収コンベア52に導かれて回収され、再利用さ
れる。このとき、カッター刃36が1回転するごとに2
個の固定刃40a,40bにより個別に麺線群14の先
端部(16)がほぼ同時に切断され、その切断された麺
線群16は振分けダンパー50によって1か所に集めら
れることになる。このようにして、第1のカッター60
により2つの小区画56の麺線群14の先端部がほぼ切
り揃えられた後、図7に示すように、第2のカッター5
8により小区画56毎に麺線群14が切断され、ほぼ一
定の長さの麺線群24が製造される。製造された2つの
小区画56毎の麺線群24は落下する途中に、振分けダ
ンパー50内で1つに合わされ、個食のバスケット54
に収容される。
【0036】この定長押出し麺線の製造装置62によれ
ば、押出されてきた麺線の束から成る麺線群14が2つ
の小区画56に分けられて、それぞれの麺線群14が個
別に切断されるため、切断部で麺線群14が押しつぶさ
れて変形したり、麺と麺が密着したりすることはない。
麺線の本数が少ない場合には、前述の実施形態のように
個食分の麺線群14を1度に纏めて切断してもよいが、
麺線の本数が多い場合には、個食分の麺線群14を複数
の区画に分割して切断するのが好ましい。なお、小区画
56の個数は2区画に限定されるものではなく、3以上
の小区画に分割することも可能であり、特に限定されな
い。
【0037】また、上述の第1のカッター18,60と
第2のカッター20,58との間隔は一定で移動させる
ことができないように構成されていてもよいが、両者の
間隔を適宜任意に移動させ得るように構成するのがより
好ましい。第1のカッター18,60と第2のカッター
20,58との間隔を調整することにより、得られる麺
線群24の長さを変更することができ、個食の麺重量を
適切なものとすることができる。なお、個食の麺重量は
麺線の本数と長さによって決定され、麺重量の微調整は
麺線群24の長さすなわち第1のカッター18,60と
第2のカッター20,58との相対的な間隔を微調整し
たり、ダイスの孔を塞いだり逆に塞いだ孔を開けたりし
て麺線の本数を調整することにより行われる。
【0038】更に、選択手段である振分けダンパーにお
いて、上述の実施形態に示すように、振分けダンパー5
0自体を揺動させていたが、たとえば図8に示すよう
に、固定式のダンパー64を用い、そのダンパー64の
通路を変更する切換板66を設けてもよい。切換板66
は図示しない駆動装置、たとえばシリンダ、電磁ソレノ
イド、モーター等々により軸を中心に回動させられる。
【0039】この切換板66は、第1のカッター18,
60が作動させられている間は、図中実線で示すように
ダンパー64内の通路を塞いで、側壁に設けられた開口
部68を開口し、他方、第2のカッター20,58が作
動させられている間は、図中二点鎖線で示すようにダン
パー64内の通路を開けるとともに、開口部68を塞ぐ
ように作動させられる。したがって、第1のカッター1
8,60によって麺線群14の不揃いの先端部(16)
を切断している間は、ダンパー64の通路が切換板66
によって塞がれているため、切断された不揃いの麺線群
16は、切換板66の表面に当たったのち、開口部68
から外部に排出され、回収コンベア52によって回収さ
れ再利用される。また、先端部がほぼ切り揃えられて、
第2のカッター20,58によってほぼ一定長さの麺線
群24が切断されるとき、切換板66は回動させられて
開口部68が塞がれるとともに通路が開けられて、定量
の麺線群24はダンパー64内を通過してバスケット5
4に入れられる。
【0040】また、上述の実施形態では、1列方向の麺
線群14を複数の区画に区分けして、複数の個食を同時
に製造する例を示したが、更に図9に示すように、複数
列の麺線群14を麺線押出し機から押出し、その複数列
の麺線群14のそれぞれに対応させて第1のカッター6
0及び第2のカッター58を配設することも可能であ
る。この構成により、多数の個食を同時に量産すること
ができる。
【0041】ここで、複数の第1のカッター60又は複
数の第2のカッター58は、同図9に示すように、相互
に歯車70によって噛み合わされていて、1の歯車に回
転動力が加えられると、全ての歯車すなわち、第1のカ
ッター60又は複数の第2のカッター58が回転させら
れるようになっている。但し、回転方向は交互に反対方
向となり、それに伴って固定刃40a,40b又は固定
刃42a,42bの位置が交互に反対向きに配設されて
いる。この構成により、定長押出し麺線の製造装置をよ
りコンパクトに構成することができる。
【0042】次に、図10(a) に示すように、第1のカ
ッター72のカッター刃74と選択手段76とを一体的
に構成し、軸78を中心にしてカッター刃74と選択手
段76とを同時に、断続的に又は連続的に揺動させるよ
うに構成することも可能である。より詳しく説明すれ
ば、まず、第1のカッター72の固定刃40は線状を成
していて、シュート34の下端部に配設されている。こ
の固定刃40に噛み合うカッター刃74は同様に線状を
成し、選択手段76の端部に配設されている。カッター
刃74と固定刃40は相対的に傾斜させられているのが
好ましいが、特に限定されない。選択手段76は平板状
の受け部材80と、受け部材80の揺動中心である軸7
8と、受け部材80を揺動させる図示しない駆動装置と
から構成され、これら固定刃40などの下には固定式の
ダンパー82が必要に応じて配設されている。そして、
カッター刃74は受け部材80の軸78が設けられてい
る箇所とは対向する端部に設けられている。なお、前述
の実施形態と同様の箇所は同一の符号を付して説明を省
略する。
【0043】この定長押出し麺線の製造装置84は、ま
ず前述の形態と同様に、麺線押出し機12により麺生地
が麺線状に連続的に押出され、麺線群14が自重により
垂直方向に垂れ下がっていく。そして、麺線群14がシ
ュート32に導かれ、第2のカッター20のカッター刃
38と固定刃42との間を通って、更にシュート34に
導かれ、第1のカッター72のカッター刃74と固定刃
40との間に入っていく。このとき、第1のカッター7
2のカッター刃74及び受け部材80は図示しない駆動
装置により、最も開いた状態すなわちシュート34の出
口を覆い被さる位置に停止させられていてもよく、ある
いは一定の周期で揺動させられていてもよい。
【0044】カッター刃74が停止させられているとき
は、押出されてきた麺線群14の不揃いの先端部(1
6)が充分に固定刃40から下に出てほぼ一定長の麺線
群が得られる時に、カッター刃74及び受け部材80が
駆動させられ、同図(b) に示すように、麺線群14の先
端を切断した後、固定刃40の箇所で停止させられる。
また、カッター刃74が連続的に揺動させられていると
きは、麺線群14の不揃いの先端部(16)が固定刃4
0から下に飛び出した先端から、少しずつ切断され、麺
線群14の先端がほぼ切り揃えられた時、固定刃40の
箇所で停止させられる。いずれの場合においても、切断
された麺線群14の先端部(16)は受け部材80に受
けられ、その表面を滑り落ちて回収コンベア52の上に
載せられて回収され、再利用される。
【0045】カッター刃74が固定刃40の箇所で停止
させられた状態で、直ちに同図(c)に示すように、第2
のカッター20のカッター刃38が駆動させられ、麺線
群14が切断される。このとき、切断された麺線群24
は下端部が第1のカッター72によってほぼ切り揃えら
れているため、ほぼ一定長さに形成される。このほぼ一
定長さの麺線群24はダンパー82に導かれ、同図(d)
に示すように、バスケット54に収容される。また、第
2のカッター20のカッター刃38は1回転させられ
て、元の位置で停止させられ、更に、第1のカッター7
2のカッター刃74及び受け部材80は切断された麺線
群24が落下した後、元の位置に戻されて停止し、ある
いは揺動させられ、以下同様に作動させられる。
【0046】以上の構成の定長押出し麺線の製造装置8
4においても、第1のカッター72と第2のカッター2
0との間の距離を適宜変更し得るように構成することは
可能であり、任意の長さの麺線群24を製造することが
できる。
【0047】この実施形態に係る定長押出し麺線の製造
装置84も前述の定長押出し麺線の製造装置と同様の効
果が得られる。しかも、切断された不揃いの麺線群16
が通る通路と、定長の麺線群24が通る通路とが完全に
分離されるため、不揃いの麺線群16の一部がバスケッ
ト54の中に混入するのを防止することができる効果が
得られる。
【0048】また、上述の定長押出し麺線の製造装置8
4において、麺線群14の麺線の数が多く、全てを纏め
て1回で切断するのが困難な場合、たとえば図11に示
すように、前述同様に麺線群14を2つの小区画に分け
て供給し、第1のカッター86における固定刃88を2
つ設けることも可能である。本例においては、小区画に
分けて供給されてきた麺線群14をそれぞれ固定刃88
とカッター刃74により分割して切断することができ、
麺線群14の切断部が押し潰されたり、麺線と麺線とが
密着したりすることがない。
【0049】更に、図12に示すように、第1のカッタ
ー90における固定刃88を2つ設けるとともに、これ
ら2つの固定刃88に対応させて2つのカッター刃9
2,94を設けることも可能である。本例においては、
このうち切断方向に対して最も外側に位置するカッター
刃92には受け部材80が取り付けられていて、内側に
位置するカッター刃94には直線状のカッター刃を支持
するフレーム96が取り付けられ、カッター刃94によ
って切断された麺線群16は受け部材80によって受け
られるように構成されている。したがって、カッター刃
92及び94のいずれによって切断された麺線群16
も、1つの受け部材80に受け取られた後、回収コンベ
ア52に滑り落とされて再利用のために回収される。
【0050】なお、これらの実施形態において、麺線群
14の不揃いの先端部(16)を切断してほぼ切り揃え
たとき、図中二点鎖線で示すように、カッター刃74,
92,94はいずれもシュート32の下部開口部を塞が
ない位置に停止させられるのは言うまでもない。
【0051】また、上述の実施形態において、固定刃4
0,42…とカッター刃38,74…とは半径方向にな
い場合があり、麺線群14の切断部が斜めに切断される
場合がある。このような場合には、図13に示すよう
に、固定刃98を湾曲させて形成し、カッター刃92,
94と噛み合ったとき、麺線群14が固定刃98の表面
形状に倣って湾曲し、切断角度がほぼ直角にすることが
できる。このようにすれば、麺線群14をほぼ直角に切
断することができる。
【0052】次に、カッターの構造は上述の実施形態に
限定されず、たとえば図14に示すように、本例のカッ
ター100は平板に孔102を開けて、一端を固定刃1
04とするとともに、その固定刃104の下に、その固
定刃104に沿ってスライドさせられるスライド刃10
6を配設して、構成される。本例のカッター100は同
図(a) に示す麺線群14が通過し得る状態から、同図
(b) に示すスライド刃106をスライドさせて麺線群1
4を切断した後、直ちに上記図(a) に示す麺線群14が
通過し得る状態に復帰させられる。
【0053】また、図15に示すように、本例のカッタ
ー108は固定刃110に対して、軸112の周りを回
転させられる回転刃114を備えて構成される。このカ
ッター108においては、回転刃114を回転させるこ
とによって麺線群14が切断される。
【0054】これらいずれのカッター100,108
も、第1のカッター又は第2のカッターとして使用し得
るものである。
【0055】次に、本発明に係る定長押出し麺線の製造
装置は、図16乃至図18に示すような定長押出し麺線
の製造装置120であっても良い。この定長押出し麺線
の製造装置120は、ほぼ水平な上面を有するパレット
122を備え、パレット122上に切断された不揃いの
麺線群16を落下させて載置し、パレット122をほぼ
水平方向に運動させることにより、不揃いの麺線群16
を回収コンベア52上に回収するように構成されてい
る。また、パレット122上に載置された不揃いの麺線
群16を掻き出して回収コンベア52上へ落下させて送
る掻き出し手段124を備えている。
【0056】パレット122は、シリンダ126によっ
てほぼ水平方向へ運動することにより、載置された不揃
いの麺線群16をほぼ水平方向へ移動できるように構成
されている。また、掻き出し手段124は、アーム13
0をシリンダ128によって回動運動させることによ
り、アーム130の先端をパレット122に接近させる
ように構成されている。
【0057】このような定長押出し麺線の製造装置12
0は、図16に示すように、麺線押出し機12から麺線
群14が押し出された状態で、第1のカッター18が回
転させられる。第1のカッター18が回転させられるこ
とにより、麺線群14が切断されて不揃いの麺線群16
がパレット122上に落下させられる。
【0058】次に、シリンダ126によってパレット1
22が往動させられることにより、図17に示すよう
に、パレット122が固定式のダンパー134の上部よ
りも外側へ移動させられる。パレット122が外側へ移
動させられると、第2のカッター20が回転させられて
麺線群14が切断され、定長の麺線群24がダンパー1
34を通過してバスケット132内に落下させられる。
なお、ダンパー134を通過した定長の麺線群24はバ
スケット132内へ入れないで、コンベアー等によって
次工程へ送っても良い。
【0059】バスケット132内に落下させられた定長
の麺線群24は、茹で工程へ送られ、バスケット132
内に入れられた状態で茹でられ、茹で麺が製造される。
なお、茹で工程において、バスケット132から出して
茹でても良い。茹でられた定長の麺線群24は好ましく
は密封包装されて出荷される。なお、茹でられた定長の
麺線群24から乾麺を製造しても良い。
【0060】次に、シリンダ128によってアーム13
0が回動させられることにより、アーム130の先端が
図18に示すようにパレット122に接近させられる。
アーム130の先端がパレット122に接近させられた
状態で、パレット122が復動させられることにより、
パレット122上の不揃いの麺線群16がアーム130
によって掻き落とされて、回収コンベア52上に載置さ
れる。
【0061】このような定長押出し麺線の製造装置12
0によれば、シュート34の下部を広い範囲に渡って占
めるパレット122を備えているため、不揃いの麺線群
16がパレット122以外へ落下することなく、不揃い
の麺線群16を確実にパレット122上に載置すること
ができる。また、掻き出し手段124によってパレット
122上の不揃いの麺線群16を回収コンベア52上に
掻き落とすため、パレット122上に不揃いの麺線群1
6が付着するのを防止できる。このため、不揃いの麺線
群16がダンパー134内に入ることはなく、振り分け
の性能を向上させることができる。
【0062】ここで、この定長押出し麺線の製造装置1
20において、カッター刃36並びに38の回転及びシ
リンダ126並びに128の駆動の制御方法は、特に限
定されないが、カッター刃36並びに38の回転駆動手
段としてサーボモータ138並びに140を使用し、制
御手段142によって制御する一例を図19に示す。こ
のように、回転駆動手段としてサーボモータ138及び
140を使用することにより、カッター刃36及び38
の回転方向、回転速度又は回転量等を自由に制御するこ
とができる。なお、サーボモータ138及び140の代
替としてステッピングモータ、或いはインバーターモー
ター等を使用しても良い。
【0063】ここで、制御手段142は、シーケンサ、
パーソナルコンピュータ等、特に限定されない。また、
マイクロコンピュータ基盤を用いた制御手段であり、定
長押出し麺線の製造装置120の専用機として形成した
図20に示す制御手段142であっても良い。この制御
手段142は、CPU144とメモリ146とI/Oポ
ート148とから構成され、サーボモータ138並びに
140及びシリンダ126並びに128への出力はI/
Oポート148から行われるように構成されている。こ
のような制御手段142によれば、メモリ146内のプ
ログラム又は設定値を変えることにより、サーボモータ
138並びに140及びシリンダ126並びに128を
駆動させるタイミングを自由に調節できる。また、サー
ボモータ138及び140にエンコーダ又はタコジェネ
レータを設けることにより、カッター刃36及び38の
回転量又は回転速度をフィードバックさせて、カッター
刃36及び38の回転を精度良く制御することができ
る。
【0064】また、定長押出し麺線の製造装置120に
おいて、図21に示すように、各ダンパー134の下部
付近に、光電センサ150を備えても良い。この光電セ
ンサ150は、発光素子152と受光素子154とから
構成されており、発光素子152と受光素子154との
間を麺線群24が通過した時を検知できるように構成さ
れている。具体的には、図22に示すように、光電セン
サ150の信号を制御手段142へフィードバックさ
せ、麺線群24が発光素子152と受光素子154との
間を通過中に光が遮られ、一旦フィードバック信号がO
NからOFFへ変化し、麺線群24の通過が終了して再
びフィードバック信号がOFFからONへ変化した瞬間
を麺線群24が通過した時として検知できる。このよう
な光電センサ150を備えることにより、麺線群24が
確実に各ダンパー134を通過したことを確認した後
に、制御手段142がシリンダ126を駆動させてパレ
ット122を復動させることができる。また、カッター
刃38を回転させて麺線群24を切り落とした後所定時
間を経過しても、制御手段142が麺線群24の通過を
確認できない場合には、LED、CRT又はブザー等に
よって警報を発することもできる。このため、麺線群2
4がカッター刃38等に付着等してダンパー134を通
過しないにもかかわらず作業が進行していくのを防止で
きる。また、麺線群24がダンパー134を通過したこ
とを確認した瞬間にパレット122を往動させることが
できるため、カッター刃38を回転させて麺線群24を
切り落とした後所定時間に渡って待った後にパレット1
22を往動させる必要がなく、作業の効率化を図ること
ができる。なお、光電センサ150は、麺線群24等か
ら発散する粉や液体によって汚れない位置に設けられる
ことが好ましい。なお、光電センサ150の代替とし
て、超音波センサ、触覚センサ等のその他のセンサを用
いても良い。
【0065】以上、本発明に係る定長押出し麺線の製造
装置及びその製造方法の実施形態を図面を参照しつつ説
明したが、本発明は上記図示した形態に限定されるもの
ではない。
【0066】たとえば、本発明装置を構成する材質は金
属、樹脂、セラミックスその他、適宜使用し得るもので
あり、何ら限定されない。また、本発明装置の形状や構
造は適宜設計変更し得るものであり、上記図示した形態
を任意に組み換えることができるのは言うまでもなく、
その他の実施形態とも組み合わせることは可能であり、
いずれも本発明の範囲に属するものである。例えば、先
端部の麺線群を回収する回収手段は、上述のものに限定
されず、先端部の麺線群を吸引パイプによって吸引して
送る手段であっても良い。その他、不揃いの麺線群の先
端部が第1のカッターによりほぼ切り揃えられたことを
センサーを用いて検出し、その検出信号に基づいて第2
のカッターを作動させるように構成することも可能であ
る。
【0067】さらに、たとえば図1に示すカッター刃3
6,38をピアノ線のような細くて強度の強い線によっ
て構成することも可能である等、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲内で、当業者の知識に基づき種々なる改
良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。
【0068】
【発明の効果】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置
は、麺線押出し機、第2のカッター、第1のカッター及
び選択手段を順に備え、これらがほぼ垂直方向に配設さ
れているため、麺線押出し機のダイスから押出されて垂
下する麺線群は自重によりほぼ真っ直ぐ整列させられ、
麺線群に外力が加えられず自然に並べられる。そこで、
押出し麺線群の不揃いとなる先端部をまず第1のカッタ
ーによりほぼ切り揃えた後、第2のカッターにより麺線
群を所定の位置で切断することにより、ほぼ一定長さの
麺線群を得ることができ、この作動が安定して繰り返さ
れるため、ほぼ定長の麺線群を量産することができる。
【0069】また、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、麺線押出し機から押出される麺線群を一定本数毎
に区画して、所定の長さに切断することにより、定量の
麺線群を個別に収容することができる。したがって、麺
線押出し機から押出される麺線群が一定本数毎に区画を
なしていることにより、麺線群の製造工程で定量化され
た個食が得られる。
【0070】更に、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、第1のカッター又は第2のカッターのいずれか一
方又は双方を、回転体面上を回転させられる線状のカッ
ター刃と、そのカッター刃と噛み合う固定刃とから構成
することにより、カッター刃を断続的に回転させ、ある
いは緩急適宜変化させて連続的に回転させるなど制御が
容易となり、麺線群を任意のタイミングで切断すること
ができる。また、カッター刃の回転速度を容易に上げる
ことができるため、量産化に有利となる。さらに、カッ
ターの設置面積はカッター刃が回転させられる回転体の
投影面積で済むため、設備のコンパクト化が可能とな
り、一定の設備面積当たりの生産量を増加させることが
できる。
【0071】あるいは、この定長押出し麺線の製造装置
において、第1のカッター又は第2のカッターのいずれ
か一方又は双方を、軸心に対して揺動させられる線状の
カッター刃と、該カッター刃と噛み合う固定刃とから構
成することにより、麺線押出し機による麺線群の押出し
速度に連動させてカッター刃を適宜揺動させることがで
き、麺線群を任意のタイミングで切断することができ
る。
【0072】また、少なくとも前記第一のカッターが、
軸心に対して揺動させられる線状のカッター刃と、該カ
ッター刃と噛み合う固定刃とから構成される前記定長押
出し麺線の製造装置において、選択手段を第1のカッタ
ーのカッター刃と一体化した受け部材により構成し、そ
の受け部材をカッター刃とともに揺動させるように構成
したことにより、第1のカッターによって切断された麺
線群の不揃いの先端部は受け部材に載せられる。このた
め、第2のカッターによって切断されたほぼ一定長さの
麺線群は受け部材側とは異なる通路を落下させられるこ
とになり、第1のカッターによって切断された麺線群の
不揃いの先端部と混ざることはない。
【0073】更に、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、第1のカッターと第2のカッターとの距離を可変
とすることにより、ほぼ一定の長さに切断される麺線群
の長さを任意に調整することができる。
【0074】また、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、選択手段を選択的に振り分けるダンパーを備えて
構成し、第1のカッターによって切断された先端部の麺
線群を回収手段に回収し、また、第2のカッターによっ
て切断された所定長さの麺線群を収納手段に収納するよ
うに構成することによって、ダンパーを振り分ける作動
のみにより、切断された麺線群を迅速にえり分けること
ができる。
【0075】また、この定長押出し麺線の製造装置にお
いて、第1のカッターの下方にほぼ水平なパレットを備
え、パレット上に先端部の麺線群を載置し、パレットを
ほぼ水平方向に運動させることにより、先端部の麺線群
を回収するように構成することにより、第1のカッター
によって切断された先端部の麺線群を、確実にパレット
上に載置して回収することができる。また、パレット上
に載置された先端部の麺線群を掻き出して前記回収手段
へ送る掻き出し手段を備えて構成することにより、先端
部の麺線群がパレットに付着するのを防止できる。この
ため、先端部の麺線群が収納手段に入って所定長さの麺
線群と混合されることがなく、振り分けの性能を向上さ
せることができる。特に、パレット上に載置された先端
部の麺線群を掻くアーム等をパレットに接触させる構成
とすることにより、パレットを水平方向に運動させた時
にパレット上に載置された先端部の麺線群を確実に掻き
出すことができる。このため、先端部の麺線群がパレッ
ト上に一旦付着した後落下して、バスケット等に収容さ
れる定長の麺線群と混ざるのを防止できるだけでなく、
パレットの腐食をも防止することができる。また、パレ
ットが水平方向に移動することによって掻き出された先
端部の麺線群が回収コンベア上に落下する構成とするこ
とにより、パレット上の先端部の麺線群を容易に後の工
程へ送ることができ、先端部の麺線群の再使用又は廃棄
を容易に行うことができる。再使用する場合は回収コン
ベアによって移送され、麺原料と混合されてミキシング
され、再び麺線押し出し機より押し出されて麺線とな
る。本装置では麺線を乾燥させずに定長切断しているこ
とで、回収した先端部の麺線群は、そのまま麺原料とし
て再使用可能であり、麺原料のロスをなくすことができ
る。また、回収コンベアによって送ることにより、工場
内に先端部の麺線群が落下して工場内が汚れるのを防止
できる。
【0076】次に、本発明に係る定長押出し麺線の製造
方法を採用することにより、量産化が実現できる。ま
た、この定長押出し麺線の製造方法において、前記麺線
押出し機から順次連続的に押出される麺線群を一定本数
毎に区画し、ほぼ一定長さに切断された麺線群を区画毎
に収容することにより、定量化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置及び切
断方法の実施形態を示す要部斜視説明図である。
【図2】図1に示す定長押出し麺線の製造装置の作動を
説明するための側面図である。
【図3】同図(a) 及び(b) はいずれも、本発明に係る定
長押出し麺線の製造装置に用いられる第1のカッター又
は第2のカッターの他の実施形態を示す要部斜視説明図
である。
【図4】図1に示す押出し麺線の構成を示す正面説明図
である。
【図5】図1に示す定長押出し麺線の製造装置の作動の
続きを説明するための側面図である。
【図6】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置及び製
造方法の他の実施形態を示す側面説明図である。
【図7】図6に示す定長押出し麺線の製造装置の作動を
示す側面説明図である。
【図8】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置に用い
られる選択手段の他の実施形態を示す斜視説明図であ
る。
【図9】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置に用い
られる第1のカッター又は第2のカッターの他の実施形
態を示す側面説明図である。
【図10】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置及び
製造方法の更に他の実施形態を示す側面説明図であり、
同図(a) 乃至(d) は作動を説明するための図である。
【図11】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置に用
いられる第1のカッター又は第2のカッターの他の実施
形態を示す側面説明図である。
【図12】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置に用
いられる第1のカッターの更に他の実施形態を示す側面
説明図である。
【図13】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置に用
いられる第1のカッターの更に他の実施形態を示す側面
説明図である。
【図14】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置に用
いられる第1又は第2のカッターの更に他の実施形態を
示す側面説明図であり、同図(a) 及び(b) は作動を示す
図である。
【図15】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置に用
いられる第1又は第2のカッターの更に他の実施形態を
示す側面説明図である。
【図16】本発明に係る定長押出し麺線の製造装置及び
製造方法の更に他の実施形態を示す図であり、定長押出
し麺線の製造装置の作動を説明するための正面図であ
る。
【図17】図16に示す定長押出し麺線の製造装置の作
動を説明するための正面図である。
【図18】図16に示す定長押出し麺線の製造装置の作
動を説明するための正面図である。
【図19】図16に示す定長押出し麺線の製造装置の制
御方法の一例を説明するための構成図である。
【図20】図16に示す定長押出し麺線の製造装置の制
御手段の一例を説明するための構成図である。
【図21】図16に示す定長押出し麺線の製造装置にお
ける他の実施形態を示す側面図である。
【図22】図21に示す定長押出し麺線の製造装置の実
施形態を説明するための構成図である。
【図23】押出し麺線の不具合を説明するための正面説
明図である。
【符号の説明】
10,62,84,120:定長押出し麺線の製造装置 12:麺線押出し機 14:麺線群 16:不揃いの麺線群(先端部) 18,60,72,86,90:第1のカッター 20,58:第2のカッター 24:定長の麺線群 26,76:選択手段 30:区画 40,42:固定刃 50:振分けダンパー(選択手段) 52:回収コンベア(回収手段) 54:バスケット(収納手段) 56:小区画 66:切換板(選択手段) 80:受け部材 100,108:カッター 122:パレット 124:掻き出し手段 132:バスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森安 比呂士 大阪府大阪市淀川区西中島四丁目1番1 号 日清食品株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−254622(JP,A) 特開 昭60−160831(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A21C 11/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麺線押出し機と、該麺線押出し機から押
    出され、垂下する麺線群の先端部を切断する第1のカッ
    ターと、該先端部が切断された麺線群を所定の長さに切
    断する第2のカッターと、前記第1のカッターによって
    切断された先端部の麺線群と第2のカッターによって切
    断された所定長さの麺線群とを選択的に取り出す選択手
    段とを備える定長押出し麺線の製造装置において、 前記麺線押出し機、第2のカッター、第1のカッター及
    び選択手段が当該順に上から下にほぼ垂直方向に配設さ
    れ、前記選択手段は、前記第1のカッターによって切断され
    た先端部の麺線群を回収する回収手段と、前記第2のカ
    ッターによって切断された所定長さの麺線群を収納する
    収納手段とに、切断された麺線群を選択的に振り分ける
    ダンパーを備え、該第1のカッター及び第2のカッター
    の作動に連動させられ、 前記麺線押出し機から押出される麺線群は一定本数毎に
    区画され、所定の長さに切断された定量の麺線群は個別
    に収容されることを特徴とする定長押出し麺線の製造装
    置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段として、前記第1のカッタ
    ーの下方にほぼ水平なパレットを備え、パレット上に先
    端部の麺線群を載置し、パレットをほぼ水平方向に運動
    させることにより、当該先端部の麺線群を回収すること
    を特徴とする請求項に記載する定長押出し麺線の製造
    装置。嚙
  3. 【請求項3】 前記パレット上に載置された先端部の麺
    線群を掻き出して前記回収手段へ送る掻き出し手段を備
    えたことを特徴とする請求項に記載する定長押出し麺
    線の製造装置嚙
  4. 【請求項4】 前記第1のカッター又は第2のカッター
    のいずれか一方又は双方は、回転体面上を回転させられ
    る線状のカッター刃と、該カッター刃と噛み合う固定刃
    とから構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項
    のいずれかに記載する定長押出し麺線の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のカッター又は第2のカッター
    のいずれか一方又は双方は、軸心に対して揺動させられ
    る線状のカッター刃と、該カッター刃と噛み合う固定刃
    とから構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載する定長押出し麺線の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のカッターと第2のカッターと
    の距離が可変とされていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項のいずれかに記載する定長押出し麺線の製造
    装置。
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