JP3474508B2 - 鳥像接触認識装置 - Google Patents
鳥像接触認識装置Info
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- JP3474508B2 JP3474508B2 JP2000009109A JP2000009109A JP3474508B2 JP 3474508 B2 JP3474508 B2 JP 3474508B2 JP 2000009109 A JP2000009109 A JP 2000009109A JP 2000009109 A JP2000009109 A JP 2000009109A JP 3474508 B2 JP3474508 B2 JP 3474508B2
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Description
彫、樹脂で成形された鳥の形態の鳥像に触り、鳥の鳴き
声および解説を聞くとともに、点字で表示する解説を読
んで鳥の世界を学習する鳥像接触認識装置に関する。
ためには、通常、鳴き声を聞いて理解することが一般的
に行われている。
て鳥の名前が理解できても大きさ、格好、形状等を知る
術は見出せなかった。また、鳴き声を聞いて鳥の種類を
認識することができてもその鳥の大きさ、格好、形状等
を知ることは困難であった。
なされたもので、鳥の鳴き声、鳥の解説等を吹き込んだ
テープ、CDおよび解説等を点字で表示するとともに、
木彫、樹脂で成形された鳥の形態の鳥像に触れて、鳥の
鳴き声、大きさ、形状等から多面に鳥の学習を行うこと
が可能な視覚障害者のための鳥像接触認識装置を提供す
ることを目的とする。
めに、本発明は、持ち運び自在で且つ開蓋可能な筐体
と、前記筐体内の中央部に配置され、選択された鳥の大
きさ、格好、形状を全体的に表す鳥像と、前記筐体の側
壁部に設けられ、前記選択された鳥の鳴き声を発生し前
記鳥の解説を音声で行う鳴き声発生解説装置と、前記選
択された鳥の解説を点字で表示する表示部材と、前記鳴
き声発生解説装置を作動させるスイッチと、を有し、前
記筐体は第1の側板と頂板と第2の側板と背板とからな
る本体と、前記背板に蝶番によって連結されたベース
と、前記ベースに蝶番によって連結された蓋体とから直
方体状に形成され、前記ベースに前記鳥像が固定され、
前記蓋体上に前記表示部材が設けられ、前記鳥像には前
記選択された鳥に対応した彩色が施され、視覚障害者は
前記蓋体を開蓋することによってベース上に現出する前
記鳥像に接触して前記選択された鳥の大きさ、格好、形
状を認識可能であり、且つ前記鳴き声発生解説装置によ
り前記選択された鳥の鳴き声および解説を知り、さらに
健常者は前記鳥像の彩色を視認して前記鳥の色を視覚障
害者に説明可能であることを特徴とする。
声、その鳥にまつわる解説を聞き且つ触れて、鳥の大き
さ、格好等を認識することにより、鳥の理解をさらに深
めることができる。
ベース上に配置され、前記ベースに蝶番によって連結さ
れた蓋体に前記鳥像に対応する鳥の解説を点字で表示す
る表示部材を設けることで、視覚障害者が点字を読み、
一方、前記表示部材が前記鳥像に対応する鳥を写真、好
ましくはカラー写真またはイラストで表すと、その補助
者が該カラー写真またはイラストを視覚障害者に説明す
ることにより、視覚障害者と健常者とがともに鳥の学習
をすることができ、好適である。
容易であるために、学習する場所が限定されることな
く、必要に応じて任意の場所において学習を行うことが
でき、好適である。
彩色を施したので、健常者が視覚障害者等に対して鳥像
をより詳細に説明する際のツールとして使用することが
でき、好適である。
は記録されている鳥の鳴き声を発生し且つ前記選択され
た鳥を解説すれば、鳥の世界を深く学習することがで
き、好適である。
ついて、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照し
ながら、以下、詳細に説明する。
置10の構成を図1、図2に示す。図1において、直方
体形状の筐体12は、外部上面に取り付けられた把手1
4を介して容易に持ち運び可能であり、前記筐体12は
蝶番16を前後(図1では前側のみを表示)に設けたベ
ース18と、前記蝶番16を介して前記ベース18を基
板にして開閉する本体20および蓋体22とにより構成
される。本体20は第1の側板21aと、前記第1の側
板21aに連設される頂板21bと、この頂板21bに
連設される第2の側板21cと、これらの一端部に連設
される背板21dとからなる。従って、本体20は前記
ベース18と蓋体22とを合わせて直方体を構成するこ
とは容易に諒解されよう。
23aは第1の側板21aの内側面を示し、参照符号2
3bは頂板21bの内面を示し、参照符号23cは第2
の側板21cの内側面を示し、参照符号23dは背板2
1dの内面を示す。この場合、本体20および蓋体22
にそれぞれ取り付けられ、これらの本体20と蓋体22
とを締結する留め具24を解放すると、前記本体20お
よび蓋体22は、ベース18を基板にして図2に示され
るように一体的に展開される。筐体12の外部上面に
は、この筐体12に収納される後述する鳥像28に対応
する鳥のカラー写真26またはイラスト、前記鳥像28
に対応した鳥の名前等を点字並びにカタカナ等で表示し
た銘板30が取り付けられており、前記筐体12内の鳥
像28を識別することができる。ここで、鳥像28とは
木彫または樹脂で成形された鳥の形態を指す。
像28、例えばミソサザイ28が着脱自在に取り付けら
れる。必要に応じて他の鳥像と交換するためである。蓋
体22の上面22aには、ミソサザイ28に関する解
説、例えば学術的分類、大きさ、棲息地および渡りの季
節等を点字で解説する解説板(表示部材)32を着脱自
在に取り付ける。また、ミソサザイ28には、弱視者が
認識でき、あるいは健常者が視覚障害者に対して解説す
るために実物に対応した彩色を施す。鳴き声発生装置3
4はミソサザイ28の鳴き声の種類、例えば地鳴き、求
愛時の鳴き声、季節によって変わる鳴き声等を発するも
のであり、解説装置36はミソサザイ28の鳴き声を解
説するとともにミソサザイ28に関する情報、例えば名
前が出てくる著名な小説、詩および短歌の紹介等をそれ
ぞれ録音したテープ、CD等の記録部材を音声により表
示する。前記鳴き声発生装置34と解説装置36は第1
の側板21aの一側内面、例えば内側面23aに隣接し
て設ける。頂板21bの奥行方向の内面23bには、前
記鳴き声発生装置34と解説装置36のそれぞれに接続
される複数個の、例えば、2個のスピーカー38を取り
付ける。この場合、2個のスピーカー38は音響効果を
高めるために用いられる。ミソサザイ28のカラー写真
40またはイラストは背板21dの内面23dに着脱自
在に装着される。視覚障害者に対する健常者による色
彩、明暗、形状等の説明のためであり、鳥像の変更によ
って交換可能である。鳴き声発生装置34、解説装置3
6のそれぞれをON−OFFする鳴き声スイッチ42お
よび解説スイッチ44がベース18の上面18aに設け
られる。この場合、鳴き声スイッチ42、解説スイッチ
44の機能は点字で説明するとともに、前記鳴き声スイ
ッチ42、解説スイッチ44は必要に応じて適宜に同時
操作もしくはどちらか一方を操作して鳴き声もしくは解
説を聞くことが可能である。
イ)28を作成するにあたっての基準は、例えば、a.
鳴き声に特徴がある、b.物指し鳥として使える、c.
ごく普通にいる鳥である、d.よく話題に出る鳥であ
る、e.触りたい、知りたい鳥であることを考慮して、
ミソサザイの他に、カワラヒワ、カワセミ、ハクセキレ
イ等を任意に選び配置することが可能である。
置10は、基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその動作並びに作用効果について説明する。
して本体20および蓋体22を全開し、ベース18を基
板にして展開すると、ベース18の上面18aには鳥像
28、すなわち、ミソサザイ28が搭載されている。
6またはイラスト、銘板30は筐体12の外部に、カラ
ー写真40またはイラストは筐体12の内部に取着され
る。この状態で、ミソサザイ28に触れてミソサザイ2
8の大きさ、格好、形状等を学習するとともに、解説板
32に触れて前記ミソサザイ28に関する解説等を読ん
で学習することができる。
める人であっても必要に応じては鳴き声スイッチ42、
解説スイッチ44のそれぞれを押して、鳴き声発生装置
34、解説装置36によりスピーカー38からミソサザ
イ28に関する説明を聞いて学習することができる。
は、鳥像28と、前記鳥像28に対応する鳥の鳴き声お
よび解説を入力したテープ、CD等の記録部材をスピー
カー38で音声に表示する鳴き声発生解説装置と、前記
鳥像28に対応する鳥の解説を点字で表示し、該鳥像2
8に対応する鳥をカラー写真40またはイラストで表示
する表示部材と、前記木彫、樹脂製の鳥像28、前記鳴
き声発生解説装置および前記表示部材を収納して持ち運
びが容易な状態に形成する筐体12とを備えることによ
り、視覚障害者が必要に応じて筐体12の中に収納され
ている鳥像28に触れ、また、対応する鳥の鳴き声およ
び解説を聞いて、鳥について容易に理解することができ
る。従って、自宅での学習はもとより、図書館、福祉施
設等で貸借することも可能である。
認識装置50の構成を図3乃至図6に示す。なお、この
鳥像接触認識装置50において、前述した図1、図2の
構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号
を付してその詳細な説明を省略し、以下同様とする。
は、上下に回転軸54、56が回転自在に軸支される。
回転軸54、56のそれぞれに一体的に取り付けられる
ドラム58、60には、ドラム58、60の外周にベル
ト62が巻回され、前記ドラム58、60と前記ベルト
62とは接触面での滑りを防止して一体的に回動可能な
ように設けられる。この場合、ベルト62をタイミング
ベルトで構成することにより、これに対応してドラム5
8、60の外周面に等間隔に設けられた凹凸形状(図示
せず)がベルト62の歯形面62aに設けた凸凹形状が
噛み合うことにより、前記ドラム58、60と前記ベル
ト62とは同期して一体的に回動するようになる。な
お、ドラム58、60およびベルト62に設ける凹凸形
状(図示せず)は歯車形状、山形等でもよい。取付板6
8a乃至68hはその両面(図4中、上下の平面)が樹
脂製の補助具70、70により挟持されてベルト62の
一面62bに等間隔で取着され、これらの取付板68a
乃至68hのそれぞれには、鳥像64a乃至64hのそ
れぞれを着脱自在に設ける。この場合、鳥像64a乃至
64hは、例えば、ミソサザイ、カワラヒワ、カワセ
ミ、ハクセキレイ、シジューカラ、ヤマガラ、アオジ、
キジバトの如く異なる種類の鳥に対応する鳥像として選
択してもよいし、または同一種類の鳥の成長課程を表す
鳥像としてもよい。あるいは他の選択基準で製作した鳥
像64a乃至64hを取着することも勿論可能である。
は、タイミングベルト78を介して筐体52の上部に備
えた減速機付電動機74に取り付けられるタイミング歯
車76に連結される。よって、減速機付電動機74が駆
動するとタイミング歯車76、タイミングベルト78を
介してタイミング歯車72とともに回転軸54、ドラム
58が回転を始める。次いで、ドラム58、ベルト62
を介してドラム60が回転を始めると、取付板68a乃
至68hに取着される鳥像64a乃至64hはベルト6
2とともに矢印Z方向に移動を開始する。この場合、鳥
像64a乃至64hの移動を低速にして鳥像64a乃至
64hを容易に停止させることが可能なようにタイミン
グ歯車72、76間の減速比は比較的大きく設定する。
0には、取付板68a乃至68hをこの操作台80の所
定位置で保持するストッパー82が手動もしくは図示し
ないアクチュエータにより出入自在に装着されている。
図6に示されるように、操作台80に設けられたリミッ
トスイッチ84a乃至84hのそれぞれは取付板68a
乃至68h(図6では取付板68aのみを表示)のそれ
ぞれに設けた互いに位置の異なるドグ、すなわち、突起
66a乃至66h(図6では突起66aのみを表示)の
当接によりONして減速機付電動機74の停止により前
記取付板68a乃至68hを一体的に停止させる。参照
符号90(図4参照)は操作台80に設けた安全ロック
用リミットスイッチを示し、ストッパー82が自動の場
合、このストッパー82が操作台80から突き出て取付
板68a乃至68hの下面に到達したとき、作動して減
速機付電動機74の駆動による鳥像接触認識装置50の
誤動作を防止する安全機能を有する。
6a1乃至86h1、86a2乃至86h2は鳥像64
a乃至64hを始動させる機能を有し、前記押しボタン
スイッチ86a1乃至86h1と86a2乃至86h2
の両方の組を押すと、減速機付電動機74が駆動して取
付板68a乃至68hを移動させる。この場合、安全操
作を考慮して押しボタンスイッチ86a1乃至86h1
と86a2乃至86h2のそれぞれを2個同時に押す。
操作台80に設けたスイッチ説明部88a乃至88hの
それぞれは押しボタンスイッチ86a1乃至86h1、
86a2乃至86h2のそれぞれによって選択される鳥
像、たとえば、どの鳥像かを特定するために、前記押し
ボタンスイッチ86a1乃至86h1、86a2乃至8
6h2のそれぞれの下方に近接して設けられる。非常停
止ボタンスイッチ92は鳥像接触認識装置50の作動時
に視覚障害者が危険にさらされたときに、減速機付電動
機74を緊急停止させる機能を有する。参照符号98
(図3参照)は鳥の名称告知装置を示しており、取付板
68a乃至68hのそれぞれが停止したときに、取付板
68a乃至68hのそれぞれに搭載されている鳥像64
a乃至64hの名称をアナウンスし、視覚障害者に前記
鳥像64a乃至64hが操作台80の所定位置に来たこ
とを知らせる。
68a乃至68hのそれぞれの上面に設けた解説板94
a乃至94h(図4および図6では解説板94aのみを
表示)には、鳥像64a乃至64hのそれぞれに関する
解説、例えば学術的分類、大きさ、棲息地および渡りの
季節等が点字で表示される。さらに、鳥像64a乃至6
4hに対応する鳥のカラー写真96またはイラストは、
図3、図4に示されるように、ベルト62の一面62b
に設け、前記鳥像64a乃至64hのそれぞれと対応さ
せておく。
構を示し、前記張り調整機構100は、図4に示される
ように、筐体52に取着するガイド板102と、前記ガ
イド板102に摺動自在に嵌挿されるガイド104と、
前記ガイド104に回転自在に軸支され外周面に凹凸形
状を有するガイドローラ106と、前記ガイド104に
係合する調整ボルト108を前記筐体52に取着する支
持板110に対し進退動作可能にするとともに、前記調
整ボルト108に螺着されるナット112とから構成さ
れる。この場合、支持板110に着座させたナット11
2を回動することにより、図4に示されるように、ガイ
ド104が矢印Y方向に移動してガイドローラ106を
介してベルト62の歯形面62aを矢印Y方向に伸長
し、前記ベルト62の緩みを修正することができる。
に係る鳥像接触認識装置50の電気回路図である。参照
符号120、122は電源ラインを示し、前記電源ライ
ン120、122間にはAC100Vの電源が印加され
ている。なお、図6、図7に示されるリミットスイッチ
84a乃至84hのそれぞれは機能上、図9に示される
リミットスイッチ84a−1乃至84h−1、84a−
2乃至84h−2、84a−3乃至84h−3と一体的
に構成され、前記リミットスイッチ84a乃至84hの
それぞれが図6に示される突起66a乃至66hに当接
して作動したときに、前記リミットスイッチ84a−1
乃至84h−1、84a−2乃至84h−2、84a−
3乃至84h−3も同時に作動するようになる。
る押しボタンスイッチ86a1、86a2を同時に押す
と、リレー124aのコイルが励磁されることにより接
点126aが導通状態になり、前記リレー124aのコ
イルは自己保持される。このとき、図8に示される接点
128aも導通状態となり、減速機付電動機74が駆動
しベルト62を介して取付板68a乃至68hが一体的
に矢印Z方向(図4参照)に動き始める。
至86h1、86b2乃至86h2を押してもリレー1
24b乃至124hはリレー124aの接点130aが
非導通状態となり励磁することはない。
起66aがリミットスイッチ84aに当接すると、図7
に示される前記リミットスイッチ84aの接点132a
が非導通状態となり、リレー124aのコイルも非励磁
状態となって、図8に示される接点128aが非導通状
態となり減速機付電動機74が停止する。
トッパー82に取付板68aの下面が搭載された状態
で、安全ロック用リミットスイッチ90がストッパー8
2に係合して、図7に示される安全ロック用リミットス
イッチ90の接点134が非導通状態となり、リレー1
24a乃至124hは強制的に非励磁の状態となって減
速機付電動機74が駆動できなくなるので、鳥像接触認
識装置50の安全が確保される。なお、減速機付電動機
74を駆動途中で意識的に停止させたいときは、非常停
止ボタンスイッチ92を押すと励磁状態のリレー124
aが非励磁の状態となって前記減速機付電動機74は停
止する。
されるリレー136が非励磁となり、図9に示す接点1
38が導通状態となる。このとき、図9に示されるリミ
ットスイッチ84a−1が導通状態になるので、突起6
6aが係着されている取付板68aの鳥の名称をアナウ
ンスする電源が鳥の名称告知装置98に入力される。
スイッチ44をONにすると、リミットスイッチ84a
−2、84a−3のそれぞれが導通状態になっているの
で、突起66aが係着されている取付板68aの鳥の鳴
き声および鳥を説明する鳴き声発生装置34もしくは解
説装置36に電源が供給され、前記鳴き声発生装置34
もしくは解説装置36を介してスピーカー38(図3参
照)より鳥像64aの鳴き声または解説を聞くことがで
きる。また、必要に応じて解説板94aに触って点字に
より鳥像64aについての解説を読むことも可能であ
る。
いて学習したいときには、ストッパー82を後退(図4
中、左方向)させてこのストッパー82を操作台80に
収納すると安全ロック用リミットスイッチ90がストッ
パー82から離れ、図7に示される接点134が導通状
態になる。その後、押しボタンスイッチ86d1、86
d2を同時に押すとリレー124dが励磁され、減速機
付電動機74が駆動しベルト62を介して取付板68a
乃至68hが一体的に動き始める。
ットスイッチ84dに当接してこのリミットスイッチ8
4dが非導通の状態になり、リレー124dも非励磁と
なって減速機付電動機74が停止する。以下、リミット
スイッチ84aに準じた動作により上述の鳴き声発生装
置34もしくは解説装置36が作動する。
認識装置50は、基本的には以上のように構成されるも
のであり、次に図3乃至図6を参照しながらその動作並
びに作用効果について説明する。
64a乃至64hのそれぞれに対応するスイッチ説明部
88a乃至88hに触り、学習する鳥像64a乃至64
hに対応する押しボタンスイッチ86a1乃至86h1
および86a2乃至86h2のそれぞれの1つ、例えば
押しボタンスイッチ86a1および86a2を同時に押
すと、減速機付電動機74の駆動によりタイミング歯車
76、タイミングベルト78、タイミング歯車72を介
して回転軸54とともにドラム58が回転を始める。ド
ラム58の回転によりベルト62を介してドラム60が
回転軸56とともに従動する。よって、図4に示される
ように、ベルト62に取着される取付板68a乃至68
hとともに鳥像64a乃至64hが矢印Z方向に移動を
開始する。
がリミットスイッチ84aに当接すると、前記リミット
スイッチ84aの信号により減速機付電動機74が停止
し、前記減速機付電動機74の停止により取付板68a
が停止して、前記取付板68aに搭載されている鳥像6
4aの鳥の名称が鳥の名称告知装置98によりアナウン
スされる。
が突出し、取付板68aの下面が前記ストッパー82に
載置され、前記ストッパー82の突出により安全ロック
用リミットスイッチ90がOFF状態になり、他の押し
ボタンスイッチ86b1乃至86h1、86b2乃至8
6h2のそれぞれを2個同時に押しても減速機付電動機
74は作動しないようにロックされる。
チ42もしくは解説スイッチ44を押すと、鳴き声発生
装置34もしくは解説装置36を介してスピーカー38
(図3参照)より鳥像64aの鳴き声または解説を聞く
ことができるとともに、前記鳥像64aに触って大き
さ、格好を知ることができる。また、必要に応じて解説
板94aに触って点字により鳥像64aについての解説
を読むことも可能である。
いて学習したいときには、ストッパー82を後退(図4
中、左方向)させてこのストッパー82と取付板68a
の下面との係合を解放させると安全ロック用リミットス
イッチ90がON状態になる。
6d2を同時に押すと、減速機付電動機74が駆動しベ
ルト62を介して取付板68a乃至68hが一体的に動
き始め、以下、取付板68aと同様の動作を行うことに
より、鳥像64d乃至64hの学習を行うことができ
る。
触認識装置140の構成を図10、図11により説明す
る。図10に示される鳥像接触認識装置140は手動に
よりベルト62を動かして取付板68a乃至68hに搭
載される鳥像64a乃至64hを移動させる構成を示
す。
42および操作台80の側面に回転自在に軸支されるタ
イミング歯車144は外周にタイミングベルト146を
周設して連接する。参照符号148はタイミング歯車1
44に着脱自在に設けたハンドルを示し、このハンドル
148を時計針の回転方向に回転させるとタイミング歯
車144、タイミングベルト146、タイミング歯車1
42を介してドラム60が回転し、ベルト62が矢印Z
方向に移動する。なお、図10、図11に示される鳥像
接触認識装置140は手動操作による装置であるため、
図6に示される非常停止ボタンスイッチ92を除いて、
図11に示されるような操作台80における鳴き声スイ
ッチ42、解説スイッチ44、押しボタンスイッチ86
a1乃至86a2、86a2乃至86h2、スイッチ説
明部88a乃至88hの配列および機能は同じである。
鳥像接触認識装置140の電気回路図を示す。図12に
おいて、図9に示される電気回路図の構成要素と同一の
構成要素については同一の参照符号を付して、その詳細
な説明を省略する。
起66aがリミットスイッチ84aに当接するとリミッ
トスイッチ84a−1が導通状態になって突起66aに
相当する鳥の名称をアナウンスする電源が鳥の名称告知
装置98をON状態にする。
認識装置140は以上のように構成されるものであり、
次に図10、図11を参照しながらその動作並びに作用
効果について説明する。
を、例えば、時計針の回転方向に回転させると、タイミ
ング歯車144、タイミングベルト146、タイミング
歯車142を介してドラム60が共働してベルト62が
矢印Z方向に移動を開始する。
がリミットスイッチ84aに当接すると、前記リミット
スイッチ84aの信号により前記突起66aに相当する
鳥の名称、例えば取付板68aに搭載した鳥像64aに
対応する鳥の名称が鳥の名称告知装置98を介してスピ
ーカー38(図3参照)からアナウンスされる。
4aについて学習したいときは、ハンドル148の回動
を止めて、その後、操作台80からストッパー82を突
出し、ストッパー82に取付板68aの下面を保持した
状態にする。以下、第2の実施の形態の鳥像接触認識装
置50に同じ動作を行う。
いて学習したいときには、ストッパー82を後退(図1
0中、左方向)させてストッパー82の上面82aと取
付板68aの下面との係合を離脱させて、ハンドル14
8を回して、ドラム58、60を介してベルト62を矢
印Z方向に移動させ、取付板68dに設けた突起66d
がリミットスイッチ84dに当接して取付板68dに搭
載される鳥像64dに対応する鳥の名称が鳥の名称告知
装置98を介してスピーカー38(図3参照)からアナ
ウンスされたら、ハンドル148の回動を止める。以
下、第2の実施の形態の鳥像接触認識装置50に同じ動
作を行う。
像接触認識装置50、140のそれぞれを複数個の種類
の鳥像64a乃至64hを取着する取付板68a乃至6
8hに設けることにより、視覚障害者は数多くの鳥につ
いて学習することが可能である。
の成長課程を示した異なる形態の鳥像を一画に設けるこ
とにより、その鳥の成長課程を学習することも勿論可能
である。
態に係る鳥像接触認識装置150の構成を示す。
aの中央部に回転自在に軸支された軸部154には、こ
の軸部154に軸着される円筒部156を装着するとと
もに、前記円筒部156と一体になった円筒形状の回転
体162が前記筐体152の上面152aに回転自在に
搭載されている。回転体162は底面158および壁面
160を仕切板164によって等配、例えば4等配に仕
切り、且つ前記仕切板164により区切られるそれぞれ
の壁面160には、鳥像168に触れるときに支障がな
いように開口部166が設けられる。鳥像168は回転
体162の底面158に着脱自在に取着されており、本
実施の形態では仕切板164によって区切られた底面1
58には4個の鳥像168a乃至168dが設けられ
る。参照符号170はストッパーを示し、回転体162
の停止時に前記ストッパー170により筐体152と回
転体162とを係合することにより安全ロック用リミッ
トスイッチ90が作動する。
認識装置150は基本的には以上のように構成される。
この第4の実施の形態に係る鳥像接触認識装置150に
おける4個の鳥像168a乃至168dを制御する電気
回路図は、基本的には第2の実施の形態に係る鳥像接触
認識装置50における8個の鳥像64a乃至64hを制
御する電気回路図に対して、鳥像の数に対応して押しボ
タンスイッチ、リレーおよび接点等の数を少なくしたこ
とを除き同じであり、電気回路図の開示およびその詳細
な説明を省略する。
150は、図13、図14に示されるように、鳥像16
8a乃至168dは卓上に搭載された状態で、複数の視
覚障害者が一度に前記鳥像168a乃至168dに触れ
ることが可能である。
認識装置180の構成を図15により説明する。図15
に示す鳥像接触認識装置180は手動により鳥像168
a乃至168dを移動する構成を示している。
4、解説装置36、スピーカー38、鳴き声スイッチ4
2、解説スイッチ44、押しボタンスイッチ86a1乃
至86d1、86a2乃至86d2、スイッチ説明部8
8a乃至88d、解説板94a乃至94dは、第4の実
施の形態に係る鳥像接触認識装置150と同じであるた
め、これらの構成要素の開示およびその詳細な説明を省
略する。
2には、その一側(筐体152の内側)にタイミング歯
車76を取り付け、その他側(筐体152の外側)にハ
ンドル車184を着脱自在に係合する。
180における4個の鳥像168a乃至168dを制御
する電気回路図は、基本的には第3の実施の形態に係る
鳥像接触認識装置140における8個の鳥像64a乃至
64hを制御する電気回路図に対して、鳥像の数に対応
して押しボタンスイッチ、リレーおよび接点等の数を少
なくしたことを除き同じであり、電気回路図の開示およ
び詳細な説明を省略する。
応する鳥の鳴き声および解説を入力したテープ、CD等
の記録部材を音声に表示する鳴き声発生解説装置と、前
記鳥像の解説を点字で表示する表示部部材と、前記鳥
像、前記鳴き声発生解説装置および前記表示部材を収納
し、且つ持ち運び自在な筐体とを備えることにより、視
覚障害者が鳥の鳴き声、その鳥にまつわる解説を聞い
て、手で触れることにより鳥の大きさ、格好等を認識す
ることができ、鳥の理解をさらに深めることができる。
ことにより、健常者が視覚障害者に対して鳥像をより詳
細に説明することができ、さらには健常者と視覚障害者
とが共に鳥について学習する機会が得られる。
ために、学習する場所が限定されず、自宅での学習はも
とより、図書館、福祉施設等で貸借することも可能であ
る。
装置の外観形状を示す斜視図である。
図である。
装置の外観形状を示す斜視図である。
ある。
る。
図である。
る。
気回路図である。
電気回路図である。
識装置の概略縦断面図である。
説明図である。
置の電気回路図である。
識装置の概略縦断面説明図である。
である。
識装置の概略縦断面説明図である。
置 12、52、152…筐体 14…把手 16…蝶番 18…ベース 20…本体 22…蓋体 24…留め具 26、40、9
6…カラー写真 28、64a〜64h、168…鳥像 30…銘板 32、94…解説板 34…鳴き声発
生装置 36…解説装置 38…スピーカ
ー 42…鳴き声スイッチ 44…解説スイ
ッチ 58、60…ドラム 62…ベルト 68…取付板 80…操作台 98…鳥の名称告知装置
Claims (2)
- 【請求項1】持ち運び自在で且つ開蓋可能な筐体と、 前記筐体内の中央部に配置され、選択された鳥の大き
さ、格好、形状を全体的に表す鳥像と、 前記筐体の側壁部に設けられ、 前記選択された鳥の鳴き
声を発生し前記鳥の解説を音声で行う鳴き声発生解説装
置と、 前 記選択された鳥の解説を点字で表示する表示部材と、前記鳴き声発生解説装置を作動させるスイッチと、 を有し、前記筐体は第1の側板と頂板と第2の側板と背
板とからなる本体と、前記背板に蝶番によって連結され
たベースと、前記ベースに蝶番によって連結された蓋体
とから直方体状に形成され、前記ベースに前記鳥像が固
定され、前記蓋体上に前記表示部材が設けられ、 前記鳥像には前記選択された鳥に対応した彩色が施さ
れ、視覚障害者は前記蓋体を開蓋することによってベー
ス上に現出する前記鳥像に接触して前記選択された鳥の
大きさ、格好、形状を認識可能であり、且つ前記鳴き声
発生解説装置により前記選択された鳥の鳴き声および解
説を知り、さらに健常者は前記鳥像の彩色を視認して前
記鳥の色を視覚障害者に説明可能であることを特徴とす
る鳥像接触認識装置。 - 【請求項2】請求項1記載の鳥像接触認識装置におい
て、前記表示部材はさらに前記鳥像に対応する前記選択
された鳥の写真またはイラストを含むことを特徴とする
鳥像接触認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000009109A JP3474508B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 鳥像接触認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000009109A JP3474508B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 鳥像接触認識装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001202005A JP2001202005A (ja) | 2001-07-27 |
JP3474508B2 true JP3474508B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=18537298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000009109A Expired - Lifetime JP3474508B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 鳥像接触認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3474508B2 (ja) |
-
2000
- 2000-01-18 JP JP2000009109A patent/JP3474508B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001202005A (ja) | 2001-07-27 |
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