JP3473894B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JP3473894B2 JP3473894B2 JP27038198A JP27038198A JP3473894B2 JP 3473894 B2 JP3473894 B2 JP 3473894B2 JP 27038198 A JP27038198 A JP 27038198A JP 27038198 A JP27038198 A JP 27038198A JP 3473894 B2 JP3473894 B2 JP 3473894B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関す
る。より詳しくは光を用いて液晶層のアドレッシングを
行う液晶表示装置に関する。
る。より詳しくは光を用いて液晶層のアドレッシングを
行う液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、その駆動方式によっ
て、電気アドレス方式、熱アドレス方式、および光アド
レス方式に分類される。これらのうち、直視型表示装置
として現在もっとも多く用いられているのは、電気アド
レス方式のパッシブマトリクス(PM)方式ならびにア
クティブマトリクス(AM)方式である。
て、電気アドレス方式、熱アドレス方式、および光アド
レス方式に分類される。これらのうち、直視型表示装置
として現在もっとも多く用いられているのは、電気アド
レス方式のパッシブマトリクス(PM)方式ならびにア
クティブマトリクス(AM)方式である。
【0003】近年、表示装置の大型化や高精細化に対す
るニーズが高まっている。しかしながら、従来の方式の
液晶表示装置では、これらのニーズに十分に対応できて
おらず、市販品で対角20インチ、試作段階でも対角3
0インチ程度が限界となっているのが現状である。とく
に、PM方式では、画素数の増加に伴い、クロストーク
のためにコントラストが低下するという問題がある。ま
た、AM方式では、スイッチング素子(特に薄膜トラン
ジスタ:TFT)を無欠陥で多数作り込むことが困難で
あるという問題がある。
るニーズが高まっている。しかしながら、従来の方式の
液晶表示装置では、これらのニーズに十分に対応できて
おらず、市販品で対角20インチ、試作段階でも対角3
0インチ程度が限界となっているのが現状である。とく
に、PM方式では、画素数の増加に伴い、クロストーク
のためにコントラストが低下するという問題がある。ま
た、AM方式では、スイッチング素子(特に薄膜トラン
ジスタ:TFT)を無欠陥で多数作り込むことが困難で
あるという問題がある。
【0004】これに対し、TFTのような半導体スイッ
チング素子を用いないAM方式液晶表示装置として、19
90年にアメリカのTektronix社のT.Buzakらによってプラ
ズマアドレス方式液晶表示装置(PALC)が開発され
た(例えば、特開平1-217396号公報)。PALCの断面
構造を模式的に図1に示す。
チング素子を用いないAM方式液晶表示装置として、19
90年にアメリカのTektronix社のT.Buzakらによってプラ
ズマアドレス方式液晶表示装置(PALC)が開発され
た(例えば、特開平1-217396号公報)。PALCの断面
構造を模式的に図1に示す。
【0005】PALC100は、液晶セルとプラズマセ
ルとを積層した構成をしている。基板1と、誘電体セパ
レータ4との間に液晶層3が挟持されており、信号電極
(列電極)2と、誘電体セパレータ4との間の電位差に
よって、液晶層3が駆動される。プラズマセルは、基板
9と誘電体セパレータ4との間隙が複数のリブ隔壁6で
分割された複数のプラズマ放電チャネル5を有してい
る。プラズマ放電チャネル5には、イオン化可能なガス
が封入されており、カソード7とアノード8との間に放
電パルス電圧を印加することによって、プラズマが発生
する。複数のプラズマ放電チャネル5は、信号電極(列
電極)2と直交する方向に延びており、カソード7とア
ノード8とが走査電極(行電極)10として機能し、線
順次走査される。
ルとを積層した構成をしている。基板1と、誘電体セパ
レータ4との間に液晶層3が挟持されており、信号電極
(列電極)2と、誘電体セパレータ4との間の電位差に
よって、液晶層3が駆動される。プラズマセルは、基板
9と誘電体セパレータ4との間隙が複数のリブ隔壁6で
分割された複数のプラズマ放電チャネル5を有してい
る。プラズマ放電チャネル5には、イオン化可能なガス
が封入されており、カソード7とアノード8との間に放
電パルス電圧を印加することによって、プラズマが発生
する。複数のプラズマ放電チャネル5は、信号電極(列
電極)2と直交する方向に延びており、カソード7とア
ノード8とが走査電極(行電極)10として機能し、線
順次走査される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したPALC方式
を用いた液晶表示装置は、TFTを用いた液晶表示装置
に比べ、比較的簡単に大型化を行うことが出来る。しか
しながら、PALCに用いられている誘電体セパレータ
4はガラスからなる薄板であり、これは高価である上に
表示装置が大きくなればなるほど取り扱いが難しく、表
示装置作製中に破損する確率が高くなる。
を用いた液晶表示装置は、TFTを用いた液晶表示装置
に比べ、比較的簡単に大型化を行うことが出来る。しか
しながら、PALCに用いられている誘電体セパレータ
4はガラスからなる薄板であり、これは高価である上に
表示装置が大きくなればなるほど取り扱いが難しく、表
示装置作製中に破損する確率が高くなる。
【0007】さらに、PALCの駆動時においてこの薄
板ガラスのプラズマ側表面は擬似的な電極として働く
が、そのガラスの厚さは約50〜100ミクロンであ
り、一般的なネマティック液晶層の厚さである3〜6ミ
クロンに比べて10倍以上の厚みを持っている。このた
めPALCを駆動する際には液晶層を有効に駆動する電
圧の10倍以上の電圧を印加する必要が有る。このこと
は駆動回路の負担を増やすと共に消費電力の増加、それ
に伴う発熱などの問題を引き起こす。
板ガラスのプラズマ側表面は擬似的な電極として働く
が、そのガラスの厚さは約50〜100ミクロンであ
り、一般的なネマティック液晶層の厚さである3〜6ミ
クロンに比べて10倍以上の厚みを持っている。このた
めPALCを駆動する際には液晶層を有効に駆動する電
圧の10倍以上の電圧を印加する必要が有る。このこと
は駆動回路の負担を増やすと共に消費電力の増加、それ
に伴う発熱などの問題を引き起こす。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、大型化や高精細化に適した低コスト、
高歩留まりな液晶表示装置を提供することを目的とす
る。
れたものであり、大型化や高精細化に適した低コスト、
高歩留まりな液晶表示装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、第1基板と、第2基板と、該第1基板と該第2基板
との間に挟持された第1の液晶層と、該第1基板の該液
晶層側に、表示領域のほぼ全面に設けられた対向電極
と、該第2基板の該液晶層側に、ストライプ状に設けら
れた複数の信号電極と、該信号電極を覆うように該第2
基板に設けられた絶縁性の高分子材料からなるカラーフ
ィルター層と、該カラーフィルター層上にマトリクス状
に配置されており、それぞれが、該カラーフィルター層
に設けられたスルーホールを介して、各信号電極に対し
てドット状に設けられた光導電層に電気的に接続された
複数の画素電極と、各画素電極上において、前記スルー
ホールを覆うように設けられた遮光層と、表示のための
光を該第2基板を透過させて液晶層に照射するバックラ
イトと、該バックライトと該第2基板との間に設けられ
た複数の光スイッチング素子とを有し、該複数の光スイ
ッチング素子は、前記第2基板に対向して配置された第
3基板と、該第3基板に、前記各信号電極とは直交する
ストライプ状に形成された複数の溝内部にそれぞれスト
ライプ状に設けられた第1の電極と、該第1の電極とと
もに、各溝内部に配置された第2の液晶層を挟持するよ
うに配置された第2の電極とを有し、該溝部内に配置さ
れた第1の電極および第2の電極の制御によって、該第
2の液晶層が、光学的に透明/不透明状態の間でスイッ
チングされて、該バックライトの光が前記各光導電層に
対して選択的に光照射されるようになっており、光照射
された光導電層によって、その光導電層が電気的に接続
された画素電極とその光導電層が設けられた前記信号電
極とが電気的に接続され、そのことによって、前記第1
の液晶層が光アドレスされることを特徴とし、このこと
により上記目的が達成される。
は、第1基板と、第2基板と、該第1基板と該第2基板
との間に挟持された第1の液晶層と、該第1基板の該液
晶層側に、表示領域のほぼ全面に設けられた対向電極
と、該第2基板の該液晶層側に、ストライプ状に設けら
れた複数の信号電極と、該信号電極を覆うように該第2
基板に設けられた絶縁性の高分子材料からなるカラーフ
ィルター層と、該カラーフィルター層上にマトリクス状
に配置されており、それぞれが、該カラーフィルター層
に設けられたスルーホールを介して、各信号電極に対し
てドット状に設けられた光導電層に電気的に接続された
複数の画素電極と、各画素電極上において、前記スルー
ホールを覆うように設けられた遮光層と、表示のための
光を該第2基板を透過させて液晶層に照射するバックラ
イトと、該バックライトと該第2基板との間に設けられ
た複数の光スイッチング素子とを有し、該複数の光スイ
ッチング素子は、前記第2基板に対向して配置された第
3基板と、該第3基板に、前記各信号電極とは直交する
ストライプ状に形成された複数の溝内部にそれぞれスト
ライプ状に設けられた第1の電極と、該第1の電極とと
もに、各溝内部に配置された第2の液晶層を挟持するよ
うに配置された第2の電極とを有し、該溝部内に配置さ
れた第1の電極および第2の電極の制御によって、該第
2の液晶層が、光学的に透明/不透明状態の間でスイッ
チングされて、該バックライトの光が前記各光導電層に
対して選択的に光照射されるようになっており、光照射
された光導電層によって、その光導電層が電気的に接続
された画素電極とその光導電層が設けられた前記信号電
極とが電気的に接続され、そのことによって、前記第1
の液晶層が光アドレスされることを特徴とし、このこと
により上記目的が達成される。
【0010】また、本発明の液晶表示装置は、第1基板
と、第2基板と、該第1基板と該第2基板との間に挟持
された第1の液晶層と、該第1基板の該液晶層側に、表
示領域のほぼ全面に設けられた対向電極と、該第2基板
の該液晶層側に、マトリクス状に配置された複数の画素
電極と、該画素電極を覆うように、該第2基板に設けら
れた絶縁層であるカラーフィルター層と、該カラーフィ
ルター層上にストライプ状に設けられており、該カラー
フィルター層に設けられたスルーホールを介して各画素
電極と接続された光導電層と、該光導電層上に設けられ
たストライプ状の信号電極と、前記各画素電極とともに
蓄積容量をそれぞれ形成するように、前記第2基板の液
晶側に、前記光導電層および信号電極と直交して配置さ
れており、表面が陽極酸化膜で覆われたストライプ状の
アルミ配線と、表示のための光を該第2基板を透過させ
て液晶層に照射するバックライトと、該バックライトと
該第2基板との間に設けられた複数の光スイッチング素
子とを有し、該複数の光スイッチング素子は、前記第2
基板に対向して配置された第3基板と、該第3基板に、
前記各信号電極とは直交するストライプ状に形成された
複数の溝内部にそれぞれストライプ状に設けられた第1
の電極と、該第1の電極とともに、各溝内部に配置され
た第2の液晶層を挟持するように配置された第2の電極
とを有し、該溝部内に配置された第1の電極および第2
の電極の制御によって、該第2の液晶層が、光学的に透
明/不透明状態の間でスイッチングされ、該バックライ
トの光が前記各光導電層に対して選択的に光照射される
ようになっており、光照射された光導電層によって、そ
の光導電層が電気的に接続された画素電極とその光導電
層上に設けられた前記信号電極とが電気的に接続され、
そのことによって、前記第1の液晶層が光アドレスされ
ることを特徴とし、このことにより上記目的が達成され
る。
と、第2基板と、該第1基板と該第2基板との間に挟持
された第1の液晶層と、該第1基板の該液晶層側に、表
示領域のほぼ全面に設けられた対向電極と、該第2基板
の該液晶層側に、マトリクス状に配置された複数の画素
電極と、該画素電極を覆うように、該第2基板に設けら
れた絶縁層であるカラーフィルター層と、該カラーフィ
ルター層上にストライプ状に設けられており、該カラー
フィルター層に設けられたスルーホールを介して各画素
電極と接続された光導電層と、該光導電層上に設けられ
たストライプ状の信号電極と、前記各画素電極とともに
蓄積容量をそれぞれ形成するように、前記第2基板の液
晶側に、前記光導電層および信号電極と直交して配置さ
れており、表面が陽極酸化膜で覆われたストライプ状の
アルミ配線と、表示のための光を該第2基板を透過させ
て液晶層に照射するバックライトと、該バックライトと
該第2基板との間に設けられた複数の光スイッチング素
子とを有し、該複数の光スイッチング素子は、前記第2
基板に対向して配置された第3基板と、該第3基板に、
前記各信号電極とは直交するストライプ状に形成された
複数の溝内部にそれぞれストライプ状に設けられた第1
の電極と、該第1の電極とともに、各溝内部に配置され
た第2の液晶層を挟持するように配置された第2の電極
とを有し、該溝部内に配置された第1の電極および第2
の電極の制御によって、該第2の液晶層が、光学的に透
明/不透明状態の間でスイッチングされ、該バックライ
トの光が前記各光導電層に対して選択的に光照射される
ようになっており、光照射された光導電層によって、そ
の光導電層が電気的に接続された画素電極とその光導電
層上に設けられた前記信号電極とが電気的に接続され、
そのことによって、前記第1の液晶層が光アドレスされ
ることを特徴とし、このことにより上記目的が達成され
る。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】以下に、作用を説明する。
【0019】本発明による液晶表示装置は、光導電層を
介して信号電極と電気的に接続された画素電極(または
ストライプ状電極)、および、光学的に透明/不透明状
態の間でスイッチングされ、光導電層にバックライトか
らの光を透過、または遮断する複数の光スイッチング素
子を有する。バックライトからの光が、光導電層に選択
的に光照射されることよって、光照射された領域の光導
電層の電気伝導度が変化し、信号電極に接続される画素
電極を(例えば、行を線順次的に)選択することができ
る。このように、対向電極(例えば、列電極)と画素電
極との間に印加された電圧を、バックライト光のスイッ
チングによって線順次走査することができる。即ち、液
晶層を光アドレスすることができる。従って、表示のた
めのバックライトの光をスイッチングに用いるので、バ
ックライト以外の発光部が必要なく、高電圧かつ高消費
電力なプラズマ発生部を持つPDPやPALCに比べて
格段に低消費電力である。
介して信号電極と電気的に接続された画素電極(または
ストライプ状電極)、および、光学的に透明/不透明状
態の間でスイッチングされ、光導電層にバックライトか
らの光を透過、または遮断する複数の光スイッチング素
子を有する。バックライトからの光が、光導電層に選択
的に光照射されることよって、光照射された領域の光導
電層の電気伝導度が変化し、信号電極に接続される画素
電極を(例えば、行を線順次的に)選択することができ
る。このように、対向電極(例えば、列電極)と画素電
極との間に印加された電圧を、バックライト光のスイッ
チングによって線順次走査することができる。即ち、液
晶層を光アドレスすることができる。従って、表示のた
めのバックライトの光をスイッチングに用いるので、バ
ックライト以外の発光部が必要なく、高電圧かつ高消費
電力なプラズマ発生部を持つPDPやPALCに比べて
格段に低消費電力である。
【0020】なお、液晶層に電圧を印加するための電
極、光導電層などの位置関係は種々に選択することがで
きる。
極、光導電層などの位置関係は種々に選択することがで
きる。
【0021】光スイッチング素子として、二色性色素を
含む液晶素子を用いれば、偏光子を用いずに、または1
枚しか偏光子を用いずに光スイッチングが可能である。
含む液晶素子を用いれば、偏光子を用いずに、または1
枚しか偏光子を用いずに光スイッチングが可能である。
【0022】光スイッチング素子として、ネマティック
液晶を含む液晶素子を用いれば、スイッチング時間が十
数〜数百msecであるのに対して、強誘電性液晶また
は反強誘電性液晶を含む液晶素子を用いれば、数十〜数
百μsecと速いスイッチング速度を得ることができ
る。
液晶を含む液晶素子を用いれば、スイッチング時間が十
数〜数百msecであるのに対して、強誘電性液晶また
は反強誘電性液晶を含む液晶素子を用いれば、数十〜数
百μsecと速いスイッチング速度を得ることができ
る。
【0023】光導電層と第3電極層との間に、導電性の
遮光材料から形成される遮光層を備えるので、液晶表示
装置の表面、すなわち、第1の基板側から入射する光に
よって、光導電層の導電率が変化して表示装置が誤作動
することを防止することができる。
遮光材料から形成される遮光層を備えるので、液晶表示
装置の表面、すなわち、第1の基板側から入射する光に
よって、光導電層の導電率が変化して表示装置が誤作動
することを防止することができる。
【0024】第3電極層上の液晶層側に、黒色高分子材
料から形成される遮光層を備えることにより、遮光層の
反射を防止することができる。
料から形成される遮光層を備えることにより、遮光層の
反射を防止することができる。
【0025】黒色高分子材料から形成される遮光層が、
第1基板と第2基板間との間隔を規定するスペーサーの
少なくとも一部として機能することにより、スペーサを
設ける工程を省略または簡略化することができる。
第1基板と第2基板間との間隔を規定するスペーサーの
少なくとも一部として機能することにより、スペーサを
設ける工程を省略または簡略化することができる。
【0026】本発明のように、信号電極および画素電極
が基板面に対して法線方向に並ぶ液晶表示装置の場合、
選択されていない画素(本発明の場合、対応する光導電
層に光照射されていない画素)に対する信号電圧の表示
に対する影響が懸念されるが、光導電層と画素電極との
間に、高分子材料からなる絶縁層を設け、絶縁層に形成
したスルーホールを介して、光導電層と画素電極とを電
気的に接続すれば、高分子材料の膜厚や導電率、さらに
スルーホールの大きさなどを適時設定することによっ
て、容量分割などの効果により非選択画素に印加される
電圧を抑制できるので、非選択画素への信号電圧の影響
を最小限に抑えることができ、表示特性上好ましい。
が基板面に対して法線方向に並ぶ液晶表示装置の場合、
選択されていない画素(本発明の場合、対応する光導電
層に光照射されていない画素)に対する信号電圧の表示
に対する影響が懸念されるが、光導電層と画素電極との
間に、高分子材料からなる絶縁層を設け、絶縁層に形成
したスルーホールを介して、光導電層と画素電極とを電
気的に接続すれば、高分子材料の膜厚や導電率、さらに
スルーホールの大きさなどを適時設定することによっ
て、容量分割などの効果により非選択画素に印加される
電圧を抑制できるので、非選択画素への信号電圧の影響
を最小限に抑えることができ、表示特性上好ましい。
【0027】カラーフィルター層を上記絶縁層として用
いれば、対向基板との貼りあわせの厳密さが要求されな
いので、液晶表示装置の作製が簡単になる。
いれば、対向基板との貼りあわせの厳密さが要求されな
いので、液晶表示装置の作製が簡単になる。
【0028】また、画素電極に蓄積容量を接続すれば、
液晶表示装置の電荷保持時間を適宜設定することができ
る。
液晶表示装置の電荷保持時間を適宜設定することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の液晶表示装置150を模
式的に図2Aに示す。液晶表示装置150は、第1基板
11と、第2基板31と、第1基板11と第2基板31
との間に挟持された液晶層15とを有する。第1基板1
1の液晶層15側には第1電極層13が、第2基板31
の液晶層15側には第2電極層29が設けられている。
第2電極層29は光導電層25を介して第3電極層19
と電気的に接続されている。図2Aに示すように、第3
電極層19を平坦にするように層間絶縁膜21を設けて
もよい。液晶表示装置150は、さらに、表示のための
光を第2電極層29を介して液晶層15に照射するバッ
クライト41と、バックライト41と第2基板31との
間に設けられた複数の光スイッチング素子40を有す
る。
式的に図2Aに示す。液晶表示装置150は、第1基板
11と、第2基板31と、第1基板11と第2基板31
との間に挟持された液晶層15とを有する。第1基板1
1の液晶層15側には第1電極層13が、第2基板31
の液晶層15側には第2電極層29が設けられている。
第2電極層29は光導電層25を介して第3電極層19
と電気的に接続されている。図2Aに示すように、第3
電極層19を平坦にするように層間絶縁膜21を設けて
もよい。液晶表示装置150は、さらに、表示のための
光を第2電極層29を介して液晶層15に照射するバッ
クライト41と、バックライト41と第2基板31との
間に設けられた複数の光スイッチング素子40を有す
る。
【0030】複数の光スイッチング素子40は、光学的
に透明/不透明状態の間でスイッチングされ、バックラ
イト41の光が光導電層25に選択的に光照射される。
光照射された領域の光導電層の電気伝導度が変化し、第
2電極と第3電極との電気的接続がスイッチングされ、
そのことによって、液晶層が光アドレスされる。
に透明/不透明状態の間でスイッチングされ、バックラ
イト41の光が光導電層25に選択的に光照射される。
光照射された領域の光導電層の電気伝導度が変化し、第
2電極と第3電極との電気的接続がスイッチングされ、
そのことによって、液晶層が光アドレスされる。
【0031】図2Bを参照しながら、本実施形態の液晶
表示装置の動作を説明する。
表示装置の動作を説明する。
【0032】液晶表示装置150の光スイッチング素子
40が透過状態であるときには、バックライト光は基板
31(および第2電極29)を透過し、光導電層25に
照射される。光照射された光導電層25は、その電気伝
導度が増加し(電気抵抗率が下がり)、導電体と見なさ
れるようになり、第2電極29と第3電極19とは電気
的に接続される。光導電層25が導電状態のときに、第
1電極13と第2電極29との間に駆動電圧を印加する
と、第3電極19と第1電極13との間の液晶層15に
電圧が印加され、画素に対応する領域の液晶層15Aが
駆動される(図2B(b))。
40が透過状態であるときには、バックライト光は基板
31(および第2電極29)を透過し、光導電層25に
照射される。光照射された光導電層25は、その電気伝
導度が増加し(電気抵抗率が下がり)、導電体と見なさ
れるようになり、第2電極29と第3電極19とは電気
的に接続される。光導電層25が導電状態のときに、第
1電極13と第2電極29との間に駆動電圧を印加する
と、第3電極19と第1電極13との間の液晶層15に
電圧が印加され、画素に対応する領域の液晶層15Aが
駆動される(図2B(b))。
【0033】次に、液晶表示装置150の光スイッチン
グ素子40が遮光状態であるときには、光導電層25の
電気伝導度は低下し絶縁体となり、第2電極29と第3
電極19とが電気的に切り離される。第3電極19と第
1電極13と、これらの間にある液晶層15はキャパシ
タとして機能するので、先に印加された駆動電圧に対応
する電荷が第3電極19上に保持され、画素に対応する
領域の液晶層15Aの駆動状態は一定期間保持される
(いわゆるサンプルホールド状態である)。液晶表示装
置150の光スイッチング素子40が遮光状態にあると
きに、新たに第1電極13と第2電極29との間に駆動
電圧を印加しても、第3電極19と第2電極29とは電
気的に切り離されているので、第3電極19上にある液
晶層は駆動されない(図2B(c))。
グ素子40が遮光状態であるときには、光導電層25の
電気伝導度は低下し絶縁体となり、第2電極29と第3
電極19とが電気的に切り離される。第3電極19と第
1電極13と、これらの間にある液晶層15はキャパシ
タとして機能するので、先に印加された駆動電圧に対応
する電荷が第3電極19上に保持され、画素に対応する
領域の液晶層15Aの駆動状態は一定期間保持される
(いわゆるサンプルホールド状態である)。液晶表示装
置150の光スイッチング素子40が遮光状態にあると
きに、新たに第1電極13と第2電極29との間に駆動
電圧を印加しても、第3電極19と第2電極29とは電
気的に切り離されているので、第3電極19上にある液
晶層は駆動されない(図2B(c))。
【0034】以下、本発明の実施形態について説明す
る。 (実施形態1)実施形態1による液晶表示装置200を
模式的に図3に示す。図3(a)は、液晶表示装置20
0を信号電極29の列方向から見た図、図3(b)は、
行方向から見た図を示す。
る。 (実施形態1)実施形態1による液晶表示装置200を
模式的に図3に示す。図3(a)は、液晶表示装置20
0を信号電極29の列方向から見た図、図3(b)は、
行方向から見た図を示す。
【0035】液晶表示装置200は、液晶セル200a
と液晶セル200bとを有している。液晶セル200a
と液晶セル200bとは、基板31(第2基板)を共有
している。液晶セル200bは、バックライト(不図
示)と第2基板との間に設けられた複数の光スイッチン
グ素子40を有する。
と液晶セル200bとを有している。液晶セル200a
と液晶セル200bとは、基板31(第2基板)を共有
している。液晶セル200bは、バックライト(不図
示)と第2基板との間に設けられた複数の光スイッチン
グ素子40を有する。
【0036】液晶セル200aは、基板11(第1基
板)と基板31(第2基板)との間に液晶層15を有す
る。基板11の液晶層15側の表面には、ITO(イン
ジウム錫酸化物)などの透明導電材料からなる対向電極
13(第1電極)が表示領域のほぼ全面に形成されてい
る。必要に応じて、カラーフィルタを形成してもよい。
板)と基板31(第2基板)との間に液晶層15を有す
る。基板11の液晶層15側の表面には、ITO(イン
ジウム錫酸化物)などの透明導電材料からなる対向電極
13(第1電極)が表示領域のほぼ全面に形成されてい
る。必要に応じて、カラーフィルタを形成してもよい。
【0037】基板31の液晶層15側表面(B面)に
は、ストライプ状の複数の信号電極29(第2電極)、
さらに信号電極29の一部を覆うように、ITO(イン
ジウム錫酸化物)などの透明導電材料からなる電極27
が形成されている。透明導電材料からなる電極27の上
部には、光導電層25および導電材料からなる遮光層2
3が形成されている。本実施例において信号電極29は
Alで形成されているので、信号電極29に重なった位
置の光導電層25にはバックライト光が入射しないの
で、遮光された光導電層25と信号電極29とは電気的
に接続されない。信号電極29に重ならない位置の光導
電層25の領域、すなわち、信号電極29によってバッ
クライト光が遮光されない光導電層25の領域におい
て、電極27は信号電極29に重なるように形成されて
いる。以上のように、光導電層25の少なくとも一部に
バックライト光が入射して、光導電層25と信号電極2
9とが電極27を介して電気的に接続される。
は、ストライプ状の複数の信号電極29(第2電極)、
さらに信号電極29の一部を覆うように、ITO(イン
ジウム錫酸化物)などの透明導電材料からなる電極27
が形成されている。透明導電材料からなる電極27の上
部には、光導電層25および導電材料からなる遮光層2
3が形成されている。本実施例において信号電極29は
Alで形成されているので、信号電極29に重なった位
置の光導電層25にはバックライト光が入射しないの
で、遮光された光導電層25と信号電極29とは電気的
に接続されない。信号電極29に重ならない位置の光導
電層25の領域、すなわち、信号電極29によってバッ
クライト光が遮光されない光導電層25の領域におい
て、電極27は信号電極29に重なるように形成されて
いる。以上のように、光導電層25の少なくとも一部に
バックライト光が入射して、光導電層25と信号電極2
9とが電極27を介して電気的に接続される。
【0038】さらに導電材料からなる遮光層23を覆う
ように、例えば感光性の透明樹脂材料から形成される絶
縁層21が、また、絶縁層21上に、マトリクス状に配
置された複数の画素電極19(第3電極)が形成されて
いる。なお、光導電体層25および、遮光層23部分に
スルーホール部22(絶縁層21の無形成部)が形成さ
れる。スルーホール部22を介して光導電層25と画素
電極19とが電気的に接続される。
ように、例えば感光性の透明樹脂材料から形成される絶
縁層21が、また、絶縁層21上に、マトリクス状に配
置された複数の画素電極19(第3電極)が形成されて
いる。なお、光導電体層25および、遮光層23部分に
スルーホール部22(絶縁層21の無形成部)が形成さ
れる。スルーホール部22を介して光導電層25と画素
電極19とが電気的に接続される。
【0039】スルーホール部22を覆うように、画素電
極19上には黒色感光性樹脂(高分子材料)から形成さ
れるブラックマトリクス(遮光層)17が形成されてい
る。ブラックマトリクス17は、通常のブラックマトリ
クスの働き、例えば、異なる色の各着色層の無用な色の
混合や、光漏れを防止する以外に、例えばアルミから形
成されている遮光層23の反射を防止するだけでなく、
基板13および31の間隔を一定に保つスペーサーとし
ても機能する。
極19上には黒色感光性樹脂(高分子材料)から形成さ
れるブラックマトリクス(遮光層)17が形成されてい
る。ブラックマトリクス17は、通常のブラックマトリ
クスの働き、例えば、異なる色の各着色層の無用な色の
混合や、光漏れを防止する以外に、例えばアルミから形
成されている遮光層23の反射を防止するだけでなく、
基板13および31の間隔を一定に保つスペーサーとし
ても機能する。
【0040】第1および第2の基板13および31に挟
持された表示のための液晶層15は、例えばゲスト−ホ
スト型液晶、高分子分散型液晶、コレステリック液晶、
強誘電性液晶、反強誘電性液晶など、公知の液晶材料や
表示モードを広く利用することができる。また、基板1
3および31の液晶層15に接する面には、配向処理を
施しておく。
持された表示のための液晶層15は、例えばゲスト−ホ
スト型液晶、高分子分散型液晶、コレステリック液晶、
強誘電性液晶、反強誘電性液晶など、公知の液晶材料や
表示モードを広く利用することができる。また、基板1
3および31の液晶層15に接する面には、配向処理を
施しておく。
【0041】光導電層25の材料は、アドレス用の光に
対して電気伝導度が十分に変化する材料を、アドレス用
の光の波長や強度および装置の構成を考慮して、公知の
材料から選択すればよい。本実施例においては、光導電
層25の材料としてアモルファスシリコンを用いている
が、この他に、Se、CdS、ポリビニルカルバゾール
等を用いることができる。
対して電気伝導度が十分に変化する材料を、アドレス用
の光の波長や強度および装置の構成を考慮して、公知の
材料から選択すればよい。本実施例においては、光導電
層25の材料としてアモルファスシリコンを用いている
が、この他に、Se、CdS、ポリビニルカルバゾール
等を用いることができる。
【0042】液晶セル200bは、光スイッチング素子
40を含む。光スイッチング素子40は、基板31(第
2基板)と基板39(第3基板)との間に挟持された液
晶層35と、電極33および37を有する。基板31の
液晶層35側の表面および基板39の液晶層35側の表
面(A面)には、ITO(インジウム錫酸化物)などの
透明導電材料からなるストライプ状の電極33および3
7が互いに平行方向に形成されている。ストライプ状の
電極33および37を制御することによって、ストライ
プ状に光をON/OFF制御し、液晶層をラインアドレ
スすることができる。
40を含む。光スイッチング素子40は、基板31(第
2基板)と基板39(第3基板)との間に挟持された液
晶層35と、電極33および37を有する。基板31の
液晶層35側の表面および基板39の液晶層35側の表
面(A面)には、ITO(インジウム錫酸化物)などの
透明導電材料からなるストライプ状の電極33および3
7が互いに平行方向に形成されている。ストライプ状の
電極33および37を制御することによって、ストライ
プ状に光をON/OFF制御し、液晶層をラインアドレ
スすることができる。
【0043】光スイッチング素子40に含まれる液晶層
35は、例えば、強誘電性液晶または反強誘電性液晶を
含む液晶素子を用いることが好ましい。ネマティック液
晶を含む液晶素子を用いれば、スイッチング時間が十数
〜数百msecであるのに対して、強誘電性液晶または
反強誘電性液晶を含む液晶素子を用いれば、数十〜数百
μsecと速いスイッチング速度を得ることができるか
らである。
35は、例えば、強誘電性液晶または反強誘電性液晶を
含む液晶素子を用いることが好ましい。ネマティック液
晶を含む液晶素子を用いれば、スイッチング時間が十数
〜数百msecであるのに対して、強誘電性液晶または
反強誘電性液晶を含む液晶素子を用いれば、数十〜数百
μsecと速いスイッチング速度を得ることができるか
らである。
【0044】また、基板31および基板39の液晶層3
5に接する面に配向処理を施しておく。
5に接する面に配向処理を施しておく。
【0045】本実施形態1の液晶表示装置200の動作
原理は、上述の液晶表示装置150と基本的に同じであ
る。
原理は、上述の液晶表示装置150と基本的に同じであ
る。
【0046】次に実施形態1の液晶表示装置200の製
造方法の例を図4A〜Dを参照しながら説明する。
造方法の例を図4A〜Dを参照しながら説明する。
【0047】図4A(a)および(b)示すように、例
えば約1.1mm厚のガラス基板(第1基板)11上
に、約30nm厚のITOをスパッタ法により形成して
対向電極(第1電極)13を形成する。必要に応じて、
この基板13に配向材料を約70nm厚で塗布し、ラビ
ングなどの配向処理を行う。
えば約1.1mm厚のガラス基板(第1基板)11上
に、約30nm厚のITOをスパッタ法により形成して
対向電極(第1電極)13を形成する。必要に応じて、
この基板13に配向材料を約70nm厚で塗布し、ラビ
ングなどの配向処理を行う。
【0048】図4B(a)および(b)示すように、例
えば、約1.1mm厚のガラス基板(第3基板)39
に、例えばフッ酸等を用いたエッチングにより深さ約
2.0μm、幅約70μmの溝36を形成し、この溝3
6内部に約30nm厚のITOをスパッタ法により形成
し、光スイッチング素子40に含まれる電極37を形成
する。必要に応じて、配向材料を塗布し、ラビングなど
の配向処理を行う。
えば、約1.1mm厚のガラス基板(第3基板)39
に、例えばフッ酸等を用いたエッチングにより深さ約
2.0μm、幅約70μmの溝36を形成し、この溝3
6内部に約30nm厚のITOをスパッタ法により形成
し、光スイッチング素子40に含まれる電極37を形成
する。必要に応じて、配向材料を塗布し、ラビングなど
の配向処理を行う。
【0049】図4C(a)および(b)示すように、例
えば、約0.7mm厚のガラス基板31(第2基板)の
片面(A面)に約30nm厚のITOをスパッタ法によ
り形成し、さらに、フォトリソグラフィ工程およびエッ
チング工程により光スイッチング素子40に含まれるス
トライプ状の電極33を形成する。本実施形態におい
て、このストライプ状の電極33のピッチは、光スイッ
チング素子40に含まれる電極37と同じであるが、ス
トライプ状の電極33の幅は光スイッチング素子40の
溝36の幅よりも大きくても小さくてもよい。
えば、約0.7mm厚のガラス基板31(第2基板)の
片面(A面)に約30nm厚のITOをスパッタ法によ
り形成し、さらに、フォトリソグラフィ工程およびエッ
チング工程により光スイッチング素子40に含まれるス
トライプ状の電極33を形成する。本実施形態におい
て、このストライプ状の電極33のピッチは、光スイッ
チング素子40に含まれる電極37と同じであるが、ス
トライプ状の電極33の幅は光スイッチング素子40の
溝36の幅よりも大きくても小さくてもよい。
【0050】図4D(a)および(b)に示すように、
ガラス基板31(第2基板)の反対面(B面と称する)
にアルミニウムからなる信号電極29をスパッタ法およ
びフォトエッチングにより形成する。なお、A面のIT
O電極33(図4C)のストライプ方向とB面の信号電
極29のストライプ方向とは直交している。
ガラス基板31(第2基板)の反対面(B面と称する)
にアルミニウムからなる信号電極29をスパッタ法およ
びフォトエッチングにより形成する。なお、A面のIT
O電極33(図4C)のストライプ方向とB面の信号電
極29のストライプ方向とは直交している。
【0051】次にフォトレジストを得られた基板上に塗
布し、所定のパターンのマスクを介して露光することに
より、信号電極29に一部重なり、残りは信号電極29
からはみ出すようなドット状のレジスト無形成部を作製
する(不図示)。
布し、所定のパターンのマスクを介して露光することに
より、信号電極29に一部重なり、残りは信号電極29
からはみ出すようなドット状のレジスト無形成部を作製
する(不図示)。
【0052】図4D(c)に示すように、基板31にI
TOとアモルファスシリコン、およびアルミニウムを重
ねて形成した後、上記のフォトレジストを剥離すること
(いわゆるリフトオフ)により、ドット状の電極27、
光導電体層25および遮光層23を形成する。
TOとアモルファスシリコン、およびアルミニウムを重
ねて形成した後、上記のフォトレジストを剥離すること
(いわゆるリフトオフ)により、ドット状の電極27、
光導電体層25および遮光層23を形成する。
【0053】図4D(d)に示すように、この上に、感
光性の透明樹脂材料から形成される厚さ約2.0μmの
絶縁層(新日鉄化学社製V259−PA)21を形成
し、マスク露光によりドット状の光導電体層25およ
び、遮光層23部分にスルーホール(絶縁層21の無形
成部)を作製する。さらに、図4D(e)に示すよう
に、約30nm厚のITOをスパッタし、フォトエッチ
ングにより画素電極19を形成する。
光性の透明樹脂材料から形成される厚さ約2.0μmの
絶縁層(新日鉄化学社製V259−PA)21を形成
し、マスク露光によりドット状の光導電体層25およ
び、遮光層23部分にスルーホール(絶縁層21の無形
成部)を作製する。さらに、図4D(e)に示すよう
に、約30nm厚のITOをスパッタし、フォトエッチ
ングにより画素電極19を形成する。
【0054】続いて、図4D(f)に示すように、画素
電極19およびスルーホール部22を覆うように、黒色
感光性樹脂から形成される厚さ約5μmのブラックマト
リクス17を形成する。ブラックマトリクス17は、通
常のブラックマトリクスの働き以外に、例えばアルミか
らなる遮光層23の反射を防止するだけでなく、基板1
3および31の間隔を一定に保つスペーサーとしても機
能する。
電極19およびスルーホール部22を覆うように、黒色
感光性樹脂から形成される厚さ約5μmのブラックマト
リクス17を形成する。ブラックマトリクス17は、通
常のブラックマトリクスの働き以外に、例えばアルミか
らなる遮光層23の反射を防止するだけでなく、基板1
3および31の間隔を一定に保つスペーサーとしても機
能する。
【0055】第2の基板31のA面上に必要に応じて配
向膜(不図示)を形成し、配向処理を施して第3基板3
9と貼りあわせ、基板間に例えば2色性色素を含む強誘
電性液晶材料を35を注入し、封止する。第2の基板3
1のB面上に必要に応じて配向膜(不図示)を形成し、
配向処理を施した後、第1の基板11と貼りあわせ、第
1の基板11および第2の基板31の間に例えばネマテ
ィック液晶材料13を注入し、封止する。
向膜(不図示)を形成し、配向処理を施して第3基板3
9と貼りあわせ、基板間に例えば2色性色素を含む強誘
電性液晶材料を35を注入し、封止する。第2の基板3
1のB面上に必要に応じて配向膜(不図示)を形成し、
配向処理を施した後、第1の基板11と貼りあわせ、第
1の基板11および第2の基板31の間に例えばネマテ
ィック液晶材料13を注入し、封止する。
【0056】これら第1、第2、第3基板11、31お
よび39を有する液晶素子200を2枚の偏光子(不図
示)で挟み、バックライト(不図示)を配置して液晶表
示装置を完成する。
よび39を有する液晶素子200を2枚の偏光子(不図
示)で挟み、バックライト(不図示)を配置して液晶表
示装置を完成する。
【0057】本実施形態の液晶表示装置200におい
て、絶縁層21がカラーフィルタ層で形成されてもよ
い。図3(a)および(b)に示されるように、第2基
板31側の画素電極19の下の絶縁層21の場所にカラ
ーフィルタ層を設けるのが最も好ましい。第2基板31
側にカラーフィルタ層を設けると、予め画素電極および
カラーフィルタ層が重なるように形成されるので、対向
基板(第1の基板)11の全面に透明電極を設ければよ
く、2枚の基板11および31を貼りあわせる際に位置
合わせの厳密さが要求されない。対向基板(第1の基
板)11側にカラーフィルタ層を設けると、画素電極と
カラーフィルタ層との位置合わせを行わなければなら
ず、第2基板31側にカラーフィルタ層を設ける場合よ
りも2枚の基板11および31を貼りあわせる際に位置
合わせの厳密さが要求される。
て、絶縁層21がカラーフィルタ層で形成されてもよ
い。図3(a)および(b)に示されるように、第2基
板31側の画素電極19の下の絶縁層21の場所にカラ
ーフィルタ層を設けるのが最も好ましい。第2基板31
側にカラーフィルタ層を設けると、予め画素電極および
カラーフィルタ層が重なるように形成されるので、対向
基板(第1の基板)11の全面に透明電極を設ければよ
く、2枚の基板11および31を貼りあわせる際に位置
合わせの厳密さが要求されない。対向基板(第1の基
板)11側にカラーフィルタ層を設けると、画素電極と
カラーフィルタ層との位置合わせを行わなければなら
ず、第2基板31側にカラーフィルタ層を設ける場合よ
りも2枚の基板11および31を貼りあわせる際に位置
合わせの厳密さが要求される。
【0058】上述のように、画素電極19の下にカラー
フィルタ層(絶縁層21)を形成すると、画素電極の上
にカラーフィルタ層を形成した場合のように、液晶層に
印加される電圧が低下することがない。また、光導電層
25がカラーフィルタ層(絶縁層21)に重なることが
ないので、光導電層の下にカラーフィルタ層を形成した
場合のように光導電層に光が有効に入射しないというこ
ともない。
フィルタ層(絶縁層21)を形成すると、画素電極の上
にカラーフィルタ層を形成した場合のように、液晶層に
印加される電圧が低下することがない。また、光導電層
25がカラーフィルタ層(絶縁層21)に重なることが
ないので、光導電層の下にカラーフィルタ層を形成した
場合のように光導電層に光が有効に入射しないというこ
ともない。
【0059】(実施形態2)実施形態2による液晶表示
装置300を模式的に図6に示す。図6(a)は、液晶
表示装置300を信号電極29の列方向から見た図、図
6(b)は、行方向から見た図を示す。液晶表示装置3
00は、蓄積容量を更に有する構成について説明する。
装置300を模式的に図6に示す。図6(a)は、液晶
表示装置300を信号電極29の列方向から見た図、図
6(b)は、行方向から見た図を示す。液晶表示装置3
00は、蓄積容量を更に有する構成について説明する。
【0060】液晶表示装置300は、液晶セル300a
と液晶セル300bとを有している。液晶セル300a
の構成以外は、実施形態1の液晶表示装置200と同様
なので、同様の機能を有する構成要素には同じ参照符号
を用い、その説明を省略する。
と液晶セル300bとを有している。液晶セル300a
の構成以外は、実施形態1の液晶表示装置200と同様
なので、同様の機能を有する構成要素には同じ参照符号
を用い、その説明を省略する。
【0061】液晶セル300aにおいて、基板71(第
2基板)の液晶層15側表面(B面)には、表面が陽極
酸化膜69で覆われたストライプ状のアルミ配線67が
配置されている。アルミ配線67は、基板71のA面に
設けられたITO電極33に対して平行方向に延びてい
る。陽極酸化膜69で表面を覆われたアルミ配線67お
よび基板71の上には、画素電極19が形成されてい
る。アルミニウム配線67/陽極酸化膜69/画素電極
19が蓄積容量を形成する。画素電極19上には絶縁層
としてカラーフィルタ63、また、カラーフィルタ63
にはスルーホール部62(カラーフィルタ63の無形成
部)が形成されている。さらに、スルーホール部62お
よびカラーフィルタ63を覆うようにストライプ状の光
導電層25および信号電極29がアルミ配線67に直交
するように形成されている。光導電層25はスルーホー
ル62を介して画素電極19と電気的に接続されてい
る。
2基板)の液晶層15側表面(B面)には、表面が陽極
酸化膜69で覆われたストライプ状のアルミ配線67が
配置されている。アルミ配線67は、基板71のA面に
設けられたITO電極33に対して平行方向に延びてい
る。陽極酸化膜69で表面を覆われたアルミ配線67お
よび基板71の上には、画素電極19が形成されてい
る。アルミニウム配線67/陽極酸化膜69/画素電極
19が蓄積容量を形成する。画素電極19上には絶縁層
としてカラーフィルタ63、また、カラーフィルタ63
にはスルーホール部62(カラーフィルタ63の無形成
部)が形成されている。さらに、スルーホール部62お
よびカラーフィルタ63を覆うようにストライプ状の光
導電層25および信号電極29がアルミ配線67に直交
するように形成されている。光導電層25はスルーホー
ル62を介して画素電極19と電気的に接続されてい
る。
【0062】基板11と71との間隔を一定に保つため
に液晶層15は、スペーサービーズ57を含む。なお、
本実施例の液晶表示装置300には、上述の液晶表示装
置200のような遮光層(ブラックマトリクス17)お
よび光導電層25を遮光するための遮光層23を別途設
けなくてもよい。本実施例の液晶表示装置300におい
て、信号電極29はクロムで形成されているので、信号
電極29は第1の基板11から入射した光に対して遮光
層として働く。従って、第1の基板11側に遮光膜を設
ける必要がない。スルーホール部62以外の光導電層2
5に、第2の基板71から入射した光が入射しても、光
導電層25と画素電極19とは電気的に接続されないの
で、問題ない。よって光スイッチング素子40におい
て、十分にスルーホール部62を遮光できるように液晶
表示装置を設計すれば、別途、遮光層を設ける必要はな
い。
に液晶層15は、スペーサービーズ57を含む。なお、
本実施例の液晶表示装置300には、上述の液晶表示装
置200のような遮光層(ブラックマトリクス17)お
よび光導電層25を遮光するための遮光層23を別途設
けなくてもよい。本実施例の液晶表示装置300におい
て、信号電極29はクロムで形成されているので、信号
電極29は第1の基板11から入射した光に対して遮光
層として働く。従って、第1の基板11側に遮光膜を設
ける必要がない。スルーホール部62以外の光導電層2
5に、第2の基板71から入射した光が入射しても、光
導電層25と画素電極19とは電気的に接続されないの
で、問題ない。よって光スイッチング素子40におい
て、十分にスルーホール部62を遮光できるように液晶
表示装置を設計すれば、別途、遮光層を設ける必要はな
い。
【0063】本実施形態2の液晶表示装置300の動作
原理は、上述の液晶表示装置150と基本的に同じであ
る。
原理は、上述の液晶表示装置150と基本的に同じであ
る。
【0064】次に実施形態2の液晶表示装置300の製
造方法の例を図5を参照しながら説明する。
造方法の例を図5を参照しながら説明する。
【0065】第1基板11、第3基板39ならびに第2
基板71のA面は、上述の実施形態1の製造方法と同様
の方法で作製される。
基板71のA面は、上述の実施形態1の製造方法と同様
の方法で作製される。
【0066】図5(a)および(b)に示すように、第
2基板71のB面に、A面に形成された電極33のスト
ライプ方向とは平行な方向に、アルミニウムからなるス
トライプ配線67をスパッタ法およびフォトエッチング
により形成する。
2基板71のB面に、A面に形成された電極33のスト
ライプ方向とは平行な方向に、アルミニウムからなるス
トライプ配線67をスパッタ法およびフォトエッチング
により形成する。
【0067】図5(c)に示すように、アルミニウム配
線67の表面を陽極酸化して、アルミニウム配線67上
に絶縁層である陽極酸化膜69を形成させる。さらにア
ルミニウム配線69の上にフォトレジストによるリフト
オフを用いて、マトリクス状に配置されたITOから形
成される画素電極19を形成する。アルミニウム配線6
7/陽極酸化膜69/画素電極19が蓄積容量を形成す
る。
線67の表面を陽極酸化して、アルミニウム配線67上
に絶縁層である陽極酸化膜69を形成させる。さらにア
ルミニウム配線69の上にフォトレジストによるリフト
オフを用いて、マトリクス状に配置されたITOから形
成される画素電極19を形成する。アルミニウム配線6
7/陽極酸化膜69/画素電極19が蓄積容量を形成す
る。
【0068】図5(e)に示すように、赤、青、緑3色
のカラーレジストからなるカラーフィルター層63を形
成する。カラーフィルター層63は、絶縁層として作用
する。カラーフィルター層63にはスルーホール62
(カラーフィルター層63の無形成部)を形成する。光
導電層25はスルーホール62を介して画素電極19と
電気的に接続されている。
のカラーレジストからなるカラーフィルター層63を形
成する。カラーフィルター層63は、絶縁層として作用
する。カラーフィルター層63にはスルーホール62
(カラーフィルター層63の無形成部)を形成する。光
導電層25はスルーホール62を介して画素電極19と
電気的に接続されている。
【0069】図5(f)に示すように、フォトレジスト
によるリフトオフを用いてアルミニウム配線67と直交
する方向に、アモルファスシリコン25およびクロムの
2層からなる信号電極29を形成する。
によるリフトオフを用いてアルミニウム配線67と直交
する方向に、アモルファスシリコン25およびクロムの
2層からなる信号電極29を形成する。
【0070】この後は上述の実施形態1に従って液晶表
示装置300を作製する。ただし、本実施形態において
は、基板11および71との間隔を一定に保つために規
定するためにスペーサービーズ57を用いる。
示装置300を作製する。ただし、本実施形態において
は、基板11および71との間隔を一定に保つために規
定するためにスペーサービーズ57を用いる。
【0071】以上のような方法で作製された液晶表示装
置300においても、光スイッチング素子40のON時
における液晶層15の駆動と、光スイッチング素子40
のOFF時における液晶層15の駆動状態の保持、なら
びに光スイッチング素子40のOFF時には液晶層15
が駆動しないことを確かめることができる。
置300においても、光スイッチング素子40のON時
における液晶層15の駆動と、光スイッチング素子40
のOFF時における液晶層15の駆動状態の保持、なら
びに光スイッチング素子40のOFF時には液晶層15
が駆動しないことを確かめることができる。
【0072】ただし、蓄積容量の大きさやその陽極酸化
膜の厚さの変更、または陽極酸化膜上にさらに別種の絶
縁膜を形成することなどにより、駆動状態の保持時間を
変更することができることは言うまでもない。
膜の厚さの変更、または陽極酸化膜上にさらに別種の絶
縁膜を形成することなどにより、駆動状態の保持時間を
変更することができることは言うまでもない。
【0073】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、光によっ
てアドレスされる新しいタイプの液晶表示装置が提供さ
れる。
てアドレスされる新しいタイプの液晶表示装置が提供さ
れる。
【0074】本発明による液晶表示装置は、光導電層に
表示のための光を液晶層に照射するバックライトからの
光を透過、または遮断する複数の光スイッチング素子を
有し液晶層を光アドレスすることができるので、バック
ライト以外の発光部が必要なく、高電圧かつ高消費電力
なプラズマ発生部を持つPDPやPALCに比べて格段
に低消費電力である。
表示のための光を液晶層に照射するバックライトからの
光を透過、または遮断する複数の光スイッチング素子を
有し液晶層を光アドレスすることができるので、バック
ライト以外の発光部が必要なく、高電圧かつ高消費電力
なプラズマ発生部を持つPDPやPALCに比べて格段
に低消費電力である。
【0075】本発明による液晶表示装置はAM方式液晶
表示装置であり、クロストークは基本的に発生しないの
で画素数の上限がクロストークによって決まると言うこ
とが無い。さらにTFTなどの半導体アクティブ素子を
必要としないので大型かつ高精細な液晶表示装置を低コ
ストかつ高歩留りで製造可能である。
表示装置であり、クロストークは基本的に発生しないの
で画素数の上限がクロストークによって決まると言うこ
とが無い。さらにTFTなどの半導体アクティブ素子を
必要としないので大型かつ高精細な液晶表示装置を低コ
ストかつ高歩留りで製造可能である。
【図1】従来のPALCの断面構造を模式的に示す図で
ある。
ある。
【図2A】本発明の液晶表示装置の断面構造を模式的に
示す概略図である。
示す概略図である。
【図2B】本発明による液晶表示装置の動作を模式的に
示す概略図である。
示す概略図である。
【図3】本発明の実施形態1による液晶表示装置の断面
構造を模式的に示す概略図である。
構造を模式的に示す概略図である。
【図4A】本発明の実施形態1による液晶表示装置の製
造方法の例を示す概略図である。
造方法の例を示す概略図である。
【図4B】本発明の実施形態1による液晶表示装置の製
造方法の例を示す概略図である。
造方法の例を示す概略図である。
【図4C】本発明の実施形態1による液晶表示装置の製
造方法の例を示す概略図である。
造方法の例を示す概略図である。
【図4D】本発明の実施形態1による液晶表示装置の製
造方法の例を示す概略図である。
造方法の例を示す概略図である。
【図5】本発明の実施形態2による液晶表示装置の製造
方法の例を示す概略図である。
方法の例を示す概略図である。
【図6】本発明の実施形態2による液晶表示装置の断面
構造を模式的に示す概略図である。
構造を模式的に示す概略図である。
1、9 基板
2 信号(列)電極
3 液晶層
4 誘電セパレータ
5 プラズマ放電部
6 リブ隔壁
7 カソード
8 アノード
10 走査(行)電極
11 第1基板
13 対向電極
15 液晶層
17 ブラックマトリクス
19 画素電極
21 絶縁層
22 スルーホール
23 遮光層
25 光導電層
27 電極
29 信号電極
31 第2基板
33 電極
35 液晶層
37 電極
39 第3基板
41 バックライト
57 スペーサビーズ
63 カラーフィルタ
67 配線
69 陽極酸化膜
71 第2基板
100 プラズマアドレス方式液晶表示装置(PAL
C) 150 液晶表示装置 200 液晶表示装置 300 液晶表示装置
C) 150 液晶表示装置 200 液晶表示装置 300 液晶表示装置
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G02F 1/135
Claims (2)
- 【請求項1】 第1基板と、第2基板と、該第1基板と
該第2基板との間に挟持された第1の液晶層と、 該第1基板の該液晶層側に、表示領域のほぼ全面に設け
られた対向電極と、 該第2基板の該液晶層側に、ストライプ状に設けられた
複数の信号電極と、該信号電極を覆うように該第2基板に設けられた絶縁性
の高分子材料からなるカラーフ ィルター層と、該カラーフィルター層上にマトリクス状に配置されてお
り、それぞれが、該カラーフィ ルター層に設けられたス
ルーホールを介して、各信号電極に対してドット状に設
けられた光導電層に電気的に接続された複数の画素電極
と、各画素電極上において、前記スルーホールを覆うように
設けられた遮光層と、 表示のための光を該第2基板を透過させて液晶層に照射
するバックライトと、 該バックライトと該第2基板との間に設けられた複数の
光スイッチング素子とを有し、該複数の光スイッチング素子は、 前記第2基板に対向して配置された第3基板と、 該第3基板に、前記各信号電極とは直交するストライプ
状に形成された複数の溝内部に それぞれストライプ状に
設けられた第1の電極と、該第1の電極とともに、各溝内部に配置された第2の液
晶層を挟持するように配置され た第2の電極とを有し、該溝部内に配置された第1の電極および第2の電極の制
御によって、該第2の液晶層が 、光学的に透明/不透明
状態の間でスイッチングされて、該バックライトの光が
前記各光導電層に対して選択的に光照射されるようにな
っており、光照射された光導電層によって、その光導電
層が電気的に接続された画素電極とその光導電層が設け
られた前記信号電極とが電気的に接続され、そのことに
よって、前記第1の液晶層が光アドレスされることを特
徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 第1基板と、第2基板と、該第1基板と
該第2基板との間に挟持された第1の液晶層と、 該第1基板の該液晶層側に、表示領域のほぼ全面に設け
られた対向電極と、 該第2基板の該液晶層側に、マトリクス状に配置された
複数の画素電極と、 該画素電極を覆うように、該第2基板に設けられた絶縁
層であるカラーフィルター層と 、該カラーフィルター層上にストライプ状に設けられてお
り、該カラーフィルター層に設 けられたスルーホールを
介して各画素電極と接続された光導電層と、該光導電層上に設けられたストライプ状の信号電極と、 前記各画素電極とともに蓄積容量をそれぞれ形成するよ
うに、前記第2基板の液晶側に 、前記光導電層および信
号電極と直交して配置されており、表面が陽極酸化膜で
覆われたストライプ状のアルミ配線と、 表示のための光を該第2基板を透過させて液晶層に照射
するバックライトと、 該バックライトと該第2基板との間に設けられた複数の
光スイッチング素子とを有し、該複数の光スイッチング素子は、 前記第2基板に対向して配置された第3基板と、 該第3基板に、前記各信号電極とは直交するストライプ
状に形成された複数の溝内部に それぞれストライプ状に
設けられた第1の電極と、該第1の電極とともに、各溝内部に配置された第2の液
晶層を挟持するように配置され た第2の電極とを有し、該溝部内に配置された第1の電極および第2の電極の制
御によって、該第2の液晶層が 、光学的に透明/不透明
状態の間でスイッチングされ、該バックライトの光が前
記各光導電層に対して選択的に光照射されるようになっ
ており、光照射された光導電層によって、その光導電層
が電気的に接続された画素電極とその光導電層上に設け
られた前記信号電極とが電気的に接続され、そのことに
よって、前記第1の液晶層が光アドレスされることを特
徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27038198A JP3473894B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27038198A JP3473894B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000098418A JP2000098418A (ja) | 2000-04-07 |
JP3473894B2 true JP3473894B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=17485476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27038198A Expired - Fee Related JP3473894B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3473894B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5935994B2 (ja) * | 2012-07-06 | 2016-06-15 | イー インク コーポレイション | 画像表示媒体及び画像表示装置 |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP27038198A patent/JP3473894B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000098418A (ja) | 2000-04-07 |
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