JP3473843B2 - 施工面覆工ブロックの成形方法 - Google Patents

施工面覆工ブロックの成形方法

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JP3473843B2 JP2000338605A JP2000338605A JP3473843B2 JP 3473843 B2 JP3473843 B2 JP 3473843B2 JP 2000338605 A JP2000338605 A JP 2000338605A JP 2000338605 A JP2000338605 A JP 2000338605A JP 3473843 B2 JP3473843 B2 JP 3473843B2
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    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/06Moulds with flexible parts
    • B28B7/065Casting in sack or bag like moulds

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  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート製の施
工面覆工ブロックを成形する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開2000−117713号公報に
は、雌型の成形腔部内に自然岩の凹凸形状を付形した可
撓性を有する袋体を配し、該袋体内にコンクリートを充
填し、該コンクリートの内圧により上記袋体を膨らませ
つつ同袋体を上記成形腔部の内表面に馴染せ、上記コン
クリートを硬化させた後に該袋体と共に上記雌型より脱
型し、袋体を除去する施工面覆工ブロックの成形方法が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
使用する成形型の成形腔部の大きさがそのままブロック
の大きさとなり、同一成形型を使用して安定的な据え付
けに必要な重量を任意に付加したブロックを製造するこ
とが困難である問題点や、図8に示すように成形腔部の
開口面においてブロックの最大幅員部Wである平らな据
え付け面18が形成され、施工面の覆工に際し該最大幅
員部Wである平らな据え付け面18を以って設置される
ので、ブロックの周り乃至背後に覆土を充分回し込めな
い問題点を有している。又上記袋体の除去も手間掛かり
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで第1発明の施工面
覆工ブロックの成形方法は、雌型の成形腔部内に配する
袋体が上記成形腔部に規制されない余長端を有し、該余
長端内にコンクリートを更に充填して上記成形腔部で規
制した覆工ブロック本体部を成形しつつ、該成形腔部で
規制しない底部ブロック部を一体に成形する。
【0005】上記袋体の余長端の長さと、該余長端内に
充填するコンクリート量とを調節し、該余長端内で最大
幅員部から径小となる底部ブロック部を形成して、安定
的な据え付けに必要とされる重量を適宜付加すると共
に、該底部ブロック部の周り乃至背後に覆土を充分に回
し込む。
【0006】更に上記袋体として通気通水性を有する生
分解性合成繊維又は天然繊維を編組して成る袋体を用
い、該袋体内に充填せるコンクリートの硬化過程におい
てセメントペーストを該袋体の外表面に滲出せしめ、該
セメントペーストの硬化により外表面に被覆層を形成し
て該被覆層内に上記袋体を一体に埋設し使用に供する。
袋体ごと雌型から脱型しつつ該袋体を除去する手間を省
き、ブロックの成形作業を簡略化する。
【0007】又第2発明においては、上記袋体に着色材
を保有させてブロックの外表面に着色被覆層を形成し、
ブロックの成形と着色とを同時に行い、自然岩を模した
ブロックを容易に成形できるようにする。
【0008】又第1,第2発明においては、上記袋体と
して生分解性合成繊維から成る袋体を用いることによ
り、該袋体をセメントのアルカリと土中又は水中の微生
物により分解し、時間の経過と共にブロックと同化する
ようにして、劣化し分離した袋体が河川に流れ込む等し
て環境汚染を引き起こさないようにする。
【0009】又第1,第2発明においては、上記袋体内
へ上記コンクリートを充填するための袋口の開口具を設
け、該開口具を介して上記袋体内へのコンクリートの充
填を行い、該コンクリートの充填作業を容易にする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の施工面覆工ブロック1の
成形方法を図1乃至図7に基づき説明する。
【0011】上記施工面覆工ブロック1は地面や路面の
覆工や、河川の護岸壁,河川床,土手の覆工、擁壁の構
築、公園や庭園への敷設等の施工面の覆工に用いられる
自然岩の形状を模した擬岩、玉石等のコンクリート製の
ブロックをいう。又上記コンクリートは流動状のセメン
ト混練物を意味し、セメントと砂と砂利から成るもの
や、砂利を含まないモルタル、発泡コンクリート等を含
む。
【0012】図1Aに示すように、雌型2は上方に向け
て開口する成形腔部3を備え、該成形腔部3内にコンク
リート6を充填する柔軟性を有する袋体4を配置する。
上記成形腔部3は目的とする施工面覆工ブロック1の形
状と大きさに従って形成された凹所である。
【0013】図1に示すように雌型2の上面で上記成形
腔部3を終端させるか、又は図7に示すように、成形腔
部3の上縁から連続的に斜め上方へ向けて遮水面23を
立ち上げて、該遮水面23により袋体4内に充填したコ
ンクリート6の水分及びセメントペーストの横流れを防
止する。
【0014】上記袋体4としては図2Aに示すように、
コンクリート6を充填する袋口7を備えた有底の袋体を
用いる。
【0015】上記袋体4は図2Bに示すように、平シー
ト状に展開され、該シートの周縁を絞る手段を設けるこ
とにより袋状に形成する。例えばシートの周縁に沿って
通挿した紐8を絞ることにより上記袋口7を有する袋体
を形成する。
【0016】又上記袋体4として、上記成形腔部3の内
表面に対し良馴性を有する、即ち柔軟性を有する天然繊
維又は合成繊維を編組して成る通気通水性を有する織布
を用いる。
【0017】この袋体4は充填されるコンクリート6に
よって膨らみ、コンクリートを入れない定常時には、扁
平に折りたたむことができる。上記袋体4の柔軟性によ
り、雌型1の成形腔部3の形状を適正に再現した施工面
覆工ブロック1を形成することができる。
【0018】上記成形腔部3に対する良馴性をより高め
るために、柔軟性に加え伸縮性を併せ持つ袋体4を用い
る。
【0019】この柔軟性と伸縮性とを併有する袋体4
は、充填されたコンクリート6の内圧で上記袋体4が伸
長し、同袋体4が成形腔部3の内表面5の形状に倣って
膨らむため、成形腔部3の内表面5の微細な形状をも適
正に再現した施工面覆工ブロック1を成形することがで
きる。
【0020】次に図1Bに示すように、上記袋口7から
上記袋体4内に、流動コンクリート6を充填し、上記袋
体4の柔軟性によって、該コンクリート6の内圧で袋体
4を膨らませ、同袋体4を上記成形腔部3の内表面5に
馴染せる。つまり袋体4の外形を成形腔部3で規制して
覆工ブロック本体部9を成形する。
【0021】図1,図7Aに示すように上記コンクリー
ト6を成形腔部3の終端(開口面3a)に達するまで充
填するか、又は図7Bに示すように、成形腔部3の終端
(開口面3a)に達しないレベルまで充填して、所要の
大きさの覆工ブロック本体部9を成形する。該覆工ブロ
ック本体部9の底部が覆工ブロック1の最大幅員部Wと
なる。
【0022】上記成形腔部3内において該成形腔部3に
規制されつつコンクリート6が充填された袋体4は、該
成形腔部3に規制されない余長端4aを有する。該余長
端4aの端部は上記コンクリート6を充填する袋口7で
ある。
【0023】上記コンクリート6の充填に続けて図1C
に示すように、コンクリート6を上記成形腔部3で規制
せずに上記余長端4a内に更に充填する。上記柔軟性と
伸縮性とを併せ持つ袋体4を用いて、余長端4aを上方
へ伸長させつつ、所要の高さまでコンクリート6を充填
する。
【0024】上記余長端4a内に充填されたコンクリー
ト6は該余長端4aにより外形を保持し、上記成形腔部
3で規制されその形状に倣い成形される覆工ブロック本
体部9の底部に、同成形腔部3で規制せずに余長端4a
内にて底部ブロック部10を成形する。該覆工ブロック
本体部9と底部ブロック部10とは最大幅員部Wにより
隔てられる。
【0025】上記コンクリート6を充填していない袋体
4の余長端4aの袋口残留端4bを同図中に鎖線で示す
支持棒24に吊持し、該支持棒24にコンクリート6を
充填した袋体4を吊り下げ状態にして、上記コンクリー
ト6を硬化せしめる。又は支持棒24にフック等の掛止
具を取り付け、該掛止具により上記コンクリート6が充
填された袋体4を吊り下げ状態にする。
【0026】上記袋体4の吊り下げにより上記成形腔部
3で規制しない余長端4aの緊張状態を保ち、該余長端
4a内の流動コンクリート6の側方への膨出を抑制す
る。上記吊り下げとは、袋体4を空中に持ち上げて成形
腔部3の内表面5から離すことを意味しない。
【0027】上記通気通水性を有する袋体4を用い、該
袋体4内に充填されたコンクリート6の硬化過程におい
て、図3に示すように、セメントペーストが該袋体4の
織り目から外表面へと滲出する。
【0028】該滲出せるセメントペーストの硬化により
上記袋体4の外表面、即ちブロック1の外表面に被覆層
6aが形成され、該被覆層6a内に袋体4が一体に埋設
されたブロック1を成形する。上記通気通水性を有する
袋体4を用いて成形されたブロック1は、該袋体4を被
覆層6a内に一体に埋設したまま使用に供する。
【0029】上記被覆層6a内に埋設させる袋体4とし
て、生分解性合成繊維から成る袋体を用いる。生分解性
合成繊維の一例として、トウモロコシ等のデンプンから
得られる乳酸を原料にしたポリ乳酸繊維であるカネボウ
合繊株式会社製のラクトロン(登録商標)を用いる。又
はトウモロコシ以外の生分解性合成繊維を用いる。
【0030】上記生分解性合成繊維から成る袋体4は、
セメントのアルカリにより容易に劣化し、更には土中又
は水中の微生物の働きにより炭酸ガスと水とに分解され
コンクリート6と同化してしまうため、該袋体4を上記
被覆層6a内に一体に埋設したまま、即ち該袋体4を除
去せずにブロック1を使用しても、袋体の繊維が劣化し
分離して河川に流れ込む等の環境汚染を引き起こす心配
がない。
【0031】次に図1Dに示すように、硬化したコンク
リート6を袋体4と共に上記雌型2より脱型し、所定の
形状を有する施工面覆工ブロック1を形成する。上記袋
体4のコンクリートが充填されていない袋口残留端4b
を引き上げることにより、施工面覆工ブロック1を雌型
2から容易に脱型することができる。
【0032】上記支持棒24に袋口残留端4bを吊持し
た吊り下げ状態で硬化を促した場合には、該支持棒24
を上昇させて、上記吊り下げ状態のまま上記脱型を行
う。上記袋口残留端4bは脱型後に図示のように切断す
るか、又は切断せずにそのままでもよい。
【0033】図1Eに示すように、上記余長端4a内で
成形された最大幅員部Wから径小となる底部ブロック部
10を施工面17に据え付け、該底部ブロック部10の
周囲に覆土17′(土又は砂等)を充分にまわし込んで
該底部ブロック部10を埋込み、覆工ブロック本体部9
を表出して施工面17を安定的に覆工する。
【0034】従来、雌型2のみを用いて自然岩を模した
ブロックを成形する場合には、図8Aに示すように、成
形腔部3の開口面3aにおいて最大幅員部Wとなるフラ
ットな底面18が形成され、該底面18を据え付けて設
置するため、ブロック1の周囲と背面に充分な覆土1
7′(土又は砂)を回し込めず、設置の安定性を確保し
難く、重量確保が困難であった。
【0035】又本発明の施工面覆工ブロック1と同様
に、覆工ブロック本体部9と底部ブロック部10を有す
るブロック1を成形せんとする場合には、図8Bに示す
ように、注入口20を有する分割型21を用いねばなら
ず、コスト高となる問題点を有している。
【0036】上記底部ブロック部10の大きさは使用す
る袋体4の余長端4aの長さと、コンクリート6の充填
量とによって自由に設定でき、該底部ブロック部10を
大きさくすることで、施工面覆工ブロック1の覆工ブロ
ック本体部9の外形はそのままで、ブロック1の安定な
設置に必要な重量を任意に付加することができる。即
ち、雌型2を交換せずに、使用条件に適した様々な容積
や重量を有する施工面覆工ブロック1を成形することが
できる。
【0037】又上記施工面覆工ブロック1は通気通水性
を有する袋体4を用い、ブロック1の外表面に形成され
た被覆層6a内に該袋体4を埋設したまま使用に供し、
袋体4の除去の手間を省くことができる。
【0038】図4Aに示すように、上記コンクリート6
の充填に供される袋体4に着色材11を保有させて、袋
体4の外表面に着色被覆層6a′を形成し、成形と同時
に施工面覆工ブロック1に着色を施す。
【0039】例えば、上記袋体4として通気通水性を有
する織布を用い、該袋体4に顔料等の着色材11を保有
させる。具体的な手段としては、袋体を顔料等の着色材
11の溶解液に浸着して、織布に着色材11を染み込ま
せる。或いは袋体に着色材11を塗布するか、或いはく
い込ませる。
【0040】上記着色材11は施工面覆工ブロック1の
着色に用いられるものであればどのようなものでも良い
が、無機、有機の顔料又は染料を用いる。
【0041】図4Bに示すように、水分を含んだセメン
トペーストが、袋体4の織り目等から滲出し上記被覆層
6aが形成される過程で、その水分に袋体4に保有され
ている着色材11が溶出し、該袋体4の外表面に着色被
覆層6a′が形成される。即ち、施工面覆工ブロック1
の成形と同時にブロック1の外表面に着色が施される。
【0042】又上記袋体4へコンクリート6を注入する
手段として、袋口7に開口具13を設け、該開口具13
を介して袋体内へのコンクリートの充填を行う。上記開
口具13として例えば漏斗19を用い、該漏斗19を袋
口内に嵌め込んで、該袋口の外周に締結リング22を嵌
め込み、該漏斗19により袋口7の開口状態を維持しつ
つコンクリート6を注入する。
【0043】又は図5A,Bに示すように、上記開口具
13として上記袋口7にリング等を取り付ける。例えば
図5Aに示すように、上記袋口7の内周に内嵌リング1
3aを取り付けると共に、同袋口7の外周に外嵌リング
13bを取り付ける。
【0044】上記両リング13a,13bにて袋体4の
袋口開口縁部を挟持し、袋口7に剛性を付与してその開
口状態を安定的に保持せしめ、該袋口7からのコンクリ
ート6の充填を容易にする。又は図5Bに示すように、
伸縮性を有する袋体4を用いた場合には、上記内嵌リン
グ13aのみを取り付け、袋口7の開口状態を保持する
こともできる。
【0045】又上記構成に加え図4Aに示すように、上
記コンクリート6が完全に硬化する前に、上記袋口7か
らU字形金具等の引留具14を挿入し、又は袋体4を刺
し貫いて該引留具14の一部をコンクリート6内に埋込
みして、底部ブロック部10に引留具14を一体に取り
付ける。
【0046】上記コンクリート6が硬化した後、引留具
14を格子組みされた金属線材で形成したネット15の
経糸15a又は緯糸15b又はその双方に通し掛けに
し、出願人が特公平7−11121号に示す、複数の施
工面覆工ブロック1を一体に取り付けたブロックユニッ
トを形成する。
【0047】又は未硬化状態の施工面覆工ブロック1上
にネット15を設置し、上記引留具14をネット15の
経糸15a,緯糸15bに通し掛けにしつつ、該引留具
14の端部を未硬化のコンクリート6内に差し込んでお
き、コンクリート6が硬化した後、ネット15と一体化
した複数の施工面覆工ブロック1を、雌型2より袋体4
ごと脱型して上記ブロックユニットを形成する。
【0048】図6Aに示すように、一つの施工面覆工ブ
ロック1に一つの引留具14を取り付け、該引留具14
をネット15の経糸15a又は緯糸15b又はその双方
に通し掛けにする。
【0049】又は図6Bに示すように、図6Aに含まれ
る変形例として、上記引留具14の一端を隣接する一方
の施工面覆工ブロック1内に埋込み、同他端を他方の施
工面覆工ブロック1内に埋込んで上記ブロックユニット
を形成する。
【0050】上記ブロックユニットはネット15を施工
面17へ敷設して、上記各施工面覆工ブロック1間に覆
土17′(土又は砂等)を打ち込んで設置する。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、袋体と雌型とを併用す
ることにより、成形腔部で規制して表出せる覆工ブロッ
ク本体部の外形と大きさを維持しつつ、該成形腔部で規
制せずに袋体の余長端内にて径小の底部ブロック部を形
成し、該底部ブロック部の大きさを調整して安定的な設
置に必要なブロック全体の重量を確保すると共に、該底
部ブロック部に覆土を充分まわし込む。
【0052】又通気通水性を有する袋体を用いることに
より、袋体の外表面に滲出したセメントペーストにより
被覆層を形成し、該被覆層内に袋体を一体に埋設して該
袋体の除去を要せずそのまま使用に供することができ
る。
【0053】又生分解性合成繊維製の袋体を用い、上記
被覆層内に袋体を一体に埋め込んだ状態で環境に悪影響
なく使用できる施工面覆工ブロックを成形する。
【0054】又袋体に保有させた着色材により、ブロッ
クの外表面に着色被覆層を形成し、施工面覆工ブロック
の表面全体を成形と同時に着色する。
【図面の簡単な説明】
【図1】A乃至Eは本発明の施工面覆工ブロックの成形
方法を工程順に示した断面図。
【図2】Aは織布等で形成された通気通水性を有する袋
体を、Bはシート状に展開し得る袋体を夫々示す斜視
図。
【図3】通気通水性の袋体を用い、該袋体の表面に被覆
層を形成した状態を示す拡大断面図。
【図4】Aは上記袋体に着色材を含有させた状態を示す
断面図、Bは同要部拡大断面図。
【図5】Aは上記袋体の開口具として袋口に内嵌リング
と外嵌リングを取り付けた状態を示す要部拡大断面図、
Bは同袋口に内嵌リングのみを取り付けた状態を一部切
欠して示す斜視図、Cは同袋口に漏斗を取り付けた状態
を示す要部拡大断面図。
【図6】Aは施工面覆工ブロックを一体に埋込んだ引留
具を介してネットに取り付けた状態を示し、Bは2個の
施工面覆工ブロックを一つの引留具を介してネットに取
り付けた状態を示す側面図。
【図7】Aは成形腔部内を満たした状態で覆工ブロック
本体部と底部ブロック部とを一体成形し、Bは成形腔部
内を満たさずに同覆工ブロック本体部と底部ブロック部
とを一体成形した状態を示す断面図。
【図8】Aは従来の雌型のみを使用したフラットな底面
を有する施工面覆工ブロックの成形方法を示し、Bは分
割型を用いて同ブロックを立体付形する成形方法を示す
断面図。
【符号の説明】
1 施工面覆工ブロック 2 雌型 3 成形腔部 3a 開口面 4 袋体 4a 余長端 4b 袋口残留端 5 内表面 6 コンクリート 6a 被覆層 6a′ 着色被覆層 7 袋口 8 紐 9 覆工ブロック本体部 10 底部ブロック部 11 着色材 13 開口具 13a 内嵌リング 13b 外嵌リング 14 引留具 15 ネット 15a 経糸 15b 緯糸 17 施工面 17′ 覆土 18 据え付け面 19 漏斗 20 注入口 21 分割型 22 締結リング 23 遮水面 24 支持棒 w 最大幅員部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B28B 7/34 B28B 7/34 F 23/00 23/00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 1/14 B28B 7/00 - 7/46 B65B 1/00 - 3/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雌型の成形腔部内に生分解性合成繊維又は
    天然繊維を編組して成る袋体を配し、該袋体内にコンク
    リートを充填し、該充填コンクリートの内圧により上記
    袋体を膨らませつつ同袋体を上記成形腔部の内表面に馴
    染せて覆工ブロック本体部を成形すると共に、上記袋体
    の上記成形腔部に規制されない余長端内に上記コンクリ
    ートを充填して上記覆工ブロック本体部の底部に底部ブ
    ロック部を成形し、更に上記覆工ブロック本体部と底部
    ブロック部のコンクリートの硬化過程においてセメント
    ペーストを上記袋体の織り目から外表面に滲出せしめ、
    該セメントペーストの硬化により同外表面に被覆層を形
    成して該被覆層の内側に上記袋体を一体に埋設し、該埋
    設状態で施工面覆工に供することを特徴とする施工面覆
    工ブロックの成形方法。
  2. 【請求項2】雌型の成形腔部内に生分解性合成繊維又は
    天然繊維を編組して成る袋体を配し、該袋体に着色材を
    保有せしめ、該袋体内にコンクリートを充填し、該充填
    コンクリートの内圧により上記袋体を膨らませつつ同袋
    体を上記成形腔部の内表面に馴染せて覆工ブロック本体
    部を成形すると共に、上記袋体の上記成形腔部に規制さ
    れない余長端内に上記コンクリートを充填して上記覆工
    ブロック本体部の底部に底部ブロック部を成形し、更に
    上記覆工ブロック本体部と底部ブロック部のコンクリー
    トの硬化過程においてセメントペーストを上記着色材と
    共に上記袋体の織り目から外表面に滲出せしめ、該セメ
    ントペーストの硬化により同外表面に着色被覆層を形成
    して該着色被覆層の内側に上記袋体を一体に埋設し、該
    埋設状態で施工面覆工に供することを特徴とする施工面
    覆工ブロックの成形方法。
  3. 【請求項3】上記袋体内へ上記コンクリートを充填する
    ための袋口の開口具を設け、該開口具を介して上記袋体
    内へのコンクリートの充填を行うことを特徴とする請求
    項1又は2記載の施工面覆工ブロックの成形方法。
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