JP3473764B2 - 並列データ伝送制御方式および並列データ伝送制御装置 - Google Patents
並列データ伝送制御方式および並列データ伝送制御装置Info
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Description
を行う並列データ伝送制御方式、並列データ送信制御装
置及び並列データ受信制御装置に関する。
が高く効率のよい高速データ通信が可能な伝送制御手順
の一つとして、ハイレベル・データリンク制御手順(H
DLC)が使用されている。HDLCでは、データ信号
をフラグ”7Eh”(ビット列”01111110”)で挟んで
送信するフラグ同期方式を採用しており、論理値1(”
1”)が6個連続するのはフラグだけであり、仮に”
1”が6個以上連続するデータがあった場合には5個目
の”1”の次に論理値0(”0”)を強制的に挿入して
伝送し、受信側では”1”が5個連続した後の”0”は
削除するという操作を行ってデータとフラグを混同しな
いようにしている。これにより、データのトランスペア
レンシを確保できる。
順序番号が付けられ、効率のよい双方向伝送が実現でき
る。さらに、全てのフレームには、フレームチェックシ
ーケンス(FCS)というビット誤り検出用のビット列
が付加され、誤りが検出されるとデータを再送信する等
の処理が行われる。これにより、信頼性が高く効率のよ
い高速データ通信が可能になる。
HDLC伝送制御方式はシリアル伝送処理を行うため、
WAN(Wide Area Network)インタフェースとして、
同期デジタル・ハイアラーキ(SDH)等のデジタル・
ハイアラーキと接続される場合、155.52MHzの
高速クロックでデータを処理している。したがって、結
果として高速回路設計技術及び高度なレイアウト技術、
さらには高性能デバイスが要求され、厳しい制限を受け
るという問題点があった。
制御手順と同等な制御手順を採用して、データを並列伝
送する方式が開発されている(例えば、特開昭62−2
78833号公報、特開昭63−300644号公報、
特開平3−26136号公報、特開平4−104619
号公報、特開平6−268709号公報参照)。しかし
ながら、従来のHDLC伝送制御方式は、フラグ”7E
h”に対してデータ中に”1”が連続5ビット発生した
場合、1ビット”0”を挿入または削除を行っている。
したがって、HDLC制御装置における”0”挿入及
び”0”削除の回数が最大となった場合でもFIFO
(First In First Out)においてパケットロスが発生し
ないようにするためには、MAC(Media Access Contr
ol)スイッチチップからの回線レートを5/6とする必
要があるが、データのスループットが5/6%(≒0.
83%)に抑えられてしまうという問題点があった。よ
って、前記公報に記載された並列データ伝送制御では、
高効率なデータ伝送が困難という問題があった。
易に扱うことができるようにすると共に、HDLC伝送
制御方式における”0”挿入のようなオーバーヘッドを
少なくして、効率の高いデータ伝送を行えるようにする
ことを課題としている。
た並列データに対してスクランブル処理を行い並列デー
タとして出力するスクランブル処理手段と、前記スクラ
ンブル処理手段からの各並列データに対して誤り検出用
のビット列を付加し並列データとして出力する誤り検出
ビット生成手段と、前記誤り検出ビット生成手段からの
並列データ中に所定数連続する論理値1のビットが存在
するとき論理値0を挿入し並列データとして出力するビ
ット挿入手段と、前記ビット挿入手段からの並列データ
にフラグを付加して並列データとして出力するフラグ生
成手段とを備えて成ることを特徴とする並列データ送信
制御装置と、前記スクランブル処理された並列データを
受信し各並列データからフラグを削除して並列データと
して出力するフラグ削除手段と、前記フラグ削除手段か
らの並列データ中に挿入された論理値0を削除して並列
データとして出力するビット削除手段と、前記ビット削
除手段からの並列データ中の誤り検出用のビット列に基
づいて各並列データの誤りを検出する誤り検出手段と、
前記誤り検出手段からの並列データに対して、前記スク
ランブル処理に対応するディスクランブラ処理を行い並
列データとして出力するディスクランブル処理手段とを
備えて成ることを特徴とする並列データ受信制御装置と
を備えて成ることを特徴とする並列データ伝送制御方式
が提供される。
ブル処理手段は受信した並列データに対してスクランブ
ル処理を行い並列データとして出力し、誤り検出ビット
生成手段は前記スクランブル処理手段からの各並列デー
タに対して誤り検出用のビット列を付加し並列データと
して出力し、ビット挿入手段は前記誤り検出ビット生成
手段からの並列データ中に所定数連続する論理値1のビ
ットが存在するとき論理値0を挿入し並列データとして
出力し、フラグ生成手段は前記ビット挿入手段からの並
列データにフラグを付加して並列データとして出力す
る。
除手段は前記スクランブル処理された並列データを受信
し各並列データからフラグを削除して並列データとして
出力し、ビット削除手段は前記フラグ削除手段からの並
列データ中に挿入された論理値0を削除して並列データ
として出力し、誤り検出手段は前記ビット削除手段から
の並列データ中の誤り検出用のビット列に基づいて各並
列データの誤りを検出し、ディスクランブル処理手段は
前記誤り検出手段からの並列データに対して、前記スク
ランブル処理に対応するディスクランブラ処理を行い並
列データとして出力する。
前記スクランブル処理手段、出力する誤り検出ビット生
成手段、ビット挿入手段およびフラグ生成手段の中のい
ずれかの処理が同時に発生した場合に後段の処理を優先
させる第1の優先処理制御手段を備えて成るように構成
してもよい。また、前記並列データ受信制御装置は、フ
ラグ削除手段、ビット削除手段、誤り検出手段、ディス
クランブル処理手段の中のいずれかの処理が同時に発生
した場合に後段の処理を優先させる第2の優先処理制御
手段を備えて成るように構成してもよい。
タに対してスクランブル処理を行い並列データとして出
力するスクランブル処理手段と、前記スクランブル処理
手段からの各並列データに対して誤り検出用のビット列
を付加し並列データとして出力する誤り検出ビット生成
手段と、前記誤り検出ビット生成手段からの並列データ
中に所定数連続する論理値1のビットが存在するとき論
理値0を挿入し並列データとして出力する挿入手段と、
前記挿入手段からの並列データにフラグを付加して並列
データとして出力するフラグ生成手段とを備えて成るこ
とを特徴とする並列データ送信制御装置が提供される。
タに対してスクランブル処理を行い並列データとして出
力し、誤り検出ビット生成手段は前記スクランブル処理
手段からの各並列データに対して誤り検出用のビット列
を付加し並列データとして出力し、ビット挿入手段は前
記誤り検出ビット生成手段からの並列データ中に所定数
連続する論理値1のビットが存在するとき論理値0を挿
入し並列データとして出力し、フラグ生成手段は前記ビ
ット挿入手段からの並列データにフラグを付加して並列
データとして出力する。ここで、前記スクランブル処理
手段、出力する誤り検出ビット生成手段、ビット挿入手
段およびフラグ生成手段の中のいずれかの処理が同時に
発生した場合に後段の処理を優先させる優先処理制御手
段を備えて成るように構成してもよい。
された並列データを受信し各並列データからフラグを削
除して並列データとして出力するフラグ削除手段と、前
記フラグ削除手段からの並列データ中に挿入された論理
値0を削除して並列データとして出力する削除手段と、
前記削除手段からの並列データ中の誤り検出用のビット
列に基づいて各並列データの誤りを検出する誤り検出手
段と、前記誤り検出手段からの並列データに対して、前
記スクランブル処理に対応するディスクランブラ処理を
行い並列データとして出力するディスクランブル処理手
段とを備えて成ることを特徴とする並列データ受信制御
装置が提供される。
れた並列データを受信し各列データからフラグを削除し
て並列データとして出力し、ビット削除手段は前記フラ
グ削除手段からの並列データ中に挿入された論理値0を
削除して並列データとして出力し、誤り検出手段は前記
ビット削除手段からの並列データ中の誤り検出用のビッ
ト列に基づいて各列データの誤りを検出し、ディスクラ
ンブル処理手段は前記誤り検出手段からの並列データに
対して、前記スクランブル処理に対応するディスクラン
ブラ処理を行い並列データとして出力する。ここで、前
記フラグ削除手段、前記ビット削除手段、前記誤り検出
手段、前記ディスクランブル処理手段の中のいずれかの
処理が同時に発生した場合に後段の処理を優先させる優
先処理制御手段を備えて成るように構成してもよい。
実施の形態に係る並列データ伝送制御方式および並列デ
ータ送信制御装置及び並列データ受信制御装置について
説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る並列デー
タ伝送制御方式に使用する並列データ送信制御装置1及
び並列データ受信制御装置7を示すブロック図である。
並列データ送信制御装置1及び並列データ受信制御装置
7は、一つのデジタル通信制御装置、例えば回線終端装
置(DSU;Digital Service Unit)内に設けられてい
る。並列データ送信制御装置1及び並列データ受信制御
装置7は、基本的には、HDLC伝送制御手順と同等な
制御手順を採用してデータを並列伝送するように構成さ
れた装置である。
である並列データ送信制御装置1には、入力データとし
て4本(チャンネル)の並列データSDI0〜SDI3
が入力される。並列データ送信制御装置1は、並列デー
タに対するスクランブル処理を行うスクランブル処理手
段としての並列データ処理スクランブラ回路2、FCS
を生成して並列データに付加する誤り検出ビット生成手
段としての並列データ処理FCS生成回路3、所定数以
上連続する論理値1(”1”)がある場合に所定番目
の”1”の次に論理値0(”0”)を強制的に挿入する
ビット挿入手段としての並列データ処理”0”挿入回路
4、データ信号を所定のフラグで挟んで出力するフラグ
生成手段としての並列データ処理フラグ生成回路5、及
び、これらの機能ブロック2〜5の処理タイミングの優
先順位を決定する第1の優先処理制御手段としての送信
用優先処理制御回路6を備えている。
列入力データSDI0〜SDI3は、並列データ処理ス
クランブラ回路2、並列データ処理FCS生成回路3、
並列データ処理”0”挿入回路4、並列データ処理フラ
グ生成回路5の順に並列に処理され、並列データ送信制
御装置1の出力データSDO0〜SDO3として出力さ
れる。また、各機能ブロック2〜5においてデータを処
理する過程で同時動作が発生した場合、送信用優先処理
制御回路6によって優先順位が決定され、データロスな
く処理が行われる。
列データ受信制御装置7には、入力データとして4本
(チャンネル)の並列データRDI0〜RDI3が入力
される。並列データ受信制御装置内7は、入力された信
号に含まれるフラグを削除するフラグ削除手段としての
並列データ処理フラグ削除回路8、強制的に挿入され
た”0”を削除するビット削除手段としての並列データ
処理”0”削除回路9、入力された信号の誤り検出を行
う誤り検出手段としての並列データ処理FCSエラー検
出回路10、入力された並列データに対するディスクラ
ンブル処理を行うディスクランブル処理手段としての並
列データ処理ディスクランブラ回路11、及び、これら
の機能ブロック8〜11の処理タイミングの優先順位を
決定する第2の優先処理制御手段としての受信用優先処
理制御回路12を備えている。
並列入力データRDI0〜RDI3は、並列データ処理
フラグ削除回路8、並列データ処理”0”削除回路9、
並列データ処理FCSエラー検出回路10、並列データ
処理ディスクランブラ回路11の順に並列に処理され、
データ受信制御装置内7の出力データRDO0〜RDO
3として出力される。また、各機能ブロック8〜11に
おいてデータを処理する過程で同時動作が発生した場
合、受信用優先処理制御回路12によって優先順位が決
定され、データロスなく処理が行われる。
列データ処理ディスクランブラ回路11の生成多項式
は、論理値0(”0”)の挿入を行うデータの最大長に
対して、十分に長い周期を有するものが望ましい。例え
ばイーサネット(登録商標)フレームでの最大データ長
は1534バイト(12272ビット)であり、それに
対して十分に長い周期をとり、次数として23程度が適
当であり、例えば生成多項式としてX 23+X18+1
が使用できる。
データ処理FCSエラー検出処理回路10は、既存のH
DLCプロトコルの処理において4ビット並列にデータ
を処理していることと同じである。具体的には、既存の
HDLCプロトコルにおけるFCS生成回路及びエラー
検出回路は、シリアルデータのCRC(Cyclic Redunda
ncy Check)演算を行っているため、本実施の形態では
同じ生成多項式X16+X12+X5+1を持つ並列デ
ータ処理CRC演算回路を実現している。並列データ処
理”0”挿入回路4及び並列データ処理”0”削除回路
9は、各々、データ部及びFCS部において”1”が連
続した場合に、並列に1ビットの”0”の挿入処理、並
列に1ビット”0”の削除を行う。
ラグ部において連続する”1”のビット数よりも1つ少
ない数とすることが望ましく、本実施の形態のフラグ
(下記参照)の場合では4本の信号同時に”1”が発生
するビット数は12ビットとなるため、1つ少ない数の
11ビットとなる。これをシリアルデータとして表現す
ると4本×11ビット=44ビットとなり、”1”が4
4ビット連続した場合に、並列データ処理”0”挿入回
路4はシリアルに”0”を4ビット挿入し、並列データ
処理”0”削除回路9はシリアルに”0”を4ビット削
除するということになる。
ータ処理フラグ削除回路8で、各々、生成付加、削除さ
れるフラグは、既存のHDLCプロトコルのフラグ”7
Eh”(ビット列”01111110”)に対して連続する”
1”を十分に長く取り、例えば”7FFFFFFFFF
FFFEh”(ビット列”0111+1×48個+1110”)と
する。但し、前記フラグ生成回路5及びフラグ削除回路
8は並列データ処理回路であるため、前記フラグ”7F
FFFFFFFFFFFEh”を4本の信号で共有する
ことになる。具体的には、SDO0〜SDO3及びRD
I0〜RDI3の各信号におけるフラグは次の通りとな
る。
目〜4行目(0111)→左から2列目の1行目〜4行
目(1111)→左から3列目の1行目〜4行目(11
11)→左から4列目の1行目〜4行目(1111)→
・・・・・→右から4列目の1行目〜4行目(111
1)→右から3列目の1行目〜4行目(1111)→右
から2列目の1行目〜4行目(1111)→最右列の1
行目〜4行目(1110)の順に並んでいる、即ち、フ
ラグはビット列”0111+1×48個+1110”によって構成
されている。
〜11はフリップフロップ回路(図示せず)を備えてお
り又、各機能ブロック2〜5、各機能ブロック8〜11
内に存在する前記全フリップフロップ回路はイネーブル
付きフリップフロップで構成されており、送信用優先処
理制御回路6及び受信用優先処理制御回路12は、各
々、前記各フリップフロップのイネーブル信号を制御す
ることで優先順位付けを行い、各機能ブロック2〜5、
各機能ブロック8〜11の同時動作を制御している。
は、データ処理は、並列データ処理スクランブラ回路
2、並列データ処理FCS生成回路3、並列データ処
理”0”挿入回路4、並列データ処理フラグ生成回路5
の順に処理するが、これらの機能ブロック2〜5の中の
複数の機能ブロックに同時処理が発生した場合、同時処
理が発生した機能ブロックの中の後段に位置する機能ブ
ロックが処理を完了するまで前段の機能ブロックの処理
を停止させ、これによってデータロスの発生を防止す
る。
は、データ処理は、並列データ処理フラグ削除回路8、
並列データ処理”0”削除回路9、並列データ処理FC
Sエラー検出回路10、並列データ処理ディスクランブ
ラ回路11の順に処理するが、これらの機能ブロック8
〜11の中の複数の機能ブロックに同時処理が発生した
場合、同時処理が発生した機能ブロックの中の後段に位
置する機能ブロックが処理を完了するまで前段の機能ブ
ロックの処理を停止させ、これによってデータロスの発
生を防止する。
送制御方式の並列データ送信制御装置1におけるデータ
フォーマットの変化を示す図である。1つの送信ユニッ
トのデータは伝送チャンネル数(本実施の形態では4チ
ャンネル)に分割され、4本の並列入力信号SDI0〜
SDI3として並列データ処理スクランブラ回路2に入
力される。並列入力データ信号SDI0〜SDI3は、
後述するように、前記フラグによって挟まれて送信され
る。
列のSDI0のビット、最左列のSDI1のビット、最
左列のSDI2のビット、最左列のSDI3のビット、
左から2列目のSDI0のビット、左から2列目のSD
I1のビット、左から2列目のSDI2のビット、左か
ら2列目のSDI3のビット、・・・・・、右から2列
目のSDI0のビット、右から2列目のSDI1のビッ
ト、右から2列目のSDI2のビット、右から2列目の
SDI3のビット、最右列のSDI0のビット、最右列
のSDI1のビット、最右列のSDI2のビット、最右
列のSDI3のビットの順に配列されている。
の入力信号SDI0〜SDI3は、生成多項式X23+
X18+1によって全てのデータがスクランブルされ
て、信号SCR0〜SCR3として並列データ処理FC
S生成回路3に出力される。スクランブルされた信号S
CR0〜SCR3は、並列データ処理FCS生成回路3
によって、生成多項式X16+X12+X5+1のCR
C演算が行われる。そして、この演算結果がFCSとし
て信号SCR0〜SCR3の末尾に付加され、信号FC
S0〜FCS3として並列データ処理”0”挿入回路4
に出力される。
に、各1本当たりの信号について”1”が11ビット連
続して発生した場合、並列データ処理”0”挿入回路4
によって、フラグと区別するために各1本当たりの信号
について”0”が1ビット挿入されて、信号INS0〜
INS3として並列データ処理フラグ生成回路5に出力
される。最後に、出力信号INS0〜INS3は、並列
データ処理フラグ生成回路5によって、先頭と末尾に並
列にフラグが付加され、データ送信制御装置1の出力信
号SDO0〜SDO3として出力される。
付加されるフラグは、前述したように、4本の並列信号
全体で”7FFFFFFFFFFFFEh”となる。ま
た、前記各機能ブロック2〜5の一連の動作において同
時動作が発生した場合、送信用優先処理制御回路6によ
り、前記各機能ブロック2〜5を構成する全イネーブル
付きフリップフロップ回路のイネーブル信号を制御する
ことで各機能ブロック2〜5の同時動作を制御してい
る。
挿入回路4における”0”挿入処理動作と並列データ処
理フラグ生成回路5におけるフラグ付加処理動作が同時
に発生した場合、送信用優先処理制御回路6によってフ
ラグ付加処理動作が優先され、”0”挿入処理動作はフ
ラグ付加動作が終了するまで停止するように制御され
る。つまり、4本並列にフラグ付加動作を行い、動作が
終了した時点で4本並列に”0”挿入動作を開始するよ
うに送信用優先処理制御回路6で制御される。
御方式のデータ受信制御装置7におけるデータフォーマ
ットの変化を示す図である。並列データ処理フラグ削除
回路8によって、4本の入力信号RDI0〜RDI3の
先頭と末尾に付加されているフラグが削除されて、信号
FLGD0〜FLGD3として並列データ処理”0”削
除回路9に出力される。次に、信号FLGD0〜FLG
D3は、並列データ処理”0”削除回路9によって、送
信制御装置1の並列データ処理”0”挿入回路4におい
てスクランブルデータ及びFCS部に並列に挿入された
1ビットの”0”信号が削除され、信号DEL0〜DE
L3として並列データ処理FCSエラー検出回路10に
出力される。
ータ処理FCSエラー検出回路10によって、並列デー
タ処理FCS生成回路3におけるものと同一の生成多項
式X 16+X12+X5+1のCRC演算が行われ、こ
の演算結果と送信制御装置1の並列データ処理FCS生
成回路3において付加されたFCS部のデータとを比較
することで伝送路エラーをチェックしている。
は、比較結果にエラーがない場合、FCS部を削除し
て、信号FCSD0〜FCSD3として並列データ処理
ディスクランブラ回路11に出力する。一方、並列デー
タ処理FCSエラー検出回路10は、比較結果にエラー
を発見した場合は、アラームを通知しデータを廃棄す
る。前記アラームは前記通信制御装置内の中央処理装置
(CPU(図示せず))に伝送され、アラームに対処す
る所定の処理が行われる。最後に、並列データ処理ディ
スクランブラ回路11において、並列データ処理スクラ
ンブラ回路2におけるものと同一の生成多項式X23+
X18+1によって全てのデータがディスクランブルさ
れ、即ち、並列データ処理スクランブラ回路2に対応す
るディスクランブル処理が行われ、データ受信制御装置
7の出力信号RDO0〜RDO3として出力されること
になる。
の動作において同時動作が発生した場合、受信用優先処
理制御回路12により、前記各機能ブロック8〜11を
構成する全イネーブル付きフリップフロップ回路のイネ
ーブル信号を制御することで各機能ブロック8〜11の
同時動作を制御している。具体的には、例えば並列デー
タ処理フラグ削除回路8におけるフラグ削除動作と並列
データ処理”0”削除回路9における”0”削除動作が
同時に発生した場合、受信用優先処理制御回路12によ
ってフラグ削除動作が優先され、”0”削除動作はフラ
グ削除動作が終了するまで停止するように制御される。
つまり、4本並列にフラグ削除動作を行い、動作が終了
した時点で4本並列に”0”削除動作を開始する。
御方式に使用する並列データ送信制御装置1及び並列デ
ータ受信制御装置7を備えた通信制御装置(例えば、D
SU)19とイーサネット側及びWAN側との接続関係
を示すブロック図である。イーサネット13とWAN1
6との間でデータを伝送する場合、インタフェースとし
てMII(Media Independent Interface)を採用する
場合が多く、MIIを実現している専用デバイスとして
MAC(Media Access Control)スイッチチップが存在
する。また、イーサネット13とWAN16との間でデ
ータを伝送する場合のデータ伝送制御手順として、HD
LCプロトコルが最もポピュラーな方式である。
送信用MACスイッチチップ14により、MIIインタ
フェースに対応した4本の並列データに変換される。次
に、送信用FIFO(First In First Out)メモリ15
においてデータのフロー制御を行う。次に、並列データ
送信制御装置1において、4本の並列データをHDLC
プロトコルに則った4本の並列データに変換する。そし
て、最終的にこの並列データをWAN16であるSDH
(Synchronous Digital Hierarchy)等のディジタルハ
イアラーキへ出力する。
のデータの伝送は、次の通りとなる。即ち、並列データ
受信制御装置7において、前述の如くしてデータのみか
らなる4本の並列データに変換する。次に、受信用FI
FOメモリ17においてデータのフロー制御を行う。次
にMACスイッチチップ18によりイーサネット13側
データに変換され出力される。
る並列データ伝送制御方式は、既存のハイレベル伝送制
御手順HDLC(High level Data Link Control)プロ
トコルに対して、伝送データを並列信号として扱い、並
列信号として処理することにより、高速クロックによる
高速回路設計が不要となり、結果としてディジタルハイ
アラーキに容易に対応できることを特徴としている。
機能ブロックに優先処理制御機能を存在させ、HDLC
プロトコルに則ったフォーマット化及び終端時の各機能
ブロックの同時動作を制御することを特徴としている。
また、HDLCプロトコルに対するフラグにおける連続
する”1”のビット数を増加させ、フラグの連続する”
1”のビット数から1少ない数分”1”が連続した場合
に、データ部及びFCS(Frame Check Sequence)部に
おいて”0”挿入の処理を行うことを特徴としている。
は、並列処理スクランブラ回路2によりHDLCプロト
コルに則ったフォーマット化を行う前のデータに対して
スクランブル処理を行い、一方、並列データ受信制御装
置7においては、並列データ処理ディスクランブラ回路
11によって、HDLCによる終端を行った後のデータ
に対して、並列データ処理スクランブラ回路2のスクラ
ンブル処理を元に戻すディスクランブル処理を行うこと
により、”0”挿入が発生することによるオーバーヘッ
ド増加の確率を極力少なくすることができ、結果として
伝送効率を高めることができることを特徴としている。
タ伝送制御方式、並列データ送信制御装置1、並列デー
タ受信制御装置7によれば、入力データを並列処理する
ことにより、ディジタルハイアラーキとのインタフェー
スが容易に実現できる。即ち、ハイビットレートのデー
タを容易に扱うことが可能になる。例えば、WANイン
タフェースにSDH等のディジタルハイアラーキが接続
された場合、シリアルデータではデータ伝送制御装置を
155.52MHz動作させなければならないが、4ビ
ット並列データ処理とすることで1/4の38.88M
Hz動作でデータ処理がきることになり、回路設計及び
レイアウト設計を容易に行うことが可能となる。
制御方式、並列データ送信制御装置1、並列データ受信
制御装置7によれば、データをスクランブルし、さらに
フラグパターンを”7FFFFFFFFFFFFEh”
のように拡張することにより、HDLC伝送制御方式の
ような”0”挿入の確率を極力少なくすることができ、
効率の高いデータ伝送を行うことが可能になる。
生する確率は0.5であり、データ中に”1”が44回
(1本当たり11回)連続して発生する確率は(0.
5)4 4である。常にデータ通信が行われているとする
と、データレートをf(MHz)としてデータ中に”
1”が44回連続して発生することは、244/(f×
106)秒に1回である。例えばfを155.52MH
zとすると、31.42時間に1回となる。
により、データは入力データにも依存するが、マーク率
1/2のランダムデータとなり”1”が44回連続して
発生する確率は極めて少なくなる。スクランブラの生成
多項式は、例えばイーサネットフレームの場合最大デー
タ長は1534バイト(12272ビット)であり、そ
れに対して十分に長い周期である次数として23の生成
多項式X23+X18+1が適当である。
ータを容易に扱うことができるようにすると共に、HD
LC伝送制御方式における”0”挿入のようなオーバー
ヘッドを少なくして、効率の高いデータ伝送を行うこと
が可能になる。また、処理タイミングを制御することに
よってデータロスの発生を防止することが可能になる。
御方式に使用するデータ送信制御装置及びデータ受信制
御装置を示すブロック図である。
御方式に使用するデータフォーマットの変化を示す図で
ある。
御方式に使用するデータフォーマットの変化を示す図で
ある。
御方式に使用する並列データ送信制御装置及び並列デー
タ受信制御装置とイーサネット側及びWAN側との接続
関係を示すブロック図である。
スクランブラ回路 3・・・誤り検出ビット生成手段としての並列データ処
理FCS生成回路 4・・・ビット挿入手段としての並列データ処理”0”
挿入回路 5・・・フラグ生成手段としての並列データ処理フラグ
生成回路 6・・・第1の優先処理制御手段としての送信用優先処
理制御回路 7・・・並列データ受信制御装置 8・・・フラグ削除手段としての並列データ処理フラグ
削除回路 9・・・ビット削除手段としての並列データ処理”0”
削除回路 10・・・誤り検出手段としての並列データ処理FCS
エラー検出回路 11・・・ディスクランブル処理手段としての並列デー
タ処理ディスクランブラ回路 12・・・第2の優先処理制御手段としての受信用優先
処理制御回路 13・・・イーサネット 14・・・送信用MACスイッチチップ 15・・・送信用FIFO 16・・・WAN(ディジタルハイアラーキ) 17・・・受信用FIFO 18・・・受信用MACスイッチチップ 19・・・通信制御装置
Claims (7)
- 【請求項1】 受信した並列データに対してスクランブ
ル処理を行い並列データとして出力するスクランブル処
理手段と、前記スクランブル処理手段からの各並列デー
タに対して誤り検出用のビット列を付加し並列データと
して出力する誤り検出ビット生成手段と、前記誤り検出
ビット生成手段からの並列データ中に所定数連続する論
理値1のビットが存在するとき論理値0を挿入し並列デ
ータとして出力するビット挿入手段と、前記ビット挿入
手段からの並列データにフラグを付加して並列データと
して出力するフラグ生成手段とを備えて成ることを特徴
とする並列データ送信制御装置と、 前記スクランブル処理された並列データを受信し各並列
データからフラグを削除して並列データとして出力する
フラグ削除手段と、前記フラグ削除手段からの並列デー
タ中に挿入された論理値0を削除して並列データとして
出力するビット削除手段と、前記ビット削除手段からの
並列データ中の誤り検出用のビット列に基づいて各並列
データの誤りを検出する誤り検出手段と、前記誤り検出
手段からの並列データに対して、前記スクランブル処理
に対応するディスクランブラ処理を行い並列データとし
て出力するディスクランブル処理手段とを備えて成るこ
とを特徴とする並列データ受信制御装置とを備えて成る
ことを特徴とする並列データ伝送制御方式。 - 【請求項2】 前記並列データ送信制御装置は、前記ス
クランブル処理手段、出力する誤り検出ビット生成手
段、ビット挿入手段およびフラグ生成手段の中のいずれ
かの処理が同時に発生した場合に後段の処理を優先させ
る第1の優先処理制御手段を備えて成ることを特徴とす
る請求項1記載の並列データ伝送制御方式。 - 【請求項3】 前記並列データ受信制御装置は、フラグ
削除手段、ビット削除手段、誤り検出手段、ディスクラ
ンブル処理手段の中のいずれかの処理が同時に発生した
場合に後段の処理を優先させる第2の優先処理制御手段
を備えて成ることを特徴とする請求項1又は2記載の並
列データ伝送制御方式。 - 【請求項4】 受信した並列データに対してスクランブ
ル処理を行い並列データとして出力するスクランブル処
理手段と、前記スクランブル処理手段からの各並列デー
タに対して誤り検出用のビット列を付加し並列データと
して出力する誤り検出ビット生成手段と、前記誤り検出
ビット生成手段からの並列データ中に所定数連続する論
理値1のビットが存在するとき論理値0を挿入し並列デ
ータとして出力する挿入手段と、前記挿入手段からの並
列データにフラグを付加して並列データとして出力する
フラグ生成手段とを備えて成ることを特徴とする並列デ
ータ送信制御装置。 - 【請求項5】 前記スクランブル処理手段、出力する誤
り検出ビット生成手段、ビット挿入手段およびフラグ生
成手段の中のいずれかの処理が同時に発生した場合に後
段の処理を優先させる優先処理制御手段を備えて成るこ
とを特徴とする請求項4記載の並列データ送信制御装
置。 - 【請求項6】 スクランブル処理された並列データを受
信し各並列データからフラグを削除して並列データとし
て出力するフラグ削除手段と、前記フラグ削除手段から
の並列データ中に挿入された論理値0を削除して並列デ
ータとして出力する削除手段と、前記削除手段からの並
列データ中の誤り検出用のビット列に基づいて各並列デ
ータの誤りを検出する誤り検出手段と、前記誤り検出手
段からの並列データに対して、前記スクランブル処理に
対応するディスクランブラ処理を行い並列データとして
出力するディスクランブル処理手段とを備えて成ること
を特徴とする並列データ受信制御装置。 - 【請求項7】 前記フラグ削除手段、前記ビット削除手
段、前記誤り検出手段、前記ディスクランブル処理手段
の中のいずれかの処理が同時に発生した場合に後段の処
理を優先させる優先処理制御手段を備えて成ることを特
徴とする請求項6記載の並列データ受信制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001148951A JP3473764B2 (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | 並列データ伝送制御方式および並列データ伝送制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001148951A JP3473764B2 (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | 並列データ伝送制御方式および並列データ伝送制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002344556A JP2002344556A (ja) | 2002-11-29 |
JP3473764B2 true JP3473764B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=18994183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001148951A Expired - Lifetime JP3473764B2 (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | 並列データ伝送制御方式および並列データ伝送制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3473764B2 (ja) |
-
2001
- 2001-05-18 JP JP2001148951A patent/JP3473764B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002344556A (ja) | 2002-11-29 |
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