JP3473119B2 - モータ回転数制御用トリガスイッチ - Google Patents
モータ回転数制御用トリガスイッチInfo
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Description
御用トリガスイッチ(以下、単に、「トリガスイッチ」
と略称する)に関し、特に操作スイッチの操作に応じて
作動するトリガスイッチに関する。 【0002】 【従来の技術】従来よりかかるトリガスイッチは、拳銃
型の構造のものが多く、引き金に相当する操作スイッチ
の操作に応じて回転数を変化させるモータを具備してい
る。この操作スイッチが操作されると、その変位量すな
わちストロークに連動して摺動するボリュームにより、
内部の電気回路のバイアス電圧を変化させ、モータに印
加するパルス電圧のデューティ比を変化させて、モータ
の回転数を制御している。 【0003】図6は、従来のモータ駆動回路の回路図で
ある。図6において、ボリュームVR1はトリガスイッ
チの操作スイッチ(図示せず)と連動して摺動し、ボリ
ュームVR1の両方の固定端子C及びDに印加される電
圧を任意の比に分圧して可動端子Aから送出する。電圧
設定部(電圧設定回路)21はこの分圧電圧に基づい
て、抵抗R1,R3,R4により設定電圧であるスレッ
ショルド電圧VH の設定信号V2を生成する。三角波発
振器3はコンデンサC1とともに所定周期の三角波信号
V3を発生する。コンパレータ4はこの設定信号V2と
三角波信号V3とを比較して比較出力信号V4を送出す
る。スイッチング回路5は、この比較出力信号V4によ
り、モータ9を駆動するスイッチングトランジスタTR
1を駆動する信号を出力する。 【0004】次に、このモータ駆動回路の動作について
説明する。トリガスイッチの操作スイッチ(図示せず)
を引いて操作すると、まず、スイッチ1のブレーク接点
6がオフとなり、モータ9のブレーキを解除する。さら
に操作スイッチを引くと、スイッチ1のメイク接点7が
オンとなって電源E1から直流電圧V1が印加される。
すると、回路の各部に電源が供給され三角波信号V3と
設定信号V2が比較される。そして三角波信号V3の電
圧がスレッショルド電圧VH 以上のとき、すなわち設定
信号V2の電圧以上のとき、スイッチングトランジスタ
TR1がオンとなってモータ9に電流が流れる。従っ
て、スレッショルド電圧VH に応じた出力デューティ比
(以下単に「デューティ比」という)のパルス信号によ
ってスイッチングトランジスタTR1がオンとなる。デ
ューティ比が大きいほどモータ9に流れる平均電流が多
くなり、モータ9は高速回転することになる。一方、設
定信号V2のスレッショルド電圧VH は操作スイッチの
引き量(ストローク)に連動しているので、操作スイッ
チのストロークによってモータ9の回転を調整すること
ができる。更に操作スイッチを引くとスイッチ2のメイ
ク接点8がオンとなり、電源E1が直接モータ9に印加
され、モータ9は最高速度でフル回転する。 【0005】図7は図6におけるボリュームVR1の従
来例の構造を示す図である。図7において符号C,D及
びAは図6における固定端子C,D及び可動端子Aに対
応している。可動電極であるブラシ10は、導体領域1
1、抵抗領域13、導体領域12を有し、固定端子C及
びDに接続されている固定電極と、可動端子Aに接続さ
れている他の固定電極14の範囲を摺動する。すなわち
ブラシ10は2つの固定電極を接続する構造となってい
る。ブラシ10が導体領域11を摺動しているときは、
コンパレータ4の入力である設定信号V2の電圧は電源
E1からの直流電圧V1を抵抗R3及びR4の比で分圧
した値、すなわち最大値となるので比較出力信号V4は
0vであり、スイッチングトランジスタTR1はオンと
ならず、ブラシ10の摺動位置にかかわらずモータ9は
停止状態となっている。 【0006】操作スイッチのストロークが増えてブラシ
10が抵抗領域13を摺動する場合は、その摺動する位
置に応じて設定信号V2の電圧が低下する。従って、そ
の低下する電圧値すなわち操作スイッチのストロークに
応じて比較出力信号V4のパルスのデューティ比が変化
し、モータ9の回転数が次第に上昇する。すなわちこの
抵抗領域13の範囲は全変速領域となる。 【0007】さらに操作スイッチのストロークが大きく
なりブラシ10が導体領域12を摺動する場合は、設定
信号V2の電圧は0vとなるので、比較出力信号V4の
パルスのデューティ比が100%、すなわちスイッチン
グトランジスタTR1が連続的にオンとなり、ブラシ1
0の摺動位置にかかわらずモータ9は一定速度で回転す
る。さらに操作スイッチのストロークを大きくすると、
上記したようにスイッチ2のメイク接点8が閉じて、モ
ータ9には電源E1が直接印加されてモータ9は最高速
度でフル回転する。 【0008】従って、トリガスイッチの操作スイッチの
操作量であるストロークを調整することにより、作業工
程に応じた使い方ができる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のトリガスイッチにおいては、操作スイッチの操作範囲
が全変速領域であるにもかかわらず、実際にモータが回
転しなかったり、作業に適した所定の回転数に達しない
という問題があった。 【0010】図4は操作スイッチのストロークに対する
比較出力信号V4の発生の様子を示す図である。図4
(a)において設定信号V2の電圧が三角波信号V3を
超えるときに、図4(b)に示すように、比較出力信号
V4がアクティブな信号となる。なお、ここでt0は操
作スイッチの引き始めの時間、t1は回転調整領域(図
7の抵抗領域13)に達した時間、t2はスイッチ2の
メイク接点8がオンとなる時間である。この図4(b)
で明らかなように、全変速領域の最初の部分で比較出力
信号V4が発生しなかったり所定の回転数に達するまで
のデューティ比が得られない。 【0011】図5に操作スイッチのストロークに対する
モータの回転数を示す。図5の一点鎖線で示すものが従
来のトリガスイッチの特性である。この図でストローク
位置がS0のときにスイッチ1のメイク接点7がオンと
なり、ストローク位置がS1のとき全変速領域Sに達
し、ストローク位置がS3のときにスイッチ2のメイク
接点8がオンとなる。また、この図で回転数がNaの範
囲にあるときが適切に作業を行なうことができる有効回
転範囲である。 【0012】この図5で明らかなように、従来のトリガ
スイッチの特性は、ストローク位置が全変速領域Sに達
しているにもかかわらず、さらにストローク位置がS2
に達するまではモータは回転せず、「うなり音」を発し
ている。また、回転が始まってもすぐには有効回転範囲
Naに達しない。したがって、ストローク位置がSbの
区間は作業に寄与できない無効変速領域となり、有効変
速領域Saの範囲が狭く、作業の効率低下を招くという
問題があった。 【0013】本発明はかかる従来のトリガスイッチの欠
点を解決するものであり、有効変速領域を広げて作業効
率の向上を図ることのできる優れたトリガスイッチを提
供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明に係るトリガスイ
ッチは上記の目的を達成するために、操作スイッチと、
導体で形成された第1の導体領域(11)及び第2の導
体領域(12)、当該第1および第2の導体領域間に配
置された抵抗領域(13)、前記操作スイッチの操作量
に応じて前記第1ないし第2の導体領域間を摺動する第
1の可動電極(10)を有するボリューム(VR1)
と、前記第1および第2の導体領域と前記抵抗領域のそ
れぞれに対向して配置されかつ相互に電気的に分離した
第1乃至第3の固定電極(14a,14b,14c)
と、前記第1の可動電極に連動する第2の可動電極(1
0)とを有する切替えスイッチ(2a)であって、前記
第1の可動電極(10)が前記第1の導体領域(11)
に接触しているときは該第2の可動電極(10)は第1
の固定電極(14a)に接触し、前記第1の可動電極
(10)が前記抵抗領域(13)に接触しているときは
該第2の可動電極(10)は第2の固定電極(14b)
に接触し、前記第1の可動電極(10)が前記第2の導
体領域(12)に接触しているときは該第2の可動電極
(10)は第3の固定電極(14c)に接触し、前記第
1乃至第3の固定電極を切り替える際には隣接する2つ
の固定電極を短絡させつつ切り替えるように構成されて
いる切替えスイッチ(2a)と、前記操作スイッチの操
作時に前記第1および第2の導体領域間に電源電圧を印
加するスイッチ(7)と、電源電圧を分圧する分圧回路
(R1,R2,R3)と、抵抗(R2)とを備え、前記
第1の可動電極(10)が前記第1の導体領域(11)
を摺動しているときは前記分圧回路の所定箇所を前記第
1の導体領域(11)に接続し、前記第1の可動電極
(10)が前記抵抗領域(13)に接続しているときは
前記所定箇所を前記抵抗(R2)を介して前記抵抗領域
(13)に接続し、前記第1の可動電極(10)が前記
第2の導体領域(12)に接触しているときは前記所定
箇所を前記第2の導体領域(12)に接続するように回
路構成して電圧設定回路(2)とし、前記電圧設定回路
(2)の出力電圧をモータ回転速度指令とすることによ
り、前記第1の可動電極(10)が前記第1の導体領域
(11)から前記抵抗領域(13)に移行するとき前記
モータを停止状態から所定の回転数に急激に上昇させ、
前記第1の可動電極(10)が前記抵抗領域(13)に
接触しているときは前記操作スイッチの操作量に応じた
回転数で前記モータを回転させ、前記第1の可動電極
(10)が前記抵抗領域(13)から前記第2の導体領
域(12)に移行するとき前記モータの回転数を最大回
転数に急激に上昇させるように構成したことを特徴とす
る。 【0015】 【作用】したがって本発明によれば、作業に有効な回転
数から回転を開始することにより、有効な全変速領域を
広げることができ、トリガスイッチの作業効率の向上を
図ることができる。 【0016】 【実施例】以下、本発明のトリガスイッチの実施例につ
いて図1ないし図5を参照して詳細に説明する。 【0017】図1は本発明のモータ駆動回路の回路図で
ある。図1において、ボリュームVR1はトリガスイッ
チの操作スイッチと連動して摺動し、ボリュームVR1
の両方の固定端子C及びDに印加される電圧を任意の比
に分圧して可動端子Aから送出する。電圧設定部(電圧
設定回路)20はこの分圧電圧に基づいて、抵抗R2,
切替えスイッチを構成するスイッチ2a,抵抗R1,R
3,R4により設定電圧であるスレッショルド電圧VH
の設定信号V2´を生成する、このスイッチ2aはボリ
ュームVR1とともに同一のプリント基板上に構成され
ている(これについては後述する)。 【0018】三角波発振器3はコンデンサC1とともに
所定周期の三角波信号V3を発生する。コンパレータ4
はこの設定信号V2´と三角波信号V3とを比較して比
較出力信号V4を送出する。スイッチング回路5は、こ
の比較出力信号V4により、モータ9を駆動するスイッ
チングトランジスタTR1を駆動する信号を出力する。 【0019】次に、この本発明によるモータ駆動回路の
動作について説明する。トリガスイッチの操作スイッチ
(図示せず)を引いて操作すると、まず、スイッチ1の
ブレーク接点6がオフとなり、モータ9のブレーキを解
除する。さらに操作スイッチを引くと、スイッチ1のメ
イク接点7がオンとなり電源E1から直流電圧V1が印
加される。すると、回路の各部に電源が供給され、三角
波信号V3と設定信号V2´が比較される。そして三角
波信号V3の電圧がスレッショルド電圧VH 以上のとき
スイッチングトランジスタTR1がオンとなってモータ
9に電流が流れる。従って、スレッショルド電圧VH す
なわち設定信号V2´の電圧に応じたデューティ比のパ
ルス信号によってスイッチングトランジスタTR1がオ
ンとなる。デューティ比が大きいほどモータ9に流れる
平均電流が多くなり、モータ9は高速回転することにな
る。一方、設定信号V2´の電圧は操作スイッチのスト
ロークに連動しているので、操作スイッチのストローク
によってモータ9の回転を調整することができる。更に
操作スイッチを引くとスイッチ2のメイク接点8がオン
となり、電源E1が直接モータ9に印加され、モータ9
は最高速度でフル回転する。 【0020】図2は図1におけるボリュームVR1及び
電圧設定部20のスイッチ2aの構造を示す図である。
図2において符号B,C,D及びAは図1における固定
端子B,C,D及び可動端子Aに対応している。可動電
極を構成するブラシ10は、導体領域11、抵抗領域1
3、導体領域12を有し、固定端子C及びDに接続され
ている固定電極と、固定端子Bに接続されている固定電
極14aの(ハ)の領域、可動端子Aに接続されている固
定電極14cの(ロ)領域、固定端子Bに接続されている
固定電極14b(イ)の領域の範囲を摺動する。3つの固
定電極14a,14b,14cとの間には隙間があり電
気的に分離している。ブラシ10の幅はこの隙間より若
干広く、ブラシ10が丁度この隙間の中央位置にあると
きはその隣接する2つの領域を短絡する。ブラシ10が
この3つの分離した固定電極14a,14b,14cの
間を摺動することにより、図1における電圧設定部20
のスイッチ2aの切り替えがなされ、ブラシ10がスイ
ッチ2aの可動接点を構成する。すなわち、スイッチ2
aの可動接点が(イ)、(ロ)、(ハ)に接続されている状態
は、図2のブラシ10が固定電極14b,14c,14
aそれぞれの領域(イ)、(ロ)、(ハ)の位置にあることを
意味する。 【0021】ブラシ10の摺動位置すなわちストローク
と比較出力信号V4のデューティ比との関係を図3に示
す。なお、図3において図2と同じ構成のものは同一の
符号で表す。図3において、(a)はストローク対デュ
ーティ比との関係を示す図、(b)はストロークが増加
する場合(操作スイッチを引いた場合)のブラシ10の
摺動する過程を示す図、(c)はストロークが減少する
場合(操作スイッチを戻した場合)のブラシ10の摺動
する過程を示す図である。 【0022】以下、図1,図2,図3を参照して、比較
出力信号V4のデューティ比が変化する様子を説明す
る。まず、操作スイッチを引いた場合、ブラシ10が領
域(ハ)にあるときは、スイッチ2aの固定端子Bは固定
端子Cと接続されるので、コンパレータ4に入力される
設定信号V2´の電圧は電圧V1を抵抗R3及びR4の
比で分圧された最大値の電圧となり、デューティ比は0
%となる。さらにブラシ10が摺動して、固定電極14
cの領域(ロ)に移動すると、スイッチ2aの可動接点
が抵抗R2に接続されたことになり、ボリュームVR1
と抵抗R1ないしR4の回路条件で決定された設定信号
V2´の電圧が三角波信号V3よりも小さくなり、図3
(a)に示すように比較出力信号V4のデューティ比が急
激に上昇する。ブラシ10が領域(ロ)の範囲を摺動す
るときは、図1のボリュームVR1の抵抗値が変化し
て、その摺動位置に比例してデューティ比が次第に上昇
する。そしてブラシ10が領域(ロ)と領域(イ)とに
またがって2つの領域を短絡する位置に達したときは、
図1の固定端子Dとスイッチ2aの固定端子Bとが接続
されるので、設定信号V2´の電圧は0vとなり、図3
(a)に示すようにデューティ比は急激に上昇して10
0%となる。したがって、操作スイッチを引いた場合の
デューティ比の推移は図3の(a)の実線で表すようにな
る。 【0023】次に、操作スイッチを戻した場合には、ブ
ラシ10が領域(イ)から領域(ロ)に移動したとき
に、図3(a)に示すようにデューティ比は100%か
ら急激に下降する。また、ブラシ10が領域(ロ)と領
域(ハ)とにまたがって2つの領域を短絡する位置に達
したときは、図1の固定端子Cとスイッチ2aの固定端
子Bとが接続されるので、設定信号V2´のスレッショ
ルド電圧は最大値となり、図3(a)に示すようにデュ
ーティ比は急激に下降して0%となる。したがって、操
作スイッチを戻した場合のデューティ比の推移は図3
(a)の点線で表わすようになる。 【0024】図1の回路において、スイッチ1及びスイ
ッチ2はモータ9に流れる電流を直接開閉するため、耐
久性を考慮することが必要である。そのため、スイッチ
1及び2には、次の条件をもたせることとした。 【0025】条件1.スイッチ1の投入時及び遮断時の
デューティ比は0%であること。 【0026】条件2.スイッチ2の投入時及び遮断時の
デューティ比は100%であること。 【0027】この条件を満足させるために、スイッチ1
及び2並びにブラシ10との関係を次のように設定し
た。 【0028】設定1.スイッチ1がオン又はオフとなる
ブラシ10の位置は、図3においてブラシ10が領域
(ハ)及び領域(ロ)の双方に接してこれらの領域を短
絡した位置から領域(ハ)側の範囲となっていること。 【0029】設定2.スイッチ2がオン又はオフとなる
ブラシ10の位置は、図3においてブラシ10が領域
(ロ)及び領域(イ)の双方に接してこれらの領域を短
絡した位置から領域(イ)側の範囲となっていること。 【0030】図4は前に説明したように、操作スイッチ
のストロークに対する比較出力信号V4の発生の様子を
示す図である。図4(a)において設定信号V2´の電
圧が三角波信号V3を下回るときに、図4(c)に示す
ように、比較出力信号V4がアクティブな信号となる。
なお、ここでt0は操作スイッチの引き始めの時間、t
1は図2の領域(ハ)から領域(ロ)に移行する時間、
t2はスイッチ2のメイク接点8がオンとなる時間であ
る。この図4(c)で明らかなように、図4(b)の従
来例と比較して、本発明の場合には全変速領域のほとん
どにわたって比較出力信号V4が発生している。 【0031】図5は操作スイッチのストロークに対する
モータの回転数を示す図であるが、図5の実線で示すも
のが本発明のトリガスイッチの特性である。この図でス
トローク位置がS0のときにスイッチ1のメイク接点7
がオンとなり、ストローク位置がS1のとき全変速領域
Sに達し、ストローク位置がS3のときにスイッチ2の
メイク接点8がオンとなる。また、この図で回転数がN
aの範囲にあるときが適切に作業を行なうことができる
有効回転範囲である。 【0032】この図5で明らかなように、本発明のトリ
ガスイッチの特性は、操作スイッチのストローク位置が
全変速領域Sに達した時には一気に有効回転範囲Naに
達している。また、作業に寄与できる有効変速領域Sa
´の範囲が、従来例の有効変速領域Saよりかなり広く
なっている。 【0033】 【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、操作スイッチと、導体で形成された第1の導体領域
(11)及び第2の導体領域(12)、当該第1および
第2の導体領域間に配置された抵抗領域(13)、前記
操作スイッチの操作量に応じて前記第1ないし第2の導
体領域間を摺動する第1の可動電極(10)を有するボ
リューム(VR1)と、前記第1および第2の導体領域
と前記抵抗領域のそれぞれに対向して配置されかつ相互
に電気的に分離した第1乃至第3の固定電極(14a,
14b,14c)と、前記第1の可動電極に連動する第
2の可動電極(10)とを有する切替えスイッチ(2
a)であって、前記第1の可動電極(10)が前記第1
の導体領域(11)に接触しているときは該第2の可動
電極(10)は第1の固定電極(14a)に接触し、前
記第1の可動電極(10)が前記抵抗領域(13)に接
触しているときは該第2の可動電極(10)は第2の固
定電極(14b)に接触し、前記第1の可動電極(1
0)が前記第2の導体領域(12)に接触しているとき
は該第2の可動電極(10)は第3の固定電極(14
c)に接触し、前記第1乃至第3の固定電極を切り替え
る際には隣接する2つの固定電極を短絡させつつ切り替
えるように構成されている切替えスイッチ(2a)と、
前記操作スイッチの操作時に前記第1および第2の導体
領域間に電源電圧を印加するスイッチ(7)と、電源電
圧を分圧する分圧回路(R1,R2,R3)と、抵抗
(R2)とを備え、前記第1の可動電極(10)が前記
第1の導体領域(11)を摺動しているときは前記分圧
回路の所定箇所を前記第1の導体領域(11)に接続
し、前記第1の可動電極(10)が前記抵抗領域(1
3)に接続しているときは前記所定箇所を前記抵抗(R
2)を介して前記抵抗領域(13)に接続し、前記第1
の可動電極(10)が前記第2の導体領域(12)に接
触しているときは前記所定箇所を前記第2の導体領域
(12)に接続するように回路構成して電圧設定回路
(2)とし、前記電圧設定回路(2)の出力電圧をモー
タ回転速度指令とすることにより、前記第1の可動電極
(10)が前記第1の導体領域(11)から前記抵抗領
域(13)に移行するとき前記モータを停止状態から所
定の回転数に急激に上昇させ、前記第1の可動電極(1
0)が前記抵抗領域(13)に接触しているときは前記
操作スイッチの操作量に応じた回転数で前記モータを回
転させ、前記第1の可動電極(10)が前記抵抗領域
(13)から前記第2の導体領域(12)に移行すると
き前記モータの回転数を最大回転数に急激に上昇させる
ように構成したので、作業に有効な回転数から回転を開
始することにより、有効な全変速領域を広げることがで
き、トリガスイッチの作業効率の向上を図ることができ
る。
20のスイッチ2aの構造を示す図である。 【図3】図2のブラシ10の摺動位置すなわちストロー
クと比較出力信号V4のデューティ比との関係を示す図
である。 【図4】操作スイッチのストロークに対する比較出力信
号V4の発生の様子を示す図である。 【図5】操作スイッチのストロークに対するモータの回
転数を示す図である。 【図6】従来のモータ駆動回路の回路図である。 【図7】図6におけるボリュームVR1の従来例の構造
を示す図である。 【符号の説明】1,2 スイッチ 3 三角波発振器 4 コンパレータ 5 スイッチング回路 6 スイッチ1のブレーク接点 7 スイッチ1のメイク接点 8 スイッチ2のメイク接点 9 モータ20 電圧設定部 VR1 ボリューム TR1 スイッチングトランジスタ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 操作スイッチと、 導体で形成された第1の導体領域(11)及び第2の導
体領域(12)、当該第1および第2の導体領域間に配
置された抵抗領域(13)、前記操作スイッチの操作量
に応じて前記第1ないし第2の導体領域間を摺動する第
1の可動電極(10)を有するボリューム(VR1)
と、 前記第1および第2の導体領域と前記抵抗領域のそれぞ
れに対向して配置されかつ相互に電気的に分離した第1
乃至第3の固定電極(14a,14b,14c)と、前
記第1の可動電極に連動する第2の可動電極(10)と
を有する切替えスイッチ(2a)であって、前記第1の
可動電極(10)が前記第1の導体領域(11)に接触
しているときは該第2の可動電極(10)は第1の固定
電極(14a)に接触し、前記第1の可動電極(10)
が前記抵抗領域(13)に接触しているときは該第2の
可動電極(10)は第2の固定電極(14b)に接触
し、前記第1の可動電極(10)が前記第2の導体領域
(12)に接触しているときは該第2の可動電極(1
0)は第3の固定電極(14c)に接触し、前記第1乃
至第3の固定電極を切り替える際には隣接する2つの固
定電極を短絡させつつ切り替えるように構成されている
切替えスイッチ(2a)と、 前記操作スイッチの操作時に前記第1および第2の導体
領域間に電源電圧を印加するスイッチ(7)と、 電源電圧を分圧する分圧回路(R1,R2,R3)と、 抵抗(R2)とを備え、 前記第1の可動電極(10)が前記第1の導体領域(1
1)を摺動しているときは前記分圧回路の所定箇所を前
記第1の導体領域(11)に接続し、前記第1の可動電
極(10)が前記抵抗領域(13)に接続しているとき
は前記所定箇所を前記抵抗(R2)を介して前記抵抗領
域(13)に接続し、前記第1の可動電極(10)が前
記第2の導体領域(12)に接触しているときは前記所
定箇所を前記第2の導体領域(12)に接続するように
回路構成して電圧設定回路(2)とし、 前記電圧設定回路(2)の出力電圧をモータ回転速度指
令とすることにより、前記第1の可動電極(10)が前
記第1の導体領域(11)から前記抵抗領域(13)に
移行するとき前記モータを停止状態から所定の回転数に
急激に上昇させ、前記第1の可動電極(10)が前記抵
抗領域(13)に接触しているときは前記操作スイッチ
の操作量に応じた回転数で前記モータを回転させ、前記
第1の可動電極(10)が前記抵抗領域(13)から前
記第2の導体領域(12)に移行するとき前記モータ の
回転数を最大回転数に急激に上昇させるように構成した
ことを特徴とするモータ回転数制御用トリガスイッチ。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21955994A JP3473119B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | モータ回転数制御用トリガスイッチ |
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EP98112796A EP0877473B1 (en) | 1994-06-10 | 1995-06-07 | DC motor control circuit |
EP95108750A EP0691731A1 (en) | 1994-06-10 | 1995-06-07 | DC motor control circuit |
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CN97102530A CN1056022C (zh) | 1994-06-10 | 1997-02-17 | 直流电机控制电路 |
CN97102529A CN1063297C (zh) | 1994-06-10 | 1997-02-17 | 直流电机控制电路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21955994A JP3473119B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | モータ回転数制御用トリガスイッチ |
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JPH0866084A JPH0866084A (ja) | 1996-03-08 |
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Family
ID=16737411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012076160A (ja) | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Hitachi Koki Co Ltd | 電動工具 |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP21955994A patent/JP3473119B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0866084A (ja) | 1996-03-08 |
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